08/05/04 18:29:05 I79VuN5A0
仮面ライダーレイジ
第2話「アサガヤ レイジ」
「ま、ま、ま、ま、ま、ああああまってくれぇぇぇええぇぇぇえええ」
そのでかい声は確実に後ろから聞こえた
心臓が止まりそうになる
近所迷惑も良いとこな、その声の主を即座に創造する事はかなり難しかった
そして10秒程考え、俺の頭に上った仮説!!
向こう岸に住んでいるホームレスが大声で発狂している
しかし、その答えは見当違いだった
後ろを振り向き、目に写るのは少し錆びかかった例のベルトと夕日に照らされ続ける川だけだった
結局、ホームレスは見当たらない
しばらく、硬直していると、また例の声が聞こえてきた
「た、たのむ!!まあおおあって!!」
その後も「お・・・・おぉぉっぉい!!」「まってぇぇえええ!!」を連呼しまくっていた
焦り具合からしてどうやらかなりヤバい状況らしい、俺の頭の中では、リアルな殺人現場が描かれていた
「こ、こりゃあヤバい・・・・・」
「おい!!大丈夫か!!」
今来た道を急いで引き返す俺、一向にやむ気配の無い声
そして、声を頼りに辿り着いた場所・・・・・・それは例のベルトのまん前だった
「お、おおやっと気づいてくれたんね?と、とりあえず助けてくれやん?」
「・・・・・・」
変な口調で話し続ける変なベルト、これはどういうことだ、こんな物生まれて一度も見た来ない
時折、水色に点滅する宝石のような物体は結構高そうだ