特撮キャラ総出演 第12章 at SFX
特撮キャラ総出演 第12章 - 暇つぶし2ch336:名無しより愛をこめて
07/11/14 02:53:10 FNQ/xcQ+O
このURL荒らし何とかならない?

337:名無しより愛をこめて
07/11/15 00:25:26 48gHoNnP0
>>318
「ブルピー、見てよ」
「何…海が割れている!?」
何かに気づきマルチーワが指を刺すと、その方向では海が割れるという思いがけない現象が起こっていた。
その中心が金色に輝き、キングピラミッダーが姿を現す。
「あの時、僕の艦に特攻した筈じゃ…」
ブルドントはキングピラミッダーの出現に驚きを隠せなかった。

オーレンジャー達はドリンによりキングピラミッダーの艦内に導かれた。
「なんでキングピラミッダーが!?」
オーイエローがキングピラミッダーにいる事に驚いた。
「これは超力の故郷から託された、もうひとつのキングピラミッダーです」
ドリンがキングピラミッダーに関して説明する。

338:名無しより愛をこめて
07/11/15 00:26:50 48gHoNnP0
「ブルピー、やっちゃいましょう!」
「おのれぇ、今度こそ木っ端微塵にしてやる!」
二人がキングピラミッダーに迫る。

「あいつら、迫ってきたぞ!」
オーブルーが迫ってくる二人を見て慌てる。
「大丈夫です…」
ドリンが何かのチャンスを掴んだかのように微笑む。
「凄い、単独でもスーパーレジェンドビームが使えるんだ!」
キングレンジャーがモニターを見るとバトルフォーメーションへ変形できる事に気づく。
「それは超力だけでなく地球の力が漲っているからよ」
「そうなんだ」
ドリンがキングレンジャーに答える。
通常では超力モビルを格納しなければ必殺技のスーパーレジェンドビームは使えないが、
アースパワーを受けた事により単独でも使えるエネルギーを得たのであった。
「こうなったら一気に止めを刺すぞ!」
「オーレ!」
オーレッドは止めを刺す事を促す。

「キングピラミッダー・バトルフォーメーション!」
キングレンジャーがキングクリスタルを差し込むと、キングピラミッダーがバトルフォーメーションへと変形する。
「スーパーレジェンドビーム!」
キングピラミッダーの胸のクリスタルが輝きスーパーレジェンドビームが発射された。

「きゃぁあぁぁ!」
「そんな、二度もオーレンジャーに倒されるなんて…」
二人はキングピラミッダーの直撃を受け爆発と共に砕け散った。

○オーレンジャー、ドリン→キングピラミッダーに乗り込む。
●カイザーブルドント、マルチーワ→キングピラミッダーに倒される。
次でバラノイア決戦編の完結編です。

339:あぼーん
あぼーん
あぼーん

340:名無しより愛をこめて
07/11/18 00:23:10 mUOlHR5d0
バラノイア決戦編のラストです。

>>338
マルチーワとブルドントの二人が倒された事エターナルヒーローズとバラノイアの各艦に伝わっていた。

「敵のボスを倒したか…」
轟天の艦内では室井がブルドントらの最後を見て安堵の表情を浮かべる。
「バラノイアのジャンボーから通信が入っています」
「分かった、繋いでくれ」
「了解」
オペレーターからジャンボーから通信が入っている事を知らされ、室井は通信を繋ぐ指示を出す。

モニターにバーロ兵の姿が映る。
『地球の艦隊の皆さん、我々の主であるカイザーブルドント陛下は死にました』
「という事は我々に投降するのか?」
『ええ、ですが我々バーロ兵はこの戦いであなた方と同じく心を持つ事が出来ました』
バーロ兵が思いもよらない事を言う。
「心…?」
『ええ、我々がやってきた事を詫びなければなりませんが、あなた方に協力させていただきませんか?』
「よろこんで」
『ありがとうございます…』
バーロ兵の思いもよらない協力要請に室井は冷静に反応する。
それと同時にモニターの映像が切れる。

341:名無しより愛をこめて
07/11/18 00:23:51 mUOlHR5d0
一方のスーパー轟天でも別のジャンボーより通信を受けていた。
『お久しぶりです』
「もしかして君達はゴラスの時にいたバーロ兵ではないか?」
『その通りです。今度はあなた方の手助けをしたいですがよろしいでしょうか?』
スーパー轟天に通信を繋いでいたのは先のゴラス破壊の際にブルドントが派遣したジャンボーの一隻であった。
「ああ、これから激しい戦いになるので君達の力添えには感謝する」
『ありがとうございます…』
バーロ兵の礼で通信が切れる。

「隊長、嵐山長官から通信が入っています」
「繋いでくれ」
星見隊員が嵐山長官からの通信が入っている事を知らせる。
『エターナルヒーローズの各艦に伝える。これからゴーデスのいるハワイへ向かって欲しい。
そしてマイティ号やTACと協力してゴーデスを叩き潰してくれ、以上だ』
「決まったな…ゴーデスとの決着に行くぞ!」
「了解!」
嵐山長官の通信を聞き、薩摩はゴーデスの元に向かう指示を出す。

「よし、ゴーデスと戦っているあいつらを助けてやるぞ!」
「SMJ!」
マウンテンガリバー55号では当隊長がゴーデスとの決戦に向かう指示を出す。
当隊長の言う「あいつら」とは円盤生物とゲルカドンの群れと戦っているマイティ号の事であった。

スーパー轟天を先頭にキングピラミッダーを加えたエターナルヒーローズの各艦、そして、バラノイア残党のジャンボーが続く。
そして彼らは邪悪生命体との最後の戦いへと出向いていった。

○エターナルヒーローズ、ジャンボー(バラノイア残党)→ゴーデスとの決戦に向かう。

342:名無しより愛をこめて
07/11/18 00:28:59 mUOlHR5d0
エターナルヒーローズのメンバー…MYDO(ウルトラセブン/薩摩萬、ウルトラマンゼアス/朝日勝人、数学、星見透、武村岩太)、
サンバルカン(バルイーグル/飛羽高之、バルシャーク/鮫島欣也、バルパンサー/豹朝夫)、
ゴーグルV(ゴーグルレッド/赤間健一、ゴーグルブルー/青山三郎、ゴーグルブルー/黄島太)、
マスクマン(レッドマスク/タケル、ブラックマスク/ケンタ、ブルーマスク/アキラ、イエローマスク/ハルカ、ピンクマスク/モモコ) 、
オーレンジャー(オーレッド/星野吾郎、オーグリーン/四日市昌平、オーブルー/三田祐司、オーイエロー/二条樹里、キングレンジャー/リキ )、
宇宙刑事(ギャバン/一条寺烈、シャリバン/伊賀電、シャイダー/沢村大、アニー、マリーン) 、スパイダーマン/山城拓也、
宇宙防衛艦轟天(三好考次、室井礼次、滝川マリ、ジミー、冬木和夫、三笠忠)、バラバラマン、バラバラギャル、
ジャッカー電撃隊 (桜井五郎/スペードエース、東竜/ダイヤジャック/、カレン水木/ハートクイン、大地文太/クローバーキング、番場壮吉/ビッグワン)、
マシンマン/高瀬健、バイクロッサー(水野拳/バイクロッサー・ケン、水野銀次郎/バイクロッサー・ギン) 、
デカレンジャー(デカレッド/赤座伴番、デカブルー/戸増宝児、デカグリーン/江成仙一、デカイエロー/礼紋茉莉花、デカピンク/胡堂小梅、デカブレイク/姶良鉄幹、デカマスター/ドギー・クルーガー)、
旧MJ隊(当八郎、桂めぐみ、英健、村上譲、寺川進、服部六助)

エターナルヒーローズの所属艦…スーパー轟天、宇宙防衛艦轟天、ドルギラン、グランドバース、バビロス、
ジャガーバルカン、ゴーグルシーザー、ターボランジャー、マーベラー、ジャンボー(ジャッカー電撃隊乗艦)、
デカベース、マウンテンガリバー5.5号

エターナルヒーローズとバラノイア残党は以後フリーといたします。

343:あぼーん
あぼーん
あぼーん

344:ヤプールの正義
07/11/18 20:41:51 I2QD1wcd0
>>279

一方、WINR日本支部とWoOも参加してのゲルカドン&ロベルガー3世とのドッグファイトの行われている上空では…。

天田「アプラサさん、まだ位置は特定出来ないのですか?」
アプラサ「待ってください…、ゴーデスの真上から50キロの地点に時空の亀裂が微かに感じられます…。」
マリ「上空300キロの低高度衛星軌道ね…。」
奈美「意外と近いわね…。」
超七「TACの超光速ミサイル作戦の時は、7万キロの位置でしたよね?」
源田「もしかしたら、ヤプールがゴルゴダ星を爆破したんで、その影響でゲートの位置が近くなったのかもな…。」
既にゴーデスの身長は200キロを超しており、このままでは衛星軌道への影響も心配されていた。
それでマイティジャック隊は、天女アプラサが超獣化した時の名残りである超知覚力を使ってマイナス宇宙への
ゲートを探していたのだ…。

今井『キャプテン、鳥どもと円盤生物の連中は僕らに任せて、ウルトラマンAと宇宙に出てください!』
ブラッドレー博士『既にバラノイアの連中とはケリがついている!後は君たちがヤプールをマイナス宇宙に放り込んで、
ブラックホールを解放してゴーデスを追い出すんだ!』
エース『天田キャプテン…。改造ベムスターが安全弁代わりでも限界です!一か八か、強行突破しましょう…。』
天田「判った…。超七、光波ラムフィールドを展開しろ!源、マイティ号はこのまま最大戦速でゴーデスの真上に向かう!
奈美、マイティ号がゲート近くに辿り着いたら陽電子ミサイルをゲートにブチ込め!そしてその後は、エースがヤプールと
ベムスターを放り込んでスペースQでブラックホールを解放する!もしここでしくじったら、地球全てがゴーデスに飲み込ま
れるぞ!必ず成功させろ、以上だ!!」
『SMJ!』 

345:名無しより愛をこめて
07/11/18 20:43:26 I2QD1wcd0
そして、マイティ号のネオマキシマエンジンが最大出力で唸りを上げ、前方にファイズのクリムゾンスマッシュを
思わせる円錐状の光波バリアの「槍」が形成された。それを塞ごうとするゲルカドンの群れ…。

が、その群れどもは光波バリアの槍によって次々と四散し、空の藻屑と消える。上下左右から襲い掛かる群れ
どもは、メテオールシステムでオーバーブースト状態のバッカス3世と2機のストライクビートル、
怪獣用グライダーで大空をサーフィンしているWoO/アイ吉によって次々と撃墜されていく…。

権田「やりますね?流石は銀河系最強のポンコツ宇宙船って呼ばれるだけある…。」
ジョウ「ハッキリ言わないでくれ、メテオールシステムをGUYSが提供してくれなかったら、俺のフネも文字通りの
ポンコツになっちまう所だ…。」
リュウ「うちの若い連中は、文字通り色々な惑星で死線を潜り抜けているからな…。」
ダン「ま、ケンには負けるかもしれないけどね?」
ビリ「一言多いっすよ、先輩…。」
ヒメ「ゴチャゴチャ言わないで、シルバーシャークGXで鳥と円盤生物を落とす事に集中しなさい!」
ダン&ビリ「ラジャー…!」
ヒメにどやされて、ダンとビリの2人が真剣な顔付きに戻る。

346:名無しより愛をこめて
07/11/18 20:44:57 I2QD1wcd0
それを待っていたかのように、デカウイングロボでハワイに向かっているスターウルフ・ケンこと
新星拳から通信が飛び込んできた。

ケン『こちらはケンだ!TAC南太平洋国際本部からフェニックスネストの砲台を改造した
シルバーシャークライフルを受け取って間もなく到着する…。アメリカ海軍とUMA、グレートと
シラリーとコダラーが案の定苦戦している…。』
ジョウ「ケンか?今、エターナルヒーローズが援軍に向かっている。俺達がマイナス宇宙で発破をかけたら、
お前達で下からゴーデスを押し出してくれ…。」
天田「ケン、エターナルヒーローズに星雲仮面マシンマンがいるのは知っているな?」
ケン『ああ…。天田キャプテン、もしかして…?!』
ブラッドレー博士「カタルシス・ウェーブをデカウイングキャノンで増幅して、ゴーデスに打ち込むと言うのかね?」
ジョウ「それにケン、お前さんの教え子に似たような力を持ったファルファ星人の女の子がいたな?
それにグレートとシラリーとコダラー、エターナルヒーローズが力を合わせれば…。」
ケン『ゴーデスを永久追放出来るって訳か…、乗ったぜ!』
エース『スターウルフ・ケン、グレートの事を宜しく頼む…。』
ウルトラマンAも宇宙の一点を見つめながら言う。

347:名無しより愛をこめて
07/11/18 20:46:51 I2QD1wcd0
SJK『ウルトラマンA…。貴様は本当に幸せだな…。』
エース『どう言う事だ、ヤプール…。』
スーパージャンボキングの中のヤプールが、突然テレパシーでウルトラマンAに話し掛けて来た。
ふと、改造巨大ヤプールの事を思い出したのだ。

SJK『我等ヤプール超獣軍団の醜態に比べたら、貴様達は弱々しいかもしれないが固い絆で
結ばれている…。』
マザロン人『そんな事はない…。』
ギロン人『我等はヤプール様にお供いたします…。』
コオクス『あいつ、僕とユニタングのお姉ちゃんを操って、折角の計画を台無しにしちゃったんだ。
許せないよ…。』
ユニタング『同感よ、ここであの木偶の坊にデカい面されたら、先にあの世に行ったスサンダーに
申し訳が経たないわ…。』
スサンダー『俺の魂はまだ地球と月を彷徨っているぞ?本当だったらケンの代わりにハルカンの
大馬鹿野郎を連れて行きたい所だがな…』

その時、ヒーロー達やウオノメ・マナコに倒されたヤプール超獣軍団の面子が亡霊となって、
エースとスーパージャンボキング、マイティ号とバッカス3世の前に現れた。
彼らは皆、ヒーロー達やウオノメ・マナコに決死の覚悟で挑んだヤプール軍団の文字通りの
「戦士」達であった。 


348:名無しより愛をこめて
07/11/18 20:49:07 I2QD1wcd0
SJK『貴様達…。』
マザロン人『我等の怨念とヤプール様の力があれば、ゴーデスとその春屬どもは3次元世界から
永久に消滅するでしょう…。』
ギロン人『ウルトラマンA…。ブラックホールに飲み込まれるのはゴーデスのみ…。』
スサンダー『貴様達は決して、ヤプール殿のブラックホールに吸い込まれる事は無い…。』
リージャ『貴方達は私と兄さんの魂に掛けて、必ず守って見せる…。』
ケン『リージャ?』
ヒメ「リージャ、さん?」
更に思いがけない事に、昔のヴァルナ軍団対スペースコマンドの戦いの中で散って行った
スサンダーの妹…リージャまでもが亡霊として現れたのであった。
が、再び姿を現したリージャは亡霊と言うよりは、この世界を守護する精霊のようにも見えたのであった…。

そうこう行っている内に、ウルトラマンAとマイティ号とバッカス3世は第1宇宙速度を超えてマイナス宇宙へ
のゲートに向かっていた。

SJK『貴様達に託したいものがある…。』
エース『託したいもの?』
すると、マイティ号とバッカス3世、ブラッドレー博士のタックファルコンとWINR日本支部のスカイハンターMX、
更にはバルカンベースや008等のコンピューターに膨大な量のデータが転送されたのであった。

ブラッドレー博士「これは…。超獣のデータベースと、遺伝子操作法?」
SJK『その通りだ…。これさえあれば改造巨大ヤプールや、暗黒宇宙大皇帝の邪将となったヤプールと
互角に戦えるだろうし、オルフェノクやブキミ星人を地球環境に適合させられるだろう?』
ブラッドレー博士は驚いていた。あのヤプールがここまでするのか?と…。 

349:名無しより愛をこめて
07/11/18 20:51:42 I2QD1wcd0
奈美「キャプテン、陽電子ミサイル準備完了です!」
天田「よし、陽電子ミサイルをゲートにブチ込め!」
超七「SMJ!陽電子ミサイル、発射!!」
渾身の思いを込めて超七がトリガーを引く。
すると、ミサイル発射管から先日の戦いで鉄の爪ことアイアンクローが残した爆弾を改造した
陽電子ミサイルが、青く発光する空間の亀裂に吸い込まれて行った…。

そして、空間がガラスのように割れて、毒々しい赤に染められたマイナス宇宙が出現したのであった…。

SJK『今だ、ウルトラマンA!私を改造ベムスターごとマイナス宇宙に投げ込め!そして貴様の必殺技、
スペースQでブラックホールとハイトロンエネルギーを解放しろ!!」
エース『テェェェッ!』
ウルトラマンAが渾身の力で、エースバリアに包まれたスーパージャンボキングと改造ベムスターを
マイナス宇宙に投げ込む。そしてすかさず、スペースQを打ち込むウルトラマンA…。

SJK『ウルトラマンA、貴様に会えて嬉しかったぞ…。さらばだ!!』
その詞を残し大爆発するスーパージャンボキングと改造ベムスター。

そして遂に、ゴーデスとその春屬を破滅に導く扉が開かれたのであった…。

○マイティ号、バッカス3世→陽電子ミサイルでマイナス宇宙へのゲートを開く。
○ウルトラマンA/北斗星司&南夕子→
スーパージャンボキングと改造ベムスターをマイナス宇宙に葬り去る。
●ヤプール/スーパージャンボキング、改造ベムスター→
ウルトラマンAのスペースQで倒される。同時にマイナス宇宙に巨大ブラックホール発生。
更にヒーロー側に自らの遺伝子技術と超獣のデータの提供。
●ギロン人、マザロン人、ユニタング、コオクス、スサンダー/改造オニデビル→
亡霊となってゴーデス&ゴーデス怪獣を引き寄せるのを手伝う。
○リージャ→ヒーロー側の守護霊として降臨。
○新星拳/スターウルフ・ケン→TAC南太平洋国際本部から武器を受け取りエターナルヒーローズに合流へ。

350:名無しより愛をこめて
07/11/18 21:02:36 I2QD1wcd0
008編上空編メンバー
マイティジャック隊(天田一平、源田明、今井進、江村奈美、一条マリ、弾超七、天女アプラサ)
バッカス3世(キャプテン・ジョウ、リュウ、ヒメ、ダン、ビリ)
WINR日本支部(山南大輔、桐島隆司、櫻庭賢三、葛城シオン、権田一郎、神代アイ、WoO/アイ吉、元木小太郎)
TAC南太平洋国際本部派遣軍(ブラッドレー博士、TAC&MAC混成部隊)
TAC極東支部(ウルトラマンA/北斗星司&南夕子)

ゴーデス追放亡霊集団
(ヤプール/スーパージャンボキング、ギロン人、マザロン人、ユニタング、コオクス、
スサンダー/改造オニデビル、リージャ)

彼らは一端フリーにいたします。

351:あぼーん
あぼーん
あぼーん

352:あぼーん
あぼーん
あぼーん

353:あぼーん
あぼーん
あぼーん

354:名無しより愛をこめて
07/11/19 23:06:43 Xxs+jbE70
ハラッパ国。
湾岸に展開し、防戦するハラッパ国軍。
ゴーデス細胞に襲来されなかったハラッパ国は、
今、ゴーデス細胞にとり憑かられたレイジャの群れに上陸されようとしていた。
「ウムム、ゴーデス細胞に襲われなかったが、まさかゴーデス細胞
にとり憑かられたレイジャが来るとは」
「東地区防衛ライン壊滅、レイジャの群れが!」
「西地区、援軍を求めています!」
対ゴーデス戦に駐留していた軍の全てが出撃していたハラッパ国に
島全体から上陸しようとする数百、数千ともいわれる数のレイジャ
を押さえる力はなかった。
パリ、ロンドン。ニューヨーク、モスクワ、ベルリン、上海・・・・
世界各国の主要都市、留まらず名も知らないような小さな町、村
至る所にゴーデス怪獣は出現していた。
バダム大本部の奥深くにある大首領の部屋。
漆黒の闇の空間に各国のでの戦いの状況が浮かび上がっていた。
その中にはバンコクでゴーデス怪獣と戦うハヌマーン、ジャイアントの姿もあった。
映し出される映像の中心に立つバダム大首領。
「・・・・ゴーデス、お前も所詮は大いなる意志の手駒の一つ。
大いなる意志よ、お喜びください。
ゴーデスの出現のより混沌は更なる深みを深みを生み出しております。
今や光と闇は深淵を貫く螺旋となり、深き混沌の淵へと掘りはじめています。
仮の肉体を手に入れずとも、貴方の復活はそう遠くないでしょう。
本来なら、光と闇の戦いに干渉はしないのだが。ゴーデス。お前には、
まだ働いてもらわねばならぬ」
そう言うと、大首領は映し出される円錐状の光波バリアの「槍」に手を向け
光を放った・・・・・

●バダム大首領 ゴーデス消滅計画に干渉

355:名無しより愛をこめて
07/11/19 23:07:14 Xxs+jbE70
地球をを目の前にダイボイジャー、
だが、円盤生物との戦いで、ダイボイジャーはかなりのダメージを
受けていた。
「チーフ、ダイボイジャーの損傷が激しく、このままでは大気圏に突入できません」
「えー、地球に行けないのかよ、どうするんだよ」
さくらの報告を聞き、ターザンは不満の声をあげた。
「しかたない、かなりの時間ロスになるが、月に行き修理をしよう」
ピンク」
「はい、ムーンシティーより連絡、着艦許可がでました」
「さすがだな。よし行くぞ」
「ハイ」
ムーンシティーに進路をとるとダイボイジャーは月に向かって行った。
だが、その機体に一匹のテリナQが付着しいることに三人は気付いていなかった。
そして、このテリナQからの発信で、地球に迷い混んだ円盤生物とは別の部隊が
月に向かって出撃した。
その数、1000
ムーンシティーに新たな脅威が迫りつつあった。
○ダイボイジャー ムーンシティーへ
●1000体の円盤生物軍団 ムーンシティーへ

356:名無しより愛をこめて
07/11/19 23:08:10 Xxs+jbE70
ギアナ高地。
デスギドラとゴジラの戦った跡地にボウケンジャー達の姿があった。
青「なんなんでしょうね、この惨状は、もしかして隕石が落ちた?」
黄「なんか怪獣が暴れたみたいだね」
「ズバーン」
銀「おいおい、ギアナ高地に怪獣が住んでいるのか?そんなの初めて聞いたぞ」
黒「怪獣がいようが、隕石が落ちようが、俺達の目的はギアナの奥深くに
眠るプレシャスの回収だ。さぁ、行くぞ」
「了解」
◎ボウケンジャー、プレシャス回収に向かう。


357:名無しより愛をこめて
07/11/19 23:32:09 Xxs+jbE70
「ゲッコウ様、あれが太陽の塔ですかーーー初めて見たけど、凄い存在感ですねー。
さすが岡本太陽ですねー」
ダークシャドウのゲッコウと闇のシズカ。
そして再生されたツクモガミ軍団は
大阪万博のテーマ館のシンボルとして建造された岡本太郎の代表作の1つである
太陽の塔が聳え立つ大阪、万博記念公園に来ていた。
「岡本太郎じゃ、っーか。シズカよ。儂らは観光に来たわけじゃないぞ」
太陽の塔に見とれているシズカをダークシャドウのボス、ゲッコウは叱責した。
「分かってますよゲッコウ様。しかし、サージェス関西支部のプレシャスが
太陽の塔の地下に保管されてたなんて、お釈迦様でも気付かないですよねー」
「うむ、まさに盲点と言う物じゃ。
よいかシズカ、今回の仕事は我がダークシャドウ躍進の
一大チャンスとなるのじゃ、努々油断するでないぞ」
「ハーイつていうか、っていうか、どうして大躍進のチャンスなんですか?」
「今、世界中でゴーデス怪獣が暴れており、その防戦で各国軍隊及び地球防衛軍は
激しい戦いを繰り広げておる。そして、この戦いが終わった後にどうなると思う?」
「えーと、どうなるんですか?」
「大国程、軍事力の消耗は激しい。それは分るな?」
「ハイ」
「戦いの終結後、各国は都市復興に力と金と労力を注ぎ込まなければならない。
そうなると、当然、ゴーデスとの戦いで損失した軍事力にまで手が
回らない事になる。そうなるとじゃ、大国の軍事力に押さえ付けられていた連中が
動きだし、新たな紛争が生まれるのじゃ!」
「なるほど!そこにお手軽な力で強大な力を持つプレシャスを売りに出せば・・・」
「そういうことじゃ、シズカよ、だから、今回の仕事は絶対に成功させねばならぬのじゃ」
「任せて下さいゲッコウ様!邪魔なボウケンジャー達はギアナに行って日本には
いませんから。もう向かう所敵無しですよ。みんにな行くよ!」
「おお!」
シズカの掛声と共にツクモガミ軍団を引き連れシズカはプレシャス強奪に向かった。
●ダークシャドウ サージェス関西支部のプレシャス強奪へ

358:邪将、立つ
07/11/20 01:08:05 dGB8myfB0
>>349

スーパージャンボキングとなったヤプールが、マイナス宇宙で壮絶な最期を遂げた時と同時刻の008では…。

それはまさに、信じられない光景であった。
ヤプールの超獣同士が血で血を争う戦いを008沖で繰り広げていたからだ。
当然、現場に駆けつけた大鉄人ワンセブンと南三郎少年は、どうすれば良いのか考えあぐねていた。
キングカッパーと改造サボテンダー、どちらも008に取っては「敵」である。それ故に混乱しているのだ。

そんな時であった。
008の港湾地区の倉庫エリアの一角に、空間を割って一人の男が現れたのだ。
黒ずくめのマントに身を固めたその男の姿は、54体のアンデッドとゼイラムを利用して新しい不死
生命体を作り上げようとした大博士リー・ケフレンに似てなくもなかった…。

「ハイトロンで強化したキングカッパーと、皮膚の装甲を強化した改造サボテンダーか…?」
男はそう言うと、左の掌に黒いガス状の物を出現させた。
それを、打ち捨てられたように空中に浮かんでいるウオノメ・マナコのジスプの戦艦に向けて放った。
すると、ガス状の物体がジスプの戦艦を取り囲み、キングカッパーと改造サボテンダー目掛けて落下
したのであった。

359:名無しより愛をこめて
07/11/20 01:09:31 dGB8myfB0
三郎「何だ?」
ワンセブン『未知ノ、生命体…。』

ジスプの戦艦は水しぶきを上げながら大爆発を起こす。当然、装甲強化した改造サボテンダーも、
ハイトロン強化されたキングカッパーも一溜まりもないであろう…。

が、その予想に反してキングカッパーの方が、ジスプの戦艦の落下で絶命した改造サボテンダーを
ワンセブンに向けて投げつけてきたのだ。

三郎「ワンセブン、ミサイルと分子破壊光線砲とシルバーシャークGXを同時斉射だ!」
ワンセブン『イエス…。』
三郎少年がワンセブンに指示する。すると、ワンセブンの腕からは分子破壊光線砲が、
脚部からはシルバーシャークGXと、新たに装備された武器がミサイルと共にキングカッパーに
向けて斉射された。
グラビトンが連射可能になったとは言え、1日3発が限度であるので番場がハスラー教授から奪った
ディスクに入っていたジャイアント・デビルの設計図とTAC南太平洋国際本部から提供された技術を
参考に、大原博士らはワンセブンを強化しておいたのだ。

『流石だな、ワンセブンとやら…。』
「貴様は?」
『データ照合…。該当人物、邪将ヤプール…。』
「ヤプール?!」
三郎少年はワンセブンのラウンジのスクリーンに映った人物を見て声を上げた。
リー・ケフレンそっくりの男の正体は、暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人直属のヤプールだったのだ。 



360:名無しより愛をこめて
07/11/20 01:11:49 dGB8myfB0
三郎「何のつもりだ?」
邪将ヤプール「ここで貴様達を叩き潰したい所だが、何処ぞの馬鹿が急ぎすぎるのでな…。
誰だか知らないが、今更どう喚こうがゴーデスはマイナス宇宙に消滅するだろうに…。」
色々とブツクサを言う邪将ヤプール。

三郎「急ぎすぎる?」
邪将ヤプール「こっちの話だ、ワンセブンの戦闘データは『ガディバ』を通じて取らせてもらった…。
いずれ貴様達とは逢い塗れる事があるだろう…。私はここで失礼させてもらう。ゴーデスの監視と、
改造巨大ヤプールの馬鹿者を説得せねばならないからな…。」
そう言いながら邪将ヤプールは、空間を割って008から姿を消したのであった…。

三郎「邪将、ヤプール…。」

3人目のヤプール。
それもエンペラ星人直属の大物が動き出した事に、三郎少年は背筋を寒くしていた。

△邪将ヤプール→同化獣ガディバを伴い008に出現。ワンセブンのデータ収集後、
ゴーデスの動きを監視に向かう。同時進行で改造巨大ヤプールの説得も。
●改造サボテンダー→同化獣ガディバにインヴェードされたジスプの戦艦に押し潰される。
●キングカッパー→大鉄人ワンセブンに倒される

邪将ヤプールは フリーに致します

361:あぼーん
あぼーん
あぼーん

362:名無しより愛をこめて
07/11/21 22:39:47 nqd+M4hC0
バダム大首領の放った光により錐状の光波バリアの「槍」は砕け散り
その粒子はゴーデスを引き込むためのゲートを覆い尽くしてしまった

363:あぼーん
あぼーん
あぼーん

364:あぼーん
あぼーん
あぼーん

365:あぼーん
あぼーん
あぼーん

366:オペレーション・マサカド
07/11/23 08:21:15 N8/ta/Ff0
>>360

大原博士「邪将ヤプールを目撃したのかね?」
三郎『はい、奴が「ガディバ」と呼んでいたガス状生命体でワンセブンを調べていたみたいです…。』
ゼネラル藤井「APPLEの情報部でも、各地に奴らしき人物の目撃が多く報告されているみたいだ…。
初代ヤプールが我々に提供したデータに、GUYSの記録にもある『メビウスキラー』の戦闘データを採取
するのに、そのガディバとか言う宇宙怪獣を使っていたようだな…。」
ジャンヌ「邪将ヤプールが『急ぎすぎる』って本当に言っていたんですか?」
宝忍ジャンヌの言葉に頷く三郎少年。彼女はブルックリンや梅津ダン少年、早瀬3兄弟らとともに
APPLEの地下司令部に戻っていたのだ。地上の警備はブルースワットと大鉄人ワンセブン、
他のガンヘッド達に任せていたのであった。

ジャンヌ「私、ヤプールがマイナス宇宙で最期を遂げた直後、マイティ号の光波バリアが弱まる兆候を
察知したんです…。」
ゼネラル藤井「天田キャプテンの暗号通信にもあったな…。光波バリアの出力が原因不明の低下現象を
起こしていると…。」
ブルックリン「何者かが得体のしれない介入をしていると言う事か?君が言っている事と、三郎君の言って
いた邪将ヤプールの言っている事を信じれば…?」
頷くジャンヌ。10人ライダー以外はバダム大首領の存在を知らないので、ジャンヌもゴーデス消滅作戦の
介入者が何者であるかは判らなかったようである。 

367:名無しより愛をこめて
07/11/23 08:24:14 N8/ta/Ff0
ゼネラル藤井「ある意味この作戦は、江戸時代と大正時代の先人達が将門公の怨霊を利用して霊的防衛を
行う事と同じだからな…。」
大原博士「アブレラ商会のブラックホール爆弾とハイトロン、我々やウオノメ・マナコに倒されたヤプール超獣
軍団の怨念…。」
色々と考える大原博士。

その時、早瀬3兄弟の長男…哲夫が声を上げた。

哲夫「大原博士、アースパワー発生衛星と同時に製作していた、例の武器を使うのはどうでしょうか?
それとアースパワー増幅装置を使って将門公の霊力を収束し、マイナス宇宙に打ち込むんです。そうすれば
ヤプール超獣軍団の霊力が増幅され、ゴーデスの奴がマイナス宇宙に消滅するのも早まるはずです…。」
大原博士「『将門砲』を使うのか?」
頷く哲夫。

将門砲と言うのは、アースパワー発生衛星のシステムを極限まで小型化した、人間用のアースパワー光線砲
の事でる。
只、小型化とは言っても発振器部分はブルースワットの使うレーザーライフル並の大掛かりな物で、別パーツの
砲身を組み合わせると長さが3メートルにも達する代物であった。その名前をどうするかで大原博士やゼネラル藤井、
果ては番場まで参加して色々と候補も上ったが、最終的にはその時同席していたナマハゲの一喝で「将門砲」に
決まったのだ。

ゼネラル藤井「どうやら、ZECTの田所君との共同作戦を実行に移す時が来たか…。最悪の場合のプランになるが…。」
哲夫「覚悟の上です、ゼネラル…。どの道東京には戻らなくてはなりませんからね…。」
ゼネラル藤井「判った…、将門砲作戦は早瀬君達に任せよう…。008と都内には我々が設置したシークレットハイウェイ
がある。それを使えばクーデター軍の包囲網を潜り抜けて都内に入れる。待ち合わせ場所は『ビストロ・サル』と言う、
ネットや雑誌にもよく出てくる彼らの馴染のレストランだ…。そこに田所君と、彼の部隊に協力してくれる仮面ライダーが
待っているはずだ…。」
哲夫「有り難うございます…。」
ゼネラルに深く頭を下げる哲夫。 

368:名無しより愛をこめて
07/11/23 08:29:56 N8/ta/Ff0
ブルックリン「それとゼネラル…。サージェス財団本部から自分に緊急呼び出しが掛かってしまいまして、
それでジャンヌさんと大阪に飛びたいんです…。」
ゼネラル藤井「ジャンヌさんと?」
ブルックリン「ええ、相手がダークシャドウなもんですんで…。サージェスの方も何名か世界忍者の応援を
寄越すって言っていましたけど…。」
ジャンヌ「知っています…。プレシャス狙いの忍者集団…。」
忍者の世界でも、ダークシャドウの悪名は思い切り轟いていたのであった。元用心棒であった闇のヤイバ
がボウケンジャーに倒された事で弱体化したと聴いていたのだが、この騒ぎで再び動きだしたのか?
とジャンヌは思ったのであった。

ブルックリン「本来だったらボウケンジャーが出るか、アメリカ支部の『レンジャース』の管轄なんですが…。
生憎どちらも出払っていて、元ネガティブシンジケート出身の俺に回っちゃったんスよ…。」
苦笑いするブルックリン。

ブルックリンが元いたと言う盗賊団「Bバンガー」も、サージェス財団からネガティブシンジケートとしてマーク
されていた違法トレジャーハンターであった。8JO島消滅事件でカイロン5の逆襲を止めた事で、
唯一の生き残りであったブルックリンは恩赦が出たのだが、その条件はガンヘッド部隊の指揮官になる事と、
ボウケンジャーやレンジャース同様プレシャスの確保とネガティブシンジケートからの護衛の任務に付く事の
2つだったのだ。その事もあってかブルックリンは、サージェスからの指令を反故に出来る立場には無かった
のだ…。

369:名無しより愛をこめて
07/11/23 08:31:00 N8/ta/Ff0
ゼネラル藤井「サージェスからでは仕方ないな…。ジャンヌさんの同行も許可しよう…。」
ブルックリン「それと大原博士、次元転送装置動いていますよね?」
大原博士「ああ…、緊急発進の為にまだ稼働中だが…。」
ブルックリン「これから『メリーアン』回しますんで、一刻を争いますから…。」
ダン「僕は?」
ブルックリン「マルキューとともにガンヘッド部隊を頼む…。お前さんなら臨時隊長を任せられる…。」
そう言ってダン少年の目線に立つブルックリン。頷くダン少年。
その横の大型スクリーンには、アースパワー発生衛星のあった場所に大昔のB-17爆撃機を改造した
ジェット輸送母艦が搬入されていた。かつてのBバンガーの根城でもあり、シンボルでもあった空中母
艦「メリーアン」である…。

ゼネラル藤井「それでは皆、頼んだぞ…。」
一斉に敬礼するブルックリン達。

そして彼らも、大いなる混乱を納めるべく出撃を開始したのであった…。

○ブルックリン、宝忍ジャンヌ、ガンヘッド507、ガンヘッド808→サージェス財団の要請で大阪へ。
○早瀬3兄弟→将門公の首塚奪還作戦と、ビストロ・サルに待機中のZECTの部隊と合流の為東京へ。
○梅津ダン、ガンヘッド809→ブルックリンに留守を任される。

ブルックリンとジャンヌの助っ人の人選は職人さんの判断にお任せ致します。
因みにビストロ・サルに来ている仮面ライダーは、某メイクアーティストと連れのょぅゞょだったりしますw

ブルックリン一行と、早瀬3兄弟はフリーにいたします。

370:あぼーん
あぼーん
あぼーん

371:名無しより愛をこめて
07/11/24 01:00:58 wZwdVXFH0
CR編の再開です。

ムーンタウンにダイボイジャーが停泊する事になり明石達は手続きを取る為、市長室にいた。
「ありがとうございます。何とか地球に戻れそうです」
明石は市長と橘秘書官に礼を言う。
「そう言ってはいられないわ。地球にはゴーデスとその配下が怪獣が暴れまわっているの」
橘秘書官が地球にゴーデスがいる事を話す。
「じゃあどうすりゃいいんだよ?」
「ターザン、落ち着いてよ」
ターザンがさくらに止められる。

地球ではゴーデスとの戦いが激化しており、ツクヨミとの決着を付けようとする澤田達にもゴーデスの魔の手が迫っていた。
一方のムーンタウンでもCRによる救助活動やデブリ回収に追われ、ブキミ星人も怪盗ウルフをAPPLEへの護送でムーンタウンへ向かうのが遅れていた。

372:名無しより愛をこめて
07/11/24 01:06:45 wZwdVXFH0
一方、大型船用の停泊ドッグではゴーゴーボイジャーの修理が進んでいた。
「江口がいたらすぐなのに…」
「そうぼやくなって、出来るとこまでやろうぜ」
整備士の一人が地球にいる江口の事を思い出しながらぼやく。
いくら地球製のメカとは言え、パラレルエンジンを動力とするゴーゴービークルはいつも整備しているCRの宇宙船とは勝手が違った。

「って言われても…うわっ!」
突如として整備士の首筋にゴーゴーボイジャーに付着していたテリナQが整備士の首筋に喰いついた。
「おい、どうしたんだよ」
「ううう…」
「な、何するんだよ…」
テリナQに操られた整備士は仲間の整備士の首を絞める。

そこに明石達が駆けつける。
「何をしているんだ」
「ぐっ…!」
明石が整備士を止めようとするが、逆に跳ね除けられてします。
「明石さん…あの貝って」
さくらが整備士に首筋に気づくとサバイバスターを取り出す。
「ううう…」
「さくら姉ちゃん!」
整備士が今度はさくらに襲い掛かる。それを見たターザンが叫ぶ。
「そこね!」
「ぐわっ…」
さくらはサバイバスターでテリナQを打ち抜く。整備士はそのままガクリと倒れた。

「この貝に操られていたのか?」
明石は銃弾の穴の開いたテリナQを拾う。
その時、警報が鳴る。
「何があったの?」
さくらが警報に驚く。

373:名無しより愛をこめて
07/11/24 01:07:45 wZwdVXFH0
一方、市長室に連絡が入り橘秘書官が受話器を取る。
『管制室です』
「あの警報は何?」
『それが月に数え切れない程の怪獣の反応が近づいています』
管制室からの連絡は月へ迫る円盤生物の大群をキャッチした事であった。
「地球ではゴーデスが暴れまわっているのに…一体どうすればいいの?」
橘秘書官は受話器を置きながら絶句する。
今の月では円盤生物に対抗できる戦力が無かった。

ムーンタウンにいるメンバー…ムーンタウン市長、橘明子、ハヤテ隊長、キシナガ副隊長、
エンジェル275(江波香織)、ボウケンレッド/明石暁、ボウケンピンク/西堀さくら、ターザン

ムーンタウンは一旦フリーとします。

374:ブキミ艦隊出撃!
07/11/24 01:39:23 S6xj5z2/0
>>369

グザレ指令「大原博士、それにゼネラル藤井殿…。」
大原博士「グザレ指令…。地球環境適合処置が完了したのですか?」
グザレ指令「ええ。まさかあの初代ヤプールが我々に、最先端のバイオテクノロジーを
提供するとは思いませんでしたな…。」
ゼネラル藤井「恐らく我々との戦いで、我々の『闇』だけでなく『光』も見いだしたんでしょうな…。
それと、怪盗ウルフの引き渡しの件、感謝いたします。お蔭で奴からランカー商会の事や、
Mr.怪人ランカーがデーモン・アボロスと結託している事まで判りましたからな…。」
頭を深く下げるゼネラル。

ゼネラル藤井「早速で済みませんがグザレ指令…、ムーンタウンから緊急通信が飛び込んで来まして…。
円盤生物の大群が1000体、月に迫っていると言う連絡を受けたのです…。」
グザレ指令「とうとう動きだしましたな、邪将ヤプール同様…。伝説の暗黒宇宙大皇帝、エンペラ星人が…。」
大原博士「御存じだったのですか、グザレ指令も?」
グザレ指令「うむ、ウォフ・マナフの情報部門も加盟星系に『インペライザー』の侵入をキャッチしたとの報告を
受けている…。エンペラ星人が両面作戦を行う…、本当の事だったみたいだな…。」
ゼネラル藤井「両面作戦?M78星雲と我々の銀河系に対する…。」
言葉を詰まらせるゼネラル。M78星雲の方は、宇宙警察の黒い特凶…ブラックシープがブラックホール爆弾を
使ってのウルトラの星消滅作戦が現在進行中なのだ。

375:名無しより愛をこめて
07/11/24 01:41:20 S6xj5z2/0
そして、黒い特凶の一員であるエージェント・アブレラの弟子のデーモン・アボロスが、
バイオハンター・シルバとバルジオンの量産化に成功した事と、バルジオンの反バイオ
粒子兵器でゴーデス怪獣が跡形もなく消し飛んだと言う情報もあった。それを聴いた
各国の軍隊…それも反大国思考の強い国々が、シルバとバルジオンを配備したいと
ランカー商会に問い合わせているとも言う…。アブレラ並かそれ以上に自己顕示欲の
強いアボロスの事である、下手をすれば宣伝のために反バイオ粒子爆弾を打ち込む
可能性もあったのだ…。

ゼネラル藤井「そして、奴の師匠のアブレラの方だが…。宇宙連合条約で、兵器への
使用が禁止されているサイモナイトに手を付けたらしい…。」
グザレ指令「サイモナイト?白十字星で産出される、宇宙放射線病の治療に使われる
薬用エネルギー鉱石ですな…。」
大原博士「グザレ指令は御存じでしょうが…。スペースコマンドのアーカイブに、かつて
ドラゴン星で独裁者として権勢を振るっていたバスカル将軍が、サイモナイトを民族浄化
兵器に利用しようとした…。」
ゼネラル藤井「そのバスカル将軍は、スターウルフ・ケンとバッカス3世のクルーによって
倒され、ドラゴン星と白十字星は友邦になった…。そして、宇宙警察と銀河警察等の合同
チームが調査した結果、サイモナイト兵器は調整次第で如何なる生命体も抹殺できる
民族浄化兵器である事が判ったのだ…。」
グザレ指令「そして、我がウォフ・マナフもサイモナイト兵器の製造と所持を禁じているし、
CREW-GUYSでも違法メテオールとして使用が禁じられている…。まさかアブレラは?」
大原博士「これを見てください…。」

直後、スクリーンに映し出される3つの惑星の姿。2つの惑星は釣り鐘のような物体の
発する光線で地表が全て焼き尽くされ、生命誕生直後の姿になっていた。もう一つの
惑星は白十字星で、宇宙警察の最新装備である「デカマッスルギア」に身を固めた
白十字星のデカレンジャー達が、楽しそうな声を上げながら白十字星の住民を皆殺しにし、
自分たちも諍いの内に同士討ちとなって果てると言う、見るもおぞましいものであった…。


376:名無しより愛をこめて
07/11/24 01:44:04 S6xj5z2/0
グザレ指令「『ギガエンドラ』ですな…。」
大原博士「『宇宙正義』が不適格と判断した惑星の生命を絶滅させ、生命誕生から
リセットするための兵器…。いえ、最早兵器の枠を逸脱した神のエゴの賜物です…。
アブレラが『バスターマシン666号』と名付けたブラックホール爆弾もまた、
ギガエンドラ同様の神のエゴの化け物です…。」
ゼネラル藤井「どうやらアブレラは、ササール星とドラゴン星にギガエンドラを使った
ようだな…。ササール星の場合は、ブラックホール爆弾の機密を漏らした件だろう…。
ドラゴン星の場合は、白十字星への介入を阻止するため…。
しかし何故、白十字星にはギガエンドラを使わなかったのだ?」
大原博士「恐らく、サイモナイトの事があったからでしょう…。白十字星にギガエンドラを
使った場合、資源体系までリセットしてしまってサイモナイトを失う事が考えられたかも
しれません…。」
恐ろしい推論を述べる大原博士。

これを飛躍させると、エージェント・アブレラとデーモン・アボロスの師弟対決は、
商売敵同士の戦争でもあり、互いの技術を究めた民族浄化兵器販売戦争でもあり、
「大いなる意思」と「宇宙正義」の宇宙規模のエゴの代理戦争でもあったのだ…。

グザレ指令「しかし我々も指をくわえて見ているわけには行きませんし、貴方がたもそう
でしょう…。円盤生物の件、我々ブキミ星人の意地に掛けてお任せ願いませんか?」
ゼネラル藤井「判りました…。しかし艦隊の方は?」
グザレ指令「海に隠しておいたのですよ…。それと、光学迷彩とステルスバリアも併用して…。」

直後、スクリーンに映し出されるブキミ星人の円盤部隊。その数は円盤生物軍団同様1000機にも
及んでいた。
中でも目を引いたのが、地球のエイを思わせる姿を持った全長500メートルにも達する宇宙戦艦で
あった。グザレ指令が艦長を務めるブキミ艦隊旗艦「ブキミブラッカー」である。

377:名無しより愛をこめて
07/11/24 01:45:44 S6xj5z2/0
グザレ指令「地球環境適合処置の件、感謝いたしますぞ!」
大原博士「御武運を、グザレ指令…。」
すると、グザレ指令の姿はAPPLEの地下司令部から消えたのであった。
そのグザレ指令のテレポート先は、ブキミブラッカーのブリッジの中であった。

グザレ指令「Qガ大佐、Zルス大尉…。月へのワープ準備は完了しているか?」
Qガ大佐「全部隊、ワープ準備完了致してます!」
Zルス大尉「各員に円盤生物軍団の背後から攻撃するよう、指示は通達しております!」
グザレ指令「よろしい…。全部隊、円盤生物軍団の背後にワープせよ!!」
全部隊に檄を飛ばすグザレ指令。

そして、ブキミブラッカーを旗艦とするブキミ艦隊が全機、ムーンタウン上空にワープしたので
あった…。その目の前には、暗黒宇宙大皇帝の命を受けた1000体の円盤生物軍団が見え
ていた…。

グザレ指令「全機、攻撃開始!円盤生物軍団からムーンタウンを死守せよ!!
ブキミ星人の意地に掛けて、円盤生物軍団の主である暗黒宇宙大皇帝に我等の強い意思を示せ!
地球を…、そして全宇宙を『大いなる意思』と『宇宙正義』のエゴの生贄にしてはならない!!」
超時空ネットワーク通信波を含めた全周波数通信で、グザレ指令が力強く吠える。

そのメッセージは地球を含めた全宇宙に、陣営を問わず伝わったのであった…。
サー・カウラーの超時空ネットワーク通信を逆用して、仮面ライダーギャレンが人々に伝えたように…。

378:名無しより愛をこめて
07/11/24 01:46:29 S6xj5z2/0
○大原博士、ゼネラル藤井→怪盗ウルフからランカー商会とデーモン・アボロスの計画の情報を入手。
○グザレ指令、Qガ大佐、Zルス大尉他ブキミ星人一同→ムーンタウン救出のため艦隊の全面投入へ。
●ランカー商会、デーモン・アボロス→
バイオハンター・シルバとバルジオンを大量受注する。
更なる宣伝としてゴーデスへの反バイオ粒子爆弾の使用可能性あり。
△黒い特凶(キリエル人、ハルカン、アブレラ、デモスト)→
ギガエンドラでササール星とドラゴン星の生命進化をリセット。
白十字署のデカレンジャーを暴走させ白十字星人を絶滅させる。
同時に白十字星のサイモナイトを入手。
現在、サイモナイト兵器を製造中(ウルトラの星消滅作戦と平行で)

ブキミ艦隊vs円盤生物軍団(1000体)

尚、ブキミ星人一同は地球環境適合処置を受けていますので、
地球環境に悪影響を及ぼすような現象は起こす事はありません。
同時にブキミ兵も脳味噌帽子を取られても死ぬ事はありませんですw
ブキミ艦隊はフリーにいたします。
後、反バイオ粒子爆弾の件とサイモナイト兵器の件もフリーにいたします。

379:名無しより愛をこめて
07/11/24 21:50:32 2kxKQKOU0
あっちこっちに首を突っ込む0088が少しうざくなってきた

380:名無しより愛をこめて
07/11/24 23:06:05 5ljTy0SqO
そんなこと言わずに最後まで見守ろうぜ。

381:あぼーん
あぼーん
あぼーん

382:国防省大決戦!7 兄を超える時
07/11/25 00:02:08 ZJIWaTQ30
「「「「「フハハハ!どれが本物かわかるまい!」」」」」
サイバーナイト・ラジメウスの、水たまりを用いた分身攻撃。ジャスティライザーを散々悩ませた能力だ。だが
「(バイケンの時と同じ…心の目で見るんだ!)たあっ!」
迷わず一番奥のラジメウスに突撃し拳をくり出すガイファード。その攻撃を喰らってラジメウスが吹き飛ぶと共に分身が全て消え去った。
「な、何故…」
「前に似たような奴と戦ったことがあるからな!王気・地雷震!」
"地"の気を纏ったかかと落としを叩き込まれて爆散するラジメウス。
「ペネトレート・サンダー!」「ナイト、スクラッチ!」「…!」
その横ではモルギレスがヴィジュエルの、ライノスレイブがトラゴスとデビルマンの攻撃を受けて倒れる。
「よっし、これでサイバーナイトはあらかた倒し…うおっ!」
喜ぶ堀口の鼻先を、飛んできた大剣がかすめ、思わずその場に倒れる。
「ドクター、大丈夫!?」「誰だっ!」
堀口のもとに九条姉弟が駆け寄る。そしてガイファードの誰何の声に、剣の持ち主が、手元に戻ってきた剣と共に現れた。
「カイザーハデス親衛隊デストコマンドが隊長、ゼネラルバッカス!貴様は?」
「ガイファード!バッカス…お前の相手は俺だ!」
バッカスの前に立ちはだかるガイファード。
「おいおい、一人で大丈夫か?」
それを心配してサファイアが声を掛けるが、
「大丈夫だ。それよりも雑魚を片づけてくれ。まだまだ残ってる」
「…わかった」
「よし、気をつけろよ!」
帰ってきた声にサファイアとデビルマンが返事を返す。新潟で出会って以来、奇妙な絆が出来ているようだ。
「「行くぞ!」」

383:名無しより愛をこめて
07/11/25 00:02:42 ZJIWaTQ30
各グランビークルの援護を受け、艦砲と冷凍光線とドリルを駆使して迎撃戦艦轟天がハデス艦隊を砕いてゆく。
スペクトルマンのスペクトルビッグバックルがバグリアン、デッドラーを直撃する。
重力砲すらリフレクターで吸収、反射し、更に巨大ロボらしからぬ軽快な動きでレオガイアス相手にアドバンテージをとるダイロギアン。
アーマーガンナーの砲撃に、こちらもユウヒが備え付けられた火器を一斉に撃つ。
残りの量産型メガリオン全機と懸命に、しかし余裕があるかのように切り結ぶシャークリーガー。
ハデスの相手をするのは、その前に躍り出たガルーダ。ハデスのエネルギー弾の連射の前に苦戦するが
「セイザーギア!」
グランセイザー各員の個人武器を頭部に装着し、その力を拡張する機能、セイザーギア。
ガルーダはタリアスの武器ファルコンボウを兜飾りのように装着した。
「バーニング・ファルコン!」
セイザーギアによって使用が可能になるタリアス必殺技バーニングファルコン。一羽の火の鳥がハデスに向かって飛んでゆく。
「まだまだぁ!」
ハデスはそれを受けてもまだ倒れず、なおも光弾を連射する。それを喰らって今度はガルーダが傷を負った。
一方、ニンライザーはゾラを相手に、以前と同様素早い動きで相手を翻弄している。
「おのれ、ライザーカゲリ!」
ゾラは相手を捉えらず、ただニンライザーに振り回されるばかりとなっていた。さらに
「神宮司長官!」「何…っ」
ニンライザーがゾラを誘導したのは、上空でハデス艦隊を屠っていた轟天の艦首がちょうど下を向いた、まさにその延長線上。
「よし、冷戦砲発射!」
神宮司の命令に応え、轟天の冷戦砲が発射され、ゾラの身体を動けなくしてゆく。
そこに、ニンライザーと入れ替わる形でユウヒが突入してくる。
「ここまでだ!砕け!」
ユウヒの全体重をかけた拳が氷像と化したゾラを砕き、辺りにはゾラであった氷が舞った。
また、ユウヒと入れ替わったニンライザーも、ユウヒと対峙していたアーマーガンナーと相対し、肩のファンから放った風で竜巻を発生、
「タイフーン・スライサー!」
すぐ近くにいた量産型メガリオンの一体とまとめて、腕の刃をひらめかせ切り捨てた。

384:名無しより愛をこめて
07/11/25 00:03:31 ZJIWaTQ30
国防省内、コンピューター室。ここにいた、及び守っていたと思われる職員達があたりに転がされている。
「ホホホ…奴等も隙をつけば他愛もないものねぇ…」
その中でただ一人コンピューターに向かい内部の情報を読みとっている者がいる。
ハデスらの巨大化の下りで、ひそかに姿を眩ませたコマンダーアドロクスその人だ。
アドロクスは今でこそハデスの下にいるが、元々はクロガネの部下。
追いつめられたハデスを早々に見限り、今後ウオノメ・マナコの役に立つであろう情報をここから収集することに決めたのだ。
元々レジェンダー達にも国防省内部の攪乱を指示していた辺り、ひょっとしたら最初からハデスを囮にして、これを目的にしていたのかもしれない。
「さてと、コスモカプセルとやらの情報も入ってるかしらねぇ…」

「こいつ、さっきから全然動かないぞ?」
ガーディアスと対峙したサファイアが問いかける。
現在ガーディアスは、本来の身体であるデッドラーに精神を移しており、その身体は完全に抜け殻であった。
「そいつは今、あっち(デッドラー)の方に移ってるわ。それはもう動かない」
そのことを以前の戦いで知った麗香が指摘。それにより安心したサファイアはソニックウエーブを放ち、ガーディアスの身体を砕いた。
一方。
「はっ!」
バッカスが剣から放つ光弾が起こす爆発の中を抜け、縦拳を連続して放つガイファード。だがバッカスの大剣に防がれてしまう。
王気七星破の一つ、"火"の烈火撃を放てる体勢であったのにただの縦拳であったのは、気の使いすぎを無意識の内に心配したからだろうか。
そう、気の使いすぎ。
以前ガイファードは、瀕死の重傷を受けた麗を助けるためにその気力の殆どを使い、その後のガイアソルジャー・ヴァルカノンとの戦いで
充分力を発揮できずリタイア、助けに来た兄デスファードに戦いを任せてしまう形になったことがある。
その経験が、無意識のうちにガイファードにブレーキをかけてしまっているのかもしれない。
巨大な武器をブーメランのようにして戦うゼネラルバッカスの戦法がヴァルカノンと同じというのも、経験を思い起こすきっかけになっているのだろう。
「その程度かガイファード!」
力ずくで剣を振るい、ガイファードを押し返すと光弾を放ち、ガイファードが爆発の中に姿を消す。

385:名無しより愛をこめて
07/11/25 00:04:04 lBScDwJf0
「剛!」「剛!」「剛さん!」
堀口と麗、優が心配して声を掛け、ザコールと戦っているサファイア達もその声にハッとする。
しかし、次の瞬間爆煙の中から現れたガイファードを見て安堵した。
「ゼネラルバッカス!まだ終わってないぞ!」
「ほう、少しはやるようだな。そうでなければ戦い甲斐が無い!」
再び剣から光弾を連射し、ガイファードを倒さんとするバッカス。それによって起こる爆発の中を駆け抜けてゆくガイファード。
(メタルマスターより連射の体勢に隙がない!…チャンスは、剣を投げつけてくる時…)
後ろや真横、前と四方八方で起こる爆発から間一髪で身をかわしつつ、戦術を纏める。そして、ついに狙う好機が到来した。
「喰らえ!」
剣を投げつけてくるバッカス。それを察知したガイファードは、飛んでくる剣目がけて跳躍した!
「何っ!」
放物線軌道通りバッカスより前で落ちるガイファードだが、その足の下には飛んできているバッカスの剣が。その剣を足場にしてもう一度跳躍する。
「王気・爆雷破!」「ぐっ!」
バッカスの頭に気を纏った跳び蹴りが炸裂する。そこから間髪入れずバッカスに接近しローキック、格闘戦に持ち込み一方的に痛めつける。
「が…はっ」
フラフラになってヒザを着いた所へ、ガイファード必殺の拳が叩き込まれる!
「これで最後だ!王気・極星拳!!」
「…か、カイザーハデス、万歳!」
胸に風穴を空けられた後、爆散。爆煙が晴れると、中からはガイファードのみが現れた。
「剛さん!」「剛、やったわね!」
勝利を掴んだガイファードに駆け寄ってくる九条姉弟。もうすでにザコールは殆ど掃討され、地上は完全に国防省側が制していた。
「ああ、後は…あっちだけだ」

386:国防省大決戦!7 とりあえずここまで
07/11/25 00:04:52 ZJIWaTQ30
●サイバーナイトラジメウス→ガイファードに倒される
●サイバーナイトモルギレス→セイザーヴィジュエルに倒される
●サイバーナイトライノスレイブ→セイザートラゴス、デビルマンに倒される。これにてサイバーナイト全滅!
●サイバービーストアーマーガンナー→ニンライザーに倒される
●ドクターゾラ→ユウヒに倒される
●ゼネラルバッカス→ガイファードに倒される
ガイファード、ボイスラッガーサファイア、デビルマン、堀口一郎、九条麗、九条優、本宮麗香、セイザーヴィジュエル、セイザートラゴス、御園木篤史、"月光"部隊
VS残りのザコール
超星神ガルーダ(セイザータリアス)、ダイロギアン(ロギア)、スペクトルマン、超星神ガントラス、幻星神ケンライザー(ライザーグレン)、幻星神ニンライザー(ライザーカゲリ)、
流星神グレートライオ(ライオセイザー&レミー・フリーデ&カプセイザーG2)、流星神シャークリーガー(シャークセイザー)、五式支援機士ユウヒ(沖田宗一郎)、
フレイムトライバー×2(セイザーミトラス、セイザーリオン)、ウインドトライバー×2(セイザーヴェルソー、セイザーダイル)、アクアトライバー(セイザーギャンズ)、迎撃戦艦轟天
VS巨獣軍団(バグリアン、スカラベレス、レオガイアス、デッドラー、量産型メガリオン数体)、巨大カイザーハデス、ギルドロス、ハデス艦隊
●コマンダーアドロクス→国防省内に侵入し、情報を盗む

続きます。

387:名無しより愛をこめて
07/11/25 00:11:23 xwZuJj/jO
保守

388:国防省大決戦!8 戦え!星の戦士達
07/11/25 00:18:52 lBScDwJf0
「大丈夫ですか?」
倒れかけたガルーダに、ギルドロスを倒したケンライザーが駆け寄り支える。
「ライオカッター!でやぁ!」
一方、スカラベレスを倒したグレートライオがそのガルーダと入れ替わるようにハデスに相対する。
「貴様っ!」
ハデスの乱射する光弾が爆発する中を、ダメージを気にもせずに突っ込んでいくグレートライオ。
全力をこめて両手のライオカッターを振るった。その斬撃を受けたハデスがよろめく。
「「「「今だっ!」」」」
ハデスの見せた隙。それを好機と見て全員の声が重なり、必殺技の体勢に入る。
グレートライオの双剣が合わさり一本の槍となる。ケンライザーの双刀も一つに重ね合わせられる。そしてガルーダの爪から炎が吹き上がる。
「ファイヤーバード・クラッシュ!」「メガヒート・スラッシュ!」「ハウリング・クラッシュ!」
2+1+2。合わせて5発の炎の刃がハデスに突き刺さり大爆発を起こした!
「お、おおおおおお…!」
「見たか!」「やったわ!」「天馬、やったな!」「ピポピポピー」
勝利を確信した全員の叫び。既にハデス艦隊は轟天とグランビークルによって壊滅状態になっていた。
またバグリアンは轟天に、デッドラーはスペクトルマンに、レオガイアスはダイロギアンに、量産型メガリオン隊はシャークリーガーらに倒されていた。
…そして、その確信が油断を産んだ。突如、炎の中から放たれる光弾。それが、すぐそばにいたグレートライオを直撃する。
「うわああ!」「きゃあっ!」
「まだ…まだ倒れん…!」
炎の中から姿を現すハデス。既にボロボロではあったが、しっかりと2本の足で立っている。
「なんて奴だ…」
轟天のブリッジからその様を見た神宮司司令が呟く。だが、まだそれだけでは終わらなかった。
空から降り注ぐ緑色の粒子。ゴーデスが放ったゴーデス細胞が、どこをどう辿ってきたかはわからないが、ここにまで来たようだ。
「天馬!」「天馬さん、これって…」「…まずいぜ」
現れたゴーデス怪獣と戦った炎のトライブ達が焦りを見せる。また、ゴーデス怪獣が現れるかもしれない。
…だが、悪魔の欠片は思いも寄らない効果をもたらした。

389:名無しより愛をこめて
07/11/25 00:19:44 lBScDwJf0
「な、何だ!ぐおっ!これは…」
ゴーデス細胞が満身創痍のハデスに集まり、その中に入り込んむ。そしてそれにつれてハデスの身体が変わっていく。
「…フ、フフフ。力が…再び力がみなぎって来たぞ!」
足下はゴーデスの如く芋虫のような姿に変わり、背中からは穴の空いた巨大な翼を付け、そしてなにより前より二回りほど大きくなった姿。
変貌したその姿は「G(ゴーデス)ハデス」とでも形容されるであろうようになってしまった。
「…怯むな!奴が何度蘇ろうが、また地獄に帰してやれば済むことだ!」
一瞬呆然としていた神宮司が檄を飛ばす。それに突き動かされて、周りが動く。
「滑空砲発射!」「ハイドローム・スラッシュ!」「スペクトルフラッシュ!」「カラミティサンダー!」
声を挙げる者もそうでない者も、高威力の射撃で応戦する。しかし、ゴーデス細胞の力による驚異的な再生能力でたちどころに再生されてしまう。
「くそっ!こんなことアリかよ!」
たまらずダイルが弱音を吐く。ダイルに限らず、全員の気持ちは同じであった。
「ドクター、どうすればいいの!?このままじゃ…」
「むむむ…。そうだ!マンモスボスキートの時のように、みんなの力を一つに合わせるんだ!」
打開策を思いつき、皆に叫んで伝える堀口。
「よし!もう一度、ハウリングクラッシュ・ギガマックスだ!」
ライオが応え、ライオジャベリンを掲げる。だが、
「無理よたっくん!ダメージを受けたせいで、今のグレートライオではギガマックスに耐えられないわ!」「ピップー」
「ガルーダも…ちょっと無理みたいだ」
戦闘ダメージや累積ダメージにより、グレートライオもガルーダも、超・高威力の一撃を放てる力は残っていない。

390:国防省大決戦!8 とりあえずここまで
07/11/25 00:21:00 lBScDwJf0
「…なら、このライザーセイバーにみんなの力を!」
それを聞いて立ち上がったのはケンライザー。一つに合わせたままのライザーセイバーを高く掲げて叫ぶ。
「よし!」「おう!」「わかったわ!」「頼んだぞ!」「はあああ!」
その声を受けて、周りの者たちが自らの残りの力を振り絞って、刀にその力を託してゆく。
星の力、科学の力、気の力…。色とりどりの力を授かり、その輝きを一筋の炎にして、七色の輝きを放つ。
「何で来ようが同じだ。死ねライザーグレン!」
Gハデスがその肩らしき部分から緑色の燐光を纏った光弾を連射、ケンライザーの回りに爆発を引き起こす。
「みんなの力を!」「今、一つに!」
「行 く ぞ ぉ ぉ ! !」
仲間からの輝きをその手に受けた勇者は、既に怪物の力など恐れはしない。そしてついに、その一撃が放たれた!
「ギガヒート・マックススラッシュ!!」
振るわれた刀からほとばしる破邪の炎。それが今、異形の魂を断ち切った。
「…ぬ、ぐぐ…こ、この程度で、このカイザーハデスが…」
「これで、終わりだ!」
「…う…。ぐぐ、ぐぎゃあああああああああ!!!」
飛び散る火花。強烈な一撃による傷にはゴーデス細胞のもたらす再生も追いつかなかった。Gハデスは大爆発を起こし、その野心は永遠に断ち切られることとなった。

●ギルドロス→ケンライザーに倒される
●スカラベレス→グレートライオに倒される
●バグリアン→轟天に倒される
●デッドラー→スペクトルマンに倒される
●レオガイアス→ダイロギアンに倒される
●量産型メガリオン隊→全滅
●カイザーハデス(→ゴーデスハデス)→ケンライザーに倒される

もう少し続きます。エピローグです。

391:名無しより愛をこめて
07/11/25 00:25:02 E8KM7RCa0
>>380
自分が仕切っているつもりなのかもね。
もしかしたら、ちょっとイタイ人なのかもしれないね

392:国防省大決戦!9 新たなる戦いへ!
07/11/25 19:16:06 1bKIWEIt0
戦い終わり、晴れた空。
落ち着きを取り戻した国防省で、戦士達は互いの紹介を終え、一息ついていた。
「そうか、それで天馬、お前達は月から戻ってきたのか」
「ああ、俺達は護国聖獣を復活させに行く所で、一度こっちに寄ったんだ。今はちょっとしまってあるけど、バラゴンって奴も一緒だぜ」
「ところで…」
そこでスペクトルマン=蒲生譲二が口を開いた。
「クラウドドラゴンが外宇宙に出ているため、超星神とグランビークルは俺とロギアがウルトラマンジャスティスから預かってきた。それはここにある」
蒲生が懐から取り出したのは怪獣カプセルに似た外見のカプセルが9個。うち2つは開かれている。
このうちの一つ、元はガルーダが入っていたカプセルに、今は護国聖獣バラゴンが入っている。
空を飛べるガルーダやダイロギアンの方が速く、かといって空輸もできないため、「この方が速い」とここに収められているのである。
「ガントラスはさっき聞いた通り、その青年達によってここから贈られたのだろう。だがここにあるはずのグランビークルがここにもあるのは、何故だ?」
「それは私が説明しよう」
蒲生から話を引き継いだロギアからの疑問に、今度は神宮司が口を開いた。
「ウオフ・マナフやダルガ帝国、マンモスボスキートとの戦いの後、今後そのような脅威が再び現れても、今度は我々国防省だけでも対抗
 できるようにと、過去の戦闘データの分析や、Gフォースなどからの技術提供も受けて、より強力な新兵器を配備すべく研究を重ねた。
 今グランセイザーが乗っていたグランビークルは、Gグラスパーの"グリフォン"の改良型の模索の段階で試作されたものだ」
そのことに驚く一同。
「そういえば、何で国防省の格納庫にグランビークルがあるのかな~って思ったけど…そういうことだったのか」
辰平が素直な意見を述べた。
「…まあとりあえず、不備のフォローはここまでにして、と」
いらんことを優がつぶやいて、話を強制終了させた。話が一段落して、落ち着いた皆が思い思いに談笑を始める。
「ところで…御園木さん、ちょっと頼みたいことがあるんですが」
その中で、剛が御園木に尋ねる。
「何だ?」
「国防省に預かっておいて欲しいものがあるんです。…これを」

393:名無しより愛をこめて
07/11/25 19:16:39 1bKIWEIt0
剛がバイクに積んでいた荷物から2つの物を取り出した。古い時代の鏡に、おおよそ実用性の無さそうな奇妙な文様の入った剣。
「神獣鏡と七星剣。ガイアネット起動のための鍵のうち2つです」
「ガイアネット…戦闘の前に堀口博士から軽く話は聞いたよ。が、確かあれは…」
「ええ。大量の土砂の下に埋まっています。ですが、これにはまだ起動キー以外の使い道があるのかわからない。だから俺が持っている
 よりも、ここみたいな安全そうな場所に保管しておいて貰った方がいいのかと思って…」
「それなら、ここよりもSGS財団に保管して貰った方がいいかと思うぞ」
そこで話を聞いていた堀口博士が口を挟む。
「サージェス?ドクター、それは何だ?」
「世界中の強い力を秘めた物品を"プレシャス"と呼称して保護している団体だ。確かボウケンジャーとかいうチームが動いているとか…。
 よし!保護しに来てくれるよう通信を入れてみよう。…ところで、さっきの戦闘で『アドロクス』とか言う奴と戦ったのはいるか?」
先に聞いたレジェンダー達の会話から、気になった固有名詞を出し、声を大きくして、皆に尋ねる。
「アドロクスだって!?」
その名前を聞いて真っ先に反応したのは翔太。
「知っているのか?」
「ああ、俺達が以前戦ったダルガ帝国軍の幹部だよ。赤いオカマなんだけど…」
その説明に一同が脱力しかける。
「確か、さっきの戦闘にもいたハズだったけど…ユカ、そういえばあいつ倒したっけ?」
「え?…そういえば、途中からいなくなったような…もしかして取り逃がした!?」
その時、駆けつけてきた国防省の職員が沖田に耳打ちする。それを聞いた沖田が声を挙げた。
「どうやら、そのアドロクスらしき奴が省内に潜入、その後小型戦闘機で逃走していったらしい。省内の監視カメラに映っていたよ。
 …それと、盗られたものがある。省内のコンピューターに保存されていたデータと、クローンアケロン大星獣の細胞片だ」
「クローンアケロン大星獣!?」「残ってたの!?」
またしても驚く一同。特にクローンアケロン大星獣と戦った経験のあるグランセイザー達が一番驚いていた。
「とにかく、一度会議室に戻ろう。情報も整理したいし、送っておきたい通信もあるしな」

394:名無しより愛をこめて
07/11/25 19:18:21 1bKIWEIt0
その頃。当のコマンダーアドロクスは冥王星のウオノメ・マナコ新本拠にてインベーダーより前に、特別にクロガネに謁見していた。
本拠を移転したことを知らなかったアドロクスは、当初旧本拠に通信を送っていたが通じず困っていたのだが、
旧本拠への連続しての通信を怪しんだクロガネ配下に気付かれ、迎えに来たバジリスに連れられてこちらに辿り着いたのだった。
「クロガネ様、ご機嫌麗しゅう…」
「フン、アドロクスか…。ハデスが勝手に国防省に攻め入ったらしいな。お目付である所の、お前はその時どうした?」「そ、それは…」
本来なら、このようなハデスの軽挙を止めるのがアドロクスの果たす役割であったハズであった。が、アドロクスは国防省への個人的な
恨みもあり、一応反対はしたものの結局黙認してしまった。「勝てるはず。勝てばいい」と考えて。
「今更になっておめおめと帰ってきおって…もうお前は必要ないな」
クロガネの手がエビルブレードにかかる。
「死ね」
「クロガネ様!コスモカプセルという物をご存じですかっ!!」
クロガネが抜刀した正にその瞬間。絶叫とでもいうべきアドロクスの報告が響いた。一瞬クロガネの手が止まる。
「コスモカプセル?」
「こ、国防省内のコンピューターより手に入れた情報によりますと、何でも12個存在し、それを全て手に入れた者の願いを叶えるとか」
アドロクスが国防省にて手に入れたデータにはコスモカプセルのことも記載されていた。
ただしそのデータは、月面でデスカルの旗艦バルガレオンが沈むまでのデータしか載っておらず、現在コスモカプセルが地球やビオート星
といった宇宙に散らばっているのみならず、一部はケインらと共に未来へと移っているため、現在では揃えることができない、といった
核心的情報はもちろん、今現在の所有者達についても登録されていないことは彼等には知る由もなかった。
これは、国防省とセイザーXが直接的に接触したのがボスキート事件の時のみであるという事実と、両者の橋渡し的存在となる安藤宗二郎の
『シャークの心を無駄にしない為にも、コスモカプセルの真実は自分達のみに止めておきたい』という考えによる。
「ほう?それは…なかなか興味をそそられる情報だな」

395:名無しより愛をこめて
07/11/25 19:18:54 1bKIWEIt0
「私はそのコスモカプセルが実際に使用される所を目撃しております。あの時、僅か2個しかないにも関わらずジャスティライザー共めに
 ジャスティパワーを補充いたしました」
実際は白黒青年の力も関与しているが、アドロクスはそのことは知らない。…って知らないづくしかいな。
「それにクロガネ様、私は同時に奴等に関わる戦闘データもいくらか入手しております。後、面白いものも」
そう言って懐からクローンアケロン大星獣の細胞片が入った小瓶を取り出す。
「ほほう、すると、ハデスめを犠牲にはしたが、それに値するだけの物が手に入った。そう言いたいのだな?」
「は…。量産型メガリオンの戦闘データも回収しております故、本格的な実戦投入も可能になるかと」
クロガネの満足そうな様子を見て、アドロクスは一息つき、冷静さを取り戻した。
「アドロクス!お前には新たにそのコスモカプセルの捜索を命じる!お前が手に入れてきた情報についても後でコンピューターに登録を
 済ませておくように!」
「ははっ!」

星の戦士達が会議室に再集結したのは、ちょうど太平洋でバラノイアとの戦いの火蓋が切って落とされた頃。
部屋の回線はオンラインになっており、バルカンベースの嵐山長官の姿が映し出されてた。サファイアの生存報告を行った際に、
太平洋でのゴーデス・バラノイアとの戦闘が展開されていることを知らされ、そのままここで話し続けていたのである。
「何でだよシャーク隊長!」
発言の主は安藤拓人。太平洋戦に参加しようと息巻く戦士達に「行くのは賢明ではない」とシャークが言ったことが上記の発言につながる。
「俺が見たところ、エターナルヒーローズには既に相当数の戦力が集っている。これ以上増員しても戦力が肥大化し過ぎてかえって
 身動きがとれなくなることにもなりかねん。それに、確かに現在の太平洋は正念場とも言える決戦場かもしれないが、動いている
 奴等はそれだけではないんだ。奴等に気を取られている間に他の者達が守りの手薄な箇所に侵攻してくるかもしれん」
既に全員に、国防省およびバルカンベースが知り得た"大いなる意志"他の悪の勢力の今までの動きは伝わっている(理解できたかはともかく)。
そのことから、シャークの示した可能性はもっともであった。現に大サタンなど、現在他にも蠢動している者達はいる。

396:名無しより愛をこめて
07/11/25 19:19:32 1bKIWEIt0
「それに、グレートライオとガルーダは、他よりもダメージが深く、整備にはまだ時間がかかるぞ。それに轟天も、急ごしらえで出撃
 させたからな。もう一度、再調整をしないとダメだ」
宗二郎が言葉を引き継ぐ。それに対し天馬と拓人が同時に、「げ」と言って唸った。
『確かに、そちらの言うことも正しいな…。よし、こちらは我々にまかせておいてくれ』
「長官!俺はそっちに戻りますからね!」
シャークの言に頷いた嵐山長官に、あわてて武が念押しする。
ネバダで他のボイスラッガーらしき人物が発見されたと言う情報がバルカンベースよりもたらされて、じっとしていられないのだろう。
『では、そちらはどう動く?今後のことも考えなくてはならないし、こちらにも教えてもらいたいのだが…』
「俺達は護国聖獣復活の手助けに池田湖へ!…って言いたいんだけど、ガルーダがこれじゃなぁ」
真っ先に声を挙げたのは天馬。池田湖に先行したジャスピオンらのことが気になるようだ。
「わかった。そちらへは俺が行こう。ロギアに、蒲生、だったな。シャークベースで一緒に行けば速いはずだ。
 バラゴンもそのまま乗せられるだろう」
それに応えたのは意外にもシャークだった。
「グランセイザーの集結も必要そうね。全員…とまではいかなくとも、せめてトライブごとにまとまっておきたいけれど…」
「でも、直人と誠に連絡がつかないからなぁ」
涼子の発言に仁がボヤく。すると、それに辰平が応えた。
「じゃあせめて行方のわかってる洸と愛にだけでも合流するってのはどうだ?…って、本当は愛のことが心配なだけなんだけど」
「あ、それはいいかも。豪、あなたも一緒に行こ」
辰平の提案に蘭が賛同し、豪にも参加を促すが…
「すまない。俺は行けない」「え!?何で?」
豪の答えは意外なものだった。
「グランセイザーとはいえ、俺は仮にも警官だ。世界がこんなことになっていても、いや、そうだからこそ警察としての仕事もおろそかに
 はできないよ。…今日は非番だったんだが、俺は後でそっちに合流することになる。
 さっき同僚に連絡したらこれまでの事態で警察も大忙しだと聞いたんだ。昨日は秋葉原が一面焦土と化したりもしたし…」

397:名無しより愛をこめて
07/11/25 19:20:40 1bKIWEIt0
「そっか…。わかった、こっちの事は私達に任せて」
「そうだ、君達に超星神を返しておこう。オリジナルのグランビークルも」
蒲生が、涼子にドルクルスとストームトライバーの、蘭にガンシーサーとアーストライバーの、辰平にリヴァイアサンとアクアトライバーの
カプセルをそれぞれ渡してゆく。それを見て仁と蘭がふと思いつく。
「と、いうことは」「今はトライブの全員が揃ってなくても超星神が使えるんだ!」
一方、グランセイザー達の考えがまとまっていくその横では、
「剛、そう言えば将人さんはどうしたの?」
麗が剛に、共にクラウンの基地で行方不明になった剛の兄、デスファードこと風間将人の事を尋ねる。
「ああ、兄貴とは途中で別れたんだ。一緒にいるよりも別々に修行した方がいいだろう、ってね。…あ、ドクター」
「剛、先程サージェスに連絡したんだが、どうやらボウケンジャーはミッションでギアナ高地にまで行ってしまっているらしい」
「ぎ、ギアナ!?ほとんど地球の裏側じゃない!」
予想を遥かに超えた堀口の報告に麗が仰天する。
「じゃ、僕達がサージェスに直接持っていけばいいんじゃないの?」
「それもそうだが、俺は東京の龍脈のことが気になるから速くそっちに行きたい。老師の言葉が気になるんだ」
「あ、それじゃあSGSってとこには俺が届けるよ。それくらいの余裕はあるし、ちょっと寄り道してもそんなに時間食わないし」
「それなら俺もそこまで一緒に行こう。一人では不安だろうし、こっちの通り道でもあるからな」
剛に助け船を出したのは武と、先程グランセイザーの作戦会議に参加していた豪だった。
「よし、それなら私がSGSの牧野先生に紹介状を書こう。学会で何度か一緒になったことがあるんだ。
 ところで、ジャスティライザーの諸君はどうする?」
堀口の問いに翔太とユカが応える。
「俺達は、澪さん達を連れにいくよ。アドロクスがいたんだ、クロガネの野郎も蘇ってるに違いない。だったらシロガネが必要になる」
「行き先は、真也さんが書き置きを残してくれていたからわかってますし」

398:名無しより愛をこめて
07/11/25 19:21:14 1bKIWEIt0
各員から挙げられる、戦力強化の提案。それを聞いて、レミーもふと思う。
「ねえたっくん、私達もみんなを頼れない?未来に帰ったケイン達や連絡が取れないブレアード達はともかく、アドにだけでも…」
「ダメだレミー。別れるときに言ってたろ?あいつは今、ビオート星を変えるために頑張ってるんだ。俺達に邪魔はできないよ」

「よし、整理しよう。
 まず、国防省の防衛に残るのがユウヒ・轟天と"月光"。修理待ちの炎のトライブとライオキャリアー組もここだ。
 シャークベースで池田湖に向かうのがシャーク、ロギア、蒲生、バラゴン。途中までは、セイザーレムルズとパイシーズのいる長野へ
 行く涼子、仁、辰平、蘭も一緒だ。で、ジャスティライザーが天堂澪の下へ。
 豪と武がSGSミュージアムへ行き、東京に向かうのが剛、麗、優、堀口博士。明もここだったな」
「ええ。魔の者が跳梁しているというのが気になるので。…もし、飛鳥了が、あいつが出たという知らせがあれば、すぐ教えて下さい」
神宮司の整理に、明が応える。既に飛鳥了とデーモン族のことについては国防省・バルカンベースに伝えられた。
今後すぐに008等にも伝えられるであろうから、もし出現が確認されれば、すぐに明に連絡が行くだろう。
「みんな、頼んだぞ!」

399:国防省大決戦!(終)
07/11/25 19:23:30 1bKIWEIt0
○神宮司翼、御園木篤史、沖田宗一郎、安藤宗二郎→ユウヒ、轟天と共に国防省の防衛につく
○弓道天馬/セイザータリアス、獅堂未加/セイザーミトラス、獅堂剣/セイザーリオン、安藤拓人/ライオセイザー、レミー・フリーデ、
 カプセイザーG2→超星神ガルーダ、流星神グレートライオの修理のため国防省に待機。修理完了の後池田湖へ向かう
○シャーク(ガイ・バスター)/シャークセイザー、ロギア、蒲生譲二/スペクトルマン、護国聖獣バラゴン
→シャークベースで長野を経由して池田湖へ
○雨宮涼子/セイザーヴェルソー、秤谷仁/セイザーダイル、三上辰平/セイザーギャンズ、早乙女蘭/セイザーヴィジュエル
→シャークベースに相乗りして、レムルズ・パイシーズと合流するため長野へ
○伊達翔太/ライザーグレン、真田ユカ/ライザーカゲリ、本宮麗香→平賀真也、天堂澪の所へ
○神谷豪/セイザートラゴス、天馬武/ボイスラッガーサファイア→サージェスミュージアムへ神獣鏡と七星剣を届けに行く。
終わったら豪は自分の管轄へ、武はバルカンベースへ向かう予定
○風間剛/ガイファード、九条麗、九条優、堀口一郎(=城石丈雄)、不動明/デビルマン→東京のミズノエノリュウの下へ
○超星神ガントラス→成層圏で待機
●コマンダーアドロクス→ウオノメ・マナコ本拠にクローンアケロン大星獣の細胞片と、国防省より得た情報を届ける。
コスモカプセルの探索任務の実行へ
(情報の中身は文中言及分以外ある程度好きに決めてくれて結構です。上手く利用してください)

以上全てフリーになります。
ガントラスは自分の意志で動くので戦力が足りない所で助っ人にでも使ってやって下さい。
ついでに言うと、国防省にはグランビークルを量産した物がまだ結構残ってるんで、こっちも好きに使ってみて下さい。

400:国防省大決戦! おまけ
07/11/25 19:24:54 1bKIWEIt0
カプセイザーG2「ピポッピポッ♪」
レミー「今日の一言!
   『みんなの力を合わせて頑張ろう!』」

剛「俺達力を合わせて!」
翔太「大いなる意志の野望を阻止し!」
拓人「地球の平和を、未来を守るぞ!」
全員「エ イ  エ イ  オ ー ! 」

天馬「それがし、他作品のヒーローと一緒に地球を守るのは初めてにござる。

   武 者 震 い が す る の ォ !」

麗・未加「「戯れ言を申すなぁ!」」(バシーン!)

401:あぼーん
あぼーん
あぼーん

402:名無しより愛をこめて
07/11/26 00:49:59 8/9T+Wfy0
>>373
風雄の家で無事合流した澤田達にもゴーデスの魔の手が迫っていた。
「どれだけ数がいるんですか?」
『すまん、高倉長官の話だと世界各地に出現しており収拾がつかないそうだ』
「わかりました。何かあればムーンタウンへ戻ります」
江口がMAC東京支部の佐藤隊員からの連絡で世界各地にゴーデス怪獣が出現した事を知らされる。
「弥生さん、こうなったらシンゲツで俺達も行こうぜ」
「東、ツクヨミもいるんだぞ」
澤田はシンゲツに乗ろうとするが南條に止められる。

その時、一同の上空にもゴーデスの光が降り注いだ。
「この光は、何?」
綾がその光を見て驚く。
「あの光から何とも言えない悪意が伝わってくるわ」
「弥生さん…」
弥生がペンダントから光の中にある悪意を感じ取った。

403:名無しより愛をこめて
07/11/26 00:55:14 8/9T+Wfy0
「ねぇ、あれを見てください!」
みゆきが指を刺した方向には森の木々を踏みつぶしながら黒い影が迫っていた。
「シンゲツじゃねぇか!」
澤田その黒い影がシンゲツだという事に気づき驚く。
「東の他にも乗れる奴がいるっていうのかよ?」
「違います。シンゲツはあの光で動いています」
綾は南條に何故シンゲツが動いているのか答える。
彼女はドリームボールを使い、シンゲツがゴーデス細胞に操られている事を見抜いた。

「シンゲツ、俺の声が聞こえないのかよ!?」
澤田はシンゲツに向かい叫ぶと、何かに気づいたかのようにシンゲツは澤田の方を向いた。
そして、黒い煙が澤田を包み込む。
「東!」
「澤田さん!」
南條と弥生が驚きの声をあげる。
その黒い煙は澤田を包むとシンゲツの中へと消えていった。

○CR89師団(南條俊、江口亮、千葉創介)、望月綾、みゆき、ブーバ、シーマ、中島弥生、岩動風雄、ミカヅキ→シンゲツの襲来を受ける。
○澤田東→シンゲツの中へ。
●シンゲツ→ゴーデス細胞に操られる。

国防省編作者さんお疲れ様です。
こちらも負けじと盛り上げようと思います。


404:あぼーん
あぼーん
あぼーん

405:あぼーん
あぼーん
あぼーん

406:あぼーん
あぼーん
あぼーん

407:名無しより愛をこめて
07/11/28 23:46:57 cAosoauj0
エターナルヒーローズが結成される少し前、都内は巽防災研究所。
ギンガの森での戦いから帰ってきた巽兄妹は、ベイエリア55からこちらへと戻ってきて一時のくつろぎを満喫していた。
ただし、次男のナガレのみは、父であるモンド博士の手伝いを志願してベイエリア55に残っている。
「ふわ~ぁあ…」
「も~、ダイモン兄ちゃん、くつろぎすぎよ」
「いいんじゃないか?俺達だって少しぐらい急速は必要だぜ。な、母さん」
カラオケ対決の際にモンド博士と一緒にいた巽兄妹の母、律子もこちらに戻ってきている。
「そうね。ゆっくり休んで、英気を養うのも必要だと母さんも思うわ」
が、そんな戦士の休息は長くなかった。警報のサイレンが鳴り響き、パソコンのモニターにモンド博士とナガレ、ミントが現れる。
「ゴーゴーファイブ、出動だ!」
「父さん!何かおこったのか!?」
「話は後だ。すぐこっちに向かってくれ。そこからエリアルベースに向かう」
「エリアルベース?」
「わかった、とにかく行くぞみんな!」
「あ、母さん悪いけど後かたづけお願い!」
「はいはい、いってらっしゃい」

そのすぐ後、エリアルベース司令室。研究所を母に、ベイエリアをミントと父にまかせて救急戦隊が揃っていた。
一同の目の前には石室コマンダーと千葉参謀、それに見慣れない初老の男性がいた。
「紹介しよう。UDFのダテ博士だ」
「はじめまして救急戦隊のみなさん。UDFベースポセイドンのダテです」
男性はダテ博士。UDFベースポセイドンの所属でありながら、度々ベースタイタンを尋ねてはDASHに助力した人物である。
「初めまして。ゴーレッド・巽マトイです」
長兄であるマトイが初めに、ショウ、ダイモン、マツリが名乗る。ナガレは既に挨拶を済ませていたらしい。
「ダテ博士は我々に協力を求めてきたんだ。それは…」
「ああ、それは私から説明しますよ」
石室の言葉を引き取ってダテが言葉を続ける。

408:名無しより愛をこめて
07/11/28 23:47:37 cAosoauj0
「実は、今から二日前、私の知り合い達が連絡を絶ってしまったんです」
「映像、出してくれ」
千葉に促されて、オペレーターのアッコがコンソールを操作すると、モニターが現れ、映像が始まった。
それには、2日前にベースタイタンが異次元へと消えてゆく次第が映っていた。
「これは…」
「ベースタイタン、チームDASHの基地です。この時、彼等は次元を利用したバリアシステムの実験をしていたのだが、
 運悪くその時にゴジラが現れてしまって、その影響で異次元に消えてしまったんです。
 そこでXIGに救出のための助力をお願いしたんですが…」
「DASHがどんな異次元に消えたかわからない以上、XIGの機体では対応に不安が残る。が、少し前に君達から提供して貰った
 戦力データから、君達ならできると判断したんだ」
「つまり、ビクトリーマーズの出番ってことさ」
宇宙空間でのレスキュー用であるビクトリーマーズは高温、高圧など様々な特殊環境にも適応できる。
ナガレの言いかけたことは、言わずとも皆わかっていた。
「けど、そもそもマーズじゃあその異次元には行けないんじゃない?」
ダイモンが疑問を口にする。確かに、ビクトリーマーズには異空間に適応はできても、自ら異次元へ行く能力はない。
「その点は大丈夫だ。みんな、こっちへ」

「あ、皆さん」
エリアルベースの格納庫の一角。そこではメルカから戻ってきた高山我夢が、ビクトリーマーズと見知らぬメカの前で作業をしていた。
「我夢、これは…?」
「アドベンチャー。XIGの次元移動マシンだ」
マトイの問いには、我夢ではなく石室が応えた。
アドベンチャー。かつて我夢が異世界に一度行って戻ってきた後、その後現れたキングオブモンスからその世界を救うべく、
再びその世界へと行くために作りかけていたものを完成させてできた機械である。
その時の戦いでキングオブモンスに破壊されたが、こうして今、この世界を救う手だてを考える参考にでもなればと再び完成させたのだ。

409:名無しより愛をこめて
07/11/28 23:49:12 cAosoauj0
「次元移動マシンかぁ…」
「でも、なんかバラバラだぜ?」
感心するダイモンに、ショウがツッコミを入れる。確かに現在はバラされているようだ。
「このアドベンチャーに組み込まれている次元移動システムを、今ビクトリーマーズに組み込んでるんだ」
「な~るほど、それでマーズは次元移動が可能になるってことね」
我夢の説明にマツリが納得する。と、ここでふとマトイが辺りを見渡し、側にいた千葉に尋ねる。
「ところで…リョウマ達はどこに行ったんです?星獣達の姿も見えないけど…」
「ああ、彼等は仲間からの情報で、あけぼの町と言うところに向かったよ」

『よーしみんな、準備はいいか?』
ビクトリーマーズのコクピットにて、着装したゴーゴーファイブがベイエリアのモンド博士からの通信を受けていた。
あれから少しして、マーズは次元移動が可能となるよう、装置の組み込み&調整が完了している。
「大丈夫だ父さん!…けど、ダテ博士、本当にあなたも行くんですか?」
「もちろんだとも。君達からDASHのみんなに説明するよりも、私が直接行った方が話が早いだろう。それに、友人達のピンチに
 じっとしてはいられないしね。…何、年寄りと思って甘く見たものではないよ。これでもすぐ前にも怪獣と戦っていたんだ」
ビクトリーマーズには、本人の強い希望によりダテ博士が同行することになった。
そして、DASHが移動したと思われる次元は、ベースポセイドンにフィードバックされていたベースタイタンのデータから分析され、
かなり正確な予想がついていた。彼等の向かう先は、まさにそこ。
『じゃあ皆さん、僕は行くことはできないけど、その分まで頑張って!…ベースタイタンをこっちに戻す方法はわかりましたよね?』
通信を介して我夢がゴーゴーファイブに最終確認を行う。アドベンチャーの設計者でもある彼は、万一の事態に備えて同行は許されなかった。
もしゴーゴーファイブまで消息を絶ってしまった時に、再び次元移動システムを作り直して第2班を送り込む、そんなこともあり得るからだ。
ちなみに、次元移動システムのことについてはナガレが我夢から手ほどきを受け、完全にとはいかないまでもほとんど理解しているため、
もし行き先で何かあっても、よほどのことでない限り彼が対処できるはずだ。

410:名無しより愛をこめて
07/11/28 23:50:06 cAosoauj0
「ああ、さっきも聞いたからね。ええっと確か…」
「ベースタイタンの動力に、今マーズに積み込んである次元移動装置を直結する、だろ?」
「そうそう」『そうです』
ダイモンが思い出すよりも先にそのナガレが説明した。その言葉に同時に頷く我夢とダイモン。
『システムの整備はバッチリです』『みんな、頼んだぞ』『お気をつけて!』『ゴーゴーファイブ、出動!』
「よし、みんな行くぞ!次元移動システム、起動!」
我夢、石室、ミント、モンド博士からの通信を受けて、ゴーレッドがシステムを起動させる。
ビクトリーマーズ内に組み込まれた機構が動き始め、その周りが赤い光りに包まれていった、と思ったら、マーズの姿が序々にぼやけてゆき…
次の瞬間、エリアルベースの格納庫から、忽然と姿を消していた。

○ゴーゴーファイブ(レッド/巽マトイ、ブルー/巽ナガレ、グリーン/巽ショウ、イエロー/巽ダイモン、ピンク/巽マツリ)、ダテ博士
→チームDASHを追って、ビクトリーマーズで彼等の消えた異次元へ
○高山我夢/ウルトラマンガイアV2、石室コマンダー、千葉参謀→エリアルベースにてゴーゴーファイブらを見送る
○巽モンド、ミント→ベイエリア55で待機
○巽律子→巽防災研究所で留守番

以上は全てフリーで。
時間的には、DASHが戻ってくる時よりは前です。

411:名無しより愛をこめて
07/12/01 01:28:40 KGCuFnHC0
>>403
「ん…ここは!?」
シンゲツの内部に包み込まれた澤田は辺りを見回すが、そこは辺り一面火山の中のような場所であった。
「教えてやろう、お前達がシンゲツと呼ぶ人形の中だ」
ツクヨミが澤田の目の前に姿を現す。

「てめぇは…?」
「我が名は夜の神…ツクヨミ。月の姫と共に月の住民の命を守るお前を呼んだのも他でない」
ツクヨミは澤田に名乗る。
「月の姫、弥生さんの事かよ」
「その通りだ。姫を始末し、月を再び我が物とする」
「そんな事、させねぇよ!」
ツクヨミの野望に澤田の怒りが爆発する。
「お前には特別に客人を呼んだぞ」
「あいつ…何でだよ!?」
ツクヨミが指を刺した方向には澤田には思いもよらぬ人物がいた。

412:名無しより愛をこめて
07/12/01 01:29:23 KGCuFnHC0
その頃、外ではシンゲツを食い止める為、風雄がミカヅキで応戦していた。
「シンゲツ、やめるんだ!」
風雄の静止も聞かずシンゲツはミカヅキを殴り続ける。
最早にシンゲツは言霊の力では無くゴーデスとツクヨミの邪悪なる力で動いてた。
「あの剣は…?」
シンゲツの手元に澤田を包んだ時と同じく黒い煙が集まる。
煙はツクヨミの愛剣アマノムラクモノツルギへと姿を変えシンゲツがアマノムラクモノツルギを構える。

「このままじゃ破壊するしかないのか?」
江口がシンゲツを見て不安がる。
「ペンダントが光っている…まさか!?」
弥生が自分のペンダントが光っている事に気づく。

・ミカヅキ(石動風雄)VSシンゲツ
●ツクヨミ→澤田をシンゲツの内部に呼び寄せる。

413:あぼーん
あぼーん
あぼーん

414:小早川ゆたか
07/12/03 22:01:37 Wpw5b61q0
URLリンク(www.youtube.com)

415:名無しより愛をこめて
07/12/03 23:11:42 7mRQll5bO
保守あげ

416:名無しより愛をこめて
07/12/03 23:40:08 0xK5Kqvd0
416

417:名無しより愛をこめて
07/12/04 03:53:54 ON3xb9gt0
スレリンク(operatex板)l50

418:双恋OP(あずまんが大王)
07/12/05 21:47:39 n++h8axc0
URLリンク(www.youtube.com)

419:HAPPY TOY BOY
07/12/06 19:06:27 yVTT4uEk0
URLリンク(www.youtube.com)

420:名無しより愛をこめて
07/12/07 01:56:45 YJCBJAcz0
>>412
「冴島…生きていたのかよ!?」
「澤田君…久しぶりだな」
澤田の目の前に現れたのは昨日のムーンタウンの戦いで死んだはずの冴島であった。
その冴島の姿は周辺に白い光で包まれていた。
「この男の魂は我が力で地獄から引き連れてきた」
「って事は幽霊って事かよ」
ツクヨミは澤田に冴島の霊を引き連れた事を話す。

「君との再会の場を与えてくれたツクヨミ殿には非常に感謝しているよ」
「てめぇ…バダムの次はツクヨミかよ」
澤田の冴島に対する怒りが再び爆発する。
「そういう君はどうかね。ツクヨミの力とは言え、この私を殺したのだからな」
「そんな…」
冴島の一言にショックを受ける澤田。
「一年前の275船の事故の時、君に命を救われたが今までの事件の追及を求められ絶望する私をバダムが手を差し伸べた。
再び私は宇宙の王となるべく月面の制圧に出向いたが君や月の姫に阻まれたよ。そして、このザマだ」
「ちきしょう…俺は綾ちゃんを…南条さんを…えっぐちゃんを…創介さんを…月のみんなを…弥生さんを救ったのに…」
冴島の話は続き、澤田は立ち直れない程にまでなった。
「どうだ小僧、シンゲツを我々に委ねる気になったか?」
「ハハ…そうだよな…」
ツクヨミの要求に澤田は答えようとする。

ツクヨミと冴島は澤田を精神的に追い詰めてシンゲツを我が物にしようと企んでいた。
そして、ゴーデスという思いがけない第三者の出現によりその計画はツクヨミの予想以上となっていた。
(しかしあの男、ジュニアと瓜二つと言えどもその狂気は奴以上だ)
ツクヨミは冴島と瓜二つの貴公子ジュニアを思い出しながら冴島の狂気を感じ取っていた。

421:名無しより愛をこめて
07/12/07 01:58:00 YJCBJAcz0
「東さん!」
その時、突如として弥生の声と共に眩い光が立ち込める。
「うっ、この光は?」
ツクヨミはその光の輝きで目をそらす。
「おのれ、また月の姫か…うぉぉぉぉぉ…」
冴島はその光で完全に浄化され消えていった。

その光が消えると弥生、綾、みゆきの三人が姿を現す。
「弥生さん…」
「立って、あなたは幻惑に負ける人じゃないわ」
弥生は澤田に手を差し伸べる。
「それに綾ちゃんやみゆきさんまで」
澤田は綾とみゆきがいる事に気づく。
「ドリームボールの力でシンゲツの中へ入りました」
綾がシンゲツの中へ入った経緯を話す。
「って事はまさか!?」
「そう、私も光を導く者だったんです。このペンダントにドリームボールが入っています」
弥生は自らが光を導く者である事を澤田に話す。
弥生が生まれた時から付けていたペンダントの中に彼女のドリームボールが入っていた。

「私は弥生さん達を探す役目を持つのでまさかと思いましたが…」
「みゆきさんも!」
みゆきもドリームボールを出す。
彼女が黒い服の青年から光を導く者を探す理由が、自らもドリームボールを持っている事だと気づいた。

422:名無しより愛をこめて
07/12/07 01:59:51 YJCBJAcz0
「小娘どもが、まとめて叩き潰してやる!」
ツクヨミは手から光線を四人に向ける。
「やらせないわ!」
弥生が前に出るとペンダントが輝きだす。
他の二人のドリームボールも反応し四人を包み込む。
光線が命中した時には既に光は消え四人の姿も無かった。
「何、消えただと?」
ツクヨミはあたりを見回す。

四人は風雄のいるミカヅキの内部へと入っていた。
「澤田さん、それに他のみなさんまで」
風雄は四人を見て驚く。
「ここは…?」
「ミカヅキの中です」
みゆきに聞かれると風雄が答える。
「見てください、シンゲツが迫っています!」
綾が外の状況を映している画面を見て驚く。
「こうなったら一気に勝負を付けてやるぜ。クールズ・オン・ファイヤー!」
「あなたが言わないでよ」
澤田は89船発進の時のお決まりの台詞を叫ぶと弥生に突っ込まれる。

・ミカヅキ(石動風雄、澤田東、中島弥生、望月綾、みゆき)VSシンゲツ(ツクヨミ)
○中島弥生、みゆき→光を導く者だと分かる。

423:名無しより愛をこめて
07/12/07 17:48:41 WUfKugxl0
スレリンク(saku板:112-113番)

ようやく削除依頼されたようだな。

424:特撮キャラ総出演 第11章(前スレ)
07/12/08 17:03:37 gsqt0o460
URLリンク(p2.chbox.jp)スレリンク(sfx板)all
URLリンク(com-nika.osask.jp)スレリンク(sfx板)

何で112にあった上記のリンクまで削除されなければならんのだ?無関係じゃないのに。

425:あぼ~ん
07/12/10 00:10:18 OIdzR1cI0
あぼ~ん

426:名無しより愛をこめて
07/12/10 00:43:50 O0ViBIemO
>>424
前スレのアドが貼ってあるし、
過去ログ保管庫から行けるからじゃね?

427:名無しより愛をこめて
07/12/12 19:23:41 +7UJD8H5O
移転記念あげ

428:名無しより愛をこめて
07/12/13 17:44:25 UsPOorpY0
どこに移転したの?

429:名無しより愛をこめて
07/12/15 14:09:44 t6G1iej/0
登場人物まとめWiki
URLリンク(wikiwiki.jp)

430:名無しより愛をこめて
07/12/16 14:53:12 yiOdXaK8O
セブンX、原ハニー、風魔、ネギまはそろそろか。

431:あぼ~ん
07/12/18 16:46:14 Su1QWdb80
あぼ~ん

432:名無しより愛をこめて
07/12/18 23:08:59 UmH7yU+Q0
432

433:名無しより愛をこめて
07/12/19 00:22:23 eJGO8T5D0
スレリンク(anichara板)

434:あぼ~ん
07/12/19 16:24:11 IrvAJ9FK0
あぼ~ん

435:名無しより愛をこめて
07/12/19 23:16:30 B4JaPV9W0
435

436:名無しより愛をこめて
07/12/20 00:41:29 9MQtAbNw0
436

437:名無しより愛をこめて
07/12/20 07:57:20 s9WLjXy00
スレリンク(anichara板)

438:あぼ~ん
07/12/20 21:57:32 AaBY38230
あぼ~ん

439:あぼ~ん
07/12/21 18:19:00 fP9Pngx80
あぼ~ん

440:名無しより愛をこめて
07/12/22 16:11:33 294q3gmz0
sfx:特撮![レス削除]
スレリンク(saku板:125番)
各国の大使館一覧
URLリンク(www.geocities.jp)

441:名無しより愛をこめて
07/12/23 02:40:52 aAK9ZJM40
レイジャ達の襲撃を受ける直前、ハラッパ国国際空港に一台のウルトラHSTが停泊していた。
そのウルトラHSTから多数のロボットが降りてきた。
彼らこそハラッパ国にて建造され、ランドツール事件解決の立役者でもあるワンダータイプのロボットであった。
そして彼らは協力者である夢が丘少年探偵団、通称YSTのメンバーらも長老から召集がかけられていた。

「久々に戻ってきたバウ~」
「何言ってるだよ。世界中で何が起こっているか分かっているのか?」
その先頭にいたロボタックは呑気にしてると彼の兄であるトラボルトにどやされる。
「二人とも、よしなよ」
その二人をYSTのリーダーでロボタックの親友、雪柳カケルが止める。
彼は家族や叔父の私立探偵、杉薫と共にイギリスへ渡っていたが数日前、日本に帰国したばかりであった。

「ここはまだゴーデスの被害が出ていないな」
スピーダムが辺り一面を見回す。
「ちょちょちょっとこっちを見てくれ!」
杉が素っ頓狂な声を上げながら指を刺す。
そこには建物が次々と破壊され、その爆発の中から次々とレイジャが姿を現した。

442:名無しより愛をこめて
07/12/23 02:41:59 aAK9ZJM40
その頃、ハラッパ国内の研究施設の目の前に一人の男がいた。
彼はワンダータイプの設計者であり、ランドツール事件の黒幕の高峯博士であった。
ランドツール事件とは「シーホール」と呼ばれる現象によりハラッパ国が壊滅する事を予測した高峯博士が
ワンダータイプとランドーツールと呼ばれる超兵器を設計して起こった事件であった。

「博士ぇ!」
高峯博士の目の前に一人の青年が来る。
「坂本君か、よく来てくれたな」
「博士も無事でしたか」
その青年はかってテトラと出会いボイド人と戦った少年、坂本祐介であった。
ボイド人との戦いで破損したテトラのAIの修復の為、大学でロボット工学を専攻していた。
彼はそれが縁となりハラッパ国に留学していた。
「ガンゲリオンまで再び戦いに出した事はすまない…」
「それは僕も同じです。でもこの戦いでガンゲリオンを使うのは最後にしたいです」
高峯博士が祐介にガンゲリオンの事を話す。
祐介はロボットを戦う道具として使うのをためらっていたが、今回の戦いで再びガンゲリオンを使う事を決意し、
ハラッパ国でテストパイロットをしていた赤間にガンゲリオン・改を託した。

443:名無しより愛をこめて
07/12/23 02:43:40 aAK9ZJM40
「ならばシーホール爆弾を使うしかないのか」
「そんな、それを使ったらこの国は消え去るかもしれませんよ」
「その時は私が残る。君達はこの国を出るんだ」
「博士…」
高峯博士は奥の手であるシーホール爆弾を使う事を思いつく。
シーホール爆弾とはシーホールの原理を応用したハラッパ国独自のメテオール兵器であり、
ハラッパ国を飲み込む巨大な渦巻きが発生が発生する装置であった。

「博士、こちらの方にも怪獣が近づいています。避難してください!」
ハラッパ国軍の兵士が二人に避難を促す。
既に研究施設にもレイジャが迫っていた。
「私はいい。彼と一緒にここを離れろ!」
「博士、本当にシーホール爆弾を使うのですか?」
高峯博士はシーホール爆弾の使用を決意するが、祐介に止められる。

444:名無しより愛をこめて
07/12/23 02:48:46 aAK9ZJM40
「やはりシーホール爆弾を使う気になったのじゃな」
一同の前に長老が姿を現す。
「長老…はい」
高峯博士が長老に頷く。
「坂本君、これを忘れていないかね?」
「これは、テトラ!」
長老は祐介にトランクを渡す。
祐介がそのトランクを開けると、そこには彼の最愛の友であるロボット、テトラが入っていた。
「そして、これを日本にいる地球平和守備隊の嵐山長官に渡してくれ」
長老は祐介に一枚のディスクを差し出す。
「まさか長老…うわっ!?」
その時、目の前にあった無人のガンヘッドが動き出し祐介を乗せる。
「頼む、君のような若者を死なせるわけにはいかない」
高峯博士が祐介に頭を下げる。
「長老、博士!」
祐介の言葉も虚しくガンヘッドはロボタック達いるの空港へと向かっていった。

○ワンダータイプロボット(ロボタック、トラボルト、ミミーナ、カメロック、モグラッキー、タッカード、
 ダークロー、カバドス、スピーダム、マイトバーン)、
 夢が丘少年探偵団(雪柳カケル、梅田コータ、榊シゲル、橘ミサキ)、杉薫→ハラッパ国に到着するもレイジャ達に襲撃を受ける。
○高峯博士、ハラッパ国長老→シーホール爆弾使用に踏み切る。
○坂本祐介、テトラ→ガンヘッドに乗せられハラッパ国国際空港へ。

445:あぼ~ん
07/12/24 22:26:58 1HuFeOa20
あぼ~ん

446:名無しより愛をこめて
07/12/25 07:33:48 dX6lexeH0
スレリンク(anichara板)

447:名無しより愛をこめて
07/12/26 15:09:18 2t3wX1Z1O
このまま終わりかよ?
誰かSSを頼む。

448:名無しより愛をこめて
07/12/27 07:54:00 1jdk2Y+N0
スレリンク(anichara板)

449:名無しより愛をこめて
07/12/28 13:15:03 1eT6MfF00
まとめWiki

URLリンク(wikiwiki.jp)

450:一人の楽園・ゴーデス編
07/12/28 20:31:32 N+XDCuX00
久々にネタ投下いたします。

一方、舞台は変わりハワイ沖…。
UMAオーストラリア支部と米海軍の連合部隊は、無数のゴーデス怪獣の前に追い詰められていた…。

キム「何て数なの?!」
ロイド「ヒッチコックかよ!」
ジーン「米海軍も押されているわ…。F-14やF/A-18がゲルカドンの的になってしまっている…。」
ロイド「ついでに空母やイージス艦も、ブローズとバランガスに撃沈されまくっている…。真珠湾攻撃より
酷いって通信が喚いているぜ…。」
キム「グレートは?」
ジーン「テレパシーでゴーデスを説得しているみたい、私がゴーデスに同化されかかった時のように…。」
彼女の言う通りウルトラマングレート/ジャック・シンドーはテレパシーでゴーデスを説得していた。が、それ
が全く効果を成していない事は、グレートの脇にいるシラリーとコダラーが、地上型ゴーデス怪獣である
ブローズとバランガスの攻撃を受けている事から明白であった…。

グレート『ゴーデス、君は本当に「一人だけの世界」を望んでいると言うのか?』
ゴーデス『ウルトラマングレート…。いや、ジャック・シンドー…。かつて貴様と戦った時、私は答えられずに
貴様に破れた…。私は、一人が怖かった…。だが今は違う…、全宇宙は、私以外誰もいない世界こそが
「平和」なのだ!』
グレート『それで満足なのか?ゴーデス!』
ゴーデス『私以外にも、一人だけの世界を望む者がいたからな…。ソリチュラ星人然り、暗黒宇宙大皇帝
エンペラ星人然り…。彼らも私同様、一人だけの宇宙を望む者達だ…。そして…。』
グレート『「大いなる意思」と「宇宙正義」もか?』
ゴーデス『その通りだ…。彼らは一人で生きていけない人間やウルトラマンどもと違い、強靱な肉体と精神
の持ち主達だ…。そして私は地球を「私一人」にした後、全宇宙を「私一人」で満たす…。それこそが宇宙
の平和だ…。今すぐ抵抗を止め、貴様達も私の一部となれ…。そうすればこの混乱も収まり、地球は平和
になる…。』
自信に満ちたゴーデス。それにバダム大首領が手を貸している事もあるが、勿論ゴーデスの与り知らぬ話である…。

451:名無しより愛をこめて
07/12/28 20:32:58 N+XDCuX00
ゴーデス『だからこそ私は、貴様達に命ずる…。あの異次元人がこじ開けたマイナス宇宙へのゲートを
今すぐ閉じろ…!あの宇宙は、私が同化する価値のない「私一人」に相応しくない宇宙だ…。そんな場
所に永遠に閉じ込められるのは、貴様達に取っても私に取っても不本意な結末しか…。』

そうゴーデスが言い掛けた時、足元のキラウエア火山に二条のレーザーが直撃した。出力が異様に高
いのか、ゴーデスの足元の皮膚がローストビーフの如く焼けただれて再生不能になっていた。

『貴様一人だけの宇宙になるくらいなら、現在のドンパチだらけの宇宙の方が何億倍もマシだ…!』
全周波数通信で、若い男の怒鳴り声が響く。更に東の方向から何十発の、同じような二条のレーザー
が地上と上空のゴーデス怪獣の群れを一掃する。

キム「何これ…、何てスピード?」
ジーン「識別信号は、宇宙警察のデカウイングロボだけど…。そのスピードと戦闘機動パターンじゃデカ
スーツ着用でも身体が持たないわ…。」
ロイド「いや、こんな馬鹿げた事が『生身』で出来る奴が一人だけいるって、グラント隊長から聴いた事が
ある…。銀河系最強の宇宙傭兵と呼ばれ、惑星ヴァルナで只一人『宇宙の勇者』と謳われた、宇宙警察
の鬼教官…。」
ジーン「すると、デカウイングロボに乗っているパイロットは、宇宙外人部隊スペースコマンドの新星拳っ
て人?」
キム「そうよ!スターウルフ・ケンが来たんだわ!!」
ハマーのコックピットでキムが狂喜した。

基地防衛用のシルバーシャークG型大型砲台を改造した、即席レーザーキャノンを構えながら常人では
即死の猛スピードで突っ込んでくるデカウイングロボの操り主は、スターウルフ・ケンこと新星拳と、その
相棒のボール型ロボット…コン8のコンビであった。


452:名無しより愛をこめて
07/12/28 20:36:11 N+XDCuX00
ゴーデス『貴様…、私と同じ「闇」の者だな…。』
拳「貴様と一緒にするな…。俺は、貴様の我が侭に付き合っている程ヒマじゃ無いんでね…。」
そう言いながらスターウルフ・ケンは、再び襲い掛かるゴーデス怪獣の群れを電光石火の如く
一掃した。

ジーン「貴方がスターウルフ・ケン?私はUMAのジーン・エコーです。お一人で?」
拳「いや、騎兵隊も一緒さ…。」
ニヤけるスターウルフ・ケン。デカウイングロボの指さす方向には、スーパー轟天とマウンテン
ガリバー55号を先頭に、バラノイア残党のジャンボーを加えた新生エターナルヒーローズの姿が
あったのだ…。

番場『UMAの諸君、無事か?』
ロイド「何とか無事です!」
キム「もしかして、貴方はスーパー戦隊の…。」
番場「そう、ジャッカー電撃隊行動隊長…。そして、スーパー戦隊行動隊長番場壮吉…、
よろしく( ̄ー ̄)」
何故かその場を仕切ってしまう番場。そして引きずる形で番場が吠える。

番場『全艦に告げる!これよりエターナルヒーローズは、上空のTAC南太平洋国際本部派遣軍と
マイティジャック隊、スペースコマンドのバッカス3世とWINR日本支部を支援するための最終作戦
を決行する!!我々全員の協力があれば、必ずゴーデスをマイナス宇宙に永久追放出来る!
我々のヒーロー魂が、奴の戯れ言に屈しない事を奴に示してやれ!!これより全艦、総攻撃に移れ!!』
『了解!』
『ロジャー!』
『SMJ!』

そして地上でも、ゴーデスとの最後の決戦の火蓋が切って落とされたのであった…。


453:名無しより愛をこめて
07/12/28 20:37:08 N+XDCuX00
ハワイ到着面子のまとめ。

○ウルトラマングレート/ジャック・シンドー、UMA(ジーン・エコー、ロイド・ワイルダー、キム・シャオミン)、
シラリー、コダラー→スターウルフ・ケン&エターナルヒーローズと合流。
ウルトラマングレート/ジャック・シンドー、UMA(ジーン・エコー、ロイド・ワイルダー、キム・シャオミン)、
シラリー、コダラー、新星拳/スターウルフ・ケン、コン8、エターナルヒーローズvsゴーデス、ゴーデス怪獣軍団
(ブローズ、バランガス、ゲルカドン)

彼らはフリーにいたします。

454:MOUSE 6
07/12/29 22:30:18 Pe3GOZwn0
URLリンク(www.youtube.com)

455:名無しより愛をこめて
07/12/30 10:02:00 lYZmB68w0
地上にいるゴーデス怪獣を倒すために降り立つキングピラミッダー、レオパルドン
サンバルカンロボ、モチロン、ナマハゲ、デカベースロボ。

オーレッド「くらえスーパーレジェンドビーム!」
キングピラミッだーのスーパーレジェンドビームで地上にいる
数十匹のバランガス、ブローブを一掃した。
モチロン「すげーな、おい」
ナマハゲ「ああ、俺達も負けちゃいられねェな!」
ナマハゲ、モチロン、サンバルカンロボ達も襲い掛かかってくるバランガス、ブローブ
に向かっていった。

当「マウンテンガリバー55号、メテオール解禁!」
桂「了解!」
人型形態のマウンテンガリバー5号に変型するとスペシウム砲で
次々とゲルガドンを打ち落としていった。
薩摩「我々も遅れをとるなよ」
「了解」
マウンテンガリバーに負けてはならじと、ダブル轟天及びジャンボー隊
達も一斉に攻撃を開始した。

エターナルヒーローズ達の参戦によりゴーデスとの戦いは更に激しくなった。



456:名無しより愛をこめて
07/12/30 10:03:29 lYZmB68w0
「お前達には何を言っても無駄の用だな」
そう呟くとゴーデスは無数の触手を大地に突き刺した。

「おいゴーデスは何をする気だ」
ゴーデスを見てチャーチルは叫んだ。

アーサー「ゴーデスの奴、まさか!」
モニターでゴーデスの行動を見たアーサーは叫んだ。
その、次の瞬間、ゴーデスは体中からゴーデス細胞を吹き出しながら、さらに巨大化してはじめた。
「ゴーデスの奴、地球から直接エネルギーを吸収し始めやがった」
「っていうより地球と一体になるつもりじゃ・・」
キムの叫びにジーンが答えた。

「地面に突き刺した触手を破壊するんだ。これ以上巨大化が続いたら、いや地球と
一体化したら奴をマイナス宇宙に放りだせん!」
当の命令で、大地に突き刺した触手を攻撃するマウンテンガリバー、スーパー轟天、グランドバース、バビロス、キングピラミッダー。
だが、地球から直接エネルギーを吸収し始めたゴーデスの触手は攻撃されるそばから再生していった。
「愚か者どもめ」
ゴーデスは地面に突き刺していない触手から全方位に光線を放った。
次々と破壊される米軍機、ジャンボー、そして洋上に浮かぶ第七艦隊の艦船・・・・。


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