もしも天道総司が涼宮ハルヒの通う高校にいたらat SFX
もしも天道総司が涼宮ハルヒの通う高校にいたら - 暇つぶし2ch363:293
06/12/27 15:30:30 Rxs1pyuc0
 日下部さんはテーブルで一人ポツンと絵を描いている。横から見てみるとそれは妖精同士が抱き合っているように見える。
「大丈夫………ボクがそばにいる」
小さな声でそう呟いたのを確かに聞こえた。その瞬間俺が絵を見ているのに気がついたのか振り向いて顔を見上げてきた。
「………何だ?」
「いや、絵が上手いな~って思っただけで」
「よせ……ヘタだ……」
俺が褒めると照れ隠しのようにまた絵を描き続ける。
「俺、実のことを言うと『加賀美新』っていうのは本当の名前じゃないんですよ」
日下部さんも竹宮さんも不思議そうな顔で見ている。
「俺、記憶喪失なんですよ」
「記憶喪失……?」
「はい、目が覚めたらとある病院で目覚めて俺はその時何も覚えていなかったんです。自分の名前も、家族のことも。俺を病院に運んでくれた人からこの名前を付けて貰ったんです」
俺は続ける。何かこの子と似たようなタイプの子をずっと前に見た気がする。
「しかもその人はこんな身元のわからない俺を引き取ってくれて新しい携帯とかも買ってもらいました」
更に続ける。
「ですから俺はその人がいなかったら俺は今頃どうなっていたかわかりません、仮に助かったとしてもずっと一人だったと思います」
話を終わらした。
「と、俺のつまらない独り言はこれで終わりです」
「その気持ち……わかる気がする」
え?てっきり「がんばれ」とか言われるような気がしたのだが。
「ボクも……両親が死んだんだ」
 俺は話を聞く。
「ずっと前のある日……ここから少し離れたある街で隕石が降ってきたんだ」
一瞬ワームを連想させてしまった。隕石と言えばワームを連想させてしまうのは俺だけか?


364:293
06/12/27 15:32:01 Rxs1pyuc0
 「その時に…ボクの両親が死んだ……」
日下部さんは続ける。
「加賀美はまだその引き取ってくれた人がいる、でもボクはひとりぼっちだ……」
「それは違うと思います」
「え?」
俺は日下部さんの言葉を遮る。
「あなたには竹宮さんがいるじゃないですか、それに聞いたところによると天道さんはよくこの店に食べに来てると言います」
俺は不思議そうに見る日下部さんの前で話す。
「ですからあなたは一人ではないと思いますよ」
「そうか……」
そう言うと日下部さんは再び絵を描き始めた。
 俺は店のキッチンへ行く。
「加賀美くん、あなた記憶喪失だったの?」
「まあ、そうですね」
「もしも将来働くところに困ったらウチに来なよ、大歓迎するわ!」
竹宮さんは俺に勧誘をしている、まあ考えさせて貰います。
「それと、ひよりちゃんのこと、これからもよろしくね!」
竹宮さんはそう言うと鼻歌を歌いながら食器を洗う。


365:293
06/12/27 15:56:38 Rxs1pyuc0
 その数分後、天道さんは再び店にやってきた。なにやら大きな発泡スチロール製の箱をを抱えている。
「加賀美はしっかりやってますか」
 俺はあなたの息子ですか。天道さんは箱をテーブルに置く。  
「ええ、もちろん!ひよりちゃんの話し相手にもなってあげてるし」
「ひよりの?」
そう言うと天道さんは俺を店の外へと連れ込んだ。
「何ですか?天道さん」
「加賀美、一つ言っておく。もしもひよりを悲しませるようなことをしてみろ、その時は俺はお前を殴る」
真剣な顔で言う。
「何でですか?」
「何でもだ!」
従わなきゃ殴ると言った感じだったので俺は了承した。
「それでいい」
天道さんは店へと戻っていった何なんだ一体、日下部さんのこと狙ってるのか?
 まあ俺はあの人を悲しませるような機会はないかもしれないけど。
俺は店に入る。
日下部さんがキッチンで料理を作ってるようだった。
 さばを調理している。あの発泡スチロールの箱には氷が入っていたのでその中身だろう。
 「あの、日下部さんも料理するんですか?」
「いや、料理は基本的にはおばさんがするんだ。ボクはレジや食器洗い」
「じゃあなんで?」
「俺はさば味噌が食いたいんだ」
 天道さんは言う、そうですか。その側で日下部さんが料理をする。
ちなみにこの店のメニューにさば味噌は無い。と言うことはまかないか?俺も今度頼んでみようかな。


366:293
06/12/27 15:57:52 Rxs1pyuc0
 俺は店でバイトを続ける。天道さんはさば味噌を食べたあと「美味い」と言いまたどこかへ行ってしまった。日下部さんは買い物らしい。
店には竹宮さんと2人である。にしても日下部さん遅いな。
「ねえ加賀美くん、ひよりちゃんの様子見てきてくれる?いつもならこんなに時間かかるはずはないんだけど……」
「わかりました」
「ありがとう、加賀美くん!」
俺は店を出て日下部さんを捜した。


367:293
06/12/27 16:04:41 Rxs1pyuc0
ここで一旦投下を止めます。
とりあえず天道とひよりはいくつか面識があったという設定です。

368:名無しより愛をこめて
06/12/27 17:46:08 /ZAo6x7HO
GJ!
でもやっぱり天道に違和感が…
まず一つ、天道が敬語を使う相手はじいやだけかと…
でも続きにはかなり期待してます!頑張ってください!!

369:名無しより愛をこめて
06/12/27 18:12:04 LV/5458V0
GJ!!
ストーリーはかなりイイ!
でも確かに言われてみれば天道が何か違う…かな?
オレ様系で滅茶苦茶な奴なんだけど実はいい奴で、もうちょっとギャグチックにしてもいいとオモw
とりあえずこれからおいしい所は全部天道が持っていく展開キボンヌw

370:ぬるぽ
06/12/28 00:02:09 88QCB4x0O
ハルヒをソープに連れて行かしたい。

371:ガッ
06/12/28 09:35:45 nW9wDgA40
>>370


372:名無しより愛をこめて
06/12/28 16:31:31 9EHTRaI3O
>>370
ハヒルのDVDでも見てろ。

373:名無しより愛をこめて
06/12/28 20:44:49 tqZd3Gwz0
乙彼!続行よろ!
まあ、言われれば天道に違和感あるが
今回の加賀美は高校生(キョン)だから天道より年下だから
それは許容範囲内

んでもって加賀美(キョン)が天道に弟子入り・・・
っと、これじゃ響鬼だな

374:名無しより愛をこめて
06/12/28 21:15:37 UG9YNiStO
>>373
糞スレageんなキチガイ

375:名無しより愛をこめて
06/12/29 22:30:24 okSd9uUW0
今、誰かあたしを笑ったにょろ?

376:ぬるぽん
06/12/30 08:17:22 qJdpswPjO
キョンキョン(笑)

377:名無しより愛をこめて
06/12/30 22:20:41 +wieWNYvO
次回作電王の敵イマジンってのは、

378:名無しより愛をこめて
06/12/30 22:23:40 +wieWNYvO
次回作電王の敵イマジンってのは、「過去からの時の流れを変え、未来を変える」のが目的なんだろ。で、電王がそれを阻止して「規定事項です」って言うわけだ。

>>377は失敗です。ゴメンナサイ。

379:名無しより愛をこめて
06/12/31 03:18:27 2eN7YcyPO
>>378
つ ハイパークロックアップ
イマジンの正体はハイパーカブトなんだな

380:名無しより愛をこめて
07/01/04 17:27:45 0q/B7F7cO
このスレ過疎ってるなあ

381:名無しより愛をこめて
07/01/05 11:17:32 rUViXfgj0
アニメと結びつけてる時点で、楽しんでる奴らは少ないだろ 常識的に考えて・・・

382:293
07/01/05 12:29:28 M/cWvALA0 BE:1530779099-2BP(0)
>>366の続きです。

 俺は道を歩いている、すると向こうに昨日田所さんに乗せてって貰ったあの車がある。 
 その先にはあのゼクトルーパーとか言う奴らがビルの上にいるサナギワーム数体をマシンガンで撃っている。
俺は駆け寄る、車の中から岬さんが出てきた。
「加賀美くん!?」
 岬さんは俺を見て驚いている。 
「あなたどこ行ってたの!?携帯に連絡しても出ないし」
「すみません、家に充電したまま忘れて来ちゃって」
「呑気なこと言ってないで乗る!」
 岬さんは俺を車の中に乗せる、田所さんがいた。 
「加賀美くん、昨日はどこに行ってたんだ?」
「すいません、ちょっと倒れちゃって……」
「立川は心配してたぞ、連絡を入れろ」
田所さんは俺に携帯を渡す。てっきり怒鳴られるかと思ったが。
俺は立川さんの番号を入れ、連絡を待つ。
『もしもし』
「俺です、新です」
『新くん!?どこに行ってたんだね!?』
立川さんは向こうで怒っていそうである。
「すみません、立川さんあれからちょっと倒れちゃって……」
『全く君は何をやっているんだか…』
 呆れているようだ、当然か。
「すみません、続きは後で聞きます。今ワームがいるので」   
それだけではない、電話を使っての謝罪は何故かやる気になれなかった。
『わかった、じゃあ終わったら電話を入れてくれその時に迎えに行く。それじゃあな』
立川さんは電話を切った。俺は電話を田所さんに返す。

383:293
07/01/05 12:31:43 M/cWvALA0 BE:302375982-2BP(0)
 ふとモニター画面を見た、階段の上に誰かいる。
 あれは……日下部さん!?何でこんな所に!?
 日下部さんを気づいていないのかゼクトルーパーはマシンガンをワームを狙って撃つ、おいおい当たったらどうするんだ。
 俺は車から出る。
 「待ってくれ、上に人がいる!」
 しかし俺の言葉を全く聞いていないのか攻撃を続ける。
「脱皮します!」   
あのサナギワーム数体の内二匹の体はどんどん赤くなっていく、彼らはマシンガンで脱皮しようとしてる奴らを撃ちまくる、しかし全く動じない。
そして脱皮してしまった。一匹は黄色い蜘蛛のような奴、もう一匹は灰色の同じような蜘蛛の化け物と化していった。
ゼクトルーパーは階段に登って接近戦で戦うが全く歯が立たず、数人階段から落とされていった。
『加賀美くん!このままでは全滅してしまう!』
「わかりました、俺行きます!」
俺は助けるために階段を登っていった。
「あなた達は俺が助けます、逃げて下さい!」
俺の正体を知っているのか全員階段から下りた。
 そして空の彼方からガタックゼクターが飛んできたので俺はそれを掴む。
「変身!」
『Hensin(ヘンシン)』
俺はガタックゼクターをベルトに着けガタックに変身する、すると俺の体は青と銀のアーマーに包まれた。
俺はサナギワーム数体と蜘蛛ワーム二匹と戦う、援軍が来ない内にとっとと片づけた方がいいな。
「キャストオフ!」
『Cast Off (キャスト オフ)』
ガタックゼクターの角を倒し、キャストオフをして敵を吹き飛ばす。当たったサナギワームは吹っ飛んで爆発した。


384:293
07/01/05 12:41:21 M/cWvALA0 BE:340174229-2BP(0)
 『Change Stag Beetle (チェンジ スタッグビートル)』
俺はライダーフォームになり、残った二匹の蜘蛛ワームと戦う。
肉弾戦ではこっちが押していた、そろそろ片を付けよう。
『One(ワン)・Two(ツー)・Three(スリー)』
俺はガタックゼクターのスイッチを押し、角を反対側に倒す。
「ライダーキック!」
『Rider Kick (ライダーキック)』
もう一度角を反対側に倒す。必殺技、ライダーキックを黄色の蜘蛛野郎に命中させる。見事に命中し、爆発していった。
残った奴は灰色の蜘蛛野郎だけである。しかしどこからか援軍と思われるサナギワームが五匹現れた。
今度はガタックダブルカリバー二本で戦う。残った奴らを斬りまくる。
灰色の蜘蛛野郎を斬ろうとするが――
「た、助けてくれぇ!」
え?
俺が一瞬怯んだ瞬間蜘蛛野郎は殴ってくる。一体何なんだ。
『加賀美くん、何をしている!』
田所さんは俺を怒鳴ってくる、俺は再び戦うことにするが。
「や、やめてくれよ!俺、元は人間なんだ!」
あの灰色ワームは人間の声で俺に話しかけてくる。一体どういうことなんだ。
『加賀美くん、ワームは擬態した人間の記憶を使ってその隙をつくの!だからそれは罠よ!』
岬さんは言っている。そうだ、立川さんも言ってたがワームは人間に擬態してその隙をつく、でも元は人間だった、それなら生きてるってことか?
いや、ダメだ!やらなきゃこっちがやられるんだ。岬さんの言うようにこれは罠にすぎない。
でも……ああっ、畜生俺はどうすればいいんだ。
「お前は甘い奴だ」


385:293
07/01/05 12:47:46 M/cWvALA0 BE:226782443-2BP(0)
 上から聞き覚えのある声が聞こえたのでその方向を向いた、そこにいたのは天道さんだった。
「天道さん、何やってるんですか!?」
「お前、加賀美か?」  
どうやら俺の正体に気づいたようだが今はそんなことどうでもいい。
「天道さん、逃げて下さい!こいつらは俺が倒します!」
「俺の行く道は俺が決める、誰にも指図されない」
この人はこんな時まで何を無茶苦茶なことを言ってるんだ。
「それにお前に任せたら逃げられてしまう、だから俺がやる」
すると空の彼方から流星のように何かが飛んできて天道さんはそれを掴んだ。
あれは――カブトムシ?
「俺は今この時、未来を掴んだ!」
天道さんはあの機械質の赤いカブトムシを掴み、決め台詞のようなことを言っている。
ふと俺は天道さんの腰に巻いてあるベルトに目が行った。あのベルトはまさか!
「変身!」
『Hensin(ヘンシン)』
天道さんはベルトにカブトムシを着けた。すると俺のより低い音の電子音がした後、天道さんの体は銀色の重そうなアーマーに包まれた。
俺は驚いた。まさか天道さんはライダーだったのか!?
あの灰色の蜘蛛野郎は三匹のサナギワームと共に天道さんに襲いかかる、しかしそれを難なく圧倒している。なんて強さなんだ。
残りの二匹のサナギワームは俺に襲いかかってくる、俺はそいつらを二本の刀で斬りまくる。そいつらは爆発していった。
天道さんはどうなってるんだろう、俺は後を追うことにする。


386:293
07/01/05 13:00:57 M/cWvALA0 BE:226782634-2BP(0)
俺は建物の中に入った。
 天道さんはどこから出したのか手に持った斧で敵を斬っている。サナギワーム三匹は一瞬で蹴散らされていった。
残るはあの灰色の蜘蛛一匹だけである。劣勢と見たかあいつはクロックアップをした。 天道さんは奴の連続攻撃を食らっていく、しかし斧を出し見事に当てていき、そいつは爆発した。
 なんて強いんだ、俺ではあんなこととてもできん。
今、この部屋には俺と天道さん2人だけである。
「天道さん、あなたライダーだったんですか!?」
俺は天道さんに尋ねる。しかし天道さんは
「加賀美、ワームは人間の隙をついてくる。そんなことでは生き残れんぞ」
そう言うと、天道さんは去っていった。何だって言うんだ?
俺は後を追おうとするが、すぐに見失ってしまった。


387:293
07/01/05 13:03:58 M/cWvALA0 BE:680347049-2BP(0)
外に出て、俺は岬さんと田所さんに赤いカブトムシを持ち銀色のアーマーのしたライダーについて話した。
「まさかカブトか?」
田所さんは言う、カブトって俺以外にもライダーがまだいるんですか。そう言えば立川さんはザビーとか言うのもいるって言ってたな。
「カブトは本部が選んだライダー資格者がいるはず、それなのに何でその天道とか言う人がベルトを持っていてカブトに変身出来るのかしら……」
俺が聞きたいですよ。
「加賀美くん、立川に連絡を入れた。スーパーで待ち合わせをするようにと言った」
田所さんはそんなことまでわざわざしてくれるのか。
「加賀美くん、あなたはZECTの一員に等しいんだから携帯は常に持っておくこと。わかった?」
わかりました。
「俺達は本部に報告する、だからお前は帰れ」
俺は車から降りた、そして車は去っていった。
ってそう言えば日下部さんはどうなったんだ!?俺は探そうとするが向こうからやって来た。
「日下部さん、大丈夫ですか!?」
「加賀美、ボクなら大丈夫だ」
それは良かった……
「そう言えば、さっき変な奴らにあったんだ。銀色の奴と青いクワガタみたいな奴」
それは俺と天道さんのことだろう。まあ端から見れば『変な奴』かもしれないが。
「加賀美……それ、何だ?」
日下部さんは俺の着けているベルトを指す、これは人から見れば変な物に見えるのだろうか。
「これは、あえて言うならお守りです」
「お守り?」
「はい、俺に『加賀美新』と言う名前を付けて貰った人からもらったんです。まあ効果があるかどうかはわかりませんが」
俺は適当に返事を返す。『お守り』というのある意味当たってるかもしれない。
そして俺達は店に帰ることにした。


388:293
07/01/05 13:05:55 M/cWvALA0 BE:1209504588-2BP(0)
こうして俺のバイト一日目は終えた。竹宮さんからは「また来てね!」と言われたので暇なとき行こうと思う。
俺は待ち合わせのスーパーに向かった。すると入り口に立川さんがいた。
 俺は急ぐ。
「新くん……全く君は……」
「すみません!本当にすみません!」
呆れる立川さんに俺は必死に謝る。
「……反省しているようだしもういいよ」
立川さんは許してくれたようだ。
「本当にすみません……」
俺はもう一度謝る。
今俺達は帰り道を歩いている。その途中俺は今日あったことを話した。バイトを始めたことを、カブトというライダーがいることを。   
「選ばれし者がもう……」
「立川さん?」
「いや、何でもないこっちの話だ」
立川さんは独り言を確かに言っていた、しかし俺はそれを詮索しないことにする。
「そういえば立川さん、昨日のあの四人はあれからどうなったんですか」
あの四人は俺の記憶の何らかの鍵であるはずだ、しかし立川さんは。
「すまないがあの四人は私が君を捜している最中にはぐれてしまった」
あの四人は俺の記憶の手がかりなことには間違いない、しかしそれが離れていく――か。
どうやら、俺の記憶が戻るのはまだまだ遠そうだ。


しかし謎がいろいろとあるな、ワームの目的、俺の記憶、天道総司という人間について、そしてあの人はどうしてベルトを持っていてライダーに選ばれたのか、といろいろありすぎる。

まああまり深く考えるのはよそう、頭がこんがらがるからな。



02 終わり

389:293
07/01/05 13:07:29 M/cWvALA0 BE:151188342-2BP(0)
上の続きは現在作っている最中です。

>>359>>368>>369>>373
ご指摘どうもありがとうございます、以後気をつけます。

390:名無しより愛をこめて
07/01/05 14:15:39 1fLq+vNrO
待ってました!
結構丁寧に戦闘シーン書いてるよね。

391:名無しより愛をこめて
07/01/05 14:55:52 y5TShoxQO
キタキタキタキタ━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━!!
天道がおいしい!
ただまだちょっと違うような…?説明的すぎるっていうか…
「お前がやったら逃げられてしまう。だから俺がやる」とかよりも「黙って見てろ」みたいに冷たく一言とか、「お前は帰って昼寝でもしてろ」みたいに役立たず扱いしてる方がしっくりくるんじゃないかな?
天道は謎キャラで、訳のわからない言葉が多くて、この時点ではまだ加賀美のこと信用してないはずだから。
テレ朝公式の天道語録とかを参考にすればいいと思う。
キョンの方は上出来!続きガンガレ!

392:名無しより愛をこめて
07/01/05 15:19:01 83MH/fRfO
クロス・エポック。

393:名無しより愛をこめて
07/01/05 16:25:45 K2/C6eXT0
新年早々懲りない馬鹿がいるなー

いい加減やめろよつまんねーし

394:293
07/01/06 16:16:45 RNzOUrTK0
>>388の続きです。

 03




俺は現在天道さんから昨日無理矢理連れてこられた洋食店、ビストロ・ラ・サルでバイトをしている。現在そこでテーブルを拭いている。
日下部さんは手に持ったカードを見ながら英単語を喋っているので勉強なのだろう。
一方店長である竹宮さんは皿洗いをしているようだがどうやらそれも終えたようで現在一休みしているようである。
 俺達は客を待っている。するとドアが開き誰かが入ってきた。俺達はそれに反応するかのように挨拶をする。
 入ってきたのは俺をここに連れてきた張本人、自称「天の道を往き、総てを司る男」天道総司さんだった。
 天道さんはテーブルに備え付けられた椅子に腰掛ける。
「加賀美、お前に聞くことがある」
 注文もせずに天道さんは俺に質問してくる。
「ZECTという組織について……」
 俺は咄嗟に咳を出してごまかした、日下部さんや竹宮さんにZECTの存在をバレる訳にはいかないからな。
 天道さんさんの耳元で言う。
 「天道さん、その話は外で……」
 俺は天道さんを連れ、店の外へ出た。 

395:293
07/01/06 16:19:07 RNzOUrTK0
今俺と天道さんは店から少し離れた公園にいる。俺はZECTに協力していることやライダーであることは店には秘密だと天道さんに言う。
「そうか、お前がZECTのメンバーというのは店には秘密なのか」
「まあそうですね。メンバーと言っても正確に言えば、ZECTに外部から協力してるだけですが」
 天道さんは「そうか」と軽く俯いた。
「そういえば、樹花ちゃんはあなたがライダーだと言うことを知っているのですか?」
「いや、樹花には一切伝えていない。もしもワームとか言う化け物が社会に潜伏していると言うことを知ってしまったら樹花が怖がって家から一歩も出なくなる可能性がある。最悪の場合人間不信になってしまうかもしれない」
 俺の疑問に対して天道さんは続ける。
「俺はそんな人生を樹花に送らせたくない。そうなるくらいなら、いっそ俺がワームを倒し続け、樹花は何も知らないまま終わらせるつもりだ」
 兄が妹を思う心から来ているのかそれは。
そして天道さんは俺に知っている限りのZECTの情報を聞き出そうとした,しかし俺は正式なメンバーではないので大して知らなかった。
それでも俺の知っている限りを伝えた。前に助けて貰った恩があるからな。基本的にはゼクトルーパーという奴らがワームと戦っていることをライダーはZECTに協力するものだと言うことを。
「俺はあなたにZECTに入っていただきたいのですがいいでしょうか?」
天道さんに尋ねる、すると少し間を空けて。
「いいだろう、ただし条件がある」
俺は心の中で喜んだが、何か嫌な予感がする。
「お前らは俺の下について貰おうか」
そう来たか。
「なんでですか?」
俺は疑問をぶつける。

396:293
07/01/06 16:21:43 RNzOUrTK0
「当然だろう?俺はこの世界で一番強く、宝でもある。その位の地位でなければ俺の器は収まらない、いやそれでもなお器は収まらないだろう」
この人はまた無茶苦茶なことを言う。
「あのですね、俺はあなたの為を思っていってるんです。入ってもらえないでしょうか?」
俺は頭を下げる。
「よくわかった」
俺は頭を上げた、わかってくれたのか。
「お前のその態度からすると、ZECTという組織に協力しなければ俺の身に危険が起こり命が狙われる、そういうことか」
言うことは当たってるかもしれない、しかし俺にはその事実をあまり認めたくなかった。
「加賀美、一つ言っておく、俺はよくわからん物を決して信用したりはしない。お前のこともな」
まあそれは正論かもしれない、天道さんは曖昧なことしか言えない俺を信用する気は無いのだろうな。 
そして天道さんはどこかに去っていった。
俺は仕方がないので店に戻ることにした。

397:293
07/01/06 16:23:19 RNzOUrTK0
それからサルへ戻り、そこでのバイトが終わって俺はすることもなくなったのでマンションへと帰ることにした。
道を歩いていると向こうに見覚えのある人がいた、スーツを着たその女性はZECTの正メンバー岬さんである。
俺は挨拶をすることにした。
「岬さんじゃないですか、奇遇ですね」
「いいえ、私はあなたを待ってたの」
なんですかそれは。
「いいから付いてきてほしいの」
俺は岬さんに言われる通りに付いて行くことにした。

398:293
07/01/06 16:25:18 RNzOUrTK0
 岬さんに付いてきて向かった先は人気のない駐車場だった。そこには車数台と布に包まれて中の見えない物が一つあっただけだった。
「岬さん、こんな所に何の用があるんですか?」
「加賀美くん、これを見て欲しいの」
岬さんはそう言うと布を払った。中から出てきたのはメタリックブルーが中心で先端にはクワガタの角みたいな物が付いているバイクである。けっこう格好いいな。
「あの、岬さんこれは一体なんですか?」
「これはガタックエクステンダー、あなたのバイクよ」
へ?いきなりなんですか。見知らぬ物を見せられてそれを何の説明もなくもらうことはできないのですが。
「あなたは立川さんから聞いたでしょ?ライダーにはワームと戦うためにバイクが支給されるって。その為に免許も取ったんじゃないの?」
 そういえばそうでした。  
「ではこれは俺の物で?」
「そう、これはガタックの意志により例え人がいなくてもあなたの元に来るようになってるわ」
すごく便利な物ですね。
「ところでこれの燃料費は誰が出すんですか、まさか俺が自腹で?」
「いいえ、あなたがワームを倒すたびに私達が燃料を補給するからその点は安心して」
命がけでワームを倒す給料がこれですか、割に合うんだか合わないんだか。
すると突然携帯の着信音が鳴った。どうやら岬さんのようである。
岬さんは電話に出た。
「はい。あ、田所さん」
どうやら相手は田所さんのようだがあまり聞かないようにしよう。
「……はい…はい、わかりました。すぐに向かいます」
岬さんは電話を切った。
そして岬さんは自分の物と思われるバイクに乗り、黒いヘルメットを被った。
「加賀美くん、田所さんから連絡が入ったから着いてきて頂戴」
俺も向かうのか。俺はハンドルに乗ってあった青のヘルメットを被り、バイクに乗った。
そして俺はハンドルを握り運転し岬さんに付いて行った。事故を起こさないように頑張ろう。


399:293
07/01/06 16:29:44 RNzOUrTK0
そして俺は事故を起こさずに岬さんに付いて行きながら目的地に行くことができた,正直かなりヒヤヒヤした。バイクを実際に運転するのはこれで初めてだからな。
岬さんと一緒に向かった先はどこにでもありそうなビルだった。
岬さんはヘルメットを取り、バイクに鍵をかけて降りた。俺もバイクから降りてヘルメットをハンドルに置いた。
俺は岬さんの後を付いていった、そこはただのトイレだが事件でもあったのか警察官二人が道を塞いでいる、岬さんが言うにはZECTは警察にもいくらかの権力があるという。
「加賀美くん、これ」
岬さんが差し出してきたのは刑事ドラマに良く出てきそうな真っ白の手袋だった。こりゃ本気で何か事件でも捜査するってのか。
俺はそれを両手に着け、岬さんと一緒に中に入った。
中は掃除中だったのか壁はビニールに覆われていてダンボール箱や脚立もあった。床には踏むと変な感触のするゲル状の液体があった。
向こうには田所さんがいた。
「岬、加賀美くんこれを見てくれ」
トイレの一室を見てると二十代半ばと思われる男性が倒れていた 。その体には床にあったあのゲル状の液体もかかっていた。
俺は正直気分が悪くなった。
「あの、田所さんこの人は一体……?」
「この男は本部に選ばれたカブトの資格者だ、ライダーになればかなりの戦闘力を誇っているはずだが」
この人が前言ってたカブトの資格者ですか、でも今こうして倒れていますが。
「ライダーも生身の状態ではワームと戦えないのかしら……」
ってことは俺ももう少し体を鍛えた方がいいのかな。
「あの、田所さん、この様子を見る限りではワームの奴らはそれなりの組織力を持ってるってことですよね?」
「それがどうしたんだ?」
「その、なんというか……ワームはすでにZECTの内部に進入している可能性もあるってことでしょうか?」
俺は田所さんに尋ねる、すると田所さんは数秒間を開いて口を開いた。

400:293
07/01/06 16:31:23 RNzOUrTK0
「その可能性は十分にある、恐らく兵士の中にも既にワームに擬態されている奴らがいるかもしれない」
じゃあヘタすりゃそこからZECTの重要な秘密も敵にばれてしまう可能性があるのでは。
「その事についてだがそういう事態に備えてメンバーは組織について詳しくは説明されていない。現に俺や岬も詳しいところまではわからない」
そこまで厳重なのですか。
「私達の仕事はそれだけ重要ってことよ、あなたもZECTの一員としての自覚を持ちなさい」
俺は完全に一員にされている、もう諦めるしかないようだ。
突如携帯の音が鳴った。どうやら田所さんの物のようである。
「もしもし………………わかった、すぐに向かう」
そして田所さんは電話を切り、ズボンのポケットにしまった。
「岬、加賀美くん、ワームが現れたすぐに向かうぞ」
「ここはどうするんですか?」
「警察の方でどうにかする」
ZECTはそこまですごい組織なのか。
俺達はトイレから出て外に行き、田所さんと岬さんはあの車に乗り込んで俺はヘルメットを被り、ガタックエクステンダーと言う名前の付いたバイクを運転することにした。
俺は田所さんの車の後を追った。


401:293
07/01/06 16:43:05 RNzOUrTK0
 向かった先はとある大きい倉庫だった。
 あのサナギワームが十体くらいとムカデみたいな外見のしたリーダーかと思われる茶色のワーム一匹がいた。あのゼクトルーパーとか言う奴らはまだいないようだ。
俺はバイクから降りてヘルメットを外した。
 そしてどこからか青いクワガタ。ガタックゼクターが飛んできたので俺はそれを掴んだ。
「変身!」
『Hensin(ヘンシン)』
俺はベルトにガタックゼクターを付ける、すると俺の体は少し重い青と銀のアーマーに身を包まれた。
ガタックのマスクドフォームとなった俺はワーム達と戦うことにする。
一匹一匹サナギ野郎共を殴っていく、こっちが圧倒していた。
とりあえずこの前見たく増援が来る可能性があるので戦いやすい方で戦った方がいいな。
 「キャストオフ!」
 『Cast Off (キャスト オフ)』
ガタックゼクターの角を反対側に倒し、キャストオフをする。アーマーの重い部分は吹き飛んだ。
『Change Stag Beetle (チェンジ スタッグビートル)』
第二形態のライダーフォームとなり俺の体は青いクワガタを彷彿させる姿になった。
俺はガタックダブルカリバーでワーム共と戦う、一匹一匹サナギワームを斬りまくった。その効果かサナギワームは徐々に爆発して、青い炎と消えた。
残ったのはムカデワーム一匹とサナギワーム六匹だったがサナギワームの内一匹の体が突如赤くなっていき、体がドロドロと溶けて脱皮した。その体はあの茶色いムカデ野郎と瓜二つの体となった。
俺は残ったサナギワームの内三体とムカデワーム一体と戦うことにした。二本の刀で斬りまくる、そのおかげかサナギワームは爆発し残ったのはムカデワーム二体とサナギワーム三体だけだった。


402:293
07/01/06 16:45:08 RNzOUrTK0
 ムカデワーム二体の内一体が突如消えた、恐らくクロックアップだろう。
俺は後を追うことにした。
「クロックアップ!」
『Clock Up (クロックアップ)』
俺はベルトの脇のスイッチを押しクロックアップをした。




俺はガタックダブルカリバーでムカデワームを斬りまくる、奴は徐々に怯んでいった。
  さっさとこいつを倒して他の奴らも倒さないとな。俺は刀をハサミのような形にした。
 『Rider Cutting (ライダーカッティング)』
必殺技、ライダーカッティングの準備をした、刀は電気を帯びている。
そして奴は飛びかかってきた、俺はそいつの胴を挟んで力を込めた。
効いているのかそいつは爆発して跡形もなく消滅した。
『Clock Over(クロックオーバー)』
クロックアップの状態が解けて俺は元の速さに戻った。
俺は残ったワームと戦おうとする、しかし見失ってしまった。
『加賀美くん!奴らは倉庫の外の広場だ!』
田所さんの声が聞こえる。俺は言われるところに向かった。

403:293
07/01/06 16:51:18 RNzOUrTK0
俺は広場へと向かった、幸いここには誰もいない。あんな化け物が町中に現れたら大パニックだぞ。
そして奴らを見つけた、しかしサナギワームの数が八体に増えている。援軍が来てしまったようだ。
だがワーム達の向こうに見覚えのある人がいた。
俺を無理矢理バイトに出した人物。そう、カブトの資格者となり自称「天の道を往き、総てを司る男」天道総司さんである。
あの人はワーム達の前で仁王立ちをしている。おいおい戦わなくていいのか?
「お前達、変身前の時に大人数で攻めれば俺に勝てるとでも思ったのか?」
天道さんは余裕たっぷりのようだ。その余裕はどこから来るんだ?
「おばあちゃんが言ってた」
ワーム達が天道さんに迫ってくる、しかし向こうは全く動じない。
「俺が望みさえすれば、運命は絶えず俺に味方する!」
その瞬間、空の彼方から赤いカブトムシが流星の如く飛んできた。立川さんが言うにはあれはカブトゼクターという物らしい。
そして天道さんはそれを掴んだ。
「変身!」
『Hensin(ヘンシン)』
天道さんはカブトゼクターをベルトに着ける、するとその体は銀色が中心のアーマーに身を包まれた。恐らくマスクドフォームだろう。
そして天道さんはどこから出したのか手に銃のような物を出してそれでサナギワーム達を撃っていく、効いているようだ。
すると今度はその銃を斧のような形にしてサナギワーム達を斬っていく、その戦い方には無駄がないようで一瞬のうちにサナギワーム達を葬っていった。
残った奴はリーダー格のムカデワーム一匹だけだった。追いつめられたと思ったのか奴はクロックアップをした。


404:293
07/01/06 16:53:16 RNzOUrTK0
 あのムカデ野郎は天道さんにクロックアップの連続攻撃を仕掛けてくる天道さんはそれをただ食らっていくだけだ、このままではまずい。
「天道さん!クロックアップに対抗するためのシステムがあるはずです!」
「知ってるよ」
へ、知ってたんですか?じゃあ何でそれを使わないんですか?
「この姿でどこまでやれるか試してみたかった」
その理由からすると前の戦いでもキャストオフをしなかった理由は実験ですか。
「加賀美一つ言っておく。俺はベルトとは長いつきあいだ、少なくとも俺の方がお前よりベルトのことに詳しい」
ああそうですか。
「それにお前みたいな子供の出る幕はもう無い、家に帰って勉強でもしてるんだな」
この言葉で少しムッと来た。
そして天道さんはカブトゼクターの角を少し反対側に倒した、すると銀色のアーマーは少し外れた音がした。
「キャストオフ」
『Cast Off (キャスト オフ)』
カブトゼクターの角を完全に倒すと俺のとは違う電子音がした後、銀色のアーマーは吹き飛んだ。俺は咄嗟に身を守った、サナギワーム達にそれが当たりそいつらは爆発していった。
『Change Beetle (チェンジ ビートル)』
俺のとは違う電子音がしたので天道さんの方を向いた。見るとその姿はさっきまでの銀色のアーマーではなく赤いカブトムシを連想させた。ああ、だからカブトなのか。
「クロックアップ」
『Clock Up (クロックアップ)』
天道さんはベルトの脇のスイッチを押すと見えなくなった、どうやらクロックアップだろう。
『加賀美くん、君も追うんだ!』
「は、はい!」
俺がただそこに立っているところに田所さんの連絡が入った。俺もクロックアップすることにする。
「クロックアップ!」
『Clock Up (クロックアップ)』
俺はクロックアップをし、天道さん達の後を追う。

405:293
07/01/06 16:55:26 RNzOUrTK0
現在クロックアップをしている、天道さんはいた。とあるビルの屋上であのムカデ野郎と戦っている。
天道さんの戦い方は一切無駄がないように見える。ムカデ野郎のボディに強烈なパンチを繰り出している。ムカデ野郎は天道さんに攻撃を仕掛けるが天道さんはそれを軽くよけて攻撃する。
『One(ワン)・Two(ツー)・Three(スリー)』
天道さんはカブトゼクターに付いている三つのスイッチを左から順に押す。それをやってから天道さんはカブトゼクターの角を反対側に倒した。
「ライダーキック」
 『Rider Kick (ライダーキック)』
天道さんはもう一度角を反対側に倒した。あのムカデ野郎は後ろから飛びかかってくるが天道さんは振り向くと同時に回し蹴りを食らわした。
するとそいつは爆発し青い炎と化した後、跡形もなく消滅した。
天道さんは何がやりたいのか奴が消滅するのと同時に右腕を上げ、人差し指を空の方に指した。
 『Clock Over(クロックオーバー)』
『Clock Over(クロックオーバー)』
俺と天道さんはそれぞれ異なる電子音がしてクロックアップの状態が解けて元の速さに戻った。


406:293
07/01/06 16:57:56 RNzOUrTK0
俺は天道さんに駆け寄る。聞きたいことがあるからな。
「何だ加賀美、まだいたのか?」
「あの、天道さん何故あなたがライダーベルトを持っているんですか?あれの存在はZECTの人間しか知らないはずです」
「それを聞いてどうする?」
痛いところを突かれた。
「いや、別にどうもしませんけど……ただちょっと気になっただけで」
「だったら聞こうとするな」
確かにそうかもしれない、しかしその態度にはやはりムッと来る。
「天道さん、あなた少し自分中心じゃないですか?」
いや、少しどころではないかもしれない。俺がそう言うと天道さんは再び右腕の人差し指を空に指した。
「おばあちゃんが言ってた」
さっきワーム達に言ったことをまた口に出す。
「世界は自分を中心に回ってる。そう思った方が楽しい……ってな」
そして天道さんはどこかに去っていた。何なんだ一体?
  確かにそう思った方が楽しいかもしれない。しかしそう考えるのはとてつもなく難しい、でもあの人はそれができる。
………あの人の性格がある意味羨ましいよ。

407:293
07/01/06 17:13:58 RNzOUrTK0
 俺は車に戻り、田所さんに結果を報告した。途中カブトの助けがあったことを。
「加賀美くん、どうやらカブトの資格者はその天道とか言う奴にさせるしか無いようだ」
 やっぱりそうなるんですか。
「加賀美くん、あなたはその天道とか言う人をZECTに勧誘したの?」
「したんですけど向こうは条件に『俺の下についてこい』とか言ってくるんですよ」
「なんて無茶苦茶なことを言う人なのかしら」
全くその通りです。
「とにかくカブトの対策は本部が決める、加賀美くん君はもう帰るんだ」
田所さんは俺に言う。俺の体はバイトやワーム達との戦いで疲れているから立川さんのマンションに帰ってゆっくり寝よう。
そして俺はマンションに戻り晩飯を食いながら立川さんに今日あったことを話した。バイクを手に入れたこと、ワームと戦ったこと、天道さんについて。
「新くん、その天道とか言う人はちょっと変わっていないか?」
立川さんは軽く笑いながら言う。
「ちょっとどころではありませんよ、何せ『俺は世界で一番強い』とか言ってくるんです」
「それだけ自分に自身があると言うことなんだろう」
俺はその自身がどこから来るのかを知りたいですよ。


  そして俺は晩飯も食べ終わったので特にすることもなくなったので風呂に入って歯を磨いて寝ることにした。
  にしても今日は疲れた。アルバイト、バイクの運転、ワームと戦う……
俺は今ベッドの中で考え事をしていた。天道総司という人間について。
  あの人はZECTの重要な秘密であるマスクドライダーシステムのベルトを持っている。
一般にはZECTやライダーの存在は知られていないはずなのに何であの人はライダーのことを知っているんだ、あの人はZECTのメンバーと何か関わりを持っているのか?
いや、それはないそれなら俺にZECTについて聞き出したりしないはずだ。あるいは天道さん自身ZECTのメンバーだったりも……ってこれはもっとありえない。
難しいことを考えている内に段々眠くなってきた。
続きを考えるのはまた今度にしよう。



03 終わり

408:293
07/01/06 17:15:26 RNzOUrTK0
続きは気まぐれに作っています。
疲れたので一旦休みます。

409:名無しより愛をこめて
07/01/06 17:32:09 ta9ZXm6DO
うん、だいぶ天道らしくなってきた!
続きに期待するよ

410:281
07/01/06 22:02:28 qGYFHang0
う~むGJ。何かと睨まれがちなスレっぽいがやっぱり良スレだと思う。流れからいくとキョンは
天道を見てハルヒを思い出していくのかな?個人的にはTHE FIRSTの如くワームに捕まったハルヒ
をキョンが助け出して「抱きしめてい~たい~♪」なオチが良いな~。

さて、こんなこと言ってないでさっさと話の続き考えるか・・・

411:名無しより愛をこめて
07/01/06 22:33:34 ta9ZXm6DO
>>410
話の続きって何かSS書いてんのか?

412:名無しより愛をこめて
07/01/07 00:51:43 Zlr32YpLO
>>410
キョンがケタックに変身したやつですね!
まだ続きを書く気があるなんてうれしいです。

413:名無しより愛をこめて
07/01/07 00:52:05 2BnJRQ7R0
>>410
こんな板違いの糞SS投下スレのどこが良スレなのか教えてくれ

414:名無しより愛をこめて
07/01/07 04:51:38 3NHTKS5vO
>>410
天道見てるだけでハルヒのこと思いだすわけじゃねぇだろw
途中でハルヒ出てるんだから絡むだろ。ハルヒも天道も。
あとお前の想像してるオチキモい
雰囲気が違うだろwww

415:名無しより愛をこめて
07/01/08 07:26:41 ikXTjf8v0
>>413
お前随分デカイ口叩いてるが聞く。「お前はこれよりスゴいのを書けるのか?」
書けないくせにデカイ口叩くなネット弁慶。

416:名無しより愛をこめて
07/01/08 08:59:17 jzCgiJd6O
だよなぁ。
それに続きが載るたびいちいちケチをつけるのも気にくわない。
粘着してないで好きなスレに専念した方がいいよ。

417:名無しより愛をこめて
07/01/08 14:56:39 6ySlILmsO
反論したいのはわかるけど
じゃあお前がやれよ

ってのは小学生レベルだからやめとけ

板違いなのは確かなんだし

418:名無しより愛をこめて
07/01/08 16:37:53 Dfw4TkUU0
なんら板違いではありませんよ。
カブトスレですから。

419:それも名無しだ
07/01/08 19:01:23 Y/HZhJZaO
なんか伸びてると思ったらこんな言い争いしてたのかw
アンチの連中はスルーすればいいだけ。
はい、これにてこの言い争いは終了。
以降アンチレスや荒れる用なレスはスルーすること

420:293
07/01/08 19:02:28 8lOdwjPM0
>>407の続きです。

 04



俺は今とある使われていない工場でゼクトルーパー達と一緒に数体いるサナギワーム達と戦っている。
 理由はマンションでのんびりしているところに田所さんから突然「ワームが現れたから来て欲しい」という連絡が入ったので俺は大至急向かった。
 俺はガタックダブルカリバー二本で一匹一匹サナギワーム共を斬りまくる。
 ゼクトルーパーの人達も銃でワームと戦っている。
 『A、B小隊は左右より攻撃、C小隊はガタックの援護だ』  
 田所さんの指示が入る、それに従うように「了解」と言い、配置に付いて、攻撃した。
 左右から攻撃する人や俺を援護するように攻撃する人達もいる、俺はワーム達に攻撃を続ける。
 するとサナギワームの奴らの内六体くらいの体が突如赤くなっていく、どうやら脱皮のようだ。おいおいこれだけ脱皮されたら俺一人ではさすがに勝てないぞ。
 「脱皮します!」
 『加賀美くん、クロックアップで一掃するんだ』
 田所さんは俺に指示を出す。「わかりました」と俯く、俺はその通りにクロックアップをすることにした。
 「クロックアップ!」
 『Clock Up (クロックアップ)』
 ベルトの脇のスイッチを押し、クロックアップをした。
現在クロックアップ中でとてつもないスピードで動いている。
 サナギワームの体がドロドロ溶けていくスピードがとんでもなくスローに見える、あまり良い光景じゃないな。俺の後ろでゼクトルーパー達が弾丸を放っているがそのスピードもかなりゆっくりだ。


421:293
07/01/08 19:04:04 8lOdwjPM0
俺はそんな中、脱皮しそうな奴を優先的に斬りまくる、脱皮でもされたら嫌だからな。
 弾丸が放たれる中、俺は一匹一匹どんどん斬っていく。けっこう斬っていったのでこのくらいでいいだろう。
 『Clock Over(クロックオーバー)』
クロックアップの状態が解けて、元の速さに戻った。そして俺が斬りまくった効果か奴らは全て爆発し、青い炎と消えていった。
ゼクトルーパー達も田所さんからの指示とチームワークの勝利かサナギワームを二体撃破した。
こうしてここにいるワーム達は全て倒された。役目を終えたからか俺のベルトからガタックゼクターが外れて、俺のアーマーは分解されて消滅した。
 ケガ人が何人かいるみたいなので俺は肩を貸す。

422:293
07/01/08 19:05:53 8lOdwjPM0
  戦いが終わりゼクトルーパーの人達はヘルメットを外した。
  ある人は疲れているのかその辺に座り、ある人はケガをした人の肩を貸した。
 「負傷者7………死者0」
  ゼクトルーパーのリーダーらしき男が戦闘に参加した人達の状態を田所さんに告げる。
  田所さんは「そうか」と言う。
  岬さんは俺の肩を軽く叩く。
 「加賀美くん、あなたが入ってくれたお陰でワームも倒せてるし、被害も減らせることができたわ」
 「俺が入ったお陰って……前はどれくらいだったんですか?」
  俺が訪ねると岬さんは少し顔を苦くする。
 「あなたが入る前はワームに逃げられるわ、負傷者は普通に出る、死者は十人を超すのが当たり前……とまあ散々だったわ」
 そんな酷かったのですか。
 「私達のチームはまだ良い方よ、他には戦闘で全滅したりワームに進入されてそこから壊滅したチームがいくつかあるんだから」
 そうなんですか、酷い状況ですね。
 「あなたにはガタックとしてもっと頑張って貰いたいの。あなたがもし抜けたらまた被害が増えるのだからこれからも頑張りなさい」
 えらく真剣に言っていたので俺は素直に従うことにする。
 「わかりました、これからも頑張ります」
 「そう、頑張ってね」
  そして岬さんは向こうにいる負傷した人達の元へと行った。
  俺は少し気になることがあるのでそれを田所さんに尋ねる。
 「田所さん、カブトの件はどうなってるんですか?」
  そう、カブトの資格者は現在天道さんである。そんな一般人がライダーであることにZECTは黙っているわけがない。
  すると田所さんは。
  「その件は現在本部も検討中のようだ、指示が来るのはもう少し先になりそうだ」
  俺は「そうですか」と返す。どうにせよ、あまり良い結論は期待しない方が良いかもな。
 「岬、そろそろ戻るぞ。加賀美くん、君はもう帰るんだ」 
話を終えた田所さんは岬さんと車に乗った。ゼクトルーパーの方達も専用の車に乗り始めた、どうやら帰るのだろう。
 俺もヘルメットを被り、自分専用のバイク。ガタックエクステンダーに乗りマンションに帰ることにした。


423:293
07/01/08 19:07:32 8lOdwjPM0
 次の日、俺は洋食店ビストロ・ラ・サルでバイト中である。こう呼ぶのは面倒なのでこれからビストロ・サルと呼ぶことにしよう。
俺は今日、やってみたいことがあった。そう、日下部さんや竹宮さんに俺の作った料理を食べて貰うことだった。
 俺はこの前天道さんも絶賛するという日下部さんの作ったサバ味噌を食べた、その味はかなりの物だった。何故レシピに加えないのかと思うくらいに。
 俺は店の厨房で食材を借りて料理を作っている、それは卵焼きにキャベツ炒めである。作り方は立川さんから教わったのでそんなに難しい物ではなかった。
 完成したのでそれを食べて貰うことにした、俺は料理をテーブルに置く。
 「なあ加賀美、お前どうして急に料理を作ると言い出したんだ?」
 「いや、もしも日下部さんや竹宮さんが何かの事情でいなかったときに誰がここを任せるのかと思ったので、その時にバイトの俺がしっかりしないとな~~と思ったからです」
 俺は日下部さんの質問に答える。
 「それにこの前あなたは俺にサバ味噌を作ってくれました、その恩返しも兼ねてるんです」
俺が話し終えると二人は箸を使って料理を食べ始めた。数秒間の間が開く。
そして二人は箸を置いた。
 「味が濃い」
日下部さんはストレートに言う。
 「調味料を使いすぎだ」
更にストレートに言う、確かにキャベツ炒めにコショウを使いすぎたな。
 「そうね…それに卵焼きもちょっと焼き加減が足りないかな?」
 竹宮さんは言う。そうか、俺には修行が足りないのか。
 しかしそんな俺の料理を二人はちゃんと完食してくれた。
 「俺、出直してきます」
 そして俺は二人の使った食器や箸を片づけた。

424:293
07/01/08 19:08:36 8lOdwjPM0
 こうして今日のバイトが終わったので俺は帰った、どうやらもっと頑張らなければ店には出せないようだ。
 とある公園で空を見上げながらそう考えていて静かな気分に浸っているところだった。
 突如ポケットにしまってる携帯がすごい勢いで震えてきた。
 俺はビックリして飛び上がった、幸い誰もいないようだ。俺は電話に出た。
 「もしもし」
 「俺だ、田所だ」
 どうやら相手は田所さんのようである。
 「ワームが四番倉庫に現れた、至急向かうように」
 こうして会話が終了し、向こうは電話を切った。四番倉庫というのは人気の少ない所にある倉庫のことである。
 俺は大至急向かうことにする、すると向こうに俺のバイクガタックエクステンダーがあった。そういえば岬さんは勝手に来るって行ってたな。
 俺はそれに備え付けられてるヘルメットを被り、バイクに乗って四番倉庫に向かった。

425:293
07/01/08 19:09:46 8lOdwjPM0
 俺はようやくたどり着いた。見ると倉庫の前でゼクトルーパーの人達がサナギワーム達と戦っている、しかし少し苦戦しているようだ。
 どこからかガタックゼクターが飛んできた、ワームと戦う為に俺はそれを掴む。
 「変身!」  
『Hensin(ヘンシン)』
 俺はベルトにそれを着ける、すると俺の体は青と銀のアーマーに包まれマスクドフォームの状態となった。
 『加賀美くん、ワーム達が脱皮する前に倒すんだ』
 田所さんの指令が入る中、俺はワーム達と戦うことにする、一匹一匹殴りまくる。向こうも似たようなことをやって来るがそんなに問題ではなかった。
 『A小隊は接近戦で、B、C小隊は左右からの攻撃で戦うんだ』
 田所さんは指令を出す、すると向こうはその通りに動いた。
 俺は殴るだけでは足りないかもしれないので俺は肩のバルカン砲使うことにする。
 俺はそれの弾丸をサナギワーム達に当てていく、すると当たった奴らは数発だけで爆発して、青い炎と消えていった。
 こうしてここにいるワームは全て倒された。

426:293
07/01/08 19:11:22 8lOdwjPM0
 「負傷者4……死者0です」
ゼクトルーパーのリーダーの男が昨日みたいに参加している人達の状態を田所さんに告げる。
 それにしても岬さんいないな、今日はどうしたのだろう。
  俺はゼクトルーパーの一人に聞いてみる。
 「あの、今日岬さん来てませんけどどうしたんですか?」
 「ん、知らないのか?岬さんはカブトの尋問で今日はいないぞ」
  なんだって!?
 「それどういう事なんですか!?」
 「今日岬さんはカブトを捕らえたらしく何でもベルトも奪ったそうだ。まあどこで尋問してるかは知らないけどな」 
  その話を聞いた俺は田所さんの所に駆け寄る。
 「田所さん、岬さんがカブトを捕らえたって本当なんですか!?」
 「……本当だ」
  田所さんは俺の質問に答えた。
 「岬さんはどこにいるんですか」
 「聞いてどうする」
 「止めるんです、尋問がそもそも間違っていると」
  俺は思ったことを田所さんに言う。
 「ダメだ、本部が場所を極秘にするようにと言っている」
  俺はそれが納得行かなった。
 「田所さん、カブトは一体どうなるんですか?」
  田所さんは少し黙って口を開く。

427:293
07/01/08 19:12:42 8lOdwjPM0
 「本部の決定次第では抹殺されるだろう」 
 やはりそれが納得いかなかった。
 「本部のやることに逆らうわけにはいかない」
 「本部本部って俺達は本部の操り人形ですか!?」
 すると田所さんは数秒間を空けた後、口を開いた。
 「加賀美くん、世の中にはそういったことが山ほど有る」
 「俺はそんな話を聞いてるんじゃありません、やっぱり間違ってると思うんです!間違いを正すのもチームのやる事じゃないんですか!?」
 田所さんは俺に顔を背けている、この人も本当は間違いだと気づいているのか…?
 「新くん、岬さんならこの場所だ」
 聞き覚えのある声がしたので俺は振り向いた、そこにいたのは立川さんだった。
 「立川さん、どうしてここに!?」
 「そんなことより君は彼女を探しているんだろう?場所に印を付けておいた」
 立川さんは俺にこのあたりの図を表した紙を渡してきた、それを見ると右下に印が付いてあった。そこは最近建てられたビルのようだった。

428:293
07/01/08 19:13:31 8lOdwjPM0
「立川、どういうつもりだ?」
「彼の言う天道総司という人間について興味を持ったからです」
 すると田所さんは
「……責任はどうする気だ」
「私が負います。新くん、行きなさい」
「はい、ありがとうございます!」
 俺が行こうとした、その時
「待つんだ、これを」
 立川さんが渡してきたのは小型の銃らしき物とゼンマイで動く車のオモチャだった。
「これは一体……?」
「入り口には警備がいる、それで何とかするといい」
「まあ、ありがとうございます」
俺はそれをポケットに入れ、ヘルメットを被り、ガタックエクステンダーに乗って天道さんを助けるためにビルに向かった。


429:293
07/01/08 19:16:05 8lOdwjPM0
 今俺はビルにある地下の駐車場である。俺は目立たない場所に自分のバイクを置き、ヘルメットを外した。天道さん、酷い目にあってなきゃいいけど。
入り口まで行った、中に入ろうとするが警備兵らしき奴が一人いる。
 立川さんの言う通りだ、突撃するわけにはいかないし……さてどうしよう。
 俺はさっき立川さんから貰った奴をポケットから出した。そうか、これを使うのか。
 物陰から車のゼンマイを回して、走らせた。おお、動く動く。
 すると警備の奴はそれに気づいたのか車の方に向かってきた。俺はその隙をついて背後を取って銃を突きつけた。
 「静かにしないと撃つぞ」
 もちろんこれは脅しである。しかしそれを向こうは本気と取っているのか「やめてくれ!」と言っている。
 これ以上脅すのは可哀想なので俺はよく使われると思う気絶させる方法、相手の首を手刀で叩いた。
 すると本当に気絶してしまった、俺にそんな力があったとは。どうやらガタックとして戦っている内に自然に力が付いてしまったようだ。
 この人をそのままにするのはさすがに後ろめたいのですぐ近くにある更衣室にある椅子の上に寝かせた。
 ってこのままの格好でうろつくわけにはいかないな。俺はその辺にあったゼクトルーパーの制服やヘルメットを着けた。制服は着替えている暇はないので上から重ね着である。
 俺は上の階に行き、天道さんを捜す。それにしても人の気配がない。
 もし天道さんに何かあったら樹花ちゃんが悲しむからな。

430:293
07/01/08 19:17:01 8lOdwjPM0
「岬さん、あなたには失望しました」
向こうから人の声が聞こえる、俺はその部屋をのぞき込んだ。
その部屋には黒いビジネススーツを着た男二人と岬さんがいた。
「あなたのやり方は甘過ぎです、彼がカブトの資格者と言うことはわかってるはずです」
天道さんのことか?見ていると男が天道さんの物と思われるベルトを持っている。
「向こうは一切話そうとしない……言葉による尋問がダメなら体に被害が及ぶやり方でやります」
おいおいそれって拷問じゃないか、この現代社会に拷問なんて許されるのかよ。ZECTってのはそんな行為をも合法にできてしまう組織なのか?
こうしちゃいられない、俺はそこから離れて天道さんを捜した。無事であることを祈ろう。

431:293
07/01/08 19:18:34 8lOdwjPM0
俺は階段を登りまくる、途中ゼクトルーパーの人達が急いでいるように階段を下っていたので俺は上に登った。天道さんは上なのか?俺はヘルメットを外した。
階段をとにかく登っている途中、ゼクトルーパーの一人が立っていた。
「捕らえた男はどこだ?」
俺は天道さんの場所を聞こうとした、しかし向こうは。
「名前は?」
「え…えっと…杉田だ」
向こうは何故か名前を聞いてくる、俺は何故か咄嗟にその名前が浮かんだので使った、何故だろう。
「サバか?」
「え?」
「言え!」
すると向こうは突如銃を構えてきた。おいおい一体なんだと言うんだ。
「サバとカツオ、どっちが好きだ!?」
向こうは何を言ってるんだ?俺はサバの方が好きだ、そう思ってると向こうはヘルメットを外してきた。
「俺だ」
「天道さん!」
そこにいたのは探していた人物、天道さんだった。
「無事だったんですか!」
「お前とは違うからな」
「とにかく急ぎましょう!」
天道さんらしい台詞を聞いた後、俺達は急いで地下の駐車場へ向かった。

432:293
07/01/08 19:19:52 8lOdwjPM0
地下の駐車場へと戻った、途中俺は更衣室にヘルメットや隊員服を戻した。
そこで見た光景は信じられなかった。ゼクトルーパーの人達が倒れていて、そんな中岬さんが乗っていると思われる車が外へと向かっていった。
「一体何があったのでしょう?」
「ワームがZECTの本部に目を付けたのだろう」
本部に?でも本部の場所なんて誰も知りませんが。
「いや、ZECTのメンバーに擬態すれば不可能ではない」
そういえばそうだ、ん?向こうに誰か倒れているぞ。
俺はその人物の元に駆け寄る、それはさっき岬さんと話していた二人だった。まさかあの車にいるのはこの二人に擬態したワームか!?
俺は携帯を出し、岬さんに連絡を入れる。
携帯の着信音が鳴る、岬さん無事でいて下さいよ。
『もしもし』
岬さんの声だ、どうやら無事のようだ。
「岬さんですか!?俺です、加賀美です」
『どうしたの、加賀美くん』
「落ち着いて聞いて下さい、そこにいる二人はワームです」
岬さんは驚いてるかもしれないが電話では確認しようがない。
「今からライダーベルトを持って車から逃げて下さい、何とかしてくれる人がいますから」
『わかったわ』
岬さんはできるだけ小さい声で言う、そして電話を切った。

433:293
07/01/08 19:20:23 8lOdwjPM0
天道さんはそこにあった赤いバイクに乗り、ヘルメットを被った。
「天道さん、あなたは何をしてるんですか?」
「車を追うためだ」
そのまま乗り逃げする気ですか、言っても聞きそうにないので俺は目をつぶる。
俺もヘルメットを被ってガタックエクステンダーに乗り、車を追うことにした。
岬さん、どうか無事でいて下さいよ。

434:293
07/01/08 19:22:49 8lOdwjPM0
俺と天道さんはバイクに乗って車の後を追っている。この辺りはそんなに複雑な道ではないはずだ。
やっと車を見つけた、あそこに岬さんがいるのか。
すると天道さんは信じられないことをやった。どこから出したのかあのゼクトルーパーの使うマシンガンで車のナンバープレートあたりを撃ってきたのだ。
車が大きく揺れる。
「何やってるんですか、天道さん!?」
「こうでもしなければ脱出出来ないだろう」
いや、よけい脱出が困難な気がする。
しかし車から岬さんがケースを持ったまま脱出した、すげえな。
俺達は急いで岬さんの元へ行く。
「岬さん、大丈夫ですか?」
俺はバイクを一旦止めて、岬さんに肩を貸す。
「え、ええ大丈夫よ」
すると岬さんはケースを開けてその中から天道さんのベルトを出した。
「加賀美くん、あなたは奴らを追って」
「わかりました」
俺は奴らを追うために、再びエンジンを動かした。

435:293
07/01/08 19:25:17 8lOdwjPM0
あの車は港へと行っている、俺は追い抜いて止めるためにスピードを上げた。
そして俺は車の前に回った。車は進行を止めた。
中からあの二人が出てくる、俺は戦うためにヘルメットを外し、バイクから降りた。
「ほう、噂に聞いていたガタックの資格者が君のような坊やだとはね」
「その坊やにあんたらの仲間がやられてるんですよ?」
すると向こうは気味悪い笑みを浮かべた後、その体は妖しい光りに包まれて一人は灰色であちこちにトゲの生えたノミみたいなワームとなり、もう一人は羽根がいくつか生えたスズムシみたいなワームとなった。
そいつらを助けるためかあのサナギワームも向こうから五体くらいやって来た。
そして空の彼方から俺に変身させるためかガタックゼクターが飛んできたので俺はそれを掴む。

436:293
07/01/08 19:26:56 8lOdwjPM0
「変身!」
『Hensin(ヘンシン)』
俺はそれをベルトに付けた、いつものように体は青と銀のアーマーに包まれた。
俺は向かってくるサナギワーム三体を投げ飛ばして、起きあがってきたところに肩のバルカン砲を踏ん張りながら数発打ち込んだ、そのお陰かそいつらは消滅した。
マスクドフォームの形態でこのまま戦おうと思うが援軍が来ないとも限らないので早く決着を付けよう。
「キャストオフ!」
『Cast Off (キャスト オフ)』
ガタックゼクターの角を反対側に倒してキャストオフをし、アーマーの重い部分は吹き飛んだ。
『Change Stag Beetle (チェンジ スタッグビートル)』
ライダーフォームとなり、クワガタを彷彿させる姿となり、俺は残ったワーム達と再び戦おうとした。
しかし向こうからバイクのエンジン音がした、その方向を向くとあの赤いバイクに乗った天道さんがいた。
天道さんはヘルメットを外し、バイクから降りた。

437:293
07/01/08 19:28:24 8lOdwjPM0
「お前達に太陽の輝きを見せてやろう」
天道さんがそう言うとカブトゼクターが飛んできて、それを掴んだ。天道さんらしい言葉だ。
「変身!」
『Hensin(ヘンシン)』
天道さんはそれをベルトに着ける、するとその体は銀色のアーマーとなっていった。
天道さんはいつも使っていると思われるあの斧を使ってサナギワーム二体を斬る、すると数回斬られただけでそいつらは爆発した。
残ったのはスズムシのワームとノミのワームだけである。
天道さんはキャストオフのためにカブトゼクターの角を少し反対側に倒した。
「キャストオフ」
『Cast Off (キャスト オフ)』
天道さんの銀色のアーマーは吹っ飛んで、それはあいつら二体に当たった。 
『Change Beetle (チェンジ ビートル)』
天道さんの体は赤いカブトムシを彷彿させる姿となった。
しかしあいつら二体は突如消えていった、クロックアップだろう。
「クロックアップ!」
「クロックアップ」
『Clock Up (クロックアップ)』
『Clock Up (クロックアップ)』
俺達は奴らと戦うためにクロックアップをした。

438:293
07/01/08 19:30:32 8lOdwjPM0
クロックアップをしている中、あのノミワームは遠く離れた船の上へと跳んで逃げていった、天道さんはそいつを跳んで追う。
俺は残ったスズムシワームと戦う、ガタックダブルカリバーで斬りまくる、奴は怯んでいるようなのでどうやら効いているようだ。
さて、早く決着を付けよう。俺は刀を元の位置に戻しライダーキックの準備をした。
『One(ワン)・Two(ツー)・Three(スリー)』
俺はガタックゼクターのスイッチを三回押し、角を反対側に倒す。
「ライダーキック!」
『Rider Kick (ライダーキック)』
もう一度角を反対側に倒して必殺技、ライダーキックを奴に当てる。するとそいつは爆発し、青い炎と消えた。
 天道さんはどうしてるんだろう。
 向こうの船を見ると、天道さんはかなり有利に戦っていた。
 重そうなパンチやキックで敵を押している。
『One(ワン)・Two(ツー)・Three(スリー)』
天道さんはカブトゼクターに付いている三つのスイッチを左から順に押す、そしてカブトゼクターの角を反対側に倒した。
「ライダーキック」
『Rider Kick (ライダーキック)』
天道さんはもう一度倒し、ライダーキックを奴に当てた。そいつは爆発し、青い炎となって消えていった。
『Clock Over(クロックオーバー)』
『Clock Over(クロックオーバー)』
俺達のスピードは元に戻った、って天道さんは船に乗ったままだ。あのまま逃げるつもりか?


439:293
07/01/08 19:31:24 8lOdwjPM0
すると向こうから立川さん、田所さん、岬さんの三人がやってきた。
俺のベルトからガタックゼクターが外れ、元の姿に戻った。
俺は三人の元へ駆け寄る。
「あの、岬さんやっぱり本部に報告するんですか?」
「もちろんよ」
やっぱり逃げられたことをか?
「でも、こう言うわ」
岬さんは続ける。
「私が追っていた人物はカブトではなかった、そう報告するわ」
岬さんは微笑みながら言う、よかった……
ふと天道さんの方を向くと、天に右腕の人差し指を指していた。

440:293
07/01/08 19:41:21 8lOdwjPM0
「そういえば加賀美くん、あなた何であのビルにいたの?」
岬さんは言う、まさか俺がビルに侵入していたのをバレていたのか!?
「いや、これはその……」
「私が言ったのです」
「立川さん!?」
俺の言葉を遮るように立川さんは言う、俺は驚いた。
「私が彼に場所を教えました。だから私が教えなければ彼はビルに行かなかっ……」
「待って下さい!」
俺は立川さんの言葉を遮るように叫ぶ。
「確かに立川さんは俺に場所を教えてくれました、でも元はと言えば俺がしつこく場所を迫ったから立川さんは言ってしまったんです!だから悪いのは俺です!」
立川さんは俺を手伝ってくれた。俺はどうしても立川さんに責任を負わせたくなかった。
「そう言うなら俺にも責任がある」
田所さん!?
「加賀美くんが向かうのを俺は止めなかった、俺が止めれば行かなかったかもしれない。だから俺にも監督責任を怠った責任がある」
「そんな、あなたは悪くありません!悪いのは俺です!」
「もういいわ」
岬さんは話を止めた。
「加賀美くん、あなたが本当に自分に責任があると思うのならこれを約束しなさい」
約束……?
「これからも、ワームを倒すことに力を入れること、手抜きは許されないわ。良いわね?」
「それなら、お安いご用です!」

441:293
07/01/08 19:43:07 8lOdwjPM0
「加賀美くん、私はあなたがビルに侵入したことは最初から攻めるつもりはなかったわ、あなたが連絡をくれなければ今頃ワームに本部の場所がばれていたかもしれないから」
そうですか。
「これからも頑張りなさいよ、加賀美くん」
「はい!」
俺は嬉しかった。これを見ていた立川さんと田所さんも嬉しそうだった。
そして岬さんと田所さんはいつもの車に乗って帰っていった。
気がつくと俺のバイク、ガタックエクステンダーや天道さんの赤いバイクが無くなっていた。
なお、あの赤いバイクはカブトエクステンダーという物らしく今は天道さんの物で良いという。
「あの二つはどこに行ったんですか?」
「ZECTの方で燃料補給をしているだろう。でも安心してくれ、必要と思ったときには向こうから勝手に来る仕組みだ」
そうですか、今更ですがけっこう便利ですね。
「さて、何か食べに行って帰ろうか」
「はい!」
俺と立川さんはどこか飲食店でも探すことにした、さて何が良いかな?




04 終わり


442:293
07/01/08 19:45:06 8lOdwjPM0
続きは後で書くつもりです。
次回新キャラを出す予定です。
こういうネタバレは書かない方が良いですか?

443:名無しより愛をこめて
07/01/08 19:51:15 Y/HZhJZaO
待ってました!
ただ今回のはオリジナル感少ないな・・・
ただ単にカブトのストーリーにガタックが入っただけだし・・・
まあ次に期待するよ
そういえばそろそろ矢車がでる時期だね

444:名無しより愛をこめて
07/01/08 20:00:15 9C59SnUw0
ハルヒキャラはいつ出てくるんですか?

445:名無しより愛をこめて
07/01/08 20:40:27 6ySlILmsO
カブトスレッドだから出ないよ

446:名無しより愛をこめて
07/01/09 01:37:31 qQhZMrJW0
高校生視点のガタック資格者としていいかもね
あと、加賀美 弟のワーム擬態とか
でも、この場合は妹の擬態になるのか

447:名無しより愛をこめて
07/01/10 07:07:24 53b6gU480
天皇格闘家三沢光晴
スレリンク(k1板)
闘神三沢光晴
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三沢光晴
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三沢VSベジータ
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三沢光晴VS涼宮ハルヒ
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神人にも快勝!

三沢光晴VSデスノート
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デスノートでも死なない!

三沢光晴VS庵野秀明
スレリンク(eva板)

448:293
07/01/11 15:13:44 9qc7Iv6A0
学校から帰ってきたので
>>441の続きを少し書きます。

 05


現在俺はとある公園でベンチに座りながらのんびりとしている、理由はビストロサルでのバイトの時間までまだけっこう時間があるからである。
 俺はなんとなく空を見上げて風に流れる自由な雲を見る、静かだなぁ。
 ワームと戦わないつかの間の休息と言ったところか、のんびりとできる時間がこんなにも大切とは思わなかった。
 俺が暇と言うことはそれだけワームも活動していないと言うことだろうか、そういえば田所さんや岬さんって休日ののんびりした時間はどんな風に過ごしてるんだろうか。
 岬さんはアパートとかの自分の部屋で音楽を聴きながらファッション雑誌でも読んで紅茶を飲む、あるいは犬と飼っていて一緒に散歩する。田所さんは実は結婚していて家族もいて息子と公園でキャッチボールをしている。
 それが俺に浮かぶあの二人の休日の過ごし方のイメージだ。根拠は一切無い。
 まあ誰にでも少しくらいはこういう息抜きも必要だろう。いつもいつもワームと戦ってばかりではこっちの身が持たない。 
「……お前さあ、いつまで俺について来るわけ?」
「何、こんな可哀想な女の子を見捨てるわけ?」
 ふと話し声が聞こえたので暇だから俺は見てみることにした。一人は二十代前半に見え、茶色い帽子が特徴的と思われるイケメンの男だ。もう一人は歳は二桁にも達していそうにもない黒い帽子を被った女の子である。
 親子ではなさそうだし…妹が社会に出てきた兄の元へと暮らしているのか?女の子はジャングルジムの上から、男はそれに寄りかかっていた。
 男の近くには表面がカラフルで裏が黒いギターを入れるケースがある、ってことはあの人はミュージシャンか?あの女の子は宣伝なんだろうな。

449:293
07/01/11 15:14:35 9qc7Iv6A0
「だいたい柄じゃないんだよね、ガキと一緒にいるの。別に俺じゃなくても良いんじゃないの?」
 「何言ってるの?あんたみたいな奴、私みたいなしっかりとした保護者がいないとダメになるじゃない、あんたのためについてきてるのよ、わかってる?」
お兄さん、ずいぶん酷い言われようですね。
「じゃあそんな奴についていくよりもっと充実したところに行ったらどうだ?あいつの孤児院だったらお前のことを引き取ってくれるはずだ」
「だ~か~ら~私はあんたのために……」
 女の子が話していると、どこからかパトカーのサイレン音が鳴っていた。
 女の子はジャングルジムの上から様子を見るが男は微動だにしない。俺はその方向を見てみる。
 見るとゲームセンターにパトカーが入り口を並べていた、入り口から刃物を持った男がそれを振り回しながら店員と思われる男性を人質にしている。
「大介、大変だ!強盗がいて人質を取ってる!」
「女か!?」
「男だよ!」
「ほっとけ」
大介と呼ばれるそのお兄さんは強盗の話を聞いて反応したが人質が男だと言うことがわかると再びジャングルジムに寄りかかった。
俺は男の元に駆け寄る。
「あのですね、あなた助けようとは思わないのですか!?」
「何ですかあなたは?俺がどうしようと勝手じゃないですか」
男は俺に返事を返す。
「あ、人質が変わった今度は女だ!」
「なに!?」


450:293
07/01/11 15:16:07 9qc7Iv6A0
それを聞いた途端男は女の子の方に向きあのギターのバッグを持った。
「ゴン、行くぞ!」
ゴンと呼ばれるその女の子は「うん」と言った後、男と一緒に電光石火のスピードでゲームセンターに行くのに近道になる階段を下った。てか女の子に「ゴン」とかいう名前で呼ぶのはどうかと思うぞ。
一体なんだと言うんだ?さっきは無関心だったのに人質が女だとわかると急にやる気が出てくるし…………もしや女好き、フェミニストって奴なのか?
 ってこうしちゃいられない、俺もその階段を下り、向かうことにした。

451:293
07/01/11 15:16:48 9qc7Iv6A0
のんびりとした時間から一転、強盗を追うことにした俺。
強盗はあれから車を使って逃走した、走っても追いつきそうにないので先回りをした。この辺りの道路はそんなに複雑ではないからな。
俺は道に出た、するとあのお兄さんがギターを入れるような形のケースをすぐ横に置いて道路の真ん中で突っ立っていてその少し後ろにあの女の子がいる、おいおい危ないだろうが。
 そして強盗が乗ったあの車がやってくる。それでもあの人は動こうとしない、一体何をしようとしているんだ?
車があの人の横を通りすぎようとした、その時だった。
一体どこから出したのか、細い筆のような物を三本手に取った。
するとあの人はとんでもないことをやったのだ。その三本の筆を車の運転席の空いている窓ガラスに投げつけてきたのだ。一体何がしたいんだ?
その筆の毛先は眼鏡をかけている強盗の視界を遮った。それに強盗が驚いて急ブレーキをした。
女の子は開いている窓ガラスから車のキーを抜いて、その辺に捨ててしまった。
俺は車に駆け寄る。
強盗は眼鏡を外してベルトを外し、車から出てきて俺を睨んできた。
「こんな舐めた真似してくれたのはお前か!?」
強盗は俺に筆を突きつける。
「だとしたらどうするんです?」
「んだと、ガキ!これがわかんねぇのか!?」
すると強盗は筆を地面に叩き付け、右手でナイフを俺に突きつける。
しかし俺は手刀で犯人の腕を叩き、ナイフを落とさせた。俺はそれを拾い、犯人に見せつける。ワーム達と命がけの戦いを何回かしているから今更ナイフの一本や二本ではごときではどうと言うことも無かった。


452:293
07/01/11 15:17:43 9qc7Iv6A0
「これがどうかしたんですか?」
「んだとこの……」
「スペシャルメイクを始めます、ちょっと痛いですよ~」
強盗が俺の挑発に激怒しかけたその時、あのお兄さんが後ろから両手で強盗の顔を握り始める。鈍い音がしているのでけっこう痛そうだ。
それが数秒間続いた後強盗は気絶して、道路に倒れ込んでしまった。まぁ自業自得か、同情の余地は一切無い。
するとお兄さんは車に乗り込んで人質にされた女の人の隣に座る。女の人は酷く泣いている。
「ああ、可哀想にもう泣かないで下さい。涙で崩れたあなたの顔は私が直してあげますから……ゴン!」
お兄さんが女の子の名前を呼ぶと女の子はあのケースを持ってきた。何だ?「あなたのために歌を捧げます」とか言って歌で慰めるのか?
しかしそのケースから出してきた物は信じられない物だった。
化粧水の瓶や筆みたいな物がいくつかあった、そこにあったのはメイクに使うと思われる道具がいくつかあった。
「あのさ、あの人ってどんな仕事に就いてるの?」
「メイクアップアーティストとして現在活躍してるわ、私はアシスタント」
ミュージシャンじゃなかったんだ。にしてもこんな小さい子がアシスタントだとは、世の中はよくわからん物だ。
 お兄さんは車の中で女の人にメイクをしているようだ、しかし女の子はどこかつまんなそうだった。


453:293
07/01/11 15:22:35 9qc7Iv6A0
数分後、メイクが終わったのかお兄さんは先に車から出た後、女の人も車から出た。
「さあ、あなたの顔を見て下さい」
 お兄さんは女の人に車の窓ガラスを使って自分の顔を見るように勧める。
「これが…私ですか…?」
「その通りです」
 女の人は自分の顔を確認した後、お兄さんに顔を向けた。俺はふと女の人の顔を見た。
一瞬、心を奪われた。あの人のメイクの腕が良いからなのか女の人の顔はまるでヒマワリのように輝いているような感じがした。
「うん!今のあなたはまさしく………」
お兄さんの言葉は突如止まった。あの~続きはどうしたんですか?
「えっと……え~っと……」
「ダイヤモンドより輝いている?」
「そうそうそれそれ!」
女の子に指摘されてお兄さんは急に元気になった。端から見ると何か面白い気がする。
「さあ、行きましょう」
そしてお兄さんは女の人を抱え上げ、俗に言う「お姫様抱っこ」という奴でどこかへ去っていった。女の子はそれについて行く。
「じゃあね~」
女の子は俺に手を振ったあとお兄さんについていった。俺もとりあえず手を振ることにした。
 そして犯人を追うために来たのかパトカーに乗った警察の人がやってきて、犯人の両手に手錠をかけた。
「き、君が犯人を捕まえたのか!?」
「いや俺は何もしてません、向こうにいる人が……」
 俺は活躍した人を指そうとしたがお兄さんとあの女の子はいつの間にか、かなり遠くに行っていた。
「向こうにいる人達が犯人を倒したんです。あ、これは犯人が使ってた凶器です、では」
俺は警察の人にナイフを渡した、近くにある時計を見るとバイトの時間まで後三十分しかない。
 遅れないように警察の人の横を通り、急いでビストロサルへと向かった。

454:293
07/01/11 15:23:21 9qc7Iv6A0
一旦ここで投下を止めます。
とりあえず大介とゴンを出してみました。

455:293
07/01/11 17:09:42 9qc7Iv6A0
>>448の訂正
あるいは犬と飼っていて一緒に散歩する。→あるいは犬とかペットを飼っていて一緒に散歩する。

456:名無しより愛をこめて
07/01/11 18:58:59 cdxbbyK4O
矢車より先に大介を出すとは…w
面白くなってきたじゃんw

457:名無しより愛をこめて
07/01/13 20:39:07 zuQ7DNJ50
 >>453の続きです。

 俺は何とか遅刻せずに五分前にビストロサルに着いた、現在灰色のエプロンを身につけながら竹宮さんから渡された雑巾でテーブルを拭いている。
 しかしさっきの人は一体何だったのだろう。男が人質に取られているときは動じないで女が人質に取られたら急に活動的になって助けに向かい、メイクをする。まあ腕は一流かもしれないが。
 あの女の子はどうしてアシスタントとしてやっているのだろうか。親に捨てられたところをあの人に拾われたのか?えもあの人は孤児院に行けとかどうとか言っていた気がするがそれをしない、ってことはあの子はあのお兄さんと一緒にいるのが楽しくてついてきてるのか。
 まあ向こうはどこか嫌がってるように思えたが。
 さっきのことを考えてみるドアが開き、本日一人目の客がやってきた。
 俺達はその人に対し「いらっしゃいませ」と挨拶をする。しかし俺はその人に見覚えがある、いやよく知る人物であった。
俺の命の恩人であり『加賀美新』という名前を付けてくれる、新しい携帯を買ってくれたり更には俺がガタックとして戦うための主な理由である人。
 そう、立川大吾さんである。

458:名無しより愛をこめて
07/01/13 20:41:58 zuQ7DNJ50
「頑張っているようだね、新くん」
「立川さん、何でここへ!?」
「君が働いているところを見たくなってね、来てしまった」
微笑みながら言っている、そう言うと立川さんはテーブルに備え付けられた椅子に座った。俺はとりあえずメニューを渡す。
水とおしぼりを渡すために厨房へ行きコップに水と氷を入れ、おしぼりを取ってきてそれらをおぼんに乗せた。
「加賀美、あいつ誰だ」   
「あの人は俺に『加賀美新』という名前を付けてくれた人です」
「じゃああいつがお前が前言っていた世話になった人か?」
「はい、そうです」
俺は食器洗いをしながら話しかけてくる日下部さんの返事に答え、コップが乗ったおぼんをテーブルに運ぶ。
「どうぞ」
「ありがとう」  
コップとおしぼりを立川さんに渡し、厨房に戻った。
 立川さんはナポリタンを注文した。竹宮さんは現在鍋を使ってパスタを茹でている。
 俺はとりあえず食器洗いをすることにした。

459:名無しより愛をこめて
07/01/13 20:43:27 zuQ7DNJ50
「加賀美、ちょっと来てくれ」  
 俺が食器洗いをちょうど終えたところ日下部さんが店の奥から俺を呼んでくるので俺はそこに行く。
 今、店の裏である。ギリギリ太陽の光が当たるくらいのせいかやけにジメジメしている。側には青いゴミ箱が二個ある。
 こんな所で何の用があるというんだ。
「なあ加賀美、お前ここで働く事をどう思ってるんだ」
日下部さんは俺に真面目な顔で聞いてくる。
「いきなり何を言ってるんですか」
「お前、本当はここで働くことが嫌じゃないのか?」
何を言っているのだろうかこの人は。
「もともと天道につれて来られてここで働くように言われた、それを断れば酷い目に遭わされる。それが嫌だから働いてるんじゃないのか」
俺は黙って聞く。


460:名無しより愛をこめて
07/01/13 20:45:48 zuQ7DNJ50
「嫌なら嫌とはっきり言ってくれ、天道やおばさんにはボクから言っておく」
「別に嫌じゃありませんよ」
「え?」
日下部さんは軽く驚いているようだった。
「ここで働くことによって日下部さんや竹宮さんに会うことができました。あなた達は俺の美味しくない料理を正直に感想くれて最後まで食べてくれましたし、感謝しています。ああ、そう言う意味では天道さんにも」
 向こうが驚いている中俺は続ける。
「それに俺には記憶がありません。ですからあなたは今の俺にとって初めての友達みたいな物です」
「友達………?」
「はい、まだ会って数日しか経っていませんが俺はそう思っています。図々しいのはわかってますが」
この気持ちは本当である。日下部さんは今の俺にとって初めての友達と思っている、現に初めてあった日に本音で話したから。
 立川さんや竹宮さん、それに岬さんに田所さんは頼れる相談相手みたいな人、天道さんと樹花ちゃんは知り合いといった感じだ。

461:293
07/01/13 20:49:25 zuQ7DNJ50
数秒間静けさが広がる、向こうは心の中で呆れているのだろうか。
「……ありがとう」
へ、ありがとう?てっきり「お前何を言ってるんだ?」とでも言われるかと思ったが。
「お前がそう言ってくれてボクは嬉しい、ボクもお前のことは友達と思いたかった」
そうだったのか、日下部さんが俺のことをそう思ってくれたなんて。
「同い年の奴と話したのはお前が初めてだ、ボクはこれまで友達と呼べる存在がいなかった。それに両親が死んでいるし独りぼっちだった」
日下部さんは語り続ける。
「だから……これからも友達としていてくれるか…?」
「もちろんです!」
「ありがとう……」
その瞬間、日下部さんはどこか微笑んでいるように見えた。
 こうして俺と日下部さんは『友達』となった。

462:293
07/01/13 20:50:43 zuQ7DNJ50
 「おっとそろそろ戻ります、店の仕事をおろそかにするわけにはいかないので」
俺がドアノブに手を握ろうとした瞬間。
「待ってくれ」
突如呼び止めてくる日下部さん。
「それと、もう一つ」
なんでしょうか?
「敬語はやめないか?ボクたちは友達になったんだ。友達相手に敬語というのは変だろう」
言われてみればそうだな、やっぱりまだ他人行儀の感じが抜けないからだろうか。
「『ひより』って呼び捨てにしても構わない、天道やおばさんにそう呼ばれてるから。それにボクもお前のことを『加賀美』って呼び捨てにしてるからな」
そっちは名字なのに何で俺は下の名前でOKするんだ?まあ細かいことは気にしないでおこう。
「わかった、よろしくなひより」
「よろしく」
俺達は仕事のために厨房に戻った。

463:293
07/01/13 20:51:26 zuQ7DNJ50
一旦投下を止めます。
一部名前が書いていませんでしたがちゃんと同一人物です。

464:名無しより愛をこめて
07/01/13 21:39:13 Ys2Hgl/aO
このへんからまたオリジナルな展開になると予想。
続きが気になる

それと俺個人の意見としては、スレタイも「もしも天道がハルヒの学校にいたら」な訳だし一応ハルヒとカブトのクロスオーバーなんだから、もっと積極的にお互いのキャラを絡ませた方がいいと思うんだ。
機関という組織・未来人・宇宙人なんて最高に絡ませ安いわけだしな。
特に長門とワーム・機関とゼクトとかを絡ませない手は無いと思う。
つまり、カブトストーリーを再現してるだけじゃなくもっとオリジナル要素を入れた方がいいということだ。
実際最初の頃は完全オリジナルな展開で、誰も先が予想できなかった。だから続きが気になって皆たくさんコメントしていた。

ひどい事を言うようかも知れんが最近のはただカブトストーリーを再現してるだけ。だからその先の展開も簡単に予想できる。そのせいで読者は減り、コメントも減る。
原作を元に手を加えていくのは別にいいと思うが、ほぼ原作通りでは楽しみが減る
だからこれからの「あんただけのシナリオ」に期待してるよ。

ろくにSSを書ける訳でもないのにでしゃばってすまないな。
だがそう思っているのは俺だけじゃないハズ。最近コメントが少ないのもそういうことだと思う

まあ俺個人の意見だから聞き流してくれて構わないが。
これからも続き頑張ってくれ


名もない読者より

465:名無しより愛をこめて
07/01/14 14:28:07 nn7XQ+Pe0
「カブトをノベライズ化するスレ」って感じだが、面白いので良し。

466:w
07/01/14 14:32:57 buq0UW9s0
URLリンク(myhome.cururu.jp)

467:293
07/01/15 18:15:07 +tic+ds+0
>>462の続きをちょっと書きます。

 店の裏での話を終えて現在、ビストロサルでバイト中である。ただ一人の客である立川さんは注文して出されたナポリタンを食べている。
今俺達は客を待っている。この店は来る客が多かったり少なかったりと異なったりする。この店の経営は大丈夫なのか?
 それにしても暇だ。
そんなときドアが開いて、俺は入ってきた人に「いらっしゃいませ」と頭を下げて挨拶をした。
ふとその人の顔を見た、さっき話に出ていた人、天道さんである。
 天道さんはいつも通りにテーブルに備え付けられた椅子に座る。
するとナポリタンを完食した立川さんは天道さんが来た途端妙に真剣な表情となった。

468:293
07/01/15 18:16:09 +tic+ds+0
「…あなたがカブトの資格者、天道総司ですね」
立川さんは天道さんに話しかける、すると天道さんはそっちに振り向いた。
「ほう、俺の正体を知っているのか」
何かやばい感じになりそうだ、俺は二人に小さい声で言う。
「二人とも、その話はここでしないで下さい」
立川さんはテーブルから立ち、ナポリタンの料金980円を払って天道さんと店を出た。
 俺はひよりに「ちょっと客引きをする」と言い、二人の後を追った。

469:293
07/01/15 18:17:25 +tic+ds+0
 今、俺達は店の外にいる。俺は体に店のエプロンを巻いたままだ。どうも天道さんは立川さんに聞くことがあるという。
「立川とやら、俺の正体を知っていると言うことはお前はZECTのメンバーか?」
「だとしたらどうします?」
天道さんと立川さんは向き合って会話している。
「ZECTについて話して貰おうか」
そう来たか。
「私はZECTについて語ることはできません」
やっぱりそうだろうな、言ったら何が起こるかわかったもんじゃない。
「これだけは言っておきます。人間がライダーとなってワームを倒してくれなければ我々ネイティブは困るんです」
「「ネイティブ?」」
俺と天道さんは同時にその言葉を口から出した。

470:293
07/01/15 18:19:27 +tic+ds+0
 天道さんは俺も今できた疑問を立川さんにぶつける。
「今はまだ何も言えません、ただこれだけは言っておきましょう」
立川さんは何か理由でもあるのか天道さんの疑問に答えない。
「我々はZECTの協力者であり、平和のために活動していることを。そして人間がライダーとなって戦うことがあなたにとって大切な人の為になることを、では」
 「待て、どういうことだ!?お前の言う大切な人というのは……!」  
天道さんが聞いている中立川さんはどこかに去っていった、天道さんは後を追うがすぐに見失ってしまったようだ。
 一体立川さんは何が言いたいんだ、普段の立川さんはあんな煙に巻くようなことは言わないはず。
 それにネイティブとか言う組織も何なんだ、ZECT以外にもあのワーム達と戦う組織がいるのか?でもこんな所で考えていても仕方がない。
「天道さん、店に戻りましょう」
俺は天道さんを連れて、店に戻ることにした。
 それにしても立川さんの言っていた天道さんの大切な人とはどういう意味なんだ。たった一人の肉親である樹花ちゃんのことなのか?

471:293
07/01/15 18:22:45 +tic+ds+0
 あれから天道さんはひよりの作ったサバ味噌を食べたあとその代金を払って帰っていった。 
  俺の方はいろいろな謎を抱えたまま、今日のバイトは終わった。
マンションへ帰る途中だがちょっと寄り道をしてみたくなったのでその辺をぼんやりと歩いている。
しかし今日はいろいろなことがあった。女の人を強盗から救いその人をメイクする男とそれについていく女の子。バイト先で新しい友達ができる、ZECT以外の謎の組織『ネイティブ』と言うのについて。
  今日はもうこれ以上何も起こって欲しくないと願ったがその願いはこれから見事に打ち砕かれることとなる。

472:293
07/01/15 18:27:41 +tic+ds+0
ここで一旦投下を止めます。
ちょっと勉強してからまた書くのでそれから投下します。

>>464
ご指摘どうもありがとうございます。
現在の段階は天道、ひより、大介といったメインキャラを出している段階です。
天道達とハルヒ達の絡みは七話からを予定しています。

473:名無しより愛をこめて
07/01/15 19:21:39 VQQpG/PD0
乙。

このスレの所為で、今までスルーしてきたハルヒに手を出しそうだ…

474:名無しより愛をこめて
07/01/15 20:52:00 AwlDHuSU0
タイムグリーンは宇宙人であり未来人


475:名無しより愛をこめて
07/01/15 21:15:09 jTq2XQQw0
>>293
GJ!
続きが楽しみだ。


476:293
07/01/15 21:41:05 +tic+ds+0
>>470の文の一番上にこれを付け加えて下さい。
「ネイティブとは何だ」

477:名無しより愛をこめて
07/01/15 22:22:24 TzZRhpo3O
もうすぐハルヒーヌが出るのかwww
続きに期待!

478:それも名無しだ
07/01/16 00:49:04 Iz+u8T9eO
GJ。いい感じだね。
地獄兄弟溺愛の俺としては矢車や影山のストーリーも画いて欲しいなw
にしても、>>464の言う通りハルヒが出るって聞いてレスだいぶ増えたなw

>>33 >>48 今更だが今思えばこんなのもなかなかいいネタになると思うんで参考程度にどうぞw

そして>>285の続きも気になる今日この頃…

479:それも名無しだ
07/01/16 00:51:27 Iz+u8T9eO
>>378
安価間違えたorz

×>>48
>>49

480:名無しより愛をこめて
07/01/16 05:34:12 NN9mro8e0
つーか完全に私物化してるよ

481:293
07/01/16 06:39:11 ULS1dVWd0
>>471の続きをちょっと書きます。

 何気なく歩いている人気のない公園、朝みたいで静かなものだ。虫の鳴き声、静かに聞こえる風の音、噴水から勢いよく出る水、いやあ平和だねぇ。
 俺は何気なくベンチに座り朝みたいに空を見上げる、鳥が何羽か飛んでいた。
 とりあえず強盗とかが現れて騒動が起こりませんように、ぼんやりと空を見上げながら俺は願った。
そう思った瞬間突如どこからか悲鳴が聞こえた。俺はビックリして気を取り戻す。
向こうの広場を見てるとサナギワーム十体とそれぞれ黒、茶色、だいだい色の異なる同じ姿のしたコガネムシのような成虫体ワーム三体が女の人数人を襲っていた。
俺はベンチから急いで広場に向かった。
サナギワーム一体を突き飛ばし、女の人達に駆け寄る。
「逃げて下さい、こいつらは俺が片づけます!」
そして女の人達はここから逃げ出した。
空の彼方からガタックゼクターが飛んでくるので俺はそれを掴んで変身する。
 やれやれ静かな感じに浸っていたのにそれをぶち壊されるとは。っとこんなこと考えている場合じゃない。


482:293
07/01/16 06:41:50 ULS1dVWd0
 「変身!」
『Hensin(ヘンシン)』
ベルトにそれを付けた。体は青と銀のアーマーに包まれる。
ワーム達は大人数で向かってくる、しかし俺はそいつらを難なく蹴散らした。
コガネムシのワームは三体で左腕に付いている巨大な鉤爪で俺を攻撃してくるがそんなもの軽く避けて逆にパンチを一発お見舞いしてやった。どうやら効いているようである。
 さて、これだけのワーム相手だと例えライダーフォームで戦っても逃げられる可能性がある。どうすればいいのだろう。
その時だった。
 向こうから誰かがやって来たので俺はその方向に向いた……ってあれはさっき女の人を強盗から助けたお兄さんじゃないか、しかも側にはギターケースを持ったあの女の子もいる。
 何でこんな所に来ているんだ!?
「女は花、俺がこの世で許せないのは花を傷つけることだ!」
それを言うとお兄さんはどこから出したのか水色の機械質のグリップを出してきて、手に持った。
それの上に付いていると思われる蓋が開くと高い音のような物が響いてどこからか機械でできた水色のトンボのようなものが飛んできてそれはグリップの上に止まる。
「変身!」
『Hensin(ヘンシン)』
その瞬間、信じられないことが起こった。

483:293
07/01/16 06:43:39 ULS1dVWd0
 お兄さんの体は天道さんのと似ている電子音が鳴った後、手に持ったがグリップから徐々に体が金属質のアーマーに包まれていき、完全に包まれたあとそれは胸の中央部分が赤いのを除くと水色と銀色のアーマーとなった。
そしてあのグリップは銃のような形になってそれを使ってサナギワームを撃っている、てかあの人はライダーだったのか!?
あの女の子はワームとの戦いに巻き込まれないようにギターケースを持って離れた。
お兄さんはワームの攻撃を避けながら銃で撃っていく、おっと俺も戦わないとな。
 俺達は背中を合わせている。俺は聞きたいことがあった。
 「あなたはライダーだったのですか!?」       
 「お前はさっきのあいつか?」
 どうやら向こうは俺の正体に気づいたようである。
 「とにかく戦いましょう、話はそれからです!」
 「言われなくともわかっている!」
 俺達は再び戦い始めた。

484:293
07/01/16 06:45:31 ULS1dVWd0
 援軍が来てくれて助かった、この分だと逃げられずに済むかもしれない。
俺は格闘技と肩のバルカン砲を使う、お兄さんは銃を使って必死で戦う、そのお陰か俺はサナギワームを二体撃破、お兄さんは三体撃破してサナギワームは五体だけになった。
しかしどこから来たのか援軍と思われるあのサナギワーム七体と成虫体のハエみたいなワームが一体やってきたのだ。
 これで敵はサナギワームは十二体、成虫体は四体だ。
 おいおい、これじゃキリがないぞどうすりゃいいんだ。
さすがにやばくなってきそうだったがその時、向こうに車が止まる音が聞こえてきたので俺とお兄さんはそっちを向く。
それは大統領とか偉い人がよく乗っていそうな黒いリムジンだった。
 その後ろの席からドアが開いて誰かが降りてきた、今度は何なんだ。
降りてきたのは俺と歳が似ていそうな茶髪で白いスーツを着た男だった。

485:293
07/01/16 06:47:32 ULS1dVWd0
「そこのお前達、手を引け!」
リムジンから降りてきていきなり大声で怒鳴ってくる、何なんだ?
 そいつは持つところが紫色の剣のようなものを左手に持っている。
「全てのワームは俺の獲物だ、誰にも邪魔はさせん!」
 いきなり現れて何を言ってるんだこの人は?
 「なんだあいつは?」
 お兄さんは俺と同じ疑問を口に出す。 
『Standby(スタンバイ)』
突如謎の音がすると突如地中から何かが出てきてそれは突然出てきたあいつの元へと向かい、ホバリングみたいな機能を使って浮いた。
 あいつはそれを右手に掴む。よく見るとそれは機械質で尻尾の紫色の部分以外銀と黒が中心のサソリのようだった。
「変身!」
『Hensin(ヘンシン)』
そいつは剣の凹んでいる部分にサソリをはめる、するとそいつの体は手に持った剣から徐々に体がアーマーに包まれていく。
 それは頭にアンテナみたいなのがついていて胸の紅色の部分以外紫色が中心のアーマーとなった。肩から腕、腹の部分には黄色いチューブの束もある。


486:293
07/01/16 06:49:05 ULS1dVWd0
 そしてそいつは戦うためかワームに向かっていった、おいおいまたライダーかよ。手に持っている剣を使ってワームを斬っている。
俺は再び肉弾戦で戦うことにする、お兄さんも銃でワーム達を撃ち続けている。
 徐々に蹴散らしていった。突如乱入してきたあいつも剣でワームを斬りまくっている、その効果か一瞬でサナギワームを五体も倒してそいつらは爆発した。すげえな。
 しかしこのままではワーム成虫体にクロックアップで逃げられてしまう恐れがある。俺はキャストオフしようとした。  
「二人とも、キャストオフで一掃しましょう!」
二人に頼む、しかし
「俺に指図するな!」
「お前に言われるまでもない!」
お兄さんと乱入してきたあいつは俺に怒鳴る、ああそうですか。

487:293
07/01/16 06:53:59 ULS1dVWd0
「キャストオフ!」
 「キャストオフ!」
 「キャストオフ!」
俺はガタックゼクターの角を、お兄さんはグリップに付いてあるレバーを、乱入してきたあいつはサソリの尻尾の部分を本体まで押し込んでいる。キャストオフだろう。
『Cast Off (キャスト オフ)』
『Cast Off (キャスト オフ)』
『Cast Off (キャスト オフ)』
俺だけ異なる電子音が鳴った後アーマーは吹っ飛んでそれは残ったサナギワーム達にぶつかってそいつらは爆発した。
『Change Stag Beetle (チェンジ スタッグビートル) 』
『Change Dragonfly (チェンジ ドラゴンフライ)』
『Change Scorpion (チェンジ スコーピオン) 』
俺達の重いアーマーが吹き飛んで俺はライダーフォームの形態になった。 
俺はいつも通りの青いクワガタを彷彿とさせる姿、お兄さんは胸に左肩の方までに偏った羽根のような形のしたプロテクターが付いている水色のトンボのような姿、乱入してきたあいつは紫色のサソリのような姿になった。
  あの二人も恐らくライダーフォームの形態だろう、やっぱりこの二人はライダーか。

488:293
07/01/16 06:55:53 ULS1dVWd0
俺達は残ったワーム成虫体と戦う。俺は茶色のコガネムシみたいなワームと、お兄さんは同じ姿のだいだい色のコガネムシワームと、乱入してきたあいつは残った黒いコガネムシとハエみたいなワーム二体と戦う。
 おいおい二対一で大丈夫なのか?まあまずはこっちの敵を始末しよう。
俺はこいつの皮膚はなんとなく硬そうに見えたのでガタックダブルカリバーを使って戦うことにする、奴の攻撃を避けながらその度にどんどん硬そうな皮膚を斬っていく。どうやら効いているみたいだ。
お兄さんの方は軽い身のこなしでワームの爪を避けながら銃で撃っている、ワームに効いているように思える。
そして二対一の状況下で戦っているあいつはその状況にも関わらずかなり有利に戦っていた。ワームの攻撃を剣ではじき返してそこからまた斬っている、いや強いな。
しかしワーム達は不利と見たのか少し後ろに跳んだあとクロックアップをした。俺達はその後を追う。
「クロックアップ!」
「クロックアップ!」
「クロックアップ!」
俺達三人はベルトの脇側に付いてあるスイッチを押し、ワームを追うためにクロックアップをした。


489:293
07/01/16 06:57:46 ULS1dVWd0
ここで一回投下を止めます。
剣も出したのでそろそろハルヒ達、矢車、影山を出す予定です。

490:293
07/01/16 20:49:00 ULS1dVWd0
2ちゃんねるが閉鎖されるという話を聞くけど本当に閉鎖されるんですか?
あといつ閉鎖するの?
まあもしも閉鎖されたら上の続きは別の掲示板に持っているブログでひっそりと書きますが。

491:名無しより愛をこめて
07/01/16 21:05:31 Iz+u8T9eO
2ちゃん閉鎖なんて年に一回は騒がれてるよw

それより続きかなり楽しみだwww
もうすぐハルヒ達と絡むんだなぁ
矢車・影山と剣・ハルヒ達との絡みが楽しみだwww

492:名無しより愛をこめて
07/01/16 23:57:45 L+7hDMai0
天道のちょっとかっこいい台詞
・いいか、過去、現在、未来、全ての時代において俺は最も完璧な人間だ
・何人たりとも俺のコーヒータイムを邪魔することはできない
・ひよりはおろか、全人類は俺が救っている
・ならば、地球上のあらゆる生き物を護るのが俺の仕事だ。人間からアメンボまでな。
・安心しろ。春のやってこない冬はない…
・俺を誰だと思っている。俺様だぞ。
・星がどれだけ輝いても、太陽にはかなわんぞ
・だが、これだけは覚えておけ。例えどんな敵が相手でも、俺はおまえを守る!永遠にな
・究極か。俺にふさわしい言葉だな
・そんなに顔を近づけるな…ツバが飛ぶ…
・やはりおまえは腐っている!放っておくわけにはいかん!

493:名無しより愛をこめて
07/01/16 23:58:30 L+7hDMai0
天道のちょっとかっこいい台詞
・いいか、過去、現在、未来、全ての時代において俺は最も完璧な人間だ
・何人たりとも俺のコーヒータイムを邪魔することはできない
・ひよりはおろか、全人類は俺が救っている
・ならば、地球上のあらゆる生き物を護るのが俺の仕事だ。人間からアメンボまでな。
・安心しろ。春のやってこない冬はない…
・俺を誰だと思っている。俺様だぞ。
・星がどれだけ輝いても、太陽にはかなわんぞ
・だが、これだけは覚えておけ。例えどんな敵が相手でも、俺はおまえを守る!永遠にな
・究極か。俺にふさわしい言葉だな
・そんなに顔を近づけるな…ツバが飛ぶ…
・やはりおまえは腐っている!放っておくわけにはいかん!

494:名無しより愛をこめて
07/01/17 00:10:44 9V4YLz6X0
>>493
続き
・真実を知るのは天の道を往く者だけだ。雑魚は黙ってろ
・ひよりを守るためなら俺はワームも人間もすべて倒す!それだけのことだ。
・どっちを選ぶ!俺の言うことを聞くか、それとも今ここで俺に倒されるか!
・キミはぁ…誰だったかな?
・奴等がいては、ひよりはひよりとして生きていけない!
・ライダーは俺一人でいい
・無茶をしやがって。俺がなんとかするからそこを動くな!
・俺はすでに未来をつかんでいる。そしてこれからも、つかみ続ける
・よく見ておけ。本物の太陽の輝きがどんなものか
・ほぉう…何故俺がキミごときの了解を得なければならない?
・とぼけるな!言っておくが、俺が今その気になればゼクトを潰すこともできる!
・次元の違う旨さだ…!
・お前達…俺の力を侮っているな…
・ここじゃあ店に迷惑をかける。表に出ろ
・お前がいたら俺に迷惑をかける
・とぼけるな!お前は俺が倒す!
・野暮なことはやめておけ…お前の出る幕はない

495:名無しより愛をこめて
07/01/17 00:23:14 9V4YLz6X0
>>494
続き
・それがどうしたゼクトが胡散臭い組織だという事はわかっていたはずだ。だがワームを倒すという目的に変わりはない。今更騒ぐな。
・あんたもその道を往くというのなら、俺はあんたを信じよう
・言っておくが俺は負けた借りは必ず返す
・なぜ父親の投げたボールを息子のお前が受け止めてやらない
・父親の想い、お前が受け止めてやれ
・豆腐は醤油に限る。豆腐はヨーグルトでもチーズでもない。豆腐は豆腐だということだ。
・お前を倒し、ひよりも助けてやる!
・やるな。だが所詮お前は過去の俺に擬態しただけ…俺はすでに未来を掴んでいる
・俺に擬態するのは一万年早い
・俺たちが力を合わせればだれにも負けない…
・安心しろ。俺がいればすべてうまくいく
・のぼる太陽に勝てる奴などいない…
・好きにするがいい…


496:名無しより愛をこめて
07/01/17 00:25:51 SCWKKLci0
VIP印の同人ゲー

古泉一樹の消失

パスはhandball URLリンク(haruhi.yukimituki.net)
RTP URLリンク(www.enterbrain.co.jp)

497:名無しより愛をこめて
07/01/17 00:37:00 9V4YLz6X0
今度は剣です
・歩きたいときに歩く。車が避ければいいだけの話だ
・同情は…最大の侮辱だ!
・作法を知らない男め…
・それが俺のノブレスオブリージュ
・バカな…うちはイギリスの名門ディスカビル家の末裔。金なら近所におすそわけするほどある。
・死ね!ワーム!
・どんな調味料にも勝る俺の愛情がたっぷり入ってる。食べてくれ
・ショ・ミーンの服をくれ
・ショ・ミーンもなかなかやる…だが腹が減っていなければ俺が勝っていた…
・友達の友達は、エヴリバーディ友達だ!だから、俺と君とも、友達だ!
・俺と共に学べることを、誇りに思え
・ヤキ・ソーバ?それは、カケ・ソーバの親戚か?
・何でもあるぞ~!俺のサソードゼクターを勝手に使うとは、許し難い!

498:名無しより愛をこめて
07/01/17 00:48:18 9V4YLz6X0
>>497
さらに続きです
・おい!どういうつもりだ!?世界で一番大事な恋人をおいてどこへ行く!
・そうか!すべては、俺と、ミサキーヌとの、愛の試練だったんだな!
・傷つき…捨てられたゴミの山…ブロウクンハートの俺にぴったりだ…。このまま錆びて朽ち果てよう…
・ゴゥ…トゥ…ヘェルッ!!
・これは遠慮なく貰ってゆく!
・うまぁ~い!今度、いばり寿司も食してみたい
・その汚らわしい手をはなせ!
・じいや!俺は退院するぞ!俺は、完璧に回復したぁ!
・今日、ここに、ミサキーヌを守る会の結成を、宣言する!
・我々はミサキーヌを守る会だ!
・喜んでくれミサキーヌ、これで、君の安全は、より強固なものとなったぁ~
・ハハッ…勝手にするがいい!

499:名無しより愛をこめて
07/01/17 00:52:28 9V4YLz6X0
こうして見ると剣はどんどんバカキャラになってましねぇ。

今後SSを書く方の役にたてばと思います。

500:名無しより愛をこめて
07/01/17 00:55:53 VahwWzf60
今までを読む限り

天道、大介
  |
加賀美(キョン)、坊ちゃま、ひより

ときたか、天道ではなく
加賀美(キョン)とひよりと剣を同年代にしたか
おもしろいじゃない~

坊ちゃまと加賀美(キョン)の友情も気になるな


501:名無しより愛をこめて
07/01/17 00:59:02 bGh5f5POO
次はキャラ同士の絡みを書きます。

剣「天ぷらそば。540円だ」
大介「ごくろうさま」
渡した千円を持っていく剣
大介「ちょ、ちょっと、待って下さい!おつりは」
剣「寄付金として貰っておく!何しろ俺は、名門ディスカビル家の財政を、この手づ立て直さなければならないのだからな」
大介「はぁ?」
剣「寄付金が足らん!もっとよこせ!貰ってやる!」
大介「ちょっ…ちょっと!」

502:名無しより愛をこめて
07/01/17 01:05:52 bGh5f5POO
剣「はぁ~い、ハハ、はぁ~い、はぁ~い、はぁぁい!ハハ、はぁ~い、はぁ~い!」
岬「じゃあ…神代君…」
剣「はい!」

剣「諸君に名誉を与える。この問題、俺に変わって解く者はいないか」
じいや「はい!」
剣「では、じいや!」

剣「家臣が答えれば、俺が答えたも同然!そうだな、ミサキーヌ?」

503:名無しより愛をこめて
07/01/17 01:09:08 bGh5f5POO
樹花「好きな人ができたから…」
天道「なぁにぃぃぃ~…!?」
天道「つ、ついに…この日が来たのか…」

天道「どこの誰だ!どんな奴だ!えぇい面倒だ!今すぐここに…連れてこい!!」

504:名無しより愛をこめて
07/01/17 01:12:48 cbUYIGOk0
キャラの絡みが出てくるなら、各キャラの戦闘力の
設定がこのSSの流れを決めるのだろうね

ガタックになったキョンと長門の戦闘力が
ほぼ同じであれば、キョンも男を上げるのだろうけど

どうなることやら~


505:名無しより愛をこめて
07/01/17 01:17:29 bGh5f5POO
矢車「いいよなぁ…おまえは…」
影山「全くねぇ…俺も一度でいいからお坊ちゃまクンって呼ばれてみたい…」
剣「勝手にクンをつけるな…」
矢車「笑え」
剣「なんだ、おまえは…」
矢車「失恋は…最高の暗闇だ…」
影山「地獄に墜ちようよ…」

そして

剣「最悪だぁ…」
影山「最悪は、最高なんだよ剣クン」
矢車「お前も俺の弟になれ…」

剣「兄さん…」

506:名無しより愛をこめて
07/01/17 01:23:23 bGh5f5POO
そういえば長門さえいれば簡単にキョンの記憶を取り戻せそうですねぇ。
記憶を取り戻したらまたキョンはみくるちゃんにベタベタするのでしょうか…w
加賀美になってからこのキョンちょっと固いですからねぇ

とりあえず地獄兄弟投下

矢車「お前はいいよなぁ…正義の味方の燃えカスがまだあって…」
影山「でも、兄貴だって昔は…」
矢車「そんなモン、蛆虫にでも喰わせちまえ!…生きてるって虚しいよなぁ」

507:名無しより愛をこめて
07/01/17 01:28:02 bGh5f5POO
矢車セリフ投下

・どうせ俺達は、日なたの道を歩けない…
・闇に身を任せればいい…
・相棒…お前まだそんな事言ってんのか…
・俺の相棒を笑ったのはお前か…俺も笑って貰おう

508:名無しより愛をこめて
07/01/17 01:37:23 bGh5f5POO
影山セリフ投下

・裏切り者め…抹殺する!
・返せ!俺のザビーゼクター返してくれよぉ!返せよ!返してくれよ俺のザビ…ぐえぇ!

・じゃあお前…俺と友達になってくれよぉ…
・うわぁぁん…だって俺、天道さんと友達になりたかったんだもん
・フン!お前なんか元々大嫌いだったんだ!それをわざわざ弟子になってやろうとしたのに…何さ!
・これ以上の地獄がどこにあるというのさ…

・へっへっへ…
・汚してやるぅ!太陽なんてぇ!
・それは俺だ…俺も粉々に砕けてしまった…
・すごいよぉ、兄貴すごすぎるよぉ


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