仮面ライダーバトルロワイアル Part3at SFX
仮面ライダーバトルロワイアル Part3 - 暇つぶし2ch179:名無しより愛をこめて
07/03/21 23:31:03 rbTpJHe70
GJ!
正直、ここまでイイ戦いをするとは思っていなかった。
|葬式会場| λ...λ...自分も葬式に向かおう……
あと、日本じゃ二番目以下噴いたww

180: ◆TJ9qoWuqvA
07/03/22 00:42:19 QQApUFLp0
>>179
気づいてくれてありがとうございます。
風見志郎を書くなら、一度使いたかったネタです。

あと変身制限はどうしましょうか?
問題なら差し替えますし、決着つけたい問題でもありますので。

181: ◆A.IptJ40P.
07/03/22 00:59:47 Iwg652t00
変身制限改変には、自分は反対の意思を表明しますですよ?

・何とか制限に気付けた登場人物を混乱させたくない
・集団の戦闘力が倍増(一回なら使い回し可能なので)。単独(特にマーダー)の戦力が相対的に低下。
・アイテム継承イベントは今のルールでも出来る

この三つが理由です。

SS進行率はかなり贔屓目に見て二割ですね。真司の口調が書き辛い……
ところで矢車さんがザビーになった(というかゼクトに入った)理由って本編でありましたっけ?
あと、カブティックが島に存在する伏線を張っても良いでしょうか?

深夜なのでテンション高いですねすいません。


182:名無しより愛をこめて
07/03/22 01:30:30 LyUJxyQ7O
理由は多分明らかになってない。
最初からゼクトのエリートだった。

今の変身システムってどんなか詳しく教えて欲しい。

183:名無しより愛をこめて
07/03/22 01:58:57 /ECzpkGUO
アイテム側に制限が掛かる
だから坊ちゃま他数人が多段変身出来て有利


184:名無しより愛をこめて
07/03/22 02:35:33 QQApUFLp0
今のところ、
決まったことが、

・制限は首輪で一括(変身制限、身体制限、etc)。
・変身時間はアイテムごとにということで設定。多段変身可能。多分首輪が変身アイテムごとに反応。

で、微妙なのが
・他人が使った変身アイテムを二時間以内に一度だけ使用可能。

正直坊ちゃまが多段変身しているの読んで、マーダーが変身アイテムを次々奪っていって敵を屠るって展開がありだなと思っている。
マーダーの弱体化が心配されているが、展開しだいでどうとでもなると思う。


185:名無しより愛をこめて
07/03/22 09:54:25 l+eszNSM0
改めてFULL FORCE読んだんだが、―がやたらと付いているので読みづらかった。
特に―…が引っ付いていると読みにくいのだが、これってどういう意図があるの?
別に…があるんだったら―はいらないと思うのだが、教えてエロい人

>>181
今まで変身してたツールを別の誰かが使うのはNGだろうって解釈でOK

・何とか制限に気付けた登場人物を混乱させたくない>
混乱するか?そういう制限なんだろうで終わりだと思うが。
つーか何の制限もなく使いまわしが出来るベルトって、デルタギアとスマートバックルしかないんだが。

・集団の戦闘力が倍増(一回なら使い回し可能なので)。単独(特にマーダー)の戦力が相対的に低下。
気づければな。それにそれができるチームの組み合わせって、どれくらいいるよ?
前にサバイブの話にもあったけど、それはしないように書き手の暗黙の了解にしとけばいいんじゃない。
実際、よっぽど上手くやらないと萎えるし。

あとコンファインベントは龍騎勢にしか効かないんでいいじゃないか

186:名無しより愛をこめて
07/03/22 12:37:42 LyUJxyQ7O
いわゆるタメってやつだろ。改めて読み直したが、他にも心理描写の部分にも「─…」が使われてるっぽい。
面白かったから全然気にならんかったがなぁ…。

187:名無しより愛をこめて
07/03/22 12:57:58 l+eszNSM0
俺は逆だった。
面白いのになんかテンポを阻害してるみたいで邪魔くさかった。

188:名無しより愛をこめて
07/03/22 17:52:36 Iwg652t00
>>184
・制限は首輪で一括(変身制限、身体制限、etc)。
前スレ見たんですが、軽く議論されてたものの未定だったかと。
別にした方が良い、という案も見られましたが。

>>185

>暗黙の了解
他の書き手の方々がそれで良いのなら自分は構いません。

>何の制限もなく使いまわしが出来るベルトって、デルタギアとスマートバックルしかない
カードデッキもですが……大して変わりませんね。

コンファインベントですが、効果対象は龍騎ライダー限定で良いと思います。
あと、カードは一回使ったら消える気が……
デッキに差し込んでおく(登録する)ような描写が必要かもしれません。

189:名無しより愛をこめて
07/03/22 19:19:56 n26FN/EQO
>>185
―…はあの人独特の溜め、感情が良く出ていて良いんじゃないかと思う。
これに関しては、確か最初に書き手さんからコメントがあったと思うよ。


190: ◆TJ9qoWuqvA
07/03/22 20:46:38 QQApUFLp0
>>188
別の案(空間による制限)は自分が出しましたが、首輪の方が面倒がなくていいなと思い直しましたw
あと議論されていたとき首輪で一括がいいという意見が多数だったので、そっちで構わないのでは?

>コンファイン
各カードは、いくつかの例外を除いて一度の変身で一枚使うって感じだったはずです。
コンファインのカードを使っても、次に変身したときに使えるでいいと思いますよ。
まあ、ゾルダのカードを使った龍騎が、効果がゾルダのほうにいってずっこけるという場面もありましたがw

>カブティック
誰かに支給されているという感じでしたら問題ではないかと。
変身アイテムが出すぎという意見がありましたが、後一、二個くらいは許容できないでしょうか?
自分が書くときは、変身アイテムを支給しませんので。

>暗黙の了解
基本的に、劇中にでていない強化フォームは反対なので構いません。

個人的に◆iB2FV3/DGQ氏の進行状況が知りたいです。
単純に期限が近づいていますので、延長するのかどうか意思表示をお願いします。

それでは議論の結末しだいで改訂版を避難所に投下します。

191:名無しより愛をこめて
07/03/22 21:10:33 Iwg652t00
>制限
とりあえず不明で、キャラが確定的な考察を行う度にそれが追加、が個人的には理想なんですが……

>暗黙の了解
いえ、新フォームじゃなくて>>185で語られてる方の……

>カブティック
どこかにある、というだけの情報を。
てか、不明支給品は誰のがありましたっけ?

改訂版、投下お願いします。

192: ◆TJ9qoWuqvA
07/03/22 21:29:51 QQApUFLp0
ああ、間違えました。了解。
気づく余裕があるパーティが皆無な気がします。
むしろ気づきそうなのが、人のアイテムを変身中に奪いそうな連中な気が……

ついでにパターン2投下完了。
場合によっては
URLリンク(yy47.60.kg)
>>169-171に差し替えてください。

アイテムが未確認なのは、

・相川始
・影月
・グランザイラス
・斬鬼

ですね。初期の話なのでいろんな連中に流れていますが。

193:名無しより愛をこめて
07/03/22 23:58:29 LyUJxyQ7O
巧組を予約してる人の期限が危うげ。

194:名無しより愛をこめて
07/03/23 00:14:11 c3H/rhfYO
期限切れちゃったね。

195:名無しより愛をこめて
07/03/23 00:50:52 ZtkIUNF80
巧、天道、あきら、草加はフリーになったって解釈でいいのかな?
それとも一日待つ?

あと変身関係は、使用例もあるしどっちにするか投票したい。

196:名無しより愛をこめて
07/03/23 02:58:02 rlXHPXXcO
もし氏から連絡が無く、予約破棄扱いになるならば
草加、光太郎を予約させて下さい。

連絡が有るようならスルーで。

197: ◆naAqV94LaU
07/03/23 03:00:09 rlXHPXXcO
トリ忘れました。

198:名無しより愛をこめて
07/03/23 09:16:06 a6FnvQQ00
別ロワのことはよくわからないんだが、首輪の解除方法って、どうやって決めてるんだ?
場所が異次元ということを考えると首輪が解除されてもカブトでもない限り、そう簡単に脱出できそうにないが。

199:名無しより愛をこめて
07/03/23 15:39:59 rSGxrtaF0
誘導。
スレリンク(entrance2板)


200:名無しより愛をこめて
07/03/23 15:59:15 w09Ah03C0
>>192
睦月、北岡、おやっさん、北崎のもまだ不明支給品。
後八つ。そういえば、参加しているキング、伊坂、始が入るラウズカードは
未だ誰も持ってないよね?

201:名無しより愛をこめて
07/03/23 18:40:02 MG24IKZ90
>>200
普通にラヴザーに納められてると思ってた…

202:名無しより愛をこめて
07/03/24 08:37:37 GavvK/4V0
age

203:名無しより愛をこめて
07/03/24 08:56:57 ARKKGAQu0
RXが戦闘中、悲しみや怒りの感情でロボやバイオに覚醒する展開ってあるの?

204:名無しより愛をこめて
07/03/24 09:56:00 GavvK/4V0
>>203
作者さん次第だが、別に問題ないって話だったぞ

205:名無しより愛をこめて
07/03/24 14:59:19 wufJO+1iO
そういえば、光太郎はRXになった直後なら、ジョーのことは知らないんだよね?


206:名無しより愛をこめて
07/03/24 15:04:54 O0wh3GAS0
知らないだろ。
むしろ霞のジョーと互いに認識あるのが結城丈二のみ。

>>200
遅レスだがブレイドライダーがコモンブランク(だっけ?)を持っているでいいんじゃね。

>>197
こっちも亀だけどお願いします。

207: ◆A.IptJ40P.
07/03/24 16:52:07 z+xVm1aY0
申し訳ありませんが、少し(一日二日か或いはもっと……)遅れるかもしれません。
大まかな流れは出来たのですが、真理の放送の時刻とか真司の口調、移動速度とかが……


208:名無しより愛をこめて
07/03/24 17:26:43 O0wh3GAS0
ガンバレー

209:名無しより愛をこめて
07/03/24 17:48:46 wufJO+1iO
楽しみに待ってます!

210: ◆TJ9qoWuqvA
07/03/24 20:53:14 O0wh3GAS0
神代剣、相川始、リュウガ、望月博士予約します。

211: ◆naAqV94LaU
07/03/24 22:21:58 CAX/1XoKO
お二方頑張って下さい!
…それと、私はどうしたら…

212:名無しより愛をこめて
07/03/24 22:26:08 8tLyuFkG0
>>211
全裸でモニターの前に正座するといいお^^

213:名無しより愛をこめて
07/03/24 22:26:28 O0wh3GAS0
>>206で自分がいったように光太郎と草加は◆naAqV94LaU氏が予約していると思っていました。
ぜひお願いします。

214:名無しより愛をこめて
07/03/24 22:54:05 qYdORkoJO
ついにぼっちゃまと始の遭遇クルー!
超wktk

215: ◆E1yyNEjdEc
07/03/25 03:03:26 fUhlEypG0
まとめサイト更新しました。
また、規制がかかってましたので避難所に投下しました。


216:名無しより愛をこめて
07/03/25 08:59:19 O61ZJTdDO
剣崎に続いて始まで坊ちゃまの
餌食なんてことにはならんよな?
坊ちゃまってだけで死亡フラグorz

217:名無しより愛をこめて
07/03/25 11:00:52 kkDEM3BL0
E1yyNEjdEc氏、GJ!!
麻生とヒビキさん…安心して読めるメンバーだと思ったら…

真理の灰化は彼女もオルフェノクの因子を埋め込まれている以上
充分ありえると思う。
一度生き返りながらすぐに灰になって崩れるのは
オルフェノク化攻撃(なんだっけ?使途再生?)の不適合による現象と同じだから
そこに疑問を持つ人も出てくるような気もするので
死んだあと、そのまま遺体が灰化するだけの方がいいかも。

218:名無しより愛をこめて
07/03/25 17:31:27 kd2B3L390
やっと見れたーー!!
◆E1yyNEjdEc氏、投下&まとめ更新乙。
冴子さんが何かしでかしてくれると期待していただけあって嬉しい展開だ!
真理が崩れるところなんてホラーのノリだ。好きだ!

>>217
このままでいいと思う。
ここに突っ込むのはファイズ見てない人くらいじゃないかな?

219: ◆4wyf44BgsE
07/03/25 18:00:44 AVk6CeYM0
◆E1yyNEjdEc 投下乙でした。
冴子お姉ちゃんとドラス君コンビの今後が楽しみです!
そしてまとめサイト更新乙です。
コメント欄に末期の言葉も追加してあって、こちらも超GJ!

巧、あきら、天道、予約してもいいですか?

220:名無しより愛をこめて
07/03/25 18:03:20 kd2B3L390
あったりまえじゃないか! ジョニー!!
楽しみにしているぜ!!

221:名無しより愛をこめて
07/03/25 18:09:17 f4lmNQlv0
更新乙!
予約しても良いと思う。連絡無いし。

しかし末期の台詞、異常に格好良いのと異常に噛ませ臭いのの二通りがあるなあ……

222: ◆4wyf44BgsE
07/03/25 18:50:49 AVk6CeYM0
では、改めて
乾 巧、天美あきら、天道総司、予約します。

223: ◆E1yyNEjdEc
07/03/26 05:05:19 sPqHH7Kz0
まとめサイト更新。以前、記載されたキャラ紹介テンプレをアップしました。
今後も書く参考になればと思いますので、テンプレを記載する暇がありましたら、記載をお願いします。。。

>>217-218
ご意見ありがとうございました。
とりあえずそのままでいこうと思いますが、もし反論があればまた考慮したいと思います。

では、城茂、ジェネラルシャドウを予約いたします。


224:名無しより愛をこめて
07/03/26 19:25:40 L9QgdteVO
更新乙です!
そして投下も期待してます。

225:名無しより愛をこめて
07/03/26 19:43:44 ee5VZUzv0
更新乙。
そしてライバル対決楽しみにしています。

226: ◆A.IptJ40P.
07/03/26 22:56:45 B5PEvD6a0
むう、投下が無いとここまで過疎るか……

電撃の新刊が面白過ぎて筆が進まなかったのですが、ようやく山場に漕ぎ着けました。
遅くても後二日、速ければ今晩に投下出来るかと。

……それはそうと、『世にも奇妙な物語』見ながら書くとテンション上がるなあ。斜め上四五度方向に。
勢い余って真司君を*してしまいそうになる。

227:名無しより愛をこめて
07/03/26 23:00:27 ee5VZUzv0
まいど『世にも奇妙な物語』を見ると佐野の最期を思い出すから困る。
朝八時の子供番組なのにw

過疎っているのはしょうがないな。
ルールも固まってきたし、爆弾になりそうなものはないし、良作は次々と投下されているし。
個人的には書き手の評価が聞きたい。
つーか、俺の評価w

228: ◆ozOtJW9BFA
07/03/26 23:20:30 m3+/x/hG0
遅くなりましたが経過報告します。
7割位まで書きました。明日の晩までには投下出来ると思います。

俺も正直忌憚無く評価されたい。ぼろくそに貶されても怒らないからw


229:名無しより愛をこめて
07/03/26 23:24:46 B5PEvD6a0
場所によっては毒吐きがそういう役目も持ってるんだけどな。
重箱の隅を突くようなものもそれはそれで参考になる。
7ホメ3ケナシ位の割合が一番嬉しいなあ。

……批評スレが過疎ってるのが実に惜しい。

230: ◆naAqV94LaU
07/03/27 00:47:01 nqpsofcgO
交流雑談所にて評価して貰いました。嬉しかったし参考にも。
>戦闘が淡白

自分のSSにおいて際立って駄目だったところが漸く明らかにw
本当に感謝してます。

良い機会だし、書き手の評価を住人の皆さんにして貰いたいですね。
燃料投下の意味も込めて、雑談所でどうでしょう?

231: ◆4wyf44BgsE
07/03/27 01:15:13 iFRXabgJO
すみません。
自分も評価して貰いたいです。

多分、ヘコむだろうけど……
でも、レベルアップしたいし。


232: ◆TJ9qoWuqvA
07/03/27 01:20:53 actZW0xB0
私も! 望んでいるぞ!
評価をなぁぁぁぁぁ!!

でなきゃ批評スレ行かないわけで……もし暇でしたらお願いします。

233: ◆A.IptJ40P.
07/03/27 01:42:02 VnORZznW0
俺も俺も
交流所での評価はすげえ嬉しかったんだが……こう、何かが足りない……!!

234: ◆naAqV94LaU
07/03/27 01:47:30 nqpsofcgO
是非私も…w
ついででもいいんでお願いします。

235: ◆ooH1rChbak
07/03/27 12:36:51 /ph9qdA90
僕も評価してもらいたいと思います。
以前の事も含め・・・改めて評価おねがいします。


236:名無しより愛をこめて
07/03/27 18:17:43 L78WAjCX0
ほぼ全員ですか。
書き手とはMな生き物だ。
それじゃあ評価するよ、俺視点、反論は受け付けん。

◆ozOtJW9BFA氏の評価(5段階)
URLリンク(home.att.ne.jp) 縛られぬもの 4
URLリンク(home.att.ne.jp) 交錯する運命 3
URLリンク(home.att.ne.jp) しばしクライシスの栄光より遠ざかり 3
URLリンク(home.att.ne.jp) 贄の誇り 2
URLリンク(home.att.ne.jp) 反撃 5
URLリンク(home.att.ne.jp) 希望と絶望の朝 5

ストーリーは素直に面白い。戦闘描写にも不満はなし。
カリスとジェネラルシャドウ、ジャークとグランザイラス、ナイトとシャドームーンなどの会話とその攻防はテンポよく読めたし、見事だった。
ただその反面、独白、特に声に出さない独白はテンポが悪い。会話のテンポがいいだけに余計に悪く感じる。
特に独白のみで進む、贄の誇りはガライというキャラクターを活かしきれていない。
冷静だったのに急に激昂して、急に落ち着いて、一応文章内で動揺があったとなっているが、ひとつのSSにしようとするあまり、流れが急すぎる。
あと、交錯する運命では南光太郎以外に、屋上に他に誰かいるというのが、台詞のみで伏線はったにしては非常に弱かった。


237:名無しより愛をこめて
07/03/27 18:18:51 L78WAjCX0
◆4wyf44BgsE氏の評価(5段階)
URLリンク(home.att.ne.jp) 片眼の蛇 3
URLリンク(home.att.ne.jp) 樹海に咲く花 2
URLリンク(home.att.ne.jp) GAME 5
URLリンク(home.att.ne.jp) 2人のライダー、2枚のジョーカー 4

文章の表現と流れが美しい。
会話がなくとも場面描写だけで読み進めていけるのは素直に凄い能力だと。
ただGAMEを除いて、話の繋ぎに過ぎないのが難点。もう少しそれぞれのキャラクターに自己主張させてもよいと思う。
また、それが裏目に出たのは樹海に咲く花。まだ手付かずのキャラクターを一番最初に書く場合は今後の指針とするためにキャラ固めをするべきだと思うのだが、
ただ会って戦っただけになっていて、パロロワでどうしたいのかが、よくわからなかった。
あと、現在地移動中はSS読めばわかるので、きちんと場所をいれた方がよい。

◆TJ9qoWuqvA氏の評価(5段階)
URLリンク(home.att.ne.jp) 二人の騎士のEGO 4
URLリンク(home.att.ne.jp) 歩みの行方 5
URLリンク(home.att.ne.jp) Stranger in the dark? 4
URLリンク(home.att.ne.jp) はるかなる罪にかけて 5
URLリンク(home.att.ne.jp) 終わりの君へ、始まりの君へ 3
URLリンク(home.att.ne.jp) 第一回放送 
URLリンク(home.att.ne.jp) 夢の欠片 5
URLリンク(home.att.ne.jp) 男の名は仮面ライダー 5
URLリンク(home.att.ne.jp) Climax Typhoon 5

特になし。ほぼパーフェクト。
V3必殺技連発しすぎ、制限はどうしたとか無理やり探せばあるが、重箱隅つつきでしかなく、燃えたんで不問。
あえて不満点を上げるとすれば響鬼が騙されやすい奴=人間を見れない奴というフラグを立ててしまったことぐらい。
しかし、動かせすキャラが固定して、何気に自己リレーも多い(自己リレーは否定していない)んで、もしかしたら書けるキャラクターの範囲が狭いのかもしれない。


238:名無しより愛をこめて
07/03/27 18:19:51 L78WAjCX0
◆A.IptJ40P.氏の評価(5段階)
URLリンク(home.att.ne.jp) 双剣邂逅 4
URLリンク(home.att.ne.jp) 律法の護り手 5
URLリンク(home.att.ne.jp) 砕ける剣 4
URLリンク(home.att.ne.jp) 弱さを彩る為の刃 3
URLリンク(home.att.ne.jp) 心に刃、輝く毒杯 4

文章力は文句なし。話の面白さも文句なし。
唯一の不満点は視点変更が多く、途中でわかりづらくなること。
登場人物の数だけ、一人称視点を使い、場合によっては同じ瞬間の話を書こうとするので、同じシーンが繰り返すことになり、更にわかりづらい。
燃え話の最中に多様されてしまうと、どうなるかドキドキワクワクしている感情が、イライラに変わってしまうことも多々。
律法の護り手のように一人の視点を継続して書くか、心に刃、輝く毒杯のように二人に絞って書くかするとわかりやすいかも。


◆naAqV94LaU氏の評価(5段階)
URLリンク(home.att.ne.jp) 果てなき希望 4
URLリンク(home.att.ne.jp) 少年は闇に踊る 4
URLリンク(home.att.ne.jp) 魂は此処に。 4
URLリンク(home.att.ne.jp) 龍蛇激突 4
URLリンク(home.att.ne.jp) FULL FORCE 5

アクションよりもドラマで魅せる話がよい。
ただドラマ部分が強い反面、アクションに必要な燃え分が弱い気がする。話としては面白い分、非常に残念。
個人的にはバトルしながらも誰も死なずに話しが一段落する話を書いてもらいたい。


239:名無しより愛をこめて
07/03/27 18:20:53 L78WAjCX0
◆ooH1rChbak氏の評価(5段階)
URLリンク(home.att.ne.jp) ―漆黒の龍と鋼の猛牛と紫苑の蜘蛛と― 4
URLリンク(home.att.ne.jp) ―地を走り、Riderは何を想う― 4
URLリンク(home.att.ne.jp) ―疾風の如く― 3

ストーリーは起が若干弱い気がするが、起承転結が出来ており、面白い。
登場人物の小粋なトークが持ち味だと思うが、そのため、逆にジャーク将軍の違和感がかなりあった。
ジャーク将軍はあんなに小物じゃないやいと昭和厨の俺はいう。


総じて
ドクトルG、ジャーク将軍、グランザイラス、ガライ、日高仁志は書きにくい人が多いんだなと思う今日この頃。
恐らく霞のジョーや望月博士や瀬川耕司や水のエルも書きにくいんだろうなと思ったり。


240: ◆4wyf44BgsE
07/03/27 18:45:44 iFRXabgJO
おぉ!評価ありがとうございます!
凄くうれしいです。
実は自分の予約した中で、一番書きたかった話がGAMEだったんです。
これからは指摘点に気をつけて頑張ります!
またよろしくお願い致します!

241: ◆TJ9qoWuqvA
07/03/27 19:13:17 actZW0xB0
あなたが神か……
その高貴な振る舞いにGJを送らせてもらおう!
評価マジ助かる。

やっぱヒビキさんに苦労したのがばれたか。
何度書いてもしっくりしないし、印象に残っているのはトドロキとの絡みだし……小説版は一巻しか出てないし……
まあいい。やったことはしょうがない。いずれカッコイイヒビキさんを書いてみせる!!


242: ◆ooH1rChbak
07/03/27 19:30:55 /ph9qdA90
評価有難うございます。
ジャーク将軍・・・やはり散り際しか見てないのに書くのは無謀だったか(w
近くにいい悪役がいなかったもので・・・丁度つべでRXもあがってたし。

そういや、皆さん結構書いてるんですね。自分なんか未だ三つ・・・


243:名無しより愛をこめて
07/03/27 20:21:03 VnORZznW0
GJ!
視点変更か……三人称さえ使えればっ……!


244:名無しより愛をこめて
07/03/27 20:33:25 WuZF09QB0
批評GJ!!
書き手の皆さんもがんばってくれ!!

自分、いつもテンプレキャラ紹介書いて投下してる者なんだが
書きにくいのではと言われてるヒビキと水のエル、作ったほうがいい?
平成は全部見てるし最近見直したばかりなのできちんと書けると思うが
昭和が記憶あやふやで自信ない…

245:名無しより愛をこめて
07/03/27 20:41:39 iFRXabgJO
お願いします!

246: ◆A.IptJ40P.
07/03/27 21:00:55 VnORZznW0
一応弁解すると、砕ける剣の視点変更は、

・戦闘のスピード感とテンポ
・心理描写の密度

この二つを両立させる為の苦肉の策だったんだ……
あと、ラストシーンのミスリード狙い。こっちはもっと上手くやれた気もするけど。

>>244
むしろ躊躇わずじゃんじゃん書いてくれ。キャラ把握にとても役立つ。読んでて中々楽しいし。

……ロワ企画にとって、作品が占める割合ってのは精々六割だと思うんだ。
残りの四割以上は感想とか、読み専の人だからこそ出来る忌憚の無い評価とかから生まれる何かだと思う。

偉そうに語って何が言いたいのかと言うと、欲張りだけど感想もっと下さいお願いしますorz


247: ◆4wyf44BgsE
07/03/27 21:40:13 iFRXabgJO
感想はいい……
ゾクゾクする。
>>244、忌憚の無い評価……面白い。
バトロワスレってのはこう言うもんだろォ!@浅倉威


すみません。
今日はちょっと壊れてます。


248: ◆E1yyNEjdEc
07/03/28 00:21:24 TPLvET/p0
流れをぶった切り、投下します。


249:宿敵 ◆E1yyNEjdEc
07/03/28 00:25:00 TPLvET/p0
 壁に刺さった一振りの剣。カブトムシを模したパーフェクトゼクターと呼ばれるその剣は自分の前で対峙する二人の男を見ていた。
 赤いプロテクターを身に纏い、自分と同じくカブトムシを模した電気の戦士、仮面ライダーストロンガー。
 白いマントを羽織った、トランプを武器とする魔人、ジェネラルシャドウ。
 お互いがお互いを宿敵とする二人は、決着をつけるべく、相手の隙を窺っていた。
「エレクトロファイヤー!」
 先に動いたのはストロンガーだった。必殺の叫びと共に、常に電気を帯びたストロンガーの手が地面へと触れる。
 それと同時に大量の電気が火花をまとい地面を走っていく。
「甘いわ」
(エレクトロファイヤーは地面に電気を走らせる技。それを知っていれば避けるのはたやすい)
 ジェネラルシャドウは地面を蹴り、軽々と避けると、そのままシャドウ剣を構え、ストロンガーへと向かっていく。
 だが、ストロンガーもそれを予期しており、左手でそれを払うとカウンター気味に拳を打ち込んだ。
「うぬっ」
 ジェネラルシャドウの右胸へと命中する拳。ストロンガーは攻撃の手を緩めず2発目、3発目と立て続けに拳を繰り出していく。
(やるなストロンガー。だが……)
「はっ!」
 ストロンガーの5発目の拳、それがジェネラルシャドウに命中する直前、ジェネラルシャドウの身体はトランプとなって霧散した。
 すると、ストロンガーを囲むようにして、5枚の巨大なトランプが出現する。
「フフフフッ、どれが本物かな?」
 それぞれのトランプの影にはひとりずつ、ジェネラルシャドウの姿があった。
(トランプとシャドウ分身の合わせ技。どのシャドウが本物か?この技を眼にした相手は混乱し、最後は自分の勘を頼りに攻撃するしかなくなる。
 しかし、それが落とし穴。どれを攻撃しても結果は一緒、トランプから吹き出る炎に身を焼かれ、最後は爆発するトランプと共に吹き飛ぶしかないのだ!)
 だが、そんなジェネラルシャドウの思惑を余所に、ストロンガーは至って冷静だった。
「シャドウ!同じ手は食わぬぞ。この中に本物はいない……トォ!」
 トランプから炎が噴き出す直前、一度、その技を受けた経験があるストロンガーはジャンプし、トランプ包囲網の外へと飛び出す。

250:宿敵 ◆E1yyNEjdEc
07/03/28 00:26:30 TPLvET/p0
「次はこれだ。カブトキャッチャー!」
 電気を利用して、相手の居場所を見つけ出す技、カブトキャッチャー。
 ストロンガーが発した電気の波は隠れるジェネラルシャドウの場所を知らせる。
「そこだシャドウ、トォ!」
 再びストロンガーは空中高く飛び上がる。そして、前方へ回転することにより、体内の電気エネルギーを全身に行き渡らせた。
 限界まで高められた電気エネルギーに灼熱した身体は赤く輝く!
「くらえっ!ストロンガー電キッーーーク!」
 虚をつかれたジェネラルシャドウにまともにストロンガーのキックが炸裂する。
「ウォォォォッ!」
 あまりの威力にジェネラルシャドウの身体は地面を抉り、壁へと叩きつけられる
「ヌ……ヌゥ、やるなストロンガー」
(身体が震える。これがストロンガー電キックか)
 蹴りこまれた瞬間に身体に流れこむ10万ワットにもなる電気エネルギーはジェネラルシャドウの身体にセットされた様々な機械を焼き、生身の部分を痺れさせる効果を与えていた。
(奇械人程度ではひとたまりもあるまい。さすがはストロンガーよ。だが、解せぬ。あの技は初めて使ったはずだ)
 トランプとシャドウ分身の合わせ技。ジェネラルシャドウにとっては切り札のひとつ。
(にも関わらずストロンガーは『同じ手は食わぬ』と言った。一体どういうことだ)
 自分の切り札があっさり破られたことにジェネラルシャドウは疑問を抱く。
「どうしたシャドウ、これで終わりか」
(今は考える時間ではないな)
 悠然とこちらに迫るストロンガーに対して、再度構えをとるジェネラルシャドウ。
 だが、考え事をしていたジェネラルシャドウからかなりのダメージを受けたと判断したのか、ストロンガーは構えを取りつつ言葉を紡ぐ。
「……シャドウ、もし、潔く負けを認め、今後悪事を働かないと誓うなら、命は助けよう」

251:宿敵 ◆E1yyNEjdEc
07/03/28 00:27:34 TPLvET/p0
「次はこれだ。カブトキャッチャー!」
 電気を利用して、相手の居場所を見つけ出す技、カブトキャッチャー。
 ストロンガーが発した電気の波は隠れるジェネラルシャドウの場所を知らせる。
「そこだシャドウ、トォ!」
 再びストロンガーは空中高く飛び上がる。そして、前方へ回転することにより、体内の電気エネルギーを全身に行き渡らせた。
 限界まで高められた電気エネルギーに灼熱した身体は赤く輝く!
「くらえっ!ストロンガー電キッーーーク!」
 虚をつかれたジェネラルシャドウにまともにストロンガーのキックが炸裂する。
「ウォォォォッ!」
 あまりの威力にジェネラルシャドウの身体は地面を抉り、壁へと叩きつけられる
「ヌ……ヌゥ、やるなストロンガー」
(身体が震える。これがストロンガー電キックか)
 蹴りこまれた瞬間に身体に流れこむ10万ワットにもなる電気エネルギーはジェネラルシャドウの身体にセットされた様々な機械を焼き、生身の部分を痺れさせる効果を与えていた。
(奇械人程度ではひとたまりもあるまい。さすがはストロンガーよ。だが、解せぬ。あの技は初めて使ったはずだ)
 トランプとシャドウ分身の合わせ技。ジェネラルシャドウにとっては切り札のひとつ。
(にも関わらずストロンガーは『同じ手は食わぬ』と言った。一体どういうことだ)
 自分の切り札があっさり破られたことにジェネラルシャドウは疑問を抱く。
「どうしたシャドウ、これで終わりか」
(今は考える時間ではないな)
 悠然とこちらに迫るストロンガーに対して、再度構えをとるジェネラルシャドウ。
 だが、考え事をしていたジェネラルシャドウからかなりのダメージを受けたと判断したのか、ストロンガーは構えを取りつつ言葉を紡ぐ。
「……シャドウ、もし、潔く負けを認め、今後悪事を働かないと誓うなら、命は助けよう」

252:宿敵 ◆E1yyNEjdEc
07/03/28 00:29:10 TPLvET/p0
 その言葉はストロンガーにとって、自分の名を思い出させてくれた宿敵へのせめてもの感謝の気持ちであった。それが……
「馬鹿な。貴様を殺すことが俺の生きがいだ。お前が死ぬか、俺が死ぬか、選択肢はふたつしかない!」
 それが絶対に否定されるとわかっていても。

 その時、遺跡が轟音と共に揺らぎはじめる。
 その轟音は風の音、そして、聞こえてくる方角は自分が辿って来た道から。
 ストロンガーの脳裏にひとつの答えが浮かぶ。

 ――逆ダブルタイフーン

 V3の最強の技にして、使えば3時間の変身不能という最大のリスクを背負う技。
 その技が使用されている事実は即ち、V3の危機を告げていた。

「……一気に決着をつけるぞ、シャドウ!」
「来い、ストロンガー!」
「チャーージアップ!」 
 ストロンガーの声に呼応して、胸のSのマークが回転する。その回転が内臓された超電子ダイナモを発動させ、ストロンガーの身体に超電子の力を漲らせていく。
 だが、ストロンガーの角が銀色に煌くことはなかった。
 チャージアップストロンガーへその姿が変わろうとする直前、胸のSマークが今度は逆回転を始める。
 すると身体に漲っていた超電子の力は瞬く間に消滅し、それどころか電気エネルギーまでもが失われていく。
「うぉぉぉぉぉっ!」
 爆発。ストロンガーの身体から火花が飛び散り、粉塵を巻き上げる。
「ストロンガー!」
 遺跡に響き渡るジェネラルシャドウの声。
 しばらくして粉塵がおさまると、中心にいたのは、ストロンガーではなく、倒れ伏した城茂だった。
「ば、馬鹿な、チャージアップが出来ないとは……はっ」
 茂の瞳に白いブーツが映る。見上げるとそこには宿敵の姿。
「首輪は超電子ダイナモにまで影響を与えたか。ふん、余計な真似を」
 茂の首にシャドウ剣が突きつけられる。

253:宿敵 ◆E1yyNEjdEc
07/03/28 00:32:41 TPLvET/p0
 ジェネラルシャドウの言葉で、茂は理解する。単に自分たちに言うことを聞かせるために付けられていたと思っていた首輪が自分たちの能力まで制限していたのだ。
 だが、その事実に気づくのは遅すぎた。今、茂の命は眼の前の男の一撃で終わろうとしている。
(先輩、済まない。俺が未熟なばっかりに)
 自分の行動を悔い、茂は死を覚悟する。

(これで終わりか。なんともあっ気ない幕切れだ)
 ジェネラルシャドウは思案する。
(殺し合いに正々堂々という言葉はない。例え今回のように首輪という制限をかけられていたとしても、それに気付かなかった馬鹿が悪い)
 このゲームが始まって八時間あまり、気付く時間は充分あった。それに気付かなかったのは怠惰という他ない。
(だが、なんだ。この虚しさは。普段の俺なら笑って止めを刺すはずだ。それが何故?)

「……どうした、止めをささないのか」
「っ!」
 ジェネラルシャドウの蹴りが茂のあごを捉える。
(俺はこんな決着など望んでいない。俺が望むのは……)
「城茂。貴様の命、一旦は預けよう」
 ジェネラルシャドウはシャドウ剣を鞘へと納め、踵を返す。
(この世に生を受けて、初めて出会った至高の強敵。全てを失った俺の生きがいとなる男。そんな男をこんな形で葬るのは俺の誇りが許さない)
「明日の午前9時。午前11時に禁止エリアになる場所で決着をつける。それまでに己の力をしかと確かめておけ」
 ジェネラルシャドウはトランプを弄びながら、その場を去っていった。

「ちっ、いてぇなぁ。思いっきり、蹴りやがって」
 そう言いながらも、茂に恨みの心はない。むしろその一撃が「喝」になり、茂に立ち上がる力を与えた。
 茂はディパックを担ぎ、風見の元へと走る。
「情けねえぜ。今日はあいつに感謝することばっかりだ。だが、だからこそ……決着は俺の手でつける」

 V3はもういない。城茂の行く先には今以上の絶望と悲しみが待っている。
 だが、宿敵との邂逅は彼に揺るぎ無い信念を与えた。
 
 彼は正義の戦士、仮面ライダーストロンガー

254:宿敵 ◆E1yyNEjdEc
07/03/28 00:35:09 TPLvET/p0
【城茂@仮面ライダーストロンガー】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:遺跡E-3】
[時間軸]:デルザー軍団壊滅後
[状態]:胸の辺りに火傷。2時間変身不能。
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考・状況]
1:明日、ジェネラルシャドウと決着をつける。
2:風見と再会し、謝罪する。
3:仲間を探す(仮面ライダーキックホッパー優先)。
4:殺し合いを阻止し、主催者を倒す。
5:自分に掛けられた制限を理解する。
※首輪の制限により、24時間はチャージアップすると強制的に変身が解除されます。
※城茂の支給品、パーフェクトゼクターは遺跡E-3の壁に刺さっています。
 制限により、パーフェクトゼクターは自分で動くことが出来ません。
 パーフェクトゼクターはザビー、ドレイク、サソードが変身中には、各ゼクターを呼び出せません。
 また、ゼクターの優先順位が変身アイテム>パーフェクトゼクターになっています。



255:宿敵 ◆E1yyNEjdEc
07/03/28 00:38:36 TPLvET/p0
【ジェネラルシャドウ@仮面ライダーストロンガー】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:遺跡F-3】
[時間軸]:37話前後
[状態]:多少の打撲。痺れ少々。2時間戦闘不能。
[装備]:シャドウ剣、トランプ内蔵ベルト
[道具]:ラウズカード(ハートの10、J、Q、K)
[思考・状況]
1:明日、ストロンガーと決着をつける。
2:ストロンガーの言葉(同じ手は食わない)に疑問。首輪の制限も含めて考えてみる。
3:スペードのA、クラブの8が暗示するものを探す。
4:ジョーカーを倒す。
5:他の参加者は手段を選ばず殺す。


256: ◆E1yyNEjdEc
07/03/28 00:42:36 TPLvET/p0
投下終了。
誤字、脱字、指摘事項、感想があればお願いします。

>>244
指針があると思い出すのも楽なので是非お願いします。
昭和は……頑張ってみます。。。

>>246
書き手もまた読み手なり。。。

257:名無しより愛をこめて
07/03/28 01:40:23 5WLqBEvJ0
投下乙&GJ!
熱い戦いだ。ライバル対決は本当に燃える。
最初パフェゼク視点なのに吹いた。意外と存在感をアピールしているのね。
今後出番があるか分からないがw
時間軸の違いによる戦闘展開は唸った。その発想力に嫉妬。
面白い話をありがとう!

258: ◆ozOtJW9BFA
07/03/28 07:56:09 d4AVGtoo0
>>236
評価ありがとうございます。
ご指摘、参考になります。
ガライのキャラは確かに活かせてませんでした。

>>244
お願いします、水のエルは特にキャラ把握が難しくて……。

>>256
GJ!
二人のライバル同士という関係が活かされていて、面白かったです。

予約期間を超過してすいません。投下します。

259:不死者の奏でる狂想曲 ◆ozOtJW9BFA
07/03/28 07:58:03 d4AVGtoo0
「俺が朝ご飯を作ってきますから、皆で食べましょう」
そう津上が言い出したのは、俺達六人が上城君が眠る部屋に集まって
とりあえず全員が名前だけの自己紹介を終えた後、俺が情報交換を切り出そうと思った時だった。
てか、今がどういう状況か分かってんの?一応殺し合いの真っ最中よ。
「……先に情報交換を済ませた方が、良いんじゃない?」
「話ならご飯を食べながらの方が、はずむじゃないですか。
 それに皆さん夜からずっと動き詰めで、お腹が減ってるでしょう?そんなんじゃ、いざという時動けませんよ」
いや、話がはずむ必要ってある訳?今の状況で情報より、空腹に気がいく人も居ないだろ。
「確かに、腹は減ってるな」
居たよ。この橘って奴も何考えてんだか。
「私は遠慮しておきます」
木野の方は、やんわりとだが断った。当然の判断だけど。
木野はさっきから俺達の誰かが動く度に、サングラスの奥から警戒の目を向けているのが分かる。
雰囲気から見ても一筋縄じゃいかない人物みたいだ。ま、俺も人の事は言えないか。
「あ、俺もここに来る前に朝食は済ませてきたんだよね。だから遠慮しておくよ」
俺も断りを入れる。本当はゲーム開始から何も食べてないけど、そこは角を立てない為の口実って事で。
「甘いですね~、朝食は一日の活力の源ですから、ちゃんと取らないとその日一日まともに戦えませんよ」
甘いって何が?朝食に対する認識がって事?お宅の殺し合いに対する認識よりましなんじゃない?
「へぇ~、じゃあ俺の分も頼むよ」
こいつアンデッドの癖に、大事な食料を消費する気?
「それじゃ早速作ってきますね」
仕方ない、津上には二人きりで聞きたい事があったし都合がいいかもしれないな。
「俺も手伝おう。えーと津上君って呼んでも良いかな?」
「はい、ありがとうございます」

260:不死者の奏でる狂想曲 ◆ozOtJW9BFA
07/03/28 07:59:55 d4AVGtoo0
「俺はこの山小屋の周りを、見張っておこう」
橘が見張りに名乗りを上げる。
「あ、俺も見張りするよ」
キングも見張りに名乗りを……ってどういうつもりよ?
まあ橘は上城君同様キングがアンデッドだと知ってる訳だし、流石に子供騙しの策略しか出来ないキングに騙される事も無いか。
木野も油断の無い人間だから、この場で変にキングに対する警戒を促してあいつの機嫌を損ねない方がいい。
あういう手合いは気分次第で、極端な行動に走りかねない。
「じゃあ橘さん達はご飯が出来るまで、山小屋の周りを見張ってて下さい。
 出来たらご飯を食べながら、皆で情報交換と今後の方針について話し合いましょう」
それだけ言うと津上君は、食糧庫と台所のある方に向かったので俺も後を追った。
いつの間にかあいつが仕切る形になったのは予想外だったが、何故かあいつに悪印象は無かった。
 
 
この山小屋は本当に大きくて、小さい食糧庫や台所も含めて複数の部屋がある。
津上君はその食糧庫の中をあさっている。
「まさかここにある食料を使う気?」
「ええ、この山小屋にはたくさん食料が有りましたから」
「毒が入ってるかもしれないだろ」
「でもどこにも毒入りとは書いてないですし、神崎さんなら黙って毒を入れたりしないでしょ?」
「俺達より先に来ていた奴が、毒を盛っているかもしれないだろ」
「袋や瓶に入っている食料しか使わないし、大丈夫ですよ」
俺はそれ以上何も言わないことにした。どうせ俺が食べる訳じゃないし、津上君も満更考え無しという訳じゃ無さそうだ。
「それじゃ北岡さんはこれを、キッチンまで運んで下さい」
そう言って津上君は、野菜の入った袋を渡してきた。
確かに俺はライダーよ、でも俺力仕事には慣れてないんだよな。
結局、俺は荷物持ちをさせられた。手伝うって言ったのは失言だったかな、どうもこいつといると調子が狂う。
 

261:不死者の奏でる狂想曲 ◆ozOtJW9BFA
07/03/28 08:01:37 d4AVGtoo0
 
津上君は吾郎ちゃん顔負けの手際で、料理に専念している。
「手伝うって言っといて何も出来なくて悪いね。実は君と二人で話したくてね」
「大丈夫ですよ、僕は料理は慣れてますから。それで話って何ですか?」
「君は木野と知り合いなんだよね、なら君も木野と同様に変身出来るのかな?」
わざと言葉の中に仕込んだ針を見せる。出方によって相手の人なりや木野との関係が分かる。
「ええ、俺もアギトに変身出来るんですよ」
間髪入れず屈託の無い返事が返ってくる、やはり調子が狂う。
「へえ、どんなモンスターと契約したの?」
「契約?さあ……いつの間にか変身出来る様になったんですよ」
「木野って人も同じ感じなのかな?」
俺は津上君の腹を探る事を止め、情報収集に専心する事とした。 
 
 
その後の津上君の説明で分かった事がある。
アギトという人類の言わば変異種が多数存在し、津上君や木野がそうである事。
またそれらを狙うアンノウンと呼ばれる、生命体が存在する事。
そしてこれではっきりした事もある。
それはこのゲームの参加者が、異なる複数の世界から集められたという事。
自他共に認めるスーパー弁護士である俺は、社会的に大きな事件や警察内部の情報にも詳しい。
そんな俺が自分の世界にあるアギトの存在や、アンノウンによる不可能犯罪を知らないでいる筈が無い。
上城君の説明と合わせて考えてみても、パラレルワールドの様に微妙な相違がある異世界から集められたとみて間違い無いだろう。
………ますますハードルが高くなった訳か。
どんな未知の敵が居るか分からない上、アンデッドになれたとしても元の世界に帰れないんじゃ仕方ない。
それに津上君の話の分には、木野はやはり油断のならない相手みたいだ。
味方に付けるにしても、少し腹を探った方がいい。
 

262:不死者の奏でる狂想曲 ◆ozOtJW9BFA
07/03/28 08:06:01 d4AVGtoo0
 
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
 
俺はいつか見た闇の中に閉じ込められている。俺が闇の奥を覗くと、闇も俺に話し掛けてくる。
――俺を受け入れろ。
嫌だ!
――生き残りたいなら、俺の力が必要だ
俺はもう、お前には頼らない!
――俺を拒絶すれば、お前は死ぬしかない。
黙れ!俺は……俺は二度とお前に取り込まれたりしない!
――死にたくないだろう……ブレイドのように。
何だと!?どういう意味だ!?答えろ!剣崎さんがどうしたって言うんだ!!?
 
 
「!?……あれ………ここは?」
「気が付きましたか」
目を覚ますと、うつ伏せになってベットの上に居た。
「あなたは気絶したまま、私達が居たこの山小屋に連れて来られたんですよ。
 私は医者でして、ずっとあなたの治療をしていたんです」
俺が状況が掴めなくて呆けている内に、隣に居た男が説明してくれた。
「治療といっても火傷に障らないよう、楽な姿勢で寝かせて消毒と他に外傷が無いか調べただけですが。
 心配しないで下さい火傷の他には特に外傷は診られませんでしたし、火傷もいずれ治まるものです」
男は落ち着いた態度で怪我の具合を説明し、俺の不安は幾分和らいだ。
「……そうですか、ありがとうございます」
俺は礼を言ったきり男が居るのとは反対を向いて、ベットに潜り込む。
多少不安は和らいだと言っても、とても誰かと話がしたい気分じゃない。
殺し合いの最中に気絶していたという事は、もし隣に居た男がその気になっていたら……
改めて思い返したら、ぞっとする。
アンデッドとの戦いも命懸けだったけど、それとは異質な殺し合いの恐怖。

263:不死者の奏でる狂想曲 ◆ozOtJW9BFA
07/03/28 08:07:19 d4AVGtoo0
それに、夢の中に出てきた闇とその声……
俺は克服した筈だ。幼い日の闇も……そしてあいつも………
「……放送はもうされたんですか?」
「ええ、一度だけですが」
「誰が死んだか教えて貰えますか?」
闇の奥からの言葉を思い出し、問いかける。
 
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
 
俺は山小屋の周囲を見回りながら、睦月の事を考える。
自分が睦月と会った最後の記憶は、あいつはカテゴリーAに乗っ取られていた。
カテゴリーキングである嶋さんを封印したが、その後姿を消した。
最初は頼りに出来ると考えたが今になって思い返せば、おそらく睦月はカテゴリーAに乗っ取られたままだろう。
だがその確証は無い、なんとか睦月の状態を確かめないと……
「……どう、異常無い?」
キングに声を掛けられ、思考を中断する。
「ああ………そう言えば君には睦月が世話になったな、礼を言うよ」
「睦月?……ああ、レンゲルの事ね。実はその睦月の事で相談があってさ」
キングは携帯の写真を、俺に見せる。
睦月の事をレンゲルと言い直したのが引っ掛かったが、写真を見たらそれどころでは無くなった。
「これは!?」
「……これ睦月が持ってた携帯なんだけどさ。この子に銃を向けてるライダーが、橘だって言うのは本当?」
明らかに年下の者に呼び捨てにされたのがさっきより引っ掛かったが、それより解決すべき問題が出来た。
「確かにこのライダーは俺だ。だがこれはこの少年が人を殺したからだ!」
「……ふ~ん、でも睦月は橘が危険人物で、ゲームに乗ってるって言ってたけど……」
「睦月がそう言ったのか!?」
「でも橘は危険人物に見えないし、睦月も様子がおかしかったから、確認の為に聞いてみたんだけど……」
間違い無い!これで睦月がカテゴリーAに乗っ取られている事がはっきりした!
「……あっ、ちょ、ちょっと待ってよ!! 」
俺はキングの制止も聞かず、山小屋の中に戻っていった。 
 

264:不死者の奏でる狂想曲 ◆ozOtJW9BFA
07/03/28 08:10:44 d4AVGtoo0
 
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
 
やっと引っ掛かる人間が出てきたよ。
でもギャレンとレンゲルを戦わせる為には、もう一押ししないとね。
ただレンゲルは俺の顔を知ってるんだよな、どうしょっかな……そうだなあのカーテンの端を切って
大きさはこれ位でいいか、これをバンダナの要領で頭に巻いて……っと。
ずっと付けてるつもりも無いし、窓ガラスに写して見たら印象も変わってるし、まあこんなもんで良いだろ。
 
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
 
「嘘だ!!あの剣崎さんが……剣崎さんが死ぬ筈が無い!」
ベットの上で、立ち上がる。
「落ち着いて下さい。傷に障ります」
「剣崎さんが死ぬ筈が無いんだ!だって……だってあの人は!」
「………」
「俺や橘さんがどれ程惑っても、あの人だけは何時も目の前で苦しめられている人を助ける為に、
 揺らぐ事無く戦い抜いてきたんだ!……それに………あの人はもう人間じゃ……」
「成る程、嘘や間違いの可能性も否定出来ませんね」
男の言葉に、俺の気勢は止まる。
「私はちゃんとあなたに死亡者を教えました。それは他の人に確認を取ってもらえば分かります。
 しかし主催者が我々を操作する為虚偽の情報を流したり、参加者が自分が死んだと偽装した可能性も有ります。
 いずれにしても……」
男は椅子に座り直す。
「ここであなたが騒いで、確認出来る事ですか?」
俺もベットに座り直す。
「……すいません……あなたにこんな事を言っても、仕方ないですよね……」
俺は我ながら不安げに、手元のレンゲルバックルを見つめる。
大丈夫だ、俺はあいつに打ち勝った。

265:不死者の奏でる狂想曲 ◆ozOtJW9BFA
07/03/28 08:12:17 d4AVGtoo0
確かに今はカテゴリーキングもクイーンも無い。
だが今はもう嶋さん達の力を借りる必要も無い、あいつはもう居ないのだから。
――ではお前は誰の声を聞いているのだろうな?
己の内から、何時か聞いた闇の声がする。
――お前はいずれ俺を受け入れる、生き残る為にな。
黙れ、黙れ、黙れ!!
 
 
「睦月から離れろ!!」
耳障りなドアを乱暴に開ける音をたてながら、部屋に入るや否や橘さんはそう言い放った。
「……橘さん?」
「睦月、お前を拘束する」
俺は思わず身構える。
「な、なんなんですか!?いきなり?」
「安心しろ、殺しはしない。だが今はお前を指導している暇は無い。だから拘束する」
「そんな事言われて、安心出来る訳無いじゃないですか!訳を言って下さい」
「お前と化かし合いをするつもりは無い。睦月……いや、カテゴリーA!」
 
カテゴリーA――その名で呼ばれた時、己の内であいつが笑った気がした。
 
「橘さん、さっきから何を言ってるんですか!?俺はもうカテゴリーAじゃないと知ってるでしょう?」
不安を隠しきれない俺は、レンゲルバックルを握り締める。
「睦月、バックルを俺に渡せ」
「嫌です!」
「何故だ?」
「今の様子のおかしい橘さんには渡せませんよ!」
「それを渡さないのなら、お前は自分が睦月じゃなくカテゴリーAだと認めることになるぞ」
「だから違うって言ってるだろ!!さっきからなんなんだあんたは!」
俺は不安と恐怖で増幅された苛立ちを、そのまま橘さんにぶつける。

266:不死者の奏でる狂想曲 ◆ozOtJW9BFA
07/03/28 08:13:34 d4AVGtoo0
「やっぱり橘は普段と違ってるんだ」
いつの間にかドアの前に立っていた、バンダナを巻いた少年が話に入ってきた。そして俺に携帯を投げ渡す。
その画面に写っていたのは、ギャレンが子供に銃を向ける写真。
「そのライダーが、子供を殺す所の撮ったんだけどね」
「違う!俺は殺して等…」
「何が違うんだよ!今もレンゲル……睦月から武器を奪おうとしてただろ」
橘さんの声に被せる様に、少年が話を続ける。
「そのライダーは変身が解けた後、橘の姿に戻ったんだけどさ……」
「お前、一体何…」
「その橘の姿から化け物に変化していったんだよな」
橘さんの声を遮り、更に話を続ける。
「大方この橘も、そいつが化けた偽者って所だろ」
そうか、こいつは橘さんじゃ無かったのか。
そうだ、俺は間違っていない。間違っているのはこいつだ!
「お前はカテゴリーAと組んでいたんだな……」
偽者が訳の分からない事を少年に言っている。
何時までも橘さんの声で喋りやがって、黙らせてやる。
「変身」
『OpenUp』
アンデットとの融合によるライダーへの変身が、妙に心地好い。
「睦月、お前を救う為には戦うしか無いようだな……変身!」
『TurnUp』
光壁を通り抜け、偽者はギャレンに変身する。
「変身出来たか……」
偽者がまた橘さんの声で訳の分からない事を言って、俺を苛立たせる。
――ギャレンを殺せ。
言われなくても、やってやるよ。
 

267:不死者の奏でる狂想曲 ◆ozOtJW9BFA
07/03/28 08:15:09 d4AVGtoo0
 
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
 
上城君が眠る部屋がどうも騒がしいと思って戻ってきたら、何よこれ?
二人のライダーが睨みあってる。
片方はレンゲルで、もう片方は確かギャレンか。
木野は状況が掴めないといった様子で二人から離れているし、これはキングの仕業と見て間違い無い。
その証拠に似合わないバンダナをしたキングが、俺にこんな事を耳打ちしてきた。
「余計な口出ししたら、殺すよ」
 
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
 
ライダーもそうでない者も、不死にあらざる者は皆
その部屋に入る限り異様な緊迫の中、膠着を余儀無くされた。
 
 
 
「出っ来ました!さあ皆さん、朝ご飯にしましょう!……どうしたんですか?」
否、一人だけ違っていた。
 
【上城睦月@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:朝】
【現在地:樹海A6エリア】
[時間軸]:本編後。
[状態]:背中に大火傷。精神不安定。
[装備]:レンゲルバックル、ディスカリバー@カブト、携帯電話
[道具]:不明。
[思考・状況]
1:橘への対処。
※睦月は橘を偽者だと思っています。
 

268:不死者の奏でる狂想曲 ◆ozOtJW9BFA
07/03/28 08:16:25 d4AVGtoo0
 
【北岡秀一@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:朝】
【現在地:樹海A6エリア】
[時間軸]:本編終盤辺り。
[状態]:手負い。でも軽傷。
[装備]:不明。(袖口に隠し持てる)
[道具]:不明。
[思考・状況]
1:橘と上城君を何とかして止めよう。
2:ついでにキングにどう対処するか(こいつもう変身出来たっけ)
3:木野薫に警戒する。
4:……城戸たちとでも合流してみるか。リュウガについて何か分かるかもしれない。
5:橘を利用する。人数がある程度減るまでは優勝するかアンデッドになるかは保留。
 
【木野 薫@仮面ライダーアギト】
【1日目 現時刻:朝】
【現在地:樹海A6エリア】
[時間軸]:本編38話あたり
[状態]:肩、腕に加え、脇腹にサーベルの刺傷
[道具]:精密ドライバー、救急箱(元は岬ユリ子の道具)。
[思考・状況]
1:とりあえず状況を把握
2:自分の無力さを痛感している
3:力を得るために最強のライダーになる
※木野は時間軸のずれにより、津上のことを葦原の友人としか認識していません。
 

269: ◆ozOtJW9BFA
07/03/28 08:26:51 d4AVGtoo0
投下終了しました。
規制の為、状態表の続きは避難所に投下しました。
誤字、脱字、矛盾点等あればお願いします。



270:名無しより愛をこめて
07/03/28 09:44:14 VfNj2nMj0
二人ともGJ!!
>宿敵
何でだろう。昭和見たこと無いのにジェネラルシャドウと茂の声が脳内再生された……
そういやスペードのAはともかく、クラブの8……ポイズン?ジョーカーを毒殺すると申したか。
そしてパーゼク放置……浅倉とかに拾われそうでやだなあ。生身でも鬼のように強い浅倉が目に浮かぶ。

>不死者の奏でる狂想曲
睦月黒化?やーな時間軸から来ちゃったなあ橘さん。
>「今の様子のおかしい橘さんには渡せませんよ!」
尤もな意見だ。だが睦月よ、橘さんの様子がおかしいのは今に始まったことじゃない。

271:名無しより愛をこめて
07/03/28 12:46:18 fa/rdDpk0
投下乙
全員が自分なりにちゃんと合理的な行動をとっているのに、微妙にかみ合っていない様が
面白くもあり恐ろしくもあり…いい展開のしかたですね
橘さんもこうしてみると、別に頭が悪いわけでもなく、しかも正義感の強い人なのに…なんでこうなっちゃうんだろうなあw

272: ◆4wyf44BgsE
07/03/28 12:52:44 vzfKmUhIO
お二人ともGJ!

◆E1yyNEjdEc
誇り高きジェネラルシャドウ格好良かったです!
◆ozOtJW9BFA
大人数にもかかわらずすっきりとまとめてあり、キャラ1人1人の個性が生きていて素晴らしい!

ついでに経過報告します。
進捗状況は7割程度です。
多分、金曜の夜に投下します。



273:名無しより愛をこめて
07/03/28 14:09:24 1ayj3bGvO
投下乙。

俺はブレイドは見たことないが、橘さんの噂はよく目にする。だからこう言わせてもらうぜ。

さすがだぜ、橘さん!
俺達にはできない勘違いを平然とやってのけるッ!
そこに痺れr(ry

274:名無しより愛をこめて
07/03/28 15:16:00 nDh6HLdAO
>>256
いつもまとめ更新乙!
それと何気に原作ライバル対決って初じゃないか?熱い!熱すぎるぜ…!
頼れる先輩の風見を失った茂の先行きが不安だったが、今回のSSで大丈夫かもしれんと思い直したよ。超GJ!
>>269
俺が巻いたキングのフラグが活かされて凄く嬉しい。このまま何も無く終わると思ったから…
うっかり橘さんと黒睦月の誕生でブレイド勢がカオスに。
剣崎→死亡
橘さん→うっかり八兵衛
睦月→黒
キング→不協和音
伊坂→空気
始→ジョーカー

原作のバトロワ宜しく、灯台組のような波乱が起きるかもしれんな…。何はともあれ超GJ!

275: ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 18:30:21 5WLqBEvJ0
>>269
投下乙&GJ!
橘さんはほんとにもう~
でもそれでこそ俺たちの橘さんだ! 大パーティの崩壊はロワのお約束だから面白かった。

それでは投下行きます。

276:Round ZERO ~ Clown RESOLUTION ~ ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 18:31:40 5WLqBEvJ0
 神代剣は、サングラスをかけた、男の死体を見下ろしていた。
 彼はその男を知っていた。いや、知識として持っていた。
 カテゴリーJ、上級アンデッドと呼ばれ、剣崎の先輩である橘を翻弄した強敵、伊坂ことピーコックアンデッドである。
 何故不死である彼が人の姿のままでベルトのバックルを開き、倒れているかは知らない。
 だがチャンスであると悟った彼は、コモンブランクをベルトに落とした。
 カードが身体の上に落ち、光を放ちながら吸い込まれていく。
 死体が消え、ダイヤのJが神代の手に収まる。
(これで目的の一つは果たした。禁止エリアになる前に去るとするか)
 禁止エリアと呼ばれた場所に足を踏み入れた理由はただ一つ、残されたアイテムの回収である。
 加賀美との戦闘を終え、時間の猶予があるうちに、禁止エリアの放置されたアイテムを回収しようと思ったのである。
 頂点に立ち、全てを無かったことにする為。誰もが笑って暮らせる世界を創る為。
 そのためなら手どころか心を汚すことさえ躊躇わなかった。親友を殺したように。
(俺はカ・ガーミンを殺している。後戻りは出来ん。……だからこそ、俺以外を幸せにする!)
 決意を胸にその場を後にしようとしたとき、天よりそれは響いた。

『みんなぁ! 殺し合いなんてもうやめてー!!』
 驚き、声が聞こえたほうを向く。
(放送? ……いや、拡声器か何かか?)
『殺し合えって言われたからって、人を殺すなんておかしいよ!』
 少女の訴えが胸を突く。
(そうだ、おかしいな。だがな、ショ・ミーンの少女よ……)
『帰りたいから殺すの? 守りたい人がいるから殺すの? ただ殺したいから殺すの? 怖いから殺すの?』
(俺は償いの為に殺す道を選んだんだ。引き返す気はないんだ……)
『そして何も力が無くて脅えている人! 私もそうだった!』
 その言葉に驚愕する。こんな目立つ前をすれば狙われるのは誰だって分かるはずだ。

277:Round ZERO ~ Clown RESOLUTION ~ ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 18:32:45 5WLqBEvJ0
 なのに、放送の少女は何の力も持たないと言う。命を懸け、少女と同じ不安な人々を勇気付ける為に訴えを続けている。
『ファイズは、仮面ライダーは……闇を切り裂いて、光をもたらす!』
 その高貴な行いに、彼は、神代剣は目眩を起こした。加賀美に負けないほどの高貴な振る舞いを、何の力を持たないショ・ミーンの少女が行っているのだ。
 無関心を抱けるはずがなかった。しかし、神代の心地よい陶酔を無粋な銃弾が引き裂く。
 一瞬の間をおき、少女の高貴な振る舞いが汚されたことに気づいた。
 憤怒の表情が浮かび、怒りの歩みを丘へ向ける。高貴な振る舞いは、誰にも汚させてはならない。
 どうせ数を減らさなければならないなら、少女を殺すような殺戮者を手にかけてもいいはずだ。
 どんな道を歩もうと、神代剣の本質は仮面ライダーだった。

 そんな彼の足を止めたのは、一筋の光だった。
『俺は闇を切り裂き光をもたらす、仮面ライダー! キック! ホッパァー!!』
 その言葉に耳を疑うが、ザビーとなった矢車を見た事を思い出した。
 声からして、別の誰かを資格者として認めたのだろう。
 認めた相手が闇を切り裂くといっているのは意外だが、すぐに思い直す。
 もとより資格条件なんて曖昧だ。ただゼクターが気に入るか否か。
 ドレイクやサソードなど、ワームすらも主として選ぶ。それだけのことだ。
 だからこそ、少女を守ろうとするものに力を与えたホッパーゼクターを称えてやりたかった。
 踵を返し、市街地へと戻る。あの場に自分の出番がないのは充分分かった。
 少女の高貴な振る舞いに応えるのは、親友の血で汚れた自分ではなく、闇を切り裂き、光をもたらす仮面ライダーであるべきだからだ。
(新しいキックホッパーよ。もし逢うことがあるのなら、決闘を挑もう。正々堂々と、一対一で!)
 今は道は交わらないが、いずれ決着をつけるのは分かっている。
 自分とキックホッパーの資格者では戦うしか道はない。
(ショ・ミーンの少女よ。君の高貴なる振る舞いは受け取った。俺が頂点に立ち、君が夢を追いかけられるような世界を創って見せる!
それまではキックホッパーの胸に抱かれていてくれ。俺は……)
 地面を強く踏みしめ、前を向く。剣の柄を強く握り、地面を抉り火花を散らせる。

278:Round ZERO ~ Clown RESOLUTION ~ ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 18:34:00 5WLqBEvJ0
(神に代わって剣を振るう男、神代剣だ! 神に代わって、全てを救う!)
 少女の放送を糧に、決意を強める。彼に迷いなど芽生えるはずがなかった。


 ―SWORD VENT―
 ビルの窓より剣が回転し、龍を模した黒衣のライダーが掴む。
 上段より振り下ろされる刃を、カリスは自分の刃で受け止めた。
 甲高い金属が交わる音が静かな市街地に十数度響く。
 カリスはこのままでは埒があかないと判断し、カードをラウズする時間を稼ぐ為、後方に飛び退きながらカリスアローの矢を放つ。
 ―GUARD VENT―
 黒龍のライダー、リュウガは盾でカリスの攻撃を防ぎながら突進する。
 距離が一、二メートルまで近づき、盾を投げつけてきた。
 盾が視界を遮り、焦る。
 盾が甲高い金属音を立て、吹き飛ばされながら胸に一文字の傷が刻まれ、緑の血が噴出す。
 ―STRIKE VENT―
 続けて龍の頭を模した拳がカリスを吹き飛ばす。
 そして、漆黒の龍がリュウガの後ろに舞いながら現れる。
 充分距離があるはずなのに、まるでカリスを殴るように拳を突き出す動作を起こす。
 動作の終わりと同時に、黒い炎がカリスに迫った。
 ―Tornado―
 カードの絵柄が光となりカリスの身体に吸収される。カリスアローより風が巻き起こり、炎の軌道を僅かに逸らす。
 地面に直撃して爆発が起こり、衝撃で壁に身体を叩きつけられる。
 技を放とうと、カードを手に取ろうとするが、腕が振るえ地に膝をつく。
 目の前には剣を構えこちらに近付く黒衣のライダーがいた。
 ジョーカーに姿に変え、迎え撃とうとするが痛みに身体が反応しない。

279:Round ZERO ~ Clown RESOLUTION ~ ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 18:35:05 5WLqBEvJ0
(俺は終わるのか?)
 まだ剣崎と天音ちゃんを救うことが出来ていない。終わるわけにはいかない。
 なのに、身体は動かなかった。
(剣崎……)
 
「ウェェェェェイ!!」
 聞こえるはずのない声に、天を仰ぐ。
「大丈夫か!? 始!!」
 青い装甲、銀の角、赤の瞳、自分を守らんと剣を振るうその姿、それは彼の知る剣崎一真そのものだった。
「キサマ……」
 リュウガが呟き、剣を払う。
 しかしブレイドは受け止め、刃を滑らせ当て身をくらわせる。
 バランスを崩したリュウガの腰にミドルキックをかまし、二枚のカードをブレイラウザーにラウズする。
 ―Slash・Thunder―
 ―Lightning Slash―
「ハァァァ……ウェェェ―――ィッ!!」
 雷を纏いし刃が、下段から上段にかけ、リュウガを払い身を躍らせる。
「ぐぅぅ……」
 帯電し、動きが止まる。そのときを狙っていたようにカードをラウズする。
 ―Mach―
 電子音が響き、ブレイドに抱えられる。
 朦朧とする意識に、懐かしい感触に身を委ね、カリスから始へと姿を変え、意識を闇に落とした。


「逃がしたか」
 淡々と呟くと、ガラスが砕け散るように黒龍の鎧が弾ける。

280:Round ZERO ~ Clown RESOLUTION ~ ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 18:37:34 5WLqBEvJ0
 禁止エリアから逃れるように踵を返し、市街地を進もうとする。
「ま、待ってくれ……。私も連れて行ってくれ……」
 自分に縋る望月の姿に軽蔑の視線を送る。
 失血により視界がきかないのだろう。誰でもいいから助けて欲しいと無様な姿を晒しているのだ。
「今楽にしてやる」
 拳銃、デザートイーグルを向け、引き金に指をかける。
 静かな住宅街に雷鳴のような音が轟か――なかった。
(何故だ! 何故撃てない!!)
 フラッシュバックするのは銃を撃たれ無残な姿を晒していた女性の死体。その光景が、リュウガを躊躇わせていた。
 舌打ちし、望月の腹を蹴る。蛙が踏み潰されたような声を上げるのを見下す。
「まあいい。あと一時間もすれば禁止エリアになる。それまで残りの短い生を噛み締めるんだな」
 心とは裏腹に冷徹な声で吐き捨て、その場を後にする。
 漆黒の龍が去った後には、死を待つのみの男が取り残されたのみだった。


(私は死にたくない!)
 生への執着心を持って、片手で這いずり回る。地面を掴む指は爪が剥がれ血が滲む。
(ドラスに会えれば助けてもらえる。ドラスと合流さえすれば……)
 地面を掴もうと腕を動かすと、固い感触に当たる。
 ゴミ捨て場より、腕に当たった壊れたオルゴールの箱が落ち、静かな音を奏でる。
 旋律が、望月博士の心を刺激した。

 ―宏、音楽を聴くと優しい気持ちになれる。

 自分が、愛する息子に教えた言葉が浮かぶ。

281:Round ZERO ~ Clown RESOLUTION ~ ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 18:39:36 5WLqBEvJ0
 箱と同じように旋律も壊れて、音が飛び飛びに演奏される様はまるで今の自分のようだ。
(私の望みはネオ生命体が進化の頂点に立つことだ。人間を抑え、決して間違わない完璧な生命体を作る。
……それだけを願って麻生君を無理矢理改造し、ドラスを作り、今は自分が救われることしか考えていない。宏、駄目な父親ですまない)
 自嘲の笑みが顔を支配し、身体を仰向けにする。消耗した体力ではそれが精一杯だった。
(放送の少女など、私のような人間にも希望を与えようと命を懸けた。なのに私がしたことといえば命乞いだけだ……)
 首輪から甲高い音が鳴り響き、テンポを速めていく。もう自分は終わりらしい。
 そう悟ったとき、再び拡声器を通した声が聞こえた。
『……俺は自分の願いを叶えます! こんな戦いをぶっ壊して、みんなを必ず救い出します。
だから、真理ちゃんが言っていたように希望を捨てないでください! 勇気を持ってください! 正しく生きることを諦めないで下さい!』
 麻生が正義を貫く宣言をしている。少し前の自分なら、彼の決意を馬鹿にし、ドラスを探す方に意識をやっただろう。
 だが今は違う。音楽と昔の自分を取り戻した彼は、麻生の決意に満足気な微笑を浮かべた。
「麻生君、私が無理矢理与えてしまった力を正しい方向に使ってくれてありがとう。そして私はもうお終いみたいだ。
願わくば、この殺し合いを壊して宏の事を守ってくれ。私のことは恨んでくれて構わない」
 音が一際甲高くなり、最期の時が迫る。万感の想いを込めるため、肺を空気で満たす。
「宏、愛している」
 己の汚さも、悲しさも、優しさも含んだ笑顔を浮かべ、首を爆発に飛ばされる。
 しかし、博士として生き、父親として最期を迎える男に、死の恐怖はなかった。


(今度はキックホッパー……麻生という奴が拡声器を使っているのか)
 聞こえてくる放送にリュウガは眉を顰める。脚を丘に向け、麻生の元へ向かおうとする。
 だが疑問が浮かび、足を止めた。
(行って、俺はどうしようというのだ?)
 もちろん、殺し合いを加速させる為、丘に集まるお人好しを一網打尽にするべきだ。
(あそこに集まる連中を殺すのが正しいはず。なのに俺は……あの少女の願いを叶えたいと考えているのか!?)

282:Round ZERO ~ Clown RESOLUTION ~ ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 18:40:43 5WLqBEvJ0
 ガラスに亀裂が入るように、リュウガの心に迷いが生まれる。
 鏡を彷徨い続けたライダーは、苛立ちを壁にぶつけた。
(あそこは俺が行かなくても、多くの殺戮者が向かっているはずだ。なら俺は、あそこに向かう馬鹿を殺す!)
 その中に城戸真司がいる事を考え、市街地を徘徊する。
 もう一人の自分との融合が、今の自分の迷いを消すと信じて。


 眠っている始の横顔を、剣崎に姿を変えた神代が見つめる。
 先程、助けに入ってしまったのは自分でも予想外の行動だった。
 キックホッパーが勝ったことに祝福し、街を歩いていると剣がぶつかる音が聞こえ、そこに足を運んだ。
 見える姿は、黒龍の戦士と、剣崎の親友である始、カリスだった。
 カリスが追い詰められ、死を運ばれんとしたとき、剣崎に姿を変え、助ける為に立ち向かった。
 これは、剣崎の想いに突き動かされたのだ。
 そして、神代は一つの結論を出した。
(始は俺が殺す。だが、その前に剣崎と話をさせよう)
 身勝手なのは百も承知だ。それでも、一度だけは剣崎として始に相対し、二人の関係に決着をつけさせる。
 静かに思考していると、先程のキックホッパーの訴えが聞こえてくる。
 ショ・ミーンの少女の名が真理である事を知った。真理の話で出た麻生という青年が、キックホッパーの新しい主なのだろう。
 麻生の決意が聞こえてくる。真理に応えようと決意を精一杯伝える麻生に、自分は反対の答えを返すしかないとはいえ、笑顔を浮かべる。
 再び始に顔を向け、少し危険だが、死人と対面させる為、一時的に剣崎に身体を譲った。
 高貴なる振る舞いとまでは言わなくても、せめて二人を話させたかったのだ。
 始が起きるまで、それから一時間を要した。


 ―始、お前は人間の中で生きろ。

 そういい残し、唯一無二の親友は消えた。

283:Round ZERO ~ Clown RESOLUTION ~ ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 18:41:57 5WLqBEvJ0
 どれほど行方を捜したか分からない。再会をどれほど望んだか分からない。
 その親友が姿を見せ、自分を救った。

 ―待ってくれ! 剣崎!!

 暗闇より去っていく背中を掴む為、腕を伸ばす。
 かけられていた毛布が跳ね除け、腕を掴んだ。
「どうしたんだ? 始」
 昔と変わらず穏やかな笑顔を向けられた。
 幻でないことにホッとするが、一つの疑問が脳裏をよぎった。
「剣崎、何故お前は放送で名前を呼ばれたんだ?」
「俺にも分からない。死に掛けたんだが、それを勘違いしたとは考えにくいし……もしかして俺たちを殺し合いさせるためか!?」
 剣崎の推理に、それは無いと応える。剣崎に言わなかったが、始には心当たりがあった。
 自分はジョーカーとして参加したが、南光太郎はしぶとく生き残っていたらしく、まだ一人も殺していない。
 そんな自分に業を煮やし、偽の情報を流したのだろう。
(次は天音ちゃんが危ないかもしれない)
 剣崎と殺しあうことは出来ない。適当に言って別れようと身を浮かせると、剣崎が話しかけてきた。
「始、これだけは言っておく。俺はもう二度とお前を封印しない。必ずな」
 その剣崎の言葉に眼を見開く。剣崎は自分を救うためにアンデッドになり、封印しない道を選んだ。
 二人の別離のきっかけ、それを何よりも剣崎が間違えるはずがない。
 そして、始は放送の意味を悟った。
「変身!」
 ―Change―
 ベルトのバックルにハートのAを通す。
 驚きの表情をする剣崎……いや、驚く演技をしている剣崎の偽者に、刃を振るう。

284:Round ZERO ~ Clown RESOLUTION ~ ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 18:47:35 5WLqBEvJ0
「何をするんだ! 始!!」
「黙れ! その顔で……その声で喋るな!」
 剣崎の仇を討たんと民家の壁を切り刻み、ドアを突き破って外に出る剣崎の偽者を追う。
 参加者の中にティターンのような能力を持つものがいるのだろう。
(そいつが剣崎を……!!)
 姿を現さんと嵐のように剣を振り回す。だが一向に剣崎の偽者は姿を変えない。
「うおおおおおおおおおおお!!」
 悲痛な叫びを上げ、怒りの刃を振り下ろす。
 剣崎の偽者を引き裂き、血を飛ばさんと迫らせた。

「何故避けない」
 剣崎は頭に寸止めされていなければ切り裂いていた刃を、ただ微笑んで見つめていた。
「信じていたから。始なら、絶対止めてくれるって」
 カリスが戸惑うのが見える。これが、他のワームであるのなら、結果は違ったであろう。
 剣崎の意志は強いとはいえ、完全にワームを抑えるほどの力は持たない。剣崎の意思を抑え、生存本能を優先させるワームが大多数だ。
 だが、神代は違う。彼は、始を信じ無防備になる剣崎の気持ちも、剣崎の仇をとらんと怒りに燃える始の気持ちも理解できた。
 神代は、自分と姉の絆を、自分を育ててくれたじいやとの絆を、親友である加賀美との絆を、ライバルである天道との絆を知っていた。
 神代剣は、絆を知る数少ないワームの一人だ。ゆえに、命すらも剣崎に委ねた。

「すまない。何に怒っているか分からないけど、これだけは言える。
俺は、始と二度と戦いたくない。始がこの殺し合いに乗ったのなら、きっと何かあると思う。
天音ちゃんに何かあったかもしれないし、アンデッドの宿命を終わらせたいと思っているかもしれない。
それなら俺の命を持っていってくれ。始なら、後悔しない」
 そう言い、剣崎が佇むのが見え、確信が胸に宿る。
(こいつは……剣崎だ。間違えるはずがない。俺のために命を捨てていいと言って、行動に移す奴は剣崎以外の何者でもない!)

285:Round ZERO ~ Clown RESOLUTION ~ ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 18:50:55 5WLqBEvJ0
 カリスの胸に、後悔が宿る。親友を、この手で殺そうとしたのだ。
(俺はお前に応えれない。ジョーカーである俺は……!!)
 悲痛な想いがカリスを支配し、別れのカリスアローを剣崎の足元に放つ。
「変身しろ……剣崎!!」
「何でだ! 始ぇぇ!!」
「変身しろと言ったんだ!」
 カリスアローが剣崎の頭上を通り、水槽タンクを貫く。
 圧力により、水槽タンクの水が噴出し、二人に降り注ぐ。
 剣崎が懐からダイヤのJを取り出した。
「伊坂は俺が封印した。残るアンデッドは君とキングだけだ。出来れば君とは戦いたくない!」
「戦うことでしか……俺とお前は語り合うことが出来ない!!」
 お互い、何時か交わした言葉を告げ、迫る。悲痛の表情を浮かべ、剣崎がブレイドバックルを取り出した。
 カテゴリーAを収め、腰をカード状の帯が一周する。剣崎が右腕を突き出す。
「変身!」
 両手が入れ替わり、右手でバックルを回転させ、スペードの意匠を正面へ向ける。
 ―Turn Up―
 青いゲートが現れ、自分に進むように潜ってくる仮面ライダーブレイドの剣を受け止めた。
「やめろ! 俺たちが戦うことなんてないんだ!!」
 訴えを無視し、蹴りを腹にくらわせる。
 続けて刃を煌めかせ、銀の装甲に切り傷を幾筋も走らせた。
「どうした! その程度か!! いくらお前が手加減しても、俺は! 容赦はしない!!」
 身体を弾き飛ばし、拳の連打を接近して放つ。
「戦え! でなければ俺はここの人間を殺す! 仮面ライダーとして、人を救うんだろ! 止めて見せろ! 剣崎!!」
 剣をなぎ払い、突き飛ばすが、ブレドは地面を踏みしめ、その場に留まる。
「何でこんな事をするんだ!?」

286:Round ZERO ~ Clown RESOLUTION ~ ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 18:52:33 5WLqBEvJ0
「お前には理解できない。だが、俺にはこれしかない!」
 その言葉に立ち尽くす、ブレイドを悲しげな赤の瞳が見つめた。

「お前には理解できない。だが、俺にはこれしかない!」
 かつて、神代が加賀美に言い放った言葉が、剣崎の耳を通して入る。
 ―違う! それは違うんだ!
 悲しみに心を満たしている剣崎に、神代が万感を込めた思いを伝える。
 ―俺が罪を背負う。だからお前たちの高貴なる行いを汚してはいけないんだ!
 ―俺が言う資格が無いのは分かっている。だから剣崎、カ・ガーミンの言葉をお前が始に言ってやってくれ!
 神代を通して加賀美の言葉が、剣崎の心を刺激した。
「馬鹿野郎!!」
 ブレイドの拳がカリスの頬を打ち抜き、尻餅を付かせる。
「俺たちは親友だ! そんな悲しいことは言わないでくれ! 俺は……お前を救いたい!!」
 加賀美の想いが、神代と剣崎の想いを一つにし、悲劇のジョーカーを立ち直らせんと言葉になる。
 カリスは押し黙り、ゆっくりと立ち上がって、二枚のカードを取り出す。
「……剣崎。決着をつけよう」
「く……始……」
 二人のカードが、ラウザーに読み込まれていく。
 ―Drill・Tornado―
 ―Kick・Thunder―
「「おおおおおおおおおおおおお!!」」
 二人の雄たけびが重なり、顔を発光させる。
 ―Spinning Attack―
 ―Lightning Blast―
 風を纏った回転キックと、雷を纏ったキックがぶつかる。

287:Round ZERO ~ Clown RESOLUTION ~ ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 18:53:42 5WLqBEvJ0
「剣崎ィィィィィィィィィ!!」
「始ェェェェェェェェェ!!」
 風と雷の嵐が民家を、ビルを、ガラスを砕き、瓦礫を作り上げていく。
 力の拮抗が爆発音を上げ、破壊を続けるもお互い譲らない。
 だがそれは勝つ為でなく、お互いを思いやっての拮抗だった。
 均衡が、行き場を失ったエネルギーの暴発で崩れる。
 盛大な破壊のエネルギーが、お互いの姿を見失うほどの距離を開けさせた。
 煙が晴れ、粉塵が舞い落ちきった後には、ただ廃墟が広がるだけだった。


(……無事のようだな)
 カリスから始へと変わり、身体の痛みで意識を覚醒させる。
 デイバックは近くに落ちており、あの爆発と共に吹き飛んだようだ。
 中にある首輪探知機が動く事を確認し、震える脚を無理矢理立たせる。
(俺がすべきことは決まった)
 静かな炎が、男の胸を包み込む。
 続けて後戻りする気の無い歩みを進める。
(剣崎を優勝させる。そのために俺は……全て殺す!)
 最早、親友は亡き者となっている事を知らず、悲しくて、皮肉な決意を固めてしまう。
 自分が対面したのは死者と知らず、道化として殺し合いを求め歩いた。
 しかし、道化の運命を歩ませたものは……


 剣崎の意思がスゥッと消えていくのが分かる。
 ―しばらく身体を借りてすまなかった。

288:Round ZERO ~ Clown RESOLUTION ~ ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 18:54:44 5WLqBEvJ0
 もともと、親友である始に逢ったことにより、剣崎の意識が一時的に強まったにすぎなかった。
 始との邂逅が終わり、剣崎の魂は知識と力を残し、神代の身体より出て行った。
「何故なんだ?」
 意識を取り戻した神代は呟く。
「何故自分の高貴なる振る舞いを汚そうとする!? 何故自分に自棄になっている!?
始は、剣崎と共に新しい世界で幸せに暮らすべきなんだ! 手を汚すのは俺だけでいいはずなんだ!! なのに何故……」
 神代剣は知らない。今の始は、自分と似ている事を。
「相川始! お前を見つけ出す! そして、その手を汚す前に俺が殺す!! 俺が汚させはしない!! 待っていろ!!」
 サソードヤイバーを杖代わりにして無理矢理身体を起こす。
 結果的に道化の道を歩ませた貴族は、道化を笑わず、ただその心を救いうために殺すことを選んだ。


 道化と貴族、二人は同じ道を行く。
 振り返らぬ決意を乗せて。

289:Round ZERO ~ Clown RESOLUTION ~ ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 18:55:49 5WLqBEvJ0

【望月博士 死亡】
残り36人


【リュウガ@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:市街地D-6】
[時間軸]:劇場版登場時期。龍騎との一騎打ちで敗れた後。
[状態]:健康。
[装備]:コンファインベント。
[道具]:ファイズショット。デザートイーグル(357マグナム)。
[思考・状況]
1:もう一人の自分と融合し、最強のライダーになる。
2:ジョーカーの役目を果たす。


【相川 始@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:市街地E-6】
[時間軸]:本編後。
[状態]:全身に負傷。腹部と胸部に切傷。中程度の疲労。二時間カリスに変身不能。
[装備]:ラウズカード(ハートのA、2、5、6)。首輪探知機(レーダー)。
[道具]:未確認。
[思考・状況]
1:剣崎を優勝させる。
2:ジェネラルシャドウを含め、このバトルファイトに参加している全員を殺す。

290:Round ZERO ~ Clown RESOLUTION ~ ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 18:56:49 5WLqBEvJ0


【神代剣@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:市街地E-4】
[時間軸]:スコルピオワームとして死んだ後。
[状態]:全身に負傷。中程度の疲労。始に憤り。二時間ブレイドに変身不能。
[装備]:サソードヤイバー。剣崎の装備一式。
[道具]:陰陽環(使い方は不明)。ラウズカードのスペード9&10。ダイヤのJ。
[思考・状況]
1:始と再会し、手を汚す前に自分の手で殺す。
2:この戦いに勝ち残り、ワームの存在を無かったことにすることで贖罪を行う。
3:さらに、自分以外が幸せになれる世界を創る。
[備考]神代は食パンを「パンに良く似た食べ物」だと思ってます。

※剣崎と神代剣両方の姿に切り替えることができます。
剣崎の記憶にある人物と遭遇しそうなら、剣崎の姿に切り替えるつもりです。

291: ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 18:59:46 5WLqBEvJ0
投下終了。誤字、矛盾があれば指摘お願いします。

デザートイーグルは別名ハンドキャノンと言われるほど強力な銃ですが、口径が小さいなら重量で反動が抑えられるので、明日夢にも撃てるだろうと判断しました。

292:名無しより愛をこめて
07/03/28 19:05:33 nDh6HLdAO
リアルタイムに遭遇。超GJ!
加賀美の意志を汲み取って貰えて凄く嬉しい。キングといい、最近は嬉しいハプニングが多いな。

因みに一カ所、真似が前になってました。
望月博士の死に様も美しい…
|葬式会場| λ...博士…

剣崎登場と見せどころが沢山でお腹一杯だ。

293: ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 19:14:03 5WLqBEvJ0
>>292
指摘ありがとうございます。

> その言葉に驚愕する。こんな目立つ前をすれば狙われるのは誰だって分かるはずだ。

> その言葉に驚愕する。こんな目立つ真似をすれば狙われるのは誰だって分かるはずだ。
に差し替えてください。

294: ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 20:06:13 5WLqBEvJ0
自分で誤字発見orz

> 結果的に道化の道を歩ませた貴族は、道化を笑わず、ただその心を救いうために殺すことを選んだ。

> 結果的に道化の道を歩ませた貴族は、道化を笑わず、ただその心を救うために殺すことを選んだ。
に変えてください。

295: ◆A.IptJ40P.
07/03/28 20:29:40 VfNj2nMj0
投下乙!
剣崎登場―――!!
いやあ自分の蒔いたフラグが拾われるのは嬉しいなあ。
しかしデザートイーグル支給は死亡フラグだぞ。大丈夫なのかリュウガ。


296: ◆A.IptJ40P.
07/03/28 20:31:42 VfNj2nMj0
あ、予約分はあと少しで書き上がる……筈。
推敲込みで何とか明日には……!!
だからもう少しだけ時間を……!!

297:名無しより愛をこめて
07/03/28 21:54:30 1ayj3bGvO
投下乙。
色々言いたいことはあるが、一言。
リュウガって、もはやサラマンd(ry
いや、結果的に望月博士死んだけどね…

298:名無しより愛をこめて
07/03/28 22:11:37 nDh6HLdAO
>>297
他に何を言いたかったんだw

今のリュウガを見ると…。
|葬式会場| λ...ザンキさん…

299:名無しより愛をこめて
07/03/28 22:41:40 lX0TEzCz0
なんか、今のリュウガを作った張本人としては
嬉しいような胸が痛いような・・・複雑な心境です。
いずれ決着つけようかとは思いますけどね。

今のキャラの現在位置が知りたいですね。暇が出来たらお願いします。

300: ◆TJ9qoWuqvA
07/03/28 22:46:41 5WLqBEvJ0
現在位置は少し時間下さい。
来週中までには更新したいですが……

リュウガはサラマンダー脱出の機会が作れなかったですね。
未熟ですいません;

301:名無しより愛をこめて
07/03/29 07:06:55 SM1YK578O
投下乙。
話は面白かった。
ただちょっと始に違和感あり。
そして、珍しく誤字が多い。
指摘のあった他にもブレイドがブレドになっている。
似たような言葉の繰り返しが多く、テンポが悪かった。
予約まではあと数日あったし、急いで投下することはなかったのでは?



302:名無しより愛をこめて
07/03/29 12:29:57 6eT4VIZH0
お二人ともGJ!!
批評を貰って描写にさらに磨きがかかったように感じます。

あ、総合スレの方にとりあえず水のエルのテンプレ紹介投下しました。
DVD見ながら書いたんで間違ってはいないと思うが訂正追加あったらお願いします。
あ行のキャラから攻めていってるんで始、蓮、浅倉ももうすぐ投下出来ると思います

303: ◆naAqV94LaU
07/03/29 12:40:13 PdtxesVD0
投下乙
俺も色々言いたいことがある。
だが、一つだけ言っておこうと思う。
戦闘の展開がまんまnaAqV94LaU氏のFULL FORCEと同じな気がするんだが…。
加賀美云々の描写があったからというのもあるが、会話から台詞から何まで加賀美対剣を思い出してしまった。

でも面白かったし、難癖つけて荒らしたいなんて気持ちは全く無いから誤解しないでくれ。
作品を読んでの純粋な感想です。
何は無くとも乙でした

304:名無しより愛をこめて
07/03/29 12:45:40 +uUiMpUH0
>>303
鳥出ちゃってるぞー
まあ自分名義で指摘するのはアレだから名無しとして発言しようとするのは正しい。


305:名無しより愛をこめて
07/03/29 12:47:18 PdtxesVD0
あちゃ、IDついてた。
交流雑談所から飛んできたんだけど…私もなんとなくそう思えてしまったので。
でも前述の通り、特に気にしてないんでスルーしてくださいw

自演みたいになってしまってすみません。
因みに作品の完成度は7割ぐらいです。もう少し。

306:名無しより愛をこめて
07/03/29 12:52:26 PdtxesVD0
失礼、鳥でしたorz
重ね重ねすみません…

ホント、色々気にしないで下さいorz

307:名無しより愛をこめて
07/03/29 15:24:55 ScLnAnB9O
すまん、Round・ZEROの話だが神代の所がよくわからなかった

神代が剣崎を演じてるのか剣崎が神代の体を一時乗っ取ったのか神代と剣崎が意識共有してるのかどういうことなのか誰か教えてくれ

308:名無しより愛をこめて
07/03/29 15:25:46 4rWI3ySY0
>>307
>神代が剣崎を演じてる
神代はワーム擬態能力で、なりきっている。
と、思う。

309:名無しより愛をこめて
07/03/29 17:20:41 oikuPfsTO
自分は乗っ取りかなと思う。
その方が夢?がある気がする。

310: ◆TJ9qoWuqvA
07/03/29 17:54:41 eYxvuZyd0
たくさんの批評ありがとうございます。言われないと気づかないもんが多すぎですorz

◆naAqV94LaU氏、FULL FOCEに似てしまったのはすいません。
もともと劇場版の冒頭、ジョーカーvsブレイドに神代を足した話にしたかったので、FULL FOCEと被ってしまうのは考慮しておくべきでした。
練りこみ不足の上盗作みたいになっちゃって申し訳ないorz

今回大人数を一気に書くのが苦手というのが前面に出てしまいました。
まだたいした人数じゃないのに……

本来の予約期限までには修正版を上げたいと思います。
では!

311: ◆A.IptJ40P.
07/03/29 18:30:33 +uUiMpUH0
書き上がりました。遅れてすいません。
推敲して今日中に投下します。
かなりボーダーです。下手したらまた論争があああああああ……

……一部アッパー入ったテンション/妙なスイッチ入った状態で書いたから見直すのが怖い……


312:名無しより愛をこめて
07/03/29 19:22:38 SV46+itWO
>>310
こちらこそ申し訳ありません。
盗作なんて不名誉なことは全くございませんよ!前述の通り、純粋に面白かったです。
もともと立ち位置が似ているキャラですしねw
これからも期待してますので、お互い頑張りましょう!

因みに私もあと一割ぐらいで書き上がります。

313:企てる男、燃え上がる男 ◆naAqV94LaU
07/03/29 19:57:18 PdtxesVD0
完成しましたので投下します。

314:企てる男、燃え上がる男 ◆naAqV94LaU
07/03/29 19:58:24 PdtxesVD0
「―…はぁ、はぁ…。」
息が切れる。疲弊しきった身体も悲鳴を挙げていた。
それでも胸に秘められた憎悪の炎は消えることは無い。
寧ろ時が経つにつれて、その炎の勢いは増していた。
―…参加者を全員皆殺しにして…真理を生き返らせる。
新たなる目標に向けて冷徹な戦士は、千切れそうな足を引き摺って歩く。
「仮面ライダーキックホッパー…貴様は俺の真理を守れなかった。」
近くに居ながら、真理を見殺しにしたのだ。
「クククッ…一番に貴様を殺してやる…!」
言うなれば礎。
真理を守れなかった罪、命を以って償わせる。
草加の表情が快楽に歪んだ。何故か笑みさえ浮かんでくる。
―…この島に居る参加者全員の命を足しても君の命には叶わない。
それは分かっている。
だが、安心してくれ。
今しばらくの辛抱だ。沢山の生贄を捧げ、必ず君を生き返らせて見せる。
「…君は俺が守る。」
―…仮面ライダーキックホッパーも、乾巧も必要無い。
闇を切り裂き、光をもたらすのは俺だッ!
そう呪詛のように呟きながら、草加は進んで行く。
やがて、眩しい朝焼けと共に市街地に辿り着いた。
沢山の建物が並んでいる。
いい加減、身体も限界だった。
今のままでは戦うことは出来ない。
邪悪な闘志に満ち溢れた草加自身にも、それは分かっている。
今戦っても、返り討ちに遭うのが関の山だろう。
ならば、今は身体を休めることだ。
万全とはいかなくても、傷の治療ぐらいはしたい。
「さて…。」
静観とした市街地を歩きながら辺りを見回す。
一般の家庭なら治療具ぐらい有る筈だ。

315:企てる男、燃え上がる男 ◆naAqV94LaU
07/03/29 20:01:04 PdtxesVD0
出来れば、今誰かに遭うのは避けたかった。
だが、もし不測の事態が起きて、誰かと出会うなら単純な馬鹿が良い。
簡単に騙され、自分を信じてくれるお人好しだ。
今までの経緯から言っても、草加は自分の立ち振る舞いには自信があった。
菊池啓太郎に取り入り、巧を悪人に仕立て挙げ、精神的に追い詰めたこともある。
誰かに襲われた…と言って相手を丸め込む事も出来るだろう。
そのまま利用するというのも上等手段だ。
一時的にでも利用できる道具は利用するべき。
「真理を助ける為には…俺一人では厳しい。」
爆発しそうな程の激しい怒りを抱えながらも、草加は冷静だった。
現在の状況を判断し、これからの事を淡々と画策する。
自分一人で勝ち抜く事は難しい事、協力者が必要な事。
既に理解していた。
使えそうな人物を集め、暫くは行動を共にする。
―…但し、あの秋山蓮のようなゴミは要らない。
オルフェノクを初めとする人外な連中にも用は無い。
全うな人間であり、自分を好いてくれる者。
そして、戦う力を持つ者。
全ては真理を蘇らせる為だけに切り捨てる駒だ。
恐ろしい程冷静に思考を巡らせながら、市街地を覚束ない足取りで進んでいった。
その後ろ姿には一部の迷いも無い。

++


316:企てる男、燃え上がる男 ◆naAqV94LaU
07/03/29 20:02:08 PdtxesVD0
ガタックゼクターとの激戦を終えた後、南光太郎もまた歩みを進めていた。
放送で促されていたエリア、H-7。
其処には良い物があると言っていた。
武器か、脱出をする為の鍵か。
それは現在では知る事は出来ないが、光太郎の胸には僅かな期待が燻っていた。
しかし。
「待てよ?…ゴルゴムが俺達に有利な物を配置するというのは…。」
到底有り得ない話である。
こう言って参加者達をかく乱する罠かもしれない。
そう、光太郎は思い立ったら一直線。
巡らされた考えは一つの結論に行き着く。
「おのれゴルゴム…!俺達を罠に嵌めるつもりだな!!」
静かな市街地に光太郎の声が響き渡った。
そして、気がついた。
こうしてはいられない。
誘いに乗った人々が今、苦しんでいるかもしれないのだ。
「急がなければ…!さっき襲い掛かってきたゴルゴムの刺客も居る。
また罪も無い人々が犠牲になってしまう!」
先刻入手した用途不明のアイテムをデイバッグに放り込み。
気合一発、両頬を叩く。
「よし!」
―…目的のエリアまで猛ダッシュだ!
しかし、
「みんなぁ! 殺し合いなんてもうやめてー!!」
その意志は少女の大きな声で止められることとなる。

317:企てる男、燃え上がる男 ◆naAqV94LaU
07/03/29 20:06:16 PdtxesVD0
規制にかかってしまったので避難所に投下します。

318:企てる男、燃え上がる男 ◆naAqV94LaU
07/03/29 20:12:23 PdtxesVD0
投下終了いたしました。
相変わらずの駄文、失礼致しました。

319:名無しより愛をこめて
07/03/29 20:17:51 eYxvuZyd0
投下乙!&GJ!
 こ う き た か !!
えらいもんを味方にしたもんだw 草加はw
二人のキャラが弾けすぎです。シリアスなのに笑ってしまうのは光太郎さんの人徳かw
面白かったです。

あと、ゴルゴムの仕業といっているのが気になりました。
前まではクライシスの仕業といっていたので。
まあ、何でもかんでもゴルゴムの所為にしているのは光太郎さんらしいんですがww

320: ◆naAqV94LaU
07/03/29 20:24:24 SV46+itWO
感想有難うございます!
大きな間違いを犯してしまった…。ゴルゴム→クライシス帝国でお願いしますorz
後で修正しておきます!

321: ◆naAqV94LaU
07/03/29 20:25:48 SV46+itWO
追記。
ここぞとばかりに吹聴する草加と、信じ込む光太郎をお楽しみ下さいw

322: ◆A.IptJ40P.
07/03/29 20:38:06 +uUiMpUH0
GJ!
草加マジ外道ww
光太郎……そいつにだけは騙されちゃ駄目だ。

草加が言ってたのは、半分ぐらい本音かも知れんなあ。


推敲も終わったので投下します。

323: ◆A.IptJ40P.
07/03/29 20:39:15 +uUiMpUH0


赤い装甲と、格子状の仮面を纏ったライダーが、剣を一気に振り下ろした。
武器らしいものは何も持っていない、怒りを眼に湛えた男に向かって。



些細な偶然から、戦士になってしまった男。
鍛錬と願望の果てに、戦士として在った男。

戦士としては歪んだ男。
戦士の仮面を喪った男。

出遭ってしまった二人の男。
出逢えなかった二人の戦士。

―――その遭遇は、偶然か必然か?
―――その対面は、不幸か幸運か?

―――そしてその邂逅は、この世界に何を齎すのか?



声の元に向けてひた走る。
連なる声は、どす黒い悲劇を繰り広げていた。
低い声が、

『仮面ライダーの知り合いめ、嬲り殺しにしてやる』

告げた。絶望が身を侵す。
……間に合わないのか、俺はっ!?


324: ◆A.IptJ40P.
07/03/29 20:40:17 +uUiMpUH0


道の真ん中に散らばっているそれを拾い集める。全身の傷が意識から消える程の動揺。

「ザビー……ゼクター……」

ライダーとしての自分と供に在った、唯一無二の相棒。
その外殻は無残にも砕け、内部も多くの箇所が歪み、捩れ、捻り潰されている。
完全に壊れたという訳ではなさそうだが、回路が幾つもの箇所で寸断されているのは間違いない。

それは、紛れも無い死だ。

機械に命が無くとも、あの確かな鼓動は消えた。

もう二度と、戻って来る事は無い。

「……ぁああああああああぁぁぁぁぁぁっっ!!」

蹲った。
瞼の裏を灼く熱と、脳髄を抉る冷たい激痛のギャップ。
それが双眸の奥を苛み、熱を眼の端から溢れ出させる。

―――その時、声が聞こえた。



「くそっ!!」

――何で間に合わなかったんだ!俺はっ!


325: ◆A.IptJ40P.
07/03/29 20:41:20 +uUiMpUH0

市街地に辿り着いた時、末期の声が聞こえた。
あの声が、何処までも重く背中に圧し掛かる。

――仮面ライダーは……闇を切り裂いて、光をもたらす!

「俺は……人を守る為にライダーになったっていうのに……!!」

また、誰も守れない。

あの放送で死んだ六人も、
今、何処からか呼びかけて来た女の人も、

誰も、守れない。

「くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

自分の在り方は―――そんなにも、弱いものだったのか。



「はは…………」

自嘲の笑いが口から零れる。
自虐の笑みが口から漏れる。

あの少女の魂の叫び。

――仮面ライダーは……闇を切り裂いて、光をもたらす!

「俺は、もう……仮面ライダーじゃないんだ……」


326: ◆A.IptJ40P.
07/03/29 20:42:29 +uUiMpUH0

ザビーゼクターの残骸を握り締め、ビルの壁へと寄りかかる。
全身の疼痛と迫り来る闇に心を浸し、ゆっくりと眼を閉じた。

―――望むのはただ、力だけ。



そして―――彼らは邂逅する。

歪んだ合わせ鏡のように、相似の疵を抱え込み。
華と砕けた鏡のように、互いの瑕を拡げ合う。

―――二人は遂に、相見える事となる。



市街地を当ても無く彷徨っていると、道の端で建物に寄り掛かるように倒れている男がいた。
胴には刺し傷。顔は青褪め、そして、

血を吐くかのような苦悶の表情で。
大切な誰かを喪ったかのような慙愧の表情で。
、、、、、、、、、、、、、、、、、
自分の在り方を否定されたかのような、漆黒の闇よりも暗く沈んだ表情で。

眼を、閉じている。

―――――何故か、鏡を視ているような気がした。

「……大丈夫ですか!?」


327: ◆A.IptJ40P.
07/03/29 20:43:34 +uUiMpUH0


幻想を振り払い駆け寄る。七人もの人を救えなかった自分に出来るのは、これから一人でも多く救うことだけだ。
かなり大きな声で呼び掛けたのに、全く反応が無い。

……また救えないのか、俺はっ!

だが、傍に立った時、その男が眼を開いた。

……良かった、生きてる。

「あの、大丈夫です……か……?」

確かに、男の眼は開いていた。
、、、、、、、、、、、、 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
非人間的なまでに充血した、地獄の悪鬼そのものの両眼を見開いていた。

反射的に、飛び退く。

―――これは、眼を合わせてはいけないモノだ。

浅倉とは違う。
東條とは違う。
須藤とは違う。
今までに出逢ったどんなライダーとも違う、真下へと沈み込む螺旋を象った精神性。

脳裏に恐怖を刻まれ、カードデッキを取り出した。
握り締めたカードデッキを男の瞳へと突き出し、龍騎へと変身する。

否、変身―――しようとした。


328: ◆A.IptJ40P.
07/03/29 20:44:38 +uUiMpUH0

「おい!何するんだよ!」

だが、それは阻まれる。

一挙動で飛び起きた男が、カードデッキを奪い取ったのだ。



こいつの顔を見た瞬間、直感で解った。

俺と同じだ、と。
拠り所を喪った俺と同じだ、と。

自分を成り立たせる為の拠り所を喪った俺と同じだ、と。

何か黒いものを持ったその右手が突き出された。腰に現れるベルト。

―――こいつは、力を持っている。
それが許せない。
俺は全てを喪ったというのに、こいつは力を持っている。
だが、まるで何もかもを手放してしまったかのように絶望している。
力を当然のものとして認識するその考えが、どうしようもなく腹立たしい。

四肢と胴体の筋肉を一度に動かし、壁に寄り掛かる姿勢から一気に飛び掛る。
素早く右手を伸ばし、黒い板状のそれを奪い取った。

「おい!何するんだよ!」

傷の痛みの所為か、血が足りない筈の頭は酷く冴えていた。
奴のベルトが消え去ったことをしっかりと認識し、それについて考察を巡らせることが出来るほどに。


329: ◆A.IptJ40P.
07/03/29 20:46:40 +uUiMpUH0
掴んだそれを掲げる。腰に現れるベルト。
……思い通り。
どういった原理かは知らないが、ベルトの存在はこれに依存しているらしい。
そして、バックル部分は空白であり、片側だけが開いている。
恐らくは、これを入れる為の隙間。
装填した。

それが全身を覆う。ベースの赤と銀の装甲、その輝きによって強い印象を与える龍の鎧が。

「……は、はははははははははははははは!!」

力だ。
壁を軽く殴りつけると、それだけで無数の亀裂が走る。

その感触に酔いつつ左手の違和感に眼を向けると、龍の頭を象った手甲があった。
かしりとスライドし、板状の何かを差し込むスペースが現れる。

……何だ?

サイズは丁度、あの黒い板と同程度。

腰の正面に手を遣り、板を探った。
指先に感触の違いが引っ掛かる。
するりと抜け出たそのカードには、『SWORDVENT』の文字と、大陸風の曲刀が描かれていた。
……やはりな。
それを左手の機械へ置くと、しっかりと重なった。スライドを引き戻す。

『SWORDVENT』

電子音声、頭上から飛来する刃。
掴み取り、倒れ込んで喚いていた喧しい男に振り上げる。
そして―――振り下ろした。

330: ◆A.IptJ40P.
07/03/29 20:47:55 +uUiMpUH0



龍騎に変身した男の、狂気と狂喜の高笑い。

「……は、はははははははははははははは!!」

拳を叩きつけ、壁に罅を入れている。

「くそ、何なんだよあんたはっ!」

叫ぶ。だが、全く反応が無い。

地面を転がり、何とか距離を取る。
その間にも声を挙げるが、聞いている様子が無い。

見れば、カードデッキからカードを取り出し、バイザーにベントインしていた。

「……何で知ってるんだよ!?」

自分が見よう見真似でやっていたのを思い出す。その時の再現のように、使ったカードまでもが同じ。

『SWORDVENT』

低い声。刃が大気を切り裂く音。
奴の右腕に、長大な刃が握られていた。

振り上げられる刃。仰向けに倒れている自分。

……ここで、終わるのか……!?

誰かを救う為にライダーになったのに、誰一人として救えずに。

331: ◆A.IptJ40P.
07/03/29 20:49:14 +uUiMpUH0

そんなことを、認められる筈も無い。

叫んだ。

全力で、その意志を。



赤い装甲と、格子状の仮面を纏ったライダーが、剣を一気に振り下ろした。
武器らしいものは何も持っていない、怒りを眼に湛えた男に向かって。
だが、刃を正面から見据える男は大きく息を吸い込み、叫んだ。

「あんたも……」

「あんたも、誰かを傷付ける為にライダーになったっていうのかよ……!?」

刃が、止まる。

からん、と乾いた音。
それを支える握力を喪ったライダーの手から、剣が滑り落ち、路面を叩く音が響いた。



知らず、右手から刃が零れ落ちていた。

―――あんたも、誰かを傷付ける為にライダーになったっていうのかよ……!?

俺は、一体、何をしようとしていた―――!?


332: ◆A.IptJ40P.
07/03/29 20:50:23 +uUiMpUH0

他人から力を奪い取り、
それを振るう感触に酔いしれ、
挙句の果てに、ライダーでもワームでもない者を殺そうとした。

それは、その行動は、不協和音そのものではないのか。

そもそも、俺は何の為にライダーになった?
いや、何の為にゼクトに入った?

ワームを倒す為――違う。
リーダーになる為――違う。
パーフェクトハーモニー――違う。

それらは全て手段に過ぎない。
脳裏に去来するのは―――

「―――そうだ、俺は―――」

ワームから救った少年の笑顔。
護り切った女性の感謝。

そして――身を挺して庇った部下の安堵の声。

「―――誰かを護るために、仮面ライダーになったんだ……!!」


333: ◆A.IptJ40P.
07/03/29 20:52:23 +uUiMpUH0



戦士の意志に呼応し、それが―――鋼の甲虫が眼を醒ます。
だが、飛び立つことは無い。

今は、まだ。



男の変身が解除される
現れた顔は、何処か穏やかな笑顔だった。
今見れば、両眼の充血は泣き腫らしたものだと分かる。

カードデッキを差し出され、戸惑いつつも受け取った。

「……ありがとう。君のお陰で、最も大切なものを取り戻せた」

「え、ちょ、あんた、あんたは一体なんなんだよ!!」

俺の言葉に対して、その男はにやりと笑い、言った。

何処か誇らしげに。

「―――矢車」

それこそが、今の自分だというように。

「―――仮面ライダーではなくなった男、矢車想だ」

何処か誇らしげに、言った。


334:名無しより愛をこめて
07/03/29 20:52:27 6eT4VIZH0
面白かった!!けど一寸疑問。
出発したのって名簿順だよな?
光太郎は乾も草加も見てないんだっけ?

335: ◆A.IptJ40P.
07/03/29 20:53:25 +uUiMpUH0


朝焼けに包まれて、彼は走り出す。
往くべき道を。

その情熱のベクトルは、誰かの胸を貫くのか。




336: ◆A.IptJ40P.
07/03/29 20:54:42 +uUiMpUH0

【矢車想@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:市街地G5】
【時間軸:8話 ザビー資格者】
【状態:重症。全身打撲&火傷&刺傷(急所は避けていました。大出血もありません)】
【装備:ライダーブレス(ザビーゼクター破壊)】
【道具:アドベントカード(サバイブ)】
【思考・状況】
1:もう二度と、こんな過ちは犯さない。
2:仲間を集めてパーフェクトハーモニーで脱出!
※矢車はBOARDという名前に嫌疑(ワームの組織では?)
※やさぐれ抜けた所為で、傷の痛みと出血で気絶する可能性があります。
※カブティックゼクターは、どのような形でかは分かりませんが島に存在します(不明支給品?)

【城戸真司@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:市街地G5】
[時間軸]:47,8話前後。優衣が消えたことは知っています。
[状態]:健康。小沢さんは思考の彼方。
[装備]:カードデッキ(龍騎)
[道具]:なし
[思考・状況]
1:何なんだこの人は!?
2:ひとりでも多くの人を助ける。
3:戦いを絶対に止める。
4:蓮たちを探す。

337: ◆A.IptJ40P.
07/03/29 20:56:38 +uUiMpUH0
投下終了……

うん、まあ、その、7ホメ3ケナシ位の批評を下さい。

……一部の文章が自分が書いたとは思えない。何考えてたんだろ自分。

338: ◆A.IptJ40P.
07/03/29 20:59:55 +uUiMpUH0
傍点ずれとるorz
修正が出来ればお願いします……

339:名無しより愛をこめて
07/03/29 21:00:14 yhqaXa8Y0
お二方GJ!
光太郎ヤバス!下手すると死亡フラグかも・・・。光太郎なら余裕で跳ね返しそうだけど。
矢車さんがヤサ車さんにならなくて意外だけど、この矢車さんもなかなか・・・。

>>334
今確認してきましたが、取りあえず開始時刻には変身したままでしたね。
自分の前の人の名を覚えているとすれば・・・?

340:名無しより愛をこめて
07/03/29 21:04:19 SV46+itWO
GJ!
私もやさぐれ脱出フラグを狙ってました。悔しいけど…嬉しいw
矢車さんに色々フラグが立って今後の展開に期待です。
相変わらずお見事!乙!!
>>334
見知らぬ相手の顔と名前など、光太郎が一々覚えてる訳が無いと判断しました。
無論、嘘がバレたら草加に死亡フラグが立つ訳ですがw


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