08/05/25 23:04:11 4O9VtSA80
前スレで少し書いていたものです。
新スレを見つけたので投下します。
『怪獣ガチャポンは侵略兵器?』
「おーい。光太郎さーん」
さわやかな天気のある日、光太郎はパトロール中に自分を呼ぶ声を聞きふりかえっった。
すると十数人くらいの小学生が人だかりを作っているのを見つけ、その近くに手を振る健一の姿を見つけると、
笑って近づき、何をしているかを尋ねた。
「ああ、これは怪獣ガチャポンさ」
「怪獣ガチャポン?」
「そう。光太郎さんにも一つあげるよ」
そういって光太郎に一つわけると健一は説明をはじめた。
怪獣ガチャポンはいま健一の学校で流行っていて、放課後になるとこうして集まっているのだという。
一通りの説明を受けた光太郎はガチャガチャのほうにめを向けると、一人で黙々とガチャガチャをまわす子供がいた。
「ところで健一君あそこでずっとガチャガチャを回している子はだれなんだい?」
「ああ秀一君だね。秀一君は転校してきたばかりなんだけどすごくガチャポンについてくわしいんだ。
でも僕らが遊びに誘おうとするといつも断るんだよ。」
「へぇ・・・。あっ、いけない!パトロールの途中だった!それじゃあ健一くん。ガチャポンありがとう。」
光太郎は秀一がなぜいつも一人でいるか不思議に思いながらもあわててパトロールに戻った。