08/02/02 03:38:14
島田さんの記事はかなり長くなるけど勘弁ね。
まずは作家の大内美予子さんが聞き手らしいインタビューから↓
◆司馬会速記録(舞台「屈原」名古屋公演楽屋にて・1972年)
『僕は”ジュンシ”です。でも沖田は”ソージ”でしょうね。何しろ幼名がソウジロウですから。
でも僕はソーシのほうが透みきった感じで好きです』
『沖田は、僕がやった好きな役三人の内の一人になりますね。何しろ20代で初めて沖田という
人間をやったのがテレビへの本格的なデビューで、30代でもう一度やることになった。
僕としては違えたつもりですが、はじめのほう(新選組血風録)が好きですね』
『沖田って人については人間関係とかやる役割とかが、僕とアサヒと一平ちゃんの関係に
似てるからなんとなく理解できます』
『でも、僕は、自分が演った沖田ってものを、そっとしておきたいんですよ。できたら、
あなたの本(大内美予子著「沖田総司」)もあまり売れないほうがいい・・・
・・・とか言っちゃってね!(笑)』
『沖田総司について、僕は大体あまり物をしゃべりたくないんですね。はっきり言えば、
これが沖田総司である、ということは、なかなか言葉で表現できない。そこの彼の良さが
あるんじゃないかと思う』
『新選組血風録で一番難しかったのは、やはり土方との別れでね。今度生まれ変わった時は
なんとかって土方が言った時、「困るな、それじゃあ、だって私はね・・・」っていうセリフね、
「今度生まれてくる時も、土方さんと同じような人に会いたいと思ってるんですよ」、これが
やはり良いですね。つまりいろんな願望を土方は、同じでない奴に生まれ変わりたい、という、
それを沖田は、今度生まれ変わる時も同じような自分でいいって思って死んでいったんでしょうね』
『10年位前、東京芸術座公演「橋のない川」に出演、全国をまわりまして、その最終的な
打ち上げを忘年会をかねてやりました時にNETから「新選組血風録」を企画中の上月プロデューサーが
いらっしゃり、その時お目にかかった印象で多分(沖田役に)決められたのではないかと思います』