07/11/08 16:31:40 JvvRJOlS0
「わたしはチスイコウモリ女第二号アイコ様の忠実な僕であるイクエ様の
忠実な僕エリコ様の忠実な僕オトエ様の忠実な僕。おまえはわたしの忠実な僕に
生まれ変わり世界征服のために働いてもらう」
「ひいっ…」
多分そろそろ超自然的な力が働き、名乗りを黙って聞いてから悲鳴を上げようと
したジャイアン風の女、キクコののど笛にカナコはしぶしぶ噛みついた。
相手が相手だったからかカナコのエクスタシーはさほどではなかったが、
キクコは猛獣のような声を上げてよがりはじめ、見る間にそのズボンは
愛液でべとべとになった。皮膚と目と耳にお馴染みの変化が起きて、
キクコは吸血人形に変貌を遂げた。あまり関わるのがいやだった
カナコはさっさと命令を発した。
「吸血人形…ええと、誰?キクコ?…キクコよ。最初の命令を伝える。
へルメスのオシャレを入手し、偉大なる第一マスター、アイコ様のもとへ
届けるのだ」
キクコは基本的に人に命令されるのが大嫌いな女だった。悪の組織の偉大な
科学力は彼女にカナコへの忠誠心を植え付けることには成功したが、それでも
自分で命令を果たすという発想は彼女には生まれなかった。
通りを物色するとちょっと見慣れない制服の気の弱そうな女子中学生が
あたりをきょろきょろしながら歩いていた。キクコはいいカモが来たと思い、
哀れな少女を路地裏に引きずり込み、正体をむき出しにした。