07/01/06 17:13:58 RNzOUrTK0
俺は車に戻り、田所さんに結果を報告した。途中カブトの助けがあったことを。
「加賀美くん、どうやらカブトの資格者はその天道とか言う奴にさせるしか無いようだ」
やっぱりそうなるんですか。
「加賀美くん、あなたはその天道とか言う人をZECTに勧誘したの?」
「したんですけど向こうは条件に『俺の下についてこい』とか言ってくるんですよ」
「なんて無茶苦茶なことを言う人なのかしら」
全くその通りです。
「とにかくカブトの対策は本部が決める、加賀美くん君はもう帰るんだ」
田所さんは俺に言う。俺の体はバイトやワーム達との戦いで疲れているから立川さんのマンションに帰ってゆっくり寝よう。
そして俺はマンションに戻り晩飯を食いながら立川さんに今日あったことを話した。バイクを手に入れたこと、ワームと戦ったこと、天道さんについて。
「新くん、その天道とか言う人はちょっと変わっていないか?」
立川さんは軽く笑いながら言う。
「ちょっとどころではありませんよ、何せ『俺は世界で一番強い』とか言ってくるんです」
「それだけ自分に自身があると言うことなんだろう」
俺はその自身がどこから来るのかを知りたいですよ。
そして俺は晩飯も食べ終わったので特にすることもなくなったので風呂に入って歯を磨いて寝ることにした。
にしても今日は疲れた。アルバイト、バイクの運転、ワームと戦う……
俺は今ベッドの中で考え事をしていた。天道総司という人間について。
あの人はZECTの重要な秘密であるマスクドライダーシステムのベルトを持っている。
一般にはZECTやライダーの存在は知られていないはずなのに何であの人はライダーのことを知っているんだ、あの人はZECTのメンバーと何か関わりを持っているのか?
いや、それはないそれなら俺にZECTについて聞き出したりしないはずだ。あるいは天道さん自身ZECTのメンバーだったりも……ってこれはもっとありえない。
難しいことを考えている内に段々眠くなってきた。
続きを考えるのはまた今度にしよう。
03 終わり