08/05/01 20:50:17 7NVhwVjP0
「えー、そこはしょうがないじゃないですか……あむぅ」
全くキスするタイミングじゃないが、彼女の薄めの唇が重なってきた。髪と香水の良い匂いがし
て、舌がゆっくりと絡みついてくる。
「んふ……ふ……んん」
唾液を吸いながら声が漏れる。ちょっと目を開けると、彼女は少しはムードに浸っているのかと
思いきや完全に笑っていた。
それにしても慣れた感じだ。片手で俺の髪や頬を撫でつつ、もう片方でズボンのベルトを外し、
チャックを開く。首筋に冷たい感触がしたかと思うと、彼女の手が胸元へ下がってきた。
「へぇ…… いでっ!」
「んふっ」
悠希はそっと乳首を口に含むと、前歯を立てて甘噛みをし始めた。
わざと痛くして俺の反応を楽しんでいるように見える。滑らかな舌と唇の愛撫と、時折襲ってく
る痛み。さっきから始まっている股間への刺激もあり、マイサンはすでに戦闘態勢だ。
悠希はそいつを指先で撫でながら、俺の胸のあたりで両手で頬杖をついた。
「でもだいじょぶ、私の趣味と実益を兼ねて楽しませてあげますよ」
と、一瞬嫌な予感が走る。この展開、過去に一度経験があるからだ。
悠希は妖艶な笑みを浮かべると、俺にまたがった状態で着ているものを脱ぎ始めた。
キャミをたくしあげ、白いボトムスを脱ぎ捨てる。そこから現れたのは、余りに白い肌と対照的
な暗い赤のホットパンツ型ショーツだった。
「あとでシャワー浴びた方がいいかも」
言いつつ、脇の小棚?に置いてあったワインをグラスに注ぎ、一口。それを飲むかと思いきや、
俺の胸から腹にかけてぱたぱたと垂らし始めた。
「じゃ、いただきまーす」
れろ~っと、鎖骨からヘソまで舌が走る。それはまさに、悠希の舌と唇による全身愛撫の始まり
を告げるものだった。
「ちょっ、ちょっと待って、これって勘弁してくれって言ったじゃん!」
「んっ……ん、ちゅるっ、ちゅっ」
全身愛撫というのはとても正確な表現だと思う。
彼女はこれまたイメージに合わず、こうして俺の体のすみずみまで舐め尽くすのが好きなのだ。
案の定、彼女はつま先をしゃぶり終えるとスネから腿、腹、胸、そして鼻や目とエスカレート
させていく。