07/11/08 16:43:41 JvvRJOlS0
>>689は「キクコの巻」でした
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「わたしはチスイコウモリ女第二号アイコ様の忠実な僕であるイクエ様の
忠実な僕エリコ様の忠実な僕オトエ様の忠実な僕カナコ様の忠実な僕。
おまえはわたしの忠実な僕に生まれ変わり世界征服のために働いてもらう」
「ひいっ…」
「お約束」というミラクルなパワーのおかげで悲鳴を上げられなかった
哀れな少女、クミコののど笛に、キクコは口臭の強い口で噛みついた。
ナノマシンと、改造細胞じゃなくて強化細胞と、エクスタシーだかなんだか
よく分からないものがクミコに注ぎ込まれ、切なく顰められた眉の下の
瞳は赤く変化し、耳は鋭く尖り、白く細い、とても美しい牙が伸び始め、
もともと白く生気の薄かった皮膚が死人のような灰色に変わった。
吸血によって情欲が再び燃えあがったキクコはまたもけだもののような
声を上げてもだえ、あろうことかマスターの命令を伝えるより前に、
哀れな僕に自己の快楽への奉仕を命令した。クミコはとてもつらそうに
キクコのズボンを脱がせ…
(中略)
「吸血人形…ええと、クミコよ、最初の命令を伝える。ヘルメスのオシャレ着を
入手し、偉大なる第一マスター、アイコ様のもとへ届けるのだ」
吸血人形クミコは困り果てていた。彼女は北海道からの修学旅行の途中、
仲間からはぐれ、道に迷っている途中だったのだった。(いつの日にか続く)