06/02/26 11:29:04 IRIN3nDw
【映画】「夫婦50割引」を6月で打ち切る映画界の愚挙 (ゲンダイネット)
「もし本当なら、せっかく盛り上がっている映画界に“冷や水”をブッかけるような愚挙だと思います」(映画批評家・前田有一氏)
“お楽しみはこれからだ”をキャッチコピーに、04年7月から始まった「夫婦50割引」キャンペーン。
夫婦どちらかが50歳以上なら2人で2000円で映画が観賞できるという画期的な取り組みで、大好評の企画だ。
しかし、これが今年6月末での終了が検討されているというのだ。
実はこの「夫婦50割引」は当初は1年間限定の予定だった。しかし、予想以上の反響で、キャンペーンを1年間延長していた。
そして、この制度の今後について主催者団体のひとつ、(社)日本映画製作者連盟の担当者は「『夫婦50割引』は一応、
6月末で終了の方向です」と語る。その上で「以後も継続するかどうかは6月初旬に行われる会議で決まる」と含みは残しているのだが……。
一部には「通常は1800円だから、1人1000円なら、大ざっぱにいえば1人当たりの売り上げは半分。
倍の客が劇場に来ないと割に合わない」(興行関係者)という意見もあるが、「夫婦50割引」が映画界全体にもたらした効果は絶大だ。
「まず映画人口の裾野が拡大したことです。これまで年に1本しか見なかった人が何本も見るようになった。
しかも、大作映画しか見なかった人が、シネコンの普及もあって、マイナーな作品でも気軽に見られるようになった。
その結果、大作だけでなく、マイナーな作品も収入を確保できて、全体として次回作につながるという好循環になっています」(前出の前田氏)
現在、映画産業はひところの惨状がウソのような活況を呈している。これから団塊世代の大量退職を控えていて、
庶民の“娯楽の王様”である映画への需要はますます高まっている。そんな空気に水を差す「夫婦50割引」の終了―。
映画界はみんなが歓迎しているこのキャンペーンを継続すべきではないか。
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