◆ 日本文化チャンネル桜 8at SKYP◆ 日本文化チャンネル桜 8 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト550:てってーてき名無しさん 08/04/06 15:14:59 30 名前:世界@名無史さん[] 投稿日:04/10/20(水) 16:34:34 紙の酸性と中性 19世紀後半以降20世紀に作られた本は百年もたたないでボロボロに なるのではないかと心配されています。 早くから「図書館の本がだめになる」と指摘されていたが、 70年代にアメリカで現実の問題になり、傷んで貸し出し不能の図書が 増えています。 印刷用紙にはインキの滲み止めの目的でサイズ剤が使われています。 多くは松ヤニ(ロジン)をアルカリで処理し、水溶性にしたものです。 このサイズ剤をパルプにくっつけるのに一番良いものが硫酸アルミニウム (硫酸バンドとも呼ばれる)です。硫酸アルミニウムは水に溶けると 加水分解して酸性を示します。ですから通常は酸性で紙をすいています。 また、すき上げた紙には硫酸イオンが残り紙を酸性にします。 この硫酸イオンは時が経つと繊維を傷め紙をボロボロにします。 硫酸アルミニウムを使わないで中性からアルカリ性でパルプに くっついてインキの滲み止め効果を示す中性サイズ剤が開発され、 この中性サイズ剤を使用してすいた紙が中性紙です。 日本では現在、上質紙の10パーセント以上が中性紙となっています。 コート紙の原紙も中性紙の使用が多くなってきました。 ヨーロッパ諸国では上質紙の40~50パーセントが、 アメリカでは20パーセント位が中性紙です。 中性紙か酸性紙かを見分けるには、食酢に紙の小片を入れて割箸などで 沈めると、中性紙はごく小さな泡がポツリ、ポツリと発生する。 また、紙を燃やして黒い炭化物ができるのは酸性紙で、 白い灰になるのは中性紙です。酸性紙は硫酸イオンがあるので繊維が 炭化します。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch