おにゃのこが改造されるシーン 素体8人目at SFX
おにゃのこが改造されるシーン 素体8人目 - 暇つぶし2ch126:贋物の青(14/26)
07/11/15 03:09:44 dzG2/gNh0
「そのうち、キューロクさんはとうとうイッてしまった。昼間までの、
あの生き生きした明るい女性はどこにもいなくなっちまった。そこにはもう、
無表情な虫けらがいるだけだったんだ」
 スポーツマン氏も泣いていた。
「あの子はね…無機質な声で、あたしらを騙そうとし始めたの。『オマえタチを、
逃ガシてやル、早ク、ココカラ、出ルンダ』って。嘘に決まっているのに。
ばれないわけないのに。あの子はそんなこともわからなくなっちまっていたのよ!」
 老女も泣いていた。
「当時のリーダー、キューロクさんも含めてみんなで父のように慕っていた男性は、
なんとか正気を取り戻させようと、キューロクさんを平手でぶった。キューロクさんは
…『敵対行動ヲ確認』と一言つぶやいて、リーダーに溶解液を放射して殺したわ」
 少女が涙声で説明した。母子もまたもらい泣きをしていた。
「俺たちは覚悟を決め、キューロクさん自身から教わった必殺の急所を攻撃した。
そうしてあの子は死んだんだ」
 ―「必殺の急所」という言葉が彼らから出たとき、わたしの心に本能的な恐怖が
湧いた。たしかにそのような急所は存在する。それは絶対に人間には知られていけない
最重要機密の一つだ。ある種の薬物さえあれば、実行自体はそれほど難しくない。それを
聞きさえしなければ絶対に思いつかないありふれた道具に薬物を塗り、聞かなければ
絶対に思いつかないような仕方で、聞かなければ絶対に思いつきようのない部位に対して
それを用いるとき、我々の神経は一時的に麻痺し、皮膚が一時的に軟化する。この状態で
内臓を切り刻むなり首を落とすなりすれば、強靱な改造生物たるわたしたちでも命を
落とす。わたしは、目の前の人間がその知識を得ている、という事実に、改造後初めてと
言っていい、強い恐怖を感じた。そして、万が一でもこんな秘密を地球に持ち帰らせて
はならない、そんなことをしてこの船の乗員たちを危険な目に遭わせるわけにはいかない、
という、司令官としての強い義務感が湧きあがった。なんとしてもここを脱出して彼らを
殺さねば、あるいは、彼らを改造手術台に送り、人間の心を完全に消去してしまわねば
ならない。そんな使命感が燃えあがった。

127:贋物の青(15/26)
07/11/15 03:15:44 dzG2/gNh0
「だいたいの事情はわかったわ。それでわたしは何をすればいいの?さっきから、
何やらわたしが必要だと言っていたわね。捕虜救出作戦をキューロクさんの代わりに
手伝えばいいのかしら?」
 正直、まあそんな理由だろう、と思えた。96669号の代わりに食料と弾薬の調達を
任せる気はなさそうだが、作戦決行時の戦力は多い方がいい。いくら何でも人間三人では
当初の戦力の半分にもならない。彼らとて、そこまでして洗脳未遂者の協力を拒むほど
意固地ではなかろう。「蜂起」のときまでわたしを檻の中に確保し、再洗脳から守る。
そして誘爆が始まったら解放し捕虜救出を手伝わせる。そんなところだろう。
 だが、彼らの返事はまるで予想外のものだった。
「悪いが、俺たちに人間以外の協力者を作る気はもうないんだ。捕虜救出は俺たちだけで
やる。俺たちは人間だから、用もなくあんたを殺したりはしない。誘爆が始まるときまで
あんたが生きていたら、この母船と運命を共にしてもらうことになるがね」
「…『あんたが生きていたら』ってどういうこと?その前にわたしが死ぬことも
あるっていうの?」
「そうよ。反物質弾薬の確保にあとどのくらいかかるかわからない。長引きそうだったら、
悪いけどあんたの命を奪わなきゃならないわ」
「ちょ、ちょっと!何が何だかさっぱりわからない!ちゃんと説明して!」
「…仕方ないね。どうせ分かることだから、全部見せとくわ」
 そう言って老女は部屋の片隅のシートを持ち上げた。そこに転がっているものを
見たとき、わたしは再度、内心からの深い恐怖を覚えた。
 シートの下には96669号の遺体が横たわっていた。その頭蓋骨は目の上のあたりから
切断され、目も乳房もえぐり取られ、腹部も切り裂かれて内臓を除去されていた。
そして青黒いはずの全身の皮膚から色素がほぼ完全に抜け落ち、皮膚が
クリスタルガラスのように透明になっていた。血液がすべて抜かれているのだった。

128:贋物の青(16/26)
07/11/15 08:07:58 dzG2/gNh0
「わたしのキューロクさんへの変装はこの死体がなければできない。まるで腐敗しない
この死体の血液は、あなた方の皮膚の色とまったく同じ色の塗料になる。ペンキよりも
強力な定着力をもつ優秀な画材よ。ペンキ落としは胃液。皮下脂肪は強力な接着剤。
乳房の皮や、触角や、紫の毛髪や、爪を貼り付けるのに必要。あとはつま先をくりぬいて
作った『ハイヒール』を接着して、目に覗き窓を開けた複眼を貼り付ければ、ニセ蜂女の
できあがり。これもキューロクさんの遺したアイデア。―正直、最初はちょっと
不安だった。自分の皮膚が本当に青くなったり、触角が根付いてしまうのではないかって
―結局そんなことはなかったけどね」
 そうなのだ。わたしたちの体は腐敗を知らず、どの部位も塗料や接着剤など、
即工業用に転用できる優秀な素材でできあがっている。奴隷生物は労働力として
だけではなく、その死体を利用することまで考えて設計されているのではないか、
といういやな想像が湧く。例えば円盤の外装の青黒い塗料、あの原料は一体何なのか…
「脳内に埋め込まれていた個体識別コードの発信器は、死亡後もどうにか稼働していたわ。
キューロクさんの遺したアドバイス通り、試しに口の中に入れてみたら無事に
動作し続けた。今は…女の子の大事な部分の中に入っているわ」
「それと、キューロクさんのどえらい発明品がこれだ。ここに脳の中に埋まっていた
触角の先端をセットすると、宇宙人の命令を日本語の文字情報に変換してくれるんだ。
俺たちはこれで命令を受信し、あの子の髪の毛に隠されたイヤホンに、特殊な周波数帯の
無線で情報を伝える。命令は受信する一方で送信はまずないから、不都合はない」
 96669号は正真正銘の天才だったのだろう。そして、自分がいつまでも生きられない
ことを予期し、様々なバックアップ体制を用意していたのだ。

129:贋物の青(17/26)
07/11/15 08:09:02 dzG2/gNh0
「でも、ペンキも接着剤も段々減っていくわ。もう一体死体がないと、いつまでもは
ごまかせない。悪いけど、在庫が底をついたらあなたには死んでもらって、
新しいペンキと接着剤を補充しなければならないの」
 ―多分「キューロクさん」の一件が相当のショックだったのだ。もう人間以外
信じない、という強い同胞意識が、洗脳未遂者への共感を一切麻痺させてしまったの
だろう。わたしはそのせいで、殺されて体をばらばらにされるか、反物質爆弾で分解
されるか、どちらかしか選べないという悲惨な状況に追い込まれてしまったわけだ。

 わたしの絶望的な囚人生活が始まった。わたしにできるのは、エミュレータを駆使した
「懐柔策」くらいだった。幸い、新参の母子は旧リーダーにも「キューロクさん」にも
面識はない。母親はだいぶ同情的になってくれたし、娘もなついてくれた。しかし
わたしがどんなに人間らしくふるまっても、他の三人の態度は変わらなかった。
 コンピュータはわたしを探し回っているはずだが、この区画を探し当ててくれる見込みは
とても低かった。わたしとしては、96669号に化けた少女に嫌疑がかかることを期待した
のであるが、彼女の巧みなアリバイ工作と、コンピュータが鈍感なのとで、一向に
その気配はなかった。彼女の嫌疑を知る「課長」と「風俗嬢」が何かアクションを
起こしてくれればいいのだが、わたしへの専従服従プログラムを発動してしてしまって
いるのが裏目に出た。わたしからの連絡がないため、動作を休止するか、わたしとの
会話など忘れて通常の任務についているかのどちらかのはずだ。
 だが、救いの神というものはいるものだ。監禁後一週間目、ちょっとした事件があって、
彼らはわたしを檻の外に出さざるをえなくなくなったのである。

130:贋物の青(18/26)
07/11/15 08:11:35 dzG2/gNh0
 事件は部屋の奥の小窓で起きた。小窓の十メートル下には五十センチ四方の足場が
あり、その下十メートルは床まで何もない。しかし空間圧縮の奇妙な作用で、足場までの
空間は数十センチ下にしか見えない。いや、ただそう見えるだけでなく、実際、こちらから
向こうに移動するためには数十センチしか要しないのである。但しいったん向こうに
着いてしまえば、十メートルの距離を移動しなければ帰って来られない。
 この奇妙な罠に、幼い娘さんが引っかかってしまった。老女ががらくたを器用に
貼り合わせて作ったお人形を、足場の上に落としてしまったのだ。少女は拾いに下りようと
何の気なしに穴をくぐり、足場に飛び移った。結果、少女は窓と床を隔てる二十メートルの
壁のちょうど中間に取り残されてしまった。十メートルを登り直すか、十メートル下に
飛び降りる以外に助かる手はないが、人間の幼女にどちらもできるはずはない。
 娘の危機に気づいた母親が他の二人に声をかけ、巡回中のニセ蜂女嬢を呼び寄せた。
 事態は急を要していた。穴を大人がくぐることはできない。多分最も確実な方法は、
十メートルのロープで幼女を引き上げることだ。だがそんな都合のいいものはなかった。
やがてうろたえた幼女が足を踏み外したため、時間の猶予はほとんどなくなった。
「わたしを外に出して!外からじゃないと娘さんを助けられない。外に出て怪しまれない
のはわたしとこの子だけ。そして娘さんを助けられるのは改造人間であるわたしだけよ!
大丈夫。約束する。娘さんを無事助けたらここに戻って来る。わたしの血でも皮下脂肪でも
提供する。ただし、一つ交換条件をちょうだい。恩を売ることになってしまうけど、
反物質爆弾で死ぬのはいや。捕虜救出作戦には参加させて。それだけよ!」
 わたしは一気にまくし立てた。人間たちはこの期に及んでまだ躊躇している。

131:贋物の青(19/26)
07/11/15 08:13:41 dzG2/gNh0
「あの子を見殺しにしたらあなたがたも改造人間と同じよ!もう一刻の猶予もないの!
お願い。わたしを信じて!たしかに洗脳未遂者にも色々いるけど、わたしの中身は人間の
まま。少なくとも、自分ではそう信じたいの。そして、あなたがたがそう信じてくれれば、
わたしも自分を信じられる。そうやって信じてくれれば、その気持ちは『真実』になる。
あなたがたの気持ちが、わたしの心を本物の人間の心に戻してくれるの」
 わたしの目には涙が浮かんでいた。エミュレータの動作だ。それを見た少女が
遂にバリアのスイッチを遮断し、わたしの手を引いた。
「…もう一度、信じてみる。あなたなら信じられそうな気がする。わたしがついていって、
あなたが再洗脳されないかどうか監視する。それで大丈夫よね」
「ありがとう!」
 エミュレータが動作し、胸がきりきりと痛んだ。しかしそれにどういう意味があるのか、
今のわたしにはよく思い出せなかった。
 わたしはニセ蜂女を横抱きにして、現場へと最高速度で走った。そして壁をよじ登り、
十メートル上の足場に飛びつき、今にも落ちそうな幼女を抱きかかえ、下に戻った。
すべてほぼ一瞬で終わった。
「よかった!よかった!」
 わたしたち抱き合い、飛び跳ねて喜び合った。隠し部屋からここまで、
巡回の改造人間は一人もいなかったのだ。
 ほぼ直後に、ニセ蜂女嬢のイヤホンに通信が入った。
「D4ブロックで不審火発生とか言っている。緊急事態だそうだ。洗脳未遂者が何かを
始めたのかもしれないな。なるべく早く急行しないとやばいかもしれない」
「そう。すぐ行かなきゃ。でも、この子はどうしよう…」
「わたしが届けてもいいけど、今わたしにも同じ指令が来たわ。すぐに行かないと
怪しまれるし、あなたとの約束も果たせなくなる。…いい考えがあるの。すぐそこの
部屋にわたしの個人用ロッカーがある。娘さんはそこでちょっとだけ待っていて
もらいましょう。不安だったら、鍵の暗証コードはあなたが設定して」
「そう。わたしがコードを決めていいなら…」

132:贋物の青(20/26)
07/11/15 08:16:46 dzG2/gNh0
 わたしたちは幼女をかばいながら部屋に運び、まずは少女が暗証コードを設定した。
それから幼女に、がらんとしているロッカーの中に入ってもらった。
「ごめんね。ちょっとだけ待っていて。すぐ迎えに来るからね」
そう言うと扉を閉めてロックをかけ、それから急いでD4ブロックに向かった。
 D4ブロックにはすでに奴隷生物が十数人集まり、消火用のホースを構えていた。
どこにも煙は立っていない。わたしたち二人はとりあえず「奴隷生物のフリ」のモードに
入り、ホースを持つ蟻男の一人に尋ねた。
「状況ハ?」
「深刻ナ火事ガ発生シカケタガ、延焼前ニ鎮火デキル見込ミ、トノコトダ」
 そう言うと「課長」はホースの口をニセ蜂女に向けた。他の改造人間たちも
それにならった。そして消火薬ではなくて塗料の溶剤を、一斉に少女に放射した。
「きゃあ!」
 思わず悲鳴を上げた少女の塗料は見る間に流れ落ち、複眼も、爪も、同心円状の
乳房の外皮もはがれ落ちた。数十秒後には、蜂女はどこにもいなくなり、無力な無改造の
人間が全裸で呆然と立ちすくんでいた。すぐに蟻男と蜂女たちが彼女を拘束した。
横でホースを抱えたままの「風俗嬢」が目を丸くしてひゅう、と口笛を吹いた。
エミュレータがONのままだったようだ。
 ―言うまでもなく、すべてわたしが仕組んだことだ。途中改造人間と出会わなかった
ことも、火災発生の通報も、溶剤の散布も。バリアがオフになってすぐに、
パーソナル回線でコンピュータに接続し、必要な人員と装備を整えさせたのだ。
 わたしは大笑いしながら少女に話しかけた。
「あはははははは、おめでとう!もうそんなニセモノの青塗りでびくびくしながら任務を
果たす必要はなくなるのよ!もうじき本物の青い皮膚をあげるわ!それに、人間の感情が
あるのにないふりを続ける、なんていう辛い仕事からも解放してあげる!人間の感情
なんていう不合理なシステム、全部徹底的に消去してあげるからね!最初から感情が
なくなれば、もう誰にだってばれる恐れはなくなるわ。あっははははははは!」

133:贋物の青(21/26)
07/11/15 08:23:39 dzG2/gNh0
 この笑いは擬態ではなく生の感情だった。こんな屈折した「喜び」しか
感じられなくなった自分がいやだ、という思いがちょっとだけ湧いた。だがこれで
危険な未改造者の陰謀はほぼ未然に防げた、という安堵感がそれをはるかにしのいでいた。
 少女は非難するというよりは心底当惑した表情でこちらを見て言った。
「なんで?あんなに楽しそうに笑ったり、悲しんだり…」
「あなたが見ていたのは、新兵器、感情エミュレータによる感情擬態。あなたが
人間の心だと思って話しかけていたのは単なる自動機械なの。本物のわたしにそんな
不合理なシステムはインストールされていない。今こうしてあなたに見せている感情
だって、自分ではほとんど理解できていないわ。本物のわたしは…」
 わたしはエミュレータを切り替えた。
「一切ノ行為ニオイテ、主ヘノ服従心ヲ実行スルタメノ最適ナ合理的選択ノミニ従ウ、
優秀ナ奴隷生物ダ。間ナクオマエモソウナル。ソノ不合理ナ回路ヲ永久ニ
除去シテヤル。『感謝』スルガイイ」
「いや!蜂女になんてなりたくない!感情消去なんていや!」
「本来反逆者ハ処刑サレル。ダガ『主』ハ興味深イさんぷるトシテノオマエタチノ
改造ヲ望ンデイル。オマエノ改造後最初ノ任務ハ、同室ノ人間ノ改造手術室ヘノ移送ダ」
「そんなのやだ!そんなことしたくない!したくなりたくない!やめて!お願い!!」
 わたしはスポーツマン氏の言葉を思い出し、エミュレータを切り替えて意地悪を
言ってやりたくなった。本当に、こういう感情だけしか残っていない。
「うふふ、『一蓮托生』だったかしら。あなたと同じ運命をたどることを、みんなも
喜ぶんじゃないかしら。特にあのスポーツマンの人、あの人絶対にあなたに惚れてるわ。
改造生物になったらあなたと交尾し放題だから、絶対に大喜びだと思うな」
「いやだ!いやだ!そんなこと言わないで!」
 わたしは少女の首筋に爪を突き刺して感情レコードを記録しつつ、「風俗嬢」と
二人で両側から彼女を拘束し、改造手術室へ向かった。彼女は死にものぐるいで
抵抗しているが、万力のような改造人間の腕をぴくりとも動かすことはできなかった。

134:贋物の青(22/26)
07/11/15 08:27:08 dzG2/gNh0
 改造手術室に着くとほぼ同時に、驚くべき通信がコンピュータから入った。送信した
レコーダの解析結果が手術終了時までにはエミュレータとして完成するそうなのだ。
「風俗嬢」のときの十何倍の速さだろう。この調子ならば量産も間近だ。
 わたしたちは少女を手術台の上に乗せながら少女を検分して喋り合った。
「あら、生娘ね。『雑居房』で貞操を守り抜いたの?だったらなおさら、
よく準備して、万が一にも洗脳未遂なんて起きないようにしないと」
「エネルギーバリアは使わず、二人で拘束しながら手術を進めましょう」
「現役風俗嬢と、風俗嬢が弟子入りするくらい上手なお姉さんが相手をしてあげる」
 少女は未練がましくわたしに話しかけた。
「ねえ、あの子や、あの子のお母さんや、わたしに、あんなに生き生きと話しかけていた
じゃない!わたし、ツンとした顔で聞いていたけど、内心ではあなたが大好きに
なりかけていたのよ!…あれが全部うそだったの?作り物だったの?信じられない!」
「ふふ、なんて言うんだっけ?そういうの。…そうよ。あなたがいると思っていたわたしは、
あなたの心の中にしかいないまがいもの。もうじきあなたの心が変質すれば、
どこにも存在しなくなるわ」
 少女は怯えている。ああ楽しい。
 わたしは台の上に座り、少女の首の後ろに洗脳プラグを接続した。そしてまず全身に
粘液をたっぷりとにじませると、後ろから少女を抱きかかえ、首筋をねっとり舐め回し
ながら、乳房を鷲づかみにした。前からは「風俗嬢」が性器に舌を這わせた。
 二人のいやらしい女に全身を責めまくられ、少女の股間は五分も経たずに分泌液で
べとべとになっていた。少女はずっと鋭い目つきでわたしたちをにらみ続けていたが、
今やその険しい顔つきに悔しそうな色合いが濃くなっていた。エミュレータによれば、
「感じて」しまっている自分を恥じている顔らしい。

135:贋物の青(23/26)
07/11/15 08:30:11 dzG2/gNh0
「そろそろ始めましょう」
 わたしたちは少女を台の上に押さえつけ、改造用性細胞をその股間に装着した。
細胞が成長し、前戯で敏感になった彼女の性器に本格的な刺激を送り始めるはずだ。
ほぼ同時に天井から下りてきた太い注射十数本が突き刺さり、少女の肉体に大量の
改造用薬剤を注入し始めた。緑色の光線の放射も始まった。強烈な快楽と苦痛が少女の
思考を停止させ、感情を消去し始めているはずだ。皮膚が青く染まり、粘液があふれ、
眼球が破裂して新たな目が形成されていく。それと平行して、少女の苦痛と快楽は徐々に
陰影を失い、単調で動物的な直接的快苦の表出に近づいていった。
「もうじき、人間の感情なんて無駄なシステムに永久にアクセスできなくなるわ。
もう自分で感情を感じることも、他人の感情を読み取ることも、理解することも、
絶対にできなくなる。でも大丈夫。『主』への崇拝と反逆への恐怖という、もっと
すばらしいシステムが与えられるから。あなたはもうじき、状況に最も適切な行動を
迷いなく遂行する、最高に合理的な生物に生まれ変わるの。人類と地球環境を偉大なる
『主』が最適に搾取できるための、最適な行動を行うための生物にね!」
 地球人として言葉の意味だけは理解できている少女は、幼児のようないやいやをした。
感情の退化が相当進んでいる証拠だった。今の「言葉責め」がかえって刺激になった
のか、直後にやや控えめなオーガズムに達し、一瞬眉間に深いしわが刻まれると、
後は何の表情もなくなった。肉体の改造もほぼ終了した。
「通常ならここで服従心と反逆への恐怖をインストールするんだけど、あなたには
スペシャルメニューを用意してるわ。感情エミュレータが出来上がったらしいから、
この段階で感情の『徹底消去』を行うの。あなたの心の奥底に根付いたパーソナルな
感情パターンを一つ一つ呼び出して、跡形もなく消し去ってあげる。終わればもう
あなたの心理反応のパターンにあなたらしさの痕跡は一切なくなる。インストールが
終われば完全なる規格品の誕生。新世代の奴隷生物と言っていいわ」

136:贋物の青(24/26)
07/11/15 08:34:27 dzG2/gNh0
 まだ人間の思考パターンがかさぶたのように残っている少女は、何が失われるのかも
よく理解できないまま、先と同じいやいやを始めた。わたしは「徹底消去」のスイッチを
入れ、もう多分理解できないだろうガイダンスを続けた。
「すべてが終わったらこのエミュレータを実装する。あなた自身には永久に理解
できない感情を、人間を欺くために自在に利用できるようになるわ。ガイダンス終了!」
 「徹底消去」は予想以上に早く終了し、インストールが終わり、おなじみの儀式が
始まった。
「改造素体100196号は、ただ今をもって奴隷生物99966号として完成した。起立し、『主』からの命令を復唱せよ」
 少女は起立し、まったくの機械のように、脳内に届いた命令を復唱した。
「『主』カラノ命令ニ従イ、ココニ私ハ宣誓スル。ワタシハ主ナル種族ノ生存ト繁栄ノ
タメニ、奴隷生物トシテノ全能力ヲ駆使シ永久ニ献身スルコトヲ誓ウ」
「エミュレータをすぐに起動して。それから大急ぎで外形擬態の準備。あんまり遅れると
みんな怪しむわ」
 感情エミュレータを起動した少女は返事を返した。
「ああ、それなら大丈夫ですよ。『任務』で飛び出したら丸一日部屋には戻らないことも
ざらでしたから。今みたいに二時間足らずなら、むしろ早い方です」
「それを早く言ってよ!…って言っても仕方ないわね。じゃあ、まずはあの娘さんを
迎えに行きましょうか」
「マスター、あの子には悪いけど、もう二時間ほどロッカーの中に入っていて
もらいましょう。わたしにいい考えがあるの。うふふ」
 この少女もなかなかの有望株だわ、とわたしは思った。

137:贋物の青(25/26)
07/11/15 08:35:33 dzG2/gNh0
 わたしたちは連れ立って隠し部屋に戻った。娘さんを安全に連れ帰るために、いつもの
コンテナをとりにきた、というのが口実だった。少女はいつも通り乳房のシールをはがし、
人間のままの乳房を老女に見せる。律儀にもスポーツマン氏は後ろを向いている。
わたしは約束通り、自ら檻に戻った。部屋の住人は幾分ほっとした顔になった。
 少女が衣類を着けると、ようやくスポーツマン氏は少女の方を向いて話し始めた。
「今日の『収穫』はどのくらいだい?反物質弾薬の」
「ごめんね。今日はゼロよ」
「そうか。何だか緊急事態だったもんな。結局洗脳未遂者の連中とは関係なかったのかな。
言い忘れてたけど、こっちもいよいよだ。あと少しで反物質燃料が必要値に達するんだ」
「…そう。危ないところだったわね」
 少女の奇妙なあいづちに、話に夢中になっている男は気づかない。
「多分もうそこの姉さんを殺す必要もない。色々意地を張ってしまったが、
やっぱり一緒に戦ってくれるのは心強いかな、なんてな」
「もちろんよ。このお方を殺すなんてこと、あってはならないわ」
 そう言うと彼女は、改造されたてとは思えない身のこなしで、乳房から連続三発の
麻痺弾を発射した。不意をつかれた三人の人間は床にうずくまった。
 少女は笑いながら三人に話しかけた。
「うふふふふ。安心して!みんな処刑ではなく改造手術を受けられるのよ。『一蓮托生』
がわたしたちの合い言葉。だから、人間の心を失うときも、みんな一緒!」
 そして衣類を破り捨てると、手の込んだことにまず溶剤、つまり96669号の胃液を
かぶって、擬態した人間の姿に戻り、そこから改めて擬態を解き、蜂女の姿に戻った。
「見て!たった二時間足らずで最新鋭の蜂女・奴隷生物99966号に生まれ変わったの。不合理な感情を徹底消去した上に、あなたがた不合理な人間どもを完全に欺くための
エミュレータを実装しているの!もうすぐに同じになれるわ!…『感謝』スルガイイ!」

138:贋物の青(26/26)
07/11/15 08:37:39 dzG2/gNh0
 ―二時間後。改造手術室では新技術による蟻男一体、蜂女二体の改造が進められていた。
残る素体はあと一体…。

「お母さんよ。迎えに来たわ。出てらっしゃい!」
 なぜ母が改造人間の通る廊下を堂々と歩いているのか、などという疑問は密室と
暗闇の恐怖に苦しめられていた六歳の少女には湧かないのだろう。母親が暗証コードを
打ち込み、扉を開くのを、幼女は今か今かと待ちかねていた様子だ。
「おかあさあん!」
そんな泣きそうな声が、蜂女の待つ扉の外に響いた。
<了>

139:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/15 08:40:56 dzG2/gNh0
…以上、お粗末でした。

自分で一番見たかったのは放水のシーンなのですが、そのシーンに
持っていくまでのつじつま合わせをしていたら膨大な分量に
なってしまいました。すみません

悪が勝つからというより、どうしても弱い者いじめになってしまうのが
爽やかでない理由かもしれません。そうならないよう色々工夫は
したのですが、設定上限界がありました。

それでは…

140:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/15 09:57:03 3DoNmFnc0
あと、使用レス数の予定が途中で変わってしまい、すみませんでした。
パンパンに詰めて送ろうとしたら字数超過ではねられてしまったので
切り方を変えたせいです。

>>139に補足
美少女強制改造って基本的「弱い者いじめ」なので
いまさらそこに問題はないはずだよなあ、と思ったのですが
要するに今回、改造素体のツンデレ少女の内面描写が
ほとんど無かったのが自分ではスッキリしなかった点かと気づきました。
自分はどうも改造される方に感情移入する方がスッキリするみたいです

以上、蛇足ご容赦を。

141:羽生 翔子 ◆RiTzM0nyuc
07/11/15 16:53:39 q77mV2800
maledict様GJです!私は学校の定期テストの為一時活動停止です・・・
また、11月26日ぐらいからSS書き始めるつもりです!あ、でもここはROMって
ますから、なにかの時に出てくるかもしれません!

142:名無しより愛をこめて
07/11/15 20:39:55 TZFlFSas0
最近やっとコミックになった四コママンガ。ユルユルな雰囲気がけっこう好き。
URLリンク(gumbo.jp)
キレンジャー的なポジションの戦隊ヒーローの妻が、ひょんなことから
黒十字軍とショッカーを足したような悪の組織でパートを始め、さらに
なりゆきで(息子をダシに、という鬼畜系の理由でw )怪人に改造される話。
改造シーンはないが、昔風の悪の組織らしくちゃんと「改造手術室」が出てくるし、
変身前に怪力で壁を壊したりしているので、ちゃんと改造手術されているはず。
ただしエロ度はゼロ。

143:名無しより愛をこめて
07/11/16 00:57:55 GOYnii2+0
このスレは完全にmaledictに占拠されたな(苦笑)。

144:名無しより愛をこめて
07/11/16 06:09:57 lews3wN6O
SS投下が何ヶ月も無く飢え渇いていた前スレを忘れたか?
俺はmeledict氏に感謝しているぞ。
「占拠」などと言うなら、お前がSS書いて投下すればいいだろう。

145:名無しより愛をこめて
07/11/16 07:02:32 VhZLnR7v0
URLリンク(tetuo0044.daa.jp)

146:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/16 17:38:21 FKmDt4SwO
>>143様、>>144
読む方が面倒になるので長いのはやめようやめようと
思っていたのですが、つい甘えてしまいました。
長さにしても内容にしても、ブログかHPを借りて公開するような話だったかもしれません。

勝手ながら、SS投下はまたいずれすると思うのですが、妄想が薄くなっているのも事実で
(具体的に言うと、書きながら変な汁が出る量が減った気がする)、
ペースはさらに落ちると思います。もともと「これを投下したら
当分名無しに戻る」と言い続けていたのを、ズルズル引っ張っていた訳ですし。

>>145
女性の表情と車のシートベルトみたいな拘束具がイイですね


147:名無しより愛をこめて
07/11/16 17:56:56 slTiwTcQ0
>>146
乙です。
ゆるゆると続けられるのがいいのでは?
また、妄想がたまったら吐き出してくださいませ。

148:名無しより愛をこめて
07/11/17 11:16:58 kQWWj8jS0
>>144
スペル違うぞ。それはmaledict氏に失礼だろ。

ところで個人的には母親というのが気になる。maledictさん、母親に関するSSなり説明もお願いします。

149:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/17 18:29:34 0irVnGEi0
ちょっとだけ。

>>147様。恐縮です。
>>148様、「母親」って一昨日投下したSSに出てくる母親ですよね。
実は詳しい設定はできていません(よく似た母子が>>95では活躍してますが)。
ただ、元はと言えば「風俗嬢」もその恋人も最初に出たときは純然たるちょい役
だったので、同様に、今後何かイイ展開を思いついたらSSにさせて頂くと思います。
全般に改造シーン前後をもう少しねっとり書きたかった気もするので。

それでは…

150:名無しより愛をこめて
07/11/18 04:29:03 Gg5W/6TI0
>maledict氏

6歳の女児や初老の女性を改造したあとの使い道って、いったい・・・・

子供や初老のおばはんの改造はちょっと・・・・・

設定は筆者の勝手なんですが、極力出さないよう検討願います・・・・


151:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/18 23:26:40 6sTirU+I0
>>150
一応設定ですが、侵略者の求めているのは神経系で、肉体の未熟さや老化は
改造されれば関係なくなるはずらしいです。年少者の脳は可塑性が大きいし、
老人の脳は個体特有の経験の蓄積が大きいとかで、それぞれ重宝されるようです。
肉体も、老女の皮膚はつやつやになるはずだし、幼女の、標準よりも小さい体も、
それなりの用途に徴用されるはずです。…そういう設定と思っていて下さい。

趣味の話ですが、まず幼女については、自分の頭では、「毒毛虫女」ちゃんや
「夏実ちゃん」の前例があったので、話の展開の上でそれを使っていいならば
問題ないかな、と思い、あまり考えずに使ってしまいました。別にロリ趣味はないので、
やめた方がいいなら、今後(話の展開上どうしても必要ない限り)この板ではやめます。

同様に、「老女」も、少なくとも自分にその趣味はありませんでした
…ただ、老女の萌え萌えの改造シーンをもし描けたら描いてみたい気もします。

…あと、まあ、男の改造シーンもあんまり増やさないようにします。

152:名無しより愛をこめて
07/11/19 00:55:05 ZWxmBvYj0
>>151
あんまり気にしなくていいんじゃないかと。
作者が必然性があると思えばそれでいいんだし。

153:名無しより愛をこめて
07/11/19 01:22:22 oZpe7FEZ0
maledictさん

SSありがとうございました。面白いです。
奴隷生物の詳細について、教えてください

蟻男は頭髪;なし、触角、赤目、全身;ブラック、性器も渦巻き状でブラック(陰毛なし)
蜂女は頭髪;紫、体;青、胸;赤(乳首)、黄色と黒の同心円、性器;黒く丸い穴(陰毛なし)

でよろしいでしょうか?

あと、唇の色・眉毛(男女)の状態について教えてください。
腕から先や膝から下の色は他作品の蜂女と違い、白ではなく青でよろしいんですよね?あと羽なし・・・・
これでOKでしょうか?

ちょいと裸画像を利用して奴隷生物を作ってみようと思っています。

154:蟻蜂新人
07/11/20 00:05:15 Fz483z7U0
>>maledictさん
外伝がようやくできましたので、SS投下します。宜しくお願いします。


>このスレの住民の皆様
何分、処女作なので文章としてイマイチですが、宜しくお願いします。
とりあえず、マズイ部分が多くあるかと思いますので、先に謝っておきます。
スイマセン^^;


155:奴隷生物の記録・外伝1
07/11/20 00:08:05 Fz483z7U0
あの日以来、僕は改造されてしまった。
平凡な高校生として毎日を過ごす。
別の生物として孤独に悩みつつも最高の快楽におぼれる日々。
どっちが幸福なのか正直わからなくなってきた。
いや、考えられなくなってきた。・・・・・・

政府が宇宙人による誘拐事件を公式に認めて以来、僕の住む人口50万弱の地方都市K市でも、
10代から30代前半の男女を中心に200人ほどが行方不明になっていた。
そして県内にはH市という全国的にもUFOが目撃されることで有名な町がある。宇宙人の基地が市内の
山中のどこかにあるらしく、近いうちに自衛隊が攻撃作戦を行うという噂が流れていた。
ある日の朝、学校へ行くと、すぐ全校集会があり、しばらくのあいだ休校にするということを校長先生から告げられた。
僕の高校も誘拐被害者を出している。
そのなかの一人にクラスメートがいた。内気で弱々しい感じが年上の女性に受けそうな印象の奴だった。
全校集会のあと、その日の授業は中止。すぐに下校した。
自転車に乗り、国道に沿って、自宅へ向かう。途中、何台もの自衛隊の車両とすれ違った。噂は本当らしい。
その日は、帰り際、部室から持ち出した野球部員共有のアダルトDVDを何本か持ち帰った。
必要以外の外出は避けるようにと、テレビでは総理大臣が国民に呼びかけていた。 
休校になって2日目、午前10時ぐらいに目を覚まし、テレビをつけると、、僕は驚いた。  
どの局も同じ中継をしている。画面に映るのは、地元のH市。自衛隊がついに宇宙人の基地を攻撃するらしい。
2時間経ったころだろうか、画面では山の中腹が一瞬、赤く光り、あとから爆音が響く。攻撃が始まったらしい。
攻撃が止むと、ヘリが山地の上空を低く旋回している。レンジャー部隊が突入するらしい。


156:奴隷生物の記録・外伝2
07/11/20 00:09:53 Fz483z7U0
必要以外の外出は避けるようにと、テレビでは総理大臣が国民に呼びかけていた。 
休校になって2日目、午前10時ぐらいに目を覚まし、テレビをつけると、、僕は驚いた。  
どの局も同じ中継をしている。画面に映るのは、地元のH市。自衛隊がついに宇宙人の基地を攻撃するらしい。
2時間経ったころだろうか、画面では山の中腹が一瞬、赤く光り、あとから爆音が響く。攻撃が始まったらしい。
攻撃が止むと、ヘリが山地の上空を低く旋回している。レンジャー部隊が突入するらしい。


157:奴隷生物の記録・外伝3
07/11/20 00:11:07 Fz483z7U0
更に2時間が経ち、画面の向こうでは、現地に直接乗り込み、キー局のスタジオへレポートする地元局の女性アナウンサーが、
突入した部隊との連絡が途絶えたと伝えていた。
作戦は失敗したらしい。現場中継の内容が一段落したところで、僕はトイレに行った。
戻ってくると、画面はすごいことになっていた。多数の巨大なムカデみたいなロボットが安全と思われていた自衛隊の指揮所に突如、
出現し、その場にいた政府関係者、自衛隊員、報道関係者を手当たり次第に捕まえていった。小銃を撃ちまくる自衛隊員、
悲鳴を上げるレポーター、現場は大混乱になり、中継どころではなくなっていた。30分ぐらいの出来事であった。
画面が砂嵐のようになって、しばらくすると、東京のスタジオに戻り、首相官邸からの映像と忙しなく切り替わったりしている。  
混乱しているようだ。
何が起こったのか、見に行きたい、僕はなぜかそう思ってしまった。退屈な日々、なにも刺激の無い田舎・・・・・・  
そんな田舎で、日本全国いや、世界中を揺るがす大事件が起こったのだ。
僕は自転車に乗り、H市へ向かった。同じ県内とはいえ、50キロは離れている・・・・でも、少しでも近くへ行ってみたかった。
H市周辺から避離しようとしてきた人々の流れに逆らい、僕は国道に沿ってH市へと向かった。
が、突如、周囲から悲鳴が上がった。ムカデ型ロボットが上空から現れ、人々を無差別に捕らえ始めた。
僕も捕まり、気を失ってしまった。


158:奴隷生物の記録・外伝4
07/11/20 00:12:29 Fz483z7U0
意識が戻ると、僕は全裸だった。そして手足の自由がなかった・・・・透明な拘束具がつけられている。
周りを見渡すと自分と同じように全裸の人ばかりだ・・・さっきテレビで見た、女性アナウンサー、
体格のいい男の人たちもいる。自衛隊の人たちだろうか・・・・・
しかし、こんな異常な状況なのに、どうしても視線は女性のほうにいってしまう・・・
僕は少し落ち着きを取り戻したのだろうか、周りの人と会話する余裕がでてきた。
となりの20代後半ぐらいの落ち着いた感じの女性と話をした。小学校の教師をしているらしい。
H市から避難する途中に捕まったらしい。スレンダーな体に大きめの胸・・・・・・・
僕は大きくなってしまったアソコを太ももで挟んで隠しつつ、萎えさせようと数式を思い浮かべた。
年上の女性に見られるのは恥ずかしいし、スケベなことを考えていることがわかってしまうのがイヤだった。
そうしているうちに、僕達がいる「檻」を監視しているらしい、人間の女性と蜂を足した「蜂女」のような生き物が現れた。
紫の髪、真っ赤な目、触覚、青い体、黄色と黒の同心円状の胸・・・・・・・
昔、ヒーローモノに出てきた怪人のようだった。が、明らかに着ぐるみではなかった。


159:奴隷生物の記録・外伝5
07/11/20 00:13:47 Fz483z7U0
蜂女は機械のような声で話し、檻の入り口あたりにいた体格のいい男を連行した。多分、自衛隊員だろう。
立ち上がろうとした瞬間、男は蜂女に体当たりし、うまく後ろに回りこみ拘束されてはいるが、腕を蜂女
に叩き付けた。が、蜂女は全く動じることなく、しかも無表情で躊躇無く手に持っていた銃から光線を
浴びせた。男はそのまま息絶えてしまった。死骸は紫の斑点が出ていた。
檻では女性たちが悲鳴を上げた。
「抵抗スル素体ハ 処分スル。」
そう告げて、男の隣にいた、女性アナウンサーを代わりに連行した。
女性アナウンサーは恐怖で顔面蒼白だった。声も出ない。 
そして僕も含め男女2名ずつが連行された。僕のほかには別の20代前半ぐらいの自衛隊員
と、僕と話をしていた小学校の女性教師だった。

しばらく全裸のまま歩かされた。ただ、こんなときでも僕のは大きくなっていて、 
僕は下を向き自分のアソコを気にしながら歩いた。
途中、さっき見た蜂女以外にも、人間の男と蟻を足したような生き物とすれ違った。
どうやら2種類いるらしい。彼らは全裸で連行される僕らになんの関心も示さなかった。


160:奴隷生物の記録・外伝6
07/11/20 00:15:18 Fz483z7U0
手術室のようなところに僕らは連れてこられた。そして、このとき僕は知った。
あの蜂女や蟻男は元々、人間であったということを。男は蟻男に、女は蜂女に
改造されるようだ。
手術室では僕達より前に連れてこられたグループが改造されていた。みな10代から
30代だろうか・・・・
僕が見たのは自分と同じ高校生ぐらいの女の子が改造されるところだった。
  
全身に注射器が刺さり、股間には粘着質の寒天のような物体がくっついている。
痛々しいのではあるが、光線を照射されながら表情はうっとりと恍惚の表情を浮かべている・・・・
やがて体は青色に変わり、胸のところは真っ赤な乳首を中心の黄色と黒の2色で同心円を
形成している。彼女の眼球が血しぶき上げて破裂したときは、僕は目を一瞬、背けてしまった。すぐに
彼女の目は真っ赤に変わっていった・・・・・そして触覚が生え、髪の毛は紫色へと変わった。
しばらくして、手術台を降りて、なにやら誓いのような言葉を言わされていた・・・・・・・・  
その声は感情が無く、まるで機械のようで、さっき見かけた蜂女と同じだった


161:奴隷生物の記録・外伝6
07/11/20 00:16:28 Fz483z7U0
手術室のようなところに僕らは連れてこられた。そして、このとき僕は知った。
あの蜂女や蟻男は元々、人間であったということを。男は蟻男に、女は蜂女に
改造されるようだ。
手術室では僕達より前に連れてこられたグループが改造されていた。みな10代から
30代だろうか・・・・
僕が見たのは自分と同じ高校生ぐらいの女の子が改造されるところだった。
  
全身に注射器が刺さり、股間には粘着質の寒天のような物体がくっついている。
痛々しいのではあるが、光線を照射されながら表情はうっとりと恍惚の表情を浮かべている・・・・
やがて体は青色に変わり、胸のところは真っ赤な乳首を中心の黄色と黒の2色で同心円を
形成している。彼女の眼球が血しぶき上げて破裂したときは、僕は目を一瞬、背けてしまった。すぐに
彼女の目は真っ赤に変わっていった・・・・・そして触覚が生え、髪の毛は紫色へと変わった。
しばらくして、手術台を降りて、なにやら誓いのような言葉を言わされていた・・・・・・・・  
その声は感情が無く、まるで機械のようで、さっき見かけた蜂女と同じだった


162:奴隷生物の記録・外伝7
07/11/20 00:18:03 Fz483z7U0
そして僕達のグループの番だった。手術台は4台あるらしい。それぞれの台に載せられ、
自分の改造を担当する蜂女のガイダンスを聞かされたが、理解するどころではなかった。
よく見ると蜂女は、この前見たDVDに出ていたAV女優だったからだ。
いよいよ改造手術が始まった。注射器が体中に刺さったときはさすがに苦痛であったけれども、
股間の粘着物が動き出すと、気持ちよくなってきた。苦痛を和らげていく。
今までに味わったことの無い快感を味わい意識を僕は失っていった・・・・
途中、大きな衝撃に襲われ、意識が戻った。僕の改造マシーンが衝撃で故障したらしい。
応急処置をエンジニアらしき蟻男が行っている姿が見えた。
あえぎ声が聞こえたので、隣の手術台を見ると、改造装置は止まることなく女教師を蜂女の姿に変えつつあった。
故障したのは僕の手術台だけのようだ。
すでに髪は紫に変わり、触覚が生え、目は真っ赤。体は青色、かろうじて胸のみが人間であった。
しかし、次第にそれは乳首が赤色に変わり、黒と黄色の模様が浮かび上がってきた。
その間中ずっと、股間の物体は淫靡にクネクネと動いている。あの落ち着いた淑女のような女教師が
まるで、ケダモノのようにあえぎ声を発し続けている。アダルトDVDなんか比じゃない・・・・・
おそらく一番奥の手術台であろうか、機械音が止まり、青い人影が台から降りているのが分かった。
そして、女教師の向こうの台、多分、自衛隊員の台も機械音が止まった。改造が終わったのだろう。
そのとき、僕の台のすぐ横で声がした。
「ましーんノ 修復作業、完了。作業ヲ再開スル。」


163:奴隷生物の記録・外伝8
07/11/20 00:19:46 Fz483z7U0
そのとき、僕の台のすぐ横で声がした。
「ましーんノ 修復作業、完了。作業ヲ再開スル。」

どうやら修復は不完全だったようだ。なぜなら、僕は僕のままだったからだ。
ただ、少し頭をいじられたらしい、「主」の命令を復唱できたからだ。おそらく
さっきの女の子みたいに感情までは消せなかったのだろう。
ただ、自分の姿は人間ではなかった、そう蟻男だった・・・・体は黒く、頭には触覚が
生えていた。アソコは巻貝のように変わってしまった・・・・人間の中身を保ってるのは僕だけ・・・・
孤独感に襲われた。

僕がアクシデントでグループの他の3人に遅れたらしく、僕一人、担当の蜂女に連れられて、また通路を歩かされた。
途中、ムカデロボットの格納庫や発着場のようなところを通った。
そしてさっきの衝撃の理由が分かった、捕獲され降ろされてくる意識を失った人々の中にパイロットスーツを
着た白人が混じっていた。今度は在日米軍あたりが攻撃を加えたのだろう・・・・そしてここが地球上、しかも
H市の山中の基地であることがわかった。連れられてる間、外の光景が見え、H市街が見渡せたからだ。


164:名無しより愛をこめて
07/11/20 01:18:36 1LIrMrW/0
終わり?

165:奴隷生物の記録・外伝9
07/11/20 01:21:58 Fz483z7U0
そして何も無い部屋、空間といったほうが相応しいのかもしれないところに連れて来られた。
中には、先に改造された、女性アナウンサー、女性教師、自衛隊員が直立不動で立っていた。
それぞれの担当の蟻男・蜂女たち4体が僕達の向かい側に立ち、先ほどのAV女優がガイダンスする
「ココハ 「主」ノ 地球上ノ 拠点ノ ヒトツデアル。 奴隷生物ノ 繁殖ヲ 主ナ
 任務トスル。早速、生殖機能ノてすとヲ行ウ。交尾行動ヲ開始セヨ。」   
「了解シマシタ」
他の3体にあわせて僕も言った。
      
担当の4体が去ると、僕達は向かい合った。僕は女教師とするらしい。
女教師は僕の前に、しゃがみこみ、巻貝を舐め始めた。蜂女の唾液に
には蟻男を何か気持ちよくする成分が含まれてるのだろうか、今まで
してきたオナニーよりも遥かに気持ちよかった。
ずっと舐められ続けると、いつの間にか性器のとぐろが解け、一直線になった。
もう、となりでは自衛官がアナウンサーを立ちバックで突いていた。
童貞だった僕は、見よう見まねで同じスタイルで女教師を責めた。
一心不乱に、バックで責めたあと、射精した。
女教師は逝ってしまったようでうつ伏せで痙攣していた。
  その後、同じようにアナウンサーも逝ったようだ。

 改造された体は回復力が早く、すぐに性欲が湧いてきた。
 蜂女も同じらしく、今度は、アナウンサーが巻貝にしゃぶりついてきた。
 女教師も自衛官をしゃぶっている。
 アナウンサーは一直線になった僕のモノから離れない。
 女教師はまた四つんばいになって、自衛官のモノを待っている。
ところが自衛官は、アナウンサーを引き寄せると、また、バックで犯し始める。
アナウンサーは上下の穴を責められ、また逝ってしまった。

待たされてる間、女教師も股間に手を伸ばし、オナニーのようなことを始める、
そのうちに股間から愛液のような粘液を放出している。
そしてアナウンサーの後、同じように生殖器を自衛官に犯され、果ててしまった。


166:奴隷生物の記録・外伝10
07/11/20 01:24:02 Fz483z7U0
何度交わったか僕は、分からなかった。やがて、担当者たちが現れると、
蜂女と蟻男は分けられ、別々の場所に案内された。
蟻男は別の「なにもない空間」(部屋)でガイダンスを受けた。
兵役、生殖、雑務を交代でこなすように「主」より命じられた。
蜂女たちも同様らしい。あとで、わかったのだが蜂女たちはガイダンスの前に
産卵空間で卵を産まされたらしい。

改造されてからの僕は、生殖(交尾行動)が唯一の楽しみだった。
生殖用空間は初めて連れてこられた場所以外にもいくつかあり、
蜂女・蟻男が数百体同時に交われるところもあった。
実際、そこでそれくらいの数の黒と青の肉塊が交じり合っているのを雑務のとき見た。
 今度、生殖のとき行ってみようと思った。

 いよいよ交尾活動の時が来た。入り口は蟻男、蜂女それぞれ別らしい。
 生殖用空間へ入ると、そこはかなり広いかった。蟻男だけでも300体はいるように
 思えた。蟻男達はみな直立不動で立っている。やがて、蜂女用の入り口から、
 ほぼ同数の蜂女たちが入ってきた。触角を動かし、胸がイモ虫のように蠕動している。
 生殖器も同じく淫靡に蠢いている。蜂女たちはそれぞれ、適当なパートナーを見つけると、
 蟻男の巻貝のような性器を舐め始めた。
 
 僕の性器にも改造前は僕と同じほどの年齢であったであろう蜂女がイヤらしく舌を絡めてきた。
 僕と同じ日に改造された女子高生であった。彼女は騎乗位ではげしく腰を振っている。彼女の
 生殖器からは愛液に匹敵する、いや、それ以上のかなり強力な催淫成分を含んだ粘液が
 あふれ出している。僕はその娘に4発発射したあと、おそらく30代前半ぐらいの主婦かOLだった
 であろう元熟女の蜂女と交わった。同じくあらゆる体位を試し、おなじく4発発射した。
 また、1対1だけではなく、元は20代半ばぐらいであろう3体の蜂女から責められたりもした。
 2体が性器を舐め、1体が僕の顔の上にまたがって、別の蟻男と性器を舐めまわしていた。
 
 

167:奴隷生物の記録・外伝11
07/11/20 01:25:44 Fz483z7U0
 何体の蜂女の相手をしただろうか・・・・エネルギーを搾り取られ、横たわっていた。
 同じように他の蟻男や蜂女達も横たわっていた。体力を回復した蜂女がまばらに
 立ち上がり、産卵空間へ向かっていった。蟻男たちもまた、次の任務へ移っていった。
 そして、僕も次の任務をこなすためムカデロボットの発射場へ向かった。

 自分だけが人間の心を保っている孤独感とその孤独に耐えている対価ともいえる快楽。
 この先、僕はどうなっていくのだろうか・・・・・・。

<了>


168:蟻蜂新人
07/11/20 01:29:15 Fz483z7U0
以上です。バイバイさると格闘しつつ、投下終了です。 

投稿に慣れてなくて、重複したりする部分もありました。
読み辛くなってしまい、スイマセン^^;





169:名無しより愛をこめて
07/11/20 03:49:36 giGTw3TO0
なんという期待のルーキー。これで初めてとは恐れ入る
乙!

170:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/20 09:50:19 1A1xr1pB0
>>153
緊張します。
女性器は「イカの口」ないしイカの吸盤等の記述がありましたが、
要するに「円形のタラコ唇」みたいなイメージでした。あるいは赤血球みたいな形。
唇の色は緑だったと思います(海マツリに投稿した話に出てくる改造人間が
多分同じ出自で、そっちでは緑にしていました)。
眉毛は蜂女に関しては頭髪と同じ、蟻男は無しということで。
足はハイヒール状ですが、たしかに「手袋とブーツ」はないですね。
「裸で歩き回っている」印象が強い感じです。青でよさそうです。
「羽根なし」もおっしゃるとおりですね。

ただ、もともとビジュアルを細かく考えていたわけでもなかったので
以上すべてに関して、視覚的効果の方を重視して下さって構いません。
自分は配色など、あまりセンスのある方でもないので。

長いのでいったん送信します。

171:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/20 10:06:07 1A1xr1pB0
>>152
ありがとうございます。基本的には欲望の赴くまま好き勝手書いていますので、
大丈夫です…

>>154-168蟻蜂新人様
GJです!興奮しました。見知った人間が次々改造されていくあたりとか。
前半の緊迫感もいいし、主人公の(やりまくりだけど)孤独な心境もいい感じですね。
自分で出す汁は薄くなってきたかなあと思っていた矢先なので
とても刺激になりました。

172:蟻蜂新人(153)
07/11/20 12:26:57 Fz483z7U0
>maledictさん・169さん
ありがとうございます。正直、これでいいのかと悩んでました。思い切って
投下してよかったです。(怒られると思ってました)
  
>maledictさん
緊張のあまり153も私であるというのを忘れてました(汗)画像サンプル(蜂女のみ)
完成しました。なんか凄いです(笑)イカの口とスズメバチの触角も予想以上に人体に
違和感無く溶け込んでます。(SSよりは出来がいいですw)

奴隷生物ネタが自分は本当に大好きで、妄想の毎日でした(笑)お褒めの言葉をいただき
感動してます。勝手に地球上に前線基地を作ってしまった点については申し訳ありません
でした。
maledictさんのオリジナルほど表現力はありませんが、外伝がもう2,3本できそうな
感じです。下手くそですが、ご迷惑でなければ完成させます。




173:名無しより愛をこめて
07/11/20 13:48:38 1LIrMrW/0
>>172
とりあえずsageろ

174:蟻蜂新人
07/11/20 14:23:49 Fz483z7U0
蟻男の画像サンプル完成
とりあえず、奴隷生物 男女完成しました。




175:羽生 翔子 ◆RiTzM0nyuc
07/11/20 17:09:40 PXvSQc250
蟻蜂新人様
はじめまして!SS、すごくよかったです!私も早くSS書きたいな・・・
まあ、テスト終わるまでガマンです!

176:名無しより愛をこめて
07/11/20 17:55:07 18xDe8/t0
その画像サンプルとやらはどこにあるの?

177:名無しより愛をこめて
07/11/20 19:11:35 1LIrMrW/0
>>175
お待ちしてまーす。

178:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/20 21:04:58 1A1xr1pB0
>>173様、実はちょっとひやひやしてました(w

>>174蟻蜂新人様、
>奴隷生物ネタが自分は本当に大好きで、妄想の毎日でした
これ、ものすごく嬉しいです。画像期待です
前線基地の件はOL嬢に謝って下さい(w

>>175羽生様テスト頑張って下さい。溜めると構想(妄想)は濃くなりますよ

ときに、「改造」じゃない獣化はそっちのスレに行った方がいいんでしょうか?

179:蟻蜂新人
07/11/20 21:43:38 Fz483z7U0
>176さん
その件ですがどこにUPしたらよいものでしょうか?

>羽生さん
ありがとうございます。学生さんなんですね。頑張れ

>maledictさん
どこかいいUP先ありますか?原作者には是非とも見ていただきたいです。
OLさん、どうやら「主」は一筋縄ではいかないのかも・・・・すいませんですw

外伝もう一本、上がりそうです。舞台の中心はまたI県H市のあの日です。
あの人物がスピンアウトしてしまいました。許可のご検討願います。

180:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/20 22:07:12 1A1xr1pB0
>>179蟻蜂新人様
「あの人物」じゃよく分からないながら、ご自由にどうぞ
もっと読みたいので

UP先はぱっとは思いつかないです。どこにでもありそうだけど。
例えば、BeeF氏のページから行けるアプロダって、まだ使えるんですかねえ?
久々に見たら、変な広告か何かが大量に貼ってあって廃墟っぽくなりつつ、
ちゃんと今日の日付で何か(あやしい広告か)が上がっているので
書き込めるには書き込めるみたいですが…

181:名無しより愛をこめて
07/11/20 22:22:46 18xDe8/t0
どっか適当な所に上げて後でwikiに保管すればええんでない?

182:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/20 22:33:10 1A1xr1pB0
>>180
とりあえず使えるには使えるみたいですね…

183:蟻蜂新人
07/11/20 22:39:46 Fz483z7U0
>画像希望者おーる

URLリンク(chat.shalove.net)

2ショットチャットなんですけど画像UP配布可能みたいなので、
個別配布します^^

22時40分から~24時まで、待ち合わせコーナーで部屋作って
待たせていただきたいと思います。


184:名無しより愛をこめて
07/11/21 01:08:20 MtaoDmI30
あれ?祭りは終わり?

で画像は?

185:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/21 01:10:32 rhR23YTN0
ととと、残念。
まあ、家に着いたの12時半だからどっちみち無理だったか。
またの機会を待ちます

186:名無しより愛をこめて
07/11/21 02:59:57 JIDn/l8s0
戦隊物で長編(一話自体は短編だけどそれが繋がっていく)書きたいものなんですが
ここに記載するのは長編となるとやはりまずいですよね?どこか良い投稿サイト知ってる人いませんか?
E=MC^2 はエロシーン混ぜなきゃいけないみたいですし、MACXESはラバー系統専門らしいので(ラバー系もありますが)
どうか知ってる方いたら教えてください。お願いします。ホームページ立ち上げはちょっと厳しいです。


187:名無しより愛をこめて
07/11/21 03:00:27 JIDn/l8s0
すいません、さげ忘れました。

188:名無しより愛をこめて
07/11/21 11:45:03 w+GNsokt0
>>186
長編は構わないと思うが

189:名無しより愛をこめて
07/11/21 14:08:14 WON/h6yR0
>>186
ヒロイン改造があるのかどうかだな。
あるのならここで構わないと思うが、長編の最後とか中間にちょっとと言うならすれ違いになってしまう可能性もある。
一話に一回シーンがあるぐらいならばまったく問題ないのでは。

190:名無しより愛をこめて
07/11/21 14:10:18 WON/h6yR0
あ、ヒロインと言うのはおにゃのこのことね。

191:名無しより愛をこめて
07/11/21 14:25:42 nFF96q+80
>>189
基本的に毎回出てくる怪人は様々な女性が魔力で怪人化したもので戦闘員も同じです。
描写はヘタクソですが一応改造(変化)シーンも書くつもりです。

192:名無しより愛をこめて
07/11/21 15:19:08 FPbiWbKH0
昨日「キューティーハニー」のシチュで誰かSS書いて欲しいな~~
女理事長と女学園の生徒のレズ。そして、その学園が悪の組織の末端。
妖しいレッスン。実によかったんだけど・・・

193:名無しより愛をこめて
07/11/21 16:45:49 WON/h6yR0
>>191
だったらここでいいんじゃね。
応援してるよー。

194:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/22 00:55:23 DRwBRWZU0
蟻蜂新人様
>>180, 182のBeeF氏のページから行けるアプロダってここなんですけど
URLリンク(artofspirit.hp.infoseek.co.jp)
廃墟化しててアップしにくいですかね。自分は試しに二度ほど
テストしてみましたが。…でもまあ、次回を待つのでも大丈夫です

>>191様、楽しみです!

>>192
キューティーハニーは先週の予告編見て期待してました。
この後か明日録画を見るつもりです
そう言えば。ちょっと前に出てきた殺人メイドってあれは改造人間なのか
アンドロイドなのか、どっちなんでしょうね。前者だったら…

ときに、>>178の獣化ネタは結局こちらに投下しました
スレリンク(eroparo板:212番)-219
投下前にこのスレの、あまりに長くてちゃんと読めてなかったベルゼブブの話を
最初から一気読みしたのですが、大変な力作ですね

195:蟻蜂新人
07/11/22 02:18:17 lNel4UtF0
>maledictさん
昨日はお待ちしてたんですが、残念です。
しかし、「蜂女の館」にてUP成功しましたw ぜひご覧になってください。

外伝Ⅱの主役は・・・・「よく読めば出てたなぁ、そういえば」程度の人物ですw

「主」日本支店の歴史が構想に浮かんできました・・・・「主」民族も出さなくては
いけない状態になってきました。「主」民族について、これだけは守ってほしいという設定
制限など、許可いただけるようでしたら教えてください。宜しくお願いしす。
許可が出次第、着手します。

私の外伝の方針としてはI県H市事件を深く掘り下げて、本家のmaledictさん
に迷惑をかけないをモットーにいく所存です。







196:蟻蜂新人
07/11/22 09:05:31 lNel4UtF0
奴隷生物の記録・外伝Ⅱを投下します。

かなり文章量が増えました。例によって前半はシリアスムード
後半はエロいです。

2作目ですが、まだ不慣れで読みづらい点など多いかと思います。
またですが、先に謝っておきます。どうもすいません。


197:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 1
07/11/22 09:08:17 lNel4UtF0
 横田基地。
 本国からこの日本に来て1週間が過ぎた。わざわざ俺達の部隊が呼ばれたのは、
 例のエイリアンどもを叩くためらしい。
 上の連中は俺の愛機F-15Eストライクイーグルにバンカーバスターを積ませて、
 この国の片田舎の地中にあるやつらの巣をぶっ潰すつもりのようだ。

 

198:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 2
07/11/22 09:12:11 lNel4UtF0
 首相官邸
 「ミスター総理大臣、大統領は空爆を主体とした作戦を行うことを望んでいます。
 受け入れられないのであれば、貴国への作戦支援は一切行うことは無いでしょう。
 「待ってください、大使。それは安全保障条約に違反するのではないのですか?
 何が何でも貴国のデルタフォースやグリーンベレーといった特殊部隊の作戦参加が
 不可欠です。場合によっては、海兵隊、いや陸軍の機甲部隊も・・・・・・」
 「よろしいですか、総理。わが国は人的損失を最小に抑えたいのです。それはわが国に限ったことではない。
 どこの国だってそうです。憲法に平和主義を謳う貴国もそうではないのですか?条約違反とおっっしゃいますが、
 そもそもエイリアンは対象としてません。一連の事件はむしろ地震や洪水といった類の自然災害です。自然災害
 は貴国で対処して頂かなくては。貴国はそれに対応しうる立派な「軍隊」をお持ちだ。」
 「大使、そうおっしゃいますが、あそこにはわが国の国民が囚われ、監禁されているのです。これは
 紛れもない事実です。人体実験で殺されているかもしれない。でも、殺されてしまう恐怖と戦って生きている
 人間もいるはずです。彼らを一国のリーダーとして私は見殺しにすることは出来ない。わが国はあくまで
 特殊部隊を中心とした地上戦力による作戦を決行したいと考えています。わが国の第一特殊作戦群だけでは、経験不足
 は否めない。ぜひとも百戦錬磨の貴国の特殊部隊、いや貴国の陸・海・空・海兵隊全軍にご協力いただきたいのです。」
 

199:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 3  
07/11/22 09:14:04 lNel4UtF0
 「総理、誘拐被害者を出しているのは、貴国だけではないことをお忘れのようだ。各国が血眼になって探してる
 やつらの拠点が一つ見つかったのです。拠点の殲滅は地球上の国家すべてが望むところです。
 それに相手は得体の知れない存在だ。サブマシンガンで武装した兵士を突入させたところで、結果は見えている。
 ここは敢えて、接近戦を避け、リスクを減らすことが正し選択だと思うのです。
 わが国には地下要塞を攻撃する強力な兵器があります。イラク戦争やアフガニスタンで使用したGBU-28型爆弾
 軍関係者には「バンカーバスター」という愛称で呼ぶものもいますが、その破壊力は抜群と聞いています。
 F-15Eに搭載させ、やつらを叩く。すでに横田ベースに8機を展開済みです。」
 「大使、貴国のご意見はよくわかりました。しかし、わが国は、わが国のやり方でさせてもらう。貴国など
 当てにするものか!大統領に宜しく言っておいてくれ。」
 「わかりました。総理。ここは日本です。主権は日本人にある。好きにされたらいいでしょう。そこまでおっしゃるなら。
 もし、万が一、貴国が作戦に失敗したら、どうなさるおつもりですか?各国は貴国を激しく批難することでしょう。ロシアや
 中国、いや、わが国の政府や軍内部にでさえ核兵器の使用を主張する声があった。」
 「核兵器!そんなこと認められるわけないじゃないですか!」
 「でしょうね。そのような意見を押さえ、なんとか空爆で対応することで国内の意思統一をした同盟国としての
 わが国の立場をご理解いただきたい。そして作戦の失敗はロシアや中国の介入を招くことになる。これは
 貴国はもちろん、わが国も望むところではない。総理、お互いの航空戦力で対処しませんか?」
 「いえ、わが国はあくまでも特殊作戦で行きます。しかし、失敗したとき・・・・・そのときは大使、貴国主導で作戦を行ってください。
 わが自衛隊は貴国に全面協力させていただきます。」
 「そうですか。貴国の立場はよくわかります。作戦の成功を祈ります。ですが、もしものときはわが国に任せてください。」
 苦渋の表情が浮かぶ総理大臣は部屋から去る駐日米国大使がニヤリと笑った気がした。


200:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 4  
07/11/22 09:18:18 lNel4UtF0
横田基地。
俺は、テレビモニターを見ていた。サムライどものお手並み拝見とでもいくか。
機甲部隊が砲撃を加えて入り口近くの地上の敵を排除しつつ、中へ特殊部隊を突入させる、か・・・・・・・・
数時間過ぎた。何の動きもない。どうやら俺達の出番になりそうだな・・・・・
「よぉ、大尉どの!ブリーフィングルームに集まれってさ。」
「OK、相棒!エイリアンにプレゼント届けに行くか」
F-15Eはパイロット・兵装システム士官の二人乗りの戦闘爆撃機だ。日本でもF-15を使ってるようだが
E型は、それより一回り大きい。システムも複雑なためパイロット以外にも相棒のような兵器運用のエキスパートが必要となる。
ブリーフィングルームでは作戦内容が、説明された。
終わると、F-15E 8機のクルー16人は敬礼し、
駆け足で、それぞれの愛機に向かった。

数時間前。I県H市、自衛隊指揮所
「サクラ01。応答せよ。サクラ01・・・・・・」
「何だ、こいつら、うわっ ダダダダダダダッ」
「こちらキクスイ02、おい、サクラの連中はどうした!」
「お、おまえら、日本・・・・うわっ、撃て!撃て!」
「キクスイ03、02どうした?うおぉぉぉぉ~」,
・・・・・作戦は失敗したようだ。
無線からは特殊部隊員たちの悲壮な声しか入ってこない。
総崩れだ。あの特殊作戦群の連中が、あそこまで取り乱している。
どんな環境下でも冷静でいられる連中が・・・・


201:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 5  
07/11/22 09:20:37 lNel4UtF0
「司令、第14普通科連隊を投入しましょう。」
「いや、火に油を注ぐだけだ。陸自最強のやつらでさえあのザマだ。普通科連隊では犠牲をただ増やすだけだ。」
「やつらが反撃してくるかもしれん。各部隊は持ち場を守るんだ。」
「司令、なぜ、第14普通科連隊を応援に出さないんですか。元々、後続部隊に投入する予定だったじゃないですか?
精鋭の特殊部隊を見殺しにする気ですか?これは問題ですよ?本省に報告します。」
防衛省の内局から連絡調整官としてやって来ている30歳ぐらいの東大出のキャリア官僚がわめきたてる
・・・・・・うるさいやつだ。防衛省の背広組みの小僧が。出世のことばかり気にしやがって。
「いいですか、あれほど練られた作戦を失敗させたのは、あなたがた、現場、制服組の責任ですよ。
 ちゃんと、しっかりしていれば、囚われていた人たちは救出でき・・・うわぁ!」
突然、キャリア官僚が宙に浮き上がった。
・・・・目の前に現れたムカデ型のロボットがキャリア官僚を回収していた。
・・・くそ、ピストルを撃ってみたが全く歯が立たない。
あちこちで悲鳴が上がる。
「助けてぇ~ 」
マイクを持った女性アナウンサーが舞い上げられそうになる。
・・・・・助けねば。娘と同じぐらいの年代であろうか。自分の娘の顔と重なった。
彼女の体を捕まえたが、彼女は強力な力で吸い上げられ、私は振り払われてしまった。
地面の上に叩きつけられ、意識が遠のいていった。


202:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 6  
07/11/22 09:23:37 lNel4UtF0
2日後 防衛医大病院
30分の間で指揮所は壊滅した。隊員をはじめ報道関係者など民間人も
何人連れ去られたのか見当もつかない。
・・・・運よく私は捕まらなかったが、多くの若い部下を失ってしまった。
今、病院のベッドに横たわっている。地面に叩きつけられた私を
若い隊員たちが救ってくれたそうだ。その際、何人かは捕まってしまったと聞いた。
悔しさでいっぱいだった。
そこへさらに悪い知らせが舞い込んできた。商社に勤めている娘が、職場のある丸の内
でさらわれてしまった・・・・・・・・・・・
私は、深い絶望感と無力感に襲われた。

I県H市上空
「タ-ゲット、ロックオン。バンカーバスター投下。」
投下された8発のバンカーバスターは地中に奥深くに潜り込み爆発する。
地中で爆発したバンカーバスターは山地の地表を吹き飛ばす。
山肌からやつらの巣の一部が現れる。
銀色のドームのような姿をしている。
F-15Eには性能上1発しかバンカーバスターを搭載できない
しかし、搭載可能な軍用機はF-15Eしかない。そのかわりに
強力な爆弾を数多く併せて搭載できる。
目標が地上に姿を見せてさえしまえば、それで充分、戦果は拡大できる。
投下された爆弾は次々と目標を捕らえ炸裂する。


203:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 7  
07/11/22 09:29:19 lNel4UtF0
・・・・・・なんだ、傷一つついてないじゃないか!
「相棒、ちゃんとぶち当てたよな?」
「当たり前じゃないか、やつら何一つ妨害してこないんだぜ?見てただろ?大尉殿」
8機のF-15Eは、バンカーバスターをはじめすべての爆弾を投下した。にもかかわらず
それは山肌を吹っ飛ばしたに過ぎず、巣を貫通した形跡もなく
何一つダメージを与えることが出来なかった。

ファッキン!やつらは何者だ・・・・・・・
状況を横田ベースの司令部に報告して、上昇して高度を上げ、
帰投する態勢に入った。
T県上空に入ったときぐらいだったろうか。
俺の機の左前を飛行していた僚機が突然、消滅した。
「大尉どの、やつら、きやがったぜ、今頃!」
「ああ、そうらしいな。クソッたれ!レーダーは、やつらを捉えられないみたいだ。」

「あとちょっとで、お迎えのF-22と合流できたのによ!」
地上攻撃用の装備で手一杯の俺達の部隊には攻撃のため超低空飛行に移る直前のT県上空までの
行き帰りを、最新鋭のF-22ラプター戦闘機の護衛が付くことになっていた。俺達にとっては最高最強の友達だ。

UFOから照射された光線は僚機を正確に捉え、文字通り消していく・・・・・・
俺達を含めて残り2機・・・・・・・・・・
そのとき、夕焼けで真っ赤な空を、UFOを目がけて、光の矢が飛んできた。
少なくとも俺にはそう見えた。UFOは難なくかわしていたが・・・・・・・・

「ヘイッ、待たせたな!あとは任せろ!」
F-22がきやがった。遅ぇよ!まったく。
10機のF-22は1機のUFOに照準を合わせ、AMRAAM(ミサイル)
を発射した。1つの目標に向かって、同時に10発。大げさには思えなかった
相手が相手だけに・・・・・・


204:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 8  
07/11/22 09:32:44 lNel4UtF0
しかし、形勢逆転でもなんでもなかった。やつは20本同時に光の矢を
放ちやがった・・・・・文字通り光だ・・・・・
AMRAAMとF-22は跡形もなくこの世界から消えた・・・・・・・・

生き残った俺達は、機体を捨てた。パラシュートにぶら下がりながら、
生き残ったもう1機の僚機が消滅するのを相棒と目撃した。
・・・・世界最強の俺達の軍隊が勝てなかったら誰が勝つことが出来るんだよ・・・・・

T県某所
なんとか助かった・・・俺は相棒と、畑の真ん中に落ちた。あたりは日が落ちて真っ暗だ。
おまけに、救難発信機が故障してやがる、クソッたれ。
ここが敵国じゃなくてよかった。幸いここは同盟国。しかもすぐ先は住宅街のようだ。
明かりが見える。俺達は走って、ある民家のドアをノックした。
「こんばんは・・・・・(以下英語)ワタシタチハあめりか空軍ノモノデス。怪シイ外人デハ
ナイデス・・・・・(そうは言っても、怪しいよな・・・・)」
応対に出たのは、とっても若く美しいレディだった。
外国人の歳はよくわからないが、25,6歳ぐらいか・・・・・・・
「あの、英語なら私、話せますよ?高校で英語を教えてますから
いったい、どうしたんですか?(英語)」
なんてラッキーなんだ。
俺達は事情を説明し、近くの警察署まで送ってもらえる事になった。
彼女のハズバンドと彼女(通訳代わり)といっしょに警察署まで車で向かった。
「へ~新婚なんですか?こんな美人の奥さんもらって幸せな人だ・・・
ユーは!」
「へ?」
電力会社の社員という彼女の夫は英語が分からないらしい、キョトンとしている。
お人よしで素朴なナイスガイだ。歳は俺と同じ34だってよ。
俺も早く本国のワイフとサンに会いたいよ。
物思いに耽ったそのとき まぶしい光に包まれた。
まさか・・・・・ああ、今日は人生最悪の日だ・・・・クソッたれ。


205:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 9  
07/11/22 09:45:22 lNel4UtF0
「主」拠点
少しずつ意識が回復しだした。どうやら発着場のようなところにいるみたいだ。横田ベース?いや、ちがう。
やつらの巣だ。気を失ったふりをしつつ、周囲を確認する。!!2体、異形のモンスターが歩いている。
なんだ?まったく違う姿をしている。黒いのと青いの・・・・・あれがエイリアンか?まるで昆虫人間じゃないかよ。
俺の左には英語教師のビューティフル・レディに右には相棒、ナイスガイが横たわっている・・・・俺たち4人以外にもまだ大勢
いるぞ・・・・俺達をどうするつもりだ。ファッキンワームども・・・・・・。しばらくすると、フロアが動き出した・・・・
ベルト・コンベアにでも載せられてるのか?・・・・・進んでいくと、強烈な光を浴びせられた。
!!服が消えたぞ、裸になっちまった・・・・なんだよここは・・・そしてまた光に包まれた・・・・・・
体が勝手に動き出し、母親の中にいる胎児のようなポーズになった・・・・!!手足が動かん・・・・・拘束具をつけられたようだ・・・
閃光を浴びせられ続け、さすがにまた、意識を失ってしまった。・・・・



206:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 10  
07/11/22 11:30:35 lNel4UtF0
目を覚ますと、檻の中、・・・・・雑居房か・・・・そこに全裸の日本人たちが座って並ばされていた。
いったいどうなっちまうんだ・・
幸い俺の両隣は、ビューティフルレディと相棒だ。話し相手はいる。
「きゃあっ!」
「おい、姉ちゃん、もうみんな殺されちまうんだよぉ~ やらせろよぉお~ うへへへ」
完全に気がふれてしまった俺の後ろのおっさんが、レディにもたれかかってきた。
「やめろ!女房に何するんだ!」
ナイスガイが二人の間に割って入って止めさせようとする。
俺も、ナイスガイの助けに入る。
すると、股間に巻貝をつけた黒いやつが、やってきた
「静カニシロ。ソレ以上、秩序ヲ乱スト処分スル。」
・・・・日本語わかんねーよ。
「うへへへへへ、うへ、姉ちゃ~ん」
おっさんには聞こえてないらしい・・・・・・
その瞬間銃から光線が発射され、おっさんは紫の斑点を出して死んでしまった。
「ファック!ワーム」
俺は小声でつぶやいた・・・・
2体の蜂女が、おっさんの死体を運び出した・・・・
同時に、通路の向かい側の雑居房から男女2組4人が連行されていった。
「わ、私は政府、この国の防衛省の人間です。あ、あなた方の要求はなんですか?
解放してください。上の者に報告して・・・・うっ・・・」
蜂女の真っ赤な乳首から針のようなものが発射され、男に刺さった。
男は急に黙ってしまった。目はうつろになり夢遊病者のようになってしまった。
なんだ、ありゃ・・・・・神経か何かを麻痺させたのか?・・・・
何事もなかったかのように、全裸の男女4人が連れ出されていった。
さっきから、連行されていく人間は4人ずつ、しかも男女が同数・・・・何か意味があるのか?
このあと、2日は過ぎた頃だろうか・・・・・蜂女に俺は連れ出された。



207:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 11  
07/11/22 11:31:42 lNel4UtF0
2日後 東京・丸の内
「君、なんだこの資料は。ミスだらけじゃないか。君らしくもない。まあ、君のお父さんが大変な目に
あわれたことも影響してるのだろうけども、気をつけてくれ。・・・・・・・今日は定時で帰りなさい。
それに今日は金曜だ。週末はお父さんのところでも行って、いっしょにいてあげたらいい。」
「申し訳ございません。部長。気をつけます。」
自衛官である父が宇宙人の基地を攻撃する現地の指揮官として戦い、I県で重傷を負ったのは
2日前のことだった。
昨日は、有給を取って、1日中、防衛医大病院にいた。意識が戻ったときは、本当にうれしくて
泣いてしまった。お医者さんからもう命には別状はないってことを聞いて安心した。
今日は、なんかぼんやりしちゃってるなぁ・・・・・あ、もうお昼休みだ。
「元気出して。お父さん助かってよかったね。一緒にお昼でも食べに行こうよ。」
仲良しの二人の同僚が声をかけてくれた。
「あ、俺もいいかな。ランチのおいしい店みつけたんだよ~。」
「よかったね。彼氏も来てくれるってよ。」
「そんなんじゃないですよぉ~先輩。」
私は、先輩に言った。でも、彼のことがとても大好きだった。
彼は営業マンで、営業成績はトップ。顔は二枚目で。有名私大出身で、スポーツマン。
さわやかで明るい性格。女子社員の憧れの的だった。週末は2人でよくいっしょに過ごしていた。
「主任、お邪魔じゃないんですか?私たち?」
後輩がいった。私の一期後輩で、ひとつ年下の24歳。
「邪魔だなんてとんでもない。こっちこそ、営業本部の『美人3姉妹』とお昼をご一緒できて光栄です。」
「な~にいってんだか。いっつもお上手なんだから」
先輩が言った。主任とは同期らしい。27歳。
4人でランチを食べに店へと向かった。
信号待ちをしていた、そのとき、交差点の真ん中に、巨大なムカデのようなロボットが着地した。
避け切れなかった車が激突し、炎上する。ロボットはビクともしない。逃げ惑う人たち。
ロボットは、手当たり次第に、人々を回収し始めた。
・・・・・・・運悪く、私たち4人は地下鉄の駅に駆け込む前で捕まってしまった。


208:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 12  
07/11/22 11:36:23 lNel4UtF0
「主」拠点
2日は過ぎた・・・・次々、連行されていき、そして、新しく連れてこられる・・・・
連行される人数が8人単位に増えた・・・・・同じなのは男女の比率・・・・。
蟻男がやってきた。
・・何の用だ、ミスター・エイリアン。
なにやら、俺と相棒、新婚夫婦、ついさっき連れてこられた若い男1人と若い女3人。
連行されるのは、どうやら来た順ではないらしい。理由を考えてみたところでどうしようもないけどな・・・・
俺達は俺を先頭に一列縦隊で、しかも裸で通路を歩かされた・・・・列の左右には蜂女、先頭と最後尾には蟻男がいた。
「おいおい、捕虜とはいえ、この扱いはないんじゃないの?君らの星にも人権みたいのが
あるんじゃないのか?(英語)」
俺の前を先導して歩く蟻男に言ってやった。どうせ、通じないんだろうけどな
「キミタチノ国、あめりかトイウ集団モいらくトイウ集団ニ対シテ同ジコトヲシタダロウ。
ソシテ50年前ハ我々ノ民族ニモ。」
発音が機械みたいだが・・・・なんだ?英語も分かるのか?こいつら・・・・・
「我々ハ『主』様ニヨッテ改良サレタ日本人ダ。シカシ、モハヤ我々ニハ
民族トイウ概念は存在シナイ。『主』様の命令ニ従ウノミ。」
改良?こいつ、元は日本人なのか?・・・・・!思い出した、こいつは前に蜂女に撃たれた
男にそっくりじゃないか・・・・・・
「おい、英語が話せるのか?(英語)」
「私ハ改良前カラ話スコトガデキタガ、改良後ハ言語ノ壁ハナクナル。
旧人類ノ言語スベテニオイテ会話ガ可能ニナル。」
「おい、改造ジャップ!俺達をどうする気だ!(英語)」
後ろから、話を聞いていた相棒が言った。
「我々ノ仲間ニナッテモラウ。」
・・・!冗談だろ、イヤだぜ、俺は。蟻になんかなりたくないぜ・・・・

209:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 13  
07/11/22 11:40:10 lNel4UtF0
「おい、ひとつ聞いてもいいか?(英語)」
「コレデ最後ダ。発言シロ。」
「もう1種類いる青い奴はなんだ?あいつらがエイリアンなのか?(英語)」
「アレハ我々、改良人類ノ女性ダ。改良前ヨリモ美シイ姿トナル。『主』様
ハ地球人ノ美トイウモノヲ大変理解サレテイル。」
・・・・どこがだ!クソ野郎!
「バカヤロー、冗談じゃねえぞ、クソッタレ!おい、元は日本人だろ!
人種は違うが、同じ人間だろ、仲間を助けようとは思わないのか?
・・・身も心も売り渡しちまったのか?(英語)」
洗脳もされちまってるんだろうけど、俺は言わずにはいられなった
「静カニシロ!」
列左の蜂女の真っ赤な乳首から出た針が俺にささった・・・・
意識が朦朧としてきた・・・・ちくしょうめ・・・・・・・・・


210:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 14  
07/11/22 11:42:41 lNel4UtF0
地下鉄の駅の前で捕まって、目が覚めると、裸で手足が拘束されていた・・・
主任も先輩達も同じ風に・・・・そして、1時間も経つか経たないうちに
私は恥ずかしい姿で歩かされている・・・・・
騒いでいた先頭の外人さんが急に静かになったみたい・・・・・
逆らわないほうが身のためか・・・私にはそんな勇気もないけど・・・・・
宇宙人って、昆虫みたいなんだな・・・・・・雄と雌で形が違うみたいし・・・
黒いのが雄、青いのが雌かな・・・そういや裸なのかな、この人たちも・・・・
これからどうなるのか不安でたまらなかったが、こうやって他のことを考えて私は
気を紛らわした。
私たちは、連れてこられたのは手術台が8台ほど並べられた部屋だった。
そして、台に乗るように促された。台を見た瞬間、逃げ出した人たちがいたけど、
蜂みたいな宇宙人の胸から針が出て、急に大人しくなった。
あきらめるしかないんだよね・・・・きっと・・・・
私は素直に従った。いや、従わざるを得なかった・・・・
台に乗ると、体が完全に固定された。
そして、蜂の宇宙人が、機械のような抑揚のない日本語で話し出した。
「間モナク、オマエノ・・・・・・」
説明が終わって、私は絶望した・・・・・・
あの蜂のような姿にされてしまうなんて、しかも心まで奪われてしまう・・・
そういえば、私に説明をした蜂女、お父さんのいる指揮所をリポートしていた
アナウンサーに似てた・・・お父さんか・・・どうしてるんだろう。もう一度、会いたかったな。
お父さん、退院したら、私たちの仇を取って・・・・
次の瞬間、全身に注射器が突き刺さった・・・・
痛さのあまり気を失った・・・・・


211:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 15  
07/11/22 11:45:11 lNel4UtF0
・・・・再び、意識を取り戻した・・・今までのは夢?
そんなはずはなかった。緑色の光線が体中に浴びせられている。
現実にまた、舞い戻らされる。
ああ、何だろう、気持ちいい・・・・・・
股間に当たっているヌルッとしたものが中まで入って、子宮まで埋め尽くしている
「あ~~~イク~ッ」
主任とのSEXでは感じたことのない快感・・・・・
あ~額がムズムズする~~~
パンッと顔の中から破裂音がして、目が見えなくなった・・・・
あれ?みえないよう・・・・
でも気持ちいい~ あ~~ん・・・・・
そして、数秒のうちに視力を回復した・・・・
あ、すごい。なんて良く見えるの・・・・・
そして、今度は胸がムズがゆい・・・・・
乳首が真っ赤に染まりだした・・・
乳房全体がかゆい・・
あ~~~たまんない・・・・気持ちいい~~~~
踵までかゆいよぉ~~~~
また、意識を失ってしまった。


212:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 16 
07/11/22 11:53:33 lNel4UtF0
「作業終了デス」
「目ヲ覚マシナサイ」
音声感知。感度良好。改良ノ終了ヲ認識。
担当者ノ要請ヲ認識。命令復唱開始。
「『主』カラノ命令ニ従イ、ココニ私ハ宣誓スル。私ハ主ナル種族ノ生存ト
繁栄ノタメニ、奴隷生物トシテ全能力ヲ駆使シ永遠ニコノ身ヲ捧ゲルコトヲ誓ウ」
「ソレデハ奴隷生物XXXXXX号、私ニツイテキナサイ。」
「了解シマシタ。」

うお、何だよこれ・・・・これが俺の体?そりゃないぜ・・・・・
なんだ・・・少し頭が痛いぞ・・・・・
「作業終了シマシタ。」
「奴隷番号XXXXXX号、台ヨリ下リテ『主』ヨリノ命令ヲ復唱セヨ。」
XXXXXXX号?俺のことか・・・
命令?知るかよ、そんなもん・・??
「『主』カラノ・・・・・・・・・・・・」
あれ、言えちまったぞ・・・どうなってるんだ・・・・
洗脳は中途半端みたいだったようだな・・・・マヌケめ!
少しは運が残ってるようだ・・・・・
内部からぶっ潰してやる、エイリアンども。見てやがれ。
それにしても目が良く見えるな~ この体は。
「・・・・私ニツイテキテクダサイ。」
おっと、聞いてなかった。ついて行けばいいのか?
また一列縦隊か・・・今度は俺が最後尾か・・・・
どうやら、みんな改造されちまったみたいだな・・・・


213:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 17 
07/11/22 11:56:21 lNel4UtF0
・・・・俺達はまた別の部屋に通された。そこでの説明には驚かされた・・・
「・・・・・・てすとヲシテモラウ。交尾行動ヲ開始セヨ。」
乱交しろだと?馬鹿いうな・・・・・うっ
英語教師が舌を巻貝になっちまったアソコに絡めてきた。
よせよ・・・そういうことは旦那とやるんだ・・・・おおおっ
「アアッ!ア~~~~」
相棒のやつ・・・・・正常位で突きまくってやがる・・・
ナイスガイもか・・・やめろ、お前の女房はここに・・・・ううっ
「アア~ン、アハ~ン・・・」
テレパシーのようなもので、英語教師はおねだりしてくる・・・
くっ、拒否したら、処分される・・・・・・『主』ノ命令ハ絶対・・・・・
頭の中からなんだ?・・・声がするぞ・・・・
許せ、ナイスガイ・・・・・
「あ~~~~~~~」
俺は英語教師をバックで突きまくった・・・・・
なんだ、人間のときより気持ちいいぞ・・・・なんて細工をしやがったんだ
エイリアンども・・・・俺達を種馬にでもする気か!
結局、俺は本能のままにヤりまくっちまった・・・・・・・
何発出したかはわからない・・・・神に懺悔したい気分だ・・・



214:奴隷生物の記録・外伝Ⅱ 18 
07/11/22 11:58:01 lNel4UtF0
ここでの生活ももう1週間・・・・生殖、兵役、雑務。この繰り返しだ・・・・
今日は雑務か・・・・交尾活動者の支援行動?乱交のお世話か・・・
勘弁してくれよ・・・・
監視用ブースから乱交の様子を監視する。・・・ったく、毎日お盛んなやつらだぜ・・
5百体ぐらいが同時にSEXしてやがる。ん?手前の蟻男、動きがやたら人間臭いぞ・・・気のせいか・・・
3体も相手してやがる・・・あの3体、俺といっしょに改造された女たちか・・・・・・
顔面騎乗でアソコ舐められてる男もそうじゃないか・・・・・仲いいんだな・・・改造される前の記憶でも
あるのか?そんなわけないか・・・・

5時間は過ぎたぞ・・・・やっと終わり出したな・・・・
「全個体、交尾活動終了。監視担当A班ハ交尾活動ヲ終了シタ女性ヲDぽいんとマデ誘導シ整列サセヨ。
監視担当B班ハ交尾活動ヲ終了シタ男性ヲ・・・・・」
さ、蜂女たちの産卵のお手伝いでもするか・・・・・いつみてもグロいけどな・・産卵・・・
しかし、あの若い蟻男、気になるな・・・俺と同じ「欠陥品」かもな・・・
いつかコンタクトを取ってみよう。早く仲間を作らないとな・・・
見とけ、エイリアン、絶対潰してやる・・・・。
<了>


215:蟻蜂新人
07/11/22 13:20:10 lNel4UtF0
補足です。
外伝Ⅱ・16は1~8行目は司令の娘(商社OL)の改造後
9行~最終行は米軍パイロット(大尉)の改造後の描写です^^;

216:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/22 16:22:49 Eae0oTMc0
蟻蜂新人様
画像頂きました。サムネイルしか見てないのですが思ってたよりエロそうですね
後ほどじっくり見ます(訳あって今はちょっと)

>>197-214
いやあ、力作ですね。視点が変化して並行して進む展開がスリリングでした。
>>215の補足はなくとも分かると思いますよ(ただ、むしろ最初に「私」=司令が
出てきたときは、ちょっととまどいました)。
軍事ネタとか、広い舞台での派手な展開とか、自分には苦手な部分を
さくさく書けているのがうらやましいです。自分が書くと、どうも
密室でちまちま行動しながら延々とモノローグが続くような展開になるので。

…とりあえずここで一旦送ります。

217:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/22 16:59:47 Eae0oTMc0
>>195
>「主」日本支店の歴史が構想に浮かんできました・・・・「主」民族も出さなくては
>いけない状態になってきました。「主」民族について、これだけは守ってほしいという設定
>制限など、許可いただけるようでしたら教えてください。
という件。想像を膨らませて自由にやって下さい、と言いたい気はするのですが、
…うーん。一応、「主」はうかつに描写しないことで不気味さを出そうとしていたので、
ちょっと悩みます。(似た理由で完成した改造生物の内面描写も避けていました。
ただ、>>212はお見事!という感じでした。これなら全然OKでしょう)
現段階で考えている設定というのは下記程度です。

1.無感情ではないが、人間の理解を絶する、まったく異質の感情生活を送っているらしい
2.地球侵略事業は彼らにとっての閑職みたいなものらしい(彼我の戦力差は圧倒的で
 話にならない、ということでもある)
3.「急遽大量の奴隷が必要」という話だが、その「急遽」がどのくらいのタイムスパンなのか
 よく分からないし、本当のところ何を考えているかも実は分からない。

 1を遠い将来正面切って描けたらいいなと思いつつも、当分はお茶を濁し続けるつもりでした。
 そのために、2の設定を作って、当初は直接の指揮官一人も送らずに、侵略を全部高性能の
学習型並列処理コンピュータと安価な量産ロボットに任せて、出てきた成果だけ回収する
腹づもりだったと、また「OL」を雇えた以上、やっぱり誰も送らないということにした、という
設定にしたのでした。(他に2や3を、話の展開上出てきがちな「宇宙人のずさんさ」への
言い訳にしよう、などというずるい考えもありました)

長くなったので一旦送信します。

218:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/22 17:12:05 Eae0oTMc0
一応、二つくらい選択肢があると思います

一、「地球人とのインターフェースを最大にする」とかいう理由で、感情に擬態を
 施して登場し、なんとか人間にわかる(完全に人間らしい必要はない)言動をとる。
 (外形の擬態も同様)
二、パラレルということで、完全に蟻蜂新人様の創意でやってもらう

二はいつでもできる選択肢ながら、結局は楽ではないかという気もします。
(悩ましいのは、蟻蜂新人様がいいネタを出して、こちらが使いたくなったときですね(汗 )
何と言っても、蟻蜂新人様が書きたいように書いたものを読んでみたいのです
スレの皆さんも同じではないかと思います。

そう言えば、「奴隷生物」というちょっとアレなネーミングに変わる
格好いい横文字ネームの案等もありましたら、遠慮なく出して下さって構いません
(ついでに、いつまでも「新人」様ではないと思うので、そこら辺呼びやすいお名前も…)

219:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/22 17:29:41 Eae0oTMc0
>>蟻蜂新人様
…ということで、わがまま、というよりはっきりしないレスですみません。
そういえば昨日もチャットルームにいらしたんですね。
パソにつないだのは例によって12時過ぎですが、お伺いしそびれました。
すみません。

あと>>192様のキューティハニーの件でちょっと。
あの後見ました。小道具(卵、繭みたいな拘束具、草加君の亀甲縛り)も展開もエロいのに、
なんか少し違う、と思いました。例えばあれをもとにSS書こうとしてもさっぱりイメージが
湧かないのです。>>192様だとどんな展開にします?

以上、いっぱい書き込んでしまいすみません。それでは…

220:名無しより愛をこめて
07/11/22 17:36:20 NxzZZRY00
>>195
せっかくうpしてくれたファイル、流れてしまわないうちにURL貼っとくぞ
URLリンク(artofspirit.hp.infoseek.co.jp)
URLリンク(artofspirit.hp.infoseek.co.jp)
URLリンク(artofspirit.hp.infoseek.co.jp)

まあ、なんつーか、乙!

221:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/22 21:16:47 Eae0oTMc0
…そうか!ミキとハニーに目を向けていたからいまいちだったのか。
どう考えても簡単に洗脳されたりする展開とは思えませんでしたからね。
むしろ、他の女性徒の「以前の姿」と「改造」を妄想すればいいのか:

気の強いor真面目な優等生が呼び出される

「これからお前はパンサークローの生物兵器として徐々に心身を改造される」、
という旨の説明を受ける(卵とシートと勉強が改造アイテム)

女性徒は当然抵抗するが…

こんな感じですか。
…ええと、決して>>219の後ずーーーーーっと悩んでいたわけではありません(汗

222:蟻蜂フリーク(元・蟻蜂新人)
07/11/22 21:45:09 lNel4UtF0
>220
ありがとうございます。
新作や改良版を今後も完成次第、UPしていきます^^

>maledictさん
ご面倒おかけしまして、すいません。
ご回答・アドバイスどうもありがとうございました^^

「日本支店の歴史」構想はまた練り直してみます。視点を人類にしてみます^^

いいネタがあったら、本家で遠慮なく使ってください。使ってもらえたら、
私としては、すごく嬉しいです。

HNはとりあえず、蟻蜂フリークに改めます^^ 

今後とも宜しくお願いします






223:名無しより愛をこめて
07/11/22 22:20:12 20YjUfBf0
そういやBeeF氏も最初の頃、BeeFreakと名乗ってたな

Freakはマニアとか好きモノとかいう意味だが、怪物、奇形といった意味もあるから
改造人間=Artificial Freak とかいった感じになるのかね

224:名無しより愛をこめて
07/11/23 00:24:59 4pZyzBgF0
SSの作者さんたち見ていると完全に世代交代したといってもいいな。

225:名無しより愛をこめて
07/11/23 01:20:39 GNRwhKXc0
>>221
抵抗はしませんよ。
先生に心酔しきってるカンジでしたから・・・

226:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/23 01:48:32 WaBXR3T20
>>222蟻蜂フリーク様
書きたいように書いて下さいね。自分も結構勝手に進めちゃうかもしれません

>>225
いえ、だから「その前の段階」ではミキみたいな感じだったと妄想です。あくまで妄想。
呼び出された段階で先生を尊敬していても、パンサークローの悪事を知って、
さらに改造までされると知って(「改造される」も妄想ですが)、一度は激しく抵抗、
しかし…ということで、あの状態に至る方が萌えるかなあ、と。
 もちろん「もう抜け出せなくなってから始めて真相が明かされる」パターンもありですが
(というより、見た感じ、そっちの方が自然ぽい気もしますが)、自分としては>>221の方が
いいなあ、と。

>>223
最初の頃、というか"BeeF"の名は略称なんですよね
自分は>>222の名称を見て勝手に「おっ!正統継承者」とか思いました

>>224
少なくとも自分については「留守番」してる感覚です。いずれまた戻ってきてくれるだろうと…

227:蟻蜂ビギナー(元蟻蜂フリーク)
07/11/23 03:21:53 u3QTXDzp0
蜂女新作また「蜂女の館」に投下しましたw

>maledictさん
適当に決めたんですけど、そんなスゴイ方とかぶってしまったなんて・・・・
上記に再変更します^^;

ありがとうございます。人物の描写が弱い自分としてはmaledictさんの描写が
とても参考になります。OL閣下に人類を「改良」してどんどん侵略を進めてくださるよう
宜しくお伝えくださいw 楽しみにしています^^

I県H市の拠点の「主」の正体が判明しました・・・意外な展開になりそうですw





228:名無しより愛をこめて
07/11/23 06:01:57 SDxCbf450
>>227
乙! 流れる前にURLここに貼っといてね
URLリンク(artofspirit.hp.infoseek.co.jp)

別にコテハン変えなくても蟻蜂フリークでいいじゃん
あんたにはBeeF氏とは違った良さがあるんだからさ
BeeF氏の正当派後継者に見られるのが嫌なら仕方ないけどね

229:名無しより愛をこめて
07/11/23 08:04:15 /74KHIJE0
>>227
「蜂女の館」の何処に投下したのかな。
見当たらない。


230:蟻蜂ビギナー
07/11/23 08:10:43 u3QTXDzp0
>229さん
すいません。↓です^^; ぜひご覧ください
URLリンク(artofspirit.hp.infoseek.co.jp)

231:名無しより愛をこめて
07/11/23 08:33:21 xAIssLCO0
そういや今週号(51号)の少年サンデーの「魔王 JUVENILE REMIX」に
ロリエロカワイイおにゃのこの殺し屋「スズメバチ」が出てきてたよな
あの娘を本物の蜂女に改造してしまいたい。本人も本望だろうし

232:maledict ◆sOlCVh8kZw
07/11/23 10:18:47 WaBXR3T20
>>228様に同意です。「正統後継者」って言って枠にはめるような言い方だったら撤回します
是非自分の好きなように書いて下さい
それに「ビギナー」だと「新人」と変わらずあまり意味がないのでは?

で、>>227蟻蜂フリーク様、
言い忘れてたけど「改良」いいですね。使っちゃうかもしれません
今回の画像も何だか得体の知れないエロさがありますね

233:名無しより愛をこめて
07/11/23 17:42:20 vysxH8uB0
「県立地球防衛軍」の改良人間を思い出した
県内各地から集めたイキのいい変態どもに品種改良を施して作った変態怪人ズ

234:蟻蜂フリーク
07/11/23 21:26:50 u3QTXDzp0
>maledictさん
>それに「ビギナー」だと「新人」と変わらずあまり意味がないのでは? 
おっしゃるとおりだと思いましたので、BeeF氏の「後継者」ではなく、
オマージュの意味を込め戻すことにしました^^

「改良」バンバン使ってください。うれしいです。
「改良」は「主」にとっては「人間」を使いやすく人体を改造したメリットを、
人間は見た目はともかく身体機能がUPし、思い込ませれていることですが
改造前よりも「主」にずっと多くの点で貢献できるという喜びを改造人間
なりの感情としてもっていることを表現するために使ってみました。

画像は前2作より思いに近いものが出来ましたw
また、ネット上で素体を確保してこようと思います。
比較のため、「改良」前の姿もUPしたほうがいいですかね?w





235:蟻蜂フリーク
07/11/24 06:55:35 HkZOTdWg0
SS上がりました。

I県H市拠点の「主」の正体が判明します。前にも言いましたが
意外な展開となってしまいました。




236:アル星ノ崩壊1
07/11/24 06:57:29 HkZOTdWg0
太陽系外惑星グリーゼ581C
この惑星にはかつて人類とそっくりな生命体が存在し、
21世紀現在の地球と変わらぬ社会システムが構築されていた。
科学技術は現在の地球より少し進んでおり、文明は高度に発達し、
更に繁栄し続けるかにみえた・・・
いや、し続けていたに違いない。あの種族が現れなければ・・・・

グリーゼ581C構成国家J 首都「東の都」 首相官邸
「国防大臣、女王陛下も心配されている例の事件だが、
調査のほうはどうなっているのかね?」
「首相、その件については目下、軍情報部が調査中です。
現在まで判明してることは、わが国だけでも行方不明者が2000人。
世界各地で目撃される正体不明の飛行物体が関与している可能性が
高いようです。この飛行物体の解明に全力を尽くしております。」
「そうか・・・。引き続き調査を続けてくれたまえ。」


237:アル星ノ崩壊2
07/11/24 06:59:39 HkZOTdWg0
国家J 国防省内情報部本部
「10年前に戦争で勝ったと思ったら、今度は謎の飛行物体か・・・
軍事国家Aの残党が飛ばしてるんじゃないだろうなぁ?」
「少佐、巷のゴシップなんか信じちゃだめですよ~ 軍情報部員
とあろうものが。」
部下の女性部員が冗談に乗ってきた。彼女は俺のいる部署の
アイドル的存在だ。階級は少尉。24歳。
「いや、ゴシップとはいえ、侮るなかれ!だ。俺達は情報のプロだ。
はじめからゴシップという偏見だけで切り捨てるのは良くないぞ」
「はい。肝に銘じます。」
「よろしい!・・・・・な~んてな」
「からかわないでください!少佐。こっちは真面目なんですから。」
「すまんな。でも、ゴシップも容易に切り捨てちゃいかん。実際、
軍事国家Aの科学力は相当なものだったぞ。やつらなら
開発してもおかしくない気がしたんだ・・・・・・でも、まあ、結論を言えば
やつらとの関連は限りなく可能性はゼロに近い。」


238:アル星ノ崩壊3
07/11/24 07:01:30 HkZOTdWg0
敗戦により、戦犯すべてが処罰され、軍隊は解体。軍事国家Aは
現在、国家Jを中心とする超国家機関「世界連合」の支援を受け、
平和国家として穏健派が政権を運営し、再建中である。
旧政権派の不穏分子は存在するが航空兵器など所有して
いないことは確認済みである。

ちなみに軍事国家Aとは建国300年足らずの新興国家で、グリーゼの極西地域
の白色人種冒険家が発見したグリーゼ11番目の新大陸全域を領土としていた。
人種構成は冒険家の発見以降、極西地域から宗教的迫害を逃れてきた白色人種と、白色
人種国家の植民地より労働力として連れてこられた黒色人種とで成り立っていた。
国家成立とともに徹底した合理主義、科学万能主義を貫き
広大な国土から取れる豊富な資源を元に経済産業国家として発展した。
同時に軍事国家としての裏の顔があった。政治は民主主義体制であったが
世界同時不況の折、独裁者が出現。強大な軍事力を背景に周辺の諸国を侵略していった。

一方、極東地域では国家Jが盟主として君臨していた。
国家Jは万世一系の王族により統治される惑星内の大国である。
実際の政治運営は国民投票で選ばれた評議院議員の中から選出された首相を
中心とする首相府が執り行う。
人種構成は黄色人種が人口の9割以上を占める。建国以来4000年の
歴史を誇り、伝統ある国家として文化面では各国の尊敬を集めていた。
伝統に見合った技術の蓄積はやがて機械産業革命を起こし、世界
屈指の工業国家となり、同時に経済も発展させ、海洋通商国家として
12の海すべてを勢力下においていた。

そして両国を中心とするグループに全世界は2つに割れ、7年に及ぶ大戦となった。
結果、国家J陣営が勝利を収め、国家Jは11の大陸すべてに影響力が
及ぶにいたった。世界の覇権国としての地位を得たのである。


239:アル星ノ崩壊4
07/11/24 07:05:56 HkZOTdWg0
衛星α
「当機はまもなく、衛星αスペースポートに到着いたします。」
機内アナウンスが流れる。
・・いよいよαか・・・ついに人類も宇宙旅行できるようになったんだな。
少佐から休暇いただいたし、αの地下都市でバカンスをエンジョイしなくちゃ^^

現在、国家J主導で、宇宙開発プロジェクトが進行中であり、その一環として、
衛星αの地下都市建設がさかんに行われている。2年前には一般の移住者が受け入れられた。
人口は世界連合関係者やその家族等を中心に5000人ほどとなった。
観光リゾート娯楽施設も整備され,定期的に星間連絡シャトルが往復している。

・・・さあて、宇宙リゾートを満喫しなくちゃ。
私はシャトルのタラップを降りた。地下都市に入る手続きをすべて終えて、
まず、最初に開発記念公園に向かった。記念公園内には博物館がある。
衛星α開発のすべてが分かる。で、博物館を、見た後は・・・・・・
あ~、したいことがいっぱいあって、整理できないよぉ。
あれこれ考えてるうちに、公園についた。
博物館に向かおうとしたそのとき、爆音が響いた・・・・・・
・・・・地下都市総合行政庁舎の方向からだ・・・・
テロ?だとしたら実行犯は旧A軍前政権派の残党か?
これだけ厳重な地下都市にうまく忍び込んだもんだね・・・・
衛星α地下都市の治安部隊はJ軍の最精鋭特殊部隊からの出向者から編成されてるのに・・・
お気の毒なやつら・・・・さっさとやられちゃいなさい。


240:アル星ノ崩壊5
07/11/24 07:18:04 HkZOTdWg0
5日前 国家A 最大都市「決して眠らない都」郊外 過激派アジト
「爆弾は手に入ったか?」
「ああ、国家D製の超強力樹脂爆弾さ。これで、Jどもの占領司令部を吹っ飛ばせるな。」
「3日後には一斉蜂起だ。各地で同志が国内や国家Jの50の攻撃目標を破壊する。」
「同志諸君。諸君達モ『主』様ノ配下トナルノダ。」
突然部屋に響いた機械のような声に全員の視線が入り口に集中する。
「なんだ・・・・・!誰だ、貴様は!」
部屋の入り口に異形の者が立っている。
「A陸軍識別コード40050ダ。」
・・・・蟻のような姿になっているが、たしかに彼の面影が残っている。
「どうしたんだ?・・・・・・40050」
「我々ニ最強ノ支援者ガツイタ。君達以外ノ同志ハスデニ集合シテイル。」
「どういうことだ?」
「私ニツイテ来イ。」
部屋にいた全員が蟻男に従って、アジトの外へ出た。
出たと同時に全員光に包まれた。


241:アル星ノ崩壊6
07/11/24 07:22:10 HkZOTdWg0
衛星α地下都市 シャトル発着基地「スペースポート」 少尉到着15分後 
「なんだ、あれは?・・・」
管制官は目を疑った。光に包まれた飛行物体が基地上空に姿を現したからだ。
飛行物体は、地面に向けて黄色い光を照射した。すると、1500体はいただろうか・・・・
蟻のような人間と蜂のような人間が地上に姿を現した。
彼らはゲートを易々と突破し、地下都市に侵入した。

治安部隊と激しい戦闘を繰り広げたが、多勢に無勢・・・・・500人の治安部隊は
壊滅した。死体には紫の斑点が浮かび上がっている。
地下都市はあっという間に占領されてしまった。



242:アル星ノ崩壊7
07/11/24 07:24:27 HkZOTdWg0
地下都市・開発記念公園
私は爆発のあった、総合行政庁舎のほうへ向かってみた
治安部隊がもう包囲してる頃ね・・・・・えっ・・・
総合行政庁舎の前は黒や青の異形の者で溢れ返っていた。
爆発したのは治安部隊の戦闘装甲車両だった・・・・・・
庁舎の職員は全員、頭の後ろで手を組まされている。
いったい何が起こったの・・・・・・・
庁舎の職員は全員、頭の後ろで手を組まされている。
私も蜂のような青い人間に捕まり、職員達と一緒に拘束された。
しばらくすると地下都市に、巨大な立体画像が浮かび上がった・・・・
映し出されているのは蟻のような人間・・・・
触角、真っ赤な目・・・・・まさに異形のものだ・・・・
異形の者は、機械のような抑揚のない声で話しだした。
「私ハ奴隷生物xxxxx号。誇リ高キ国家A陸軍ノ上級大将ニシテ、『主』様ノぐりーぜ攻略部隊最高指揮官デアル。」
「我々、国家A軍ハ偉大ナル『主』様ノ配下ニ入リ『主』様ノ命令ニ従イ、代行者トシテぐりーぜヲ統治スル。」
「コレヨリ地下都市住民ノ諸君ニハ我々ノヨウニ肉体ヲ改良シ、新生ぐりーぜノ住民トシテ相応シイ姿トナッテ
イタダク。我々ハ・・・・・・・」
・・・・・この生き物は、もとは人間・・・・いやだ、改良なんてされたくない。
演説はさらに続いたが、「改良」この言葉が気になって、聞いてはいなかった。

同時に、この演説はグリーゼ各国に流れ、全世界は恐怖した。
J軍を中心とした各国家の連合軍は衛星αに鎮圧部隊を送ったが、
あっけなく敗れ去ってしまった。


243:アル星ノ崩壊8
07/11/24 07:28:43 HkZOTdWg0
3日後 国家J 首都「東の都」
鎮圧部隊が壊滅して2日が過ぎた、各国は防空体制を固め、警戒を続けている。
・・・・なんだあれは!
人々は空を見上げ、驚いた。上空には5機の巨大飛行物体が浮かんでいた。
空軍の戦闘機がスクランブル発進し、同時にレーザーやミサイルなど対空兵器が発射された。
連中、ついに攻めてきやがったか・・・・・
俺は、部下の少尉に休暇を与えたことを後悔していた。
戦闘機や地対空ミサイルは次々消滅し、高射レーザーは全く効かなかった・・・・・
しかも、グリーゼの防空警戒システムに発見されることなく侵入してくる・・・・・
恐るべき科学力だ・・・・

黄色い光が地上に向かって照射されると、ムカデ型のロボット、武装した蟻男や蜂女が姿を現した。
地上部隊もあちこちで敗北を重ねた。高出力レーザー砲で武装した戦車。プロペラを使うことなく
空中を自在に行動できる空中機動戦闘兵器。強化装甲服(パワード・スーツ)で武装した歩兵部隊。
陸軍の主力兵器はすべて彼らの前では無力だった。ムカデロボットに損害を与えた部隊もいたが
致命的な損害を与えるにはいたらなかった・・・・・・

母船らしき巨大飛行物体から、無数の小型の飛行物体も現れ、地上、海上、空中問わず目標物を
破壊していった・・・・・・
国家Jに限らず、グリーゼ上のすべての国家で似たような光景が繰り広げられた。

「東の都」中心部 国防省内
「我々情報部も武装の上、戦闘に加わるよう指示が出たぞ。」
戦闘服に身を包んだ上官が命令を伝えた。
「少佐、君達の部隊は王宮へ向かってくれ。」
「了解!」
俺はレーザー小銃を手に取り、部下達と目と鼻の先の王宮へ向かった。


244:アル星ノ崩壊8
07/11/24 07:32:31 HkZOTdWg0
王宮
「女王陛下、地下シェルターへお急ぎください。」
親衛隊将校が批難を促す。
「わかりました。皆のもの、急ぎましょう。」
女王陛下は側近や侍女たちとともにシェルターへ急いだ。
「少将殿、かならずや、生きてお戻りください・・・・・・。死なないでください。」
女王陛下は親衛隊将校に声をかけた。
将校は女王陛下に無言で最敬礼をした。
・・・・死なないでください。
将校に重くこの言葉が響いた。尊敬すべき国民すべてから愛される女王としてではなく、
来年妻となる一人の女性の言葉として深く心に響いた。
今は亡き国王陛下、つまり彼女の父親にあたる人物であるが、
国王は体が弱かったせいもあり、子供は姫君一人であった。5年前、とうとう病没し、
当時20歳の彼女が王位を継承した。親しみやすい人柄で国民だけでなく世界中の
人々から愛された国王の血を引く彼女も同様であった。そして、さらについ最近、
彼女に関連する衝撃的ニュースが全世界を駆け抜けた。
「女王陛下ご婚約!」
大戦の傷跡で暗いムードも漂っていた世界中は一気に祝賀ムードでいっぱいになった。
ご婚約の相手が、この親衛隊将校である。

親衛隊は国家J陸軍の一部隊であり、上流階級出身者の子弟や陸軍内でも選ばれた
優秀な兵士が配属される。この親衛隊将校は国王家の側近中の側近である旧上級
貴族家系の出である。素晴らしい家柄に加え、国内の最高学府を主席で卒業し、
陸軍に入隊。入隊後、幹部養成機関である士官学校で教育を受け、そこでも抜群の成績を残し、
当初より親衛隊に配属される。
スポーツ万能、人望も厚く、将来の陸軍大臣候補といわれる人物であった。年齢は
30歳。30歳になる今年、大佐から少将へと昇進した。異例の出世である。
6年前の国王家の晩餐会で2人は出会い、交際を続けていた。
周囲の関係者には周知の事実であり、将校が即位後の彼女とも常に接することができるよう
配慮していた。亡き国王が彼を花婿とするよう、実は遺言していたことにもよる。



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