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こうして俺のバイト一日目は終えた。竹宮さんからは「また来てね!」と言われたので暇なとき行こうと思う。
俺は待ち合わせのスーパーに向かった。すると入り口に立川さんがいた。
俺は急ぐ。
「新くん……全く君は……」
「すみません!本当にすみません!」
呆れる立川さんに俺は必死に謝る。
「……反省しているようだしもういいよ」
立川さんは許してくれたようだ。
「本当にすみません……」
俺はもう一度謝る。
今俺達は帰り道を歩いている。その途中俺は今日あったことを話した。バイトを始めたことを、カブトというライダーがいることを。
「選ばれし者がもう……」
「立川さん?」
「いや、何でもないこっちの話だ」
立川さんは独り言を確かに言っていた、しかし俺はそれを詮索しないことにする。
「そういえば立川さん、昨日のあの四人はあれからどうなったんですか」
あの四人は俺の記憶の何らかの鍵であるはずだ、しかし立川さんは。
「すまないがあの四人は私が君を捜している最中にはぐれてしまった」
あの四人は俺の記憶の手がかりなことには間違いない、しかしそれが離れていく――か。
どうやら、俺の記憶が戻るのはまだまだ遠そうだ。
しかし謎がいろいろとあるな、ワームの目的、俺の記憶、天道総司という人間について、そしてあの人はどうしてベルトを持っていてライダーに選ばれたのか、といろいろありすぎる。
まああまり深く考えるのはよそう、頭がこんがらがるからな。
02 終わり