07/07/18 10:22:28 dGfsvVZU
【天才】への評価は、☆1か5に限る。
URLリンク(moviessearch.yahoo.co.jp)
映画監督なら、【辞表】とも言うべき作品。
まれにいるのだ。 こういう人が。
それまで一生懸命、真面目にコツコツと積み上げたものが完成直前、
創ったものが恥ずかしくなり、否、正確には真面目に創った自分自身が恥ずかしくなり、
全てをぶっ壊す。 そして冗談やギャグでごまかしてしまう人が。
丁寧に作り上げた砂の城、仕上げの一掴みを投げつけ、自らを嘲り笑う人。
シャイな人に多い。 私にも良く解かる。 だから個人的趣向としては大好きだ。
だが、今回私は“映画”を観に行ったのである。 バライティーではなく。
見終わった後、満席に近い観客はしばらく席を立たなかった。
怒りではない。 空虚感であろう。
『こんな映画を観に来てしまった。』という気まずさ、恥ずかしさ。
人に顔を見られたくない感じ、お解かりだろう。
この空虚感は何処から来たのか?
最初からハシにも棒にもかからない作品なら、怒りと冷たさに支配される。
しかし今作は、“観た事もない才能”に出会えた発見感がちゃんとあるのだ。
《ああなるまでは。》