06/12/18 01:18:02 VsYjZ7iG0
勝手に>>201の続き
おいおい、何だよこの親玉みたいなヤツは。動きが早すぎだろうが・・・。
「どうやら、僕達人間の目では捉えられない速度で動く事が可能なようですね。」
「タキオン粒子による周囲の時間速度を遅らせる移動能力と考えられる。この移動に
着いていくのはほぼ無理。」
俺の隣で古泉と長門は冷静に分析している。こういう状況には慣れてるんだな、こいつら。
そうこうしているうちに、屋上の扉をぶち破って黒い戦闘服とアリみたいなヘルメット
を纏った連中が現れ、緑の怪物に向けて発砲した。後からラグビー部のコーチもやってきた。
しかも腰に変なベルトを巻いて。
「変身!」
ラグビー部のコーチ・・・名前は加賀美とか言ったな、そいつは飛んできた青いクワガタ
みたいな物をそのベルトにセットした。
『henshin!』
加賀美の身体が銀と青の装甲に包まれていく。おいおい、どんな特撮ヒーローモノだこりゃ?
そんなことを思ってるうち、加賀美はあっと言う間に緑の怪物を全滅させちまった。と思いきや、
あの親玉が加賀美に向かってきた。すると加賀美は、ベルトにセットしたクワガタみたいな物の
角を動かし始めた。
「キャストオフ!」
『cast off!!』
銀の装甲が吹き飛び、親玉っぽいヤツを吹っ飛ばしたかと思うと、中から青い、それこそクワガタを
彷彿とさせる姿の加賀美が現れた。
『change! stagbeatle!』
「なるほど、二段変身ですか。どちらかと言うと、僕のタイプなんですけどね。」
お前、それシリーズが違うだろうが。
「ただし原作者は同じ。それに超能力による自己の遺伝子変換が出来なければ、変身は無理。」
そ、そうなのか・・・。そんなことを話していると、あの親玉っぽいのはまた光速移動を始めた。