07/02/21 20:29:35 Ru3UIVWU0
* 初登場
薄暗い森のなか、そこにいまにも崩れそうな不気味な城が聳え立っている。
周辺の住民は、この城を<亡霊城>と呼び、近づいた物は行方不明になるという伝説を信じて誰も近寄らないのだ。
実際、このハンブルグで宝石強盗をした男達が逃げる途中でこの城に迷い込み行方不明になり、さらにその強盗を
捕らえんと追ってきた警官達も行方不明になっているのだ。
城の地下室。そんなオカルトめいた話とは違い、無数の近代的(70年代には、まだ開発されていなかった巨大コン
ピューター)な機械類と、同じく場違いな円型の手術台。その上に両手両足を拘束具で拘束された金髪の女性。
その顔は、これから我が身に起きる出来事に恐怖で歪んでいる。
「ようこそ、イルデ・・・・。オリンピックで金メダル確実と目される東ドイツが誇る新体操界の天才少女を、我が
崇高なる<シヨッカー>に招く事が出来て嬉しい限りだ・・・・。」
機械を忙しなく弄る白覆面の男達に混じって、指示を与えている白いスーツに黒地のマントをした骸骨のような容貌の
初老の老人が丁重な口調で言い放ち、口許に満面な笑みを浮べる。
イルデ・ミッテンマイヤーは、その笑みに恐怖した。その顔は幼い頃、祖母が幼いイルデに話して聞かせた物語の死神
そのままだったからだ・・・・。
「放して!!私を家に帰して!!」
「フフッ。無駄だ・・・。君は、すでに崇高な<シヨッカー>の為に尽くすために改造手術を受ける事が決定されたのだ!!」
「そ・・そんな!!」
「我々、<シヨッカー>の為に働く事は、大変に素晴らしい事だ!!君も改造されれば、その事を実感できる・・・・。」
無言で横にいる白覆面の男に頷く。白覆面の男は水色の液体がはった注射器を持ち、イルデの右腕に針を近づける。
「辞めて!!いゃ~ッ!!」
身を捩り、何とか注射から逃れんとするが無駄だった。
針がイルデの白い透き通るような腕に容赦なく突き刺さる。
<続く>
* まだ、改造シーンが纏まっていません。明日、書きます。
432:あるSS書き
07/02/21 21:49:45 oWebGi8F0
ショッカー代理人様、雷電玉三郎様、SSの投下お疲れさまです。
自分もちょっと触発されて改造SSを書きました。
よろしければブログに投下しましたので、ご覧いただければと思います。
URLリンク(masatomaikata.blog55.fc2.com)
それではこれからも頑張って下さいませー。
433:名無しより愛をこめて
07/02/21 22:40:59 4xya7k/m0
>>432の怪人をイラストに出来る者はおらぬか。
434:名無しより愛をこめて
07/02/21 22:50:22 q8ImlZMl0
このスレにはもはや絵師はおらん。毒毛虫たんの時はともかくな
435:名無しより愛をこめて
07/02/21 23:02:17 4xya7k/m0
>>432
安定したレベルで読めるのは嬉しい。
安易なエロ描写に逃避して、肝心の改造描写が適当・ワンパターンでもないし。
>>434
それは残念だ。
436:名無しより愛をこめて
07/02/22 14:27:45 Kl2H+cue0
>>431
纏めてから書けよ
437:名無しより愛をこめて
07/02/22 17:14:01 j88Cbtmv0
雷電玉三郎様続き楽しみにしてます。でもどうせなら拉致され
アジトに連れてこられ手術台に固定され衣服をとられるところ
から始めてほしいなあ。
438:名無しより愛をこめて
07/02/22 19:46:34 Fx+tl57f0
せっかく、SSを投下してくれる人が着てくれたのに、
文句言うのイクナイ!!
439:名無しより愛をこめて
07/02/22 20:40:39 /e5oESXj0
>>436
お前を読みやすくさせるためだけに、別にまとめなくたっていい!
気が向いた時にまた書いてくださいね!!
440:名無しより愛をこめて
07/02/22 20:58:32 rVTCVDGZO
乙です。
そろそろ幼女改造見たいっす
441:名無しより愛をこめて
07/02/23 00:34:18 g78eXNnp0
SM氏の毒毛虫女はよかったねぇ。
幼女改造漏れも見たいっす。
442:名無しより愛をこめて
07/02/23 01:30:05 Wd/mut+80
>>440-441
>>69をベースにしたSS構想中だけどどうよ?
443:名無しより愛をこめて
07/02/23 02:11:03 g78eXNnp0
いいねいいねー
ぜひぜひ
444:名無しより愛をこめて
07/02/23 23:48:50 I8pebWvE0
444
445:名無しより愛をこめて
07/02/24 02:05:52 33B3Nlzs0
>>437
同感。素体の詳細なプロフィールのディティールに萌えるところがある。
それを踏まえて彼女がどんな生物の改造人間になるのか。
白人、新体操選手と言う設定に興味深い物があります。
続きを乞う!
446:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:00:05 GVDGaerL0
はじめまして。先日、大人板に「女イソギンジャガー」を投下した者です。
こちらの板に投下しなかったのは、エロ分が強いと無闇に敬遠されるかなと思ったからです。
幸い向こうの板では好評をいただきました。ですがこちらの板の方にはあまり反応が現われていない
ので(当たり前か・・・)、何とかして特撮板にも自分のSSを投下しようと、頑張って書いてみました。
私は「蜂女の館」のBeeFさんに触発されてSSを書き始めたので、できるだけBeeFさんのテイストを
取り込んで表現力とドラマ性を上げようと努力しています。大人板ではエロが過ぎたようなので、
こちらの板ではエロ分を微量にして、代わりにBeefさんの作品に時折漂っていた文学的なテイストを
取り入れて、エロ分が少なくてもドラマ性の高い話が書けないかと思っていろいろ頑張ってみました。
話のできとしては、BeeFさんの足元にも及んでいないと思いますが、しばらくお付き合いいただけ
れば幸いです。
447:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:00:29 GVDGaerL0
人里離れた森の中に、その館はあった。
昭和初期に建てられたとおぼしき、豪華だが古めかしい洋館であった。
そこには、一人の少女が、多くの召し使いたちにかしずかれて独りで住んでいた。
カチャ。カチャカチャ。
50畳はありそうな巨大なダイニングルーム。巨大な白いテーブルのいちばん上座に独りで座って、
少女は食事を摂っていた。メイドたちが大きな皿に、少女一人では食べきれないほどの食事を盛って
次々にテーブルの上に並べてゆく。
「お嬢さま!何度言ったらわかるのですか!ナイフの音をそんなに立てるものではありません!」
「・・・すみません、牢殿(ろうでん)さん。」
少女のお目付け役らしい、痩せぎすで細い眼鏡に酷薄そうな光を宿した40代の女性に厳しく叱られて、
少女はビクッ!と肩をすくめた。ドアの陰から、メイドたちがクスクスクス・・と笑う声が漏れてくる。
少女は年の頃12歳くらい。まるで喪服のような黒いワンピースを身に着けている。長いまっすぐな金髪と、
森の中の湖面のように澄んだ青い眼をした、日本人とヨーロッパ人の混血らしい美少女だ。
愛くるしい整った顔立ちをしているが、その表情は暗く曇っている。
「あなたは由緒ある黒森家の跡取りなのですからね。どこに出ても恥ずかしくない、作法と教養を身に
つける義務がおありなのですよ。なのに、この館に来てもう10年が経とうというのに、ちっとも下賎の
癖が抜けやしない!」
「すみません。牢殿さん!」
「おしゃべりしてないで、早く食事を済ませなさい!」
448:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:00:51 GVDGaerL0
眼鏡の女性は、ピシッ!と教鞭を振るった。
「痛ッ!」鞭はナイフを持った少女の手の甲に当たり、少女は思わずナイフを取り落とした。
カシャーン、と音を立てて、ナイフは床の上に落ちた。
「・・・あの、洗馬(せば)さん。ナイフを・・・」
少女は不安げな表情で、テーブルの傍らに立っている執事らしい男に呼びかけた。だが聞こえなかったのか、
男は眼を閉じたまま、知らん顔で動かない。
「・・・あの、新しいナイフを・・・」
男が動かないので、少女はテーブルから車椅子を引き、自分でナイフを取りに行こうとした。少女は足が
悪いらしく、ずっと車椅子に座っていたのだ。
「何ですか、はしたない!」
ピシッ!と牢殿女史の教鞭が鳴った。「アッ!」鞭は少女の頬をかすり、赤く細い筋が少女の白い肌の
上に浮かび上がった。
「そのようなことは使用人にさせればよいのです!あなたはこの家の当主らしく、毅然としていればいい
のです。・・・まったく、何度言い聞かせてもちっとも覚えりゃしない!」
「・・・すみません。牢殿さん・・」
少女はうつむいたまま、唇を噛んだ。クスクスクス・・・とメイドたちが笑う声がまた聞こえてきた。
少女は自分の部屋に帰ると、車椅子をベッドの傍らにつけ、シーツに顔を埋めて激しく泣き出した。
「・・・嫌い!・・・みんな嫌い!・・・ああ、お母様!お母様!・・・」
449:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:01:09 GVDGaerL0
メイドたちにてきぱきと命令を下して、牢殿女史はダイニングルームを出た。廊下に立っていた執事の
洗馬が、溜め息をつきながら牢殿女史にこうつぶやいた。
「・・・まったく、いつまでこんな寂しいところで小娘のお守りを続けねばならんのだ・・・」
「・・・あと4年ほどの辛抱ですわ。洗馬さん。あの娘が16歳になって結婚できるようになれば、
そして次の跡取りさえ無事に生まれてくれれば、もうあの娘には用はありませんわ。そうすれば私たちも
無事黒森の本家に戻って再びお仕えできましてよ。」
牢殿女史は眼鏡を直しながら、冷たく笑った。
少女は孤独だった。黒森財閥の当主の一人娘として、3歳の時にこの館に連れて来られてからというもの、
9年間、館から一歩も外に出ることは許されず、同じ年頃の友達をあてがわれるでもなく、召し使い達
の冷笑に囲まれて、孤独に耐えながら生きてきたのだ。
俗世間から隔離されたこの館に住んでいるのは、少女の他に、執事の洗馬崇太郎、家庭教師兼お目付役の
牢殿摩耶女史。それに庭師と5人の若いメイドだけであった。牢殿女史はメイドたちに、決して少女に
親しげな言葉をかけてはならないと固く言い聞かせていた。メイドたちも、なに不自由ない身分のはずの
若き当主が牢殿女史に一日に何度も叱責され教鞭で打たれるのを、一種痛快な気分で見守っていた。
牢殿摩耶女史は44歳のオールドミス。ヒステリックだが細かいところに気の回る有能なお目付役として、
少女を冷淡に24時間監視し続けていた。少女にとって牢殿女史は、まさにその名字の如く、牢獄の御殿の
恐ろしい女看守であった。
450:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:01:31 GVDGaerL0
少女は一日に一度だけ、館の周囲を一人で散歩することが許されていた。とは言っても車椅子の身、館の
周囲に作られた舗装された遊歩道に沿って、庭の中を一回りするだけのことであった。
館はよく手入れされた庭園の中にあった。庭園の周囲は高い塀に囲まれ、どんな身軽な泥棒でさえも
侵入は不可能だったろう。ましてや足の不自由な少女には、塀の外に出るなど思いも依らぬことであった。
季節は晩秋を過ぎ、まもなく雪の季節を迎えようとしていた。キイ、キイ、キイと車椅子をこぎながら
ぶ厚いケープをまとった少女がバラ園のそばに差しかかった時、ふと真っ赤な色が少女の目に飛び込んできた。
「まあ・・・こんな季節にバラの花が。」
大きなバラの木の根元から、小さなバラの苗が顔を出していた。身の丈20cmほどのその貧相な苗には、
赤いつぼみが付いていた。ここは白いバラの園のはず。どうして赤バラの苗が生えてきたのか、どうして
こんな季節に狂い咲きしようとしているのかわからないが、几帳面な庭師に見つかったらきっと引っこ
抜かれて捨てられてしまう。そう考えた少女は、車椅子からそっとかがみ込み、苦労の末にバラの苗を
周囲の土ごと掘り出し、こっそり自分の部屋に持って帰ることにした。
牢殿女史に気付かれないよう、注意深く苗を抱えて館に戻ろうとした少女は、扉のことろで一人のメイド
とはち合わせしてしまった。「キャッ!」
少女はあわてて、その場をとりつくろうとした。「ち、違うの、これは・・・これは・・・」
451:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:01:48 GVDGaerL0
若いメイドは、どうやら1週間前にここに来たばかりの新顔のようだった。メイドは苗を見てニコッ、
と笑うと、ちょうど手に持っていた黒いビニールのゴミ袋を少女に差し出して、こう言った。
「わ、私は何も見ておりません。何も見ておりませんってば!・・・お嬢様、お帰りなさいませ。
早くお着替えされないと、また牢殿さまに大目玉を食らいますわよ。」
「・・・あ、ありがとう。」
少女はメイドに会釈して、受け取ったビニール袋に苗をそっと隠した。後ろの部屋から、牢殿女史の
カン高い声が響いてきた。
「盃寺さん!何をしているのですか!早くゴミ捨てに行ってらっしゃい!・・・お嬢様!下々の者と
気安く口をきいてはいけません!早くお着替えを済ませなさい。3時から、英語の勉強を始めますよ。」
少女は自分の部屋に戻ると、戸棚から使っていない小さな植木鉢を見つけて、バラの苗をそっと植えた。
そして、ベッドの枕元に近い、窓際のカーテンの脇に植木鉢を置き、部屋の内側から見えないように
カーテンで覆い隠した。それから、メイドを呼んで自分を着替えさせ、牢殿女史が待つ書斎に向けて
車椅子をこいで行った。
452:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:02:04 GVDGaerL0
少女は、それから毎日、バラの苗に向けて話しかけるようになった。
「・・・あなた、あなたも独りぼっちなの?私も独りぼっち。この館に、独りぼっちで住んでるの。
お願い。わたしのお友だちになって。」
バラの苗は暖かい室内に移し替えられて、徐々に大きくなっていった。少女の部屋の掃除を命じられて
いた盃寺めぐみというメイドは、どういうわけか、苗の存在に気付いても、牢殿女史に報告しなかった。
そればかりか、庭師の元から持ってきたらしい栄養剤のアンプルを、少女の枕の下にそっと忍ばせて
くれたりもした。
《お嬢様へ。バラ用の肥料です。牢殿さんには内緒にしておきますから安心して下さい》
バラの苗を育てるようになってから、少女の顔色は徐々に明るくなっていった。
「あなたはバラね。真っ赤なバラ。わたしも赤いバラなのよ。わたしの名前は黒森愛華(あいか)。
愛華っていう名前は、わたしのお母様が日本語で付けて下さったの。1ダースの赤いバラは、愛の花。
わたしのお父様は、1ダースのバラをプレゼントしてお母様にプロポーズしたの。だからお母様は、
わたしに“愛華”という名前を付けて下さったのよ。わたしが小さい時に、よくそう話してくれたわ。
見て!わたしの髪と目。わたしのお母様は、ドイツの人だったの。わたしと同じ、金色の髪と青い眼を
した、とてもきれいな人だったのよ。・・・ああ、お母様。どうしてお母様は、愛華を残して死んで
しまったの?お父様は、愛華のことを嫌いなの?どうして誰も、愛華に会いに来てくれないの?」
愛華は、枕にうっ伏して、そのまま泣きじゃくり始めた。館の周囲で暗い夜が、徐々に更けていった。
453:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:02:20 GVDGaerL0
バラの苗はすくすくと大きくなり、つぼみは今にも開こうとしていた。愛華は、つぼみから何とも
形容のし難い、不思議な甘い香りが漏れ出てくることに気付いた。それはバラの香りそのもので
あったが、他のどんなバラよりもきつく、甘く、狂おしい香りであった。
その香りに引き寄せられたのか、一匹のハエがつぼみのそばにやってきた。
その時。つぼみがヒュッ!と素早く動き、口を開いたかのように花弁を開いてハエを飲み込んで
しまうのを、愛華は確かに見た。
「・・すご・・い・・・すごい!あなた!・・・ハエを食べちゃったの!?」
愛華は奇妙なつぼみの動作を見て、気味悪がるどころか、純粋な驚きのあまり興奮していた。
ふと思い立って、厨房の勝手口に行き、ゴミ箱の中に捨てられていた使用済みのハエ取り紙を持って
自分の部屋に戻った。深い森の中にあるこの館は、虫が多いためハエ取り紙が必須なのだ。
ポリ袋の中のハエ取り紙には、まだ生きたハエがたくさん付着していた、愛華はピンセットでハエを
一匹つまみ上げ、つぼみのそばにおそるおそる近づけた。
パクリ!つぼみがまたしてもす早く動き、ピンセットの先のハエを飲み込んだ。
愛華は興奮のあまり、震えが止まらなかった。ハエを次々とつまんでは、つぼみに与えた。
20匹も飲み込むと、つぼみは満足したかのようにうなだれた。
「すごい。すごいわ、あなた。害虫を食べる花なんて、なんて素晴らしい花なの!」
454:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:02:39 GVDGaerL0
不思議なバラのつぼみは、つぼみのままで徐々に大きくなり、ツバキの花くらいの大きさになった。
愛華は苗を、次々と大きな鉢に移し替えなければならなかった。
大きくなったつぼみは、さらに大きな獲物を求めるようになった。愛華はハエの代わりにゴキブリを
与えていたが、それでも足りなくなり始めていた。
愛華は、むかし鳥もちを作ったことを思い出した。スズメの小さなヒナが、巣から落ちて愛華の部屋の
窓のすぐ近くの雨樋に、はさまってしまったことがあった。ピイピイと悲しげに親鳥を呼ぶヒナを
可哀そうに思った愛華は、図書室に行って鳥もちの作り方を調べ、棒の先に付けた鳥もちでヒナを雨樋
から救出したのだった。残念なことにそのヒナは、牢殿女史にすぐに取り上げられてしまい、その後
どうなったのかは、誰に聞いてもついに教えてはもらえなかった。
愛華は鳥もちを作ると、板の上にベッタリと塗って、朝に小鳥たちがよく来る、ベッドの枕元に近い
窓の外に紐で固定した。次の日の朝、あんのじょう運の悪い小鳥が二羽、鳥もちに足と翼を取られて
ピーピーと鳴きながら暴れていた。愛華は小鳥たちを、つぼみのそばに近づけた。バラの香りをかぐと、
暴れていた小鳥たちは大人しくなった。愛華が一羽ずつていねいに小鳥を鳥もちから離し、つぼみの
口元に触れさせた。つぼみはパックリと大きな口を開けて、小鳥を一羽、また一羽と飲み込んでいった。
つぼみに小鳥たちを与えるのが、それからの愛華の日課になった。ある晩、一匹の野良の小猫が鳥もちに
足をすくわれてニャーニャー鳴いているのを愛華は発見した。愛華は何の躊躇もなく、小猫を鳥もちから
放してつぼみに近づけた。つぼみは小猫をバックリと飲み込み、手鞠ほどの大きさになってそのまま
満足そうにうなだれた。
愛華は興奮して、その夜は眠ることができなかった。
455:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:02:59 GVDGaerL0
バラのつぼみは、既にヒマワリの花のような大きさに成長していた。丈こそ低かったものの、茎の太さも
直径3センチほどになり、既に化け物と呼べる大きさであった。愛華は鉢をベッドの下に置き、茎と
つぼみをカーテンで隠していたが、いずれ隠し通せなくなることは明らかであった。
そして、その日はやって来た。
その夜、愛華は罠で捕らえた猫をバラに与えようとしていた。いつもならバラの香りをかがせただけで
大人しくなるはずなのに、その日に限って猫はニャーニャーと激しく暴れ抵抗した。愛華は不自由な
車椅子座ったまま、必死で猫を大人しくさせようとした。
急に、愛華の部屋の扉がバタン!と開いた。騒ぎを聞いて駆けつけた牢殿女史の、怒りで真っ赤になった
顔がそこにあった。愛華はあわてて猫を離し、車椅子の背でバラを隠そうとした。猫は牢殿女史の足の
間をすり抜けて一目散に逃げていった。
「・・・お嬢様!いったい何をしているのです!背中に隠している物はいったい何ですか!」
「・・・違うの、牢殿さん。違うの。これは・・・」
「言い訳は無用です。さあ、隠した物をすぐにお見せなさい。さもないと!」
「駄目!駄目なの!牢殿さん、これは!」
「どきなさい!」「キャアッ!」
牢殿女史が、哀願する愛華の手を乱暴に振り払った。勢い余って愛華は車椅子から転がり落ちた。
「・・・な、何です、これは一体!?」
ヒマワリのように巨大な花を見て、牢殿女史は一瞬顔面蒼白になったが、それがバラの花だとわかると、
今度は込み上げてくる怒りを隠そうとはしなくなった。
「な、何ですか、この醜い花は!ここのところ大人しくしていたから安心していたのに、まさか、こんな
ものを育てていたなんて!こんな穢らわしい花!さっさと焼き捨てててしまいましょう。」
456:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:03:17 GVDGaerL0
「やめて!牢殿さん!そのバラを焼くのはやめて!」
愛華は不自由な身体で牢殿女史の足元まで這いずってゆき、必死に懇願した。
「うるさいッ!」
牢殿女史は、強い剣幕で足元にすがりつく愛華を足蹴にした。
「キャッ!」愛華の身体は勢いよくはじき飛ばされ、クローゼットに頭を思い切りぶつけた。
「・・・これだから・・・これだから・・・下賎の者の血を引く者は!」
牢殿女史の顔は、怒りで真っ赤になり、ブルブルと痙攣している。
「これもきっとこの子の身体に流れる、穢らわしい淫売の血のせいだわ!この子の、あの淫売の母親の!」
その心ない言葉を聞いて、愛華は思わず頭部の痛みを忘れ、上半身を起こした。一筋の赤い血が、
愛華の額を伝って流れ落ちた。愛華は怒りを堪えながら女史に抗議した。
「お母様が・・・淫売てすって・・・?牢殿さん!あなた、あなた、何てことを!」
「お黙りなさい!あなたは何も知らないでしょうけど、あなたの母親は、あのクララとかいう淫売女は、
あろうことかドイツ留学中のあなたのお父様と駆け落ちし、行方をくらましてしまったのですよ!
あなたのお父様は、黒森財閥の後を継ぐ大切なお方。そのお父様を誘惑し、あろうことか子供まで作って
しまった女の、どこが淫売じゃないと言うんですか!」
牢殿女史の言葉は、強烈な怒りと呪詛に満ちていた。その剣幕に気圧された愛華に向かって、女史は
さらに心ない言葉を投げつけた。
「わが黒森財閥は総力を上げて、あなたのお父様を発見し保護しました。本来ならあなたも、母親同様、
処分されても仕方が無かったのですよ!ところがお父様を保護する際の不幸な事故で、あなたのお父様は
二度と子供を作ることができない身体になってしまわれた。淫売の血を半分引いているとはいえ、まぎれ
もなく黒森家直径の血を引くあなたを、だからこそ黒森家は殺すことができなくなってしまったのです。
仕方なく、この館に幽閉して16歳になるまで育て上げ、その後は黒森家が選んだ立派な男とめあわせて
男子を生んでいただく、そうせざるを得なくなったのです!」
457:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:03:34 GVDGaerL0
愛華の頭は激しく混乱していた。牢殿女史の言葉をつなぎ合わせ、そこに恐るべき真実を、知りたくも
なかった真実を読み取るまでは。
「・・・じゃあ、お母様は、わたしのお母様は、あなたたちに・・殺されたと言うの!?」
牢殿女史の声は、冷ややかなものであった。
「当たり前でしょう。生かしておくのも穢らわしい。わたしと洗馬の二人で処分して、この館の片隅に
埋めてしまいましたわ。」
愛華の頭は真っ白になった。それから、ドス黒い怒りが、悲しみが、そして激しい殺意が、胸の中を
逆流するように込み上げてきた。
「・・・ひ、人殺し!この、人殺し!わたしのお母様を返して!返して!」
愛華は絶叫し、牢殿女史を罵った。だが牢殿女史は勝ち誇ったように笑い、愛華の身体を足蹴にした。
「あなたなど、黒森財閥の血を次代に伝えるためだけに生かされている存在なのですよ。それが
無ければ、あなたがこの世に存在する価値など、まったく無いのです。だから私たちはあなたがここから
勝手に脱走できないよう、あなたに毒を飲ませて、足を萎えさせたのです。あなたの命など、黒森財閥の
力の前では虫ケラにも劣る存在だということを、これからはしっかり認識しなさい!」
愛華は涙をポロポロと流し、あまりにも残酷な真実に打ちのめされていた。悔しい!悔しい!お母様の
仇を取りたい!仇を取る力が欲しい!こんな不自由な身体ではなく、復讐にふさわしい身体が欲しい!
458:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:03:53 GVDGaerL0
《・・・娘よ。力が欲しいか?母親の仇を取る、力が欲しいか?・・・》
どこからともなく、地獄の底から響いてくるような不気味な声が、愛華の耳に届いた。愛華は驚いて
牢殿女史と、彼女が必死に鉢から引き抜こうとしているバラの方を見た。違う。バラじゃない。じゃあ
あの声はいったい・・・?
《娘よ。力が欲しくはないのか?お前から幸せを奪った者すべてに復讐し、この腐りきった世の中を
断罪する、強い力が!》
「欲しい!わたしは力が欲しい!お母様の仇を討ちたい!」愛華はその声に絶叫で応えた。
《娘よ、よくぞ言った!》
牢殿女史が掴んでいたバラの茎が、ムグムグと動き出した。牢殿女史は本能的に危険を感じ、茎を手放して
後ずさった。「な、なんなんです?このバラは!」
ビュッ!バラの花のつけ根から、二本の長い蔓が勢いよく伸びた。蔓は牢殿女史の身体と腕に巻きつき、
すさまじい力で女史をバラの方に引き寄せてゆく。
「・・・た、助けて!・・・助けて!・・・誰か!・・あなた、早くわたしを助けて!・・キャアッ!」
バラの花弁が大きく開き、牢殿女史を一呑みにしてしまった。
「ギ、ギャアッ!!」
ボキボキ、グシッ!骨ごと肉をすり潰すような鈍い音が響き、次いでジュルジュルと液体を飲み込むような
音が聞こえた。やがて何事もなかったかのように沈黙が訪れた。
あっけに取られる愛華の前で、バラはその花弁を大きく開いた。そこには、もはや牢殿女史の姿はなかった。
「あ、あなた、わたしの代わりに仇を取ってくれたの・・・?」
459:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:04:12 GVDGaerL0
驚く愛華の耳に、またあの不気味な声が響いてきた。
《娘よ。お前が力を求めるのなら、お前にこのバラの力を与えよう。》
「・・・あなたは、一体、だれ?」
《我々は、正義の革命集団ショッカー。虐げられた人々の憎しみの心に応えて、腐りきった世の中を破壊
することを目的とする、お前たちの味方だ。わしはその幹部、死神博士。》
「革命軍団・・・ショッカー・・・?」
《そうだ。我々は今、組織の立ち上げに向けて、お前のような憎しみの心を持った革命戦士を募っている。
この間も、いわれなき人種差別に打ちひしがれていたサダエという日本人の娘に、蜂の力を与え、革命戦士
“蜂女”に生まれ変わってもらったところだ。愛華。お前にはバラがふさわしい。バラの力をさずけよう。》
愛華の顔に、微笑みが差し込んだ。
「いいわ。わたしはバラの力が欲しい。ショッカーの一員になるわ。どうすればいいの?」
《では、着ているものをすべて脱ぎ捨て、このバラの前に横たわるがいい。》
愛華は言われたとおりに、不自由な身体で衣服を脱ぎ始めた。ワンピースを、シュミーズを脱ぐと、12歳の
輝くように白い柔らかな裸身が現われた。白いブラをはずし、スキャンティを脱ぎ捨てた。まだ未発達の
ふくらみかけの乳房が、男の侵略をまだ受けていない、毛も生えていない汚れなき秘所が、露わになった。
愛華は大人しく、バラの前にあお向けに横たわった。
「・・・さあ、いいわ。」愛華は眼をつぶった。
《では愛華。お前はこのバラとひとつになるのだ。我々ショッカーの革命科学が生み出したデビルローズ
と。そして、わが栄光のショッカーの“改造人間”として生まれ変わるのだ!》
460:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:04:29 GVDGaerL0
バラの花弁が大きく開き、愛華に向けて甘い熱い吐息を吹き掛けた。「ああっ・・・!」
萼の付け根から伸びた二本の蔓が、愛華の身体に巻きついた。蔓は愛華を優しく抱き起こすように、花弁の
中央に向かって運んだ。そして花弁がゆっくりと閉じ、愛華の身体は花弁に包まれて見えなくなった。
花弁に包まれて、愛華は胎児のように身体を折り曲げたまま液体の中を漂っていた。まるで母親のふところに
抱かれているかのような安心感と、陶酔感が愛華を満たしていた。「ああ、お母様・・・お母様!」
花弁の中央から伸びた雄しべと雌しべが、触手のように愛華の身体を優しく愛撫した。そして雄しべの群れ
が愛華の口や、鼻や、肛門の孔から次々と愛華の体内に侵入していった。そしてひときわ大きな雌しべは
愛華の尻をなでるようにまさぐってから、愛華のいちばん大切な部分に、汚れなき処女の秘芯に、勢いよく
潜り込んで来た。「・・・ウッ!・・・」鋭い一瞬の痛みの後、すさまじい陶酔感が訪れた。
雌しべは愛華の膣の最奥まで侵入すると、そこから生暖かい液体を次々と愛華の胎内に注ぎ込み始めた。
しびれるような恍惚感の中で、愛華は、自分の身体が内部から作り変えられ、人間とは別のものに変わって
ゆくのを、夢見心地で感じていた。
「・・・お母様・・・ああ、お母様!」
ショッカーの改造手術を受け、肉体を根元から作り変えられ、新たに生まれ変わる。愛華はそれを、
母親の胎内にいるかのような幸福の絶頂で受け止めていた。
461:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:04:47 GVDGaerL0
小一時間も経った頃、愛華を飲み込んだ巨大なバラの花が、再びムグムグと動き始めた。花弁を開くと、
羊水のような液体と共に、身体を小さく折り畳んだ一人の少女が吐き出されてきた。
少女は、水に濡れた金髪を払い除けながら、その場に立ち上がった。牢殿女史たちが盛った毒によって
萎えさせられていた足は、ふたたび自由に大地を歩けるようになっていた。
少女の頭部は、愛くるしい12歳の愛華のままであった。だがその身体は、真っ黒な全身タイツで覆われた
かのような奇妙なものに変貌していた。全身のうぶ毛を失い、なめし皮のような光沢を持ったなめらかな
ボディは、明らかに人間のものではなかった。指の爪は消失し、足の指にいたってはひとつに融合して
足首はハイヒール状に変形していた。だが、ふくらみかけの小ぶりな胸の中央には乳首の存在が認められ、
まっすぐに伸びた脚の付け根には、少女のしるしである控えめなスリットがくっきりと刻まれていた。
そして、少女のお尻の上端からは、まるで猫の尻尾のように、緑色の長い蔓が延びていた。蔓はまるで
へその緒のように少女と花弁を結んでいたが、やがて花弁からプチッ!と離れると、少女の身体に
グルグルとからみついた。そして先端部を少女の顔のすぐ隣にもたげ、その先に真っ赤なバラの花を
誇らしげに咲かせた。
蔓が離れると同時に、巨大なバラの花は役目を終えたかのようにくずれ落ち、ボロボロと崩れて
塵に還っていった。その最後の姿に哀しそうな一瞥を加えた後、愛華は、生まれ変わった自分の肉体を
驚きを込めてかえすがえす見つめた。さまざまなポーズを取って、ショッカーに与えられた新しい肉体の
素晴らしさを満喫した。
「・・・すごい・・・きれい・・・これが、生まれ変わったわたしの身体なの?」
《そうだ。愛華。今から、お前の能力を試すがよい。》
462:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:05:04 GVDGaerL0
愛華はキリッ、とした表情になって、大きく息を吸い込んだ。そして、甘くかぐわしく狂おしい吐息を
屋敷全体に満ちるまで吐き出し続けた。
愛華の吐息は、強烈な誘引フェロモンであった。男だろうが女だろうが、その香りをかいだ者は正気を
失って、愛華のもとに引き寄せられる。自分の部屋で事務をしていたらしい執事の洗馬が、気難しい
庭師の男が、そして牢殿女史に「わたしが帰るまでここを動かないこと!」と言い聞かせられていた
5人のメイドたちが、トロンとした目で次々と愛華の部屋の扉をくぐって現われた。
正気を失ったま呆然と立ちつくす彼らに、愛華は冷たい一瞥をくれた。
「あなたたち、今までよくもわたしを嘲笑ってくれたわね。今から、そのお礼をさせていただくわ。」
愛華はまず、牢殿女史と共に自分の母親を手にかけたという、洗馬の前に立った。憎しみを込めた目で
洗馬の顔を見つめた後、裁判長のように判決を下した。
「あなたには、牢殿さん同様の苦しみを味わって死んでいただくわ。」
愛華の身体に巻きついていた蔓が少しずつゆるみ、洗馬の方に向かって延びた。蔓に付いたトゲのひとつ
が洗馬の顔をプスッ、と突き刺したとたん、洗馬は正気に返った。
「・・・な、なんだここは?・・・お、お嬢様?・・・い、いや、化け物!!化け物だ!助けてくれ!!」
愛華は残酷に微笑むと、洗馬に引導を渡した。
「さあ、お母様の仇。苦しんで苦しんで死になさい!」
蔓の先端に咲いたバラの花が、クワッ!と大きく開き、洗馬を一気に飲み込んだ。
「ギ、ギャアアーーッ!!」
ボキボキ、グシッ!グシャッ!と鈍い音。次いでジュルジュルと液体を飲み込む音が聞こえ、洗馬崇太郎
はこの世から姿を消した。
一人目を消化し終わると、愛華はホッ、と息を注いだ。
463:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:05:21 GVDGaerL0
「あなたたちにはそれほど恨みは無いから、苦しまずに殺してあげるわ。」
愛華は庭師とメイドたちの方に向かい、優しく、だが妖艶に微笑んだ。シュッ!と蔓が一閃したかと思うと、
老庭師の身体はトゲだらけの蔓にがんじがらめに縛られていた。蔓についたトゲに全身を刺され、庭師は
眠るようにして崩れ落ち、そして息絶えた。
庭師に続いて、蔓はメイド服の少女たちに次々と巻きつき、その命を奪っていった。最後の5人目を前に
した時、愛華の顔に柔和な笑みが戻った。そのメイドこそ、時折愛華を陰ながら助けてくれた、新人の
盃寺めぐみであったからだ。
「・・・あなた。あなたは私の味方だった。だから、あなたは殺さない。あなたには、わたしのしもべに
なってもらうの。」
愛華の尻から長く延びた蔓は、めぐみの身体に巻きついたままなめるようにまさぐり、やがて先端
スカートの奥へと忍ばせていった。ショーツと太股の隙間をこじ開け、さぐり当てた秘裂の中心に
向けて、蔓の先端をグイグイと押し込んでいった。
「・・・ア、アッ!・・・あ、あ、あ、ああッ!・・・」
めぐみの顔が紅潮し、ガクガクと痙攣して床に突っ伏した。愛華は構わず、蔓の侵入を続けた。
「あなたの胎内に、わたしの種を植えつけてあげる。そうすれば、あなたはもう、わたしのしもべ。」
やがて、愛華はめぐみの膣から蔓を引き抜いた。めぐみは放心したように息を切らせていたが、愛華に
優しく手を取ってもらい、フラフラと立ち上がった。
「あなた。わかっているわね。・・・あなたはもう、ショッカーのしもべ。」
「はい、わかっております。愛華さま。」
「わたしはもう、黒森愛華じゃないわ。バラと、愛華がひとつに解け合って生まれた・・・そう、
新しい私の名前は、ショッカーの改造人間バラランガ!」
「はい。バラランガ様。何なりとご命令をお申しつけ下さい。」
愛華、いや改造人間バラランガは妖しく微笑むと、女戦闘員第1号となった盃寺めぐみの手を取って
光に溢れる館の外へと、足を踏み出していった。
464:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:21:05 8XQe/nWM0
以上です。お目汚し失礼いたしました。急にプロバイダがアクセス制限されたので、締めの言葉が
なかなか書き込めませんでした、お許し下さい。
バラランガの改造SSを書こうとして、最初は普通に妖艶な20代の美女で書こうかと思ったのですが、
講談社オフィシャルファイルマガジンの別冊に「バラ子は車椅子に乗っているという設定」とあるのを
知り、急に考えを変えました。
車椅子と言えばハイジのクララ。そうだ。クララをバラランガに改造してやろう。
こうして12歳の少女改造人間が誕生いたしました。律義に、ロッテンマイヤーさんやセバスチャン、
ハイジまでも登場させてしまいましたw
なお愛華の名字が「黒森」なのは、ドイツの黒い森と、あと森鴎外の「舞姫」も少しだけ踏まえて
いるため、「森」の字をもらってきたのです。
なんかこういう言葉遊びって、BeeFさんが得意だったなあと思いつつ、色々凝ってみました。
あ、でもバラ+アイカならバラランガじゃなくバラライカだろが、というツッコミはご遠慮下さい。
感想等お聞かせいただければ嬉しいです。
465:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:29:34 5GtN8OBbO
gj!
466:ショッカー代理人
07/02/24 20:31:16 D0QLjr+u0
名無し様(この素敵なSSをお書きの作者様を、こう呼ばねばならないとはなんという残念なことでしょうか)、始めまして。
ショッカー代理人と申します。
バラランガの改造ストーリー、堪能させていただきました。
実に楽しく、また魅力的な作品だったと思います。
GJでした。
ありがとうございました。
467:名無しより愛をこめて
07/02/24 20:58:19 RqQE3gNE0
顔はそのままって方が良いのか、それとも怪人風に異形化するのが良いか。
それが問題だ。
>>464
これは手堅い良作。次回も期待ですな。
468:名無しより愛をこめて
07/02/24 23:27:10 YX/r6wvA0
>>467
異形化万歳な俺
ギャップが激しければ激しいほど萌える
469:殺戮王=雷電玉三郎
07/02/24 23:31:45 3Widj35s0
* 私事で不定期にしかSSが投下できなくて、申し訳ございません。続きを1レス分投下致します。
「アアアアッ」
身を捩り苦悶の表情を浮べるイルデ。それを無表情で見下ろす初老の死神のような容貌の紳士=死神博士。
「苦しいかね?だが、安心するがいい。それは君が、我が崇高なる<シヨッカー>の一員として生まれ変わる為に必要な苦痛なのだ・・・・。」
いま君の身体に注ぎ込まれた液体は、我が<シヨッカー>科学陣が開発した<特殊DNA>だ。君の身体は薄汚い人間のDNAが組み替えられ、新たな生命体となって生まれ変わる。
身体が火照っていた。まるで身体全体が燃えるように熱い。
幼い頃、酷く熱を出した時とは全く別の感覚。
「身体が燃えるように熱いだろう?DNNが人間と物と完全に入れ替わる代償として、身体の汚い物が毛穴や、ありとあらゆる身体の穴から排泄される。」
室内は全裸でいるイルデには苦痛に思えるほど寒かったのに、注射をされた後、体中から大粒の汗が噴出してくる。
眼からも止め処も無く涙が流れてくる。
尿道から噴水のように大量の尿が滝のように噴出してくる。
「気持ち良いであろう・・・・。選ばれた者として愚かな人間の肉体を捨て去り、超人として生まれ変わり、愚かな人間共を支配する者になる・・・・。」
「アウウッッ!!」
身体を捩らせるイルデ。手術台の表面はイルデの身体から流れ出した汗や涙、尿で濡れ切っている。
意識が朦朧とする。身体のほとんどは水分により成り立っているのに、そのほとんどが汗や涙、尿として身体から排出されているのだ。
<このまま・・・私・・・死ぬの・・・・?>
<続く>
* また、不定期になりますが必ず投下致します。宜しくお願いいたします。
470:名無しより愛をこめて
07/02/24 23:33:41 kdsQgAeB0
>>467
> 顔はそのままって方が良いのか、それとも怪人風に異形化するのが良いか。
> それが問題だ。
改造手術萌えの人には、「女性を化け物に変えちゃうフェチ」の人と、
「タイツ女怪人に萌えるフェチ」の人の、2種類があるってことジャマイカ?
SM氏やあるSS書き氏、ショッカー代理人氏は前者のようだし、>>464氏やBeeF氏、
それにアダルト板の東京、大阪両ドーム氏(それにダイレン氏も?)はどうやら
後者のようだ。大阪ドーム氏は実際、タイツ女怪人に萌えたと明言してるしな。
そのへんは好みであって、どっちがいいとか決められるものじゃないと思う。
ただ、両ドーム氏が現在主導権を握っている「おにゃのこ改造」スレには改造シーンが
ほとんど現れず、実質「おにゃのこ怪人」スレになっているのは、このへんに原因がありそうだ。
471:名無しより愛をこめて
07/02/24 23:55:17 RqQE3gNE0
>>468
>>470
個人的には異形化が好み。
サソランジンみたいな性別不詳な奴はパスだけどねw
472:名無しより愛をこめて
07/02/24 23:57:51 m+GETeUT0
>>471
沼波輝枝女史が声をあててなければ、蜂女以外のショッカー怪人は全員性別不祥だと思う
473:名無しより愛をこめて
07/02/25 00:23:36 DOw1X7HH0
クウガの女未確認生命体は良い感じだった。
URLリンク(www.t3.rim.or.jp)
URLリンク(www.monkey-com.com)
474:名無しより愛をこめて
07/02/25 12:33:00 RvchrlPP0
今回のバラランガSS投下に刺激されての、ショッカー代理人氏の奮起を期待したいな
できればバラランガSSでの競作などを読んでみたいが・・・
もし駄目なら、ショッカー男性怪人を女体化しての妄想SSなどをお願いしたい
例えば、女子プロレスラーを改造した女ピラザウルスとか
死神博士の娘が復讐のために変身するイカデビラとか、いろいろ
蜂女はハードルが高そうだから、もっと後で構想がはっきりまとまってからでいい
475:名無しより愛をこめて
07/02/25 14:22:36 RvchrlPP0
あ、怪人ムカデラスは女教師、とかでもいいなw
476:名無しより愛をこめて
07/02/25 14:28:43 8jITpfzh0
>>464
個人的にはいつぞやのSSのピラニア怪人みたいに、
殺される連中が見苦しくも命乞いして聞き入れられず虐殺されてたらもっと面白かった。
改造されるシーンより素体を虐げてた連中が命乞いしながら殺される話の方が好きな俺はきっと異端。
477:名無しより愛をこめて
07/02/25 17:53:30 hMHG3AOMO
>>464
ハイジネタでバラランガSSの続きを書くんだったら、
次はペーターのお祖母さん(声:沼波輝枝)の登場をきぼんw
478:名無しより愛をこめて
07/02/25 22:56:07 VpWyr9qc0
昨夜、バラランガのSSを投下した者です。
465さま、ショッカー代理人さま、467さま、476さま、477さま、どうもありがとうございました。
拙いSSでしたが、特撮板でも受け入れられたようで光栄です。
遅筆なので次の投下はいつになるかわかりませんが、機会があればこれからもよろしくお願いいたします。
>>466 ショッカー代理人さま
なんだかもったいないようなお褒めの言葉をいただけて光栄です。
大人板で「作風が似ている」と言われて、改めて意識してあなたのSSを読み返してみました。
BeeFさんの掲示板に保存されている作品と、>>405-410を読み比べてみて、執筆数を重ねるごとに
ストーリーテリングの才能がどんどん花開いてらっしゃることに驚かされました。
これからも素晴らしい作品の投下、期待いたしております。
できれば私の作品に構わず、ショッカー代理人さま風のバラランガの話など、書いていただければ幸いです。
>>467さま
どうやらこの板では、女性を完全に異形化することを望まれている方が多いようですね。
私は立場がら「改造する側」じゃなく「改造される側」の女の身でついつい考えてしまうのですが、
たとえ改造手術を受けて人間以外のものにされるにせよ、女の頭部だけは失いたくない、と思います。
ほら、キューティーハニーにせよ、セーラームーンにせよ、ヒロインは変身しても顔は変わらないじゃ
ないですか(仮面の着用や、髪の変化はOK)。あれって大切なことだと思うんですよ。
あとできれば、女らしいボディラインも失いたくないです。石ノ森先生や永井豪先生の描かれる
女怪人は、そのあたりをよくわかってらっしゃると思います。
まあ、少数派の意見だと思って捨て置いて下さいませ。
>>476さま
異端だとは思いませんよ。だってカタルシスはドラマの基本じゃありませんか。
改造される側に視点を置いてドラマを見れば、虐待していた者が無様な姿をさらすことこそ、最大の
カタルシスです。今回のバラランガはテンポを重視したため、虐殺シーンは控えめにしましたが、
もっと長くするのであれば、嫌というほど鬼畜な殺し方を試みたかも知れませんね。
>>477さま
(*^.^*)
479:名無しより愛をこめて
07/02/26 12:10:50 T7FU0gJW0
まさかとは思うが…ひょっとして>>478氏は、女性?
480:名無しより愛をこめて
07/02/26 15:12:33 9gmmQb6k0
>>479
おっと兄弟、それは無粋な質問だ
481:名無しより愛をこめて
07/02/26 15:27:35 qLLEQzkR0
やはりSSが投下されるとスレが盛り上がる。
この程度のエロで叩かないようにしてくれ。
そうでないと、アダルトからお帰りになった神がいなくなってしまう。
482:名無しより愛をこめて
07/02/26 19:56:02 mvIvobMb0
あるSS書き氏wwがサボテンバットの娘改造エンドを書いていたな。
483:名無しより愛をこめて
07/02/26 20:01:24 QPNxdrFA0
アダルト板が新スレに突入したようだ
おにゃのこ改造BY アダルト6
スレリンク(eroparo板)
そして新たな職人も降臨
484:名無しより愛をこめて
07/02/26 22:50:02 CTBNAB320
恐るべしアダルト
新スレが、一月たたずに容量オーバー!
485:名無しより愛をこめて
07/02/27 02:09:30 tQT2MtVR0
>>481
叩きがあっても無視すればいいんだろうけどここの人たちって
他のスレ住人に比べてそういう耐性低い気がする。
486:名無しより愛をこめて
07/02/27 06:46:32 GY48SVE10
>>485
SSでもってるスレだからな。過去に叩きに嫌気がさしてSS職人さんたちが
いなくなったことがあるから、神経質になってるんだろう。
487:名無しより愛をこめて
07/02/27 12:51:36 kMP2NCb90
URLリンク(www6.axfc.net)
488:名無しより愛をこめて
07/02/27 14:34:31 gLdoXMpX0
↑何これ?
489:名無しより愛をこめて
07/02/27 15:06:00 V5XTXBmmO
SRCじゃね?
490:名無しより愛をこめて
07/02/28 00:07:28 OnU1vA3f0
このスレにまだ残っている職人さんって、PRIME氏、ショッカー代理人氏、
The oneway ticket氏、殺戮王=雷電玉三郎氏、それにバラランガの作者氏、くらいかな?
あるSS書き氏は、ご自身のブログで発表されて告知される形になったようだし、
以前に比べると盛り上がってきたとは言え、まだまだ寂しい感じがするな。
個人的にはSM氏の復活を希望したいが。
ひととおりおにゃのこ改造のパターンが出尽くしたのでマンネリ化してる、ってことはないよな。
リメイクSSにまだ登場していないショッカー女怪人はいるし、アイデアだけ出たものの
SSになっていないようなものもいっぱいある。
ここは、いまだSSに未挑戦の、未来の新たな職人さんの誕生を望むべきなのかな?
491:名無しより愛をこめて
07/02/28 02:59:24 cpTgpMTF0
女仮面ライダー、だな。
悪の組織に改造された恋人や親友と戦う感じの。
テッカマンブレード&デビルマンレディ・ウイッチブレイド?
492:SMの友人
07/03/01 00:01:50 0+K2kXV30
もぞもぞもぞ
冷やっこいけど、すべすべ、つるつるで気持ちいいよ
ナイトナイトさまのお膝の上、ここが一番落ち付くよ
かるく伸ばしてた身体をうにゅーんって、思いっきり伸ばしたあと
ぐりんって、身体を丸める
ナイトナイト様の手が私の身体の上にそっと伸びかけて、アハ、止まっちゃったね
ちぇ、触ってくれればいいのにさ
そんなこと考えてたら
ぴぃぃぃんって、私のどこかが鳴った、ううん、そんな気がしたんだ
493:SMの友人
07/03/01 00:02:53 0+K2kXV30
な、なに、なに、なんだろこの気配
びゅん
あ、いま、今、何か飛んで
や、やだやだやだ、、ナイトナイト様の左手に
わたしをもう少しでなででくれそうだった左手に
あな、あな、穴があいてるよっ
「どうしたの、隙だらけねぇ」
ふぁさりってカーテンっていうのかな、垂れ幕っていうのかな
ナイトナイト様とわたしだけしか、呼ばれなくっちゃ入っちゃいけないはずのこの司令室
そうだよ、グロンの司令官室に勝手に入ってくるなんて、
そ、それよりこいつ
こいつなのっ?
大事な大事なナイトナイト様に穴開けちゃったいけない奴は
494:SMの友人
07/03/01 00:04:34 0+K2kXV30
姿を半分影に隠してるけどなんだか紅い女の格好してる
「ふふん、ナイトナイト君、こわもてで鳴らした君が、最近おとなしくなったって聞いたけど
なるほどねぇ、こういう趣味があったんだ」
ナイトナイト様になんて口の利き方するのっ
わたし、目の前が真っ赤になっちゃった
ぐりん
身体を丸めると、それにむかって
びゅんって飛び出した
わたしの必殺技だよっ
これにやられたら、人間だったらぺちゃんこじゃすまないんだ
おっきな穴が空くんだよ
どうやったのか知らないけど、さっきナイトナイト様に開けた穴
100倍にしてかえしてやるっ
495:SMの友人
07/03/01 00:07:43 9T2Ep2GD0
びしゃん
「あらあら、可愛いわね、これがナイトナイト君のお姫様なの?」
あ、あれれ、な、なにがあったのわたし、なんだかふっといもので床に叩きつけられちゃった
うぅ、くらくらするよぅ
で、でもでも負けないよっ
だけど、もう一度ジャンプしようって立ち上がったとき
わたしの目の前に、おっきな銀色の手
あ、ナイトナイト様の左手だよ
「控えるがいい、毒毛虫女、お前のかなう相手では無い、それにこの方は敵ではないぞ」
「あ、ははぃ、でもでもナイトナイト様の左手が、大事な大事な左手が」
「ん、これか?」
薄い明かりに透かして見せたナイトナイト様の穴が空いちゃった左手
あ、あれ、向こうが透けて見える穴が
あ、やったぁ穴が小さくなって元に戻っちゃったよ
やっぱりナイトナイト様はすごいや
496:SMの友人
07/03/01 00:09:04 9T2Ep2GD0
ナイトナイト様はわたしを横にちょっと寄せると紅い人影に向かって声を掛けたんだ
「これはこれはサソリヒメ、このような辺境までお越し下されるとは」
「やめなさいって、デライト精鋭のナイトナイト君が私にへりくだる必要もないでしょ?
別に譴責に来たってわけでもないんだし」
う、なんだか私の頭の上でお話が進んでるよ
「ナイトナイト様、このヒト誰です?」
わたし、にゅーんって身体を伸ばしてナイトナイト様にお尋ねしたんだ
うん、それでもナイトナイト様の腰の辺りにしか届かないんだけどさ
「今晩は、可愛いお姫様、わたしはグロンの査察官ってことになってるの、ナイトナイト君とは同期なのよ?」
「同期?お友達ってことですかぁ?」
「こ、こら毒毛虫娘、この方はサソリヒメ、グロン首領の片腕だ、ご挨拶をせんか
それに、先ほどのお詫びもした方がよいぞ
何しろ、その気になれば今頃、お前の身体は穴だらけ、いや、それ以上に…」
497:SMの友人
07/03/01 00:10:06 9T2Ep2GD0
アレ、何だかナイトナイト様の鎧がぶるってした感じだよ
へぇ、このおねーさんってえらいんだ
「はーぃ、今晩は、サソリヒメさん、わたし毒毛虫女です、この間、ナイトナイト様に改造していただいて、洗脳してもらったんでーす、それとナイトナイト様のお友達って知らなくって、飛び掛っちゃってごめんなさい」
「あはは、いいのよ、ちょっと私もおいたが過ぎたし、ん、いまあなた何されたって言ったかしら、洗脳?」
「はいっ、そうなの、とっても気持ちがいいんですよぉ」
「ふぅん、洗脳ねぇ」
アレ、サソリヒメさんの目がちょっと細くなったよ
ぶるぶる、や、やだ背中の毛がみんな伏せちゃった、こ、このヒトなんかすごいのかな
498:SMの友人
07/03/01 00:11:07 9T2Ep2GD0
「ナイトナイト君、このお姫様と遊ぶのは別に構わないけど、洗脳ってどういうことかな?
改造された部下には服従チップをいれて脳改造、これはグロンの基本じゃなくて?」
「い、いや、サソリヒメ、この子は脳改造するには
ちょっと幼すぎるのと、それに誘導装置での『学習』で充分グロンの大義を理解してくれたのでな」
あれ、へんなの、ナイトナイト様の鎧に何か水がたれて…
あー、あれは汗なんだ
だけどへん、だってさ
誰にもヒミツだけどナイトナイト様の鎧の中には誰も入ってないんだよ
この間ナイトナイト様が鎧の頭のとこはずしてるのをわたし見ちゃったんだ
あのおっきな青い鎧の中に誰がいるのかって思ったら
だぁれも居なくって、わたしちょっとびっくりしちゃったんだ
そしたらナイトナイト様が胸のところに抱えた頭に指を当てて
「しーっ」ってしたんだよ
だから誰にも、あはっヒミツなんだ
499:SMの友人
07/03/01 00:12:17 9T2Ep2GD0
「ふぅん、少し苦しい言い訳じゃない?『ナイト君』?」
「ちょ、ちょっとまった、さ、サソリヒメ 前回サソリヒメが俺を『ナイト君』って呼んだときには
こ、こんなもんじゃすまなかったぞ、あ、あの時は、デライトの鍛冶屋が総出で」
「ふふふん、憶えてたなら、話が早いじゃない、『ナイト君』
場合によっては、査察官って肩書きを振りまわさなきゃになるんだけどぉ
『ナイト君』はお友達だモノねぇ
わたしも友人を無くすのはもう止めにしたいなぁ、なんて、思うんだけどぉ?」
「わ、わかった、はなす、話すともサソリヒメ 俺だって、姫とやりあいたくなんかないぞ」
「姫ってのは止めにしない?うふふふふぅ
『ナイト君』って意外とチャレンジャーなのかな?」
「サソリヒメさん、サソリヒメなのに、姫って呼んじゃ、いけ(もごもごもご)」
わたしナイトナイト様のおっきな手甲でお口をふさがれちゃったよう
「や、やめないか毒毛虫女、い、いや、誠に申し訳ないサソリヒメ」
「ふふん、可愛い子ねぇ、命知らずだけど。ま、いいわ、じゃ教えてよ、その理由」
500:SMの友人
07/03/01 00:13:21 9T2Ep2GD0
「う、うむ、実は、この娘は
合成素体が、みてのとおり毒毛虫
あと最低でも1段階、俺の見るところでは あと2段階の変態を残しているはずなのだ」
「それで?」
う、うぅ、なんだか空気がさむいよぅ
「あ、あぁ、今は、この通り子供だが 成長は間違いなく2,3年内に起こる
そうすれば、俺や、君のように、強力な…
その、な、幹部クラスの…」
「ふふん、自立行動のできる怪人がってことねぇ
でも、それを、報告してないってのは
『ナイト君』ちょーっとだけチャレンジャーじゃなくって?」
あ、サソリヒメさん笑ったよ、だ、だけど、さっきの顔よりうぅぅ
「うぅ、そういわれると一言もない、結果が出てからとも思ったのだが
監察官サソリヒメ、このナイトナイト、グロン幹部の責任は承知しているつもりだ
いかような処分も受けよう」
え、え、ナイトナイト様なにか悪いことしたの?
そ、それも私のことで?
や、やだ、やだよっ
「さ、サソリヒメさん、あ、サソリヒメ様、いけないのはきっときっとわたしです
ナイトナイトの代わりにわたしが罰を受けます
私もグロンの怪人なんだもん、グロンの罰なら喜んで受けますっ!」
すっとサソリヒメさんの手が私の頬に触ったよ
501:SMの友人
07/03/01 00:14:25 9T2Ep2GD0
「あはは、かっわいいー
ナイトナイト君、立派な幹部候補を見つけたわねぇ
ね、毒毛虫さん
お姉さんといっしょに、本部にしばらくお勉強に行かないかな?」
えっ、お勉強?
うぅ、お勉強はきらいなんだけどなぁ
わたしちらっとナイトナイト様の方を見たんだ
あーなんだかがっくりしたような、でも、ほっとしてる感じだよ
「ナイトナイト様のご命令があれば、サソリヒメ様の仰るようにします」
「ふふん、直属上司の命令には忠実と、くす
ナイトナイト君、ちゃんと教えてるんだねぇ
これは、首領にも責任を持ってご報告しておきます
では
極東指令官ナイトナイト殿
ご推薦の幹部候補生「毒毛虫女」殿をグロン本部で研修させる件についてご裁可を願います」
502:SMの友人
07/03/01 00:15:58 9T2Ep2GD0
「う、うむ、本部監察官サソリヒメ
「毒毛虫女」を幹部候補生としてグロン本部に伴っていただけるかな?」
「はっ、承知致しました、なお、幹部候補生の教育は査察官と兼務して私が行っておりますので
責任を持ってお引き受けいたします」
「そ、それが怖いんじゃないか、姫、いったい何人若い娘を手に掛ければ気が、う」
「あはぁ、またいった
ま、いいわ、今日だけは許してあげよう、『ナイト君』」
うーん
ナイトナイト様の鎧がさっきから紅くなったり青くなったりしてる
あーいまは白くなってるなぁ
ともかく、そんなわけで
わたし、サソリヒメさんにくっ付いてグロンの本部に行くことになったんだ
うん、だから
このおはなしはしばらくおしまい
また、戻ってきたら続きにするね
じゃ、ばいばい
サソリヒメ END
503:名無しより愛をこめて
07/03/01 14:58:18 tjoddJwX0
毒毛虫ちゃん可愛い
504:SMの友人
07/03/01 22:00:10 8r4OavqB0
文中、496、499でそれぞれ「デライト」とあるのは
「グロン」の間違い、また500で「ナイトナイトの代わりに」とあるのは
無論「ナイトナイトさまの代わりに」です。
我ながら初歩的なミスで申し訳ない。
なお、こうして書き込んでしまったので、キャラ使用について友人SMの許可をもらっている事を
一言だけ申し添えておきます。
505:名無しより愛をこめて
07/03/02 20:56:56 SsT3Hwhi0
SMの友人さん乙
サソリヒメが結構よかったっす。
次作はサソリヒメの素体が泣き叫びながらサソリヒメにされてしまうストーリーキボンヌ。
506:名無しより愛をこめて
07/03/04 12:57:23 fKY+ljnS0
このスレもすっかりSSの発表のみになってしまったのですね。
恐縮ですが作品ネタを投下させて頂きます。
デンジマンのDVDを見ていて感じたのですが
バーラーの回で複製植物人間の素体となる
中川ゆみ子タンにハアハアしました。
複製植物人間作成の際、箱型ベッドで顔だけ覗かせて
白い綿の様な物の中に眠る彼女の可愛い寝顔。
そしてその後、バラの実から生まれた複製植物人間のゆみ子タンは
桃井あきらを暗殺しようとするのですがその時の冷酷な表情。
この両者のギャップがもうたまりません。
この回はロボ戦の場面が無いのですが
その分、複製シーンと暗殺シーンに時間を割いていて
いつもとは違った楽しみが味わえます。
507:名無しより愛をこめて
07/03/04 19:18:59 hTg6NuN+0
>>506
改造したんじゃなくてワイアール星人の石黒隊員みたいに、
コピー人間を作るモデルにしたって感じですかな。
508:名無しより愛をこめて
07/03/07 23:21:54 tgPTNaQfO
このスレに住みついていた弟がこんなネタはどうかと持ちかけてきたものをSSにしてみたのだけれど、女が書いたヘボ度の高い作品でも良ければ投下してもいいでしょうか?
宜しくお願いします。
509:名無しより愛をこめて
07/03/07 23:28:12 5sDx7zR+0
>>508
熱烈歓迎!!是非!!
510:名無しより愛をこめて
07/03/07 23:41:56 8esjPKDi0
>>508
固定ハンドルネームで、一気にコピペしてください。
511:名無しより愛をこめて
07/03/07 23:51:51 Tip/2vlw0
友人がー
弟がー
女ですがー
くっせえ言い訳だな
512:名無しより愛をこめて
07/03/08 00:21:42 wD39jQfb0
>>508
511は以前からこのスレに粘着している糞虫です
職人さんを罵倒することだけが人生の喜びのすべてという惨めな存在ですので
生暖かい目でスルーして下さい
513:名無しより愛をこめて
07/03/08 01:12:25 DqLX5eBM0
>>508
wktkでお待ちします。
514:名無しより愛をこめて
07/03/08 12:39:40 +C0Xe+VxO
wktk
515:名無しより愛をこめて
07/03/08 17:49:32 eUw6PaBB0
姉弟揃ってクソ変態だな。
516:名無しより愛をこめて
07/03/08 21:05:31 AvhM4NlY0
ヲトコもすなる、かひぞふえすええすを、ヲンナもしてみむとてするなり。
というこころでしょうw、わかって差し上げなさいな。
それはともかく、書きたい物を見せてくださいね。wktk
517:名無しより愛をこめて
07/03/08 23:58:02 PEwWFg/Q0
>>516
「かひぞふ」より「くわいざう」の方がいいんでない?
518:名無しより愛をこめて
07/03/09 00:06:12 hGamLeqK0
ファイブマンのドルドラが合身銀河闘士に改造されるシーンってどんな風だったの?誰か教えて。
519:名無しより愛をこめて
07/03/09 01:17:49 0rvw2Nl70
>>518
前スレの>>127に書いてあるよ!
520:名無しより愛をこめて
07/03/12 23:48:00 VHXhMwpG0
508は書くのやめたの?
521:名無しより愛をこめて
07/03/13 08:17:58 /Tszr4hQ0
>>511と>>515のせいだな
522:名無しより愛をこめて
07/03/13 16:37:18 JEa9Fi4y0
しかし、SS職人ってそういうのに対し打たれ弱すぎる気がする。
多数の賛成があるのに1つ2つの反対で引っ込むのはどうかな?
そんなの荒らす連中の思う壺だと思う。
やはりネタがネタだけに後ろめたさが先に来るのだろうか・・・。
523:名無しより愛をこめて
07/03/13 18:02:23 IBtUmKD/O
ピンクでダイレン氏が紐男爵にさらわれた由美ちゃんを改造(実際は違ったが)を書いたんで、普通Verも誰か書いてくれ
524:名無しより愛をこめて
07/03/13 18:21:33 qR4VNqcj0
>>522
打たれ弱いんじゃなくて、もともと書く気が薄いだけなんだろ。
ワクテカ、神降臨期待、おいでませーが多ければ書こうかなってだけで、否定のレスがあればそれを理由に書かないだけ。
望まれていないじゃ書かないよって言いたいからこそ、先に、投下していい?なんて訊いてくるのさ。
525:名無しより愛をこめて
07/03/13 20:27:59 uOb9F15VO
そう、ホントに書く人は人に聞かずとも既に書いてるもんさ
526:名無しより愛をこめて
07/03/14 10:06:21 J+S5ChlZ0
仮面ライダーVSハチ女
URLリンク(www004.upp.so-net.ne.jp)
527:名無しより愛をこめて
07/03/14 23:35:54 wdz8ZzlF0
長谷部優ってゴキブリが好きみたいだからゴキブリ女に改造してみたいな。
528:名無しより愛をこめて
07/03/16 19:16:00 17T1aGvR0
>>524
1)道徳的考察
職人方は、印税で儲けているわけではない。
あくまで無償で労力を提供してくれているわけだから、
なにも貢献していない貴男がえらそうにほざくのはスジ違い。
2)打算的考察
スカ作品も、数あれば中には光るネタも出てくるはず。
排他的な"叩き"ばかりで可能性を追い出すよりも、
おだててドンドン書かせたほうが、より文化的な結末になる。
529:名無しより愛をこめて
07/03/16 21:47:25 THIRFMSM0
>>528
まあ、反応しようか。
1)投下してくれているのなら、労力を提供してくれることに対してこちらも相応の反応をするつもり。
しかし、投下せずにただ反応を伺うだけで、投下をやめてしまうことに対してはもともと書く気が薄いと判断した。
俺は投下するのをやめろとは言っていないし、楽しみに待っていたのだが、投下されない以上そう判断せざるを得ないのではないだろうか。
2)私は繰り返すが叩いたつもりはまったく無い。
そう取られてしまったのであれば不徳の至りだが、どんどん投下して欲しいのだ。
ただ、書いてもいい? と言っただけでその後何の投下も無いことに対しては、書く気が薄かったのだなと思うしか無いと判断したまでだ。
このスレに“スカ”が適当かどうかはともかく、投下そのものは歓迎すべきことだと思っている。
ぜひぜひどんどん投下して欲しい。
530:名無しより愛をこめて
07/03/18 07:34:36 4EIEdh9/O
>>529
正論
531:名無しより愛をこめて
07/03/19 00:16:45 yOLHsB6W0
>>529の言っていることは正論だと思うが、>>524での表現の仕方がきつかったのではないかな?
見た目は普通の文章だが、なんかその奥にとげとげしさを感じる人もいるのではないのだろうか。そのことに>>528はカチンときたのではないかと思う。
まあ>>524の文章表現をどうとるかは人それぞれだがな。
532:524&529
07/03/19 00:21:32 8ou7JqqP0
ワクテカして>>508の作品を待ったのだが、投下されないことに多少寂しさと苛立ちを感じてしまった。
そのため書き方については>>531の言うとおりきつくなってしまったと思う。
ここでひと言謝りたい。
すみませんでした。m(__)m
533:名無しより愛をこめて
07/03/19 01:35:20 nwdqxrD+0
ここで>>532がSSを仕上げて投下すればすべてが丸くおさまるオカン
534:名無しより愛をこめて
07/03/20 00:14:52 xC/VoMhY0
シャリバン16話にゲスト出演したサイボーグにされた少女。妹と一緒に逃げていたけどその間どういう風に逃げたのかまた妹とどこではぐれたのか一切本編では触れられてなかったね。
さらに言うと海辺にぬいぐるみとレコードが置いてあるだけで少女は行方不明。それで妹がシャリバンに「お姉ちゃんは…」ってな台詞を言っていたけど一体少女はどうなったんだろうね。
本編見ただけだと「安否不明」って言うのが一番正しいように思える。スカイライダー4話みたいに改造された少女の死ぬシーンがあるわけでもないし。それこそどこかで正体を隠してひっそりと生きているって可能性もあるんじゃないかな?
535:名無しより愛をこめて
07/03/20 05:58:56 6rV0xZO90
>>534
その話「美少女歌手が歌う危険なヒットソング」は脚本が上原正三だから
たとえ拉致改造されて無理やり悪の組織に組み入れられた被害者であろうと
組織を裏切った者は死ぬしかない、というのが上原氏の哲学である以上
映像上では子供番組だからぼかしてあるにしても
脚本家的には少女の末路は、死以外にはないだろうね
むしろたった一人孤独に生き延びさせない、というのが氏の慈悲なんじゃないか
536:名無しより愛をこめて
07/03/21 03:08:06 vYvJRoZP0
>>535
それってゴシキダブラーのゆか姉ちゃんでしょ!?
詳しく教えて!!
537:名無しより愛をこめて
07/03/22 17:48:58 7bOhmr5X0
>>532
マジで謝るな。
しゃれですまそうぜ。
538:名無しより愛をこめて
07/03/28 01:24:44 EWSajdb00
沢尻エリカと長澤まさみを改造人間にしたいな。
ただこの二人を改造すると改造後も対立しそうだな。二人だけが対立するならまだしも戦闘員たちまで自分の派閥に取り込んで派閥抗争の挙句悪の組織は内部崩壊を起こしそうだな。(苦笑)
539:名無しより愛をこめて
07/03/28 01:25:55 /Uijbhxn0
>>538
まず二人を何の怪人に改造するかを述べよ。話はそれからだ
540:名無しより愛をこめて
07/03/28 09:12:14 XgyPC12G0
加護某を「怪奇スモーキング女」に。
541:名無しより愛をこめて
07/03/28 12:47:07 f7S4Tt7W0
>>538 >>539
沢尻エリカは、ミュージカルの「キャッツ」みたいな猫豹系がよいですな。
長澤まさみは、メカ改造を施して うつろな目をしたメタリックな機械人間。
542:名無しより愛をこめて
07/03/29 00:43:48 hf430oU80
>>540
俺と同じこと考えている奴がいるとはな。
どうせなら芸能界を追われて逆恨みしている加護に悪の組織が誘いをかけて(お前を追い出した社会に復讐するのだみたいな)改造人間にしちゃうってのがいいな。
>>541
生物タイプと機械タイプの改造人間になるのか。
それこそ改造後のお互いをさげすみあいそうだな。そして手下にしているタレントもそれぞれ悪の組織に勧誘して改造人間にしてそう。
543:名無しより愛をこめて
07/03/29 00:49:38 hf430oU80
>>534-535
あの話見たけど、改造された少女は改造後も自我を持っていたみたいだね。
どうして自我を消去しなかったんだろう。そうすればマドーの作戦も成功したかもしれないし。
もっと言えば改造されたことが第一の悲劇だったが、改造後の妹とのやり取りは第二の悲劇だった。もし自我を完全に消去していればある意味第二の悲劇は起きなかったも知れない。
544:名無しより愛をこめて
07/03/29 00:51:49 SYY9nm0Z0
沢尻で、かに怪人とか見てみたい
545:名無しより愛をこめて
07/04/04 22:53:48 6GhSb9wf0
昔の作品とかで何かネタ無いか?
546:名無しより愛をこめて
07/04/06 00:20:15 0zBEHnwi0
細木数子をウラナイジゲンに改造してみたい。
547:名無しより愛をこめて
07/04/06 20:49:14 JBK+Z10j0
そもそも改造しなくても十分に怪人ではないか
548:名無しより愛をこめて
07/04/06 23:37:38 kVebOMZO0
>>546
SS見てみたい。誰かSS書いてくれないかな。
549:名無しより愛をこめて
07/04/07 01:38:36 soTh5e/60
細木の正体は、エゴスの予言怪人w
550:名無しより愛をこめて
07/04/08 00:10:09 T/l3G9fe0
エゴスの予言怪人って誰だったっけ?
551:名無しより愛をこめて
07/04/09 17:41:44 7TUDouRO0
誰でもいいので女が狐人間に変えられその女がほかの女を襲い狐人間化させるというストーリーを
作っていただけないでしょうか?
お願いします
552:名無しより愛をこめて
07/04/09 19:06:39 iLqYZpVw0
なぜに狐?
553:名無しより愛をこめて
07/04/09 19:46:49 sJg3/ZW30
>>550
そんなのいないよ。ネタです、飽くまで。
554:名無しより愛をこめて
07/04/09 20:47:59 7TUDouRO0
>>552
イヤ~そういうの好きなんですよ
カクレンジャーのカマイタチのとか
555:名無しより愛をこめて
07/04/09 23:43:47 wf58uhd10
>>551
お願いするより自分で書いたほうが早くない?
その方が思い通りの内容になるしさ。
文才ないからっていうのはなしね、何事もチャレンジあるのみ!
・・・といってみる
イメージガワイテモブンショウニスルトナカナカウマクイカナイモンダ orz
556:名無しより愛をこめて
07/04/10 09:20:22 LOLMBn++0
SSならアダルトに頼んだほうが早いぞ。
557:名無しより愛をこめて
07/04/10 12:51:48 L+6mt1Ei0
>>556
あそこは基地外とスカトロの隔離用だぞ?
558:名無しより愛をこめて
07/04/10 14:47:58 8zMhgcLN0
しかしこのスレで待っていてもSSなど投下されまい。
559:名無しより愛をこめて
07/04/10 16:31:42 J6U7w3UD0
25に関連先としてでているが、Kiss in the darkとか、舞方雅人の趣味の世界とかに依頼したほうがいいかもしれない。
引き受けてくれるかどうかはわからんが。
560:名無しより愛をこめて
07/04/10 18:48:36 1in/H0Iv0
アイゼンボーグの中で
愛の開腹手術が行われてるのは第何話でしょうか?
561:名無しより愛をこめて
07/04/12 07:59:03 EBrs4pG80
>>551
どうやって狐に変えるの?
依頼するなら、もう少し構想を説明したほうがいいんじゃない?
562:名無しより愛をこめて
07/04/12 13:00:06 MZWj4Pyt0
ウルトラセブンの44話でアンヌが白衣の女にムチでしばかれて
手術台へ寝かされ改造されそうになったシーンが子供心に萌えた。
またあんなシーン見たいしSS投稿してくれないかな。
563:名無しより愛をこめて
07/04/14 01:58:51 oSCXsWc+0
>>562
詳細希望。白衣の女ってどんな奴だったの?
564:名無しより愛をこめて
07/04/14 20:35:12 Ts86MQIu0
ものすごく冷たそうな女性でした。もう一人増田順司さん扮する
モンキー博士と二人でアンヌを猿人間に改造しようとしたのです
がアンヌのムチ打ちのシーンからして萌えます。まあアンヌの隊員
服を脱がすところがないので今思えば残念なような。
565:名無しより愛をこめて
07/04/15 01:53:58 8ftB/a+/0
情報ありがとうございます。その女は最後どうなったの?彼女が猿人間に改造されたら面白いんだけどね。
566:名無しより愛をこめて
07/04/15 09:58:21 8xVDN/XY0
博士ともにもとに戻りました。でも猿人間にされたアンヌに恋して
いた男はウルトラ警備隊に殺されました。かわいそうでした。今か
ら思えば。
567:名無しより愛をこめて
07/04/15 20:11:53 U2iwCtYR0
>>562
オレは「ウルトラ白書」という、むしろ「博書」と言いたい「オタク本」を持っているが、これにはゴーロン星人の話は45話となっておる。
まぼろしの12話が 関係しているのだろうか?
568:名無しより愛をこめて
07/04/15 20:27:00 vRoqNXON0
URLリンク(www.geocities.com)
569:名無しより愛をこめて
07/04/15 22:11:25 8xVDN/XY0
すみません。本を見直したら幻の12話は抜けているので45話
というのが正解ですね。ちなみに白衣の女を演じた西朱美さんは
第7話でもお母さん役でも出ていますが全くイメージが違います。
これぞ役者です。
570:名無しより愛をこめて
07/04/17 00:25:45 TGvsX+2/0
URLリンク(homepage1.nifty.com)
このスレ的にはこういうイラストはいかが?
571:名無しより愛をこめて
07/04/17 06:27:37 UBq7jbeb0
wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1176755716/l50
おにゃのこが改造されるシーン in vip
1 : 40歳無職(香川県):2007/04/17(火) 05:35:16.06 ID:bZ0FpopV0
美しい女性(女子高生、人妻、ょぅι゙ょ問わず)が拉致されたり洗脳されたり操られたり、
女戦闘員や女怪人に強制改造されたり、手術台の上であんなことやこんなことをされたりする
シーンに萌えるスレです。SSの発表や、雑談の場などに。sage進行推奨。
特殊な性癖を持ったVIP板の皆さんと是非交流したいと思いスレを立ち上げました
特撮板の本スレも4649(>...<)/!
本スレ
tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/l50
ちょっとこの馬鹿出てこい
572:名無しより愛をこめて
07/04/21 01:45:48 ULubCjs70
若槻千夏が蜂のコスプレしたCMがあるけど、あれ見ていると馬鹿槻千夏を蜂女に改造したくなる。
573:名無しより愛をこめて
07/04/23 01:11:28 nbO9+8DE0
SSまとめページ消えてね?
574:名無しより愛をこめて
07/04/23 11:55:13 d+U7sEdd0
業者がエロURL貼りまくったおかげでトップページが流れたようだな
個々のSSにはまだページが生き残ってるものもあるが、時間の問題だろう
575:名無しより愛をこめて
07/04/24 12:48:42 rq/iEjkL0
え、BeeF氏のHPもだめなの?今は普通に見れるけど。
576:名無しより愛をこめて
07/04/24 14:47:48 UIvu33Ti0
アントマンって、元の人間に戻れるの?
577:名無しより愛をこめて
07/04/24 18:24:55 pOWbSemO0
アントマンってもともと改造だったっけ?
578:名無しより愛をこめて
07/04/24 18:38:05 cvdF6aXO0
アントマン補充作戦とかやってたから人間の改造のはず
579:名無しより愛をこめて
07/04/24 19:35:00 pOWbSemO0
>>578
サンクス。
某サイトのSSみたくアントマンにされるおにゃのこと言うのもいいですなー
580:名無しより愛をこめて
07/04/24 22:57:17 clSacH4Q0
>>575
消えてるのは↓のページだよ
「おにゃのこが改造されるシーン」投稿SS集
URLリンク(artofspirit.hp.infoseek.co.jp)
ソースを見るとわかるけど、SS_Menu.htmlとSS_Top.htmlでフレームを組んであったのが
ふたつともエロ業者のおかげで流れて消えてしまっている
やはりうpろだでは限界があるようだ。誰か新たなまとめサイトを作ってくれないかな?
581:名無しより愛をこめて
07/04/25 18:28:37 SBFKrNG50
URLリンク(bbs.freedeai.com)
アントマンが手のかかるものだと最近知った
582:名無しより愛をこめて
07/04/26 01:16:09 sh1gPNqO0
アントマンと言えば最終回で「アントマンに改造して嫌というほどこき使ってやる」ってな台詞なかったっけ?
583:名無しより愛をこめて
07/04/26 09:29:25 qPXO25040
>>581
この手のものって突き詰めると「そこまで改造するなら、アンドロイド造るなり、
蟻そのものを強化・巨大化する方がまし」となって「非効率」でお終いになるから
余り深く考えるのは止めようぜ
584:581
07/04/26 16:08:40 gZFTlykv0
そういうことじゃなくて、
「最も簡単なアントマンでコレならドルゲ魔人ってどんだけだよwwww
液化したドルゲ細胞注入するだけじゃないのかよwww」
って事を言いたかった。
585:名無しより愛をこめて
07/04/26 16:13:44 BkplwYmmO
>>583
これだから柳田は
586:名無しより愛をこめて
07/04/27 00:29:07 QbtSM3vT0
宇宙刑事シャリバン終盤でミスアクマ1がガマゴン大王に飲み込まれるシーンがあったが、彼女が悲鳴を上げて飲み込まれるシーンには当時小学生の俺は正直股間が大きくなってしまった。
あれからほぼ四半世紀。今はミスアクマ1が飲み込まれた後ガマゴン大王の中で怪物に改造されるシーンを妄想してしまっている。ガマゴン大王の中で悶えのた打ち回りながら新たなる生命体に生まれ変わる彼女を想像したらこれまた勃起してしまった。
俺って変態なんだろうな…。
587:名無しより愛をこめて
07/04/27 00:44:24 0OfE/7vE0
>>586
SSに仕上げてうp
588:名無しより愛をこめて
07/04/27 01:52:30 QbtSM3vT0
>>587
改造モチーフは何にする?
589:名無しより愛をこめて
07/04/27 11:11:55 R/Jue+NY0
ゴキブリorハエ
そういったグロいものが美しい女性と融合するのはたまらんす。
590:名無しより愛をこめて
07/04/27 13:06:49 gSMijohK0
>>586
素晴らしい妄想です。
ガマゴンの中で妖しく苦悩の喘ぎ声を挙げるミスアクマ。
ガマゴンから吐き出されると、露出度がアップして目がうつろなミスアクマ。
「お前は我が忠実なしもべとして生まれ変わったのだ!!やれっ!!」
・・・なんて
591:名無しより愛をこめて
07/04/28 00:47:17 KJMK0uE60
>>590
それいいかも^^。
シャリバンといえばドクターポルターも洗脳されるって話なかったっけ?
いずれにしても上原正三氏が描く悪の組織って派閥抗争、裏切りなどで内部崩壊を起こすパターンが多いって聞いたことあるけど、それを生かした女の子改造もやって欲しかったな。
派閥抗争に巻き込まれた挙句サイボーグなどに改造されてしまう悪の組織の女幹部とか。
592:名無しより愛をこめて
07/05/01 23:51:13 s3JuJ6IB0
花系の女怪人にするなら誰をしたい?
593:名無しより愛をこめて
07/05/02 00:25:44 AlxKdhwF0
バトルフィーバーJ最終回でBF隊の5人がエゴス怪人製造カプセルに飲み込まれた時バトルジャパンが「このままではバトルフィーバー怪人にされてしまう」ってなことを言っていたな。
その時思ったよ。他の4人はともかくミスアメリカが改造されるシーンを見せてくれって。
あのエロイコスチュームのミスアメリカが悶えながら改造されるシーンなんてたまらなくエロイだろうな。
594:名無しより愛をこめて
07/05/03 02:43:35 ZBnaNr1Q0
>>540
亀レスですまんが、ある雑誌だと加護は芸能界復帰を熱望しているみたいだからそれをえさに改造するってのもありかも。
シャリバン16話みたいに加護が悪の組織から誘いを受ける。芸能界への復帰、そして自分を追放した人間たちへの復讐をけしかけられて加護はサイボーグとなる。
そして悪の組織が設立した芸能事務所から再デビューしてみんなを洗脳していく。
なんてな話を妄想してみた(苦笑)。
595:名無しより愛をこめて
07/05/03 05:27:30 lML6F99+0
>>594
秘密結社エゴスの出番だなw
怪人製造器に入れて、「アイドル怪人」を作ってしまおうぜ。
596:名無しより愛をこめて
07/05/05 22:58:34 coFQ3RRD0
特撮モノのノリで作ってるPVで言うと
時東ぁみ『愛ヤイ愛ヤイ』に、正義の味方に変身したぁみタンが
悪の組織に捕まって手術台に拘束されて悶えるシーンが抜ける。
597:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:13:26 WGo94l3X0
皆さまお久しぶりです。以前このスレに、バラランガのSSを投下した者です。
しばらく執筆から遠ざかっておりましたが、思うところあって、再びSSを一編仕上げてみました。
前回とは異なり、エロ分が非常に高いので大人板向きかと思うのですが、あえて、この特撮板の方に投下させて
いただきます。もしも住民の皆さまの拒否反応が強いようであれば、二度と投下いたしませんのでご安心下さい。
それでは、お楽しみいただければ幸いです。
598:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:14:10 WGo94l3X0
「またバイトで遅くなっちゃった。弓絵のやつぅ、怒ってるだろうな。・・・クスッ。」
街灯の数もまばらな細い路地を、足早に歩く人影があった。オレンジ色のミニのブラウスに赤いボレロを
小粋に着こなした、年の頃二十歳前後の若い娘だ。待ち合わせの友人の元に急ぐために、ふだん通い慣れない
人気のない路地に足を踏み入れたらしい。まばらな街灯の光が、ワンレングスの顔を照らし出すたびに、
目がクリッと大きい、愛くるしく清楚な美貌が闇の中に浮かび上がる。
ハイヒールのカツンカツンという音が暗い路地に響く。ふと、娘は自分の行く手に黒い影がいくつか
立ちふさがっていることに気付いて、ギョッとなって立ち止まった。
「・・・だ、誰? 誰なの!?」
その時だ。赤と緑の不気味なスポットライトが、娘の姿を舐めるように照らし出し、不気味な声が響き渡った。
「聖皇(せいおう)女子大英文学科2年、有沢琉歌(ありさわ・るか)! お前はショッカーの一員として
選ばれた。またとない幸運に感謝するがいい!」
琉歌と呼ばれた娘はキャッ!と短く叫んで周囲を見回した。まぶしいスポットの光が目を射る。
逆光でよく見えないが、黒い不気味な人影が少しずつ、少しずつ彼女の方ににじり寄って来るのが感じられた。
「だ、誰! いったい、何の用なの!?」愛らしい顔を恐怖に引きつらせ、震える声で琉歌は尋ねた。
「有沢琉歌。お前はショッカーのコンピュータによって7千万人のサンプルの中から選ばれた。お前はこれから
改造手術を受け、栄光あるショッカーの改造人間として生まれ変わるのだ。」
「・・・か、改造人間!?」
「そうだ。俺たちと同じ、改造人間だ。」
黒い人影のひとつがライトの前に歩み出た。その人物は・・・いやそれは、人間ではなかった。長い鉤爪の
ついた巨大な腕を振り上げ、毛むくじゃらの長い鼻面を持った、言葉にするのもおぞましい醜悪な怪物だった。
599:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:14:30 WGo94l3X0
「ギゴギゴギゴッ! 俺はショッカーの改造人間、再生アリガバリ! お前を拉致するのが俺の使命だ。」
「キャアアアッ!!」琉歌は恐怖の叫び声をあげた。手にしたポーチが地面に落ちた。
「クワワッ! これはこれは。もの凄い美人じゃないか。嬉しいぜ。こんな綺麗なお嬢さんが俺たちの仲間に
なるなんてよ。」
別の影がライトの前に歩み出た。その影もまた人間ではなかった。イボだらけの真っ赤な醜悪な頭部の上に、
黄色いギョロ目をまたたかせた、巨大なガマ蛙のような怪物だった。
「クワックワックワックワ! 俺様の名は再生ガマギラー。同じくショッカーの改造人間だ。」
おぞましい怪物を二体も目のあたりにして、琉歌の頭はパニック状態になった。
「い、イヤッ! こ、来ないで! こっちへ来ないで! 化け物ッ!!」
琉歌は両手で顔を覆い、目の前の怪物の存在を否定するかのように必死で首を振る。
「クワックワックワ! 化け物か。・・・だがお前さんももうすぐ、俺たちと同じ化け物に生まれ変わるのさ。
ショッカーのアジトに運ばれて改造手術を受ければ、お前さんも俺たち同様、改造人間の仲間入りだ。」
「・・・えっ!?」その言葉を聞いて、琉歌の心臓は凍りついた。
「ギゴギゴギゴッ。俺たちも元はお前と同じ、普通の人間だったのだよ。だがさらわれて改造手術を受け、
こういう姿に生まれ変わったのだ!」
「さあ綺麗なお嬢さん? お前さんはいったい、どんな姿に改造されるのかな?」
ガマのような怪物は真横に裂けた巨大な口を開け、ヒュッと長い舌を伸ばして琉歌の顔をペロリ、と嘗めた。
「ひイッ!」あまりのおぞましさに、琉歌の身体に冷たいものが走った。だがそれ以上に、怪物が口走った
恐ろしい言葉に、琉歌は激しく動揺していた。なに? いったい何を言ってるの、この怪物たちは?
私が、怪物の仲間にされるというの? あんなおぞましい、化け物のような姿にされるというの!?
「い、イヤよイヤッ! 改造人間なんてイヤッ! 助けて! 誰かァ! 誰か助けてェーッ!! 」
600:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:14:52 WGo94l3X0
琉歌は脱兎のごとく駆け出した。路地の壁に沿って死にもの狂いで走った。早く、早くここから逃げなきゃ!
怪物にされるなんて嫌だ! あんな姿にされるくらいなら、死んだほうがマシだ!
だが琉歌の目の前に、真っ黒な人影が幾つも現われた。影はイイーッ!という奇声を上げながら琉歌の前に
飛び出し、通せんぼするように一列に並んで行く手をふさいだ。
追い詰めされた琉歌は腰が抜け、その場にへたり込んだ。両手で顔を覆い、必死に顔を振りながら泣き叫んだ。
「助けて! 誰か! 誰か助けてぇ!・・・ 誰か! 誰か来てぇ!! お願いッ!!」
「・・・うるさいお嬢さんだ。少し静かにしてもらおうか。」
再生アリガバリが鉤爪で琉歌の襟元を引っかけ、力の抜けた彼女の身体を無理矢理吊り上げた。
「さあ、アジトまで来てもらおうか。改造手術台がお前の到着を待っている。」
「・・・い、イヤだ、イヤだぁ・・・ 改造人間なんてイヤだぁ!・・・」宙ぶらりんにされながらも、
琉歌は泣きじゃくりながら激しく首を振る。
「最初は誰しもそう思う! 俺も改造される前はそうだった。だがお前もやがてショッカーの一員となった
ことを、心から感謝するように、なる!」
琉歌はもはや、ガクガクと痙攣するばかりで、口をきくことすらできなかった。
「・・・イヤ・・・イヤよ・・・改造人間なんて・・・イヤ!・・・」
「さあ綺麗なお嬢さん、今からショッカーのアジトに案内してやるぜ。」
ガマギラーが、角の根元からプシュウウウッ、と真っ赤なガスを吹き出した。ガスを吸った琉歌の意識は
急速に薄れ、そのまま動かなくなった。
「安心しな。ただの催眠ガスだ。大事なお仲間を傷つけたりはしないさ。・・・あと数時間もすれば、
お前さんも晴れて俺たち改造人間の仲間入りをするんだからな。クワックワックワッ!」
黒い全身タイツの男たちが、気を失った琉歌の身体をかつぎ上げた。ガマギラーとアリガバリは、琉歌の
愛くるしい顔を見つめて、嬉しそうに奇声を上げて笑った。
601:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:15:25 WGo94l3X0
話は、これより少し遡る・・・
「大佐殿。キメイドス核の起動がいよいよ成功段階に近づきました。」
赤と黒の奇怪な色彩で彩られた得体の知れない空間。ここは秘密結社ショッカーの地下アジトであった。
漆黒の全身タイツを身にまとい、覆面レスラーのような不気味なマスクをかぶった男が入室し、ナチス式の
敬礼とともに上官らしい男に用件を告げた。
「うむ。いよいよ首領(ボス)に俺の秘密兵器を見せる時が来たか。」
濃いグレーの軍服に白いスカーフを伊達に着こなし、隻眼に威圧的で酷薄そうな眼光をたたえた精悍な男が、
カイゼルひげをたくわえた口元に満足そうな笑みを浮かべ、覆面の男に指示を与えた。
「キメイドス核の起動実験をボスにお見せする。ただちに準備をせよ!」
「イーッ!」覆面の男は再び敬礼して退室した。
『何だ? ゾル大佐。一体何を始めると言うのだ?』
アジトの真っ赤な壁に掲げられた巨大な鷲のエンブレムが明滅し、深い地獄の底から聞こえてくるような
不気味な声がアジト全体に響き渡った。
ここはショッカーアジトの中枢とも言える改造手術室。罪も無い多くの男女がこの手術台の上で改造手術を
施され、悪の尖兵へと造り変えられていったおぞましい場所だ。ついこの間も、ボーイッシュな女子水泳選手が
拉致されてこの手術台に身体を固定され、泣き叫びながら電気人間クラゲダールへと改造されたばかりであった。
だがこの日、不気味な光が内側からともされた円形の改造手術台の上には、いつもとは異なり、改造されよう
とする哀れな犠牲者のかわりに、角状の突起が幾つも生えた、直径1.5メートルほどの、真っ赤な心臓を
思わせる巨大な物体が置かれていた。手術台の周囲に並んだ機械から、ビクン、ビクンと脈動を続ける
この不気味な物体に向けて、無数の電極が繋がれている。
602:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:15:45 WGo94l3X0
「ボス! 私がショッカー中近東支部から日本に持ってきた二つのみやげのうちの、一つをお見せする時が
いよいよやって来たのです!」
隻眼に軍服の男がエンブレムに敬礼し、冷たい笑いを浮かべながら右手に持った鞭で奇怪な物体を指差した。
「ボスもご存じのとおり、我がショッカーの人体改造技術は古代エジプトに端を発します。エジプト人が
崇拝した、鷹の頭部を持つホルス神や、ジャッカルの頭部を持つアヌビス神などが、実は古代の改造人間で
あったことは闇の科学に造詣が深い者なら周知の事実! しかし、謎の災厄により古代エジプト王朝は滅び、
その技術の多くは失われ、一部が闇の信徒によって細々と伝えられたに過ぎません。コンゴ奥地の暗黒教団
ゲルダムが伝える秘術や、ラーの葦船によって南米に伝えられたとおぼしきアマゾンのゲドン教団が持つ
秘術などが、その名残りであると言われております。しかし、私が指揮していたショッカー中近東支部では、
古代エジプトの技術の完全再現を目指して、地道な研究を行っておりました。」
軍服の男は誇らしげに鞭を握り締めた。
「トトメス3世の秘法と呼ばれるその改造技術を知る者として、トトメス王に仕えた邪悪なエジプトの魔術師、
イムホテップ・アイギュプトゥムプス、通称エジプタスのミイラを王家の墓より掘り起こし、現在蘇生作業
を行っております。ですがこちらのみやげを披露するには、まだ時間がかかる予定です。ですがもう一つ!」
男は鞭をヒュッ、と鋭く振るった。ゲートの両脇を警護していた覆面の男たちがビクッ!と肩をすくめた。
「古代エジプトの人体改造技術の中核部分は、アラビアの暗黒錬金術師たちによって継承され、その一部は
現代まで伝えられることになりました。第二次大戦前夜にバグダッドを制圧したナチス・ドイツがその技術を
手に入れ、アウシュビッツの強制収容所で若い女と昆虫を合成する人体改造実験を行ったのは周知の通り!
我がショッカーの人体改造技術の、直接のルーツですからな。・・・フッフッフ!」
603:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:16:03 WGo94l3X0
ゾル大佐はニヤリと意味ありげな笑みを浮かべた。なぜならアウシュビッツ収容所で3人の哀れなユダヤ人の
娘たちにアゲハ蝶や蜂の生体組織を移植し、観賞用の昆虫人間に仕立ててゲッベルス宣伝相への手土産にする
改造手術を指揮したのは、他ならぬナチス軍人バカラシン・イイノデビッチ・ゾル大佐自身だったからだ。
バグダッドの遺跡の研究から人体改造技術を手に入れたナチスは当初、改造手術により屈強な獣人兵士を
製造する計画を立てた。だが当時の未熟な改造技術では、人間の力を改造により倍加することはかなわず、
なんら戦闘能力を持たない、鑑賞用かつ慰安用の女性改造人間を造るのが精一杯であった。
悪魔に魅入られた3人の娘たちは、その美しい顔をメスで切り裂かれて、特殊な液体で巨大に培養された
昆虫の複眼や触覚を顔面に移植された。皮膚を剥ぎ取られ、昆虫のしなやかな外骨格組織で全身を覆われた。
背中には透明な羽根が移植され、切除された乳房の代わりに、蠕動する巨大な蜂の腹部が双つ移植された。
異形の妖精のような姿の昆虫人間に改造された哀れな娘たちは、ナチス高官たちの好奇の目に晒され、
一夜の慰みものにされたあげく、みな早々と狂い死にしていった。
「しかし! 現代に伝えられた人体改造技術は、我らが同志ドクトル・イワン・タワノビッチ、通称死神博士の
手によって改良が加えられたとはいうものの、現代の電子機械工学の力を借りた、いわば不完全なものにしか
過ぎません。機械の手を借りない純粋な生体合成技術! 人間と他生物の完全な融合! その復活こそが
我がショッカー組織の結党以来の悲願でした。そしてつい半年前、私の指揮していたショッカー中近東支部は、
サハラ砂漠の地底深くに埋もれていた、アラビア暗黒錬金術の遺物を発掘いたのです! その再起動のための
研究がいよいよ実を結び、今日! その遺産が目を覚ます記念すべき瞬間がやって来たのです!」
604:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:16:26 WGo94l3X0
ゾル大佐は、手術台の上でビクン、ビクンと脈動を続ける、巨大な心臓のような奇怪な物体を指差した。
「この物体こそ、13世紀の闇の錬金術師アフマーン・アルラッシードが生み出した邪悪な被造物! 2種類の
生物を内部に取り込み、完全な合成生物に仕立てるという魔法合成核です! アルラッシードはこの物体を、
キメラ(合成生物)とエイドス(かたち作るもの)という単語を合わせて、アル・キメイドスと呼んでおりました。」
(注:「アル」はアラビア語の定冠詞)
「残念ながらこのアルキメイドス核は砂漠の底に眠っている間に、砂漠に住む狂暴な軍隊蟻の一匹を誤って
取り込んでしまい、もはや蟻との合成生物しか生み出すことができなくなっております。だがそれでも充分!
蟻は集団で襲いかかれば象やライオンすらもたちまち倒し、骨だけにする、地上最強の生物ですからな。
拉致した人間どもをこの魔法核に取り込ませれば、軍隊蟻の能力を持った蟻人間へと次々と生まれ変わり、
無敵の怪人軍団が誕生するというわけです。そうなれば、憎っくき仮面ライダーなどものの数ではありまずまい。
ウワッハッハッハ!!」
軍服の男は豪快に笑った。明滅する鷲のエンブレムも、それに応えて満足そうな声を上げた。
『よろしい、ゾル大佐。それでは貴様の自慢するアラビアみやげの成果とやらを、とくと見せてもらおう。』
ゾル大佐はうなずき、白い全身タイツの覆面の科学者たちに命令を下した。
「アルキメイドス核の起動を開始せよ!」
「イイーッ!!」
605:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:16:44 WGo94l3X0
白い全身タイツの科学者たちはてきぱきと動き、脈動を続けるアルキメイドス核に向けて、光線銃のような
ものを幾つもセットした。
「ベクタイル線照射、スタンバイ。」「出力確認。照準よし。」「3・・2・・1・・・発射ッ!」
光線銃から放たれた虹色のまばゆい光が、アルキメイドス核を包み込んだ。不気味な物体の脈動が一瞬
止まったかと思うと、今度はバクン、バクンと凄まじい勢いで膨張し、収縮する運動が始まった。無数の角の
ような突起がムクムクと膨らみ、生き物の頭部のように激しく痙攣した。核は七色に染まり次々と色を変え、
その表面に血管のような不気味な模様が、いくつもいくつも浮かび上がった。
「ベクタイル線、出力最大!・・・おおっ!?」
まばゆい光線に包まれたアルキメイドス核の表面に、上端から下端に向けて大きな亀裂が現われた。亀裂は
ゆるゆると口を開き、ぶ厚い肉襞に囲まれた、驚くほど女性器に酷似した開口部を露わにした。亀裂の中央に
見える暗い穴の奥からは、粘液にまみれた真っ白な触手が幾つも顔を覗かせ、不気味に淫らに蠢いていた。
「ゾル大佐、お喜び下さい! アルキメイドス核の起動は成功です!」
科学者の報告を受けて、ゾル大佐は満足そうに頷いた。
「よし! 続いて素体取り込み実験を開始せよ。テスト用の奴隷を連れて来い!」
ほどなく黒覆面の戦闘員が、ボロ服をまとった一人の男を連行してきた。
「や、やめろ!・・・俺を一体どうする気だ・・・あ、あれは何だ?・・・や、やめてくれえッ!」
バクン、バクンと不気味に蠕動を繰り返すアルキメイドス核を目のあたりにして、男は半狂乱になった。
戦闘員たちは男を無理矢理引きずって、改造手術台の上に勢いよく放り出した。
「た、助けてくれぇ!・・・お願いだ!・・・助けて、助けてくれえッ!」
606:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:17:03 WGo94l3X0
アルキメイドス核の上部の角から、触角のようなものが伸び、手術台の上の男を興味深そうにまさぐった。
「・・・や、やめろ・・・やめてくれ・・・・やめ・・ああッ!」
女陰を思わせる亀裂がグワッ!と開き、中から無数の白い触手が勢いよく伸びて、男に襲いかかった。
「う、うわあああッ!!」
男は無数の触手に包まれたまま、亀裂の中に呑み込まれてゆく。「た、た、助けてくれえッ!!」
男の姿は亀裂の中に消え、アルキメイドス核の蠕動がいったん収まった。だがしばらくすると、無数の角が
痙攣を始め、核の表面に血管のようなものがムクムクと盛り上がり、核全体がガタガタと激しく振動し始めた。
「ギャアアアアアアッ!!!」
核の内部から、凄まじい断末魔の悲鳴が響いた。無数の角の先端が口を開き、そこから真っ赤な血しぶきが
ブシャーーーッ!と噴水のようにほとばしり出た。
ドピュッ! ドピュッ! 吐き出された大量の血が、改造手術台の周囲を真っ赤に染めてゆく。
「な、何だこれは! どういうことだ一体!?」
予想もつかない事態に、さすがのゾル大佐も声を荒げた。科学者のひとりがあわてて報告する。
「大佐殿! どうやらアルキメイドス核は、取り込むべき素体の選別を自ら行うものと思われます!!」
「・・・何だと!? では、どんな人間でも無差別に蟻人間に変えてしまえるわけではないのか?」
冷静を装ってはいても、ゾル大佐の顔面は蒼白だった。何しろあの恐ろしいショッカー大首領の目の前で、
はからずも大失態を演じてしまったのだから。
『ゾル大佐! いったいこれはどういうことだ!』
「おそれながらボス! アルキメイドス核の使用には適合した素体が必要と思われます。ただちにショッカーが
誇るコンピュータを駆使して適合素体を見つけ出し、今度こそ必ずや、蟻人間に改造してご覧に入れます!」
そう誓いながら、ゾル大佐は自分の脇に冷たいものが流れるのを感じていた。
607:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:18:29 WGo94l3X0
そして3日後、コンピュータが7千万人のデータの中から、アルキメイドス核に適合する素体を見つけ出した。
「大佐殿。素体候補がようやく見つかりました。有沢琉歌(ありさわ・るか)、19歳。身長158センチ、体重
44キロ。知能指数145。身体状態は健康。東京都港区在住の女子大生です。」
「・・・何と、女か!? それも、ただの小娘ではないか! ・・・だが待てよ。蟻という生物は、少数のオスを
除いては、全てメスの群れだったな。・・・なるほど、女王蟻人間というのもいいだろう。女も使い方に
よっては役に立つ。確か、クラゲ人間を造る時もそうだったな。」
608:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:18:45 WGo94l3X0
ゾル大佐は、つい数週間前、クラゲダールを改造した時のことを思い出していた。5万ボルトの電圧に耐える
電気クラゲ人間の改造素体としてショッカーのコンピュータに選ばれたのは、屈強な男ではなく、水泳の
インターハイ記録を持つ、17歳の女子高校生だったのだ。
プールの底に仕掛けた穴に吸い込まれ、競泳用水着を身につけたまま拉致されたその美少女・鮎川麻耶は、
何人もの男たちが黒コゲになった高電圧テストにみごと耐え、改造手術台の上に運ばれる栄誉に浴したのだ。
《・・・やだ!・・・そんなもの被せないで!・・・やだッ!・・・ボクを元の人間に戻してッ!・・・》
麻耶は発電装置を体内に埋め込まれて、真っ青な全身タイツをまとったかのようなボディに改造された。
そして改造人間拘束用の椅子に縛られたまま、特殊な培養によって巨大化した改造電気クラゲの体組織を、
白覆面の科学者たちによって頭部からすっぽりと被せられたのだった。
《ギャアアッ!・・・外してッ・・・このクラゲを外してッ!・・・ボクは、ボクは!・・・アアアッ!》
麻耶の美しい素顔は、奇怪な電気クラゲですっかり覆われた。やがて彼女は電気クラゲの発する電気パルスに
よって意識をコントロールされ、身も心もショッカーの改造人間、クラゲダールへと生まれ変わっていった。
《ヒィヒヒヒッ!・・・ボクは、いやオレ様は、ショッカーの改造人間クラゲダール!・・・ヒィヒヒヒッ!》
ゾル大佐はクラゲダールの、華奢なボディに似合わぬ戦闘能力を思い出して、ニヤリと微笑んだ。そして
椅子から立ち上がり、戦闘員たちに指令を下した。
「よし! ただちにこの娘を拉致して来い! 今度こそ、改造蟻人間を無事に誕生させるのだ。・・・いや待て、
万全を期すため、拉致は戦闘員ではなく、再生怪人を使え。それも二体だ!」
「イーッ!」
戦闘員が退出して2時間後、二体の再生怪人が無事、素体を捕獲したとの連絡がゾル大佐の元に届けられた。
609:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:19:05 WGo94l3X0
琉歌は、戦闘員によって後ろ手に拘束されたまま、改造手術室に連行されて来た。催眠ガスの効果で、まだ
意識がぼんやりとしている。
「・・・ここは・・・ここは、どこなの?」
赤と緑の不気味な照明に照らされた室内を、琉歌はガタガタと震えながら見渡した。軍服に隻眼の酷薄そうな
男が、琉歌に向かって近づいてきた。男は手にした鞭で、琉歌の顎をぐい!と突き上げた。
「キャッ!」
「ようこそ、若い娘。ここは秘密結社ショッカーの改造手術室。お前はここで、我がショッカーの改造人間
として生まれ変わるのだ。」
その言葉が、琉歌の心に恐怖を再び呼び起こした。改造人間! あのおぞましい化け物! わたしが、化け物の
仲間にされてしまう!! 琉歌は半狂乱になり、髪をふり乱して大声で泣き叫んだ。
「い、イヤアッ! ヤだ! ヤだあ! 放して! 放してよォ! ・・・わたしを家に帰して!お願いだから帰して!
改造人間なんていやだ! いやだ! イヤだああッ!! ・・・・ウワアアアアッ!!! ウワアアアアン!」
ゾル大佐の鞭がピシィッ!と唸った。琉歌の頬に真っ赤な筋が走り、一筋の血が顎を伝って流れた。
「・・・ひイッ!」琉歌の愛らしい顔は、恐怖で真っ白にこわばった。
「わめくな女! 痛い目に合いたくなければ、その口をしっかり閉じておれ! いいか? お前は選ばれたのだ。
栄光あるショッカーの一員、それも幹部として選ばれたのだぞ。感謝するがいい!」
琉歌はもはや泣き叫ぶこともできなかった。だが身体はガクガクと震え、力無くあえぎながら嗚咽した。
「・・・やめて・・・・やめて下さい・・・・お願い・・・・改造人間なんてイヤだ・・・・イヤだぁ・・・」
琉歌に背を向け、ゾル大佐は戦闘員たちに命令を下した。
「その娘の衣類をすべて剥ぎ取り、アルキメイドス核の前に連れて行け!」
「イーッ!」
610:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:19:24 WGo94l3X0
戦闘員が二人、琉歌の両腕を広げるようにして身体を拘束した。別の戦闘員がハサミを使って、琉歌の衣服を
少しずつ切り裂いていった。
「きゃあッ!」恐怖と恥ずかしさに琉歌の全身はこわばり、声を出すことも出来ない。
赤いボレロが、お気に入りのオレンジ色のワンピースブラウスが切り裂かれ、スルリと床に落ちた。
「・・・あ・・・あ・・・あ・・・」
19歳の若くまぶしい、白い裸身が露わになった。琉歌は目を固く閉じ、震えながらその恥辱に耐えた。
戦闘員のハサミが、今度は純白のブラを切り裂いた。バスト83センチの豊満な乳房がプルン、とこぼれ出た。
そして水色の縞のショーツが真っ二つに裂かれ、勢いよく腰部から剥ぎ取られた。
「いャッ!」琉歌の大切な部分を隠す、淡い若草の翳りが露わになった。
ヒップ85センチ。そしてウェスト52センチ。蟻のように腰のくびれた、見事なプロポーションだった。
琉歌は本能的に身を固くよじらせ、両の脚を固く閉じて股間を必死に守ろうとした。
「さあ、歩け!」戦闘員に後ろから小突かれて前のめりになり、琉歌は目を固く閉じたまま前に進んだ。
「・・・イヤ・・・イヤだ・・・ママ・・・助けて・・・」
もはや乳房も股間も、隠すことはできなかった。恥辱と恐怖のあまり、琉歌の心は真っ白になった。
しばらく歩くと琉歌の脚が、何か大きな台のようなものに突き当たった。
「靴を脱いで、その台の上に上がれ。・・・何をしている! 早くしろ!」
戦闘員に無理矢理、腕をかつぎ上げられるようにして、琉歌は台の上に乗せられた。うっすらと目を開けると、
そこは内部から緑色の不気味な光を放つ、直径2.5メートルほどの円形の台だった。その台の中央、琉歌のすぐ
目の前に、布を被せられた巨大な物体があるのがわかった。物体はまるで呼吸するかのように、ゆっくりと
ふくらみつつ蠢いている。
「・・・何、何なのこれ!?」
その正体不明の物体を見た瞬間、琉歌は理由もわからぬまま、本能的な恐怖を感じた。
逃げなきゃ。早くここから逃げなきゃ! 琉歌は台の上にへたり込んだまま、じりじりと反対側に後ずさった。
だが戦闘員によって、彼女は無理やり奇妙な物体の方へぐい!と押しやられた。
「い、イヤああッ!」
611:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:19:43 WGo94l3X0
「アルキメイドス核を起動させろ!」
隻眼の男の命令で、科学者が物体に被さっていた布をバサッ!と勢いよく取り除けた。琉歌の目の前に現われた
のは、不気味に脈動する巨大な心臓のような奇怪な物体だった。
「きゃあああッ!!」
そのおぞましい物体を目にするや、琉歌は絶叫し、はじけるように飛びのいて台から転がり落ちた。
だが先回りをした戦闘員によって逃げる琉歌は拘束され、奇怪な物体の方へと再び身体を突き出された。
「・・・や、やめて!・・・何!?・・・何なのこれ!?」
「娘よ、よく見るのだ。これはアルキメイドス核。お前を改造人間へと変える、魔法科学の結晶だ。」
ゾル大佐の言葉が、琉歌が本能的に感じた恐怖を裏づけた。改造人間!? この不気味な物体が、わたしを改造
人間に変えてしまうというの!? じゃあ、いよいよ化け物にされてしまうの!?
琉歌は半狂乱になって泣き叫んだ。
「イヤあああああッツ!!!・・・やめてえ!! 助けてえ!・・・お願いッ! 誰かあッ! うああああっ!」
科学者たちが、光線銃のようなものを一斉に物体に向けた。
「ベクタイル線、照射!」
光線銃からほとばしり出たまばゆい光が、琉歌の目の前の奇怪な物体を包み込み、物体は光に刺激されたのか
ように、凄まじい勢いでバクン、バクンと膨張・収縮を開始した。無数の角がムクムクと伸び、激しく痙攣した。
物体の表面に、血管のような模様が網の目のように浮かび上がった。
「・・・う・・・あ・・・あ・・・」琉歌はすっかり腰が抜け、ガクガクとただ身体を震わせるばかりだ。
やがて物体の縦方向に巨大な亀裂が現われ、女性器に酷似した肉襞がパックリと口を開いた。その奥には、
真っ白な触手が幾つも蠢めいているのが見える。もはや琉歌は、恐怖のあまり身じろぎすらできなかった。
物体の上部の角から、細長い触角のようなものが幾つも現われ、スルスルと琉歌の方に伸びてきた。
「ひいッ!」触角が琉歌の身体に触れた。そして美しいボディラインに沿って、その身体をまさぐった。
「・・・い、イヤあっ!!・・・あ・・・あ!・・・あ!・・・」
不気味な触角の群れが、わたしの身体中を這い回っている。助けて! 誰か助けて! 琉歌の脳裏は激しい恐怖と
おぞましさと恥辱が入り交じり、嵐のように混乱していた。
612:名無しより愛をこめて
07/05/06 00:20:01 WGo94l3X0
やがて触角は、満足したかのように角の中に吸い込まれて消えていった。そして次の瞬間、女陰のような亀裂が
グバアアッ!と開いた。中から無数の太い真っ白な触手が、ピシャアアッ!!と勢いよくほとばしり出た。
触手の群れは、琉歌の全裸の身体目がけて襲いかかった。
「い、いやああああッ!!」
粘液に包まれた無数の触手が、琉歌の美しい白い裸身をたちまち包み込んだ。生暖かい触手が琉歌の素肌の上を
這いずりまわり、なめ回し、そしてもみくちゃにする。
「やめて! やめてお願いッ!!・・・やめてェッ!!」
二本の触手が豊満な乳房をぐるぐる巻きにするように刺激し、その先端がチロチロと愛らしい乳首を刺激した。
「・・・あッ・・・・あうッ・・・・イヤッ!」
別の触手が琉歌の口をまさぐり当て、必死に閉じた唇を強引に割いて、琉歌の口腔内に侵入してきた。
「むぐゥ・・・うッ!・・・うッ!」
琉歌は必死に口に潜り込んだ触手を両手で掴み、抜き抜こうとしたが、強い力でぐいぐいとねじ込まれる
触手は、華奢な女性の力ではびくともしない。やがて触手は喉の奥へとどんどん深く入り込み、その表面から
甘く刺激的な粘液を分泌して、喉から体内深くへと注ぎ込んでいった。
「・・・ううッ・・・・うぐッ・・・・ム・・・ムムム・・・・」
粘液が喉の奥に流れ込んだとたん、何か熱いものが込み上げ、カーッと身体がほてり、気が遠くなってゆく。
複数の触手が、今度は琉歌の股間をまさぐり始めた。脚をよじり合わせる必死の抵抗も虚しく、琉歌の股間の
スリットがこじ開けられ、クリトリスが露わにされた。触手はその小さな豆状の器官に対し、優しく舐めるように、
弾くように何度も何度も刺激を加えてゆく。
《・・・ん!・・・ん!・・・や、やめてェ・・・そんなところ・・・やめてェ・・・お願いだから・・・》
口腔をふさがれているため、琉歌の悲鳴は声にならない。涙目まじりでうめき声をあげることしかできなかった。
触手による辱めは、まだ序の口だった。別の触手が、今度は琉歌の肛門をまさぐり当て、粘液をなすり付けて
広げた菊門の中に、誰にも見せたことがない恥ずかしい孔の中に、ブスッ、ズブリ!と潜り込んできた。
《い、イヤっ!・・・そんなところ! イヤだ、イヤだあッ!》