06/12/26 08:13:00 OHSWd0+M0
軽く後悔の気持ちに打たれているとむこうにいる人物が手を振ってくれた。立川さんである。
俺は走る。
「新くん、どうだったかね」
「田所さんも岬さんもとってもいい人でした」
立川さんは少し自慢げに「そうだろう」と言う。
「俺、初めて会ったときあの2人を疑ってました。これから何かされるんじゃないのかって思ったりして……でも実際話してみるととてもいい人で……疑ってた自分がとんでもなく恥ずかしく思えたんです」
「そうか、まあ人間初めて会う人に対しては何らかの警戒を持つ物だ。しかし互いに関わっていくにつれて信頼が生まれてくるんだ」
立川さんは言葉を続ける。
「しかしワームはその信頼を利用しようとする。人と人との信頼は築き上げていくことはとても素晴らしいことなんだ。でもワームはそれを邪魔しようとする。私はそれが許すことができないだからZECTに協力しているんだ」
俺は立川さんの話を聞いている。
「君もこれからもZECTに協力して欲しい」
「はい!俺、田所さんや岬さんみたいな人がいて嬉しく思いました。だから俺、これからも協力します!」
「ありがとう!新くん」
お互いに語り合い帰ることにした。