08/02/11 00:44:50 uSYKNHb30
自分はある武道を若いころから20年くらいやってる指導員。
アクションモノが好きで数年前から特撮見るようになった。
ゲキは出だしはしばらく微妙だったが三拳魔打倒から終盤は本当によかったと思う。
「たとえ操られていたとはいえ罪は罪」という理央の潔さもよかった。
この世界に長くいるとリアルに強さに囚われすぎて人として大事なことを忘れてしまう者を
少なからず見た。だが所詮どれだけ強くても個人のことなど高が知れている。
大事なのは先達の境地を忘れず謙虚に求め続け、その営為の価値を共有し伝えていくこと
だと最近になって強く思うようになった。
だから一度は道を違えた激獣拳と臨獣拳がより高次なものに対して集結したり、決して
消せない龍丸を師から弟子へと受け継いでいく覚悟をそれぞれが示したりという描写が胸に迫った。
自分には才能も情熱もとても敵わなかった同輩がいたが28のときに白血病で先立たれた。
最後の香港の少年を見てあいつもあんなふうに転生したりしてるんだろうか、
また武を志してくれてるだろうか、と思えて仕方がなかった。
そんな少年がもし自分の所に来たときにがっかりさせないようにこれからも稽古をがんばろうと思った。
長文申し訳ない。