06/02/14 07:27:12 5HjjmPhC
自分も色々と聞いたが、興行界は何かと商慣習が複雑で、新作ロードショーの定価を大々的に
下げることは難しいようだ。不合理な慣習に見えるが、原則一律料金を止めてもチェーンの寡占化が進むだけだろう。
実際、下げたら潰れます、とか言われたら何となく気の毒になった。デフレの時期にダンピングは自殺行為。
昔は稼働率上昇の為にカラオケみたいに時間差料金を導入すべし、とか思っていたが、そんなに簡単ではないようで。
為替レート差や購買力平価の違いを見ると、一概に「海外が安い」とも言えないらしい。
「安い」とされるアメリカのシネコンにせよ、巨大なポップコーン屋と揶揄されるほど、飲食店の売り上げの
比重が大きい。欧州でも興行のダンピング合戦でそろそろボロが出てきているようだ。
気の毒と言いつつ、個人的には各種割引サービスや金券屋を使ったり名画座系に行ったり自衛はしてますが。
そもそも新作の劇場に行かないこと自体が抗議というかね。映画なんかＴＶ画面でも見れるんだし。
ただ問題は、今はシネコンの急速な普及のお陰で、稼働率そのものは下がっているんだよね。
（ヒット作だけだと入っているみたいに見えますが）
シネコンは客席数を調節出来るので、他はガラガラでもヒット作が出れば黒字、とい
うマジックで営業していますが、これも怪しくなっているようで・・・。
まだ地方や都市部にシネコンは増えるそうですし、都内ではミニシアターも増えているようですが、
今年～来年あたりはそろそろ統廃合が始まるような気がする。既にメジャー三社も
手持ちの古い映画館は徐々に閉め始めている。まだ新規出店しているけど、早くも閉鎖するシネコンやミニシアターも出てくるんじゃないかな？