07/07/13 09:28:17 umDNm0Zy0
「由良、コーヒーを・・」
「カフェイン抜きっすね」
「あぁ・・頼む」
「吾郎ちゃん、俺には紅茶、ジャムたっぷりで」
「イチゴジャムでいいすね?作りたてです」
「うんお願い」
「で、なんで手塚が朝からここに居るのよ?」
「数日前から居たが?」
「?!どして!」
「雨だから」「雨っすから、手塚さんコーヒーです」
「なんで雨だとウチに居るのよ?!」
「雄一の部屋が改築中で」「マンション移られたそうなんですよ、斉藤さん、紅茶これでいっすか?」
「だーかーらー!俺にわかるように説明してよ!」
「俺は住居が無い」「基本、斉藤さんのお家に仮住まいだそうです。マフィンとクリームおいときます」
「転がり込んでるわけね・・でもそれでなんでウチに来るのよ、他所に行けばいいじゃないの」
「花鶏が水浸しで転がり込めない」「床下浸水だそうですよ、長雨に集中豪雨っすからね」
「またあそこなの・・?まったくもう」
「でもセンセイ、このジャム用の砂糖もこの米も、手塚さんが当ててくださったんスよ」
「とち乙女?なにそれ?そんなこと出来るの?呪い専門だと思ってたよ」
「占いはするが呪わない、これはくじ引きで由良が当てた
由良の運気が強かったからそれに一番良い組み合わせを探して・・」
「田中スーパーが一番良いと言うんでそこのくじを引いたんス」
「ちょっと待って、もっといいもん当てられないの?海外旅行とか宝くじとか」
「その方面には今由良の運は無い、現在の由良の運はこの家の中で一番発揮される、
今日のラッキーカラーは緑、ラッキーアイテムは羽ペンだ」
「・・ちょっと吾郎ちゃん、俺朝ごはんの腹ごなしに羽ペン探してくるね。
たしかサイドボードに・・」