08/04/17 01:51:02 mfoc4vpq0
295です。>>308-309で予告してあった、栗山千明蜂女のSS、とりあえず前半部分だけ完成しましたので
投下させていただきます。本当なら完成後の方がいいのでしょうが、あまりお待たせするのもどうかと
思いまして。
自分もちぃちゃん大好き人間なので、楽しんで書きました。かなりエロくなり過ぎて反省!です。
ちぃちゃんゴメンね。
それではお楽しみ下さい(^^)。物語の時間軸的には、死神博士の登場直後くらいの設定にしてあります。
タイトルは、「仮面ライダー 第4X話 《悪夢の洗脳映画!美しき改造人間の甘い罠》」といったところで。
351:名無しより愛をこめて
08/04/17 01:51:27 mfoc4vpq0
ひと気の無い夜の国道。フリーカメラマンの一文字隼人は取材を終え、立花オートコーナーに向かって
一路バイクを走らせていた。彼の良き理解者である立花藤兵衛、そしてそこに集う仲間たちとの語らいが、
天涯孤独の身の一文字にとっては貴重な憩いのひとときであった。
突然! 一文字の目の前に、青い服を着た人影がフラフラと飛び出してきた。
「危ない!」急ブレーキをかけ、ハンドルを大きく切って間一髪で人影をかわす一文字。
「何してるんだ! あやうく轢いてしまうところだったじゃないか!」バイクを停め、大声で怒鳴る一文字。
だが人影は、何も聞こえなかったかのようにそのままフラフラと歩み続ける。まるで夢遊病だ。
バイクの前照灯に浮かび上がったその人影は、セットしていない髪を振り乱した、細身の若い女性である。
しかも身にまとってるのはどうやら薄青色のネグリジェ。どう見ても尋常ではない。
「おい、きみ! 一体どうしたんだ!?」
女の様子がただごとではないことに気付いた一文字が、バイクから停めて駆け出し、女の腕を掴んだ。
振り向いたその顔は、清楚な雰囲気の絶世の美女。さすがの一文字も一瞬ドキンと胸が高鳴った。
女は何かに憑かれたようなトロンとした眼で、うわごとのように言った。
「・・・彼女が、・・・彼女がわたしを呼んでいるの・・・」
「・・・彼女?」
「・・・くりや・・・はちお・・・な・・・」
女は、二の腕を掴む一文字の手を振りほどくと、彼を勢いよく突き飛ばした。「うわッ!」
突然のことに、路肩に尻餅をつく一文字。女はそのままフラフラと、夜の闇の中に消えていった。
《・・・驚いたな。改造人間の俺を突き飛ばすなんて、女の人にあんな力が出るものだろうか?》
もはや女の姿は見当たらない。立ち上がり土を払った一文字は、仕方なくバイクに戻り、再びエンジンをふかす。
だが少しも走らないうちに、一文字は今度は、クスンクスンと泣きながら国道を歩いている少女に出会った。
ピンク色の可愛いナイティを着た、小学3年生くらいの愛らしい少女だ。
「きみ。どうしたんだい? こんな時間に?」
「・・・グスン。おねえちゃんが・・・沙夜おねえちゃんが・・・きゅうにいなくなっちゃったの」
352:名無しより愛をこめて
08/04/17 01:51:54 mfoc4vpq0
一文字を突き飛ばしたネグリジェの美女、沙夜は、フラフラとした足取りで、だが迷うことなく、月の光に
煌々と照らされた郊外の道を歩んでゆく。そして町の外れにある、ひと気の無い廃工場の中へと姿を消した。
明かりは壊れた天井から漏れる月の光のみ。深い闇に包まれた無人の工場内を、沙夜は迷わず階段を降り、
地下室へと向かう。
コンクリートが剥き出しになった冷たい床の上を、沙夜が裸足で歩む、ひたひたという音が響く。
工場の最奥部に、いかめしい鉄の扉があった。沙夜はその扉をゆっくりと開き、中に足を踏み入れた。
部屋の中は、廃工場の中とはとても思えない、別世界であった。シャンデリアが煌めき、豊かなドレープと
華麗なロココ風調度に囲まれた、豪奢な空間が拡がっている。
えも言われるかぐわしい、妖しい蜜のような香りが部屋全体に漂っている。
部屋に足を踏み入れた沙夜は、そこでハッと我に返った。周囲を見渡し、その奇妙な光景におびえて叫んだ。
「 ・・・ここは・・・ここは、どこなの?」
部屋の中央には天蓋付きのキングサイズのベッドが置かれ、一人の女がその上に寝そべっていた。
そしてベッドの両側には30人を超える奇妙な姿の女性たちが、直立したままメイドのように立ち並んでいる。
その女たちが、沙夜の方を一斉に見た。
「キャアッ!」
353:名無しより愛をこめて
08/04/17 01:52:19 mfoc4vpq0
微動だにせず居並ぶ女たちの姿は、まことに奇妙なものであった。
その頭部はいずれも、清楚な雰囲気のお嬢様風の、絶世の美女揃いである。だが彼女たちのボディはいずれも、
うぶ毛ひとつ生えていない、なめし皮のように滑らかな、青い皮膚で全身覆われていた。
それは決して衣装ではなかった。引き締まったウェストの中央には臍があり、こんもりと盛り上がった、
毛の生えていない恥丘の中央には、女性のしるし、大切なスリットが縦にくっきりと刻まれている。
そう、彼女たちはあきらかに全裸であった。
彼女たちの手足は、白いエナメル質の長手袋とピンヒールのロングブーツのように、皮膚そのものが変化している。
ボディ全体が青一色に染まる中、乳房だけが蜂の腹部を思わせる、黄色と黒の同心円模様で彩られている。
巨乳の者も控えめな胸の者もいたが、彼女たちの乳房はブラを着けていないにも関わらず重力で垂れることなく
ロケットのように前方に張り出し、まるで別の生き物のように、蛇腹状に淫らな蠕動を繰り返している。
体側には脇腹から太股にかけて、昆虫の気門のような孔がズラリと並び、呼吸とともに開閉を繰り返している。
彼女たちの額には2本の真っ赤な触角が生え、背中からは薄黄色の半透明の羽根が2枚、妖精のように伸びて、
ゆっくりと開閉を繰り返している。
そう、彼女たちの姿は人間女性と蜂をかけ合わせたかのような、一目見て人間ではないとわかる奇妙なものだった。
「・・・ようこそ沙夜。わたしの新しい、可愛い働き蜂さん」
うずくまり、おびえてガクガク震える沙夜に向けて、ベッドの上に寝そべっている女が妖艶な笑みを浮かべながら、
優しく声を掛けた。その声はまだ若い女性のものだったが、女王のような威圧的な響きに満ちていた。
自分の名前が呼ばれたのに驚いて、沙夜はベッドの女を見た。
「・・・あ、あなたは・・・!」
沙夜は驚いて叫んだ。女の顔に、はっきりと見覚えがあったからだ。
ベッドの女も、やはり蜂と人間女性を融合させたボディを持っていた。その女が、沙夜を見つめ、妖しく笑った。
「・・・ウフッ! ウフフフフッ! ・・・アハッ! アハハハハハッ!!」
冷たい笑い声が、廃工場の中にこだました。
354:名無しより愛をこめて
08/04/17 01:53:15 mfoc4vpq0
「・・・じゃあ、繭ちゃんのお姉さんの沙夜さんは、夜、急にベッドから抜け出してどこかに歩き出し、
そのまま消えてしまったわけか」
立花オートコーナーの応接間。夜の国道で一文字に保護された岩本繭という少女に、立花レーシングクラブの
会長である立花藤兵衛が優しく問い掛ける。柔和な笑顔の、人当たりの良い初老の紳士である。
ナイティの上からナイトローブを羽織った少女の背中を、レーシングクラブのスタッフであるエミがゆっくりと
あやすように撫でている。
エミは17歳のハーフの美少女。見掛けによらず合気道と暗号解読のエキスパートで、かつて本郷猛の助手を
していたこともある。
繭という名の少女は、この場の暖かな雰囲気のおかげでだいぶん落ち着いたとはいえ、泣きはらした真っ赤な
目でしきりにしゃくり上げながら、たどたどしく説明をする。
「ヒクッ・・・うん。わたしがよんでも、おねえちゃん、なにもきこえないみたいだった。ただ・・・」
「・・・ただ? どうしたんだい?」
「おねえちゃん、女のひとがわたしをよんでるって、ずっとつぶやいてたの」
「女の人? いったいどんな女の人だい?」
「あのね、ハチみたいなひと、だって」
「蜂みたいな女? いったい何のことだ?」
「はい。ケーキよ繭ちゃん。遠慮せずに食べてね」
エミと同じくクラブのスタッフであるミカが、苺のショートケーキと紅茶を運んできた。占いとカード投げの
達人。エキゾチックな顔立ちのエミとは対照的に、長い黒髪が印象的な純和風の17歳の美少女である。
「ほおら、美味しいわよぉ。遠慮してると無くなっちゃうわよ」
真っ先にケーキの皿を取り、ほおばっているのはスタッフのユリ。20歳を迎えたばかりのショートカットの
美女で、空手3段の格闘技の達人である。
おどけた様子のユリにつられて、繭もようやく泣きやみ、ミカが差し出すスプーンをそっとくわえた。
「おいしい!!」
「でしょう? 遠慮しないでどんどん食べていいのよ」
「あら? ひょっとしてユリったら、わたしたちの分まで食べちゃったの!? ひどぉい! この食いしんぼッ!」
「知らないわよ。最初から3つしか無かったんじゃないの?」
355:名無しより愛をこめて
08/04/17 01:53:49 mfoc4vpq0
そこに、FBI特命捜査官の滝和也を伴って、一文字隼人が現われた。
「おやじさん。警察にも確認してみたんですが、沙夜さんの手掛かりはどこにもありませんね。ただ・・・」
「・・・ただ? ただどうしたんだ?」
「ここんところ続発している、連続美女蒸発事件に関係があるんじゃないかって」
「連続・・・美女蒸発事件? 何だそりゃ?」
滝が口をはさんだ。」
「俺がここ数日、ずっと追い続けている謎の事件ですよ。この1週間の間に、なんと33件もの蒸発事件が
連続して起こってるんです。しかも、消えたのはそろって、お城様風の絶世の美女ばかり」
「美女ばかり? 沙夜さんも、その一人だって言うのか?」
「ええ。女性たちは沙夜さん同様、決まって真夜中に、家から忽然といなくなっているんです。手掛かりは
まったく無し。蒸発した女性たちにも、共通点や接点はまったく無し、と来たもんです。・・・でもねッ!」
「どうした?」
「俺はつきとめたんですよ。蒸発した美女たちはいなくなった前の日に必ず、ある映画を見ていたんです」
「映画ぁ?」
「今話題の『女王蜂』って映画ですよ。栗山千明主演の」
「栗山千明? 誰だそりゃ?」
「まぁ会長ったら、ちあきちゃんを知らないんですかぁ!?」
「あっきれた! 今の日本映画界をしょって立つ、大スターじゃないですか!」
エミとミカの二人が、なじるように藤兵衛に詰め寄る。思わずたじたじとなる藤兵衛。
「・・・なんだお前ら、興奮して。栗山千明ってそんなに有名な女優なのか?」
「もちろん! クールでセクシーで、今の女の子たちに大人気! わたしたち二人とも、ちあきちゃんの昔からの
大ファンなの!」
「実はわたしたちも今日、『女王蜂』を見てきたばかりなんですよ!」
「ああッ! ずるーい! あたしが当番の日に、二人だけでしっかり見てくるなんてさ!」ユリが猛抗議する。
「あたしだってずっとずっと見たかったんだから!」
「ごめぇんユリ! 今度は一緒に行こ! わたし、ちあきちゃんの映画なら何度見たっていいわ!」
エミとミカの二人はボーッと夢見心地になって、自分の肩を抱いたまま悶えるように身を震わせる。
その様子を見て、藤兵衛と滝の二人はダメだこりゃ、とばかりに思わず肩をすくませた。
356:名無しより愛をこめて
08/04/17 01:54:29 mfoc4vpq0
『女王蜂』は新進映画プロダクションのTAWABAエンタテイメントが制作した、今年一番の話題作である。
ハリウッド進出も果たしたクールビューティー、栗山千明の妖艶な魅力を前面に押し出した期待作で、
1週間前の公開と同時に若い女性を中心としたファンが劇場に押し掛け、邦画史上稀にみるヒットを記録していた。
「女王蜂」と言えば、かつて栗山千明も主役をつとめたことがある、横溝正史原作の同名のミステリがあるが、
この映画はそれとは全く関係がない。栗山千明が演じる、廃工場に住む謎の美女によって、金も地位もある
男たちが次々と誘惑され破滅してゆくというストーリーで、社会派風の風刺が効いたユニークな作品である。
映画全編に、今の若者たちにも人気の廃虚趣味にも通じる、ゴシックな耽美趣味が溢れており、ファンタジーと
冷たい現実が溶け合ったクールな世界観が現代人に受け入れられたのだろう。評論家たちはそう分析していた。
特に、天井の壊れた廃工場に置かれたバスタブで、月光に照らされながら全裸の栗山千明が入浴するシーンは、
彼女が体当たりで披露した修正なしのオールヌードが、幻想的な映像で延々と映され、邦画史に残る屈指の
名シーンとして評判を呼んでいた。
357:名無しより愛をこめて
08/04/17 01:54:50 mfoc4vpq0
「おやじさん。ひょっとしたらその映画のフィルムに、何かが仕掛けられているのかも?」
一文字隼人が真剣な表情でつぶやく。
「うむ。わしもそう考えていた、だが上映中の人気映画のフィルム、そう簡単に貸してはもらえんだろう」
「なんとかしてフィルムを入手する方法を、考えなければいけませんね」
「・・・えっへへ!」その時、ソファの裏側から顔を出した者がいる。小学生の石倉五郎である。
いつから隠れていたのか、その頬にはケーキのクリームがこびり付いている、
「ああッ!五郎! さてはわたしたちのケーキ食べたの、あんたでしょ!」
「いいからいいから。・・・ジャーン! 隼人さん、『女王蜂』ってひょっとして、これじゃない!?」
五郎が手にしているのは、ジャケットに「女王蜂」と書かれたDVD。明らかに違法の品である。
「五郎! 一体どうしたんだこんなもの!」
「話題の映画なのに子どもは見られないだろ? 栗山千明のヌードがあるからってさ。だからおれ、今日秋葉原に
行って露店の中国人から買って来たんだよ」
「んもう五郎ったら! こっそりヌードを見るつもりだったのね!」
「でかしだぞ五郎!」一文字が興奮して叫んだ。「頼む。しばらくこいつを貸してくれないか」
「いいよ、隼人さんの頼みなら。・・・でも後で、ちゃんと返してね」
358:名無しより愛をこめて
08/04/17 01:55:16 mfoc4vpq0
「あなたは・・・くりやま・・・ちあき・・・さん?」
廃工場の地下の豪奢な部屋の中。夢遊病のようにここに導かれてきた岩本沙夜が、ベッドの上の女を見て
驚いた様子でたどたどしく言った。
ベッドの上に横たわる女は、人間女性と蜂が融合したかのような、奇妙なボディを持っていた。
だがその顔は、ベッドの両側に居並ぶ美女たちの誰よりも輝かしい、類い稀な美貌を誇っていた。
前髪を一直線に切りそろえた、長くつややかな黒髪。妖艶で鋭い光を宿した、印象的な切れ長の大きな目。
すっきり整ったエキゾチックな雰囲気の鼻筋。そして真っ赤に染まった、かたちの良いくちびる。
そう、ベッドの上の女の顔は、『女王蜂』主演の人気絶頂の映画女優、栗山千明のものに他ならなかった。
だがベッドの上の栗山千明は、クスリと笑って首を振った。
「ううん。わたしはもう、栗山千明じゃないわ。ショッカーの改造手術を受けて、新しく生まれ変わったの。
見て、この身体! 蜂と人間がひとつになった、素敵な身体。今のわたしの名前はショッカーの改造人間・蜂女!」
「・・・蜂女!?」
「そう。そして沙夜。あなたも今から、わたしたち蜂女の仲間入りをするの」
栗山千明が改造された蜂女は、沙夜に向かって獲物を狙う獣のような、鋭いなめるような視線を向けた。
その視線に射すくめられて、沙夜は蛇ににらまれたカエルのように、その場で身動きがとれなくなった。
「・・・ひいッ・・・い、イヤッ!」
目をそむけることはできなかった。意識がクラクラと遠くなり、蜂女の声しか耳に届かなくなった。
蜂女は寝そべったまま両脚をゆっくりと広げた。エナメル製の白い手袋のような手を股間に伸ばし、二本の指で
そっと局所のスリットをこじ開ける。広げた股間、青い肌の中央に真っ赤に花開く、淫らな肉の孔が露わになる。
肉の孔からはピンク色の霧のようなものがモワモワと立ち昇り、部屋中に充満してゆく。
その霧は、人間ならば男女関係なしに作用する、強烈な性フェロモンであった。
359:名無しより愛をこめて
08/04/17 01:55:40 mfoc4vpq0
「・・・あ・・・あ・・・あ!」
霧を吸い込んだ沙夜は、股間が急にうずくのを感じて、あわててネグリジェ越しに股間を手で押さえた。
だがその手が、次第にスリットに沿った摩擦運動へと変わってゆく。
「・・・ああッ・・・ダメ!・・・ダメよ・・・んッ!・・・んッ!」
沙夜の目は薄開きのトロンとしたものに変わり、だらしなく開けた口からは切ないあえぎ声が漏れる。
「さあ、沙夜。こっちにいらっしゃい」
蜂女は、額から伸びた真っ赤な二本の触角を震わせた。沙夜は抵抗できないままフラフラと立ち上がり、
ネグリジェを乱暴に脱ぎ捨てた。ブラを、ショーツを放り捨てて生まれたままの姿になった。白い素肌が、
くびれた細い腰が、そして放漫な乳房が露わになった。
沙夜はハァハァと息を荒げながら、蜂女が待つベッドの中央に向かって四つん這いで獣のように這い進んでいった。
「・・・さあ、沙夜。いらっしゃい。わたしとひとつになり、生まれ変わるのよ」
蜂女は、聖母のような、そして悪魔のような笑みを浮かべて、沙夜を迎え入れた。
沙夜は歓喜の表情を浮かべて、蜂女の広げた腕の中に勢いよく飛び込んだ。そして蜂女の腰と背中に両手を回し、
狂ったように激しく愛撫を繰り返しながら、同心円模様の乳房にむしゃぶりつき、その乳首を強く吸った。
「・・・ん!・・・ん!・・・むふぅ!」
蜂女は自分の人さし指と中指を揃えてしゃぶり、その指を沙夜の秘所へと伸ばした。ちゅぱ、ちゃぷっ!
肉壺を刺激する卑猥な音が響き、沙夜は思わず乳首を吸う口を放し、身体を震わせた。
「・・・あ、アアッ!」
「フフッ。やっぱり処女なのね。沙夜、今からあなたに、女の悦びを教えてあげるわ」
栗山千明が改造された蜂女は、触角を震わせながら、真っ赤に染まったその唇を沙夜の愛らしい唇に重ねた。
360:名無しより愛をこめて
08/04/17 01:57:09 mfoc4vpq0
「・・・はあッ・・・はあッ・・・あふぅ・・・あうん・・・あうぅん・・・あううぅん・・・」
豪奢なベッドの上で、岩本沙夜は栗山千明の頭部を持った蜂女と身体をからめ合いながら、激しくあえいでいた。
沙夜と蜂女は、お互いの舌を激しくからめ合いながら、互いの唾液を吸った。蜂女の唾液は蜜のように甘く、
それを味わうごとに沙夜の身体は熱くほてり、理性が失われていった。
白いエナメルの手袋のような蜂女の細い指が、沙夜の華奢な背中を、くびれた腰を、引き締まった尻を這い回る。
そして女性だけが知る、微妙な性感帯をじらしながら刺激する。
それは、男を知らない沙夜が生まれて初めて味わう、性の饗宴であった。沙夜は理性をかなぐり捨て、
一匹の牝の獣になって全身を貫く快楽の嵐に身を任せ、ひたすら悶え、あえぎ、よがり狂うのだった。
「・・・ああん・・・あうぅん・・・・はうぅん・・・・あうッ!・・・あうッ!・・・はうッ!はうッ!」
沙夜の豊満な乳房は、蜂女の同心円模様の乳房と、乳首のところでひとつに繋がっていた。
蜂女の乳首から伸びた針が、沙夜の乳房の奥深くに挿入されていた。そして蜂の乳房が淫らに蠕動するとともに、
針の中を伝わって生暖かい液体のようなものが、沙夜の乳房の内部にトクン、トクンと注ぎ込まれてゆく。
それは、沙夜の乳房を蜂の乳房に変えるために送り込まれる、改造ナノマシンを含んだ液体であった。
蜂女の乳首から液体が断続的に送り込まれるとともに、沙夜の乳房はぶるんぶるんと震えた。やがて、沙夜の
白い乳房の表面に、黄色と黒の同心円模様がうっすらと浮かび上がってきた。
「・・・はうぅッ! ・・はうぅッ! ・・あン!・・・あン!・・・ああン!・・・あああうぅン!」
361:名無しより愛をこめて
08/04/17 01:57:33 mfoc4vpq0
沙夜と、栗山千明が改造された蜂女は、股間を密着させ、互いの性器を激しく擦り合わせていた。
だが密着した性器の間に、黄色と黒の縞模様の太いパイプのようなものがチラリチラリと覗く。
それは、蜂女が自らの子宮の奥から伸ばした、産卵管であった。先端部が男根に酷似した形状の産卵管は
蜂女の膣を通って顔を出し、沙夜の男を知らぬ、汚れ無き膣の奥深くへと潜り込んでいたのだ。
激しく伸縮と蠕動を繰り返す産卵管は、蜂女と沙夜、二人に同時に快楽を与えながら、先端に開いた小さな孔から
沙夜の子宮めがけて、大量の改造ナノマシンを続々と注ぎ込んでいた。ナノマシンは子宮壁を通って血流に乗り、
沙夜の全身を駆け巡っては、彼女の肉体を人間ではないものに造り変えていった。
そう、蜂女の女王だけが持つ産卵管は、人間の女性を蜂女に改造し、仲間を増やすための生殖器官なのだった。
沙夜の髪、眉、睫毛を除く全身の毛が抜け落ちた。白い肌が、次第に青く染まってゆく。体側に沿って気門の
群れが開き、呼吸とともに開閉を開始する。そして背中から、肉の芽が出るようにして薄黄色の二枚の羽根が、
ゆっくりと姿を現わした。
「・・・はうン!・・はうン!・・・あうン!・・あうン!・・・あうッ!あうッ!あうッ!アッ!アッ!」
ベッドの上で激しくからまり合っているのは、もはや人間の女ではなかった。栗山千明の頭部を持った蜂女と、
岩本沙夜の頭部を持った蜂女、同じ姿の二体の異形の女であった。
二体の蜂女は夢中になってお互いの身体を求め、むさぼり合った。二匹の牝の獣となって、激しくからまり合った。
362:名無しより愛をこめて
08/04/17 01:58:01 mfoc4vpq0
「・・・アウンっ! アウンっ! アウンっ! はうンっ! はううンっ! あう! あう! アウウウーーンっ!!」
やがて、沙夜が絶頂に達した。断末魔の嬌声を上げるとともに、愛らしい額から、真っ赤な触角が二本伸びてきた。
「・・・はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」
息を荒げながら、栗山千明の頭部を持った蜂女は、力がすっかり抜けたもう一体の蜂女から身体を離し、
膝でベッドの上に立った。乳首の針がシュルッと抜けると同時に、かつて岩本沙夜だった蜂女の、同心円模様が
くっきりと浮かび上がった乳房が、ゆっくりと淫らな蠕動を開始した。
二人の股間を繋いでいた黄色と黒の縞模様の産卵管が、蜂女になった沙夜の股間からジュポッ! と引き抜かれ、
栗山千明だった蜂女の股間の奥にズルリと消えていった。
しどけなく広げられた、かつて沙夜だった蜂女の股間からは、紫色の粘液がトロトロとしたたり流れている。
「・・・沙夜、沙夜! 目覚めなさい。わたしの、可愛い、働き蜂さん」
その声に、沙夜だった蜂女はうっすらと目を開けた。そしてゆっくりと起き上がり、ベッドの上に膝で立って
生まれ変わった自分の身体をうっとりと眺めた。
「沙夜。あなたは生まれ変わったの。もう人間じゃない。あなたは改造人間。わたしの可愛い、働き蜂なのよ」
「・・・はい、千明さま。わたしはあなたさまの働き蜂。何なりとお申し付け下さい」
栗山千明の頭部を持った蜂女は、自らの触角を嬉しそうに震わせて、沙夜だった蜂女の触角に触れ合わせた。
363:名無しより愛をこめて
08/04/17 01:58:23 mfoc4vpq0
その時、周囲に居並ぶ蜂女たちの一体が奇妙な機械を抱え、栗山千明だった蜂女の方に歩み寄ってきた。
「千明さま。死神博士から緊急連絡が入っております」
栗山千明の頭部を持った蜂女は、つややかな黒髪をかき上げ、面倒くさそうに言った。
「いいわ。繋いで」
ベッドの上に置かれた円盤状の機械の上端の窓が開き、ショッカー大幹部・死神博士のホログラム映像が
その上に映し出された。白いスーツと黒いマントを粋に着こなした、骸骨のように陰気な初老の男だ。
「蜂女! また働き蜂の数を勝手に増やしおったか! 医務部が、改造ナノマシンの消費が激し過ぎると苦情を
報告しておるぞ! 改造ナノマシンがどれほど高価なものか、貴様にはわかっとるのか!?」
蜂女は横目で死神博士を見ながら、不満そうに鼻を鳴らした。
「いいじゃない。女王蜂は働き蜂を欲しがるもの。わたしをこんなふうに改造したのは、あなたじゃない」
「ものには限度というものがある! いいか、貴様の任務は働き蜂を増やすことではない。映画を見た人間を
超音波で操って一斉蜂起させ、日本を一気に掌握することだ。そのためには映画を見る人間を一人でも増やす
必要がある。働き蜂はそのために使うものであって、貴様の快楽のためにいるのではないのだぞ!」
蜂女はクスリ、と笑い、死神博士に向かって挑発的な視線を向けた。
「わかっているわ、そんなこと。わたしに任せておいてちょうだい。万事うまくやって見せるわ」
「馬鹿者! 戦闘員からの報告によれば、さっき貴様が改造した働き蜂、どうやらアジトに連れて来られる際に
一文字隼人と接触したというではないか! 怪しまれたらどうするつもりだ!」
「心配ご無用。次の手はちゃんと打ってあるの。一文字なんか、罠にかけてすぐに処分してみせるから」
364:名無しより愛をこめて
08/04/17 01:58:48 mfoc4vpq0
蜂女の気の抜けた返事に、死神博士はブツブツとつぶやいた。
「・・・まったく! いつの間にか糞生意気になりおって! 改造される時には、あんなに激しく泣き叫んで
抵抗したというのに」
「ええ。わたしを改造人間にしていただいたこと、こんな素敵な身体を下さったことに関しては、あなたには
とても感謝しているわ、博士。そして、わたしを“女”にして下さったことにもね」
蜂女はそう言うとくびれた腰をくねらせ、改造された蜂の乳房をゆっくりと揉みながら蠱惑的なポーズを取った。
そして舌なめずりをしながら、死神博士に上目使いに挑発的な秋波を送った。
死神博士は首をブルブルと振り、蜂女に向かって吐き捨てるように言った。
「ええい蜂女! あとでわしの私室まで来い! その身体にたっぷりとお仕置きをしてやる!」
「いいわ。あなたこそ今日はわたしの腰使いに、どこまで耐えられるかしら?」
栗山千明は蜂女に改造されると同時に、死神博士によって処女を奪われ、女の悦びを教えられた。それからは
愛人として、朝晩かかさずこの大幹部の性欲を受け止める役を果たしてきた。
だが改造手術によって人間女性の数万倍に高められた蜂女の性欲は、死神博士のそれを遙かに凌駕していた。
彼女は死神博士との情事だけでは満足せず、ショッカー組織内の性交可能な男性怪人すべてを誘惑し、最高度の
セックス機能を発揮すべくチューニングされたその肉体の魅力で、すっかり虜にしてしまった。死神博士自身も、
蜂女の引き締まった肢体を求める自分を理性で押しとどめることが、もはやできなくなりかけていた。
大幹部として高圧的な口をききながらも、死神博士は既に、蜂女によって支配権を握られているも同様であった。
死神博士のイライラの原因はそこにあった。ショッカー組織そのものが、この一人の我侭な女性改造人間によって
翻弄されつつあったのだ。
死神博士は一方的に通信を切った。蜂女はニヤリと不敵な笑いを浮かべ、それから大声で笑った。
「フフッ! ウフフフフッ! アハハハハハッ!」
365:名無しより愛をこめて
08/04/17 01:59:20 mfoc4vpq0
城南大学心理学部、映像心理学研究室。五郎が手に入れた「女王蜂」のDVDの解析が終わったとの報せを受けた
一文字隼人は、急いで依頼先の仁科教授のもとに向かった。
「では、やはりこの映画には仕掛けが施されているんですね!?」
「うむ。間違いないよ一文字君。解析の結果、音声の中には3万ヘルツの超音波による信号が、映像の中には
サブリミナルなパターンが検出された。映画を見た人間は自分では気付かないが、無意識のうちにこれらの
信号の影響下に置かれるものと思われる」
「いったい、どんな影響なんです!?」
「マウスを使って実験した結果、3万ヘルツ付近の特定の周波数の超音波に、妙に過敏になることがわかった。
超音波を聞かせたとたん、深い催眠状態に陥ったんだよ。おそらくこの映画を見た人間も、その周波数の超音波を
聞いた時に、何か反応が起きるはずだ」
「催眠状態? ならば、その超音波を聞いた人間を自由に操るようなことはできますか?」
「できると思う。超音波で信号を送れば、その通りに反応するはずだ」
「・・・そうか。この映画は見た人間を自由に操るための、洗脳フィルムだったわけだ!」
一文字は研究室を飛び出し、立花藤兵衛に急いで携帯電話をかけた。
「おやじさん! あの映画はやはり、洗脳フィルムでした。俺はこれから、映画を撮影したプロダクションを
調べてみます。それから、映画を見たというエミとミカを、決して部屋から出さないで下さい」
「それがなあ、隼人」藤兵衛がすまなさそうに言う。
「エミとミカのやつ、あの夜遅くどこかに行ったまま、帰って来ないんだ」
「何ですって!? しまった!」
366:名無しより愛をこめて
08/04/17 01:59:44 mfoc4vpq0
エミとミカがどこへ向かったかは、皆目見当もつかない。仕方なく一文字隼人は、「女王蜂」を制作したTAWABA
エンタテイメントの事務所を訪ねた。専用のスタジオを併設した、新進のプロダクションにしては大き目の事務所
であった。
「朝夕スポーツの一文字と言います。今回の「女王蜂」のヒットに関して、ぜひプロデューサーと監督への
インタビューを申し込みたいのですが」
ソバージュの髪をきれいに両側で止めた、目鼻立ちのはっきりした受付嬢が、丁寧に応対した。
「たいへん申し訳ございませんが、プロデューサーの田和場も監督の影村も、本日は不在でございます」
「そうですか。残念です。それでは、どなたかスタッフの方にご面会したいのですが」
受付嬢はどこかに内線電話をかけ、しばらく相談していたが、やがてこう返答した。
「本日はスタジオで次回作「江戸大奥秘帖」の通し稽古が行われておりまして、演出の者が詰めております。
その者でよろしければ、休憩時にお会いできますが、いかがいたしましょうか?」
「ぜひお願いします」
一文字は受付嬢のひとりに案内されて、スタジオへと足を踏み入れた。天井の高さが8メートルはある、巨大な
スタジオであった。時代劇の室内セットが組まれ、和服を着た女優たちが何かを演じている。
「・・・なれば絹、そなたの胎の子は間違いなく、敦秀様のご落胤であると申すか」
「・・・はい奥方様、嘘偽りなど申せようはずもございません」
「おのれ、絹! 身の程もわきまえずに何という! ・・・さっそく忠宣様にご相談申し上げねば!」
登場人物が女ばかりの舞台のようだ。白粉の匂いに混じって、蜜のような甘い香りも漂ってくる。
舞台を見下ろすラダーチェアの上に、サングラスをかけポニーテールに髪を結った女性が、メガホンを片手に
じっと舞台を見つめている。おそらく彼女が演出家なのだろう。
舞台の隅にあるベンチには、おそらく見学に来たらしい女子高生の3人組がいた。彼女たちは舞台を見もせずに
携帯をいじり合ってはキャッキャと騒いでいる。
「さあ一文字様、どうぞこちらへ」
受付嬢に導かれて、一文字隼人はラダーチェアの方に近づいた。その時!
いきなり天井の吊り照明が、一文字の上に落下した。
「危ない!」
367:名無しより愛をこめて
08/04/17 02:00:15 mfoc4vpq0
一文字は前を歩いていた受付嬢を突き飛ばした。ガシャーン!!と凄まじい音を立てて一文字のすぐ後方に
照明が落下した。そして今度は天井から外れたらしい高圧線が火花を吹きながら、一文字めがけて鞭のように
迫ってきた。それをかわし、一文字が逃れる場所はたったひとつしかない。一文字はとっさにその場所に
身体をすべらせた。
その瞬間、舞台の上の女優たちも、ベンチの女子高生たちも、そして一文字の体当たりで難を逃れた受付嬢も、
一斉に立ち上がって一文字の方に向き直った。
シュシュシュシュッ!!
無数の針が、逃げ場所を失った一文字めがけて放たれた。ジュワワワ・・・と凄まじい煙と悪臭が立ち昇り、
一文字がいたはずの場所にはドロドロに溶けたコンクリートと鉄骨の残骸が横たわっていた。
「やったか!?」
上着の胸をはだけ、白いブラウスを露わにした受付嬢が叫んでそっと近寄った。ブラウスの乳首の位置には、
針で貫かれたような穴が開いている。受付嬢だけではない、女子高生たちのセーラー服にも、舞台の女優たち
の和服にも、みな乳首の部分に同じような穴が開き、白い煙が立ち昇っている。
「いないわ! 一文字隼人は、わたしたちの溶解針で、すっかり溶けてしまったのよ!」
女たちは晴れ晴れとした笑顔になり、声をそろえて大声で笑った。
「ウフッ、アハハハッ! アハハハハハッ!」
「あっはっはっは!」「・・・誰ッ!?」
聞きなれぬ笑い声に、女たちは警戒姿勢を取った。声は女たちの頭上、別の吊り照明の上から響いてくる。
「・・・仮面ライダー!」
女たちが忌忌しげに視線を向けた先に、仮面ライダー2号がいた。溶解針が雨あられと降り注ぐ前に一文字が
一瞬の差で高くジャンプし、変身したのだ。
「残念だったなショッカー! ここがお前たちのアジトだってことは先刻承知だ。沙夜さんが言った「蜂」という
キーワード。そして蜜の香り。蜂の改造人間が背後にいることなど、お見通しだ」
「おのれ!」
受付嬢が、女子高生が、舞台の女優たちが、一斉に胸をはだけた。黄色と黒の同心円模様の、蜂の乳房がいくつも
露わになった。そして蜂の乳房がぷるん、と震えたかと思うと、乳首の先から溶解針の群れがライダーめがけて
嵐のように降り注いだ。
368:名無しより愛をこめて
08/04/17 02:02:26 mfoc4vpq0
「とぉッ!」
それよりも一瞬早く、ライダー2号はジャンプしていた。天井で反転するとそのまま勢いをつけ、ラダーチェアの
上に立つ演出家の女性めがけて、鋭いキックを放った。
「ライダー、稲妻キック!」
「!」
ライダーキックが炸裂する間際、女は羽根を広げて空中に逃れた。
「ライダー! どうして、わたしが女王だってわかったの?」
「全員を指揮できる位置にいるのは、お前だけだった」
「・・・フフッ! さすがは仮面ライダー。頭の回転も早いようね。でも、あなたの命運も今日で尽きるのよ」
黄色い半透明の羽根を広げて空を飛ぶサングラスの女が、不敵に笑って叫んだ。「変・身!」
その瞬間、サングラスの女だけでなく、蜂の乳房を露わにした受付嬢や女子高生たちの身体にも変化が現れた。
女たちの額がベリッ!と縦一直線に割れ、中から黄色と黒の縞模様の肉質の組織が現われた。それはたちまち
硬質化して、頭頂部から鼻筋にかけて逆三角形に顔面を覆う、昆虫の外骨格のような組織へと変化した。
組織の一部は昆虫の複眼状の、半透明の緑色のカバーとなって、女たちの目をゴーグルのように覆った。
そして額から、二本の真っ赤な触角が、ニョキニョキと伸びてきた。女たちの髪は元が黒髪の者も茶髪の者も、
みな一様に濃い紫色へと変化した。
女たちは、着ていた衣服を脱ぎ捨てた。奇妙に蠕動を続ける、蜂の腹部のような乳房がすっかり晒された。
女たちの白い肌が、みるみる濃い青色へと染まってゆく。手足の先だけが白いエナメル質に変わる。
数秒後、女たちの姿は蜂と人間女性が融合した、奇妙な姿に変貌を遂げていた。背中から生えた半透明の
黄色い羽根を羽ばたかせ、異形の女たちはライダーを取り囲むように一斉に浮上した。
「・・・やはり、ショッカーの改造人間か」
異形の女たちを束ねるのは、長いサラサラの髪をなびかせた、抜群のスタイルを持った蜂女であった。
「そうよ。わたしもお前同様、ショッカーによって改造された革命戦士。改造人間・蜂女!」
369:名無しより愛をこめて
08/04/17 02:03:23 mfoc4vpq0
その言葉に、ライダー2号は仮面の裏側で歯がみした。この蜂女、おそらくまだ20歳そこそこの若い娘で
あろう。ショッカーに拉致されて、無理やり改造人間にされてしまったに違いない。そう、この俺と同じように。
複眼状のゴーグル越しに透けて見える眼を見ても、改造前は相当な美人だったに違いないことがわかる。
この女だけではない。自分を包囲している40体近い蜂女たちも、OLや女子高生など、みな改造前は普通の
娘さんだったに違いないのだ。それを、二度と人間には戻れない、昆虫のような異形の身体に改造するなんて!
「おのれショッカーめ、許せん!」
ライダーは怒りで拳を強く握りしめた。そんなライダーの怒りをよそに、蜂女たちは乳房をぷるんぷるんと
蠕動させて、乳首の針の照準を一斉にライダーに向けた。
「死になさい、仮面ライダー」
女王蜂女が妖しくクスリ、と笑った。全員が同じ姿をした38体の蜂女たちは、乳首をブルッ、と震わせて
ライダーめがけて溶解毒針のシャワーを放った。
その瞬間、ライダーは拳で床板を激しく打った。「とぉッ!」無数の木片とコンクリート片が舞い上がり、
ライダーに届く寸前で溶解針をさえぎった。もうもうとした煙が立ち昇り、ライダーの姿を隠す。
「・・・どこ?」
蜂女たちは触角を震わせて、ライダーの居場所を探す。いた! スタジオの隅に見慣れぬ人影が。
「そこよ!」
蜂女たちが乳首の照準を向ける。だがライダーは何かを手に持ったまま、竜馬の如き勢いでスタジオの四周の壁を
駆け抜けてゆく。
「ライダー、大車輪!」
ライダーが手にしているのは、長いロープであった。ロープは蜂女たちの周囲をぐるぐると取り巻き、気がついた
時には彼女たちをがんじがらめに縛り上げていた。「ええい! このぉッ!」
370:名無しより愛をこめて
08/04/17 02:03:48 mfoc4vpq0
女王蜂女が舞台の上に降り立ち、転がっていた日本刀を拾い上げる。そして働き蜂たちを縛り上げているロープに
近寄って、振り上げた刀でスパスパと寸断してゆく。
「さあ、あなたたちも刀を!」
解放された働き蜂のうち何体かが、刀を拾い上げてライダーの後を追う。蜂の能力を与えられているだけあって
見事な剣さばきである。ライダーも落ちていた刀を拾って応戦するが、多勢に無勢、少しずつ追いつめられてゆく。
ライダーが舞台の隅に追いつめられた瞬間、女王蜂女は壁のボタンを押した。
「うわぁッ!」
舞台の床が抜け、奈落の底が開いた。ライダーが奈落に落ちたのを見るや、蜂女たちは奈落の上空を埋め尽くす
ように飛びながら、真っ暗な奈落の底をめがけて、あらん限りの溶解針のシャワーを降らせた。
もうもうとした白い煙が立ち昇る。ライダーが空中に逃れた形跡はない。
「やったわ! とうとう、仮面ライダーを倒したのよ!」地上に降り立ち、抱きあって喜ぶ蜂女たち。
だが次の瞬間、スポットライトの鋭い光が、蜂女たちの目をくらませた。「キャアッ!」
右肩から白い煙を上げながら、ライダー2号が蜂女たちめがけてスポットの強烈な光を向けたのだ。
一文字隼人はかつて芸術大学で写真を学んでいた。同じ大学の演劇学科の友人たちとの交流で、一文字は
舞台の構造を熟知していたのだ。奈落に落ちた瞬間、ライダーは床板の裏に貼り付き、照明のある場所まで
蜂女に気付かれぬよう移動したのだった。
371:名無しより愛をこめて
08/04/17 02:04:14 mfoc4vpq0
光に目がくらんだ女王蜂女めがけて、ライダーキックが炸裂する。
「ライダーッ、卍キィーック!!」
「キャアアーーッッ!!」
ライダーキックは、女王蜂女の脇腹に命中した。蜂女は勢いよく吹き飛ばされ、壁に身体を叩きつけられた。
青い肌が裂け、真っ青な血が周囲に飛び散った。
「よくも・・・ライダーッ! ・・・おぼえていさいッ!」
働き蜂たちに抱きかかえられた女王蜂女は、最後の力を振り絞って空に舞い上がった。働き蜂の群れが天井に
体当たりして大きな穴を開ける。その穴を通って、女王蜂と37体の働き蜂たちが空に向けて脱出する。
「待てぇッ!」
ライダーが、蜂女たちめがけて日本刀を投げた。「キャアアッ!」
日本刀が、働き蜂たちの一人に命中したらしい。黄色い羽根に穴を開けた蜂が一体、勢いよく落下した。
ライダーは急いで駆けよると、戦闘態勢が解けた働き蜂女をロープで緊く縛り上げた。
頭頂部の縞模様の組織と複眼状のゴーグルが、額に吸い込まれて消えてゆく。紫色だった髪が、元の柔らかな
栗色に変わる。みるみるうちに働き蜂の姿は、蜂女のボディを持った人間の美女へと変わっていった。
人間の顔に戻った働き蜂女が、ライダーに向かって反抗的な目をキッ!と向けた。その顔を見て、ライダーは
激しく驚いた。
「あ、あなたは・・・岩本・・・沙夜さん!?」
372:名無しより愛をこめて
08/04/17 02:05:41 mfoc4vpq0
「・・・あうン!・・・・あうッ!・・・あうッ!・・・アアウッ!・・・はうッ!・・・はうッ!」
ショッカー日本支部、関東方面中央本部。アジトの中央に位置する改造手術室の中に、若い女の嬌声が響く。
改造手術台の上に大の字になって寝そべっているのは、栗山千明の頭部を持った蜂女である。
顔を紅潮させ、腰を持ち上げて激しく振りながら、快楽に身を委ねてしきりにあえぎよがっている。
両手両脚は特に固定されていないが、蜂女の股間からは伸縮する不気味な黒いパイプが長く伸びている。
太さ5センチほど、先端が男根を模して作られたそれは、若い女性を改造する時に用いられる、改造ノズル
であった。膣の最奥部まで挿入された改造ノズルは、先端の孔から素体となる女性の子宮めがけて、改造
ナノマシンを含んだ液体を大量に注ぎ込んでゆく。ナノマシンは子宮壁を通って血流に乗り、全身に運ばれて、
至高の快楽を味あわせながら、素体の肉体を人間ではないものに造り変えてゆく。
「・・・アンっ!アンっ!アンっ!アンっ!アンっ!アンっ!!」
かつて栗山千明も、この改造ノズルの洗礼を受けて蜂女へと改造された。その改造ノズルを、栗山千明の頭部を
持った蜂女は再び股間の穴で飲み込み、激しくあえぎよがっている。
蜂女の脇腹は大きく裂け、内臓組織が顔を覗かせていた。人間とはまったく異なる、奇妙な組織だ。
その大きな傷が、蜂女が快楽の嬌声を上げるとともに、少しずつ、少しずつ、ふさがってゆく。
「・・アウンっ! アウンっ! アウンっ! アウウンッ! アウウンッ!!」
蜂女は今、改造ナノマシンの代わりに、修復ナノマシンの投与を受けていたのだ。改造された彼女の全身を
青い色の血流に乗って駆け巡る修復ナノマシンが、ライダーキックによって受けた重傷を着実に治癒してゆく。
「あうぅン! あうぅン! あうン! アウ! アウ! アウぅぅぅぅーーン!!」
蜂女は絶頂に達し、それとともに脇腹の傷は完全にふさがった。
373:名無しより愛をこめて
08/04/17 02:06:04 mfoc4vpq0
栗山千明の頭部を持った蜂女は、うっとりと上気した顔で身を起こし、長い黒髪をさらりとかき上げた。
そして自分の股間に深く飲み込まれている改造ノズルを両手で握り、ゆっくりと引き抜いていった。
「・・・ん・・・ッ!」
毛の生えていないつるんとした恥丘の中央を、縦に割って走る真っ赤な亀裂。その下端にある肉の孔から
真っ黒な改造ノズルの先端が、じゅポン!と抜き取られた。肉の孔をとりまく肉の襞がヒクヒクとナメクジの
ように蠢き、孔の中からは紫色の粘性の液体が、とめどなくトロトロとこぼれ落ちて、手術台に広がった。
その時、改造手術室の壁に取り付けられたディスプレイが輝き、死神博士の映像が現われた。
「この・・・大馬鹿者めが! ライダーにまんまとしてやられおって! あやうく無駄死にするところだったぞ。
まったく! 自分の身体だからといって、無茶な扱いをしおる。貴様の身体はショッカー科学陣の貴重な精華だと
いうことを、忘れるでない! いったい貴様たち改造人間一体を造るのに、どれだけの時間と費用がかかるのか、
考えたことがあるのか!?」
蜂女は興味なさそうに死神博士の方を一瞥した後、手に握った改造ノズルの先端を口に近づけ、自ら分泌した蜜で
まみれたその先端を、舌を伸ばして愛しそうに舐め取った。
「聞いているのか、蜂女!」
374:名無しより愛をこめて
08/04/17 02:06:30 mfoc4vpq0
蜂女は面倒くさそうに身を起こし、死神博士の方に向き直った。
「聞いているわ。ちょっと油断しただけよ。今度ライダーに会ったら、今度こそただじゃあおかない」
蜂女は舌なめずりしながら、獲物を狙う野獣のような鋭い目を、死神博士の方に向けた。
「次の手は既に打ってあるわ。今度こそ、ライダーは手も足も出ないはずよ」
「・・・次の手? いったい何をするつもりだ、蜂女よ?」
蜂女はフフン、と鼻で笑うと、額の触角を震わせた。改造手術室の扉が開き、外で待機していたらしい2体の
働き蜂女が室内に入ってきた。その顔を見て、死神博士は激しく驚いた。
「これは・・・憎っくきライダーの仲間の女どもではないか!?」
先ほどのライダーとの交戦前に生まれたばかりであろう、新しい2体の働き蜂は、立花レーシングクラブの
エミとミカの頭部を持っていた。エミとミカは、改造されたばかりの蜂の乳房をゆっくりと揉みしだきながら
死神博士の前に進み出ると、深く会釈をした。そして、お互いの方を向いて妖しく微笑んだ。
「なんということだ! 我らショッカーの敵を、仲間に迎え入れようとは!」
「それが、古い発想なのよ。敵だろうが味方だろうが、利用できる者は利用し使い捨てる。それが戦いに勝つ
秘訣なのよ。ねえ博士? こないだのプラノドンの作戦時、このエミを捕らえて改造手術台に固定までしておき
ながら、耳に発信機を埋め込んだだけで帰したんですって!? なんてもったいない! わたしはもっと合理的に
作戦を進めるわ。改造されたこの子たちを使って、ライダーたちをきっと皆殺しにして見せてあげる!」
栗山千明の頭部を持った蜂女は、クスリ、と妖しい笑みを浮かべた。
375:名無しより愛をこめて
08/04/17 02:06:54 mfoc4vpq0
「おい! 何とか言ったらどうなんだ!?」
「まったく、強情な奴だなぁ」
立花オートコーナーの一室。登山用のザイルで椅子にぐるぐる巻きに縛り上げられた捕虜の蜂女に向かって、
一文字隼人と滝和也の二人が尋問を行っていた。女王蜂女のアジトを知るためだ。
毒針の発射を恐れて、蜂女の乳房には薄い超硬鉄板が幾重にも巻かれている。
捕らわれの蜂女はツン! と目を閉じたまま、何を聞かれてもまったく反応を返さない。
それどころか額に伸びた真っ赤な触角をふるわせて、どこかと交信しているらしい様子も見せる。
尋問が進まないのは、蜂女の反抗的な態度のせいばかりではない。彼女が美しい女性の頭部を持っている
ために、一文字も滝も、つい追求の手を緩めてしまうのだ。
特に一文字隼人にとっては、蜂女の身の上は人ごとではなかった。なにしろ彼は、改造される直前の彼女に
夜の国道で出会っているのだ。もしもあの時、彼女を力づくにでも引き止めておけば、こんな昆虫人間のような
身体に改造されることはなかったに違いない。そう考えるとやりきれない気分になってしまうのだ。
一時間が無駄に過ぎ、そろそろ尋問を中止しようかと二人が相談し始めた時、部屋の扉がガチャッ!と開いた。
「お姉ちゃん!」
「ダメよ繭ちゃん! そこに入っちゃ!」
ユリの制止を振り切って、蜂女に改造された岩本沙夜の妹、繭が飛び込んできたのだ。
「お姉ちゃん!!」繭は沙夜の姿を見ると、その胸に飛び込んで泣きじゃくった。
「お姉ちゃん、お姉ちゃん! まゆ、とってもさびしかったよぉ!」
「・・・繭? 繭なの?」蜂女に改造された沙夜が、驚いた目を妹に向けた。初めて見せる人間的な表情だ。
376:名無しより愛をこめて
08/04/17 02:07:32 mfoc4vpq0
「ねえ、どうしてお姉ちゃんをしばってるの? はやくほどいてあげて!」
一文字が、かがみ込んで繭に一言一言さとすように説明する。
「繭ちゃん、お姉ちゃんは病気なんだ。突然暴れだして、自分の身体を傷つけてしまう病気なんだよ。
だからこうやって、自分を傷つけないように縛っているんだ。心配しなくてもじきに病気が治って、繭ちゃんと
一緒に帰れるようになる。だから、今はここから離れて、お姉ちゃんが治るのを待っているんだ。いいね」
「・・・いいえ、それは違うわ、繭!」
沙夜が、凛とした声で言った。
「お姉ちゃんはね、もう人間じゃないの。ショッカーにさらわれて改造され、蜂女に生まれ変わったのよ。
お姉ちゃんはね、改造人間なの。ほら、見てごらんなさい。人間にこんなこと、できる?」
沙夜は額から伸びる赤い触角を、しきりに震わせてみせた。そして体側に一列に並ぶ気門を、大きく開けたり
閉じたりしてみせた。そして、ショックで顔面蒼白になった妹の顔を見て、クスクスと悪戯っぽく笑った。
「どう、繭? 素敵でしょう? これが改造人間の身体なのよ。お姉ちゃんはもう二度と、人間には戻れないの」
「うそッ!」繭が叫んだ。
「うそよ、うそ! お姉ちゃんはにんげんだもん! にんげんにもどれるんだもん! ・・・えーん!えーん!」
ショックで泣き出した繭をかかえて、ユリが部屋を出ていった。一文字と滝の二人は頭を抱えて、不敵な
表情で微笑む沙夜の顔を見つめ、それからお互いの間抜けな顔を見つめ合った。
377:名無しより愛をこめて
08/04/17 02:07:52 mfoc4vpq0
その夜。立花オートコーナーの屋根の上に、妖精のような羽根を広げて立つ者があった。
皆が寝静まってから、乳首から発するレーザー光線で拘束具を焼き切って逃れた、蜂女・沙夜である。
沙夜は立花レーシングクラブの中を家捜しし、会員名簿と写真を見つけると、それを持って屋根の上に登った。
おりしもの満月。煌々と照る月光を浴びて、半透明の羽根を拡げる沙夜の姿は、神秘的な美しさだった。
沙夜が羽根を震わせて、スッと空に飛び立った。満月が輝く方向に向かって、一直線に飛んでゆく。
その姿を見て、互いに目配せし合う二人のライダーがいた。一文字隼人と滝和也である。
彼らはらちがあかない尋問をあきらめ、わざと沙夜を逃がして、その後を追うことにしたのだ。
ひと気の途絶えた夜の街を、二台のバイクが排気煙をたてて、満月の輝く方向に向かって走り去っていった。
378:名無しより愛をこめて
08/04/17 02:11:59 mfoc4vpq0
とりあえずこれで前編終了です。なんだかもう、後編の展開がミエミエですね。もう少し経ってから
後編を投下しようと思います。それまで気長にお待ちいただけると幸いです。o(^-^)o
ところで、蜂女の正体=栗山千明ちゃんというのは、早々にバラしちゃいました。最初は読者にもできるだけ
隠しておこうかと思ったのですが、蜂女=ちぃちゃんだと特定しておかないと、萌える展開になってくれないん
ですよね、困ったことに。
どうせ読者にもバレバレなんですから、開き直って最初から正体をバラすことにしました。
これで正解だったと思います。ミステリ的な展開を求めておられた方、ごめんなさい。m(__)m
379:名無しより愛をこめて
08/04/17 09:10:44 ENsvMtzcO
>>351-377
GJ! 死神博士をも手玉に取る、コギャルチックで有能な蜂女というのが新鮮でした
栗ちぃだけでなく、沙夜さんも魅力的ですね。妹との対面シーンが残酷でイカシます
後編に期待です。急がなくていいので、読みごたえのあるものをお願いします
380:名無しより愛をこめて
08/04/17 09:27:39 FkSZqNFq0
>>350-378
295氏、GJ!!
読み応えタップリ、朝からグングン引き込まれて興奮してしまいました。
場面描写が素晴らしく、リアルにその情景が浮かんでくるかのようでした。
栗山蜂女のエロくて狡猾な女王蜂っぷりに萌えです。働き蜂女達もなかなか魅力的ですね。
違法DVDで解析には受けましたwww
後編を楽しみに待っています。
381:名無しより愛をこめて
08/04/17 22:07:32 0k67ltlFO
人間が改造されて仕舞う事自体がエロいがな。
382:名無しより愛をこめて
08/04/17 22:16:29 lzPUYcVc0
>>381
行為がエロいかどうかと、対象がエロいかどうかは別だ
改造手術がいくらエロスでも、トカゲロンにハァハァはできない。そうだろう?
383:名無しより愛をこめて
08/04/18 01:55:26 VqyraGrc0
206です。
295さんの>>351-377のストーリー、圧倒されました。ハァハァしました。凄いです。
栗山嬢蜂女の絶倫振りに、死神博士の体がいつまで持つか心配に(^^;
この後の展開がとても楽しみです。こりゃ滝なんかイチコロ(死語)ですね。
ゆっくりとお待ちしております。
384:名無しより愛をこめて
08/04/18 02:50:54 G/VQnnq60
295です。
>>379さま。>>380さま。そして>>383=206さま。感想ありがとうございます。
拙いストーリーですが、とても励みになります(#^.^#)。
後編の投下はもう少し先になると思いますが、どうかよろしくお願いします。
後編では滝をはじめ、立花レーシングクラブの面々がひとりずつ罠にかかって、蜂女の奴隷にされてゆきます。
滝和也を罠にかけるのは、206さまのプロットでは栗山蜂女でしたが、自分のSSでは極力かぶらないように
蜂女沙夜さんの役目にしようかと思っています。ライダーに捕らえられたことを女王に叱責されてリンチされ
ボロボロに傷つき倒れていた(もちろん芝居)蜂女の沙夜さんを、滝が介抱するという展開です。
一文字をはめる役はちぃちゃんですね。自分が泣き叫びながら改造されていったシーンの映像をわざわざ見せて
蜂女=ショッカーの被害者、という図式を一文字の無意識にちゃっかり刷り込んでしまいます。
以後、一文字ライダーは蜂女を本気で倒すことができなくなってしまうわけです。
セーラー服のまま戦う女子高生蜂女3人組(やられると悲鳴をあげます)なんかも出てきて、ライダーも大弱り。
あと、後編はダブルライダー登場の予定です。>>209さまの「最終決戦は東京タワー」というのが
気に入ったので、それを使わせていただこうと思っています。映画で洗脳された人間が栗山蜂女によって
一斉蜂起し、日本は大混乱。指令超音波の発信源である東京タワーに急行する本郷&一文字のサイクロン。
待ち受けるは、改造されたライダーガールズ(ユリ、ミチ、マリ、ひろみも蜂女に改造されてしまいます)を
含む、空を埋め尽くす無数の蜂女軍団。といった感じです。
ところで、決着をつけるためにはライダーと蜂女、どちらを勝たせるのが皆さんのお好みでしょうか?
自分は心情的には、蜂女に勝たせたいのですが(というか、ちぃちゃんを殺したくない>_<)、
そんなことをしても良いものかどうか、皆さまのご意見をお聞かせいただければ幸いです。
385:名無しより愛をこめて
08/04/18 14:02:08 P5L6X4bu0
SS楽しませてもらってます。
できれば千明ちゃんには簡単に死んで欲しくない。
今回はライダーが平和を守るも決着つかずで、今後を匂わせるとかはどうでしょう。
ショッカーの幹部たちをさらに手玉にとっていくストーリーも見てみたいです。
さらに別な改造人間を作っていく立場の幹部になっていくとか。
それもとにかく美しい改造人間を生み出すことに情熱を燃やしそう。
どちらにしろ働き蜂女たちは人間には戻れずかなりの数がライダーによって殺されてしまうのでしょうから、
一文字の心には大きな傷を残すことになるのでしょうね。
もし千明ちゃんが死んでしまうのならキレイにかっこよく散らせてあげて欲しいです。
386:名無しより愛をこめて
08/04/18 21:39:59 FgQI3zJY0
幹部ではない一怪人の分際で、大幹部にタメ口をきき
あろうことか手玉に取るようなやつって、今までいただろうか?
387:名無しより愛をこめて
08/04/18 23:12:26 VMUNLg6f0
レズっ気があるドSな蜂女に責め立てられる変身ヒロイン
URLリンク(bbs1.fc2.com)
URLリンク(bbs1.fc2.com)
URLリンク(bbs1.fc2.com)
URLリンク(bbs1.fc2.com)
URLリンク(bbs1.fc2.com)
URLリンク(bbs1.fc2.com)
388:名無しより愛をこめて
08/04/19 00:27:10 ctja8ENT0
>>384
206です。295さん、素晴らしいSSをありがとうございます。
なるほど、滝を落とすのは沙夜さんですね。楽しみです!
「敵の男を罠に嵌めて誘惑・奴隷化するだけでなく、女の喜びも味わえるという
一粒で二度美味しい作戦」な感じでしょうか(^^;
ふと、沙夜さんが二度と戻れなかった筈の人間体で登場。人間体で現れた理由は、
a)致命的ミスを責められ、リンチされ始末される寸前。死体が見つかった時に
怪しまれないように元の姿に戻された(もちろん嘘)
とか
b)致命的ミスを犯した者が栄誉ある蜂女の姿でいることは許されず、元の姿に
戻されてリンチされた(これまた当然、嘘)
ってなのを妄想してしまいました。
私も栗山嬢蜂女に生き残って欲しいです。が、決戦でライダーを倒してしまうと、
その後、緊張感がなくなってしまう気がします。ライダーの技が命中し、部屋や
アジトごと大爆発。すわ死亡? と思われたが、蜂に変身して逃げて九死に一生を
得て、潜伏してリベンジを誓う…という感じはいかがでしょうか。
389:名無しより愛をこめて
08/04/19 01:29:35 TVp52Gwp0
295です。>>385さま。>>388=206さま。ご意見ありがとうございました。(人´∀`).☆
そうですよね。やはり千明ちゃんを殺すべきではないと自分も思います。
バトロワの貴子やキルビルのGoGo夕張や妖怪大戦争のアギなど、死亡シーンの多いちぃちゃんですが
やはり本人を抹殺してしまうのは気がひけます。生死不明にしておくのが一番なのでしょうね。
>>385さま。
栗山蜂女が大幹部の地位を乗っ取ってしまうわけですね。それは考えていませんでした。φ(.. )メモメモ
自分的には、この物語の中の千明ちゃんは指導者の器ではないと思っています(←失礼千万)。
猫みたいに我侭で気まぐれで、働き蜂に対しても命令するというより、自分の手足みたいな感覚ですから。
でも、指揮官というよりもマッドサイエンティスト的な大幹部のちぃちゃんも、面白いかも知れないですね。
>>388=206さま。
あ、自分の構想では206さまのプロットと極力差別化するため、沙夜さんは人間体ではなく、蜂女の姿で
登場させるつもりなんですよ。着エロで誘惑→奴隷化萌えの206さんには申し訳ないですが(^^;)。
女王にリンチされて追い出されて、でも人間には二度と戻れなくて、という哀れな境遇を餌に滝の同情を買い、
滝を支配下に置いた後も、しばらくは改心したふりをして蜂女のままで滝のパートナーにとしてふるまいます。
これは、滝を利用してもう一人のライダーである、本郷猛にうまく接近するための罠としたいからです。
自分はこの沙夜さんを、物語の重要な鍵を握るキャラとして考えておりまして、栗山蜂女の弱点にも関わってます。
栗山蜂女の弱点とは「情が深すぎる」ことだと設定しています。部下は使い捨てだとか口では言いながらも
ちぃちゃんは働き蜂女が死にそうになったら、決して見捨てることができないんですね。
伏線として前編にも登場させた修復ナノマシンを一回分、子宮に充填して出撃するんですが、蜂女沙夜さんが
命の危険に陥り、繭ちゃんの「おねえちゃんをたすけて!」の声に応えて貴重なナノマシンを使ってしまいます。
もしそうしなければ、ライダーたちに間違いなく勝っていたはずだという展開で。(;´□⊂)
・・・なんだかどんどんネタバレしちゃいそうなので、この辺で以後ROM専に徹します。ごきげんよう。
390:名無しより愛をこめて
08/04/19 08:04:34 0M8qsdvA0
>>387
元ネタ教えて
391:名無しより愛をこめて
08/04/19 08:30:26 Df7Vze6d0
>>390
>>109
392:名無しより愛をこめて
08/04/19 08:31:02 dxYwukTj0
何時から栗山スレになったんだ?
393:名無しより愛をこめて
08/04/19 11:07:04 YMcVqbNS0
ボディペインティング蜂女の動画。おっぱい揺れまくり
URLリンク(www.youtube.com)
394:名無しより愛をこめて
08/04/19 12:59:38 oLNL8BkM0
>>389
206です。295さん、お気を遣わせてしまったようで申し訳ございません。
私の独り妄想(^^;は気にせずにお進めくださいませ。
と言いますか、改心した振り作戦、これまた堪らなくストライクなシチュエーションです。
楽しみにしております。
395:名無しより愛をこめて
08/04/20 07:34:19 NVWccl7e0
栗山千明が改造された蜂女とセックスできるのであれば
下僕となって人類を裏切りショッカーの一員となっても本望、という奴挙手
ノシ
396:名無しより愛をこめて
08/04/20 07:54:32 X7eSPzIB0
ノシ
397:名無しより愛をこめて
08/04/20 08:32:29 yTkVUNJKO
ノシ
ところで栗山蜂女は、マスク戦闘員たちともヤリまくっているのかね?
398:名無しより愛をこめて
08/04/20 08:44:38 FC3kn2tsO
格下とはやらないよ。
399:名無しより愛をこめて
08/04/20 09:10:16 X7eSPzIB0
戦闘員A「今日、俺、蜂女様に口汚く罵られちまったよ」
戦闘員B「俺なんか通り過ぎざまにピンヒールでつま先をグリグリされたよ」
戦闘員C「おまえら幸せすぎ!!」
400:名無しより愛をこめて
08/04/20 10:47:50 PnoJjO0h0
>>399
愚民かw
401:名無しより愛をこめて
08/04/21 01:23:18 GFVXp+UeO
紐男爵ほど幼女を触手で犯すのに特化してる怪人はいない
402:名無しより愛をこめて
08/04/21 02:20:30 HWGxMc/f0
>>395
ノシ
でもセックスなど恐れ多いので、
水槽に隔離されてでんぷんだけを与え続けられたい。
403:名無しより愛をこめて
08/04/21 07:23:51 0gvowzV90
栗山蜂女には、専用の「性欲処理係」がいる。きっといる!
404:名無しより愛をこめて
08/04/21 14:08:49 rs5aroYqO
コブラ男が右腕のアタッチメントを無くして困ってました
405:名無しより愛をこめて
08/04/22 07:40:46 4iVl9f+F0
栗山蜂女の私室のソファやテーブルなどはぜんぶ
生きた黒マスク戦闘員(志願者)でできているとみた
406:名無しより愛をこめて
08/04/22 20:45:11 aCFGqaUp0
このスレもおにゃのこ改造スレと一緒で、SSの投下がなきゃ全然ダメなスレになっちゃったな
407:名無しより愛をこめて
08/04/23 12:24:12 zgWWNsdSO
それならSSが投下されるまでの間、適当な話題を転がしてスレが過疎らないようにしようぜ
とりあえずこんなのはどうだ?
「この女怪人は間違いなく全裸だ!」
俺はJの蜂女ズーはガチだと思う
408:名無しより愛をこめて
08/04/23 20:58:31 7QFWz6ac0
295氏の素晴しいSSに触発され妄想の膨らむまま捏造
東京タワー決戦後のアナザーストーリーということで
日本国内某所
鳥も通わぬ原生林の奥深く
道なき道を踏み越えて疾走する一台の四輪駆動車
血走った目でハンドルを握る白衣の男がアクセルを踏み込むと
バックミラーに写り込む追跡者のヘッドライトがぐんぐん引き離されていく
やがて後続の車を完全に振り切ったと感じた男が冷や汗にまみれた顔に強張った笑みを浮かべた直後
四輪駆動車が爆発した
数秒前までは高価なドイツ製のオフロード車だったねじくれた金属の塊りの傍らに
羽音を響かせて降り立ったのはショッカー怪人コウモリ男
コウモリ男は遅れて到着したジープから降車した戦闘員を指揮して燃え盛る残骸の周囲を調べ
乗員が脱出した形跡が無いことを確認すると本部に連絡をいれ引き上げていく
その様子を山頂近くの木陰から闇夜と遠距離をものともしない改造人間の視力で
じっと見つめる一団があった
「うまくいったわね、お手柄よユキエ」
「いや~それほどでも…」
栗山ハチ女に褒められ頭を掻きながらもまんざらではない様子のハタラキバチ女
通称ユキエ
ハチ女になる前は腕は良いが売れないマジシャンで超常現象研究家と組んで
カルト教団の犯罪を暴くなんてことをしてたりする
今回ショッカーを離反するにあたり基地からの脱出と色仕掛けで協力させた研究員の車を囮にした
トリックを考え出したのが彼女だった
409:名無しより愛をこめて
08/04/23 20:59:28 7QFWz6ac0
「黄門様、これからどうするでありんすか?」
そう聞いてくるのはセミロングの髪をオールバックにしたひときわ巨乳なハタラキバチ女
通称ナオミ
改造前は落語研究会に所属する女子大生だったのだが改造ナノマシンによって脳の配線を
妙な具合に?ぎ直されてしまったらしく奇矯な言動が目立つ
特に栗山ハチ女を“黄門様”と呼ぶ癖は何度注意しても直らないのでもう諦めている
閑話休題
栗山ハチ女がショッカーを抜ける決心をしたのは別に正義の心に目覚めたとか
参議院選挙に出馬するとかの明確なビジョンがあった訳ではない
ぶっちゃけ作戦失敗のペナルティとしてハタラキバチ全員を処刑すると宣告した
死神博士への反抗心から後先考えずに行動を起こしただけのことだったりする
だが栗山ハチ女の心には一片の後悔も無い
人間の体を失い
女優としての輝かしいキャリアを閉ざされ
自分のような存在が身を寄せることが出来る唯一の組織に背を向けた
でも今の自分には自由がある
そして共に死線を潜り抜けた仲間達
栗山ハチ女と生き残った十二人のハタラキバチ女の間には主従を越えた確かな絆があった
「そうねえ…外国にでも行ってみようかしら?私達の美貌と能力があればどこでだって生活できるわ」
「あ、それならアメリカにしましょう!私ラスベガスの舞台に立つのが夢だったんです」
「イタリア!イタリア!ピッツァ!カルパッチョ!マルガリータ!」
「マルガリータはメキシコのカクテルでしょ!」
栗山ハチ女の日本脱出宣言を皮切りに一斉に盛り上がるハタラキバチガールズ
「はいはい騒がないの、まずはここを離れるわよ」
夜空に飛翔する十三人のハチ女を剣ような三日月が冷たい光で照らしていた
410:名無しより愛をこめて
08/04/23 23:24:24 7xjy+oVa0
>>408-409
GJ! 面白いからぜひガールズのアメリカ雄飛編とかイタリア奮闘編とかメキシコ逆襲編とか書いて欲しい
411:名無しより愛をこめて
08/04/23 23:34:18 7xjy+oVa0
あ、メキシコはサボテグロンによって90%ショッカーに征服されてるから行っちゃまずいのか
412:名無しより愛をこめて
08/04/24 20:52:14 WWI4J3mN0
>>408-409
GJ!
残りのハタラキバチガールズがそれぞれ誰を改造したものか知りたいぞw
413:名無しより愛をこめて
08/04/25 03:09:39 JVirt2Ma0
>>408-409さま
295です。とても素敵なアナザーストーリー、楽しく読ませていただきました。(*^ー゚)b <GJ!
ショッカーからの離反という意外な展開に、軽妙なタッチで展開される、某有名人たちを素体にしたらしい
蜂女ガールズたちの楽しい会話。自分にはあまり書けない雰囲気の話だったので、とても興味深かったです。
>>410さまがおっしゃる通り、自分もぜひこの後の展開を知りたいですね。 (*´∀`*)
さて自分の方なんですが、すみません。後編の投下はもう少しお待ち下さい。m(__)m
ストーリーは完全にでき上がっているのですが、なかなかまとまった時間が取れなくて・・・
まだ半分くらいしか書けていません。今書いてるのが、死神博士に脳改造され、すっかり栗山蜂女の奴隷と
化した一文字ライダーが、本郷ライダーと対決するというくだりだったりします。
まだ先はだいぶん長いですね。雑談でもしながらマターリお待ちいただければ幸いです。
414:名無しより愛をこめて
08/04/26 04:11:28 4Ffpx1gE0
>>408
そういえばアッキーナが千明様LOVEを公言しているよな。
ぜひ働き蜂女に加えてあげて。
千明蜂女様はもっとツンデレでもよいかも。
普段は厳しくも、時折覗かせるちょっとテレながらの優しさに、
働き蜂女たちはキュンと来てしまうのだ・・・とか
いずれにしろGJ!
>>413
おぉ、一文字は洗脳ではなく脳改造までされてしまうのだな!
気長に待ってますよ。
415:名無しより愛をこめて
08/04/26 22:21:40 eRLbedp30
「レンジャーストライク」っていうカードゲームの宣伝画像なんだけど
この中の「蜂女」のイラストが実に色っぽくてイカス!
URLリンク(ssl.themachineguns.net)
416:名無しより愛をこめて
08/04/27 07:02:16 j+XYIIIH0
>>415
レンジャー「ズ」ストライク、だな
横田守って、エロゲ絵師だよな。やっぱり蜂女ってそういうものだと認識されているのかw
417:名無しより愛をこめて
08/04/27 08:02:32 SjYoUx0PO
むしろ、蜂女をヒロインにしたエロゲがやりたい…
418:名無しより愛をこめて
08/04/29 00:31:12 e3nnCSa20
美少女を誘拐して蜂女に改造するゲームをやりたい
419:名無しより愛をこめて
08/04/30 09:10:22 Yf2X7tWm0
>>418
ソフ倫を通るか難しいよなあ
420:名無しより愛をこめて
08/04/30 11:06:02 V50uuECD0
よくある「悪の組織運営ゲーム」を、怪人製造に特化させたものという触れ込みで
美しい女性ばかりを罠にかけてアジトに誘い込んで、いろんな怪人の素体にするっていうの
…ダメ?
そう言えば刻命館っていうトラップシミュレーションゲームで、主人公のおにゃのこが
自分を捕らえにやってくる別のおにゃのこを逆に捕獲して、女性モンスターの素体にしてしまうけど
あれってどうなんだろ?
421:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:11:29 PvTB3z400
295です。
>>351-377で書いた栗山千明蜂女のストーリーの、後編がようやく書き上がりましたので投下します。
前編よりもずいぶん長くなってしまいました(^ワ^;)。
エロシーンは前半に固めてあります。蜂女に改造された沙夜さんと滝和也とのHシーンと、千明ちゃんが
蜂女に強制改造されるシーン、それに別の蜂女たちによる乱交シーンです。
興味が無い方はその部分を飛ばしてお読みになって下さい。
特に最初のふたつのシーン、それほど詳細に描写する必要はぜんぜんなかったのですが、自分的にはこれらの
萌えシーンをあっさり描写することはどうしてもできませんでした。何より蜂女に感情移入しまくりで。
バランスが悪いのはお許し下さい (*´∀人)。
それではお楽しみ下さい。「仮面ライダー 第4X話 《悪夢の洗脳映画!美しき改造人間の甘い罠》」(後編)
422:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:11:51 PvTB3z400
煌々と満月が照る冬の夜。満点の星空が凍てつくように輝く空を、透明な羽根を広げて飛ぶものがあった。
風にそよぐ栗色の長い髪、美しい曲線を描く青いしなやかなボディ、そして同心円模様の双つの蜂の乳房。
それは、ショッカーの洗脳映画を見たがために女王蜂女・栗山千明の誘導超音波でアジトの廃工場に誘い出され、
改造レズセックスによって処女を奪われて働き蜂女に改造されてしまった19歳の美女、岩本沙夜であった。
昼間の戦闘で仮面ライダー2号に捕らえられた沙夜は、隙をみて立花オートコーナーを抜け出し、
蜂女たちのアジトに逃げ帰ろうとしていたのだ。
その沙夜の後を、こっそりと追う二台のバイクがあった。仮面ライダー2号・一文字隼人と、その協力者の
FBI特命捜査官、滝和也である。
一文字と滝は気付かれないよう注意しながら、月光を浴びて妖精のように夜空に煌めく沙夜の姿を、バイクで
ひたすらに追い続けた。
沙夜はひと気の無い、郊外の廃工場の方へと向かってゆく。「ヌナミ化学」という錆ついた看板がかかっている
その廃工場は、10年ほど前に毒ガス漏れ事故を起こして閉鎖され、その後所有者の権利関係のもつれでそのまま
放置されている、いわくつきの場所であった。近所の住人には「お化け工場」と呼ばれている。
その廃工場を使って、栗山千明主演の映画「女王蜂」のロケが行われたのは、ついふた月ほど前のことであった。
栗山千明が月光の下、全裸で入浴する印象的なシーンが話題を呼び、この廃工場にも多くの物見高い野次馬が
詰めかけたため、万が一の事故を恐れた近所の住人たちの申し出で、現在は工場の周囲が鉄条網で囲まれ、
全面立入禁止になっている。
「・・・そうか。洗脳映画のロケ地がそのまま、蜂女たちのアジトになっているというわけか」
「じゃあやっぱり、女王蜂女の正体は主演の栗山千明か・・・」
「うむ。おそらく映画の主演に選ばれたために改造され、そのままショッカーの一員にされてしまったんだろう」
「ひでえ話だな、まったく」
鉄条網の前でバイクを停め、沙夜の姿が消えた廃工場の中へと足を踏み入れる一文字と滝。
「中は広そうだ。滝、二手に分かれよう。何かあったら通信機で連絡を取り合おう」
「わかった。油断するなよ隼人!」
423:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:13:16 PvTB3z400
剥き出しのコンクリートを踏みしめる足音がカツン、カツンとこだまする広いホールを、滝和也は懐中電灯の光を
油断なく左右に向けながら、ゆっくりと歩んでいった。ずらりと並んだ巨大なタンクからは無数のパイプが伸び、
天井を複雑に這いながらホールの反対側にある別のタンクへと続いている。タンクにはハロゲン化物や炭化水素の
名前が記されているが、過去に何を製造していたものなのか、滝には知るよしもなかった。
滝はふと、ホールの片隅に2階に続く金属製の階段があることに気付いた。階段の先には小部屋があるようだ。
滝は階段を急いで駆け登ると、用心しながら小部屋の扉を開けた。
そこはかつて事務所に使われていたとおぼしき、20畳ほどの殺風景な部屋であった。天井に大穴が開き、
満点の星明かりが床に降り注いでいる。部屋の中央に置かれている奇妙な物体は、よく見ると古風な洋風の
バスタブであった。滝は知らなかったが、このバスタブこそ栗山千明が映画「女王蜂」の中で、話題になっている
月下の入浴シーンを演じた、まさにその品なのであった。
バスタブの向こう側に、何かが倒れている。滝は用心しながら部屋の反対側へと回り、おそるおそる懐中電灯の
光を向けた。そこに横たわっていたのは・・・
沙夜であった。全身傷つき、真っ青な血を流しながらうめいている蜂女・沙夜であった。
半透明の羽根は大きく破れ、鋭い剣で切りつけられたような細くて長い傷跡が、全身に刻まれている。
「おい!? いったいどうしたというんだ?」
滝は驚いたが、相手はショッカーの改造人間。うかつに近寄ることはできない。
滝の懐中電灯の光に気付いた沙夜は、苦痛に歪んだ顔をゆっくりと滝の方に向け、うめきながら言った。
「・・・お願い・・・助けて・・・」
「なんだ!? 一体どうしたんだ?」
「・・・罰を、罰を受けたの・・捕まった罰を・・女王に・・・ああッ!」
身体を二つに折り曲げて苦しむ沙夜。「大丈夫か? しっかりしろ!」
思わず滝は懐中電灯を捨てて沙夜の方に駆け寄り、その身体を抱き起こした。
424:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:13:54 PvTB3z400
「待ってろ、今治療してやる!」滝はジャケットの裏側にあるポケットから、救急医療キットを取りだした。
いつ命の危険に晒されるかわからない職業柄、滝は常に最低限の医療キットを携帯している。
滝は沙夜の全身の傷に、止血スプレーを噴霧した。特に大きな傷には止血シートを貼り付け、包帯で緊く巻いた。
人間用の医療品が、果たして改造人間の沙夜にも効くのか半信半疑だったが、どうやら血は止まったようだ。
「ふう・・・もう大丈夫だ。そのままじっとしてるといい」
沙夜は滝の腕に抱かれて、安心したかのようにゆっくりと大きく息をついだ。蠕動を続ける双つの蜂の乳房が
ゆっくりと上下し、沙夜の体側にずらりと並ぶ昆虫のような気門が、呼吸に合わせて開閉した。
「・・・ありがとう。和也さん・・・優しいのね」
だしぬけに名前で呼ばれて、滝の心臓は思わずドキン、と高鳴った。「・・・よ、よせ!」
滝は改めて、沙夜の整った顔を見つめた。改造人間とはいえ、額から伸びる二本の赤い触角を除けば、蜂女の
頭部は人間女性となんら変わりがない。乱れた髪が額にかかり、やつれた表情を見せているが、モデル並みの
美貌である。さっき立花オートコーナーで一文字と共に沙夜を尋問した際には、敵という意識があったせいで
気付かなかったが、清楚で控えめなお嬢様風の沙夜の容姿は、滝の理想の女性像に近かった。
かつて、滝和也は結婚していたことがある。だがFBI特命捜査官という職業ゆえの不規則な勤務、明日の命の
保証すら無い毎日に、妻・洋子は夫の身を心配する余り、心労で倒れてしまった。悩んだ末、滝は断腸の思いで
妻を実家に帰した。彼女の幸せを考えたゆえの離縁であった。
それ以来、滝は別れた妻のために操を立て、女犯の禁を自らに課してきた。男盛りの身、女体を求める衝動が
まったく無かったわけではない。ショッカーと戦う使命のために、ひたすら禁欲を貫いてきたのだ。
だが沙夜の、安心しきって自分に身を委ねている穏やかな整った顔を見つめているうちに、滝の身体の奥に
それまで押し殺してきた男の本能が、ムラムラと込み上げてきた。
425:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:14:24 PvTB3z400
滝は狼狽して、沙夜の顔から目をそらした。今度は沙夜の、ショッカーによって改造されたボディが目に入った。
沙夜は身長165cm。バスト86cm、ウェスト56cm、ヒップ88cm。腰のくびれた安産型のボディである。
改造された沙夜の肉体は、人間とはほど遠いものであった。青色に染まった、うぶ毛も汗腺も無い滑らかな皮膚。
エナメル製の白い手袋とピンヒールのブーツを履いたかのように見える、しなやかに伸びる手足。そしてまるで
別の生き物が胸に貼り付いているかのように、淫らに蠕動を繰り返す、豊満な双つの蜂の乳房。
黄色と黒の同心円模様がくっきりと浮かび上がったその先端には、ティアドロップ型の真っ赤な乳輪があり、
その下端からは人間女性のものと大差ない、愛らしい乳頭がプクリと突き出している。
隠そうともせずにしどけなく晒け出された股間には、人間女性のそれと大差ない真っ赤な肉の襞が男の侵略を
待ちわびるかのように、ヒクヒクとナメクジのように蠢いている。そしてその中央に隠れた肉の孔からは、
甘い香りがするピンク色の霧が絶え間なく吐き出されて、沙夜と滝の周りをゆっくりとを取り巻いてゆく。
滝はゴクリ、と唾を飲み込んだ。人間女性とはこんなに違うというのに、なんと魅力的なボディなんだろう、
なんと蠱惑的で、扇情的で、男の欲望をかき立てる魔性の魅力を湛えたボディなんだろう!
滝の呼吸は乱れ、鼓動がガンガンと早鐘のように打つ。沙夜を抱き上げる両の腕がガクガクと震える。
抱きたい。沙夜を抱きたい。彼女の身体を抱きたい。その衝動は、もはや抑えられるものではなかった。
「・・・いいのよ、和也・・・わたしを、わたしの身体を・・・好きにしても・・・いいの・・・」
その言葉が、滝の理性の堰を切った。滝は押し寄せる激情の渦の中に飲み込まれ、乱暴に沙夜の唇を奪った。
長く情熱的なディープキッスが続いた。滝の舌は沙夜の舌とからまり合い、蜜のように甘美な液体が沙夜の口から
滝の口内へと注ぎ込まれた。たちまち熱いものが滝の脳天めがけてかけ上がり、目の前が真っ白になっていった。
426:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:14:47 PvTB3z400
茫然とする滝から唇を放した沙夜が、妖しく微笑みながら滝の耳元で囁く。
「・・・和也・・・抱いて・・・わたしを・・・あなたのものにして・・・」
滝は夢中でベルトのバックルを緩めた。まるで初体験を前にした中学生のように、息を荒げ興奮しながら
ぎごちない手付きでジーンズを脱ぎ捨て、生まれたままの下半身を剥き出しにした。
四つん這いになった沙夜が、妖しく微笑みながら滝の股間に近づく。ギンギンにいきり立った滝の男根の先端に
そっと舌を這わせる。「・・・う・・・ムッ!」
沙夜は美味しそうに滝の男根をくわえ込み、舌を巧みに使って繊細な粘膜をこれでもかとばかりに刺激する。
「・・・素敵よ・・・和也・・・さあ、わたしと・・・ひとつになるのよ・・・」
M字型に両脚を広げ、真っ赤な肉の孔を剥き出しにした沙夜が甘く切なく囁く。蠱惑的な肉の孔からは紫色の
愛液がとめどなくあふれ出る。肉の襞はナメクジのように淫らな蠕動をしきりに繰り返す。
そのあられもない淫らな姿が、滝の最後の理性を吹き飛ばした。全裸になった滝はおおぉう!と叫び、いきり
立った肉茎を勢いよく、沙夜の十分に潤った股間の谷間めがけてぐぐい!と突き立てた。
「・・・あッ! ・・・あうッ! ・・・んッ! ・・・んッ! ・・・はうッ! ・・・はうッ!」
滝を受け入れた瞬間、沙夜は一瞬苦痛の表情を浮かべた。それから、律動に乗せてゆっくりと腰を動かし始めた。
「・・・あうん・・・はぅうん・・・あぅうん・・・んんッ・・・はぅうん・・・あうン・・・」
ゆうべ蜂女に改造された時まで、沙夜はまぎれもない処女だった。19歳の真面目一方な看護学生にとって
男を受け入れる悦びなど、雑誌の知識としてで知ってはいても、未知の世界の出来事でしかなかった。
だがショッカーによって蜂女に改造されたことで、沙夜は人間女性の数万倍に及ぶ性欲を与えられ、最高度の
女性機能を発揮できるよう肉体をチューニングされていた。沙夜は、これが生まれて初めての男性との交わり
とは思えないほどの、性の悦びを知り尽くした熟女並みの凄まじいテクニックで、滝のいきり立った肉茎を
改造された女性器の奥深く飲み込み、締めつけ、むさぼり味わっていた。
「・・・あぅん! ・・・あぅん! ・・・もっと! ・・・もっと! ・・・激しくッ! ・・・抱いてッ!」
427:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:15:21 PvTB3z400
沙夜の中に自分の分身を奥深く沈めた滝も、蜂女の肉体がもたらす、甘美で狂おしい快楽に夢中になっていた。
なんだこれは!? 信じられない! まるで天国のようだ。洋子の身体とは大違いだ。これが本当に女の体なのか?
蜂女のボディは、人間とは違いひんやりと冷たかった。だが滝の男根を飲み込み激しく締めつけている、沙夜の
改造された膣の奥は、燃えるように熱かった。まとわりつく粘膜からじんわりと染み込むように、快楽の波動が
滝の身体に伝わってくる。
滝は夢中になって腰を動かした。自らの分身を沙夜の奥に激しく突き入れた。
彼の目の前に、腰の動きに合わせてユサユサと揺れながら、淫らに蠕動を続ける、双つの同心円模様の乳房が
広がっている。人間の乳房のように重力によって潰れることなく、ロケットのようにそそり立つ、双つの膨らみ。
滝は両腕を伸ばして沙夜の蜂の乳房を鷲掴みにし、それを夢中になって揉みしだいた。手のひらに伝わる乳房の
弾力が、さらに滝の欲情を刺激し、腰の動きをさらに激しいものにしていった。
「・・・和也・・・飲んで・・・」
「・・・な、何を?」
「・・・私の・・・おっぱいを・・・飲んで!」
滝は、沙夜の改造された乳首にむしゃぶりついた。その途端、乳首から刺激性のある虹色の液体がプシュッ!と
迸り出て、滝の口腔内を満たした。その液体を飲み干すや、滝の目の前は再び真っ白になった。
蜂女の乳房は、様々な化学物質を自由に合成できる、化学工場であった。たった今沙夜が滝に飲ませたものは、
人間男性の性欲を数10倍にアップさせる、高性能の媚薬であった。
「・・・うぉおおおおおおッ!」
滝は大声で吼えた。沙夜を突き上げる腰の動き、蜂の乳房を揉みしだく手の動きがさらに激しさを増してゆく。
滝は片手で蜂の乳房を揉みながら、もう一方の腕を華奢な沙夜の腰に回し、なめらかな尻たぶを激しく、狂おし
く愛撫した。羽根の生えた背中を、引き締まった太股を、そして愛らしいうなじを幾度も幾度も愛撫し続けた。
「・・・いくぞぉ、沙夜ぁッ!」「・・・来てッ! 和也ッ!」
やがて、二人は同時に絶頂に上り詰めた。
「・・・あウッ! ・・・あウッ! ・・・・はあウッッッ! ・・・・ああううううッッッ!」
428:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:15:55 PvTB3z400
沙夜は髪を振り乱して大きくいなないた。滝もオゥオゥと獣のように吼えて、沙夜の胎内に燃えたぎる雄の欲情の
エキスを勢いよくぶち撒けた。白濁した欲望の粘液が、沙夜の改造された膣組織の中いっぱいに迸り出た。
沙夜の膣はキュイイイン・・・と締まり、滝の精液を残らず絞り上げると子宮の奥深くに吸い込んでいった。
「・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」
二人、いや一人の人間と一体の改造人間は堅く交わったまま、コンクリートの床の上にずっと横臥していた。
足をからませ、堅く抱き合い、唇を強く重ねたまま、いつまでもじっとひとつに溶け合っていた。
沙夜の体側に並ぶ気門は、たった今終わったばかりの情事の激しさを示すように、激しく開閉を繰り返している。
「・・・好きよ・・・愛しているわ、和也」
「・・・俺もだ。・・・愛してる、沙夜! お前を、この世の何ものよりも愛している!」
「・・・でも、わたしは人間じゃないのよ。わたしは改造人間、蜂女。二度と人間には戻れない身体なのよ」
「・・・構わない! 改造人間だって、蜂女だって構やしない! 俺は、お前を、愛しているッ!!」
「・・・ああ、嬉しいッ! 和也ッ!」
滝が、汗ばんだ自らの肉体を、沙夜のひんやりとしたボディから離すことができたのは、射精後10分以上も
経ってからのことであった。まとわりつく粘膜で覆われた孔からしぼんだ陰茎を引き抜くと、白いものが
混じった紫色の粘液が、長い糸を引いて伸びた。
しどけなく広げられた沙夜の股間には、ついさっき生まれて初めて男の侵略を許したばかりの肉の孔が真っ赤に
咲き誇り、男の味を覚え女になった喜びにヒクヒクと震えていた。毛の生えていない真っ青な恥丘を縦に割って
走る肉の亀裂を伝って、紫色の液体がとめどなくこぼれ落ちては、床をしとどに濡らしていた。
両脚を広げ、男に突き伏せられたあからさまな部分を露わにし、呼気を荒げて横たわっている沙夜のボディを
目にした瞬間、滝は再び淫らな欲情が込み上げてくるのを感じた。しなびた陰茎が徐々に怒張を取り戻してゆく。
429:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:16:11 PvTB3z400
滝は再び沙夜に荒々しく抱きつき、その唇を激しく吸った。甘い蜜が口の中いっぱいに広がり、男根が再度
ギンギンにいきり立った。
間を置かず、滝は二度目の行為に挑んだ。滝は沙夜をうつ伏せにし、その肉体を背後から勢いよく貫いた。
「・・・うッ! ・・・あうッ! ・・・はぁッ・・・はぁッ・・・」
沙夜の美しい二枚の羽根が、滝が突き上げるとともにリズミカルに開閉を繰り返す。ふと滝は、破れたはずの
沙夜の羽根がすっかり元通りになっていることに気付いた。
羽根だけではない。沙夜の傷はすっかり癒え、沙夜は本来の元気を取り戻していた。そして男を知ったせいか、
最初の交わりの時に比べて腰の振りも、膣の締めつけも、一段と激しく情熱的なものになっていた。
滝は無我夢中で、沙夜を激しく突き上げ、苛み、責め立て続けた。ひとつに溶け合い激しくまぐわい合い、
お互いの肉体を狂ったようにむさぼり合った。やがて、2発目の白い粘液が噴き出し、目の前が真っ白になった。
だが、滝の情欲はそれで治まりはしなかった。沙夜が再び滝の口に含ませた虹色の乳汁が、滝を3度目の行為へと
駆り立てた。沙夜も嬉々として、滝の獣のような要求を受け入れた。滝は知るよしもなかったが、蜂女が乳首から
分泌する媚薬には、麻薬のような強い中毒性があったのだ。
天井に開いた孔から、銀色の月光がしめやかに降り注ぐ。煌めく月の光を浴びながら、一人の人間の男と一体の
女性の改造人間は、とどまるところを知らずに愛の交歓を、淫らで神聖な愛の儀式を続けるのだった。
430:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:16:28 PvTB3z400
同じ頃。滝と別れた一文字隼人は、地下に降りる階段を発見し、用心しながらゆっくりと階下に進んでいった。
地下は廊下の両側に機械室が立ち並ぶ、閉塞感のある空間だった。ほとんどの扉は鍵がかかっており、押しても
引いてもびくともしなかったが、ふと一文字は前方の、開きかけた扉の向こう側からかすかな光が漏れ出ている
のに気付いた。
そこは奇怪な文様が壁一面に描かれた、工場には不似合いの部屋であった。一文字はその壁の中央に、忌まわしい
鷲のエンブレムを見つけ、吐き捨てるようにつぶやいた。「やはり、ショッカーのアジトだったか!」
隣室から、かすかな機械音が響いてくる。用心して奥の扉を開いた一文字は、思わず息を飲んだ。
奇怪な装置が幾つも立ち並ぶ部屋の中央に、直径1.7メートルほどの、円形の台が置かれていた。
台には周囲4箇所に、人間の手足を拘束するのにちょうどよい大きさの、輪のようなものが付いている。
その台には一文字にも見覚えがあった。そう、これこそ、ショッカーが拉致した人間を改造人間に造り変える、
忌まわしい改造手術台であった。
かつて一文字隼人も、これと同じ形の手術台の上で苦しみ悶えながら、改造手術を施されたのだ。もしもあの時
本郷猛が助けに来てくれなかったら、今ごろは一文字もショッカーの忠実な改造人間となり、悪の尖兵として
破壊活動に従事していたに違いないのだ。そう思うと、一文字は改めて激しい怒りと恐怖を感じた。
気を取り直して、一文字は改造手術台を調べた。自分が改造された時のものに比べると、この手術台は
ずいぶんと小振りである。輪の間隔から素体の身長を調べると、どうやら身長160cm前後の人間を改造する
ためのものらしい。おそらく、女性を改造するために用意されたものであろう。
台の表面を調べると、ちょうど素体の股間にあたる位置に、紫色の液体が乾いてこびり付いたような跡があった。
どうやら既に使用された後らしい。一文字の脳裏に、昨日交戦した、あの女王蜂女の姿が浮かんだ。
おそらくこの手術台の上で、ショッカーに選ばれた何の罪もない不運な女性が、あの女王蜂女に改造されていった
のに違いない。
一文字は怒りのあまり手を堅く握りしめ、ギリギリと歯がみした。
431:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:17:33 PvTB3z400
周囲の装置を調べていた一文字は、まだ電源が通っているスイッチが幾つかあることに気付いた。「Display」と
書かれたスイッチを押してみる。すると部屋の一方の壁が輝き出し、スクリーンとなって映像が映し出された。
それは、改造人間の製造計画書であった。最初に、真っ青なボディと蜂の腹部のような乳房を持った、一文字も
既に知っている女性型改造人間のイラストが映し出された。「やはり蜂女か!」
続いて、女性のシルエットを持った改造人間の体内構造と、その詳細な説明がイラストで映し出された。どうやら
これは、蜂女の改造設計図のようなものであるらしい。
やがて、若い女性の顔が幾つも映し出された。TVや映画で見たことのある、有名な女優の顔ばかりだ。
顔写真に重なるように×印が表示されるとともに、次の顔写真へと順番に移ってゆく。
「どうやら、蜂女に改造する素体を選定しているようだな」
そして、ある一人の女優の写真が現われた瞬間、顔写真に大きく重なるようにして点滅する赤い○印が現われた。
それは、前髪を一直線に切りそろえた、長くつややかな黒髪の20台前半の美しい女性だった。鋭い光を宿した、
印象的な切れ長の大きな目。すらりと通ったエキゾチックな鼻筋。そう、彼女こそ「女王蜂」の主演女優、
栗山千明に他ならなかった。
続いて、栗山千明の全身写真が映し出された。どうやって写したものか、衣服を着けていない、全裸の姿だった。
そして全身写真の隣に、巨大な蜂の映像が映し出された。日本のミツバチよりもふた回りほど巨大な蜂である。
二つの映像は互いにゆっくりと近づいてゆき、やがてひとつに重なった。そして最後に、真っ青なボディと
蜂の乳房、二枚の羽根を持った、異形の姿になった栗山千明の映像が大映しになった。
「やはり思ったとおり、女王蜂女の正体は、女優の栗山千明だったんだな!」
432:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:18:05 PvTB3z400
一文字は複雑な気持ちで、映像を見つめていた。昨日あれほど苦戦したとはいえ、女王蜂女を憎む気持ちは
まったく湧いてこない。それどころか、彼女が哀れでならなかった。彼女は自分と同じ、ショッカーの被害者に
ほかならない。自分のような天涯孤独の男ならまだいい。まだ若い女性、それも将来を嘱望された女優の身で
ありながら、ショッカーに見初められたばかりに無理やり改造人間にされてしまった、哀れな犠牲者なのだ。
「・・・可哀相に。彼女ももう、二度と人間には戻れないんだ」
一文字はふと、装置にさっきからしきりに点滅しているランプがあることに気付いた。何の気なしに押してみる。
すると壁のディスプレイに、新しい映像が映し出された。今度は動画のようだ。
忌まわしい改造手術台のそばに佇むのは、黒いマントを羽織った、骸骨のように痩せた陰気な初老の紳士。
「・・・死神博士ッ!」
一文字は思わず大声で叫んだ。それは忘れもしない、憎むべきショッカー大幹部・死神博士であった。
死神博士は、手術台の周囲の奇妙な機器に向かっている白覆面の戦闘員たちに、あれこれと指示を下している。
やがて扉が開き、二人の黒マスクの戦闘員が、激しく泣き叫ぶ一人の女性を連行してきた。
「・・・やめてェ! お願いッ! 助けて! 誰か! 誰か助けてぇッ!!」
長い黒髪を振り乱し、激しく抵抗しているその女性は、女優の栗山千明であった。
妖艶でクールな容姿とはうらはらに、素顔の栗山千明はおっとりとした、怖がりの女性である。このような異常な
事態に置かれれば、ただ泣き叫ぶばかりでどうすることもできない。
黒戦闘員はお構いなしに、泣き叫ぶ千明の身体を改造手術台の上にかつぎ上げ、両手両足をリングで固定した。
「イヤッ! やめて! やめてお願いッ!」
そして戦闘員たちは手にしたナイフで、千明の衣服を容赦なく切り裂いてゆく。真っ白な肌が露わになり、小振り
だが形の良い乳房が晒される。そして短く刈り込まれた毛に囲まれた、股間を縦に貫くピンク色の襞が現われる。
「キャアアッ!」
433:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:18:25 PvTB3z400
どうやらこの映像は、栗山千明が蜂女に改造された時に撮影した、実況映像であるらしい。
いったい何のためにこんな映像を残しておいたのか。一文字は激しい怒りにかられながら、画面を見つめ続ける。
身長162cm。バスト81cm、ウェスト56cm、ヒップ83cm。引き締まったスレンダーな美しいボディをしどけなく
大の字に広げ、改造手術台の上に全裸で固定された栗山千明の肉体。それは、まるで展翅板の上に止められた蝶を
思わせる、美しくも悲痛な光景であった。
身動きもできず、長い黒髪を振り乱してただ助けを求める栗山千明に、死神博士がゆっくりと近づいてきた。
「娘よ。お前はショッカーの改造人間として選ばれた。幸運に感謝するがいい。お前はこれからこの手術台の上で
改造手術を受けて、我らが同胞“蜂女”に生まれ変わるのだ。」
死神博士は手にした杖で、千明の顎を小突き上げる。「キャッ!」思わず悲鳴を上げる千明。
恥辱と恐怖のあまり、彼女には死神博士の声も届いていない。死神博士は杖で千明の顎をグリグリと小突きながら
耳元に口を近づけ、ゆっくりと言い聞かせるように語り続ける。
「よいか、これからお前の全身の細胞ひとつひとつに、牛をも倒す凶暴なスペイン蜂の遺伝子を組み込んでゆく。
お前は人間ではなくなり、スペイン蜂の能力を持った改造人間となる。そして我がショッカーの忠実な僕として
世界征服のために働くのだ」
死神博士の言葉に、栗山千明は自分のこれからの運命を悟ったらしい。一瞬顔面蒼白になったかと思うと、
彼女はあらん限りの声で絶叫し、長い黒髪を振り乱しながら、手足を激しくバタつかせて逃れようとした。
「ヤだぁーッ! イヤだ! イヤだ! 改造人間なんてイヤですッ! イヤッ! イヤ! やめてぇーッ!」
「わめくな娘! 抵抗などしても無駄だ。お前の運命は決まっている。お前はこれから改造人間に生まれ変わり、
人間だったことなど忘れて、その肉体をショッカーのために駆使し、働くのだ」
434:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:19:19 PvTB3z400
「お願い! やめて下さい! 改造人間なんてイヤっ! 改造人間なんて、改造人間なんてイヤだぁあああッ!」
「最初は誰もがそう言う。だがやがて、ショッカーの一員となったことを心から感謝するようになる!」
千明の抵抗が、死神博士の嗜虐心に火を点けたらしい。博士は醜悪な笑みを浮かべて、蠕動を繰り返す気味の悪い
パイプのようなものを千明に見せた。先端が奇妙にふくらんだそのパイプは、鎌首をもたげる蛇のように首を
振りながら、先端に開いた小さな穴から粘液のようなものをじわじわと噴きだしている。
「手術と言ったが、女性の身体を切り刻むような野暮な真似はせん。苦痛もほとんどないから安心するがいい。
さあ娘よ。これを見よ。これは“改造ノズル”と言って、お前のような若い娘を改造する時にのみ使う特殊な
器具だ。今からこの改造ノズルを、お前の女性器に挿入する。そしてお前の子宮内に、改造ナノマシンを大量に
注ぎ込む。改造ナノマシンは血流に乗ってお前の全身を駆け回り、身体中の細胞の遺伝子を組み換えて、お前の
身体を“蜂女”に作り変えてゆくのだ。その間お前は、至高の快楽に身を委ねていればいい。凄まじい快楽を
むさぼり終えた時、お前はもう人間ではなくなっている。そう、お前は改造人間に生まれ変わっているのだ」
蠕動する改造ノズルの先端は、人間の男根にあまりにも酷似していた。その先端を目の前に突きつけられた千明は
これから自分の身体に何が施されるのか、はっきりと自覚した。そして、恐怖と恥辱のあまり絶叫した。
「いやああああああ!!!」
死神博士が、白覆面の戦闘員たちに顎で命令を下した。「さあ、やれ!」
白覆面のひとりが、千明の柔らかい乳房を、無造作に鷲掴みにした。「キャアアッ!!」
長い針のようなものを取り上げた白覆面が、千明の乳首めがけて、その針をズブッ!と突き刺した。
「ギャッ! 痛いッ! ・・・やめて! やめて! ・・・ああッ・・・ギャッ!」
両の乳首に差し込まれた針は、そのまま千明の乳房の内部にどんどん突き入れられてゆく。
435:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:19:41 PvTB3z400
もうひとりの白覆面が広げられた千明の股間に手を伸ばし、ピンク色の肉の襞を指で押し広げる。
「やめて! やめて! イヤッ、そんなところ・・・キャッ!」
クリトリスの存在を確認した白覆面は、その愛らしい豆状の肉突起を覆うように、カバー状の電極をかぶせた。
千明の股間を覗き込んでいた白覆面の合図で、別の白覆面が装置のスイッチを入れた。たちまち電気パルスが
千明の両の乳首とクリトリスにピリピリと流れ、強烈な刺激を断続的に千明の肉体に送り込んでゆく。
「・・・あッ! ・・・イヤっ! ・・・あ! ・・・あ! ・・・あ!」
とたんに、今まで味わったことのないような感覚が千明を襲った。千明は身体を硬直させ、ガクガクと震えながら
顔を真っ赤に染める。自分の内部に沸き上がってくる、得体のしれない熱いものに、戸惑っているのだ。
しどけなく広げられた栗山千明の股間。ピンク色の肉の襞がゆっくりと花開き、じわじわと濡れた肉の孔が
次第に露わになってくる。孔の奥には白いものがわずかに見えている。
「そろそろよかろう。改造ノズルの挿入準備!」
死神博士の命令で、白覆面のひとりが改造ノズルを掴み、電気パルスの刺激ですっかり濡れそぼった千明の
肉の孔に、蠕動する男根のような不気味なノズルの先端を当てがった。
「キャアッ! や・・・やめてッ!」身体を硬直させ、抵抗するように腰を引き、激しく絶叫する千明。
「改造ノズル、挿入開始!」
「ひいッ!」
死神博士の合図で、白覆面は手にした改造ノズルを、栗山千明の股間の孔に、ぐいぐいと押し込んでゆく。
「イヤッ! やだ!ヤダぁああッ!・・・あああッ!・・・痛いッ! 痛い痛い! やめて! お願い!」
粘膜が裂けて、真っ赤な血が飛び散った。
「・・・ほう、まだ処女であったか。これは意外だ。だが安心するがい。苦痛はすぐに快楽に変わる」
436:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:20:00 PvTB3z400
改造ノズルは、未だ何ものも受け入れたことのない栗山千明の神聖な場所を引き裂いて、膣の最奥部に達した。
おぞましい改造ノズルによってたった今処女を奪われたばかりの千明は、目から涙をポロポロとこぼし、
エッエッ・・・と短く嗚咽しながら、下腹部をキリキリと襲う破瓜の苦痛に身をよじらせていた。
「改造ナノマシン、注入開始!」
グオングオンという音を立てて、改造ノズルの活動が始まった。千明は、自分の股間にズブズブと押し寄せてくる
なんとも不快な感覚に戸惑った。膣の奥に押し込まれたノズルの先端の穴から、生暖かい液体が次々と噴き出して
彼女の子宮にドクドクと注ぎ込まれているのだ。
「・・・あ! ・・・あ! ・・・あ! ・・・」
ノズルの中を通って、無数のナノマシンを含んだ液体が、千明の子宮内を満たしてゆく。子宮内壁を通って血管内
に放たれた無数のナノマシンは、血流に乗って千明の全身を駆け巡り、細胞のひとつひとつに遺伝子操作を施して
彼女の肉体を人間ではないものへと急速に造り変えてゆく。
「・・・はあッ・・・はあッ・・・あふぅ・・・ああッ・・・ああッ・・・いやああッ・・・」
その変化は、はっきりと性的な快感を伴っていた。毎夜自分で自分を慰める時のあのしびれるような快感を
何百倍、何千倍にもしたような激しい快感が、千明の全身を電流のように流れて、彼女の理性を奪っていった。
改造ナノマシンに肉体を蝕まれ、全身を人間ではないものに変えられてゆきながら、栗山千明は全身を貫く、
じんじんと心地よい快感に身をゆだね、激しくむせび泣いていた。
「・・・だめぇ・・・とけちゃう・・・やめて・・・だめぇ・・・あうん・・・あうぅん・・・あううぅん・・・」
437:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:20:39 PvTB3z400
ほどなく、栗山千明の白く美しい裸身に、はっきりとした変化が現れた。小振りだが形の良い乳房の表面に、
黄色と黒の同心円模様がうっすらと現われた。
同心円模様はどんどんと濃くなり、数分で彼女の乳房は、蜂の腹部のようなくっきりした縞模様となった。
乳首の周囲の乳輪だけが真っ赤に染まり、ティアドロップ型に変形した。そして乳房がすっかり同心円模様に
覆われるとともに、それまで重力に押しつぶされていた乳房が少しずつ盛り上がり、まるでロケットのように
天に向けてそそり立っていった。そして、まるで昆虫の腹部のように、ゆっくりと蛇腹状の蠕動を始めた。
「・・・ああん・・・あうぅん・・・はうぅん・・・あうッ!・・・あうッ!・・・はうぅッ!はうぅッ!」
千明の全身の毛が抜け落ち、皮膚の色が青く染まり始めた。手の先と脚の先だけが白く変わり、まるで長手袋と
ロングブーツを履いているかのようなエナメル質に変化していった。爪が消失し、脚の指はひとつに融合し、
足首はピンヒールのブーツのような形に変形していった。
自分の肉体の変化を、千明は朦朧とした意識の中でぼんやり感じ取っていた。自分が人間ではなくなってゆくのが
はっきりと自覚できた。ふと薄目を開けた千明は、自分の乳房が蜂の腹部のような同心円模様に変わり、奇妙な
蠕動を行っているのを知った。そして言いようもない悲しみと、諦めの気持ちに襲われた。
ああ、もう自分は人間ではなくなってしまった。もう二度と元の身体には戻れないのだ。悲しい。悔しい。
でも、でも気持ちがいい! 気持ちがよくて気持ちがよくて、このまま狂ってしまいそうだ。人間に戻れなくても
もう構わない。この快感を、いつまでももっともっと感じていたい。
千明は快楽に身を委ねて、自分から腰を持ち上げ、夢中になって振った。かたちのよい引き締まった尻を、
歓喜にむせび泣きながら夢中になってクイッ、クイッとリズミカルに動かした。
「・・・はうン!・・はうン!・・・あうン!・・あうン!・・・あうッ!あうッ!あうッ!アッ!アッ!」
438:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:21:15 PvTB3z400
千明の体側、脇腹から太股にかけて、パックリと小さな孔が幾つも開いた。昆虫の気門に似た12対の孔は
千明のあえぎ声に合わせて激しい開閉を繰り返した。
改造手術が始まって、既に20分ほどが経っていた。改造手術台の上に大の字に身体を固定されているのは、もはや
人間の女性ではなかった。それは昆虫に似た身体を持った異形の美女、ショッカーの改造人間・蜂女であった。
「・・・あうぅッ!・・あうぅッ!・・・はうぅッ! ・・はうぅッ! ・・あぁンッ!・・あぁンッ!」
壁に映し出される映像の中で、どんどん改造されてゆく女優・栗山千明の肉体。そのおぞましく忌まわしい
映像を、一文字隼人は凍りついたようになって見入っていた。
なぜか、目をそらせることができなかった。かつて自分も映像の中の栗山千明と同じように、改造手術台の上で
身体を切り刻まれ、バッタの生体組織を全身に移植されて改造人間にされてしまった。その忌まわしい記憶が、
目の前の映像によってはっきりと呼び覚まされていた。
握りしめた拳がブルブルと震えた。知らず知らずのうちにギリギリと歯を食いしばっていた。
その時、若い女の冷たい笑い声が、部屋の中にこだました。
「・・・フフッ!・・・ウフフフフッ!・・・」
ふと一文字は、快楽にあえぎながら改造されてゆく栗山千明の映像のすぐ前方に、いつの間にか別の人影が
立っていることに気付いた。一体いつからそこにいたのか。妖しい笑みを浮かべながら壁面スクリーンの前に
立っている姿は、スレンダーなシルエットを持った若い女性だった。
長い黒髪と、真っ青なボディ、黄色と黒に彩られた蜂の乳房。そして妖しい光をたたえた鋭い目。
栗山千明だった。蜂女のボディを持った栗山千明が、いつの間にか一文字の目の前に立っていたのだ。
439:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:21:34 PvTB3z400
千明の頭部は、額から長い真っ赤な触角を伸ばしている意外は、人間のままであった。昨日交戦した時に
彼女の頭部を覆っていた頭頂部の装甲と複眼状のゴーグルは、どうやら戦闘時だけのものらしい。
人間のままの頭部に、触角だけが生えているのが、どうやら蜂女の本来の姿であるらしかった。
蜂女の姿をした栗山千明はクスリ、と笑うと、一文字に向かって挑発的な口調で言った。
「・・・どお? 一文字隼人。素敵だったでしょう? これはわたしがショッカーに改造された時の実際の映像。
何度見ても興奮するわ。・・・わたしは、こうやって改造されて、蜂女に生まれ変わったの。見て、この身体!」
一文字は即座に身構え、仮面ライダーに変身するために両腕を右に伸ばした。
「・・・変・・・し・・ウッ!」
一文字隼人が変身ポーズを取ろうとしたその瞬間、栗山千明は背中の羽根を広げ、細かく振動させた。その途端に
一文字の脳裏に稲妻のようにひとつの映像が閃いた。
「やめてぇッ! やめて下さい! 改造人間なんてイヤだぁあああッ!」
それは、全裸で改造手術台に身体を固定され、激しく泣き叫ぶ栗山千明の姿であった。その映像が脳裏に浮かぶと
共に、一文字自身がショッカーによって改造された時の、あの忌まわしい記憶が洪水のように溢れ出してきた。
「やめろォッッ!!」
一文字は頭を押さえ、身体を折り曲げて苦しみ始めた。本郷猛に救出されて仮面ライダーとなり、すっかり
落ち着いた今でも、時々悪夢にうなされて思いだすあの恐怖の記憶。記憶の奥底に封じ込め、できるならば
二度と思いだしたくないあの悪夢の記憶が、なぜ今になってこんなにも鮮明に蘇ってくるのか?
440:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:21:57 PvTB3z400
苦しむ一文字の様子を見た栗山千明は、満足そうに冷たい笑いを放った。
「アハハハハッ! まんまと引っかかったようね、一文字隼人! この洗脳フィルムを見てしまった以上、お前の
脳にはもう、ある条件反射が刷り込まれているのよ。わたしの羽根の超音波を聞くと同時に、自分が改造された
時の忌まわしい記憶を鮮明に思いだすようにね!」
しまった! この映像も洗脳フィルムだったのか! 油断した。映像という時点で気付くべきだった。一文字は
地団駄を踏んで悔しがったがもう手遅れであった。栗山千明の頭部を持った蜂女が羽根を震わせるたびに、
彼の脳には蜂女に改造されてゆく栗山千明の声と映像が、自分自信の姿とオーバーラップするように鮮明に蘇る。
その記憶のおぞましさは、一文字の戦闘意欲を著しく殺してしまうに十分であった。
「ウフッ! ウフフフフフッ! アハハハハッ!」
無邪気に、だが冷たい悪意を込めて、栗山千明は笑い続ける。一文字はうぉおおおおッ!と悪夢を振り払うように
大きく吼え、気合いを入れて再び変身ポーズを取った。「・・・変・・・し・・うむッ!」
一文字の両腕を、後ろから鷲掴みにしたものがある。改造人間である自分の動きを止めるほどの怪力。そんな力の
持ち主とは思えない華奢な腕が目に入り、驚いて後ろを振り返った一文字隼人は、思わず息を飲んだ。
「・・・エミ! ・・・ミカ!」
そこに立っていたのは、立花オートコーナーの住み込みスタッフで、一文字隼人のアシスタントでもある、
エミとミカの二人だった、だが彼女たちのボディは栗山千明と同じ、同心円の乳房を持った蜂女であった。
「ど、どうしてお前たちが!?」
「昨日、千明さまに改造していただいたの」
「わたしたちはもう、お前のアシスタントなんかじゃないわ、隼人」
「そう、今のあたしたちは、ショッカーの改造人間・蜂女!」
441:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:22:17 PvTB3z400
一文字は驚きと絶望で、目の前が真っ暗になった。よりによって、今まで一緒に戦ってきたかけがえのない仲間が、
若い女性のみそらで改造手術を施され、ショッカーの傀儡に変えられてしまっていたなんて!
「どお、一文字隼人。そのふたりを相手に戦える? そのふたりを、お得意のライダーキックで殺せるの?」
栗山千明は一文字を試すように言った。その言葉は蛇のように冷たく、残酷な響きに満ちていた。
女とはいえ改造人間のパワーで両腕を押さえつけられては、変身前の一文字は身動きも取れない。だが仮に
ふたりを振りほどき変身したとしても、今の一文字には彼女たちと戦う気力は湧いてこなかっただろう。
悔しさに身震いする一文字に向かって、栗山千明は捕らえた獲物を無邪気にもてあそぶ野獣のような残酷な視線を
送りながら、妖しい笑みを浮かべ、ゆっくりと近づいてきた。
「さあ一文字隼人。死神博士の命令よ。観念して、この毒針の注射を受けなさい。でもお前を殺すわけじゃないわ。
麻痺させて、お前をわたしと同じ、完全な改造人間にするの。・・・フフッ、楽しみだわ」
栗山千明はそう言うと、両手で自分の蜂の乳房をゆっくりと揉んだ。同心円模様の中心にあるティアドロップ型の
真っ赤な乳輪。その下端にある愛らしい乳首がゆっくりと身をもたげると、先端から小さな針が顔を覗かせた。
針の先には、液体のしずくがきらめいている。
「・・・くぬッ! 畜生ッ!」
栗山千明は満面の笑みを浮かべて、大きく腕を広げた。そして一文字隼人に近づくと、彼を力いっぱい抱擁した。
ブスッ! 一文字の胸板に、二個所、鋭い痛みが走った。
「・・・うう・・・ああッ! ・・・・」
たちまち一文字の目はくらみ、視界がグルグルと回転し足下が定まらなくなった。徐々に薄れゆく意識の中で、
蜂女のボディを持った栗山千明の哄笑だけがいつまでも甲高く響いていた。
「・・・・フフッ・・・・・ウフフフフッ・・・・・アハハハハハッ・・・・」
442:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:22:33 PvTB3z400
「・・・和也! ・・・和也! ・・・ねえ起きて!」
全裸で愛しい沙夜と抱きあいながら幸福そうにまどろんでいた滝和也は、沙夜の取り乱した声に目を覚まされた。
「和也、あれを、あれを見て!」
寝返りを打って沙夜の指さす上方に目をやると、破れた天井の穴の向こうに輝く大きな月が見えた。その月に
重なるように、三体の蜂女がどこかへ飛び去ってゆくのが目に入る。
そのうち二体の蜂女は、ジャケットを着た男性の両腕を持って、宙にぶら下げたまま飛んでいる。
「・・・一文字ッ!」
滝は裸のまま飛び起きた。なんてことだ! 今まで俺は何を呆けていたんだ。沙夜とのセックスに溺れ、自分の
任務をすっかり忘れていた。滝はあわててジーンズだけを履き、部屋の片隅にあった脚立を立てて、破れた穴から
天井の上に這い上がった。
「一文字ぃッッッ!!」
滝は大声で叫んだ。だが三体の蜂女はそれに気付いたか気付いていないのか、何の反応も見せずにそのまま
満月の照る西の方向に向かって音もなく飛び去っていった。
沙夜が羽根を広げて、滝のすぐ隣に舞い降りた。「和也!」
「沙夜! 蜂女にはここと別にもうひとつアジトがあるのか? いったいどこにあるんだ!?」
「・・・知らないわ。わたしはここで改造されたの。ここ以外のアジトなんか、見たこともない・・・」
「畜生ッ!」滝は吐き捨てるように叫んだ。「仕方がない! いったんおやじさんの所に戻って、出直そう!」
443:名無しより愛をこめて
08/04/30 21:22:52 PvTB3z400
だが、バイクに二人乗りになって立花オートコーナーに戻った滝と沙夜を待っていたのは、扉を壊され、
もぬけの殻となった立花オートコーナーであった。
「しまった! おやじさんッ! ユリッ! 五郎ッ! いったい、どこに連れ去られてしまったんだ!?」
「・・・和也・・・わたし、怖い・・・!」
おびえた様子ですりよって来た沙夜が、滝の腕を掴む。滝はやさしく彼女の身体を抱きしめる。
「心配いらない。隼人が、隼人のやつがそう簡単にやられるわけがない! おやじさんたちだってきっと無事さ!」
そう言ったものの、明らかに彼らには助けが必要な状況であること、それができるのが自分しかいないことを、
滝自身よくわかっていた。だが一体どうすればいいのか。西の方向という以外に、手掛かりは何もない。
蜂女の姿をした沙夜は、ぴったりと滝に寄り添い、二の腕に豊満な乳房を押し付けてくる。ゆっくりと蠕動を
繰り返す乳房の柔らかな感触が、滝の腕に伝わってくる。その感触が、再びムラムラと滝の欲情をかき立てた。
いけない! そんなことをしている場合ではない。何とかして、皆を助けだす手段を考えねば。
だが滝の頭は、愛しい沙夜の美しく魅力的な肢体のことでいっぱいになっていた。抱きたい。今すぐにでも
沙夜を抱きたい! 滝は必死に誘惑と戦った。いつの間にか、甘い蜜のような香りのピンク色の霧が現われ、
滝と沙夜の周囲を包んでいる。
沙夜の腕が滝のジーンズのジッパーに伸びる。沙夜はかがみ込むと、いきり立った滝の男根を取りだし、
口を近づけて美味しそうにほおばった。
「・・・和也・・・ねぇ抱いて・・・お願い・・・わたしを抱いて! ・・・あなたのものにして!」
もはや我慢の限界だった。滝は応接間の床に沙夜を押し倒すと、真っ赤な唇にむしゃぶりつき、激しく吸った。
そしてM字型に広げられた沙夜の両脚の間、すっかり濡れそぼった肉の谷間に、自らの分身を勢いよく突き入れた。
「・・・あぅン! あうぅン!」
沙夜の嬌声が高くこだました。