07/05/24 21:17:02 vgI2S/Ma0
承・6-713
ある日の夜古学園、放課後。ブー先生は廊下を歩いていた。何か忘れているような
気がするんだよな・・・確か、何かをしなくちゃならないなーと考えながら歩いていたら、
見てはならないものを見てしまったような気がする。その後には食堂が崩壊したりいろいろ
あったからなー・・・などと思いながら。
すると向こうから女子生徒がひとりやってきた。あれは中等部のヒビノ・カコだ。
「あっ、ブー先生、さようなら」
にこやかに挨拶してくれるカコに「さようなら」と返しながらすれ違うと、彼女が振り返った。
「そういえば先生、遠足はどうなったんですかぁ?みんな楽しみにしてますよぉ」
しまったっ!!!ブー先生は心の中で叫んだ。忘れていた!!!忘れているような気がしていた
のはそれだったのだ!確か遠足の下見に行こうとか考えていたら、矢的先生がテントから這い出して
きたんだった!
だがまてよ、とさらにブー先生は思う。下見に行く費用を受け取ったような気がする・・・。
まずい!このままでは横領ではないか?!ブー先生の頭から音をたてて血の気が引いた。
内心の動揺を隠しつつ、カコには適当に返事をして、ブー先生は急いで職員室へ向かう。