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もともと、アニメやドラマの音楽は、1曲1曲にタイトルがついているわけではない。
作曲家に音楽を発注するときに、「悲しみ」「よろこび」といった楽曲のイメージとともに、M-1,M-2といった整理用の番号がつけられる。
これが曲名の代わりとなる「Mナンバー」と呼ばれるもので、録音やダビング作業はこのMナンバーを手がかりに行われる。
CDに収録される曲のタイトルは、実は、アルバム発売が決まってからはじめてつけられるのだ。
サントラアルバムの製作に関わることが多い筆者も曲名をつける機会がよくあるが、イメージに合う曲名をつけるのは難しい。
一度つけた曲名は後世まで残るので緊張する。あまりカッとんだ曲名は避けて、無難なタイトルをつけがちである。
高知県出身。少年時代よりSFと特撮と映画音楽にのめりこむ。
映像音楽関係のライターとして、サントラCDの構成・解説やDVD解説書、雑誌記事の執筆等を行っている。
いつかやりたい仕事は、出崎統監督の『エースをねらえ!』『家なき子』『宝島』『おにいさまへ…』の完全版サントラを作ること。