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円谷プロのお家芸ともいうべき巨大ヒーローだが、
従来にはない新機軸がいくつも盛り込まれた野心作だ。
怪獣と戦う地球人チームの存在は一般市民には秘密にされ、
その基地も今までとは違い、薄暗くて狭い印象がある。
スーパーメカではなく徒歩で事件現場に急行する場面も見られた。
また、ヒーローと怪獣の戦いは通常空間ではなく、
閉鎖された特殊なフィールドで行われる。
そのため怪獣による被害は頻発しているのに、
存在自体が市民には秘匿されているのだ。
(事件に関わった者の記憶や認識そのものが改変されたりもする)
人の心の闇につけこみ弄ぶ悪の権化は、主人公たちの身近な人間として
ずっと前から登場していたという驚愕の展開を経て、
最終決戦ではそれまで隠蔽されていたヒーローと悪の戦いが
一般市民の目撃するところとなる。
ただし状況や環境に恵まれた作品とは言い難い面もあり、
当初の企画内容がすべてテレビでオンエアされたわけでもなく、
怪獣の着ぐるみの使い回しや改造が多かった事でも知られている。
電光超人グリッドマン。