06/12/20 15:12:50 Typj9aWl0
長門の声がしたと思うと、俺の目の前に黒い物体が現れた。あれ?これ何となく加賀美の持ってた
ガタックゼクターとかいうのに似てる気が・・・
「それが彼女・・・最も、今の状態では、ケタックゼクターと言うのが彼女の名前なんですけど。」
これが長門?お前、冗談も時と場所を選んで・・・
『冗談ではない。ZECTが製作中だった新型システムに欠落していたAIに私自らがなる事でこのシステムは
完成した。よって、適合者は私が選定できる。』
・・・長門、お前、本当に便利な奴だな・・・。
「彼女はあなたを適合者に選んでいます。その気があるなら、これを腰に装着してください。」
そう言って古泉は、俺に加賀美が着けていたのと同じベルトをよこした。
これをつければ、天道や加賀美、そして今目の前にいる古泉のように戦える。だが、本当にそれが出来るのか・・・?
『あなたなら大丈夫。私が付いてる。』
やっぱり、やるしかないのか・・・・。俺は覚悟を決め、目の前に浮遊しているケタックゼクターを掴み取った。
『システム機動の動作は全てガタックのものと同じ、一度見ていたあなたなら分かるはず。』
そうか、なら・・・話は早い!
「変身!」
俺はそう叫んで、長門・・・ケタックゼクターをベルトにセットした。
『henshin.』
長門の声をしたエコーがかかり、俺の体は黒と赤の装甲に包まれていく、そして・・・