08/04/07 21:21:04 cNzHHw5U0
死神「さあ、目覚めよ栗山千明。いや、我がショッカー軍団の新しき仲間、改造人間・蜂女よ!」
その声で、蜂女に生まれ変わった栗山千明が、閉じていた目をゆっくりと開ける。
栗山千明を手術台に大の字に固定していた拘束具が、カチャッという音とともに外れる。
栗山「・・・(意識が朦朧としていて、事態が飲み込めていない)」
死神「さあ、蜂女。生まれ変わった自分の身体をよく確かめるがいい」
栗山千明、しばらく茫然としているが、次第に記憶を取り戻してゆく。改造手術の忌まわしい記憶を思いだし、
ハッと目をみはり弾かれたように上半身を起こす。自分の変わり果てた身体が目に入り、思わず絶叫する。
栗山「きゃああああああッッッ!!!」
死神「どうだね。素晴らしいだろう。きみはもう人間ではない。スペイン蜂の遺伝子を全身の細胞に組み込まれて
生まれ変わった昆虫人間。栄光のショッカー組織が造り上げた改造人間・蜂女なのだ」
頭部を除く全身を覆う、青いラバー質の皮膚。呼吸とともに開閉する体側の気門の群れ。まるで別の生き物の
ように蛇腹式に蠕動を繰り返す、ロケットのように胸から前に張り出した、黄色と黒の同心円模様の乳房。
人間とは既にかけ離れた自分の姿を目にした栗山千明、両手で顔を覆って激しく首を振りながら泣きじゃくる。
栗山「いやだぁぁあッ! こんなのいやだぁッ! お願い、わたしを人間に戻して! 元の身体に戻して下さいッ!」
死神「それは無理だ。我々の科学力をもってしても、一度改造された人間を元の身体に戻すことはできない」
栗山「(涙に濡れた顔を死神博士の方に向け)この、悪党! 悪党! 人でなし! あんたたち、人間じゃないわ!」
死神「そうとも。我々は人間のような下等な生き物ではない。選ばれた改造人間なのだ。そしてきみもまた、
もはや人間ではない。自覚したまえ。きみはショッカーに選ばれた、光栄な改造人間なのだよ」
栗山「(一瞬ハッ!となり、自分の身体に再び目を向け)イヤあああッ! こ、この、悪魔ああッ!」