おにゃのこが改造されるシーン 素体8人目at SFX
おにゃのこが改造されるシーン 素体8人目 - 暇つぶし2ch150:名無しより愛をこめて
07/11/18 04:29:03 Gg5W/6TI0
>maledict氏

6歳の女児や初老の女性を改造したあとの使い道って、いったい・・・・

子供や初老のおばはんの改造はちょっと・・・・・

設定は筆者の勝手なんですが、極力出さないよう検討願います・・・・


151:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/18 23:26:40 6sTirU+I0
>>150
一応設定ですが、侵略者の求めているのは神経系で、肉体の未熟さや老化は
改造されれば関係なくなるはずらしいです。年少者の脳は可塑性が大きいし、
老人の脳は個体特有の経験の蓄積が大きいとかで、それぞれ重宝されるようです。
肉体も、老女の皮膚はつやつやになるはずだし、幼女の、標準よりも小さい体も、
それなりの用途に徴用されるはずです。…そういう設定と思っていて下さい。

趣味の話ですが、まず幼女については、自分の頭では、「毒毛虫女」ちゃんや
「夏実ちゃん」の前例があったので、話の展開の上でそれを使っていいならば
問題ないかな、と思い、あまり考えずに使ってしまいました。別にロリ趣味はないので、
やめた方がいいなら、今後(話の展開上どうしても必要ない限り)この板ではやめます。

同様に、「老女」も、少なくとも自分にその趣味はありませんでした
…ただ、老女の萌え萌えの改造シーンをもし描けたら描いてみたい気もします。

…あと、まあ、男の改造シーンもあんまり増やさないようにします。

152:名無しより愛をこめて
07/11/19 00:55:05 ZWxmBvYj0
>>151
あんまり気にしなくていいんじゃないかと。
作者が必然性があると思えばそれでいいんだし。

153:名無しより愛をこめて
07/11/19 01:22:22 oZpe7FEZ0
maledictさん

SSありがとうございました。面白いです。
奴隷生物の詳細について、教えてください

蟻男は頭髪;なし、触角、赤目、全身;ブラック、性器も渦巻き状でブラック(陰毛なし)
蜂女は頭髪;紫、体;青、胸;赤(乳首)、黄色と黒の同心円、性器;黒く丸い穴(陰毛なし)

でよろしいでしょうか?

あと、唇の色・眉毛(男女)の状態について教えてください。
腕から先や膝から下の色は他作品の蜂女と違い、白ではなく青でよろしいんですよね?あと羽なし・・・・
これでOKでしょうか?

ちょいと裸画像を利用して奴隷生物を作ってみようと思っています。

154:蟻蜂新人
07/11/20 00:05:15 Fz483z7U0
>>maledictさん
外伝がようやくできましたので、SS投下します。宜しくお願いします。


>このスレの住民の皆様
何分、処女作なので文章としてイマイチですが、宜しくお願いします。
とりあえず、マズイ部分が多くあるかと思いますので、先に謝っておきます。
スイマセン^^;


155:奴隷生物の記録・外伝1
07/11/20 00:08:05 Fz483z7U0
あの日以来、僕は改造されてしまった。
平凡な高校生として毎日を過ごす。
別の生物として孤独に悩みつつも最高の快楽におぼれる日々。
どっちが幸福なのか正直わからなくなってきた。
いや、考えられなくなってきた。・・・・・・

政府が宇宙人による誘拐事件を公式に認めて以来、僕の住む人口50万弱の地方都市K市でも、
10代から30代前半の男女を中心に200人ほどが行方不明になっていた。
そして県内にはH市という全国的にもUFOが目撃されることで有名な町がある。宇宙人の基地が市内の
山中のどこかにあるらしく、近いうちに自衛隊が攻撃作戦を行うという噂が流れていた。
ある日の朝、学校へ行くと、すぐ全校集会があり、しばらくのあいだ休校にするということを校長先生から告げられた。
僕の高校も誘拐被害者を出している。
そのなかの一人にクラスメートがいた。内気で弱々しい感じが年上の女性に受けそうな印象の奴だった。
全校集会のあと、その日の授業は中止。すぐに下校した。
自転車に乗り、国道に沿って、自宅へ向かう。途中、何台もの自衛隊の車両とすれ違った。噂は本当らしい。
その日は、帰り際、部室から持ち出した野球部員共有のアダルトDVDを何本か持ち帰った。
必要以外の外出は避けるようにと、テレビでは総理大臣が国民に呼びかけていた。 
休校になって2日目、午前10時ぐらいに目を覚まし、テレビをつけると、、僕は驚いた。  
どの局も同じ中継をしている。画面に映るのは、地元のH市。自衛隊がついに宇宙人の基地を攻撃するらしい。
2時間経ったころだろうか、画面では山の中腹が一瞬、赤く光り、あとから爆音が響く。攻撃が始まったらしい。
攻撃が止むと、ヘリが山地の上空を低く旋回している。レンジャー部隊が突入するらしい。


156:奴隷生物の記録・外伝2
07/11/20 00:09:53 Fz483z7U0
必要以外の外出は避けるようにと、テレビでは総理大臣が国民に呼びかけていた。 
休校になって2日目、午前10時ぐらいに目を覚まし、テレビをつけると、、僕は驚いた。  
どの局も同じ中継をしている。画面に映るのは、地元のH市。自衛隊がついに宇宙人の基地を攻撃するらしい。
2時間経ったころだろうか、画面では山の中腹が一瞬、赤く光り、あとから爆音が響く。攻撃が始まったらしい。
攻撃が止むと、ヘリが山地の上空を低く旋回している。レンジャー部隊が突入するらしい。


157:奴隷生物の記録・外伝3
07/11/20 00:11:07 Fz483z7U0
更に2時間が経ち、画面の向こうでは、現地に直接乗り込み、キー局のスタジオへレポートする地元局の女性アナウンサーが、
突入した部隊との連絡が途絶えたと伝えていた。
作戦は失敗したらしい。現場中継の内容が一段落したところで、僕はトイレに行った。
戻ってくると、画面はすごいことになっていた。多数の巨大なムカデみたいなロボットが安全と思われていた自衛隊の指揮所に突如、
出現し、その場にいた政府関係者、自衛隊員、報道関係者を手当たり次第に捕まえていった。小銃を撃ちまくる自衛隊員、
悲鳴を上げるレポーター、現場は大混乱になり、中継どころではなくなっていた。30分ぐらいの出来事であった。
画面が砂嵐のようになって、しばらくすると、東京のスタジオに戻り、首相官邸からの映像と忙しなく切り替わったりしている。  
混乱しているようだ。
何が起こったのか、見に行きたい、僕はなぜかそう思ってしまった。退屈な日々、なにも刺激の無い田舎・・・・・・  
そんな田舎で、日本全国いや、世界中を揺るがす大事件が起こったのだ。
僕は自転車に乗り、H市へ向かった。同じ県内とはいえ、50キロは離れている・・・・でも、少しでも近くへ行ってみたかった。
H市周辺から避離しようとしてきた人々の流れに逆らい、僕は国道に沿ってH市へと向かった。
が、突如、周囲から悲鳴が上がった。ムカデ型ロボットが上空から現れ、人々を無差別に捕らえ始めた。
僕も捕まり、気を失ってしまった。


158:奴隷生物の記録・外伝4
07/11/20 00:12:29 Fz483z7U0
意識が戻ると、僕は全裸だった。そして手足の自由がなかった・・・・透明な拘束具がつけられている。
周りを見渡すと自分と同じように全裸の人ばかりだ・・・さっきテレビで見た、女性アナウンサー、
体格のいい男の人たちもいる。自衛隊の人たちだろうか・・・・・
しかし、こんな異常な状況なのに、どうしても視線は女性のほうにいってしまう・・・
僕は少し落ち着きを取り戻したのだろうか、周りの人と会話する余裕がでてきた。
となりの20代後半ぐらいの落ち着いた感じの女性と話をした。小学校の教師をしているらしい。
H市から避難する途中に捕まったらしい。スレンダーな体に大きめの胸・・・・・・・
僕は大きくなってしまったアソコを太ももで挟んで隠しつつ、萎えさせようと数式を思い浮かべた。
年上の女性に見られるのは恥ずかしいし、スケベなことを考えていることがわかってしまうのがイヤだった。
そうしているうちに、僕達がいる「檻」を監視しているらしい、人間の女性と蜂を足した「蜂女」のような生き物が現れた。
紫の髪、真っ赤な目、触覚、青い体、黄色と黒の同心円状の胸・・・・・・・
昔、ヒーローモノに出てきた怪人のようだった。が、明らかに着ぐるみではなかった。


159:奴隷生物の記録・外伝5
07/11/20 00:13:47 Fz483z7U0
蜂女は機械のような声で話し、檻の入り口あたりにいた体格のいい男を連行した。多分、自衛隊員だろう。
立ち上がろうとした瞬間、男は蜂女に体当たりし、うまく後ろに回りこみ拘束されてはいるが、腕を蜂女
に叩き付けた。が、蜂女は全く動じることなく、しかも無表情で躊躇無く手に持っていた銃から光線を
浴びせた。男はそのまま息絶えてしまった。死骸は紫の斑点が出ていた。
檻では女性たちが悲鳴を上げた。
「抵抗スル素体ハ 処分スル。」
そう告げて、男の隣にいた、女性アナウンサーを代わりに連行した。
女性アナウンサーは恐怖で顔面蒼白だった。声も出ない。 
そして僕も含め男女2名ずつが連行された。僕のほかには別の20代前半ぐらいの自衛隊員
と、僕と話をしていた小学校の女性教師だった。

しばらく全裸のまま歩かされた。ただ、こんなときでも僕のは大きくなっていて、 
僕は下を向き自分のアソコを気にしながら歩いた。
途中、さっき見た蜂女以外にも、人間の男と蟻を足したような生き物とすれ違った。
どうやら2種類いるらしい。彼らは全裸で連行される僕らになんの関心も示さなかった。


160:奴隷生物の記録・外伝6
07/11/20 00:15:18 Fz483z7U0
手術室のようなところに僕らは連れてこられた。そして、このとき僕は知った。
あの蜂女や蟻男は元々、人間であったということを。男は蟻男に、女は蜂女に
改造されるようだ。
手術室では僕達より前に連れてこられたグループが改造されていた。みな10代から
30代だろうか・・・・
僕が見たのは自分と同じ高校生ぐらいの女の子が改造されるところだった。
  
全身に注射器が刺さり、股間には粘着質の寒天のような物体がくっついている。
痛々しいのではあるが、光線を照射されながら表情はうっとりと恍惚の表情を浮かべている・・・・
やがて体は青色に変わり、胸のところは真っ赤な乳首を中心の黄色と黒の2色で同心円を
形成している。彼女の眼球が血しぶき上げて破裂したときは、僕は目を一瞬、背けてしまった。すぐに
彼女の目は真っ赤に変わっていった・・・・・そして触覚が生え、髪の毛は紫色へと変わった。
しばらくして、手術台を降りて、なにやら誓いのような言葉を言わされていた・・・・・・・・  
その声は感情が無く、まるで機械のようで、さっき見かけた蜂女と同じだった


161:奴隷生物の記録・外伝6
07/11/20 00:16:28 Fz483z7U0
手術室のようなところに僕らは連れてこられた。そして、このとき僕は知った。
あの蜂女や蟻男は元々、人間であったということを。男は蟻男に、女は蜂女に
改造されるようだ。
手術室では僕達より前に連れてこられたグループが改造されていた。みな10代から
30代だろうか・・・・
僕が見たのは自分と同じ高校生ぐらいの女の子が改造されるところだった。
  
全身に注射器が刺さり、股間には粘着質の寒天のような物体がくっついている。
痛々しいのではあるが、光線を照射されながら表情はうっとりと恍惚の表情を浮かべている・・・・
やがて体は青色に変わり、胸のところは真っ赤な乳首を中心の黄色と黒の2色で同心円を
形成している。彼女の眼球が血しぶき上げて破裂したときは、僕は目を一瞬、背けてしまった。すぐに
彼女の目は真っ赤に変わっていった・・・・・そして触覚が生え、髪の毛は紫色へと変わった。
しばらくして、手術台を降りて、なにやら誓いのような言葉を言わされていた・・・・・・・・  
その声は感情が無く、まるで機械のようで、さっき見かけた蜂女と同じだった


162:奴隷生物の記録・外伝7
07/11/20 00:18:03 Fz483z7U0
そして僕達のグループの番だった。手術台は4台あるらしい。それぞれの台に載せられ、
自分の改造を担当する蜂女のガイダンスを聞かされたが、理解するどころではなかった。
よく見ると蜂女は、この前見たDVDに出ていたAV女優だったからだ。
いよいよ改造手術が始まった。注射器が体中に刺さったときはさすがに苦痛であったけれども、
股間の粘着物が動き出すと、気持ちよくなってきた。苦痛を和らげていく。
今までに味わったことの無い快感を味わい意識を僕は失っていった・・・・
途中、大きな衝撃に襲われ、意識が戻った。僕の改造マシーンが衝撃で故障したらしい。
応急処置をエンジニアらしき蟻男が行っている姿が見えた。
あえぎ声が聞こえたので、隣の手術台を見ると、改造装置は止まることなく女教師を蜂女の姿に変えつつあった。
故障したのは僕の手術台だけのようだ。
すでに髪は紫に変わり、触覚が生え、目は真っ赤。体は青色、かろうじて胸のみが人間であった。
しかし、次第にそれは乳首が赤色に変わり、黒と黄色の模様が浮かび上がってきた。
その間中ずっと、股間の物体は淫靡にクネクネと動いている。あの落ち着いた淑女のような女教師が
まるで、ケダモノのようにあえぎ声を発し続けている。アダルトDVDなんか比じゃない・・・・・
おそらく一番奥の手術台であろうか、機械音が止まり、青い人影が台から降りているのが分かった。
そして、女教師の向こうの台、多分、自衛隊員の台も機械音が止まった。改造が終わったのだろう。
そのとき、僕の台のすぐ横で声がした。
「ましーんノ 修復作業、完了。作業ヲ再開スル。」


163:奴隷生物の記録・外伝8
07/11/20 00:19:46 Fz483z7U0
そのとき、僕の台のすぐ横で声がした。
「ましーんノ 修復作業、完了。作業ヲ再開スル。」

どうやら修復は不完全だったようだ。なぜなら、僕は僕のままだったからだ。
ただ、少し頭をいじられたらしい、「主」の命令を復唱できたからだ。おそらく
さっきの女の子みたいに感情までは消せなかったのだろう。
ただ、自分の姿は人間ではなかった、そう蟻男だった・・・・体は黒く、頭には触覚が
生えていた。アソコは巻貝のように変わってしまった・・・・人間の中身を保ってるのは僕だけ・・・・
孤独感に襲われた。

僕がアクシデントでグループの他の3人に遅れたらしく、僕一人、担当の蜂女に連れられて、また通路を歩かされた。
途中、ムカデロボットの格納庫や発着場のようなところを通った。
そしてさっきの衝撃の理由が分かった、捕獲され降ろされてくる意識を失った人々の中にパイロットスーツを
着た白人が混じっていた。今度は在日米軍あたりが攻撃を加えたのだろう・・・・そしてここが地球上、しかも
H市の山中の基地であることがわかった。連れられてる間、外の光景が見え、H市街が見渡せたからだ。


164:名無しより愛をこめて
07/11/20 01:18:36 1LIrMrW/0
終わり?

165:奴隷生物の記録・外伝9
07/11/20 01:21:58 Fz483z7U0
そして何も無い部屋、空間といったほうが相応しいのかもしれないところに連れて来られた。
中には、先に改造された、女性アナウンサー、女性教師、自衛隊員が直立不動で立っていた。
それぞれの担当の蟻男・蜂女たち4体が僕達の向かい側に立ち、先ほどのAV女優がガイダンスする
「ココハ 「主」ノ 地球上ノ 拠点ノ ヒトツデアル。 奴隷生物ノ 繁殖ヲ 主ナ
 任務トスル。早速、生殖機能ノてすとヲ行ウ。交尾行動ヲ開始セヨ。」   
「了解シマシタ」
他の3体にあわせて僕も言った。
      
担当の4体が去ると、僕達は向かい合った。僕は女教師とするらしい。
女教師は僕の前に、しゃがみこみ、巻貝を舐め始めた。蜂女の唾液に
には蟻男を何か気持ちよくする成分が含まれてるのだろうか、今まで
してきたオナニーよりも遥かに気持ちよかった。
ずっと舐められ続けると、いつの間にか性器のとぐろが解け、一直線になった。
もう、となりでは自衛官がアナウンサーを立ちバックで突いていた。
童貞だった僕は、見よう見まねで同じスタイルで女教師を責めた。
一心不乱に、バックで責めたあと、射精した。
女教師は逝ってしまったようでうつ伏せで痙攣していた。
  その後、同じようにアナウンサーも逝ったようだ。

 改造された体は回復力が早く、すぐに性欲が湧いてきた。
 蜂女も同じらしく、今度は、アナウンサーが巻貝にしゃぶりついてきた。
 女教師も自衛官をしゃぶっている。
 アナウンサーは一直線になった僕のモノから離れない。
 女教師はまた四つんばいになって、自衛官のモノを待っている。
ところが自衛官は、アナウンサーを引き寄せると、また、バックで犯し始める。
アナウンサーは上下の穴を責められ、また逝ってしまった。

待たされてる間、女教師も股間に手を伸ばし、オナニーのようなことを始める、
そのうちに股間から愛液のような粘液を放出している。
そしてアナウンサーの後、同じように生殖器を自衛官に犯され、果ててしまった。


166:奴隷生物の記録・外伝10
07/11/20 01:24:02 Fz483z7U0
何度交わったか僕は、分からなかった。やがて、担当者たちが現れると、
蜂女と蟻男は分けられ、別々の場所に案内された。
蟻男は別の「なにもない空間」(部屋)でガイダンスを受けた。
兵役、生殖、雑務を交代でこなすように「主」より命じられた。
蜂女たちも同様らしい。あとで、わかったのだが蜂女たちはガイダンスの前に
産卵空間で卵を産まされたらしい。

改造されてからの僕は、生殖(交尾行動)が唯一の楽しみだった。
生殖用空間は初めて連れてこられた場所以外にもいくつかあり、
蜂女・蟻男が数百体同時に交われるところもあった。
実際、そこでそれくらいの数の黒と青の肉塊が交じり合っているのを雑務のとき見た。
 今度、生殖のとき行ってみようと思った。

 いよいよ交尾活動の時が来た。入り口は蟻男、蜂女それぞれ別らしい。
 生殖用空間へ入ると、そこはかなり広いかった。蟻男だけでも300体はいるように
 思えた。蟻男達はみな直立不動で立っている。やがて、蜂女用の入り口から、
 ほぼ同数の蜂女たちが入ってきた。触角を動かし、胸がイモ虫のように蠕動している。
 生殖器も同じく淫靡に蠢いている。蜂女たちはそれぞれ、適当なパートナーを見つけると、
 蟻男の巻貝のような性器を舐め始めた。
 
 僕の性器にも改造前は僕と同じほどの年齢であったであろう蜂女がイヤらしく舌を絡めてきた。
 僕と同じ日に改造された女子高生であった。彼女は騎乗位ではげしく腰を振っている。彼女の
 生殖器からは愛液に匹敵する、いや、それ以上のかなり強力な催淫成分を含んだ粘液が
 あふれ出している。僕はその娘に4発発射したあと、おそらく30代前半ぐらいの主婦かOLだった
 であろう元熟女の蜂女と交わった。同じくあらゆる体位を試し、おなじく4発発射した。
 また、1対1だけではなく、元は20代半ばぐらいであろう3体の蜂女から責められたりもした。
 2体が性器を舐め、1体が僕の顔の上にまたがって、別の蟻男と性器を舐めまわしていた。
 
 

167:奴隷生物の記録・外伝11
07/11/20 01:25:44 Fz483z7U0
 何体の蜂女の相手をしただろうか・・・・エネルギーを搾り取られ、横たわっていた。
 同じように他の蟻男や蜂女達も横たわっていた。体力を回復した蜂女がまばらに
 立ち上がり、産卵空間へ向かっていった。蟻男たちもまた、次の任務へ移っていった。
 そして、僕も次の任務をこなすためムカデロボットの発射場へ向かった。

 自分だけが人間の心を保っている孤独感とその孤独に耐えている対価ともいえる快楽。
 この先、僕はどうなっていくのだろうか・・・・・・。

<了>


168:蟻蜂新人
07/11/20 01:29:15 Fz483z7U0
以上です。バイバイさると格闘しつつ、投下終了です。 

投稿に慣れてなくて、重複したりする部分もありました。
読み辛くなってしまい、スイマセン^^;





169:名無しより愛をこめて
07/11/20 03:49:36 giGTw3TO0
なんという期待のルーキー。これで初めてとは恐れ入る
乙!

170:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/20 09:50:19 1A1xr1pB0
>>153
緊張します。
女性器は「イカの口」ないしイカの吸盤等の記述がありましたが、
要するに「円形のタラコ唇」みたいなイメージでした。あるいは赤血球みたいな形。
唇の色は緑だったと思います(海マツリに投稿した話に出てくる改造人間が
多分同じ出自で、そっちでは緑にしていました)。
眉毛は蜂女に関しては頭髪と同じ、蟻男は無しということで。
足はハイヒール状ですが、たしかに「手袋とブーツ」はないですね。
「裸で歩き回っている」印象が強い感じです。青でよさそうです。
「羽根なし」もおっしゃるとおりですね。

ただ、もともとビジュアルを細かく考えていたわけでもなかったので
以上すべてに関して、視覚的効果の方を重視して下さって構いません。
自分は配色など、あまりセンスのある方でもないので。

長いのでいったん送信します。

171:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/20 10:06:07 1A1xr1pB0
>>152
ありがとうございます。基本的には欲望の赴くまま好き勝手書いていますので、
大丈夫です…

>>154-168蟻蜂新人様
GJです!興奮しました。見知った人間が次々改造されていくあたりとか。
前半の緊迫感もいいし、主人公の(やりまくりだけど)孤独な心境もいい感じですね。
自分で出す汁は薄くなってきたかなあと思っていた矢先なので
とても刺激になりました。

172:蟻蜂新人(153)
07/11/20 12:26:57 Fz483z7U0
>maledictさん・169さん
ありがとうございます。正直、これでいいのかと悩んでました。思い切って
投下してよかったです。(怒られると思ってました)
  
>maledictさん
緊張のあまり153も私であるというのを忘れてました(汗)画像サンプル(蜂女のみ)
完成しました。なんか凄いです(笑)イカの口とスズメバチの触角も予想以上に人体に
違和感無く溶け込んでます。(SSよりは出来がいいですw)

奴隷生物ネタが自分は本当に大好きで、妄想の毎日でした(笑)お褒めの言葉をいただき
感動してます。勝手に地球上に前線基地を作ってしまった点については申し訳ありません
でした。
maledictさんのオリジナルほど表現力はありませんが、外伝がもう2,3本できそうな
感じです。下手くそですが、ご迷惑でなければ完成させます。




173:名無しより愛をこめて
07/11/20 13:48:38 1LIrMrW/0
>>172
とりあえずsageろ

174:蟻蜂新人
07/11/20 14:23:49 Fz483z7U0
蟻男の画像サンプル完成
とりあえず、奴隷生物 男女完成しました。




175:羽生 翔子 ◆RiTzM0nyuc
07/11/20 17:09:40 PXvSQc250
蟻蜂新人様
はじめまして!SS、すごくよかったです!私も早くSS書きたいな・・・
まあ、テスト終わるまでガマンです!

176:名無しより愛をこめて
07/11/20 17:55:07 18xDe8/t0
その画像サンプルとやらはどこにあるの?

177:名無しより愛をこめて
07/11/20 19:11:35 1LIrMrW/0
>>175
お待ちしてまーす。

178:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/20 21:04:58 1A1xr1pB0
>>173様、実はちょっとひやひやしてました(w

>>174蟻蜂新人様、
>奴隷生物ネタが自分は本当に大好きで、妄想の毎日でした
これ、ものすごく嬉しいです。画像期待です
前線基地の件はOL嬢に謝って下さい(w

>>175羽生様テスト頑張って下さい。溜めると構想(妄想)は濃くなりますよ

ときに、「改造」じゃない獣化はそっちのスレに行った方がいいんでしょうか?

179:蟻蜂新人
07/11/20 21:43:38 Fz483z7U0
>176さん
その件ですがどこにUPしたらよいものでしょうか?

>羽生さん
ありがとうございます。学生さんなんですね。頑張れ

>maledictさん
どこかいいUP先ありますか?原作者には是非とも見ていただきたいです。
OLさん、どうやら「主」は一筋縄ではいかないのかも・・・・すいませんですw

外伝もう一本、上がりそうです。舞台の中心はまたI県H市のあの日です。
あの人物がスピンアウトしてしまいました。許可のご検討願います。

180:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/20 22:07:12 1A1xr1pB0
>>179蟻蜂新人様
「あの人物」じゃよく分からないながら、ご自由にどうぞ
もっと読みたいので

UP先はぱっとは思いつかないです。どこにでもありそうだけど。
例えば、BeeF氏のページから行けるアプロダって、まだ使えるんですかねえ?
久々に見たら、変な広告か何かが大量に貼ってあって廃墟っぽくなりつつ、
ちゃんと今日の日付で何か(あやしい広告か)が上がっているので
書き込めるには書き込めるみたいですが…

181:名無しより愛をこめて
07/11/20 22:22:46 18xDe8/t0
どっか適当な所に上げて後でwikiに保管すればええんでない?

182:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/20 22:33:10 1A1xr1pB0
>>180
とりあえず使えるには使えるみたいですね…

183:蟻蜂新人
07/11/20 22:39:46 Fz483z7U0
>画像希望者おーる

URLリンク(chat.shalove.net)

2ショットチャットなんですけど画像UP配布可能みたいなので、
個別配布します^^

22時40分から~24時まで、待ち合わせコーナーで部屋作って
待たせていただきたいと思います。


184:名無しより愛をこめて
07/11/21 01:08:20 MtaoDmI30
あれ?祭りは終わり?

で画像は?

185:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/21 01:10:32 rhR23YTN0
ととと、残念。
まあ、家に着いたの12時半だからどっちみち無理だったか。
またの機会を待ちます

186:名無しより愛をこめて
07/11/21 02:59:57 JIDn/l8s0
戦隊物で長編(一話自体は短編だけどそれが繋がっていく)書きたいものなんですが
ここに記載するのは長編となるとやはりまずいですよね?どこか良い投稿サイト知ってる人いませんか?
E=MC^2 はエロシーン混ぜなきゃいけないみたいですし、MACXESはラバー系統専門らしいので(ラバー系もありますが)
どうか知ってる方いたら教えてください。お願いします。ホームページ立ち上げはちょっと厳しいです。


187:名無しより愛をこめて
07/11/21 03:00:27 JIDn/l8s0
すいません、さげ忘れました。

188:名無しより愛をこめて
07/11/21 11:45:03 w+GNsokt0
>>186
長編は構わないと思うが

189:名無しより愛をこめて
07/11/21 14:08:14 WON/h6yR0
>>186
ヒロイン改造があるのかどうかだな。
あるのならここで構わないと思うが、長編の最後とか中間にちょっとと言うならすれ違いになってしまう可能性もある。
一話に一回シーンがあるぐらいならばまったく問題ないのでは。

190:名無しより愛をこめて
07/11/21 14:10:18 WON/h6yR0
あ、ヒロインと言うのはおにゃのこのことね。

191:名無しより愛をこめて
07/11/21 14:25:42 nFF96q+80
>>189
基本的に毎回出てくる怪人は様々な女性が魔力で怪人化したもので戦闘員も同じです。
描写はヘタクソですが一応改造(変化)シーンも書くつもりです。

192:名無しより愛をこめて
07/11/21 15:19:08 FPbiWbKH0
昨日「キューティーハニー」のシチュで誰かSS書いて欲しいな~~
女理事長と女学園の生徒のレズ。そして、その学園が悪の組織の末端。
妖しいレッスン。実によかったんだけど・・・

193:名無しより愛をこめて
07/11/21 16:45:49 WON/h6yR0
>>191
だったらここでいいんじゃね。
応援してるよー。

194:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/22 00:55:23 DRwBRWZU0
蟻蜂新人様
>>180, 182のBeeF氏のページから行けるアプロダってここなんですけど
URLリンク(artofspirit.hp.infoseek.co.jp)
廃墟化しててアップしにくいですかね。自分は試しに二度ほど
テストしてみましたが。…でもまあ、次回を待つのでも大丈夫です

>>191様、楽しみです!

>>192
キューティーハニーは先週の予告編見て期待してました。
この後か明日録画を見るつもりです
そう言えば。ちょっと前に出てきた殺人メイドってあれは改造人間なのか
アンドロイドなのか、どっちなんでしょうね。前者だったら…

ときに、>>178の獣化ネタは結局こちらに投下しました
スレリンク(eroparo板:212番)-219
投下前にこのスレの、あまりに長くてちゃんと読めてなかったベルゼブブの話を
最初から一気読みしたのですが、大変な力作ですね

195:蟻蜂新人
07/11/22 02:18:17 lNel4UtF0
>maledictさん
昨日はお待ちしてたんですが、残念です。
しかし、「蜂女の館」にてUP成功しましたw ぜひご覧になってください。

外伝Ⅱの主役は・・・・「よく読めば出てたなぁ、そういえば」程度の人物ですw

「主」日本支店の歴史が構想に浮かんできました・・・・「主」民族も出さなくては
いけない状態になってきました。「主」民族について、これだけは守ってほしいという設定
制限など、許可いただけるようでしたら教えてください。宜しくお願いしす。
許可が出次第、着手します。

私の外伝の方針としてはI県H市事件を深く掘り下げて、本家のmaledictさん
に迷惑をかけないをモットーにいく所存です。







196:蟻蜂新人
07/11/22 09:05:31 lNel4UtF0
奴隷生物の記録・外伝Ⅱを投下します。

かなり文章量が増えました。例によって前半はシリアスムード
後半はエロいです。

2作目ですが、まだ不慣れで読みづらい点など多いかと思います。
またですが、先に謝っておきます。どうもすいません。


197:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 1
07/11/22 09:08:17 lNel4UtF0
 横田基地。
 本国からこの日本に来て1週間が過ぎた。わざわざ俺達の部隊が呼ばれたのは、
 例のエイリアンどもを叩くためらしい。
 上の連中は俺の愛機F-15Eストライクイーグルにバンカーバスターを積ませて、
 この国の片田舎の地中にあるやつらの巣をぶっ潰すつもりのようだ。

 

198:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 2
07/11/22 09:12:11 lNel4UtF0
 首相官邸
 「ミスター総理大臣、大統領は空爆を主体とした作戦を行うことを望んでいます。
 受け入れられないのであれば、貴国への作戦支援は一切行うことは無いでしょう。
 「待ってください、大使。それは安全保障条約に違反するのではないのですか?
 何が何でも貴国のデルタフォースやグリーンベレーといった特殊部隊の作戦参加が
 不可欠です。場合によっては、海兵隊、いや陸軍の機甲部隊も・・・・・・」
 「よろしいですか、総理。わが国は人的損失を最小に抑えたいのです。それはわが国に限ったことではない。
 どこの国だってそうです。憲法に平和主義を謳う貴国もそうではないのですか?条約違反とおっっしゃいますが、
 そもそもエイリアンは対象としてません。一連の事件はむしろ地震や洪水といった類の自然災害です。自然災害
 は貴国で対処して頂かなくては。貴国はそれに対応しうる立派な「軍隊」をお持ちだ。」
 「大使、そうおっしゃいますが、あそこにはわが国の国民が囚われ、監禁されているのです。これは
 紛れもない事実です。人体実験で殺されているかもしれない。でも、殺されてしまう恐怖と戦って生きている
 人間もいるはずです。彼らを一国のリーダーとして私は見殺しにすることは出来ない。わが国はあくまで
 特殊部隊を中心とした地上戦力による作戦を決行したいと考えています。わが国の第一特殊作戦群だけでは、経験不足
 は否めない。ぜひとも百戦錬磨の貴国の特殊部隊、いや貴国の陸・海・空・海兵隊全軍にご協力いただきたいのです。」
 

199:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 3  
07/11/22 09:14:04 lNel4UtF0
 「総理、誘拐被害者を出しているのは、貴国だけではないことをお忘れのようだ。各国が血眼になって探してる
 やつらの拠点が一つ見つかったのです。拠点の殲滅は地球上の国家すべてが望むところです。
 それに相手は得体の知れない存在だ。サブマシンガンで武装した兵士を突入させたところで、結果は見えている。
 ここは敢えて、接近戦を避け、リスクを減らすことが正し選択だと思うのです。
 わが国には地下要塞を攻撃する強力な兵器があります。イラク戦争やアフガニスタンで使用したGBU-28型爆弾
 軍関係者には「バンカーバスター」という愛称で呼ぶものもいますが、その破壊力は抜群と聞いています。
 F-15Eに搭載させ、やつらを叩く。すでに横田ベースに8機を展開済みです。」
 「大使、貴国のご意見はよくわかりました。しかし、わが国は、わが国のやり方でさせてもらう。貴国など
 当てにするものか!大統領に宜しく言っておいてくれ。」
 「わかりました。総理。ここは日本です。主権は日本人にある。好きにされたらいいでしょう。そこまでおっしゃるなら。
 もし、万が一、貴国が作戦に失敗したら、どうなさるおつもりですか?各国は貴国を激しく批難することでしょう。ロシアや
 中国、いや、わが国の政府や軍内部にでさえ核兵器の使用を主張する声があった。」
 「核兵器!そんなこと認められるわけないじゃないですか!」
 「でしょうね。そのような意見を押さえ、なんとか空爆で対応することで国内の意思統一をした同盟国としての
 わが国の立場をご理解いただきたい。そして作戦の失敗はロシアや中国の介入を招くことになる。これは
 貴国はもちろん、わが国も望むところではない。総理、お互いの航空戦力で対処しませんか?」
 「いえ、わが国はあくまでも特殊作戦で行きます。しかし、失敗したとき・・・・・そのときは大使、貴国主導で作戦を行ってください。
 わが自衛隊は貴国に全面協力させていただきます。」
 「そうですか。貴国の立場はよくわかります。作戦の成功を祈ります。ですが、もしものときはわが国に任せてください。」
 苦渋の表情が浮かぶ総理大臣は部屋から去る駐日米国大使がニヤリと笑った気がした。


200:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 4  
07/11/22 09:18:18 lNel4UtF0
横田基地。
俺は、テレビモニターを見ていた。サムライどものお手並み拝見とでもいくか。
機甲部隊が砲撃を加えて入り口近くの地上の敵を排除しつつ、中へ特殊部隊を突入させる、か・・・・・・・・
数時間過ぎた。何の動きもない。どうやら俺達の出番になりそうだな・・・・・
「よぉ、大尉どの!ブリーフィングルームに集まれってさ。」
「OK、相棒!エイリアンにプレゼント届けに行くか」
F-15Eはパイロット・兵装システム士官の二人乗りの戦闘爆撃機だ。日本でもF-15を使ってるようだが
E型は、それより一回り大きい。システムも複雑なためパイロット以外にも相棒のような兵器運用のエキスパートが必要となる。
ブリーフィングルームでは作戦内容が、説明された。
終わると、F-15E 8機のクルー16人は敬礼し、
駆け足で、それぞれの愛機に向かった。

数時間前。I県H市、自衛隊指揮所
「サクラ01。応答せよ。サクラ01・・・・・・」
「何だ、こいつら、うわっ ダダダダダダダッ」
「こちらキクスイ02、おい、サクラの連中はどうした!」
「お、おまえら、日本・・・・うわっ、撃て!撃て!」
「キクスイ03、02どうした?うおぉぉぉぉ~」,
・・・・・作戦は失敗したようだ。
無線からは特殊部隊員たちの悲壮な声しか入ってこない。
総崩れだ。あの特殊作戦群の連中が、あそこまで取り乱している。
どんな環境下でも冷静でいられる連中が・・・・


201:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 5  
07/11/22 09:20:37 lNel4UtF0
「司令、第14普通科連隊を投入しましょう。」
「いや、火に油を注ぐだけだ。陸自最強のやつらでさえあのザマだ。普通科連隊では犠牲をただ増やすだけだ。」
「やつらが反撃してくるかもしれん。各部隊は持ち場を守るんだ。」
「司令、なぜ、第14普通科連隊を応援に出さないんですか。元々、後続部隊に投入する予定だったじゃないですか?
精鋭の特殊部隊を見殺しにする気ですか?これは問題ですよ?本省に報告します。」
防衛省の内局から連絡調整官としてやって来ている30歳ぐらいの東大出のキャリア官僚がわめきたてる
・・・・・・うるさいやつだ。防衛省の背広組みの小僧が。出世のことばかり気にしやがって。
「いいですか、あれほど練られた作戦を失敗させたのは、あなたがた、現場、制服組の責任ですよ。
 ちゃんと、しっかりしていれば、囚われていた人たちは救出でき・・・うわぁ!」
突然、キャリア官僚が宙に浮き上がった。
・・・・目の前に現れたムカデ型のロボットがキャリア官僚を回収していた。
・・・くそ、ピストルを撃ってみたが全く歯が立たない。
あちこちで悲鳴が上がる。
「助けてぇ~ 」
マイクを持った女性アナウンサーが舞い上げられそうになる。
・・・・・助けねば。娘と同じぐらいの年代であろうか。自分の娘の顔と重なった。
彼女の体を捕まえたが、彼女は強力な力で吸い上げられ、私は振り払われてしまった。
地面の上に叩きつけられ、意識が遠のいていった。


202:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 6  
07/11/22 09:23:37 lNel4UtF0
2日後 防衛医大病院
30分の間で指揮所は壊滅した。隊員をはじめ報道関係者など民間人も
何人連れ去られたのか見当もつかない。
・・・・運よく私は捕まらなかったが、多くの若い部下を失ってしまった。
今、病院のベッドに横たわっている。地面に叩きつけられた私を
若い隊員たちが救ってくれたそうだ。その際、何人かは捕まってしまったと聞いた。
悔しさでいっぱいだった。
そこへさらに悪い知らせが舞い込んできた。商社に勤めている娘が、職場のある丸の内
でさらわれてしまった・・・・・・・・・・・
私は、深い絶望感と無力感に襲われた。

I県H市上空
「タ-ゲット、ロックオン。バンカーバスター投下。」
投下された8発のバンカーバスターは地中に奥深くに潜り込み爆発する。
地中で爆発したバンカーバスターは山地の地表を吹き飛ばす。
山肌からやつらの巣の一部が現れる。
銀色のドームのような姿をしている。
F-15Eには性能上1発しかバンカーバスターを搭載できない
しかし、搭載可能な軍用機はF-15Eしかない。そのかわりに
強力な爆弾を数多く併せて搭載できる。
目標が地上に姿を見せてさえしまえば、それで充分、戦果は拡大できる。
投下された爆弾は次々と目標を捕らえ炸裂する。


203:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 7  
07/11/22 09:29:19 lNel4UtF0
・・・・・・なんだ、傷一つついてないじゃないか!
「相棒、ちゃんとぶち当てたよな?」
「当たり前じゃないか、やつら何一つ妨害してこないんだぜ?見てただろ?大尉殿」
8機のF-15Eは、バンカーバスターをはじめすべての爆弾を投下した。にもかかわらず
それは山肌を吹っ飛ばしたに過ぎず、巣を貫通した形跡もなく
何一つダメージを与えることが出来なかった。

ファッキン!やつらは何者だ・・・・・・・
状況を横田ベースの司令部に報告して、上昇して高度を上げ、
帰投する態勢に入った。
T県上空に入ったときぐらいだったろうか。
俺の機の左前を飛行していた僚機が突然、消滅した。
「大尉どの、やつら、きやがったぜ、今頃!」
「ああ、そうらしいな。クソッたれ!レーダーは、やつらを捉えられないみたいだ。」

「あとちょっとで、お迎えのF-22と合流できたのによ!」
地上攻撃用の装備で手一杯の俺達の部隊には攻撃のため超低空飛行に移る直前のT県上空までの
行き帰りを、最新鋭のF-22ラプター戦闘機の護衛が付くことになっていた。俺達にとっては最高最強の友達だ。

UFOから照射された光線は僚機を正確に捉え、文字通り消していく・・・・・・
俺達を含めて残り2機・・・・・・・・・・
そのとき、夕焼けで真っ赤な空を、UFOを目がけて、光の矢が飛んできた。
少なくとも俺にはそう見えた。UFOは難なくかわしていたが・・・・・・・・

「ヘイッ、待たせたな!あとは任せろ!」
F-22がきやがった。遅ぇよ!まったく。
10機のF-22は1機のUFOに照準を合わせ、AMRAAM(ミサイル)
を発射した。1つの目標に向かって、同時に10発。大げさには思えなかった
相手が相手だけに・・・・・・


204:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 8  
07/11/22 09:32:44 lNel4UtF0
しかし、形勢逆転でもなんでもなかった。やつは20本同時に光の矢を
放ちやがった・・・・・文字通り光だ・・・・・
AMRAAMとF-22は跡形もなくこの世界から消えた・・・・・・・・

生き残った俺達は、機体を捨てた。パラシュートにぶら下がりながら、
生き残ったもう1機の僚機が消滅するのを相棒と目撃した。
・・・・世界最強の俺達の軍隊が勝てなかったら誰が勝つことが出来るんだよ・・・・・

T県某所
なんとか助かった・・・俺は相棒と、畑の真ん中に落ちた。あたりは日が落ちて真っ暗だ。
おまけに、救難発信機が故障してやがる、クソッたれ。
ここが敵国じゃなくてよかった。幸いここは同盟国。しかもすぐ先は住宅街のようだ。
明かりが見える。俺達は走って、ある民家のドアをノックした。
「こんばんは・・・・・(以下英語)ワタシタチハあめりか空軍ノモノデス。怪シイ外人デハ
ナイデス・・・・・(そうは言っても、怪しいよな・・・・)」
応対に出たのは、とっても若く美しいレディだった。
外国人の歳はよくわからないが、25,6歳ぐらいか・・・・・・・
「あの、英語なら私、話せますよ?高校で英語を教えてますから
いったい、どうしたんですか?(英語)」
なんてラッキーなんだ。
俺達は事情を説明し、近くの警察署まで送ってもらえる事になった。
彼女のハズバンドと彼女(通訳代わり)といっしょに警察署まで車で向かった。
「へ~新婚なんですか?こんな美人の奥さんもらって幸せな人だ・・・
ユーは!」
「へ?」
電力会社の社員という彼女の夫は英語が分からないらしい、キョトンとしている。
お人よしで素朴なナイスガイだ。歳は俺と同じ34だってよ。
俺も早く本国のワイフとサンに会いたいよ。
物思いに耽ったそのとき まぶしい光に包まれた。
まさか・・・・・ああ、今日は人生最悪の日だ・・・・クソッたれ。


205:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 9  
07/11/22 09:45:22 lNel4UtF0
「主」拠点
少しずつ意識が回復しだした。どうやら発着場のようなところにいるみたいだ。横田ベース?いや、ちがう。
やつらの巣だ。気を失ったふりをしつつ、周囲を確認する。!!2体、異形のモンスターが歩いている。
なんだ?まったく違う姿をしている。黒いのと青いの・・・・・あれがエイリアンか?まるで昆虫人間じゃないかよ。
俺の左には英語教師のビューティフル・レディに右には相棒、ナイスガイが横たわっている・・・・俺たち4人以外にもまだ大勢
いるぞ・・・・俺達をどうするつもりだ。ファッキンワームども・・・・・・。しばらくすると、フロアが動き出した・・・・
ベルト・コンベアにでも載せられてるのか?・・・・・進んでいくと、強烈な光を浴びせられた。
!!服が消えたぞ、裸になっちまった・・・・なんだよここは・・・そしてまた光に包まれた・・・・・・
体が勝手に動き出し、母親の中にいる胎児のようなポーズになった・・・・!!手足が動かん・・・・・拘束具をつけられたようだ・・・
閃光を浴びせられ続け、さすがにまた、意識を失ってしまった。・・・・



206:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 10  
07/11/22 11:30:35 lNel4UtF0
目を覚ますと、檻の中、・・・・・雑居房か・・・・そこに全裸の日本人たちが座って並ばされていた。
いったいどうなっちまうんだ・・
幸い俺の両隣は、ビューティフルレディと相棒だ。話し相手はいる。
「きゃあっ!」
「おい、姉ちゃん、もうみんな殺されちまうんだよぉ~ やらせろよぉお~ うへへへ」
完全に気がふれてしまった俺の後ろのおっさんが、レディにもたれかかってきた。
「やめろ!女房に何するんだ!」
ナイスガイが二人の間に割って入って止めさせようとする。
俺も、ナイスガイの助けに入る。
すると、股間に巻貝をつけた黒いやつが、やってきた
「静カニシロ。ソレ以上、秩序ヲ乱スト処分スル。」
・・・・日本語わかんねーよ。
「うへへへへへ、うへ、姉ちゃ~ん」
おっさんには聞こえてないらしい・・・・・・
その瞬間銃から光線が発射され、おっさんは紫の斑点を出して死んでしまった。
「ファック!ワーム」
俺は小声でつぶやいた・・・・
2体の蜂女が、おっさんの死体を運び出した・・・・
同時に、通路の向かい側の雑居房から男女2組4人が連行されていった。
「わ、私は政府、この国の防衛省の人間です。あ、あなた方の要求はなんですか?
解放してください。上の者に報告して・・・・うっ・・・」
蜂女の真っ赤な乳首から針のようなものが発射され、男に刺さった。
男は急に黙ってしまった。目はうつろになり夢遊病者のようになってしまった。
なんだ、ありゃ・・・・・神経か何かを麻痺させたのか?・・・・
何事もなかったかのように、全裸の男女4人が連れ出されていった。
さっきから、連行されていく人間は4人ずつ、しかも男女が同数・・・・何か意味があるのか?
このあと、2日は過ぎた頃だろうか・・・・・蜂女に俺は連れ出された。



207:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 11  
07/11/22 11:31:42 lNel4UtF0
2日後 東京・丸の内
「君、なんだこの資料は。ミスだらけじゃないか。君らしくもない。まあ、君のお父さんが大変な目に
あわれたことも影響してるのだろうけども、気をつけてくれ。・・・・・・・今日は定時で帰りなさい。
それに今日は金曜だ。週末はお父さんのところでも行って、いっしょにいてあげたらいい。」
「申し訳ございません。部長。気をつけます。」
自衛官である父が宇宙人の基地を攻撃する現地の指揮官として戦い、I県で重傷を負ったのは
2日前のことだった。
昨日は、有給を取って、1日中、防衛医大病院にいた。意識が戻ったときは、本当にうれしくて
泣いてしまった。お医者さんからもう命には別状はないってことを聞いて安心した。
今日は、なんかぼんやりしちゃってるなぁ・・・・・あ、もうお昼休みだ。
「元気出して。お父さん助かってよかったね。一緒にお昼でも食べに行こうよ。」
仲良しの二人の同僚が声をかけてくれた。
「あ、俺もいいかな。ランチのおいしい店みつけたんだよ~。」
「よかったね。彼氏も来てくれるってよ。」
「そんなんじゃないですよぉ~先輩。」
私は、先輩に言った。でも、彼のことがとても大好きだった。
彼は営業マンで、営業成績はトップ。顔は二枚目で。有名私大出身で、スポーツマン。
さわやかで明るい性格。女子社員の憧れの的だった。週末は2人でよくいっしょに過ごしていた。
「主任、お邪魔じゃないんですか?私たち?」
後輩がいった。私の一期後輩で、ひとつ年下の24歳。
「邪魔だなんてとんでもない。こっちこそ、営業本部の『美人3姉妹』とお昼をご一緒できて光栄です。」
「な~にいってんだか。いっつもお上手なんだから」
先輩が言った。主任とは同期らしい。27歳。
4人でランチを食べに店へと向かった。
信号待ちをしていた、そのとき、交差点の真ん中に、巨大なムカデのようなロボットが着地した。
避け切れなかった車が激突し、炎上する。ロボットはビクともしない。逃げ惑う人たち。
ロボットは、手当たり次第に、人々を回収し始めた。
・・・・・・・運悪く、私たち4人は地下鉄の駅に駆け込む前で捕まってしまった。


208:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 12  
07/11/22 11:36:23 lNel4UtF0
「主」拠点
2日は過ぎた・・・・次々、連行されていき、そして、新しく連れてこられる・・・・
連行される人数が8人単位に増えた・・・・・同じなのは男女の比率・・・・。
蟻男がやってきた。
・・何の用だ、ミスター・エイリアン。
なにやら、俺と相棒、新婚夫婦、ついさっき連れてこられた若い男1人と若い女3人。
連行されるのは、どうやら来た順ではないらしい。理由を考えてみたところでどうしようもないけどな・・・・
俺達は俺を先頭に一列縦隊で、しかも裸で通路を歩かされた・・・・列の左右には蜂女、先頭と最後尾には蟻男がいた。
「おいおい、捕虜とはいえ、この扱いはないんじゃないの?君らの星にも人権みたいのが
あるんじゃないのか?(英語)」
俺の前を先導して歩く蟻男に言ってやった。どうせ、通じないんだろうけどな
「キミタチノ国、あめりかトイウ集団モいらくトイウ集団ニ対シテ同ジコトヲシタダロウ。
ソシテ50年前ハ我々ノ民族ニモ。」
発音が機械みたいだが・・・・なんだ?英語も分かるのか?こいつら・・・・・
「我々ハ『主』様ニヨッテ改良サレタ日本人ダ。シカシ、モハヤ我々ニハ
民族トイウ概念は存在シナイ。『主』様の命令ニ従ウノミ。」
改良?こいつ、元は日本人なのか?・・・・・!思い出した、こいつは前に蜂女に撃たれた
男にそっくりじゃないか・・・・・・
「おい、英語が話せるのか?(英語)」
「私ハ改良前カラ話スコトガデキタガ、改良後ハ言語ノ壁ハナクナル。
旧人類ノ言語スベテニオイテ会話ガ可能ニナル。」
「おい、改造ジャップ!俺達をどうする気だ!(英語)」
後ろから、話を聞いていた相棒が言った。
「我々ノ仲間ニナッテモラウ。」
・・・!冗談だろ、イヤだぜ、俺は。蟻になんかなりたくないぜ・・・・

209:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 13  
07/11/22 11:40:10 lNel4UtF0
「おい、ひとつ聞いてもいいか?(英語)」
「コレデ最後ダ。発言シロ。」
「もう1種類いる青い奴はなんだ?あいつらがエイリアンなのか?(英語)」
「アレハ我々、改良人類ノ女性ダ。改良前ヨリモ美シイ姿トナル。『主』様
ハ地球人ノ美トイウモノヲ大変理解サレテイル。」
・・・・どこがだ!クソ野郎!
「バカヤロー、冗談じゃねえぞ、クソッタレ!おい、元は日本人だろ!
人種は違うが、同じ人間だろ、仲間を助けようとは思わないのか?
・・・身も心も売り渡しちまったのか?(英語)」
洗脳もされちまってるんだろうけど、俺は言わずにはいられなった
「静カニシロ!」
列左の蜂女の真っ赤な乳首から出た針が俺にささった・・・・
意識が朦朧としてきた・・・・ちくしょうめ・・・・・・・・・


210:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 14  
07/11/22 11:42:41 lNel4UtF0
地下鉄の駅の前で捕まって、目が覚めると、裸で手足が拘束されていた・・・
主任も先輩達も同じ風に・・・・そして、1時間も経つか経たないうちに
私は恥ずかしい姿で歩かされている・・・・・
騒いでいた先頭の外人さんが急に静かになったみたい・・・・・
逆らわないほうが身のためか・・・私にはそんな勇気もないけど・・・・・
宇宙人って、昆虫みたいなんだな・・・・・・雄と雌で形が違うみたいし・・・
黒いのが雄、青いのが雌かな・・・そういや裸なのかな、この人たちも・・・・
これからどうなるのか不安でたまらなかったが、こうやって他のことを考えて私は
気を紛らわした。
私たちは、連れてこられたのは手術台が8台ほど並べられた部屋だった。
そして、台に乗るように促された。台を見た瞬間、逃げ出した人たちがいたけど、
蜂みたいな宇宙人の胸から針が出て、急に大人しくなった。
あきらめるしかないんだよね・・・・きっと・・・・
私は素直に従った。いや、従わざるを得なかった・・・・
台に乗ると、体が完全に固定された。
そして、蜂の宇宙人が、機械のような抑揚のない日本語で話し出した。
「間モナク、オマエノ・・・・・・」
説明が終わって、私は絶望した・・・・・・
あの蜂のような姿にされてしまうなんて、しかも心まで奪われてしまう・・・
そういえば、私に説明をした蜂女、お父さんのいる指揮所をリポートしていた
アナウンサーに似てた・・・お父さんか・・・どうしてるんだろう。もう一度、会いたかったな。
お父さん、退院したら、私たちの仇を取って・・・・
次の瞬間、全身に注射器が突き刺さった・・・・
痛さのあまり気を失った・・・・・


211:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 15  
07/11/22 11:45:11 lNel4UtF0
・・・・再び、意識を取り戻した・・・今までのは夢?
そんなはずはなかった。緑色の光線が体中に浴びせられている。
現実にまた、舞い戻らされる。
ああ、何だろう、気持ちいい・・・・・・
股間に当たっているヌルッとしたものが中まで入って、子宮まで埋め尽くしている
「あ~~~イク~ッ」
主任とのSEXでは感じたことのない快感・・・・・
あ~額がムズムズする~~~
パンッと顔の中から破裂音がして、目が見えなくなった・・・・
あれ?みえないよう・・・・
でも気持ちいい~ あ~~ん・・・・・
そして、数秒のうちに視力を回復した・・・・
あ、すごい。なんて良く見えるの・・・・・
そして、今度は胸がムズがゆい・・・・・
乳首が真っ赤に染まりだした・・・
乳房全体がかゆい・・
あ~~~たまんない・・・・気持ちいい~~~~
踵までかゆいよぉ~~~~
また、意識を失ってしまった。


212:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 16 
07/11/22 11:53:33 lNel4UtF0
「作業終了デス」
「目ヲ覚マシナサイ」
音声感知。感度良好。改良ノ終了ヲ認識。
担当者ノ要請ヲ認識。命令復唱開始。
「『主』カラノ命令ニ従イ、ココニ私ハ宣誓スル。私ハ主ナル種族ノ生存ト
繁栄ノタメニ、奴隷生物トシテ全能力ヲ駆使シ永遠ニコノ身ヲ捧ゲルコトヲ誓ウ」
「ソレデハ奴隷生物XXXXXX号、私ニツイテキナサイ。」
「了解シマシタ。」

うお、何だよこれ・・・・これが俺の体?そりゃないぜ・・・・・
なんだ・・・少し頭が痛いぞ・・・・・
「作業終了シマシタ。」
「奴隷番号XXXXXX号、台ヨリ下リテ『主』ヨリノ命令ヲ復唱セヨ。」
XXXXXXX号?俺のことか・・・
命令?知るかよ、そんなもん・・??
「『主』カラノ・・・・・・・・・・・・」
あれ、言えちまったぞ・・・どうなってるんだ・・・・
洗脳は中途半端みたいだったようだな・・・・マヌケめ!
少しは運が残ってるようだ・・・・・
内部からぶっ潰してやる、エイリアンども。見てやがれ。
それにしても目が良く見えるな~ この体は。
「・・・・私ニツイテキテクダサイ。」
おっと、聞いてなかった。ついて行けばいいのか?
また一列縦隊か・・・今度は俺が最後尾か・・・・
どうやら、みんな改造されちまったみたいだな・・・・


213:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 17 
07/11/22 11:56:21 lNel4UtF0
・・・・俺達はまた別の部屋に通された。そこでの説明には驚かされた・・・
「・・・・・・てすとヲシテモラウ。交尾行動ヲ開始セヨ。」
乱交しろだと?馬鹿いうな・・・・・うっ
英語教師が舌を巻貝になっちまったアソコに絡めてきた。
よせよ・・・そういうことは旦那とやるんだ・・・・おおおっ
「アアッ!ア~~~~」
相棒のやつ・・・・・正常位で突きまくってやがる・・・
ナイスガイもか・・・やめろ、お前の女房はここに・・・・ううっ
「アア~ン、アハ~ン・・・」
テレパシーのようなもので、英語教師はおねだりしてくる・・・
くっ、拒否したら、処分される・・・・・・『主』ノ命令ハ絶対・・・・・
頭の中からなんだ?・・・声がするぞ・・・・
許せ、ナイスガイ・・・・・
「あ~~~~~~~」
俺は英語教師をバックで突きまくった・・・・・
なんだ、人間のときより気持ちいいぞ・・・・なんて細工をしやがったんだ
エイリアンども・・・・俺達を種馬にでもする気か!
結局、俺は本能のままにヤりまくっちまった・・・・・・・
何発出したかはわからない・・・・神に懺悔したい気分だ・・・



214:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 18 
07/11/22 11:58:01 lNel4UtF0
ここでの生活ももう1週間・・・・生殖、兵役、雑務。この繰り返しだ・・・・
今日は雑務か・・・・交尾活動者の支援行動?乱交のお世話か・・・
勘弁してくれよ・・・・
監視用ブースから乱交の様子を監視する。・・・ったく、毎日お盛んなやつらだぜ・・
5百体ぐらいが同時にSEXしてやがる。ん?手前の蟻男、動きがやたら人間臭いぞ・・・気のせいか・・・
3体も相手してやがる・・・あの3体、俺といっしょに改造された女たちか・・・・・・
顔面騎乗でアソコ舐められてる男もそうじゃないか・・・・・仲いいんだな・・・改造される前の記憶でも
あるのか?そんなわけないか・・・・

5時間は過ぎたぞ・・・・やっと終わり出したな・・・・
「全個体、交尾活動終了。監視担当A班ハ交尾活動ヲ終了シタ女性ヲDぽいんとマデ誘導シ整列サセヨ。
監視担当B班ハ交尾活動ヲ終了シタ男性ヲ・・・・・」
さ、蜂女たちの産卵のお手伝いでもするか・・・・・いつみてもグロいけどな・・産卵・・・
しかし、あの若い蟻男、気になるな・・・俺と同じ「欠陥品」かもな・・・
いつかコンタクトを取ってみよう。早く仲間を作らないとな・・・
見とけ、エイリアン、絶対潰してやる・・・・。
<了>


215:蟻蜂新人
07/11/22 13:20:10 lNel4UtF0
補足です。
外伝Ⅱ・16は1~8行目は司令の娘(商社OL)の改造後
9行~最終行は米軍パイロット(大尉)の改造後の描写です^^;

216:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/22 16:22:49 Eae0oTMc0
蟻蜂新人様
画像頂きました。サムネイルしか見てないのですが思ってたよりエロそうですね
後ほどじっくり見ます(訳あって今はちょっと)

>>197-214
いやあ、力作ですね。視点が変化して並行して進む展開がスリリングでした。
>>215の補足はなくとも分かると思いますよ(ただ、むしろ最初に「私」=司令が
出てきたときは、ちょっととまどいました)。
軍事ネタとか、広い舞台での派手な展開とか、自分には苦手な部分を
さくさく書けているのがうらやましいです。自分が書くと、どうも
密室でちまちま行動しながら延々とモノローグが続くような展開になるので。

…とりあえずここで一旦送ります。

217:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/22 16:59:47 Eae0oTMc0
>>195
>「主」日本支店の歴史が構想に浮かんできました・・・・「主」民族も出さなくては
>いけない状態になってきました。「主」民族について、これだけは守ってほしいという設定
>制限など、許可いただけるようでしたら教えてください。
という件。想像を膨らませて自由にやって下さい、と言いたい気はするのですが、
…うーん。一応、「主」はうかつに描写しないことで不気味さを出そうとしていたので、
ちょっと悩みます。(似た理由で完成した改造生物の内面描写も避けていました。
ただ、>>212はお見事!という感じでした。これなら全然OKでしょう)
現段階で考えている設定というのは下記程度です。

1.無感情ではないが、人間の理解を絶する、まったく異質の感情生活を送っているらしい
2.地球侵略事業は彼らにとっての閑職みたいなものらしい(彼我の戦力差は圧倒的で
 話にならない、ということでもある)
3.「急遽大量の奴隷が必要」という話だが、その「急遽」がどのくらいのタイムスパンなのか
 よく分からないし、本当のところ何を考えているかも実は分からない。

 1を遠い将来正面切って描けたらいいなと思いつつも、当分はお茶を濁し続けるつもりでした。
 そのために、2の設定を作って、当初は直接の指揮官一人も送らずに、侵略を全部高性能の
学習型並列処理コンピュータと安価な量産ロボットに任せて、出てきた成果だけ回収する
腹づもりだったと、また「OL」を雇えた以上、やっぱり誰も送らないということにした、という
設定にしたのでした。(他に2や3を、話の展開上出てきがちな「宇宙人のずさんさ」への
言い訳にしよう、などというずるい考えもありました)

長くなったので一旦送信します。

218:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/22 17:12:05 Eae0oTMc0
一応、二つくらい選択肢があると思います

一、「地球人とのインターフェースを最大にする」とかいう理由で、感情に擬態を
 施して登場し、なんとか人間にわかる(完全に人間らしい必要はない)言動をとる。
 (外形の擬態も同様)
二、パラレルということで、完全に蟻蜂新人様の創意でやってもらう

二はいつでもできる選択肢ながら、結局は楽ではないかという気もします。
(悩ましいのは、蟻蜂新人様がいいネタを出して、こちらが使いたくなったときですね(汗 )
何と言っても、蟻蜂新人様が書きたいように書いたものを読んでみたいのです
スレの皆さんも同じではないかと思います。

そう言えば、「奴隷生物」というちょっとアレなネーミングに変わる
格好いい横文字ネームの案等もありましたら、遠慮なく出して下さって構いません
(ついでに、いつまでも「新人」様ではないと思うので、そこら辺呼びやすいお名前も…)

219:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/22 17:29:41 Eae0oTMc0
>>蟻蜂新人様
…ということで、わがまま、というよりはっきりしないレスですみません。
そういえば昨日もチャットルームにいらしたんですね。
パソにつないだのは例によって12時過ぎですが、お伺いしそびれました。
すみません。

あと>>192様のキューティハニーの件でちょっと。
あの後見ました。小道具(卵、繭みたいな拘束具、草加君の亀甲縛り)も展開もエロいのに、
なんか少し違う、と思いました。例えばあれをもとにSS書こうとしてもさっぱりイメージが
湧かないのです。>>192様だとどんな展開にします?

以上、いっぱい書き込んでしまいすみません。それでは…

220:名無しより愛をこめて
07/11/22 17:36:20 NxzZZRY00
>>195
せっかくうpしてくれたファイル、流れてしまわないうちにURL貼っとくぞ
URLリンク(artofspirit.hp.infoseek.co.jp)
URLリンク(artofspirit.hp.infoseek.co.jp)
URLリンク(artofspirit.hp.infoseek.co.jp)

まあ、なんつーか、乙!

221:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/22 21:16:47 Eae0oTMc0
…そうか!ミキとハニーに目を向けていたからいまいちだったのか。
どう考えても簡単に洗脳されたりする展開とは思えませんでしたからね。
むしろ、他の女性徒の「以前の姿」と「改造」を妄想すればいいのか:

気の強いor真面目な優等生が呼び出される

「これからお前はパンサークローの生物兵器として徐々に心身を改造される」、
という旨の説明を受ける(卵とシートと勉強が改造アイテム)

女性徒は当然抵抗するが…

こんな感じですか。
…ええと、決して>>219の後ずーーーーーっと悩んでいたわけではありません(汗

222:蟻蜂フリーク(元・蟻蜂新人)
07/11/22 21:45:09 lNel4UtF0
>220
ありがとうございます。
新作や改良版を今後も完成次第、UPしていきます^^

>maledictさん
ご面倒おかけしまして、すいません。
ご回答・アドバイスどうもありがとうございました^^

「日本支店の歴史」構想はまた練り直してみます。視点を人類にしてみます^^

いいネタがあったら、本家で遠慮なく使ってください。使ってもらえたら、
私としては、すごく嬉しいです。

HNはとりあえず、蟻蜂フリークに改めます^^ 

今後とも宜しくお願いします






223:名無しより愛をこめて
07/11/22 22:20:12 20YjUfBf0
そういやBeeF氏も最初の頃、BeeFreakと名乗ってたな

Freakはマニアとか好きモノとかいう意味だが、怪物、奇形といった意味もあるから
改造人間=Artificial Freak とかいった感じになるのかね

224:名無しより愛をこめて
07/11/23 00:24:59 4pZyzBgF0
SSの作者さんたち見ていると完全に世代交代したといってもいいな。

225:名無しより愛をこめて
07/11/23 01:20:39 GNRwhKXc0
>>221
抵抗はしませんよ。
先生に心酔しきってるカンジでしたから・・・

226:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/23 01:48:32 WaBXR3T20
>>222蟻蜂フリーク様
書きたいように書いて下さいね。自分も結構勝手に進めちゃうかもしれません

>>225
いえ、だから「その前の段階」ではミキみたいな感じだったと妄想です。あくまで妄想。
呼び出された段階で先生を尊敬していても、パンサークローの悪事を知って、
さらに改造までされると知って(「改造される」も妄想ですが)、一度は激しく抵抗、
しかし…ということで、あの状態に至る方が萌えるかなあ、と。
 もちろん「もう抜け出せなくなってから始めて真相が明かされる」パターンもありですが
(というより、見た感じ、そっちの方が自然ぽい気もしますが)、自分としては>>221の方が
いいなあ、と。

>>223
最初の頃、というか"BeeF"の名は略称なんですよね
自分は>>222の名称を見て勝手に「おっ!正統継承者」とか思いました

>>224
少なくとも自分については「留守番」してる感覚です。いずれまた戻ってきてくれるだろうと…

227:蟻蜂ビギナー(元蟻蜂フリーク)
07/11/23 03:21:53 u3QTXDzp0
蜂女新作また「蜂女の館」に投下しましたw

>maledictさん
適当に決めたんですけど、そんなスゴイ方とかぶってしまったなんて・・・・
上記に再変更します^^;

ありがとうございます。人物の描写が弱い自分としてはmaledictさんの描写が
とても参考になります。OL閣下に人類を「改良」してどんどん侵略を進めてくださるよう
宜しくお伝えくださいw 楽しみにしています^^

I県H市の拠点の「主」の正体が判明しました・・・意外な展開になりそうですw





228:名無しより愛をこめて
07/11/23 06:01:57 SDxCbf450
>>227
乙! 流れる前にURLここに貼っといてね
URLリンク(artofspirit.hp.infoseek.co.jp)

別にコテハン変えなくても蟻蜂フリークでいいじゃん
あんたにはBeeF氏とは違った良さがあるんだからさ
BeeF氏の正当派後継者に見られるのが嫌なら仕方ないけどね

229:名無しより愛をこめて
07/11/23 08:04:15 /74KHIJE0
>>227
「蜂女の館」の何処に投下したのかな。
見当たらない。


230:蟻蜂ビギナー
07/11/23 08:10:43 u3QTXDzp0
>229さん
すいません。↓です^^; ぜひご覧ください
URLリンク(artofspirit.hp.infoseek.co.jp)

231:名無しより愛をこめて
07/11/23 08:33:21 xAIssLCO0
そういや今週号(51号)の少年サンデーの「魔王 JUVENILE REMIX」に
ロリエロカワイイおにゃのこの殺し屋「スズメバチ」が出てきてたよな
あの娘を本物の蜂女に改造してしまいたい。本人も本望だろうし

232:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/23 10:18:47 WaBXR3T20
>>228様に同意です。「正統後継者」って言って枠にはめるような言い方だったら撤回します
是非自分の好きなように書いて下さい
それに「ビギナー」だと「新人」と変わらずあまり意味がないのでは?

で、>>227蟻蜂フリーク様、
言い忘れてたけど「改良」いいですね。使っちゃうかもしれません
今回の画像も何だか得体の知れないエロさがありますね

233:名無しより愛をこめて
07/11/23 17:42:20 vysxH8uB0
「県立地球防衛軍」の改良人間を思い出した
県内各地から集めたイキのいい変態どもに品種改良を施して作った変態怪人ズ

234:蟻蜂フリーク
07/11/23 21:26:50 u3QTXDzp0
>maledictさん
>それに「ビギナー」だと「新人」と変わらずあまり意味がないのでは? 
おっしゃるとおりだと思いましたので、BeeF氏の「後継者」ではなく、
オマージュの意味を込め戻すことにしました^^

「改良」バンバン使ってください。うれしいです。
「改良」は「主」にとっては「人間」を使いやすく人体を改造したメリットを、
人間は見た目はともかく身体機能がUPし、思い込ませれていることですが
改造前よりも「主」にずっと多くの点で貢献できるという喜びを改造人間
なりの感情としてもっていることを表現するために使ってみました。

画像は前2作より思いに近いものが出来ましたw
また、ネット上で素体を確保してこようと思います。
比較のため、「改良」前の姿もUPしたほうがいいですかね?w





235:蟻蜂フリーク
07/11/24 06:55:35 HkZOTdWg0
SS上がりました。

I県H市拠点の「主」の正体が判明します。前にも言いましたが
意外な展開となってしまいました。




236:アル星ノ崩壊1
07/11/24 06:57:29 HkZOTdWg0
太陽系外惑星グリーゼ581C
この惑星にはかつて人類とそっくりな生命体が存在し、
21世紀現在の地球と変わらぬ社会システムが構築されていた。
科学技術は現在の地球より少し進んでおり、文明は高度に発達し、
更に繁栄し続けるかにみえた・・・
いや、し続けていたに違いない。あの種族が現れなければ・・・・

グリーゼ581C構成国家J 首都「東の都」 首相官邸
「国防大臣、女王陛下も心配されている例の事件だが、
調査のほうはどうなっているのかね?」
「首相、その件については目下、軍情報部が調査中です。
現在まで判明してることは、わが国だけでも行方不明者が2000人。
世界各地で目撃される正体不明の飛行物体が関与している可能性が
高いようです。この飛行物体の解明に全力を尽くしております。」
「そうか・・・。引き続き調査を続けてくれたまえ。」


237:アル星ノ崩壊2
07/11/24 06:59:39 HkZOTdWg0
国家J 国防省内情報部本部
「10年前に戦争で勝ったと思ったら、今度は謎の飛行物体か・・・
軍事国家Aの残党が飛ばしてるんじゃないだろうなぁ?」
「少佐、巷のゴシップなんか信じちゃだめですよ~ 軍情報部員
とあろうものが。」
部下の女性部員が冗談に乗ってきた。彼女は俺のいる部署の
アイドル的存在だ。階級は少尉。24歳。
「いや、ゴシップとはいえ、侮るなかれ!だ。俺達は情報のプロだ。
はじめからゴシップという偏見だけで切り捨てるのは良くないぞ」
「はい。肝に銘じます。」
「よろしい!・・・・・な~んてな」
「からかわないでください!少佐。こっちは真面目なんですから。」
「すまんな。でも、ゴシップも容易に切り捨てちゃいかん。実際、
軍事国家Aの科学力は相当なものだったぞ。やつらなら
開発してもおかしくない気がしたんだ・・・・・・でも、まあ、結論を言えば
やつらとの関連は限りなく可能性はゼロに近い。」


238:アル星ノ崩壊3
07/11/24 07:01:30 HkZOTdWg0
敗戦により、戦犯すべてが処罰され、軍隊は解体。軍事国家Aは
現在、国家Jを中心とする超国家機関「世界連合」の支援を受け、
平和国家として穏健派が政権を運営し、再建中である。
旧政権派の不穏分子は存在するが航空兵器など所有して
いないことは確認済みである。

ちなみに軍事国家Aとは建国300年足らずの新興国家で、グリーゼの極西地域
の白色人種冒険家が発見したグリーゼ11番目の新大陸全域を領土としていた。
人種構成は冒険家の発見以降、極西地域から宗教的迫害を逃れてきた白色人種と、白色
人種国家の植民地より労働力として連れてこられた黒色人種とで成り立っていた。
国家成立とともに徹底した合理主義、科学万能主義を貫き
広大な国土から取れる豊富な資源を元に経済産業国家として発展した。
同時に軍事国家としての裏の顔があった。政治は民主主義体制であったが
世界同時不況の折、独裁者が出現。強大な軍事力を背景に周辺の諸国を侵略していった。

一方、極東地域では国家Jが盟主として君臨していた。
国家Jは万世一系の王族により統治される惑星内の大国である。
実際の政治運営は国民投票で選ばれた評議院議員の中から選出された首相を
中心とする首相府が執り行う。
人種構成は黄色人種が人口の9割以上を占める。建国以来4000年の
歴史を誇り、伝統ある国家として文化面では各国の尊敬を集めていた。
伝統に見合った技術の蓄積はやがて機械産業革命を起こし、世界
屈指の工業国家となり、同時に経済も発展させ、海洋通商国家として
12の海すべてを勢力下においていた。

そして両国を中心とするグループに全世界は2つに割れ、7年に及ぶ大戦となった。
結果、国家J陣営が勝利を収め、国家Jは11の大陸すべてに影響力が
及ぶにいたった。世界の覇権国としての地位を得たのである。


239:アル星ノ崩壊4
07/11/24 07:05:56 HkZOTdWg0
衛星α
「当機はまもなく、衛星αスペースポートに到着いたします。」
機内アナウンスが流れる。
・・いよいよαか・・・ついに人類も宇宙旅行できるようになったんだな。
少佐から休暇いただいたし、αの地下都市でバカンスをエンジョイしなくちゃ^^

現在、国家J主導で、宇宙開発プロジェクトが進行中であり、その一環として、
衛星αの地下都市建設がさかんに行われている。2年前には一般の移住者が受け入れられた。
人口は世界連合関係者やその家族等を中心に5000人ほどとなった。
観光リゾート娯楽施設も整備され,定期的に星間連絡シャトルが往復している。

・・・さあて、宇宙リゾートを満喫しなくちゃ。
私はシャトルのタラップを降りた。地下都市に入る手続きをすべて終えて、
まず、最初に開発記念公園に向かった。記念公園内には博物館がある。
衛星α開発のすべてが分かる。で、博物館を、見た後は・・・・・・
あ~、したいことがいっぱいあって、整理できないよぉ。
あれこれ考えてるうちに、公園についた。
博物館に向かおうとしたそのとき、爆音が響いた・・・・・・
・・・・地下都市総合行政庁舎の方向からだ・・・・
テロ?だとしたら実行犯は旧A軍前政権派の残党か?
これだけ厳重な地下都市にうまく忍び込んだもんだね・・・・
衛星α地下都市の治安部隊はJ軍の最精鋭特殊部隊からの出向者から編成されてるのに・・・
お気の毒なやつら・・・・さっさとやられちゃいなさい。


240:アル星ノ崩壊5
07/11/24 07:18:04 HkZOTdWg0
5日前 国家A 最大都市「決して眠らない都」郊外 過激派アジト
「爆弾は手に入ったか?」
「ああ、国家D製の超強力樹脂爆弾さ。これで、Jどもの占領司令部を吹っ飛ばせるな。」
「3日後には一斉蜂起だ。各地で同志が国内や国家Jの50の攻撃目標を破壊する。」
「同志諸君。諸君達モ『主』様ノ配下トナルノダ。」
突然部屋に響いた機械のような声に全員の視線が入り口に集中する。
「なんだ・・・・・!誰だ、貴様は!」
部屋の入り口に異形の者が立っている。
「A陸軍識別コード40050ダ。」
・・・・蟻のような姿になっているが、たしかに彼の面影が残っている。
「どうしたんだ?・・・・・・40050」
「我々ニ最強ノ支援者ガツイタ。君達以外ノ同志ハスデニ集合シテイル。」
「どういうことだ?」
「私ニツイテ来イ。」
部屋にいた全員が蟻男に従って、アジトの外へ出た。
出たと同時に全員光に包まれた。


241:アル星ノ崩壊6
07/11/24 07:22:10 HkZOTdWg0
衛星α地下都市 シャトル発着基地「スペースポート」 少尉到着15分後 
「なんだ、あれは?・・・」
管制官は目を疑った。光に包まれた飛行物体が基地上空に姿を現したからだ。
飛行物体は、地面に向けて黄色い光を照射した。すると、1500体はいただろうか・・・・
蟻のような人間と蜂のような人間が地上に姿を現した。
彼らはゲートを易々と突破し、地下都市に侵入した。

治安部隊と激しい戦闘を繰り広げたが、多勢に無勢・・・・・500人の治安部隊は
壊滅した。死体には紫の斑点が浮かび上がっている。
地下都市はあっという間に占領されてしまった。



242:アル星ノ崩壊7
07/11/24 07:24:27 HkZOTdWg0
地下都市・開発記念公園
私は爆発のあった、総合行政庁舎のほうへ向かってみた
治安部隊がもう包囲してる頃ね・・・・・えっ・・・
総合行政庁舎の前は黒や青の異形の者で溢れ返っていた。
爆発したのは治安部隊の戦闘装甲車両だった・・・・・・
庁舎の職員は全員、頭の後ろで手を組まされている。
いったい何が起こったの・・・・・・・
庁舎の職員は全員、頭の後ろで手を組まされている。
私も蜂のような青い人間に捕まり、職員達と一緒に拘束された。
しばらくすると地下都市に、巨大な立体画像が浮かび上がった・・・・
映し出されているのは蟻のような人間・・・・
触角、真っ赤な目・・・・・まさに異形のものだ・・・・
異形の者は、機械のような抑揚のない声で話しだした。
「私ハ奴隷生物xxxxx号。誇リ高キ国家A陸軍ノ上級大将ニシテ、『主』様ノぐりーぜ攻略部隊最高指揮官デアル。」
「我々、国家A軍ハ偉大ナル『主』様ノ配下ニ入リ『主』様ノ命令ニ従イ、代行者トシテぐりーぜヲ統治スル。」
「コレヨリ地下都市住民ノ諸君ニハ我々ノヨウニ肉体ヲ改良シ、新生ぐりーぜノ住民トシテ相応シイ姿トナッテ
イタダク。我々ハ・・・・・・・」
・・・・・この生き物は、もとは人間・・・・いやだ、改良なんてされたくない。
演説はさらに続いたが、「改良」この言葉が気になって、聞いてはいなかった。

同時に、この演説はグリーゼ各国に流れ、全世界は恐怖した。
J軍を中心とした各国家の連合軍は衛星αに鎮圧部隊を送ったが、
あっけなく敗れ去ってしまった。


243:アル星ノ崩壊8
07/11/24 07:28:43 HkZOTdWg0
3日後 国家J 首都「東の都」
鎮圧部隊が壊滅して2日が過ぎた、各国は防空体制を固め、警戒を続けている。
・・・・なんだあれは!
人々は空を見上げ、驚いた。上空には5機の巨大飛行物体が浮かんでいた。
空軍の戦闘機がスクランブル発進し、同時にレーザーやミサイルなど対空兵器が発射された。
連中、ついに攻めてきやがったか・・・・・
俺は、部下の少尉に休暇を与えたことを後悔していた。
戦闘機や地対空ミサイルは次々消滅し、高射レーザーは全く効かなかった・・・・・
しかも、グリーゼの防空警戒システムに発見されることなく侵入してくる・・・・・
恐るべき科学力だ・・・・

黄色い光が地上に向かって照射されると、ムカデ型のロボット、武装した蟻男や蜂女が姿を現した。
地上部隊もあちこちで敗北を重ねた。高出力レーザー砲で武装した戦車。プロペラを使うことなく
空中を自在に行動できる空中機動戦闘兵器。強化装甲服(パワード・スーツ)で武装した歩兵部隊。
陸軍の主力兵器はすべて彼らの前では無力だった。ムカデロボットに損害を与えた部隊もいたが
致命的な損害を与えるにはいたらなかった・・・・・・

母船らしき巨大飛行物体から、無数の小型の飛行物体も現れ、地上、海上、空中問わず目標物を
破壊していった・・・・・・
国家Jに限らず、グリーゼ上のすべての国家で似たような光景が繰り広げられた。

「東の都」中心部 国防省内
「我々情報部も武装の上、戦闘に加わるよう指示が出たぞ。」
戦闘服に身を包んだ上官が命令を伝えた。
「少佐、君達の部隊は王宮へ向かってくれ。」
「了解!」
俺はレーザー小銃を手に取り、部下達と目と鼻の先の王宮へ向かった。


244:アル星ノ崩壊8
07/11/24 07:32:31 HkZOTdWg0
王宮
「女王陛下、地下シェルターへお急ぎください。」
親衛隊将校が批難を促す。
「わかりました。皆のもの、急ぎましょう。」
女王陛下は側近や侍女たちとともにシェルターへ急いだ。
「少将殿、かならずや、生きてお戻りください・・・・・・。死なないでください。」
女王陛下は親衛隊将校に声をかけた。
将校は女王陛下に無言で最敬礼をした。
・・・・死なないでください。
将校に重くこの言葉が響いた。尊敬すべき国民すべてから愛される女王としてではなく、
来年妻となる一人の女性の言葉として深く心に響いた。
今は亡き国王陛下、つまり彼女の父親にあたる人物であるが、
国王は体が弱かったせいもあり、子供は姫君一人であった。5年前、とうとう病没し、
当時20歳の彼女が王位を継承した。親しみやすい人柄で国民だけでなく世界中の
人々から愛された国王の血を引く彼女も同様であった。そして、さらについ最近、
彼女に関連する衝撃的ニュースが全世界を駆け抜けた。
「女王陛下ご婚約!」
大戦の傷跡で暗いムードも漂っていた世界中は一気に祝賀ムードでいっぱいになった。
ご婚約の相手が、この親衛隊将校である。

親衛隊は国家J陸軍の一部隊であり、上流階級出身者の子弟や陸軍内でも選ばれた
優秀な兵士が配属される。この親衛隊将校は国王家の側近中の側近である旧上級
貴族家系の出である。素晴らしい家柄に加え、国内の最高学府を主席で卒業し、
陸軍に入隊。入隊後、幹部養成機関である士官学校で教育を受け、そこでも抜群の成績を残し、
当初より親衛隊に配属される。
スポーツ万能、人望も厚く、将来の陸軍大臣候補といわれる人物であった。年齢は
30歳。30歳になる今年、大佐から少将へと昇進した。異例の出世である。
6年前の国王家の晩餐会で2人は出会い、交際を続けていた。
周囲の関係者には周知の事実であり、将校が即位後の彼女とも常に接することができるよう
配慮していた。亡き国王が彼を花婿とするよう、実は遺言していたことにもよる。


245:アル星ノ崩壊10
07/11/24 07:50:40 HkZOTdWg0
王宮 正門付近
レーザー戦車が爆発する。ムカデロボから発射された光線が直撃したらしい。
ムカデロボの背後から蟻男達が光線銃を乱射する。蜂女は光線銃以外にも、胸からさまざまな破壊効果をもたらす
針や液体のようなものを発射し、兵士たちを倒していく。
「正門前の防衛陣地突破されました!戦闘配置についてください。敵が侵入してきます!」
・・・・いよいよか。突破はさせんぞ。
陣地の前に1体の蜂女が姿をあらわした。
・・・!1匹だけか・・・・・あっ、こいつは・・・・・・
「少佐。降伏ヲ勧告スル。人間ニモウ勝利スル可能性ハナイ。
我々トトモニ『主』様ノ奴隷生物トナッテ新生ぐりーぜヲ造リアゲルノデス。」
・・・・少尉。すまない。休暇なんかとらせなければ・・・許せ・・・
「全員撃て!あれはもう少尉ではない!撃て、撃て!」
かつての同僚の変わり果てた姿に、躊躇しながらも全員、レーザー小銃を撃った。
まったく効果がなかった。
「降伏ノ意思ナキコト確認。反撃開始。」
少尉の胸から、何かが飛び出したのを見たが、そのあと、俺の記憶はない。


246:アル星ノ崩壊11
07/11/24 08:52:30 HkZOTdWg0
王宮 地下シェルター近く
・・・・少将殿は大丈夫なのでしょうか・・・・・心配です。
父上についで、昨年、母上も亡くなってしまった。
少将殿までが戦死なさってしまったら、私は一人ぼっち・・・・・
どうか死なないでください。
私はシェルターへと側近の者達と急いだ。
・・・・・・・・・・・・・・!!
「オマチシテマシタ。オアイシタカッタデス。女王陛下。」
私達の目の前には、最高司揮官と名乗っていた国家A軍残党の蟻男が
大勢の蟻男と蜂女の集団を引き連れて行く手を阻んでいた。
「なぜ、あなたがここに・・・・・」
「私ノ『主』様ヨリノ命令ハ貴方ヲ確保スルコト。地下ニ要塞ナド建造シテモ
ムカデロボノ前二ハ無意味ダ」
彼らの後ろの通路側壁には大穴が開いていて、彼らを運んできたムカデロボが待機していた。
蜂女が一斉に胸から針を発射した。
私は意識を失ってしまった。

国家J 首都「東の都」
1日が過ぎた。惑星グリーゼ581C上の戦力はすべて沈黙した。
この惑星において最大の破壊力を誇る高エネルギー反応兵器は使われることがなかった。
地上の基地、海上・海中すべての搭載兵器は使われる前に飛行物体の攻撃で消滅してしまった。
わずか1日で惑星グリーゼ581Cは「主」の占領下に置かれた。
・・・・街では人々が次々連行されていく。病院であった建物は接収され、人々の改造拠点となった。
それ以外に必要ないとみなされた建物は次々壊されていった。住宅街やビジネス街は更地と化しつつあった。
そして更地のあとには徐々に巨大なドームのような建造物が立ち始めた。改造人間達の新たな生活の場となるのだろう。


247:アル星ノ崩壊12
07/11/24 08:56:15 HkZOTdWg0
王宮敷地内 王族専用病院
ここにも改造設備が持ち込まれていた。
側近や侍女たちが全裸にされ改造されていく。私も着衣をすべて脱ぐよう命じられた。
「ああ~~ん」「いやぁ~~~~~~」「ぐわぁ~~~~」
並べられた手術台からは男女の悲鳴やあえぎ声が響いていた。

「『主』カラノ命令ニ従イ、ココニ私ハ宣誓スル。私ハ主ナル種族ノ生存ト
繁栄ノタメニ、奴隷生物トシテ全能力ヲ駆使シ永遠ニコノ身ヲ捧ゲルコトヲ誓ウ」
改造を終えた侍女が機械のように抑揚のない声で宣誓する。



248:アル星ノ崩壊13
07/11/24 08:59:08 HkZOTdWg0
いよいよ私の番か・・・・・
「改造作業開始。」
私にかつてインタビューをしたことのある国営放送の綺麗で上品な30代前半ぐらいの
女性アナウンサーだった蜂女のガイダンスのあと、機械が開始を告げた。
・・・うぐっ!
全身に注射針が突き刺さる・・・・・
股間にはヌルヌルしたゼリーのようなものが蠢いている・・・・
私は男性と契りを交わしたことなどまだない・・・・・
王立の学園に通っていたときの教官からご学友たちといっしょに性行為について知識のみ教育を
受けたことがあるから知ってはいるけど、体験はなかった・・・・
「はぁぁぁぁぁぁぁ~~~」
股間のゼリーが気持ちいい。国民の前では上品でいることを強制されるけど・・・・
気持ちには逆らえない・・・・・・・
「ああああああああ!気持ちいい・・・・・」
粘液だらけになり、体毛が抜け、肌が青く変色していく・・・・・額がムズムズする・・・・・・
さっき目が一瞬みえなくなったけれども何があったのでしょう・・・・・・
あ~気持ちいい・・・・胸も乳首が真っ赤に変わり、黄色と黒の模様が乳房に同心円状に
浮かんでくる。踵も見えないけど変化したような気がする・・・・・・


249:アル星ノ崩壊14
07/11/24 09:06:47 HkZOTdWg0
「続イテどらいばーいんすとーるニヨル精神改造作業ヲ開始スル。」
ガタガタガタッ・・・・・・・・・ゴオォオ~~~~
そのとき・・・激しい振動が襲った。大地震が発生したようだ・・・・・
揺れは2分ほど続いたあと、おさまった。
一瞬、ドライバーから、送りこまれてくる脳への刺激も停止した。
地震でつぶれた記録が100年以上存在しない国家Jの頑丈な建物に損害は当然なく
ただ、改造作業が一時停止したに過ぎなかった・・・・・
一瞬、少将殿が生き残っていてくれて助けに来てくれたのでは・・・と思った。
少将殿・・・どこにいるの・・死んでしまったの?・・・改造されてしまったの?・・・・・
また、苦痛になるくらい多くのが情報が脳の中に流れ込んできた・・・・・
・・・オマエハ、新タナル「主」トシテ、新タナル「主」トシテ・・・・・君臨セヨ・・・
さっきとちがうみたい・・・・言っていることが・・・・
何が原因で誤作動したのかわからない。有り得ない奇跡が起こったのか、地震が
なんらかの影響をドライバに与えたのか、それとも「主」種族のなかに反体制派が
いてドライバに細工をしていたか・・・定かではない。

「感情ヲ、ヨリ強イモノニ強化スル。いんすとーる開始。思考過程改良開始。
自己判断能力強化開始・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
きゃあ・・・・・・頭が割れそう・・・・・・・・・
「プログラム変更ニトモナイ、胴体部・・・再強化開始。特殊能力付与。いんすとーる開始・・・・・」
ううう・・・・・・やめてください・・・・助けて・・・・・
手術台の周りでは蟻男が機械を止めようとしているが暴走は止まらない。
「強制終了不能。対処方法ヲ伝授願ウ。」
・・・・・応援を呼んでるようですね ・・・やはり不都合があったのですね・・・・
再び薬剤注入がはじまりだした。
「作業終了シマシタ。」
私は自我をももったまま覚醒した。


250:アル星ノ崩壊15
07/11/24 09:10:16 HkZOTdWg0
「奴隷生物XXXX号・・・・・」
何を言うの・・・私はクイーン、命令するな。下等な蜂女が!身の程を知れ!
強い思念が外に発せられたような気がした・・・・
すると、私に命令した蜂女が吹き飛び部屋の壁に叩きつけられ、そのままめり込んだ。
国営放送のアナウンサーだった蜂女は昨日を停止した。
鏡に私の姿が映し出された。基本的には他の蜂女と同じだが、触角は他の蜂女よりも太く、股間は黄色い直毛の硬い毛に
覆われ、丸い穴だけとなってしまった性器を保護している。また、腕は肘辺りまで黄色いオペラグローブを着けたかのように変色していて、
脚は膝までの黄色いロングブーツを履いたかのようになっている。そして、背中には蜂のような大きな羽が生えていた。
「私は新たなる『主』。女王蜂女『クイーン』。私を崇めなさい。下僕ども!」
原因は不明だが突然変異体が誕生してしまった。
性格は改造前よりもキツくなり、好戦的になっていた。世界中から愛された若き女王の面影はなかった。
「不良品ト認識。処分スル。」
周りの蟻男・蜂女が攻撃してくる。
「おだまり!下僕ども!」
私はさっきのように思念波を発した。一瞬のうちに全員が機能停止した。
しばらくすると、全員が動き出し、全員が改造前の感情を取り戻した。しかし、
取り戻したのは感情のみで、思考行動パターンは変わってしまい
「主」民族ではなくクイーンに従う下僕のようになってしまっていた。
「みんな私について来なさい。王宮を取り戻すのです!」
「かしこまりました!女王陛下!」


251:アル星ノ崩壊16
07/11/24 09:14:47 HkZOTdWg0
王宮、入り口ホール
「オマエタチ、何ヲシテイル。任務ニ戻レ。」
軍情報部の少尉だった蜂女が一団を制止する。
「おまえ、可愛らしい顔をしているねぇ。侍女に加えてあげるわ。」
クイーンは思念波を出した。
「はい、ありがたき幸せです。女王陛下。私のような者が・・・・」
少尉も一団に加わった。

一団は途中阻止する蟻男・蜂女を制圧しながら、かつての女王執務室へと進んだ。
執務室の扉を開けると、見覚えのある蟻男達がいた。
「会いたかったわ。少将。やはり改造されていたのね・・・・でも、ますます素敵になったわ」
「貴様達ハ何ダ。ココガ最高指揮官執務室ト認識シテイルノカ。」
「もともとは、私の部屋、敗戦国の負け犬がいるところではないわ。でも貴方は軍人として
有能だったみたいわね。側近に加えてあげるわ。」
また思念波を発した。
「ありがたきしあわせです。女王陛下のために軍人としてのわが身をささげます。女王陛下に栄光あれ!」
「さ、次はあなたよ。少将。」
私は、少将に抱きついた。
「ヤメロ。コレ以上、接近スルナ。」
そして熱く口付けを交わした。
唾液を大量に注ぎ込む。
すると少将の体に変化が現れた。
真っ黒な巻貝のような性器の色が金色に変わり、
触角が、クイーンと同じくらい太く変わった。
「おまえはこれからは私の大事な配偶者。私以外と交わることは許されない。
いいわね。後継者の種を私に授けるのが任務です。」
「かしこまりました。女王陛下の配偶者となれて、この上ない幸せでございます。」


252:アル星ノ崩壊17
07/11/24 09:18:24 HkZOTdWg0
王宮 女王執務室 
クイーンが王宮を奪回してから1日が過ぎた。
あれから後、改造されてしまった大臣たちや軍上層部、高級官僚、学者などを
解放していった。国家Jの頭脳は復活しつつあった。
「女王陛下。ご報告があります。」
「なんだ。上級大将。」
「私めは不覚にも「主」に洗脳されてました。しかし、私の洗脳が解けてしまったことが
分かってしまいましたら、大変なこととなります。そこで、提案なのですが、
私は当分、洗脳されたフリを続けます。その間、女王陛下は必要な人間を
解放していってください。解放対象者の確保は我々軍が実行します。」
必要な人間をすべて解放なさったら、太陽系第三惑星へと移住します。」


253:アル星ノ崩壊17
07/11/24 09:20:29 HkZOTdWg0
「わかった。まず、この星の者すべてというわけには行かぬのか?」
「女王陛下しか解放する力を持っておりませぬ。物理的には不可能と。」
「私には出来る自信があるのだがな。」
「いえ、もし、女王陛下になにかあってでは済まされません。陛下は
私達の生きる希望なのです。とりあえずは主要な者だけ脱出し、生存場所を
確保してから、残りの者を救出すればよろしいかと存じます。」
「わかった。ところで、その太陽系第三惑星とやらは我々の生存に適しておるのか?」
「はい、環境がわが星とよく似ておりまして、生存に適する可能性が高いと、かつてのわが国の
権威ある天文学者が申していたの覚えております。」
「我々のような知的生命体は生存しているのか?」
「わかりません。グリーゼ脱出後、一度、偵察機を派遣してみる必要があります。
我々より文明が高度であれば、移住を断念し、別の星へ移住しましょう。じつは候補はまだあります。
ただ太陽系が一番近くてよろしいかと思いまして。」
「なるほど。もし我々よりも低い程度の文明であれば、占領して奴隷にしてやればよいな。」
「はい、仰せの通りにございます。」
「移動はどうするのだ?」
「「主」から私専用に与えられた飛行物体が1機あります。それに必要な機材をつんで移動すればよいでしょう。
5万人は軽く収容できます。やつらのテクノロジーは大したものです。」
「よしわかった。早速とりかかれ!」
「かしこまりました。女王陛下『クイーン』に栄光あれ!」
<続く>


254:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/24 16:33:24 uHIDI7XM0
>>236-253蟻蜂フリーク様
いやあ、びっくりしました。壮大な話ですね。この勢いで世界ががんがん広がる様子を見たいです。
「J」の設定がちょい右翼チックだなと思ったけど、「王政」を残しておく必然性があったわけですね。
なるほど。
人間として登場したキャラが次々に改造されていくあたり、いい感じです。
「女王蜂」にしてやっとお馴染みの「蜂女」化、というあたりのアイデアもなるほど、と。

自分の趣味からすると、「少尉」が「改良」の恐怖に恐れおののく部分がもうちょい
見たかったかな、というくらいが物足りないとこでしょうか。
あと、「少佐」の出方がちょっと中途半端だったかも(最初「少佐」と
「少将」をごっちゃにして、あの少佐が婚約者なのかと思っちゃいました)。
…ついでに、これは個人的なことながら、「女王」を某内親王殿下と重ねないように
読むのに苦労しましたw。(それはそれで「風流無譚」みたいなすごい話になりそうですが)
むしろ若い頃のプロメシューム(999外伝の。実は未見)あたりを思い浮かべればいいんですよね。

255:蟻蜂フリーク
07/11/25 00:21:15 AMSTM18S0
>maledictさん
読んでいただいて有難うございます。I県H市「主」拠点の正体がお分かりに
なったかと思います。^^

設定についてなんですが、実は惑星グリーゼ581Cは実在しますw
ここに私の勝手な想像を付け加えました。
URLリンク(ja.wikipedia.org)

少尉・少佐・少将と紛らわしくなってしまいましたが、改善します。
軍情報部員の二人は、今後、活躍予定です。で、少尉の改造シーンも
回想という形で出す予定にしました。

女王陛下ですが・・正直、某国と家族構成が似てしまって、冷や汗が出ました。
私だけかと思っていたら(笑)え~と何とかしたいですね^^;あくまでも西洋の
王族で想像願います。(各自の自由ですが・・・)

一応、女王陛下は私のイメージとしては12~3年前のO久O映Oあたりがいい
のでは・・と思ったりします。

設定としては黄色人種の国ですが王族は皇族よりも英国をはじめとするヨーロッパの
王族色が濃いです。




256:蟻蜂フリーク
07/11/25 23:08:55 AMSTM18S0
改造素体004号ノ改造作業終了。
「主」カラノ命令復唱終了。
奴隷生物004号ノ画像投下。

URLリンク(artofspirit.hp.infoseek.co.jp)

257:蟻蜂フリーク
07/11/26 03:44:22 ww52p/nY0
アル星ノ崩壊 最後まで出来ました。投下します。

スイマセン、だらだらと続きそうなので、お話は一区切りさせていただきます。


258:蟻蜂フリーク
07/11/26 03:45:19 ww52p/nY0
王宮 寝所 
「はうううう~~。」
「気持ちよいか?」
「はい。女王陛下様。」
10体の侍女がクイーンと戯れている。
国王の侍女または側近となることは、国家Jにおいて最大の名誉である。
家柄・学歴に関係なく選抜され、国内各地より集まった志望者が国王府の課す様々な
科目のある任官試験を受験し、面接試験を突破したものが任官される。
一度は国王府職員という形で色々な部署を経験し、内部の選考試験に合格したものが
国王と面接し、問題なければ晴れて侍女・側近となる。雑用係というよりも国王の私的ブレーンとしての性格が強い。
「そなたたちは、私の大事な侍女。そして、新生グリーゼの貴族階級とならねばいけない。」
「さあ、私の生殖器を舐めなさい。エキスを残らず、舌ですくい取りなさい。」
「はい」
他の侍女たちもお互いをむさぼりあっている。股間を相手の顔や股間に擦りつけ、溢れた催淫成分を含む愛液を舐めあっている。
やがて、侍女たちの体に変化が現れた。背中に羽が生えてきた。クイーンのものより一回り小さい。
他の蜂女との違いは、羽の有無でしかない。
クイーンの愛液には選ばれた者の身体の進化を促す成分が含まれている。
「ああ~気持ちいいわ。おまえは本当に気持ちよく舐めてくれる。さすがは私が見込んだだけのことは
ある。」
「有難うございます。女王陛下。この上ない悦びを感じます!」
「かわいい奴め・・・・・・」
クイーンは元・軍情報部少尉に口付けをして囁く。
少尉の背中にも立派な羽が生えていた。

そして、この後、側近たちも招集され、クイーンに股間を嘗め回され、
体中に、クイーンの股間からあふれ出す粘液を舐めさせられた。
ただし、クイーンと同士交わることはなかった。また、蜂女のように同性同士で快楽を
求め合うことはなかった。クイーンは配偶者としか交わらないらしい。
彼女の交尾行動の対象は他の蜂女とちがい金色の生殖器を持つ配偶者のみに向けられる。
また、クイーンのフェラチオや顔面騎乗を受け、クンニグリスをした側近蟻男たちの股間は銀色へと変わっていた。


259:アル星の崩壊 19
07/11/26 03:47:52 ww52p/nY0
2日前 王宮敷地内 王族専用病院ロビー
・・・・・・ここは?
俺は目を覚ますと、病院らしき建物の中にいた。でも病室ではないようだ。
そっか、俺はさっき、少尉の攻撃を受けて・・・・・・
とりあえずは助かったのか・・・
さすがに負傷者だらけだな・・広いロビーが人でいっぱいだ。
でも、変だぞ・・・周りの奴ら案外無傷じゃないか・・・それに医者やナースがいない
・・・蜂女!
蜂女や蟻男が、俺達を監視するように立っている。
そうか・・・・助かったんじゃなく捕虜になったのか・・・・
蟻男に促され、人間は端から順番に別のところへ移動させられる。
俺の番がめぐってきた・・・次の場所で、全裸になるよう命じられた。
抵抗したものは、蜂女が胸から発射した何かで、夢遊病者のようになってしまった。
そして、大人しく衣服を脱ぎだした・・・・・・俺も抵抗し、同じ運命になった。
夢の中にいるような感覚だ・・・・蜂女の命令に勝手に体が言うことをきいてしまう。
手術台の前についに俺は立っていた。
乗るように命令される。抵抗などできない。
台の横にいる蜂女がガイダンスを始める。
この蜂女、2年前、俺が35のとき離婚した国営放送のアナウンサーに似ている。
引き取っていった10歳の娘はどうなったんだ・・・・・
ぐあぁぁぁぁぁぁー!
体中に激痛が走った。
数分後・・・・・
「作業終了シマシタ。」
改良終了ヲ認識。感度良好。担当者ノ要請確認・・・・・・・
命令復唱開始。
「『主』カラノ命令ニ従イ・・・・・・・・・・・・・。」



260:アル星の崩壊 20
07/11/26 03:49:53 ww52p/nY0
昨日 王宮 入り口ホール
「・・・・侍女に加えてあげるわ。」
「・・・・女王陛下。私のようなものが。」
奴隷生物ノ反乱発生確認。対応行動検索。
女性奴隷生物1体、反乱側ニ合流確認。該当個体ノ処分行動開始。
バリバリバリッ・・・・・おーばーひーと。身体機能、緊急一時停止。
クイーンの思念波を受け、1体の蟻男が、同じく鎮圧しようとした他の蟻男や蜂女とともに、そのまま止まった。
「・・・あれ。俺は何をしていたんだ?」
「正気を取り戻されたんですね。前よりダンディになりましたよ。ふふっ。」
「ああ、少尉か、俺はどうしてたんだ?」
「私やここにいた人、みんなそうなんですけど改造されて、『主』とかいうエイリアンに洗脳されてたようなんです。」
「すまなかった。少尉。休暇を与えたばかりに・・・・・・。こんな目に遭わせてしまって。」
「なにをおっしゃってるんですか?少佐。こんな美しく素敵な体を授かったのに。洗脳されたことは腹が立ちますけど、
『主』にはむしろ感謝したいくらいですよ。ふふっ」
・・・・素敵な体・・か。確かにその通りだ。裸であるはずなのに恥ずかしくない。むしろ、誇らしくずっと晒していたい。
とくに、この巻貝のような素敵な外見となった性器。改造というよりも『改良』だ。女性達にもっと見てもらいたい。
「さあ、女王陛下ともに戦いましょう。」

解放された人々の集団を引き連れ、先頭に立って勇ましく進んで行く女王陛下のお姿が目に入った。
なんというお美しいお姿。どの女性よりもずっとお美しい・・・。我らが指導者は女王陛下以外には考えられない。



261:アル星の崩壊 21
07/11/26 03:51:27 ww52p/nY0
国家J 首都「東の都」 国防省
「主」に占領されて以後、待ちの概観は変わりだしていた。「東の都」近郊の住宅街は次々と更地に姿を変えている。
中心部も解体作業が始まっている。街の解体には「主」一切関与せず、命令のみ与え、元の住民だった蜂男・蟻女たちに行わせている。
「東の都」官庁街の解体が「主」からの我々への命令となったようだが、ここで改造された者たちの大半が解放されていたため、
脱出作戦の実施のために必要な施設を残しつつ、更に時間稼ぎのため、わざと作業を遅れさせていた。
国防省の建物はかなり損害を出していたが、業務はかろうじて行えた。しかし改造され、頭脳をはじめ身体能力が強化されたため、業務を進めるのに
不都合はなく、むしろ効率が上がった。ただ、職場のアイドルがいなくなったことが残念だった。かなり上からの命令だから仕方がない。
俺は占領後の世界各地の状況の情報収集作業に、パワーアップした体で取り掛かっていった。
俺だけが改造されてる環境だったら、来年には国防省のトップになってしまってるんじゃないか?そう思えるくらい新しい体は絶好調であった。



262:アル星の崩壊 22
07/11/26 04:03:34 ww52p/nY0
王宮 女王執務室
女王陛下は、優雅に書物を読まれている。
マスメディアの向こうの存在でしかなかった憧れの女王。私と年齢は1つしか変わらないけれども
それ以上の年齢差があるかのように思える落ち着きや身のこなし・・・・・・・
それに、なんと容姿端麗でいらっしゃるのだろう。
庶民の出の私なんか・・・・・・・・ハッ、いけない、いけない。比べるのも恐れ多い・・・・申し訳ございません。女王陛下。
それにしても、私なんかがあの女王陛下のすぐお傍にいられるなんてなんという幸せ。
私の横には容姿に優れた知的な女性たちが直立不動で整列している。
改良前も相当美人だったのだろうな・・・・・。
私は改良されなかったら、絶対ここにはいなかった。
一応、名門とよばれた女子大学を出ているけれども、自分なんかよりもはるかに優秀な王立の学院や国立の
の最高学府の出身者、それらの卒業者じゃなくても優れた特技・能力のある人たち・・・・
女王陛下に選ばれたエリート中のエリート・・・その一人に私が・・・・・
あ・・・興奮しちゃったのかな・・・愛液が漏れそうになってきちゃった・・・・
そういや改良前の昔の私は公務員になりたくて、真面目によく勉強したなぁ。国王府、軍、国家行政機関、地方行政機関・・・・
いろいろ受験したっけ・・・・・。あの時は軍よりも国王府に行きたかったんだよね・・・・・国王府は落ちちゃったけど・・・・
そういえば、軍の試験のときの一次面接官って・・・・少佐でしたね。
軍人には見えない楽しい人だった・・・・まさか私の上官になっちゃうなんて。
離婚なさったときは奥さんに立候補しようと思ったんだよね・・・・・・
元気かな。少佐・・・・・やりたい・・・・少佐の股間を唾で濡らしてあげたい・・・・・
改良されてから無性に性欲が強くなってきちゃった・・・・やらないと死んじゃいそう・・・改良前はそんなこと
まったくなかったのに・・・・・改良前、きっと私はなにか病気を患っていたのね・・・


263:アル星の崩壊 23
07/11/26 04:05:15 ww52p/nY0
女王の執務用デスクを挟んで向かい側の壁の前には、側近達が銀色の股間を
誇らしげにして、私達と同じように整列している。
みんな、イケメンばかり・・・・・・やりたいなぁ~ やりたい、やりたい・・・・・
「そこの新人、そなたは軍情報部にいたのであったな?」
あ、女王が声をかけてくださった・・・・
「はい。女王陛下。」
「『主』の侵略がなければ歴訪していた、衛星α地下都市について興味深い話は
何かないか?どんなことでもかまわぬ。聞かせよ。」
「女王陛下。申し訳ございません。南方地域情報担当であった私には陛下を楽しませるほどの
お話はございません。ただ、私の身の上話になってしまい恐縮でございますが、私は実は衛星α地下都市で
改良され・・・・・・・」
「その話、興味がある。ここにいる他の者達への自己紹介もかねて、話してみるがよい。私もそなたのことに関心がある。」
話し終わらぬうちに、女王陛下は命じられた。私に興味もっていらっしゃるなんて感激です。
私は、衛星αでの話をさせていただいた。



264:アル星の崩壊 23
07/11/26 04:06:40 ww52p/nY0
約10日前 衛星α地下都市 行政庁舎前
私の目の前で、治安部隊の戦闘装甲車両が炎上していた。
周りには紫色の斑点を出して治安部隊員の死体が横たわっている。
そして黒や青の異形の者・・・・・エイリアン?
「人間ヲ確認。無駄ナ抵抗ハスルナ。頭ノ後ロデ両手ヲ組ンデ座レ。」
呆然と立ちすくんでいた私に、光線銃を私に向けて、青い異形の者が私に命令する。
空中に浮かび上がった立体画像が演説をする。
「・・・・・・・・・・・コレヨリ地下都市住民ノ諸君ニハ我々ノヨウニ肉体ヲ改良シ、新生ぐりーぜノ住民トシテ相応シイ姿トナッテ
イタダク。我々ハ・・・・・・・」
いやだ・・・・改良されるなんて、こんな姿になりたくないよ・・・
いままで誘拐された人たちは、こんな姿にされていたのか・・・・・・・
「・・・「主」様ノ立派ナシモベトナルノダ。」
演説は終わったみたいだ。「改良」という言葉が気になって聞いているどころではなかった。
あんな姿になるなら、戦って死んでやる。
まずは、光線銃を奪って・・・・
隙をみて、私は立ち上がって、青い改造人間の後ろに回りこもうとしたそのとき
すばやく改造人間は体をかわし、胸から何かを発射した。
私の意識はなくなった。


265:アル星の崩壊 25
07/11/26 04:08:31 ww52p/nY0
目を覚ますと、私は全裸で、巨大な部屋、いや空間にいた。
広い空間は、私と同じように全裸にされた人だらけで、満足に身動きが取れないくらい
密集していた。
「説明ヲ開始スル。オマエタチハ・・・・・・」
天井から声がした。どうやら私達はこの後改造されるらしい。敵の試作最新設備の
実験も兼ねているらしい。失敗してしまえ・・・・
「第1ぐるーぷ791体収容完了。コレヨリ作業開始スル。」
「噴霧開始。」
白いガスのようなものが室内に充満し始めた・・・・・・ううっ苦しい・・・・・・・・
恐いよ・・・・・・・・・・
周りの人々に変化が起こっているのがわかった。
触角が生え、男性は髪の毛が抜け落ち、女性は髪の毛が紫に変色していく。
体の色は男性は黒く、女性は青く変わっていった。
ブシュッ!顔の中で音がして目が見えなくなった・・・・
痛みと苦しみで、体が周りの人と激しくぶつかり合う。痛みで他人を気にしてる余裕はない。
頭が痛い・・・・股間はこんなときであるにもかかわらず、まるでSEXをしている
ときのように、いや、それ以上に気持ちがいい・・・・・
「続イテどらいばーいんすとーるニヨル精神改造作業ヲ開始スル。」
頭が割れそう・・・・・・苦しい・・・・・・・
また意識がなくなっていった・・・
「作業終了。」
・・・身体機能回復確認。視界良好。感度良好。改造作業終了認識。
「奴隷生物xxxxx号以下全個体ハ『主』ノ命令ヲ復唱セヨ。」
・・・上方ヨリ音声認識。内容認識。命令実行開始。
「『主』カラノ命令ニ従イ、ココニ私ハ宣誓スル。私ハ主ナル種族ノ生存ト
繁栄ノタメニ、奴隷生物トシテ全能力ヲ駆使シ永遠ニコノ身ヲ捧ゲルコトヲ誓ウ」
800体近くの蟻男・蜂女の機械的で抑揚のない声が空間いっぱいに響き渡った。


266:アル星の崩壊 26
07/11/26 04:09:35 ww52p/nY0
王宮 女王執務室
「ほう。1体ずつ改良手術を受けた我々とは違うのだな。気体による集団改良か。
おそるべき『主』の科学力だな。」
「はい。かつての国家Dが行った虐殺方法のようでした。しかし、私達は殺されはせず、
逆に身体機能が強化・・・・改良されたのですが。」
「やはりこの星を離れたほうがよさそうだな。反乱を起こしても我々には悔しいが勝ち目は
あるまい。」
1週間後、私達は飛行物体に乗って脱出した。
<終了>


267:蟻蜂フリーク
07/11/26 04:33:25 ww52p/nY0
以上です。これ以上、だらだらと続きそうなので一度、区切ります^^;

SSは258より始まってます。他にも番号が重なってたりして、
読みにくくなってしまい、スイマセン。

あとタイトルの「の」は「ノ」です。細かいですが宜しくお願いします。


268:名無しより愛をこめて
07/11/26 11:33:31 fLUFp1XG0
BeeF氏のあぷろだの荒れ具合を見て思ったんだけど
1スレ目、2スレ目のSSもWikiに引っ越しておいた方が良くない?
あのサイトがいつまで残っているか何の保証もないんだからさ

269:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/27 10:07:05 F0lDI/Lz0
>>258-266蟻蜂フリーク様
楽しんで読みました。ガス式改造装置、最強ですね。

一段落されたようですので、来月くらいにまたちょっとOLさん周辺の話を書いてみようと思います。
OLさんの本筋の方の展開もちょこちょこ考えているのですが(反乱同盟の女リーダーが
偶然「課長の前妻の妹」だったりしたら面白いかな、などと)、改造シーンが激減する可能性もあり、
その場合はスレ違いになるので、「ウェブサイトを借りて公開」がいいかなあと考え、準備中です。
ここに投下するとしたら、書きこぼしていた「その他大勢の洗脳未遂者の運命」の話になると思います。

なお、事前にお詫び(?)しておくと、
以後、蟻蜂フリーク様との世界観の整合性がなくなる可能性があります。
蟻蜂フリーク様の作品世界はとても面白いのですが、自分の求めている方向とは
色々違うところも多いし、結局各自が書きたいハァハァを書くのが一番建設的だと思うので。
もちろん「グロン」が職人さんの共有設定になっていったような展開もありかと思いますが、
この作品に関しては無理かもしれません。我ながら度量が小さいなあと思います。すみません。
(但し、整合性がなくなると決まったわけではありません。今のところ、書く際の方針の話です)

画像は保存だけしました。訳あってあと何時間かは危なくて見られません。見るのが楽しみです。

>>268
誰でも編集可能なページだから、有志がアップしていく、というのでいいのでしょうか?
以前3-5スレのSSのリクエストがあったときに、そういうものかと思い自分がやったのですが、
後で考えたら容量の問題もあるだろうし、管理人さんの同意も必要だったのかな、とも思いました。
管理人さんがオーケーと言ってくれるなら皆でちょっとずつやっていけばいいのではと思います。
それとも、一般的にまとめwikiの管理がどういう風になっているのか知識があまりないのですが、
慣例として特に問題ない範囲なら、いちいちお伺いを立てる方がかえって管理人さんを煩わせる
ことにもなるでしょうか。…うーん


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch