07/06/30 00:05:56 bLPkbqnK0
「・・・・・・つまり、あたしたちの仲間になるって事?」
冴子が聞き返す。おそらく胸の内は半信半疑だろう。
「そ。いいだろ?こう見えても結構強いよ?」
ひらひら手を振り、淡々と話すキング。
するとドラスが、立ち上がって其処まで歩み寄った。
「・・・・・・何だよ。」
キングが少しだけ引くと、鋼で構成された腕を差し出してきた。
「いいよ、仲間に入れてあげる。」
子供のように少し頭を傾けながら、言い寄って来るドラス。
「ドラス君、本当にいいの?」
「大丈夫。強いってのは嘘じゃなさそうだし、何より僕と気があいそうだもん。」
ドラスのあまりに子供らしい理由に、冴子は若干呆れ、キングは自然と口元が歪んでしまった。
「これからよろしくね、キング君。」
「こちらこそ、ドラス。」
二人は、互いの手を硬く握り合った。0..