おにゃのこが改造されるシーン 素体6人目at SFX
おにゃのこが改造されるシーン 素体6人目 - 暇つぶし2ch598:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:14:10 WGo94l3X0
「またバイトで遅くなっちゃった。弓絵のやつぅ、怒ってるだろうな。・・・クスッ。」
街灯の数もまばらな細い路地を、足早に歩く人影があった。オレンジ色のミニのブラウスに赤いボレロを
小粋に着こなした、年の頃二十歳前後の若い娘だ。待ち合わせの友人の元に急ぐために、ふだん通い慣れない
人気のない路地に足を踏み入れたらしい。まばらな街灯の光が、ワンレングスの顔を照らし出すたびに、
目がクリッと大きい、愛くるしく清楚な美貌が闇の中に浮かび上がる。
ハイヒールのカツンカツンという音が暗い路地に響く。ふと、娘は自分の行く手に黒い影がいくつか
立ちふさがっていることに気付いて、ギョッとなって立ち止まった。
「・・・だ、誰? 誰なの!?」
その時だ。赤と緑の不気味なスポットライトが、娘の姿を舐めるように照らし出し、不気味な声が響き渡った。
「聖皇(せいおう)女子大英文学科2年、有沢琉歌(ありさわ・るか)! お前はショッカーの一員として
選ばれた。またとない幸運に感謝するがいい!」
琉歌と呼ばれた娘はキャッ!と短く叫んで周囲を見回した。まぶしいスポットの光が目を射る。
逆光でよく見えないが、黒い不気味な人影が少しずつ、少しずつ彼女の方ににじり寄って来るのが感じられた。
「だ、誰! いったい、何の用なの!?」愛らしい顔を恐怖に引きつらせ、震える声で琉歌は尋ねた。
「有沢琉歌。お前はショッカーのコンピュータによって7千万人のサンプルの中から選ばれた。お前はこれから
改造手術を受け、栄光あるショッカーの改造人間として生まれ変わるのだ。」
「・・・か、改造人間!?」
「そうだ。俺たちと同じ、改造人間だ。」
黒い人影のひとつがライトの前に歩み出た。その人物は・・・いやそれは、人間ではなかった。長い鉤爪の
ついた巨大な腕を振り上げ、毛むくじゃらの長い鼻面を持った、言葉にするのもおぞましい醜悪な怪物だった。

599:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:14:30 WGo94l3X0
「ギゴギゴギゴッ! 俺はショッカーの改造人間、再生アリガバリ! お前を拉致するのが俺の使命だ。」
「キャアアアッ!!」琉歌は恐怖の叫び声をあげた。手にしたポーチが地面に落ちた。
「クワワッ! これはこれは。もの凄い美人じゃないか。嬉しいぜ。こんな綺麗なお嬢さんが俺たちの仲間に
なるなんてよ。」
別の影がライトの前に歩み出た。その影もまた人間ではなかった。イボだらけの真っ赤な醜悪な頭部の上に、
黄色いギョロ目をまたたかせた、巨大なガマ蛙のような怪物だった。
「クワックワックワックワ! 俺様の名は再生ガマギラー。同じくショッカーの改造人間だ。」
おぞましい怪物を二体も目のあたりにして、琉歌の頭はパニック状態になった。
「い、イヤッ! こ、来ないで! こっちへ来ないで! 化け物ッ!!」
琉歌は両手で顔を覆い、目の前の怪物の存在を否定するかのように必死で首を振る。
「クワックワックワ! 化け物か。・・・だがお前さんももうすぐ、俺たちと同じ化け物に生まれ変わるのさ。
ショッカーのアジトに運ばれて改造手術を受ければ、お前さんも俺たち同様、改造人間の仲間入りだ。」
「・・・えっ!?」その言葉を聞いて、琉歌の心臓は凍りついた。
「ギゴギゴギゴッ。俺たちも元はお前と同じ、普通の人間だったのだよ。だがさらわれて改造手術を受け、
こういう姿に生まれ変わったのだ!」
「さあ綺麗なお嬢さん? お前さんはいったい、どんな姿に改造されるのかな?」
ガマのような怪物は真横に裂けた巨大な口を開け、ヒュッと長い舌を伸ばして琉歌の顔をペロリ、と嘗めた。
「ひイッ!」あまりのおぞましさに、琉歌の身体に冷たいものが走った。だがそれ以上に、怪物が口走った
恐ろしい言葉に、琉歌は激しく動揺していた。なに? いったい何を言ってるの、この怪物たちは?
私が、怪物の仲間にされるというの? あんなおぞましい、化け物のような姿にされるというの!?
「い、イヤよイヤッ! 改造人間なんてイヤッ! 助けて! 誰かァ! 誰か助けてェーッ!! 」

600:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:14:52 WGo94l3X0
琉歌は脱兎のごとく駆け出した。路地の壁に沿って死にもの狂いで走った。早く、早くここから逃げなきゃ!
怪物にされるなんて嫌だ! あんな姿にされるくらいなら、死んだほうがマシだ!
だが琉歌の目の前に、真っ黒な人影が幾つも現われた。影はイイーッ!という奇声を上げながら琉歌の前に
飛び出し、通せんぼするように一列に並んで行く手をふさいだ。
追い詰めされた琉歌は腰が抜け、その場にへたり込んだ。両手で顔を覆い、必死に顔を振りながら泣き叫んだ。
「助けて! 誰か! 誰か助けてぇ!・・・ 誰か! 誰か来てぇ!! お願いッ!!」
「・・・うるさいお嬢さんだ。少し静かにしてもらおうか。」
再生アリガバリが鉤爪で琉歌の襟元を引っかけ、力の抜けた彼女の身体を無理矢理吊り上げた。
「さあ、アジトまで来てもらおうか。改造手術台がお前の到着を待っている。」
「・・・い、イヤだ、イヤだぁ・・・ 改造人間なんてイヤだぁ!・・・」宙ぶらりんにされながらも、
琉歌は泣きじゃくりながら激しく首を振る。
「最初は誰しもそう思う! 俺も改造される前はそうだった。だがお前もやがてショッカーの一員となった
ことを、心から感謝するように、なる!」
琉歌はもはや、ガクガクと痙攣するばかりで、口をきくことすらできなかった。
「・・・イヤ・・・イヤよ・・・改造人間なんて・・・イヤ!・・・」
「さあ綺麗なお嬢さん、今からショッカーのアジトに案内してやるぜ。」
ガマギラーが、角の根元からプシュウウウッ、と真っ赤なガスを吹き出した。ガスを吸った琉歌の意識は
急速に薄れ、そのまま動かなくなった。
「安心しな。ただの催眠ガスだ。大事なお仲間を傷つけたりはしないさ。・・・あと数時間もすれば、
お前さんも晴れて俺たち改造人間の仲間入りをするんだからな。クワックワックワッ!」
黒い全身タイツの男たちが、気を失った琉歌の身体をかつぎ上げた。ガマギラーとアリガバリは、琉歌の
愛くるしい顔を見つめて、嬉しそうに奇声を上げて笑った。

601:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:15:25 WGo94l3X0
話は、これより少し遡る・・・

「大佐殿。キメイドス核の起動がいよいよ成功段階に近づきました。」
赤と黒の奇怪な色彩で彩られた得体の知れない空間。ここは秘密結社ショッカーの地下アジトであった。
漆黒の全身タイツを身にまとい、覆面レスラーのような不気味なマスクをかぶった男が入室し、ナチス式の
敬礼とともに上官らしい男に用件を告げた。
「うむ。いよいよ首領(ボス)に俺の秘密兵器を見せる時が来たか。」
濃いグレーの軍服に白いスカーフを伊達に着こなし、隻眼に威圧的で酷薄そうな眼光をたたえた精悍な男が、
カイゼルひげをたくわえた口元に満足そうな笑みを浮かべ、覆面の男に指示を与えた。
「キメイドス核の起動実験をボスにお見せする。ただちに準備をせよ!」
「イーッ!」覆面の男は再び敬礼して退室した。

『何だ? ゾル大佐。一体何を始めると言うのだ?』
アジトの真っ赤な壁に掲げられた巨大な鷲のエンブレムが明滅し、深い地獄の底から聞こえてくるような
不気味な声がアジト全体に響き渡った。
ここはショッカーアジトの中枢とも言える改造手術室。罪も無い多くの男女がこの手術台の上で改造手術を
施され、悪の尖兵へと造り変えられていったおぞましい場所だ。ついこの間も、ボーイッシュな女子水泳選手が
拉致されてこの手術台に身体を固定され、泣き叫びながら電気人間クラゲダールへと改造されたばかりであった。
だがこの日、不気味な光が内側からともされた円形の改造手術台の上には、いつもとは異なり、改造されよう
とする哀れな犠牲者のかわりに、角状の突起が幾つも生えた、直径1.5メートルほどの、真っ赤な心臓を
思わせる巨大な物体が置かれていた。手術台の周囲に並んだ機械から、ビクン、ビクンと脈動を続ける
この不気味な物体に向けて、無数の電極が繋がれている。

602:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:15:45 WGo94l3X0
「ボス! 私がショッカー中近東支部から日本に持ってきた二つのみやげのうちの、一つをお見せする時が
いよいよやって来たのです!」
隻眼に軍服の男がエンブレムに敬礼し、冷たい笑いを浮かべながら右手に持った鞭で奇怪な物体を指差した。
「ボスもご存じのとおり、我がショッカーの人体改造技術は古代エジプトに端を発します。エジプト人が
崇拝した、鷹の頭部を持つホルス神や、ジャッカルの頭部を持つアヌビス神などが、実は古代の改造人間で
あったことは闇の科学に造詣が深い者なら周知の事実! しかし、謎の災厄により古代エジプト王朝は滅び、
その技術の多くは失われ、一部が闇の信徒によって細々と伝えられたに過ぎません。コンゴ奥地の暗黒教団
ゲルダムが伝える秘術や、ラーの葦船によって南米に伝えられたとおぼしきアマゾンのゲドン教団が持つ
秘術などが、その名残りであると言われております。しかし、私が指揮していたショッカー中近東支部では、
古代エジプトの技術の完全再現を目指して、地道な研究を行っておりました。」
軍服の男は誇らしげに鞭を握り締めた。
「トトメス3世の秘法と呼ばれるその改造技術を知る者として、トトメス王に仕えた邪悪なエジプトの魔術師、
イムホテップ・アイギュプトゥムプス、通称エジプタスのミイラを王家の墓より掘り起こし、現在蘇生作業
を行っております。ですがこちらのみやげを披露するには、まだ時間がかかる予定です。ですがもう一つ!」
男は鞭をヒュッ、と鋭く振るった。ゲートの両脇を警護していた覆面の男たちがビクッ!と肩をすくめた。
「古代エジプトの人体改造技術の中核部分は、アラビアの暗黒錬金術師たちによって継承され、その一部は
現代まで伝えられることになりました。第二次大戦前夜にバグダッドを制圧したナチス・ドイツがその技術を
手に入れ、アウシュビッツの強制収容所で若い女と昆虫を合成する人体改造実験を行ったのは周知の通り!
我がショッカーの人体改造技術の、直接のルーツですからな。・・・フッフッフ!」

603:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:16:03 WGo94l3X0
ゾル大佐はニヤリと意味ありげな笑みを浮かべた。なぜならアウシュビッツ収容所で3人の哀れなユダヤ人の
娘たちにアゲハ蝶や蜂の生体組織を移植し、観賞用の昆虫人間に仕立ててゲッベルス宣伝相への手土産にする
改造手術を指揮したのは、他ならぬナチス軍人バカラシン・イイノデビッチ・ゾル大佐自身だったからだ。
バグダッドの遺跡の研究から人体改造技術を手に入れたナチスは当初、改造手術により屈強な獣人兵士を
製造する計画を立てた。だが当時の未熟な改造技術では、人間の力を改造により倍加することはかなわず、
なんら戦闘能力を持たない、鑑賞用かつ慰安用の女性改造人間を造るのが精一杯であった。
悪魔に魅入られた3人の娘たちは、その美しい顔をメスで切り裂かれて、特殊な液体で巨大に培養された
昆虫の複眼や触覚を顔面に移植された。皮膚を剥ぎ取られ、昆虫のしなやかな外骨格組織で全身を覆われた。
背中には透明な羽根が移植され、切除された乳房の代わりに、蠕動する巨大な蜂の腹部が双つ移植された。
異形の妖精のような姿の昆虫人間に改造された哀れな娘たちは、ナチス高官たちの好奇の目に晒され、
一夜の慰みものにされたあげく、みな早々と狂い死にしていった。
「しかし! 現代に伝えられた人体改造技術は、我らが同志ドクトル・イワン・タワノビッチ、通称死神博士の
手によって改良が加えられたとはいうものの、現代の電子機械工学の力を借りた、いわば不完全なものにしか
過ぎません。機械の手を借りない純粋な生体合成技術! 人間と他生物の完全な融合! その復活こそが
我がショッカー組織の結党以来の悲願でした。そしてつい半年前、私の指揮していたショッカー中近東支部は、
サハラ砂漠の地底深くに埋もれていた、アラビア暗黒錬金術の遺物を発掘いたのです! その再起動のための
研究がいよいよ実を結び、今日! その遺産が目を覚ます記念すべき瞬間がやって来たのです!」

604:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:16:26 WGo94l3X0
ゾル大佐は、手術台の上でビクン、ビクンと脈動を続ける、巨大な心臓のような奇怪な物体を指差した。
「この物体こそ、13世紀の闇の錬金術師アフマーン・アルラッシードが生み出した邪悪な被造物! 2種類の
生物を内部に取り込み、完全な合成生物に仕立てるという魔法合成核です! アルラッシードはこの物体を、
キメラ(合成生物)とエイドス(かたち作るもの)という単語を合わせて、アル・キメイドスと呼んでおりました。」
(注:「アル」はアラビア語の定冠詞)
「残念ながらこのアルキメイドス核は砂漠の底に眠っている間に、砂漠に住む狂暴な軍隊蟻の一匹を誤って
取り込んでしまい、もはや蟻との合成生物しか生み出すことができなくなっております。だがそれでも充分!
蟻は集団で襲いかかれば象やライオンすらもたちまち倒し、骨だけにする、地上最強の生物ですからな。
拉致した人間どもをこの魔法核に取り込ませれば、軍隊蟻の能力を持った蟻人間へと次々と生まれ変わり、
無敵の怪人軍団が誕生するというわけです。そうなれば、憎っくき仮面ライダーなどものの数ではありまずまい。
ウワッハッハッハ!!」
軍服の男は豪快に笑った。明滅する鷲のエンブレムも、それに応えて満足そうな声を上げた。
『よろしい、ゾル大佐。それでは貴様の自慢するアラビアみやげの成果とやらを、とくと見せてもらおう。』
ゾル大佐はうなずき、白い全身タイツの覆面の科学者たちに命令を下した。
「アルキメイドス核の起動を開始せよ!」
「イイーッ!!」

605:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:16:44 WGo94l3X0
白い全身タイツの科学者たちはてきぱきと動き、脈動を続けるアルキメイドス核に向けて、光線銃のような
ものを幾つもセットした。
「ベクタイル線照射、スタンバイ。」「出力確認。照準よし。」「3・・2・・1・・・発射ッ!」
光線銃から放たれた虹色のまばゆい光が、アルキメイドス核を包み込んだ。不気味な物体の脈動が一瞬
止まったかと思うと、今度はバクン、バクンと凄まじい勢いで膨張し、収縮する運動が始まった。無数の角の
ような突起がムクムクと膨らみ、生き物の頭部のように激しく痙攣した。核は七色に染まり次々と色を変え、
その表面に血管のような不気味な模様が、いくつもいくつも浮かび上がった。
「ベクタイル線、出力最大!・・・おおっ!?」
まばゆい光線に包まれたアルキメイドス核の表面に、上端から下端に向けて大きな亀裂が現われた。亀裂は
ゆるゆると口を開き、ぶ厚い肉襞に囲まれた、驚くほど女性器に酷似した開口部を露わにした。亀裂の中央に
見える暗い穴の奥からは、粘液にまみれた真っ白な触手が幾つも顔を覗かせ、不気味に淫らに蠢いていた。
「ゾル大佐、お喜び下さい! アルキメイドス核の起動は成功です!」
科学者の報告を受けて、ゾル大佐は満足そうに頷いた。
「よし! 続いて素体取り込み実験を開始せよ。テスト用の奴隷を連れて来い!」
ほどなく黒覆面の戦闘員が、ボロ服をまとった一人の男を連行してきた。
「や、やめろ!・・・俺を一体どうする気だ・・・あ、あれは何だ?・・・や、やめてくれえッ!」
バクン、バクンと不気味に蠕動を繰り返すアルキメイドス核を目のあたりにして、男は半狂乱になった。
戦闘員たちは男を無理矢理引きずって、改造手術台の上に勢いよく放り出した。
「た、助けてくれぇ!・・・お願いだ!・・・助けて、助けてくれえッ!」

606:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:17:03 WGo94l3X0
アルキメイドス核の上部の角から、触角のようなものが伸び、手術台の上の男を興味深そうにまさぐった。
「・・・や、やめろ・・・やめてくれ・・・・やめ・・ああッ!」
女陰を思わせる亀裂がグワッ!と開き、中から無数の白い触手が勢いよく伸びて、男に襲いかかった。
「う、うわあああッ!!」
男は無数の触手に包まれたまま、亀裂の中に呑み込まれてゆく。「た、た、助けてくれえッ!!」
男の姿は亀裂の中に消え、アルキメイドス核の蠕動がいったん収まった。だがしばらくすると、無数の角が
痙攣を始め、核の表面に血管のようなものがムクムクと盛り上がり、核全体がガタガタと激しく振動し始めた。
「ギャアアアアアアッ!!!」
核の内部から、凄まじい断末魔の悲鳴が響いた。無数の角の先端が口を開き、そこから真っ赤な血しぶきが
ブシャーーーッ!と噴水のようにほとばしり出た。
ドピュッ! ドピュッ! 吐き出された大量の血が、改造手術台の周囲を真っ赤に染めてゆく。
「な、何だこれは! どういうことだ一体!?」
予想もつかない事態に、さすがのゾル大佐も声を荒げた。科学者のひとりがあわてて報告する。
「大佐殿! どうやらアルキメイドス核は、取り込むべき素体の選別を自ら行うものと思われます!!」
「・・・何だと!? では、どんな人間でも無差別に蟻人間に変えてしまえるわけではないのか?」
冷静を装ってはいても、ゾル大佐の顔面は蒼白だった。何しろあの恐ろしいショッカー大首領の目の前で、
はからずも大失態を演じてしまったのだから。
『ゾル大佐! いったいこれはどういうことだ!』
「おそれながらボス! アルキメイドス核の使用には適合した素体が必要と思われます。ただちにショッカーが
誇るコンピュータを駆使して適合素体を見つけ出し、今度こそ必ずや、蟻人間に改造してご覧に入れます!」
そう誓いながら、ゾル大佐は自分の脇に冷たいものが流れるのを感じていた。

607:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:18:29 WGo94l3X0
そして3日後、コンピュータが7千万人のデータの中から、アルキメイドス核に適合する素体を見つけ出した。
「大佐殿。素体候補がようやく見つかりました。有沢琉歌(ありさわ・るか)、19歳。身長158センチ、体重
44キロ。知能指数145。身体状態は健康。東京都港区在住の女子大生です。」
「・・・何と、女か!? それも、ただの小娘ではないか! ・・・だが待てよ。蟻という生物は、少数のオスを
除いては、全てメスの群れだったな。・・・なるほど、女王蟻人間というのもいいだろう。女も使い方に
よっては役に立つ。確か、クラゲ人間を造る時もそうだったな。」

608:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:18:45 WGo94l3X0
ゾル大佐は、つい数週間前、クラゲダールを改造した時のことを思い出していた。5万ボルトの電圧に耐える
電気クラゲ人間の改造素体としてショッカーのコンピュータに選ばれたのは、屈強な男ではなく、水泳の
インターハイ記録を持つ、17歳の女子高校生だったのだ。
プールの底に仕掛けた穴に吸い込まれ、競泳用水着を身につけたまま拉致されたその美少女・鮎川麻耶は、
何人もの男たちが黒コゲになった高電圧テストにみごと耐え、改造手術台の上に運ばれる栄誉に浴したのだ。
《・・・やだ!・・・そんなもの被せないで!・・・やだッ!・・・ボクを元の人間に戻してッ!・・・》
麻耶は発電装置を体内に埋め込まれて、真っ青な全身タイツをまとったかのようなボディに改造された。
そして改造人間拘束用の椅子に縛られたまま、特殊な培養によって巨大化した改造電気クラゲの体組織を、
白覆面の科学者たちによって頭部からすっぽりと被せられたのだった。
《ギャアアッ!・・・外してッ・・・このクラゲを外してッ!・・・ボクは、ボクは!・・・アアアッ!》
麻耶の美しい素顔は、奇怪な電気クラゲですっかり覆われた。やがて彼女は電気クラゲの発する電気パルスに
よって意識をコントロールされ、身も心もショッカーの改造人間、クラゲダールへと生まれ変わっていった。
《ヒィヒヒヒッ!・・・ボクは、いやオレ様は、ショッカーの改造人間クラゲダール!・・・ヒィヒヒヒッ!》

ゾル大佐はクラゲダールの、華奢なボディに似合わぬ戦闘能力を思い出して、ニヤリと微笑んだ。そして
椅子から立ち上がり、戦闘員たちに指令を下した。
「よし! ただちにこの娘を拉致して来い! 今度こそ、改造蟻人間を無事に誕生させるのだ。・・・いや待て、
万全を期すため、拉致は戦闘員ではなく、再生怪人を使え。それも二体だ!」
「イーッ!」
戦闘員が退出して2時間後、二体の再生怪人が無事、素体を捕獲したとの連絡がゾル大佐の元に届けられた。

609:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:19:05 WGo94l3X0
琉歌は、戦闘員によって後ろ手に拘束されたまま、改造手術室に連行されて来た。催眠ガスの効果で、まだ
意識がぼんやりとしている。
「・・・ここは・・・ここは、どこなの?」
赤と緑の不気味な照明に照らされた室内を、琉歌はガタガタと震えながら見渡した。軍服に隻眼の酷薄そうな
男が、琉歌に向かって近づいてきた。男は手にした鞭で、琉歌の顎をぐい!と突き上げた。
「キャッ!」
「ようこそ、若い娘。ここは秘密結社ショッカーの改造手術室。お前はここで、我がショッカーの改造人間
として生まれ変わるのだ。」
その言葉が、琉歌の心に恐怖を再び呼び起こした。改造人間! あのおぞましい化け物! わたしが、化け物の
仲間にされてしまう!! 琉歌は半狂乱になり、髪をふり乱して大声で泣き叫んだ。
「い、イヤアッ! ヤだ! ヤだあ! 放して! 放してよォ! ・・・わたしを家に帰して!お願いだから帰して!
改造人間なんていやだ! いやだ! イヤだああッ!! ・・・・ウワアアアアッ!!! ウワアアアアン!」
ゾル大佐の鞭がピシィッ!と唸った。琉歌の頬に真っ赤な筋が走り、一筋の血が顎を伝って流れた。
「・・・ひイッ!」琉歌の愛らしい顔は、恐怖で真っ白にこわばった。
「わめくな女! 痛い目に合いたくなければ、その口をしっかり閉じておれ! いいか? お前は選ばれたのだ。
栄光あるショッカーの一員、それも幹部として選ばれたのだぞ。感謝するがいい!」
琉歌はもはや泣き叫ぶこともできなかった。だが身体はガクガクと震え、力無くあえぎながら嗚咽した。
「・・・やめて・・・・やめて下さい・・・・お願い・・・・改造人間なんてイヤだ・・・・イヤだぁ・・・」
琉歌に背を向け、ゾル大佐は戦闘員たちに命令を下した。
「その娘の衣類をすべて剥ぎ取り、アルキメイドス核の前に連れて行け!」
「イーッ!」

610:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:19:24 WGo94l3X0
戦闘員が二人、琉歌の両腕を広げるようにして身体を拘束した。別の戦闘員がハサミを使って、琉歌の衣服を
少しずつ切り裂いていった。
「きゃあッ!」恐怖と恥ずかしさに琉歌の全身はこわばり、声を出すことも出来ない。
赤いボレロが、お気に入りのオレンジ色のワンピースブラウスが切り裂かれ、スルリと床に落ちた。
「・・・あ・・・あ・・・あ・・・」
19歳の若くまぶしい、白い裸身が露わになった。琉歌は目を固く閉じ、震えながらその恥辱に耐えた。
戦闘員のハサミが、今度は純白のブラを切り裂いた。バスト83センチの豊満な乳房がプルン、とこぼれ出た。
そして水色の縞のショーツが真っ二つに裂かれ、勢いよく腰部から剥ぎ取られた。
「いャッ!」琉歌の大切な部分を隠す、淡い若草の翳りが露わになった。
ヒップ85センチ。そしてウェスト52センチ。蟻のように腰のくびれた、見事なプロポーションだった。
琉歌は本能的に身を固くよじらせ、両の脚を固く閉じて股間を必死に守ろうとした。
「さあ、歩け!」戦闘員に後ろから小突かれて前のめりになり、琉歌は目を固く閉じたまま前に進んだ。
「・・・イヤ・・・イヤだ・・・ママ・・・助けて・・・」
もはや乳房も股間も、隠すことはできなかった。恥辱と恐怖のあまり、琉歌の心は真っ白になった。
しばらく歩くと琉歌の脚が、何か大きな台のようなものに突き当たった。
「靴を脱いで、その台の上に上がれ。・・・何をしている! 早くしろ!」
戦闘員に無理矢理、腕をかつぎ上げられるようにして、琉歌は台の上に乗せられた。うっすらと目を開けると、
そこは内部から緑色の不気味な光を放つ、直径2.5メートルほどの円形の台だった。その台の中央、琉歌のすぐ
目の前に、布を被せられた巨大な物体があるのがわかった。物体はまるで呼吸するかのように、ゆっくりと
ふくらみつつ蠢いている。
「・・・何、何なのこれ!?」
その正体不明の物体を見た瞬間、琉歌は理由もわからぬまま、本能的な恐怖を感じた。
逃げなきゃ。早くここから逃げなきゃ! 琉歌は台の上にへたり込んだまま、じりじりと反対側に後ずさった。
だが戦闘員によって、彼女は無理やり奇妙な物体の方へぐい!と押しやられた。
「い、イヤああッ!」

611:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:19:43 WGo94l3X0
「アルキメイドス核を起動させろ!」
隻眼の男の命令で、科学者が物体に被さっていた布をバサッ!と勢いよく取り除けた。琉歌の目の前に現われた
のは、不気味に脈動する巨大な心臓のような奇怪な物体だった。
「きゃあああッ!!」
そのおぞましい物体を目にするや、琉歌は絶叫し、はじけるように飛びのいて台から転がり落ちた。
だが先回りをした戦闘員によって逃げる琉歌は拘束され、奇怪な物体の方へと再び身体を突き出された。
「・・・や、やめて!・・・何!?・・・何なのこれ!?」
「娘よ、よく見るのだ。これはアルキメイドス核。お前を改造人間へと変える、魔法科学の結晶だ。」
ゾル大佐の言葉が、琉歌が本能的に感じた恐怖を裏づけた。改造人間!? この不気味な物体が、わたしを改造
人間に変えてしまうというの!? じゃあ、いよいよ化け物にされてしまうの!?
琉歌は半狂乱になって泣き叫んだ。
「イヤあああああッツ!!!・・・やめてえ!! 助けてえ!・・・お願いッ! 誰かあッ! うああああっ!」
科学者たちが、光線銃のようなものを一斉に物体に向けた。
「ベクタイル線、照射!」
光線銃からほとばしり出たまばゆい光が、琉歌の目の前の奇怪な物体を包み込み、物体は光に刺激されたのか
ように、凄まじい勢いでバクン、バクンと膨張・収縮を開始した。無数の角がムクムクと伸び、激しく痙攣した。
物体の表面に、血管のような模様が網の目のように浮かび上がった。
「・・・う・・・あ・・・あ・・・」琉歌はすっかり腰が抜け、ガクガクとただ身体を震わせるばかりだ。
やがて物体の縦方向に巨大な亀裂が現われ、女性器に酷似した肉襞がパックリと口を開いた。その奥には、
真っ白な触手が幾つも蠢めいているのが見える。もはや琉歌は、恐怖のあまり身じろぎすらできなかった。
物体の上部の角から、細長い触角のようなものが幾つも現われ、スルスルと琉歌の方に伸びてきた。
「ひいッ!」触角が琉歌の身体に触れた。そして美しいボディラインに沿って、その身体をまさぐった。
「・・・い、イヤあっ!!・・・あ・・・あ!・・・あ!・・・」
不気味な触角の群れが、わたしの身体中を這い回っている。助けて! 誰か助けて! 琉歌の脳裏は激しい恐怖と
おぞましさと恥辱が入り交じり、嵐のように混乱していた。

612:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:20:01 WGo94l3X0
やがて触角は、満足したかのように角の中に吸い込まれて消えていった。そして次の瞬間、女陰のような亀裂が
グバアアッ!と開いた。中から無数の太い真っ白な触手が、ピシャアアッ!!と勢いよくほとばしり出た。
触手の群れは、琉歌の全裸の身体目がけて襲いかかった。
「い、いやああああッ!!」
粘液に包まれた無数の触手が、琉歌の美しい白い裸身をたちまち包み込んだ。生暖かい触手が琉歌の素肌の上を
這いずりまわり、なめ回し、そしてもみくちゃにする。
「やめて! やめてお願いッ!!・・・やめてェッ!!」
二本の触手が豊満な乳房をぐるぐる巻きにするように刺激し、その先端がチロチロと愛らしい乳首を刺激した。
「・・・あッ・・・・あうッ・・・・イヤッ!」
別の触手が琉歌の口をまさぐり当て、必死に閉じた唇を強引に割いて、琉歌の口腔内に侵入してきた。
「むぐゥ・・・うッ!・・・うッ!」
琉歌は必死に口に潜り込んだ触手を両手で掴み、抜き抜こうとしたが、強い力でぐいぐいとねじ込まれる
触手は、華奢な女性の力ではびくともしない。やがて触手は喉の奥へとどんどん深く入り込み、その表面から
甘く刺激的な粘液を分泌して、喉から体内深くへと注ぎ込んでいった。
「・・・ううッ・・・・うぐッ・・・・ム・・・ムムム・・・・」
粘液が喉の奥に流れ込んだとたん、何か熱いものが込み上げ、カーッと身体がほてり、気が遠くなってゆく。
複数の触手が、今度は琉歌の股間をまさぐり始めた。脚をよじり合わせる必死の抵抗も虚しく、琉歌の股間の
スリットがこじ開けられ、クリトリスが露わにされた。触手はその小さな豆状の器官に対し、優しく舐めるように、
弾くように何度も何度も刺激を加えてゆく。
《・・・ん!・・・ん!・・・や、やめてェ・・・そんなところ・・・やめてェ・・・お願いだから・・・》
口腔をふさがれているため、琉歌の悲鳴は声にならない。涙目まじりでうめき声をあげることしかできなかった。
触手による辱めは、まだ序の口だった。別の触手が、今度は琉歌の肛門をまさぐり当て、粘液をなすり付けて
広げた菊門の中に、誰にも見せたことがない恥ずかしい孔の中に、ブスッ、ズブリ!と潜り込んできた。
《い、イヤっ!・・・そんなところ! イヤだ、イヤだあッ!》

613:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:21:03 WGo94l3X0
直腸の内部をズブッ、ズブッとピストン運動しながら、触手は刺激性の粘液を琉歌の体内に注ぎ込んでいった。
熱いものがこみ上げ、今まで味わったことのないような微妙な快感が、琉歌の身体を電気のように駆け巡った。
《・・・あうッ!・・・やめて!・・・あうッ!・・・あうッ!》
口腔を、直腸を、ピストン運動しながら粘液を注ぎ込む触手によって、琉歌の性感は次第に覚醒していった。
そしてついに、ひときわ太い触手が、まさぐり当てた琉歌の膣孔を、琉歌の身体で最も女性らしい部分を、
秘裂に沿って優しく撫でるように、舐めるように刺激し始めた。
《・・・そこは・・・そこだけはやめて!・・・・やめて!・・・お願い・・・・いやあああッ!!》
琉歌は処女であった。19歳という年齢にしては意外なことに、男をまったく知らなかった。
厳格なミッション系の女子校をエスカレーター式に進学した彼女は、恋人はおろか、恋の経験すら無かった。
さすがにオナニーの快楽は知ってはいたが、それと恋愛を結びつけることは、彼女にはまだできなかった。
その神聖な処女の肉体が、いま、異形の物体が吐き出した不気味な触手の群れによって、破られようとしていた。
《・・・むン・・・くふぅ・・・はぁ・・・いや・・・やめて・・・・そこは・・・はぁ・・・はぁ・・・》
生まれて始めて味わう不思議な快感に、琉歌の頭は激しく混乱していた。やがて琉歌の秘孔は愛液で濡れ始め、
秘裂の口が少しずつ広がっていった。その隙き間めがけて、太い白い触手が、ねじ込むように潜り込んでゆく。
《ダメえ! そこはダメよ! ダメだったら! 》
秘裂を押し広げ、のたうつ触手は容赦なく、琉歌の胎内へと潜り込んでゆく。
《こんな、こんな触手に、わたしの大事なものが奪われてしまう! ダメよ!ダメだったら! イヤあああ!》
触手の先端が、ついに琉歌の膣内に侵入した。
《・・・あッ・・・痛いッ!・・・痛い痛い、痛いッ!!・・・ああッ!!・・・ああッ!!》
琉歌は、とうとう処女を失った。
破瓜の血がほとばしり、触手を伝わって手術台の上に真っ赤な花のように散らばった。

614:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:21:30 WGo94l3X0
《わたし・・・とうとう・・・とうとう処女を失ったんだわ。》
悲しさと口惜しさ、そしてあきらめにも似た感情が琉歌を満たし、抵抗の意思を今度こそ完全に奪い去った。
琉歌の処女膜を引き裂いて侵入した触手は、ついに汚れなき膣組織の最奥部に達した。そして、表面を蠕動
させながら、始めはゆっくりと、だが徐々に早く、琉歌の胎内で淫らなピストン運動を開始した。
《・・・あッ・・・いやッ・・・はあッ・・・あふぅ・・・はうッ!・・・はうッ!・・・》
触手の表面から分泌される粘液のせいだろうか。破瓜の痛みはすぐに収まり、身体の内部をこね回される
奇妙な不快感は、やがて凄まじいまでの快感へと変わっていった。生まれて初めて味わう至高の快楽に、
琉歌はいまの状況を忘れた。奇怪な物体に犯されているということを忘れ、凄まじい快楽の嵐に身を投じた。
《・・・何?・・・何なのこれ!?・・・気持ちいい!・・・何て気持ちいいの!・・・・はうッ!はうッ!》
琉歌の膣に潜り込んだ触手は、ブヂュッ!ブヂュッ!という淫らな音を立てて往復を繰り返し、琉歌の子宮に
刺激性の粘液を際限なく注ぎ込んでゆく。その感覚が、この上なく堪らない。
つい先ほどまで処女であったことが信じられないほど、琉歌は凄まじい性の悦びに全身を支配されていた。
《・・・はうッ!・・・はうッ!・・・あうッ!・・・あうッ!・・・あン!・・・あン!・・・》
琉歌は、とうとう女としての悦びに目覚めた。彼女は全身全霊で快楽にあえぎよがった。一匹の牝となり、
身体を電撃のように貫いて走る快楽を、夢中になってむさぼった。腰を動かすと、快感は爆発的に増大した。
琉歌は夢中になって腰を振った。かたちのよい尻を、くいッ、くいッとリズミカルに振った。
《・・・もっと!・・・もっとよ!・・・もっとォ!・・・あうッ!あうッ!・・・はうッ!はうッ!》

615:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:21:58 WGo94l3X0
琉歌の身体は、蠢く真っ白な触手の群れによって、巨大な繭のようにすっぽりと包まれていた。
男を知らぬ肉体のまま触手に犯され、至高の快楽を味わったことによって、今や琉歌の「受け入れ準備」は
完全に整っていた。アルキメイドス核は、取り込んだ素体に心的な拒絶反応が少しでもあれば、逆に素体を
破壊してしまうという特性を持っている。だが今の琉歌には、“それ”を拒む気持ちは微塵もなかった。
アルキメイドス核はそれを知ってか、触手を少しずつたぐり寄せ、女性器のような亀裂の中に琉歌の
身体を飲み込もうとしはじめた。そう、彼女を別の生き物と合成し、新たな生命体へと造り変えるために。
無数の触手の群れが、花びらが開くように広がってゆく。その中央には、白い裸身を露わにした恍惚の表情の
琉歌が、股間に太い触手を飲み込んだまま、自らの豊満な乳房を揉みしだき、甘いあえぎ声をあげていた。
「・・・はうッ!はうッ!・・・あン!あン!・・・・・・はうッ!はうッ!はうッ!」
つい先ほどまでまぎれもない処女だった娘は、今では全身を性欲に支配された、性の権化であった。

触手の群れが、琉歌の身体から離れ、スルスルと縮んでいった。琉歌の股間に刺し込まれた一本を除いて、
すべての触手が亀裂の中に吸い込まれ消えていった。
そして手術台の上に横たわった琉歌は、何者かに命じられたように立ち上がった。ブヂュッ!ブヂュッ!と
淫らな音を立ててピストン運動を繰り返す触手を股間に飲み込み、自分の乳房を両手で揉みしだきながら、
琉歌は恍惚の表情を浮かべ、ゆっくり前へと歩みはじめた。
自分が何をすべきか、琉歌にはちゃんとわかっていた。ひとつになるのだ。ひとつになって生まれ変わるのだ。
パックリと口を広げたアルキメイドス核の亀裂の前に立つと、琉歌は妖しく微笑み、両手を大きく広げた。
そして女性器に酷似した亀裂の、中央の穴をめがけて、勢いよく、その身を投げだした。
少女を内部に飲み込むや否や、亀裂は固く口を閉じた、そして、七色に発光しながら激しい蠕動を開始した。
「おおっ・・・始まるぞ!」
ゾル大佐や科学者たちが見守る中、アルキメイドス核はいよいよ、飲み込んだ少女を蟻人間へと改造する
本来の活動を始めたのだった。

616:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:22:15 WGo94l3X0
アルキメイドス核の内部で、琉歌の肉体は、別の生き物へと造り変えられていった。全身の穴から侵入した
遺伝子操作糸が、彼女の細胞のひとつひとつに、別の生物の遺伝子を組み込んでゆく。それはサハラ砂漠に
住む、狂暴な軍隊蟻の遺伝子だった。それもただの蟻ではない。女王蟻だ。琉歌の白い裸身は、蟻のような
黒光りした外骨格へと変わり、身体のあちこちに昆虫の体節のようなものが形成されていった。
外観だけではなく、琉歌の内臓も変化していった。こねくり回され、昆虫の内臓組織へと変化していった。
自らの身体が、人間ではないものにかわってゆくのを、琉歌は夢見心地で感じていた。苦痛はまるでなく、
むしろ天国のような陶酔感と、母の胎内にいるかのような心地よい充実感が彼女の心を満たしていた。
「・・・わたし・・・改造されているんだ・・・もう、人間じゃなくなるんだ・・・」
琉歌は、あきらめにも似た達観した境地で、改造されてゆく自分を受け入れていた。

617:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:22:31 WGo94l3X0
アルキメイドス核が琉歌を完全に取り込んで、30分が経過した頃、核の蠕動が突然停止し、七色の光が消えた。
物体の上端に、裂け目が幾つも現われた。アルキメイドス核は、まるでつぼみが花開くように、その内部に
眠っているものを少しずつ露わにしていった。
「おお、現われたぞ!」
それは、差し渡し120センチほどの、巨大な黒い、蛆虫のような物体だった。頭も足もない蛆虫のような
その物体はピクピクと痙攣し、頭があるべき部分を大きくもたげた。そして、その表皮に縦の亀裂が走り、
ムクムクと押し出されるようにして、中から今度は別のものが現われた。
「見ろ、改造蟻人間の誕生だ!」
最初に現われたのは、琉歌の頭部だった。夢見るように目を閉じたそれは、人間だった時と同じ、愛くるしい
琉歌のままの顔だった。セミロングの美しい黒髪もそのままだった。だが彼女の額からは、蟻と同じ形状の
黒光りする太い触覚が二本、ピクピクと蠢きながら伸びている。
「・・・意外だ。思ったよりも、人間に近い姿だな。これまでの改造人間とはずいぶん違う。」
「蟻と人間との、完全な融合を果たしたせいだと思われます。」
そして頭部に続いて、蛆虫のような物体の中から、琉歌の胴体が少しずつせり出して来た。そう。改造人間と
なった琉歌は、蟻がサナギから成虫に羽化するように、幼虫の皮膚を破ってこの世に再び誕生したのだ。
琉歌の全身を覆っているのは、もはや人間の皮膚ではなく、真っ黒な全身タイツをまとったかのような、
なめらかな美しいボディだった。よく見ると、関節部分にうっすらと昆虫のような体節が見える。
生まれ変わった琉歌の全身は、しなやかで適度な弾力を持った、外骨格組織でくまなく覆われているのだ。
胸から腰にかけて、まるでSM女王のボンデージ衣装のようにラバー質の組織が覆っている。
ハイレグTバックのレオタードを身に着けたように見える股間中央には、うっすらとスリットが走っていた。
そして琉歌のふくよかな胸は、まるで別の生き物であるかのようにムクムクと膨張、収縮を繰り返している。
胸の隆起に沿って同心円模様の体節が入っていて、まるで蟻の腹部が胸から双つ生えているかのようだった。
そして乳首の先端には、生き物の口のようにヒクヒクと開閉する、小さな穴があった。

618:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:23:13 WGo94l3X0
やがて琉歌の背中から、徐々に透明な美しい、二枚の翅が伸びてきた。働き蟻にはない、女王蟻のしるし。
空を飛ぶことができる巨大な翅だった。
翅をゆっくりと広げ終わると、琉歌は今度は、幼虫の皮膚から手足を引き出し始めた。二の腕から先は
長手袋のようなラバー質の組織で覆われ、脚もオーバーニーのロングブーツ状の組織で覆われている。
足先はエナメルのヒールをはいたように固くなり、足指は消失し、踵はピンヒール状に変形していた。
羽化が終わり、全身をすっかり引き出し終わると、琉歌は大きく翅を広げて手術台の上に舞い降りた。
真っ黒なボディのSM女王のような肢体に、愛くるしい少女の頭部を併せ持った、女王蟻人間の誕生であった。
だが、羽化という大事業を終え緊張が解けたせいか、琉歌は着地するや否や、バタリと倒れて気を失った。
「イイッ!」戦闘員たちがあわてて手術台の上によじ登り、琉歌を助け起こした。

「な、これはどうしたことだ!? ア、アルキメイドス核が!」
琉歌が離れたとたん、アルキメイドス核に異変が現われた。表面がしなび始めたかと思うと、みるみるうちに
小さく縮んでゆき、ついには30センチほどの黒い塊りになって動かなくなった。
ゾル大佐はあせって、活動が止まった理由を科学者たちに激しい口調で問いただした。改造蟻人間を次々と
生み出すはずのアルキメイドス核が、たった一体の改造人間を生み出しただけで活動を停止してしまうとは、
決してあってはならない非常事態だったからだ。
「大佐殿、ひょっとしたらアルキメイドス核は、無限に改造を行えるわけではないのでは? コンピュータで
適合素体を探した時も、7千万人のサンプル中、この娘一人しか改造手術の適合者は見つかりませんでした。
この娘を蟻人間に改造し終えたことで、アルキメイドス核はその使命を終え、停止してしまったのでは?」
ゾル大佐はブルブルと震え、いらだたしく鞭を宙にふるった。
「ええい! 何ということだ。無限に改造人間を生み出せるという古文書の言葉に、偽りがあったというのか!?」

619:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:23:31 WGo94l3X0
別の科学者が、震えながらゾル大佐に新たな仮説を述べた。
「いえ、古文書によればアルキメイドス核は“ふたつの生命を融け合わせ、そこから生まれ出た新たな生命が
さらに無限に数を増やす”となっています。ひょっとしたら無限に改造人間を生みだすのは、アルキメイドス核
ではなく、そこから生まれた改造生命体、すなわちこの娘自身なのではないでしょうか?」
「・・・何? この娘がか!?」
「はい。先ほどからのモニターで、アルキメイドス核のエネルギーのほとんどが、改造されたこの娘の身体に
移ってしまったことが判明しています。この娘はもはや単なる改造蟻人間ではなく、アルキメイドスそのもの
と言ってもよいほどのエネルギーを内封した、特別な存在なのです。」
「ふむ・・・成る程、この娘がアルキメイドスそのものになったというわけか。ではこの娘は、人間を次々と
蟻人間に変えてしまう改造能力を備えていると言うのだな?」
「・・・はい。おそらくは。」
ゾル大佐はニヤリ、と笑いながら口ひげをしごいた。
「よろしい。それでは改造人間となったこの娘の肉体テストを行うとしよう。戦闘員ども! 娘を起こせ!」
「イーッ!」
二人の戦闘員が琉歌をかかげ起こし、改造人間用の気付け薬スプレーを彼女の顔面に吹きつけた。
「さあ起きろ!」
「・・・ん・・・ああ・・・ここは、どこ・・・?」
琉歌が、うっすらと目を開けた。ぼんやりとした目で周囲を見渡し、足元に目を向けると、自分の身体が
視界に飛び込んできた。見慣れない、蟻のような真っ黒なボディが。
「・・・キャあああッ!!」
琉歌はすさまじい力で、自分をかかげ起こしていた戦闘員をふり払った。震えながら、自分の全身を確認する。
「・・・な、何これ?・・・この身体は・・・いったい何なの!?」

620:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:23:49 WGo94l3X0
最初は、SM女王のようなエロチックなボンデージ衣装を無理やり着せられているのかと思った。だが指で
触れた触感は、衣服ではなく。まぎれもない自分の皮膚そのものだった。そして何より琉歌を驚かせたのは、
自らの乳房だった。同心円模様の体節が幾重にも入り、まるで別の生き物であるかのように膨張、収縮を
繰り返している。まるで蟻の腹部のようだ。琉歌は半狂乱になって、自らの身体を何度も、何度も確かめた。
間違いない。これが、この奇妙なボディが、いまの自分の身体なのだ。
「・・・いやああああッ!!」
琉歌は両手で顔を押さえてへたり込んだ。信じられない。信じたくない。これが、自分の身体だなんて。
「・・・イヤだ!・・・イヤだ!・・・こんなのイヤだッ!・・・こんな身体、イヤだああぁ!!」
「わめくな娘! お前はもう人間ではない。ショッカーの改造人間、女王蟻女として生まれ変わったのだ。」
ゾル大佐のその言葉が、アルキメイドス核に取り込まれる直前の記憶を呼び醒ました。そうだ。自分は
改造されたのだ。拉致されて、改造人間にされてしまったのだ。自分はもう、人間ではなくなったのだ。
「・・・イヤあああッ!・・戻してェ!・・わたしを元の人間に戻してェ!・・こんなのイヤだァッ・・・」
琉歌はむごい現実を否定するかのように首を激しく振りながら、ただただ泣きじゃくった。
「うるさい! お前はもう、二度と人間には戻れん! これからは、ショッカーのために働くしかないのだ!
戦闘員! この娘を静かにさせろ!」
「イーッ!」二人の戦闘員が、琉歌の腕を持って立たせようとした。だが琉歌の力は人間の数十倍。へたり
込んだ琉歌を立たせるだけで、たいへんな作業であった。
「いいかげんに泣きやめッ!」戦闘員の独りが、琉歌の頬を平手打ちした。琉歌は驚いて泣くのをやめ、
自分をぶった戦闘員の方を、恐怖に満ちた目でまじまじと見つめた。そして、激しく絶叫した。
「イヤアアアアアッ!!!」

621:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:24:11 WGo94l3X0
その瞬間! 琉歌の両の乳房がピクピク、と動き、乳首の先端の穴から真っ赤な液体が勢いよく、ビュッ!と
吹き出して戦闘員めがけて降りかかった。
「・・・ウぎやああああああッ!!!」
頭から真っ赤な液体をかぶった戦闘員は、凄まじい悲鳴を上げ、骨も残さずズブズブに溶けていった。
溶けたのは戦闘員だけではなかった。琉歌の乳首から断続的にピュッ!ピュッ!とほとばしり出た液体は
手術台の上に降りかかり、ジュワワワッという音とともに、特殊金属と強化ガラス製の台の上に大きな穴を
あけた。あまりの出来事に、戦闘員や当の琉歌だけでなく、ゾル大佐までもが一瞬呆然となった。
「す・・・素晴らしい! 女王蟻女の蟻酸の威力が、これほどまでとは!・・・アルキメイドスの能力を別に
しても、この力はきっと我がショッカーの役に立つ!・・・戦闘員! 何をしている! 早くこの娘を捕らえろ!
脳改造を施して完全なショッカーの一員に仕上げるのだ! ええい! 後ろから襲えば蟻酸はかからん!
早くその娘を捕まえろ!」
「・・・い、いやッ!・・・やめてッ!・・・キャアアッ!」
半狂乱になって逃げまどい、乳房から蟻酸を吹き出して抵抗する琉歌を、戦闘員たちがようやく拘束した。
「さあ! 早く第二手術室に運べ! 脳改造を施して、ショッカーの忠実なしもべにするのだ!」
「・・・いやああ!・・・助けて!・・・誰かァ!・・・誰か助けてェ!!」
人間離れした凄まじい力で必死に抵抗する琉歌を、改造人間用の拘束ベルトでぐるぐる巻きに捕らえた戦闘員
たちが、5人がかりで引きずってゆく。
そして拉致改造された哀れな少女の姿は、脳改造専用の第二手術室の扉の中へと、消えていった。

622:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:24:30 WGo94l3X0
次の日の夜遅く。有沢琉歌の親友、水城弓絵は、妙な胸騒ぎを感じて自宅のベッドから上体を起こした。
弓絵は琉歌と同じ女子大に通う20歳。ミスコンで優勝したこともある、ちょっと大人びた美女だ。
すでに時刻は午前2時。だが弓絵は、まだ一睡もしていなかった。一昨日の夜、親友の琉歌が約束をすっぽかした
だけでなく、自宅にも帰って来ないというので、昨日はまる一日深夜まで行方の確認に追われていたからだ。
琉歌の行方は残念ながらまだわからない。一体どうしたというんだろう。律義に10時の門限を守っていた
箱入りお嬢の琉歌が、家族にも連絡せずに一日以上も姿を消すなんて。弓絵は、娘の行方を心配する琉歌の
母親と、二つ違いの姉・怜未(れみ)が警察で見せた悲痛な表情を思い出して、暗い気持ちになった。
弓絵がベッドから起き上がったのは、窓の外に妙な気配を感じたからだ。コンコン、と窓を叩くような音。
誰かが窓をノックしているのか?
だがここは、マンションの17階だった。窓は彼女の部屋の単なる出窓で、外に人がいるはずなどない。
コンコン。またあの音が聞こえた。そして今度は、囁くような女の声も。
「・・・弓絵。・・・わたしよ。・・・親友のわたしよ。」
「琉歌っ!?」弓絵はベッドからはね起き、そんなはずはないと自分にいい聞かせながらおそるおそる出窓に
近づき、震える手でカフェカーテンをそっと開けた。そして、息を飲んだ。
「・・・る・・か・・・!?」
出窓の外には、琉歌がいた。SM女王のような真っ黒でビザールなコスチュームに身を包んだ、親友の琉歌が。
「・・・琉歌!?・・・・なんでこんなところに!?・・・・その格好は、い、いったい・・・!?」
マンションの17階の窓の外に、琉歌は浮いていた。背中から伸びた透明な二枚の翅をプーンという音とともに
羽ばたかせて、宙に浮いていた。琉歌は、弓絵の顔を見るとニッコリと笑った。
「弓絵。ちょっと窓のそばから離れていて。」
琉歌はラバーの長手袋に覆われたような両の手で、自分の乳房をつかみ、ゆっくりと揉みしだいた。

623:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:24:46 WGo94l3X0
琉歌の乳房は同心円状の模様で覆われ、まるで別の生き物であるかのように蠕動を繰り返していた。琉歌は
恍惚の表情を浮かべながら両の手で乳房をわし掴みにし、ペースを上げながら激しく揉み続けた。
「・・あ・・はン!」甘い吐息とともに、琉歌の乳房がピクピクと動き、乳首の先端に開いた小さな穴から、
真っ赤な液体がピピュッ!と吹き出した。
赤い液体はマンションの壁と出窓に降りかかり、ジュワワワッ!という音とともにコンクリートも鉄骨も
みるみる溶かして、弓絵の部屋にパックリと大きな穴を開けた。
「キヤアアアッ!!」
琉歌が微笑みながら、翅をはばたかせて穴をくぐり、弓絵の部屋に入ってきた。
「ウフッ。こんばんわ弓絵?」
弓絵は激しく混乱し、アウアウとうなるばかりであった。そしてようやく、尋ねるべき言葉が見つかった。
「・・・るか!?・・・な、何なの!?・・・あなた・・・い、いったい、どうなったというの!?・・・」
琉歌はクススッ!と悪戯っぽく笑い、クルリと回転しながら自分の身体を親友に見せつけた。
「わたし、改造されたの。さらわれて、改造手術を施されたの。」
「・・・か、改造手術!?」
「・・・そうよ。わたしはもう、人間じゃない。今のわたしはショッカーの改造人間、女王蟻女!」
場違いなほど明るい声音で告げられた琉歌の言葉は、しかし冗談には聞こえなかった。確かに琉歌の身体は
人間のものとは思えなかった。でも、改造人間だなんて!? 信じられない! 本当に!? 本当なの!?
「ねえ、見て! ステキでしょう。改造されたわたしの身体! わたしはもう人間じゃないの。改造人間なのよ!」
混乱した弓絵は半狂乱になって耳をふさぎ、首を激しく降りながら叫んだ。
「やめてッ!・・・お願いッ!・・・嘘だって言って、琉歌!・・・お願いだから、嘘だって・・・」
琉歌は優しく微笑み、親友の肩にそっと手を乗せた。
「弓絵? 怖がらなくてもいいのよ。わたしは今でも、あなたを一番の親友だと思ってる。だからあなたを、
今からわたしと同じ身体にしてあげる!」

624:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:25:02 WGo94l3X0
その言葉に、弓絵はギョッ!となって琉歌の目を見た。微笑んではいても、その瞳に嘘はなかった。
「さあ弓絵。あなたも、わたしと同じ改造人間に生まれ変わるのよ。」
「・・・や・・・やめてよ琉歌・・・いや!・・・来ないで!・・・こっちに来ないでッ!」
弓絵は琉歌の腕を振り払い、ガタガタ震えながら後ずさった。だが琉歌は、微笑みながら近づいてくる。
「さあ、わたしと同じ、改造人間になるのよ!」
「イヤッ! イヤだッ!・・・やめて、やめて琉歌!・・・改造人間なんてイヤだ、イヤだあッ!」
部屋の隅に追い詰められた弓絵は、両腕で身体をきつく抱きしめ、ガクガクと震えながら琉歌を拒絶した。
「最初はね、誰でもそう思うのよ。わたしもさらわれて、改造される前はそうだった。でもあなたにもすぐに
わかるわ。改造人間になれたことを、ショッカーの一員に選ばれたことを、とても素晴らしいことだって。」
琉歌はもはや、微笑んではいなかった。ガタガタと震える親友を、真剣なまなざしで見つめている。
そして琉歌は、弓絵の顔をめがけて、ピンク色の霧のようなものを口からふうっ、と吐き出した。甘く狂おしい
香りが弓絵を包み込み、弓絵の全身から力と抵抗の意思を奪っていった。
「・・・あ・・・あ・・・やめて・・・るか・・・」
弓絵が床にへたり込むと、琉歌は、自らの乳房を再び揉みしだいた。すると乳首の先から、真っ赤な液体が
今度はシューッ!とスプレーのように吹き出した。液体は弓絵の上に降り注ぎ、彼女の衣服だけをジュウウッ!
と見事に溶かしていった。数秒後、弓絵はその白く輝くように美しい裸身を、親友の前に晒していた。
身長164センチ。体重49キロ。バスト86、ウェスト58、ヒップ88。見事なまでのナイスバディだった。
琉歌は、弓絵の腕を取って立ち上がらせた。そして必死に顔をそむける弓絵の頬を両手ではさむように掴んで
その愛らしい唇に、自分の唇を重ねた。

625:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:25:58 WGo94l3X0
「・・・むうッ・・・・ん!・・・・ん!・・・・むふぅッ!」
琉歌の舌が弓絵の口腔をまさぐり、弓絵の舌にからまる。琉歌は自分の唾液を弓絵の口の中に口移しで
注ぎ込み、無理やり飲み込ませた。琉歌の唾液を飲み込むと、弓絵の顔は熱くほてり、息づかいが荒くなった。
そう。改造された琉歌の唾液は強力な媚薬であり、そしてアルキメイドス核の触手から分泌された粘液と同じく、
改造を行う相手を心身ともに“受け入れ状態”に変えてしまう力を持っていたのだ。
「・・・いや・・・やめて・・・るか・・・おねがい・・・」
弓絵はもはや、抵抗する気を完全に失っていた。夢の中のような陶酔感が、弓絵の全身を押し包み支配していた。
「さあ、弓絵・・・あなたを今から・・・改造人間に・・・してあげる!」
琉歌は、自分の股間に手のひらを当て、指先でそっと撫でさすった。ハイレグTバックのボンデージ衣裳のような
ラバー質の組織で覆われた股間には、細いスリットが縦に通っていた。琉歌がスリットに沿って指を這わせると
スリットが次第に開いてゆき、中から肉質の襞が現われた。襞の中央にある膣孔がもぞもぞと蠢いたかと思うと
膣の奥深くから、真っ白な巨大な触手がニュッ!と顔を覗かせた。
アルキメイドス核の触手、あるいは男性の陰茎にも酷似したその触手は、女王蟻だけが持つ生殖器官、すなわち
輸卵管であった。輸卵管の先端には、小さな穴が開いており、そこから白い粘液のようなものがにじみ出ていた。
真っ白な輸卵管は表面を淫らに波打たせて、琉歌の膣壁を刺激しながら伸びてゆく。それとともに、琉歌の股間に
激しい快楽の嵐が走った。
「・・・うッ!・・・あうン!・・・・あッ!・・・はうッ!・・・はうッ!はうッ!はうッ!」
そう。輸卵管が琉歌の膣内を少しでも動くたびに、琉歌は凄まじいワギナセックスの快楽に襲われるのだった。
まるで男の陰茎のように琉歌の股間から伸びた輸卵管は、淫らにうねりながら周囲をうかがった。
そして弓絵の股間にある、淡い翳りの中央部分目がけて、蛇のように首を伸ばした。

626:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:26:51 WGo94l3X0
「・・・あッ!」
琉歌の触手が、弓絵の股間に触れた。触手は弓絵の淡い下草をかき分け、スリットに沿って這うように動き、
膣孔の位置をまさぐり当てた。そして刺激性の粘液で大切な部分を湿らせ、固く閉じた門を開いていった。
弓絵の身体でもっとも女性らしい部分は、自ら分泌した愛液と、触手の粘液とで、びしょびしょに濡れていた。
「・・・あ・・・やだ・・・やめて・・・そこは! やだ!・・やだ!・・・イヤだあッツ!!」
愛液で濡れそぼった弓絵の膣孔を押し広げて、琉歌の股間から伸びた輸卵管が、いま、弓絵の胎内に侵入してゆく。
「・・・ひいッ・・痛いッ!・・痛い痛いッ!!・・・ああッ!!・・・ああッ!!」
水城弓絵は、琉歌のように処女ではなかった。好奇心の強い娘であった弓絵は、合コンで知り合った同じ年の
大学生と意気投合し、求められるままホテルで一夜を共にしたのだ。だが男は、ミスコン優勝の弓絵の美貌と
豊満な肉体だけが目当てであった。弓絵もまた、男を愛していたわけではなかった。セックスがどんなものか、
ちょっと試してみたかっただけに過ぎなかった。
愛もなく、乱暴に処女の花を散らされた初体験の思い出は、弓絵にとって苦痛と屈辱以外の何物でもなかった。
あんな苦しいことを、なぜみんな夢中になってするんだろう? それ以来弓絵は、男たちの誘いをすべてはねつけ、
かたくなに自分の肉体を閉ざしてきた。弓絵の女性器は、琉歌同様に、ほとんど未使用のままだったのだ。
「・・・あ・・・あ・・・ああッ!!・・・ああッ!!」
その秘裂を引き裂いて、琉歌の輸卵管は強引に内部に侵入し、やがて最奥部へと達した。琉歌は自分の股間を、
弓絵のそれに押しつけ密着させた。二人の膣孔は向かい合い、その間を白い触手がひとつに結んでいる。
琉歌は弓絵の腰を抱きしめたまま、弓絵を押し倒した。二人はからまり合ったまま、床の上に転がった。
弓絵の白い豊満な乳房が、琉歌の改造された黒々とした蟻の乳房に重なって、むぎゅっ、と押しつぶされた。
長い脚を弓絵のそれとからませ、互いの性器を密着させたまま、琉歌は輸卵管のピストン運動を開始した。

627:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:27:14 WGo94l3X0
「・・・やめて・・・やめて琉歌・・・いやッ・・・ああッ!・・・あああッ!・・・ああッ!!」
「・・・弓絵! 改造人間になるのよ! なりなさい!・・・あうッ!あうッ!・・・はうッ!はうッ!」
凄まじいエクスタシーが、人間と改造人間の二人の少女を、ひとつに結びつけた。
ピストン運動を繰り返すごとに、琉歌の輸卵管は蠕動しながら、琉歌の胎内で生まれた大きめの卵状のものを
弓絵の子宮の奥めがけて次々と送り届けていった。それは輸卵管の先端の孔から弓絵の子宮の中に入り込むと、
はじけて糸状になり、子宮内壁から血管内に入り込んだ。そして弓絵の全身を駆け回って彼女の肉体を、
人間ではない別のものに造り変えてゆくのだった。
最初に変化が現われたのは、弓絵の豊満な乳房だった。白い弾力に富んだ乳房の表面に、乳首を中心にした
同心円模様が幾つもあらわれ、それを昆虫の腹部のように蠕動する奇妙な器官へと変えていった。
ついで頭部を除く全身の毛が抜け落ちたかと思うと、弓絵の真っ白な裸身は徐々に黒く染まってゆき、
黒い全身タイツをまとったかのような姿へと変貌していった。
腕には長手袋のような、脚にはオーバーニーのロングブーツのようなラバー質の組織が現われ、額からは
真っ黒な二本の触覚がニュッ!と生えてきた。
もはや、琉歌に組み敷かれて性の快楽にもだえよがっているのは、人間の少女ではなかった。弓絵はもう、
琉歌と同じ、蟻の遺伝子を全身に組み込まれた改造人間に生まれ変わっていた。
「・・はあっ・・はあっ・・・琉歌ッ・・イッちゃう・・琉歌ッ・・あンッ!・・あンッ!・・・ああンッ!!」
「・・はうッ!はうッ!はうッ!・・弓絵ッ!弓絵ッ!・・はうッ!はううッ!・・・うッ!・・・ううッ!!」
琉歌と弓絵は同時に絶頂に達した。「ア、ア、アウウウッ!!」「はッ、はッ、はううッ!!」
二人は同時に悦楽の絶頂のうめき声をあげ、それと同時に弓絵の肉体改造は終了した。

628:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:27:38 WGo94l3X0
琉歌は激しく息をつぎながら、改造されたばかりの親友の胸に身を預け、改造人間の女性だけが味わえる、
人間女性の数千倍に及ぶ強烈な刺激をもった、至高の快楽の余韻に浸っていた。
弓絵の膣内には、まだ琉歌の輸卵管が挿入されたままであった。その結合感が、一体感が、ふたりの
心にこの上ない幸福感をもたらしていた。
「・・・弓絵・・・ねえ弓絵?・・・あなた、自分が何者か、わかる?」
「・・・ああ・・・・わたし・・・一体どうなったの?・・・・どうして・・・身体が、こんなに熱いの?」
「・・・心配しないで。いま、みんな教えてあげる。」
琉歌は自分の触覚をピクリピクリと動かして、弓絵の触覚をまさぐった。
「・・・ウッ!・・・・あ・・・ああ・・・」
触覚を重ね合うことによって、脳改造を施された琉歌の精神が、弓絵の心を徐々に侵食していった。
弓絵の人間としての心はたちまち消え去り、かわりに改造人間としての誇りと使命感が、弓絵の心に満ちていった。
そしてすべてが終わると、琉歌は輸卵管を自分の子宮内に引っ込めた。
¥琉歌は、弓絵の身体から身を離して立ち上がった。弓絵もまた、改造されたばかりの自分の肉体を不思議そうに
確かめながら、琉歌に続いて立ち上がった。
琉歌のような女王の翅を持っていないことを除けば、弓絵の肉体は琉歌とまったく同じ、完全な蟻人間だった。
二人は無言のまま、お互いの顔を見合わせて満足そうに頷きあった。
「どう、弓絵?改造人間に生まれ変わった気分は?」
「・・・ステキ・・・素晴らしいわ・・・これが、わたしの新しい身体なのね! ありがとう、琉歌!」
「そうよ。これからあなたの仲間を、わたしがもっともっと増やしてあげるわ。茉奈美も、美紗都も、粧子も、
みんなわたしたちと同じ、改造人間に生まれ変わるのよ!」

629:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:27:55 WGo94l3X0
向かい合ったマンションの屋上で、ショッカーの戦闘員たちがその一部始終を記録していた。
「大佐殿! 女王蟻女アルキメイドスによる、改造増殖実験は大成功です。改造終了までにかかった時間は31分。
改造後の素体の状態も、マインドコントロールも、ほぼ完璧であると思われます。」
地下アジトでその報告を聞きながら、ゾル大佐は満足そうに笑った。
「よろしい! それではこれより女王蟻計画、即ちアルキメイドスを使った日本人女性の大量改造計画に着手する。
まずは予定通り、女王蟻女の素体となった娘の同級生たちを、一人残らず蟻女に改造するのだ。改造が一体
終わるたびに記録を分析し、改造にかかる時間の短縮と、効率化を目指せ! 特に女子大生を重点的に改造し、
日産30体、半年間で5千体の蟻女の製造を目指すのだ!」
「イーッ!」
戦闘員たちは、無線の向こうにある鷲のエンブレムめがけて、一斉に敬礼をした。

630:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:29:48 sBMdeKci0
以上です。お目汚し失礼いたしました。
ご覧の通り、アリキメデスの改造SSです。ただ今回はBeeFさんがよくやっていた「設定で大判風呂敷を広げる」
というのに挑戦し、アリキメデスという名前から色々と構想を広げてみたのですが、慣れないことはするもので
はありませんね。最初だけで尻すぼみになり、改造ノズルによる遺伝子改造→レズセックスによる仲間増殖という
いつものワンパターンで終わってしまいました。
つくづく自分の筆力のなさと、オリジナリティの欠如に呆れてしまいます。

それでも、感想などいただけましたらば、とても嬉しいです。


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