04/06/24 02:38
職人さんキタ━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━!!!!
続き楽しみにしてます。がんがって下さい!
51:ユーは名無しネ
04/06/24 03:01
更新イパーイキタキタ━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━!!!!
52:ユーは名無しネ
04/06/24 19:27
あ、ソイエ氏んだか(w
さよならソイエ
53:70 ◆MKG/d.OGKg
04/06/24 22:53
島田や草野亀梨の戦いからほんの僅か時間がさかのぼる頃。
「やっぱり、上田だ・・・ふう、追いついて良かったよ」
「・・・中丸」
中丸雄一は上田竜也に追いつくことに成功した。この戦場で、カツン、同じユニットのメンバー同士の再会。
ちょうど同じ頃、亀梨と田口も短い再会を果たすのだが。
「おまえ、どうしてたんだ夜は。1人、か?」
「・・・ああ、消防分署ってとこで寝た」
「そっか・・・あ、俺は田口と一緒なんだ。あいつ、あっちに待たせてある・・・行こうぜ、おまえも」
追いつくのに少し時間がかかってしまった、田口はもう戻ってきてるかもしれない。
中丸は積もる話は後にして上田を誘導しようとする。
「・・・知ってたよ」
「うん?」
「俺、知ってたよ。おまえが田口と一緒だったこと。さっき、おまえらが一緒に歩いてるの見たから」
「さっきって・・・俺がおまえを見つける前か?・・・何で?何で声かけてくれないんだよ、一言さ。
だっておまえ、俺が見つけた時どんどん遠ざかって」
「それは・・・邪魔だったからね、田口が。隣にいたらあいつも一緒に始末しないとならない」
「?」
中丸はこの時点で上田の異変に気づいた。
上田はうつむいたまま小刻みに震えていて、中丸の眼を見ようとはしない。
それに唇の色も悪かった。
「上田、何言っ」
「見られたくないんだよ、俺がおまえを殺すとこ。田口には・・・人には、見られたくない。俺の、そんな姿」
・・・・・・・殺す?
上田はようやく顔を上げる。上田の眼は冗談を言っている眼ではなかった。
「こんな武器が俺に回ってきたよ・・・聖にこそ相応しいだろうにね」
細長い鉄パイプが上田の手に握られていた。
「う、上田・・・?」
息を呑む中丸。
「俺のために死んでくれ、中丸。・・・大丈夫、一撃で済むから」
54: ◆MKG/d.OGKg
04/06/24 22:54
>49
訂正
【13番草野博紀死亡 残り32名】
55:71 ◆MKG/d.OGKg
04/06/24 23:45
上田が振り下ろした一撃を、中丸はすんでのところでかわす。
勢いよく、何のためらいもない。少なくとも殺されかけた中丸からはそう思えた。
「上田っ?」
「よけるなよ・・・とっとと食らって逝っちゃってくれ。長引かせたくない」
上田は田中聖顔負けのパイプさばきを見せ、ブンッブンッと中丸めがけ振り回す。
「出来れば会いたくなかった、こうなることは分かってたから。
だから偶然おまえを見つけてしまった時も、何とか自分を抑えて・・・おまえから出来るだけ遠ざかろうとして・・・
馬鹿だよおまえ、死ぬために、俺のこと追ってくるだなんて」
「・・・・・・まさかっ?」
「・・・俺とおまえ、2人そろって明日のリミット以後生き残ることはできない。俺はおまえを引き当ててしまったよ。信じられなかった・・・・
でも、避けられない運命なら、こうして出会ってしまった以上は・・・おまえを殺す!」
俺、死にたくないんだ。親友なら死んでくれ、中丸。俺のために!
それまで縦に鉄パイプを振り下ろしていた上田は、今度は横から打ちつけた。
「ぅあ!」
それを左脇腹に食らって、中丸は激痛で動きが止まる。
追い討ちをかけるような第二撃、中丸の体を打ちつけた衝撃が鉄パイプから伝わってくる。
「ぐわああっ!」
鈍い一撃をもらった中丸は、足をふらつかせ、バキバキ音を立てながら深緑の茂みを滑り落ちていく。
その斜面は・・・海へと続く、滑降。
「中丸・・・」
海に滑り落ちたか?それなら爆死。
でも・・・水音も爆発音も聞こえない。海には、落ちてない?
「とどめ・・・」
生きてるなら刺さないと。最後の一撃は中丸の左肩に入った。
あれじゃ、まだ・・・
だが急で危険な斜面を降りて行きようもない、中丸の姿も見えず、生死を確認する術がない。
「中丸、頼むからこれで・・・死んででくれ」
おまえが生きてる限り俺は・・・おまえを狙い続けなきゃならない。
56:72 ◆MKG/d.OGKg
04/06/25 00:21
「そりゃないだろ、上田・・・・」
上田の読みどおり、中丸は海には落ちなかった。
危機一髪、服が木の枝に引っかかり、海岸ぎりぎりのところで命を取り留めたのだった。
あと数メートルズリ落ちれば、首輪が反応し作動するところだ。
左脇腹と左肩はズキズキと痛んだが、それ以上に上田の言葉の一つ一つが突き刺さり、キリキリ痛む。
「俺は・・・誰を信じてこれから・・・」
這い上がる気力は、湧かなかった。
上田は、しばらくその場を動かないで中丸の落ちた斜面をじっと観察する。
上がってこない・・・どうなったんだ?
全く音がしない。中丸、死んじゃった?
それとも息を潜めて、俺がいなくなるのを待ってる?
くそっ、分からない・・・
安心できない。中丸が死んででくれないと俺は、安心して明日の朝9時を迎えられないぞ・・
ズズ、ズズズ、ズズ
何かを引きずる音だ・・・
中丸、動き出したか?
上田は更なる注意を傾ける。
ザッ、ザザッ
だがすぐに、その音は別方向から聞こえてくることが分かった。
上田の背後に、誰かが倒れかかってくる。
「うぅわぁぁっ?」
上田は気持ち悪い悲鳴を上げて大きく飛びのく。
そして、うごめく血まみれのその相手を見て、血の気が引いた。
衣服の背中部分が真っ赤に染まっている、以上に広がったその染みの中心に、何かが突き刺さっている。
苦しそうに顔を上げたその相手は、まさしく蒼白であった。
「し、しまだっ・・・・」
57:ユーは名無しネ
04/06/25 01:00
うわ…きついな、禿
58:ユーは名無しネ
04/06/25 02:15
キテタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!
上田→中丸→萩原→?→田口→島田 か
もう一波乱ありそうな予感
どうなるんだろう・・・
59:73 ◆MKG/d.OGKg
04/06/25 14:13
「上田か・・・またまたカツンさんとは・・・ゴフッ!」
皮肉を言う姿も弱々しい。
「なんなんだよ、おまえこれ・・・」
「ふっ・・・予想よりずっと傷が深かったみたいだ、な・・・。この俺が、こんな早く死ぬことになるなんて・・・」
上田は恐々と島田の背中に目をやる。
鋭く曲がった刃物が深々と食い込んでいる。どうやら主要な臓器にまで達しているようだった。
「ど、どうしたらいいんだ?これ抜けば?・・・抜けばいいんだな?」
「・・・無駄だ、やめろ・・・・・・傷口が広がって更に激痛だなんてことは・・・ゴメンだ」
島田は話すたびに苦しそうに吐血する。
確かにこれでは・・・助からない。上田は目を背けた。
島田を誰かが追ってくる様子もない、同行者もいないのか。1人で歩いてきたのか?この傷で・・・
「う、上田・・・」 「・・・?」
「もし田口に会う機会があったら、伝えてくれ・・・悪かった、って」
田口に?なぜだ?
それに、この傷は?誰にやられた?
聞きたいことは山ほどあった、だが、それらを飲み込む。
「ああ・・・分かった、伝えるよ。だからもう・・・喋るな」
それ以上話すと死期が早まる・・・。
これも、飲み込んだ。
背中に致命傷を受けている島田は、仰向けになることができず、うつ伏せのままで呟く。
「神様は楽に死なせてはくれないか・・・ふ、そんな悪い生き方してきたつもり、ないけど・・な」
「・・・俺もそう思うよ、少なくともこんな死に方するようなこと、おまえは・・・してない」
「・・・・だろ?」
上田の目の前で、かつて共に踊った仲間が息絶えようとしている。
ズニアで一緒に頑張り抜こうと誓い合った仲間が。
とても年下とは思えない、冷たい雰囲気のこの男が、最期に思いがけない言葉を口にした。
誰かのそばで死ねてよかった・・・ありがてぇ・・
「島田・・・」
数分後、ロバの傍らでアヒル口は完全に動かなくなった。
【16番島田直樹死亡 残り31名】
60:ユーは名無しネ
04/06/25 19:27
アが早々と氏んだ!Σ(゚д゚ )
しかし最後の1行ワロタ(w
61:ユーは名無しネ
04/06/25 23:46
アっていつも最後の方まで残ってた印象がある
最近更新イパーイで嬉しい(・∀・)
62:ユーは名無しネ
04/06/26 22:41
このスレで前やってた、嵐進行役のリレー版まとめたサイトってある?
63:ユーは名無しネ
04/06/26 23:10
過去ログ探してなければ無いんじゃないの。
64:ユーは名無しネ
04/06/27 00:36
>63
㌧。じゃあ自力で遡ってくる。
65:ユーは名無しネ
04/06/27 01:45
バトロアものってアンハッピーエンドにするのは簡単なんだよね。
でもハッピーエンドにするのが難しい。少なくともかBR管理体制をぶちこわして
黒幕に反撃するまでいけば爽快なんだけどね。
66:74 ◆MKG/d.OGKg
04/06/27 02:44
今年の勢いにあやかった?阪神グッズ。
虎うちわ、虎Tシャツ虎はちまきに虎メガホン。
おおよそ戦闘に役立つものはなかった。
身につけて敵と遭遇しようものならせいぜい挑発することしかできへん。
こんなふざけた格好しとったら真っ先に撃ち殺されそうや。
ロバ○が衝突した場所からやや東に位置するここ観音堂には、関西最年長の横山裕が潜む。
環八での東京仕事、張り切って来てみたらこんなんなって・・・漫画みたいな展開や。
―――ついにうちの事務所にも回ってきたのか
―――社長はどう凌ぐつもりだ?国の要請となれば断るわけにも
―――ズニアから出すだろう、当然さ。いくらでも補充できる
少し前たまたま立ち聞きしてしまったあのスタッフさんたちの会話・・・この島のことやったんやろか?
ずっと気になっていた、ズニアを馬鹿にしたような内容。
あの話は今現在の俺らの状況と繋がっとるんやないか?国が関わって?
「・・・いや、分からへん。そんなこと、俺の頭じゃどうにもならん」
事実が分かったところでどうにも出来ん。
それより、俺の気がかりはこっちや・・・
横山は支給品の中のある物を見て憂鬱に襲われる。
ヒナに・・・村上に相談せんと。
こんなことあいつにしか話せへん。
それでどうにかなるとも思えへんけどせめて話を・・・あいつに話を、聞いてもらいたい。
あいつ今、どこにおるんや?
それほど広い島ではない。だが、お目当ての人間を探すとなるとそれはなかなか骨の折れることであった。
地図を広げるだけではどうにもならない。
自分のいる観音堂以外にも建物がいくつもあるようだ。
これらのどれかに潜んでいるのだろうか・・・
「・・・・困ったときは灯台や。灯台のお導きに従うのがええ」
横山の眼についたのは恐らく島で最も高いであろう建物。
ここにもさまよう船が一隻。横山は南東の灯台目指し、東の道を南下し始めた。
67:ユーは名無しネ
04/06/28 12:48
キテル━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!!
68:75 ◆MKG/d.OGKg
04/06/30 05:14
島の西側にはどういうわけか東側に比べて多くのズニアたちが点在する。
村上、丸山、八乙女の3名は、西のE04ポイントにいた。
この地点には、村上ら3人の他に、2人の人間がおり、そして現在1人の食欲旺盛な人間が平瀬村から向かっている。
村上たちは昨晩、ホテル跡なる建物をスルーし、その奥まで進み、深い森に隠れるようにして野宿した。
暗がりでも3人いれば心細いこともなかった。
地図によれば更に奥にはこの島で最も大きい池があるようで、そこから流れてくるひんやりとした空気が、
蒸し暑い夏の夜には心地よかった。
「ええかげん起きろや!いつまで寝とんねん?」
村上はだらしなく寝ている丸山の尻を荒っぽく引っぱたく。
「・・・今日オフやもん、もう少し寝かして」
丸山は意味不明のことを言ってクネクネと体を動かし抵抗する。
「アホ!ええから起きろ」
村上はもう一発引っ叩き、今度はその隣で寝てる八乙女の小さい体を揺する。
「光、光。そろそろ起きろや。あんま寝すぎると顔剥れるで。まだ眠いか?」
「・・・・・うーん・・・大丈夫、今、起きる・・・」
こちらは素直に応じた。
チチチ、と頭上で囀る小鳥たちが、一羽、また一羽と飛び去っていく。
時刻は2日目朝八時半を回っていた。
「・・・俺、ちょい寝不足気味ですわ。村上さん、えらい早起きやな」
「俺はちゃっちゃと寝たわ。短く、深く寝れば十分や」
「そうや、あかんわ俺ら・・・この島におったんや。寝てたほうが良かったかな、ずっと・・・」
合宿所で寝てるつもりだったのだろうか。丸山はキョロキョロ見回して今自分が置かれている状況を再認識している。
寝ぼけた顔の八乙女がボーッと丸山のほうを見つめていた。
「そや、チビっ子。おまえもおったんやな。えーと・・・光」
丸山は八乙女の頭を撫で撫でする。八乙女は少し間をおいてから、照れくさそうに丸山の手を払った。
「あ、そういや」
丸山はストレッチ運動をしている村上に体を向き直す。
「秋山君、昨晩死んだんでしたね。村上さん・・・・ラッキーやな、不謹慎やけど」
「・・・ああ、まあな。胸のつかえが取れたのは確かや」
69:ユーは名無しネ
04/06/30 11:11
食欲旺盛な人間が誰なのか気になる木(w
70:ユーは名無しネ
04/07/01 03:39
職人さん乙です
食欲(ryってやはりあの人なんですかね?
71:ユーは名無しネ
04/07/01 15:21
あの方かあの方だろうな(w
72:ユーは名無しネ
04/07/05 23:20
お待ちしております(・∀・)
73:ユーは名無しネ
04/07/08 16:09
職人様、引き続きお待ちしております。
74:ユーは名無しネ
04/07/08 23:27
1━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━!!!
2━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━!!!
3━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━!!!
75:ユーは名無しネ
04/07/09 03:16
自分も楽しみにお待ちしております(´∀`*)
76:76 ◆MKG/d.OGKg
04/07/14 10:27
「うーん・・・」 「ん?どないしてん光」
「・・・かゆい。刺されてる」 「刺されてる?」
八乙女はボリボリと腕を掻きむしる。掻いた箇所が赤くはれ上がった。
「ああ、蚊に刺されたんやな。おまえ何型や?」
「・・・O型だけど」
「そや、O型はあかんねん、確かあかんねんな?マル。食われやすいねん」
「いや、俺は知りませんけど。・・・うわっ!この辺り、よう見たらキショイ虫がうじゃうじゃおりますやん・・・・」
「ほんまや、蛆虫もいっぱいや。・・・・・早よここ出よ、移動や」
しかめっ面で立ち上がった村上は、2人にジェスチャーで移動を指示した。
3人はガサガサと草木を掻き分けて進行する。
昨晩は暗闇で気づかなかったが、相当森の奥深くまで潜り込んでいたらしい、
進めど進めどなかなか脱出できなかった。
「うわっ?」
ガランガランガランガラン
先頭を歩いていた丸山が声を上げると同時に、やかましい音が響き渡った。
「何や?何事や?」
「足に何かひっかかった、何かが絡まってん」
「・・・これ、空き缶だ。空き缶が、並べてあるよ。紐にぶら下がって」
八乙女はしゃがみ込み、興味津々で紐を揺さぶる。ガラン、ガラン
「・・・ビビッたー、何やこれ?」
丸山が引っかかったのは触れると音が鳴るような仕掛け。地上から数10センチのところに設置されていた。
一般的には敵の侵入を知らせるための仕掛けだろう、いったい誰が?
仕掛けの紐先を辿ると、巨大な古ぼけた建物が眼に入ってくる。
ホテル跡、地図にはそう記載されていた建物だ。
昨晩はこの建物を目印にその脇を通り奥の森に身を隠した。
「・・・・あそこか?」
村上と丸山は警戒心を強める。建物の古ぼけた雰囲気が2人の恐怖心を煽った。
「・・・・あ」
八乙女が小さく声を出す。村上と丸山が凝視していたのとは少しずれた方向から、ゆっくりと1人の男が近づいてきた。
77:ユーは名無しネ
04/07/14 19:13
久々にキタワァ*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(n´∀`)η*・゜゜・*:.。..。.:*・゜
78:ユーは名無しネ
04/07/15 08:11
キテタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!
79:77 ◆MKG/d.OGKg
04/07/15 09:25
「うそや、石田?・・・そんな」
丸山が真っ先に気づいた。八乙女はキョトンとしている、石田とはほとんど面識がないのか。
「これはこれは・・・関西の御一行様」
ゆっくりと、3人を舐め回すような視線・・・最後に視線の合った村上はギクリとする。
何や?今の嫌な感じは・・・
「・・・おまえか?こんな妙な仕掛け作ったの。どういうつもりや?」
「ああ、これ、なかなかいい出来でしょう?」
カランカラン、足で振動を加え音を出して見せる。
「・・・ずっと1人で心細かった。誰か通ったら声をかけようと思って作ったんですよ。」
石田は軽い微笑みを浮かべながら、ズカズカと3人に近づいてくる。
「お、こんな小さい子まで・・・ひどすぎる」
八乙女の肩に手をかけ、石田は嘆く。八乙女の表情もやや和らいだ。
丸山は、そんな石田を見て複雑な思いにかられる。
めっちゃいい人やん、石田・・・
こいつ、名古屋ズニアから関西ズニアになったり、関東に出て行ったり・・・頑張ってんねや・・・
子供に優しいやつに、悪いやつはおらん。 こんなやつを殺すだなんて、俺には無理や。
逆に、村上の中では不信感ばかり募っていく。
何やろう、どこか妙や、こいつ。根拠は無いけど・・・俺の偏見か?
「ほんと、ひどすぎるなあ・・・」
石田の右手が、八乙女の肩を離れる。
「・・・こんなチビまで俺と対等の権利を持ってるだなんてなあ」
「?」 「あかん、危ないっ!」
石田の不自然な動き・・・村上がいち早く反応した。
ブシュッ
返り血が、石田の顔を赤く染める。その顔には、少し驚きの色も浮かんだ。
「おっと・・・まずは苦労知らずの坊ちゃんから始末してやろうと思ったのに。思わぬ大物が飛び込んできたなあ」
石田の手には包丁が握られている、それはスタート地点で鮎川を殺した時に奪ったものだ。
わき腹を深く引き裂かれた村上は転げるように倒れこんでしまう。
それを愉快そうに眺める石田の眼には、不気味な光が差し込んでいた。
80:ユーは名無しネ
04/07/15 11:13
デ様キタ━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━!!!!
職人タソ乙です。続き楽しみにしてます。
81:78 ◆MKG/d.OGKg
04/07/15 11:32
「うがぁああっ・・・!あああっ!」
「あ、あわわわ・・・村上さん!」
足元に転がってきた村上は喚き散らし、丸山は動転する。
綺麗に切り開かれた腹部からは血が流れ出す。
「さすがに一撃では無理だったか。それでも十分致命傷のはずだ。かなり深く切り込めた」
「わああーっ?」
腰砕けになりその場にへたり込んだ八乙女は、堪えきれず絶叫する。
「・・・うるせーな、大声張り上げるなよチビ。すぐ始末してやるからっ!」
「ぐっ?」
腹部を蹴り飛ばされ、八乙女は一瞬息が止まり、激しく吹っ飛んだ。
そこで石田の興味は、無傷の丸山に移る。
「ここでおまえら3人とも死ね。ライバルは全員皆殺しだ」
「急にどうしたんや?石田・・・気でも狂ったんかっ!」
「・・・急に?ハハ、俺は最初からこうだぜ。最初に俺が殺し合いの口火を切ったんだ」
俺はすでに1人殺してるんだよ。次はおまえの番か?丸山。
「んなアホな・・・全部、演技だったんか・・・」
「ヒャハハハ、気づけよ、バーカ」
「さっきまでのおまえの姿は、嘘やったんやな・・・」
「・・・マル・・・」
苦痛で喚いていた村上が、必死に顔を上げる。
「マル、撃てっ!こいつは、悩む相手やない!・・・銃で、撃ち抜くんや!」
村上の言葉で、サッと変わる石田の顔色。
「銃?・・・おまえっ?」
村上に言われるまでもなく。丸山はすばやく決断していた。
カッターナイフと交換した八乙女の拳銃。改めて構えてみると鼓動が早くなる。
丸山は生まれて初めて人間に銃口を向けた。
「・・・まさか、そんな」
押せ押せムードだった石田の表情はあっという間に強張る。
「・・・許さんで、石田・・・こんなこと、平気でしでかすおまえは、許さへん!」
82:ユーは名無しネ
04/07/15 12:41
押せ押せムードのデ様(w
職人様キタワァ*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(n´∀`)η*・゜゜・*:.。..。.:*・゜
83:ユーは名無しネ
04/07/15 15:32
職人様キテタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!
84:ユーは名無しネ
04/07/15 19:42
デ様キ…(-_-)キ(_- )キ!(- )キッ!( )キタ(. ゚)キタ!( ゚∀)キタ!!( ゚∀゚ )キタ━━!!!
どこまでもデ様はデ様ですな(w
85:ユーは名無しネ
04/07/15 20:20
職人様キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!
しかし議長…マジデカー _| ̄|○
86:ユーは名無しネ
04/07/15 22:25
マルー、何だかんだ人が良さそうだから返り討ちに遭いそうでイヤソ
議長もデ様もがんがれー!
87:79 ◆MKG/d.OGKg
04/07/16 04:29
「げほっ・・・うう」
「・・・大丈夫か、ひか、る・・・」
「む、村上くん?・・・大変だよ、村上君の血、お腹から、血がっ」
「光っ、走れっ・・・!」
「え?」
「あいつから逃げるんや・・・あっちに向かって全力で走ってけ・・・」
「そんなっ!僕1人で?」
「そうや、1人で逃げろ。今が最大のチャンスや。あいつがマルに気をとられてる隙に、行けっ・・・」
「そんなこと出来ないよっ、僕もあいつと戦う!」
石田を睨みつける八乙女の眼は爛々としている、
この小さな戦士が本気で戦うつもりになっていることが可笑しくもあり、頼もしくも思える。
村上はフッ、と笑みをこぼした。
「・・・アホ言うな、おまえの敵う相手とちゃう・・・邪魔や、行け。ここは俺とマルで何とかする」
「いやだよ!僕も一緒にっ」
「早よせえやっ!本気で怒るでっ!!」
八乙女は気圧される。
激痛に耐えながら叫ぶ村上の眼は血走っている。
「・・・・・さ、行け。おまえがおったら足手まといや・・・」
「・・・村上君・・・・・・・・・・絶対に、絶対に死なないでよっ!」
八乙女は泣き叫ぶ。
涙を拭いながら、入り組んだ森の中へと駆け込んだ。
「死ぬなや、光・・・・くぅううっ!」
村上は手負いの体で懸命に立ち上がる。
誰か、助けを呼びに行かな。俺にできることと言ったら、それしか無い。
この状態じゃ、マルの力にはなれへん。
何とか、立ち上がるんや、俺の足っ!
88:80 ◆MKG/d.OGKg
04/07/16 05:46
「ちっ、チビは逃したか」
「おい、おまえの相手はこっちやで・・・無視してんなやっ」
「・・・丸山君・・・京都時代はお世話になったなあ。俺のこと覚えてる?前は関西ズニアでもお世話になってたんだよ」
「近づくな!・・・撃つで、それ以上動いたら、撃つ・・・」
「・・・ああ、撃ってみろよ。出来るもんなら」
挑発的な態度をとる石田に丸山の憤りは増大する。
しかし引き金にかかった指は・・・動かない。
「出来ねえよな、優しい優しいま・る・や・ま君」
「・・・馬鹿にすんなよ、俺だって、やる時はやるでっ!」
自分に言い聞かせるように、必死に声を張る。
もちろん石田のほうも余裕があるわけではない、銃口の恐怖に怯えながらこの劣勢を跳ね返すため必死に打開策を考える。
ふと、丸山は、村上が移動し始めてるのに気づいた。
脇腹をかばいなから。自分から、遠ざかるように。
・・・なんで?村上さん、どこ行くんや?
俺に背を向けて。
・・・・・俺を置いて、逃げるんか? 俺1人を残してっ・・・!
「・・・村上さんっ?」
その声に反応したのは村上ではなく石田のほうだった。
「うおおおおおおおーっ!」
チャンスを伺っていた獣が、雄たけびと共に丸山に襲いかかる。
「うわわっ?」
迫り来る敵に、ごくごく無意識に。丸山はすんなりと引き金を引いた。
カチッ
あれ?全く衝撃が、ない・・・
弾が、飛び出さへんけど?
慌てふためく丸山の右手に、空手家の回し蹴りが炸裂する。
拳銃は吹き飛び、木の幹に当たりその根元に落下した。
89:81 ◆MKG/d.OGKg
04/07/16 05:57
「おらおら、おらぁっ!」
石田は水を得た魚のように。一気呵成に攻め立てる。
・・・こいつ、ごっつ強い!
敵はいつかの空手チャンピオン。
次元の違う相手の攻撃に、丸山は抵抗虚しく沈められた。
勝負は肉弾戦に持ち込まれた時点でついていた。
希望の朝が、1人の男によって一瞬のうちに砕かれる。
ウ、ウソみたいや・・・こんなことってあるんかいな・・・
「危なかった・・・死ぬかと思ったぜ」
緊張感から開放され、大きく肩で息をつく。
「なんでや・・・なんで発射できへんかってん?」
ボコボコにされ大の字に倒れた丸山を尻目に、石田は余裕綽綽で丸山の銃を拾いに行く。
「・・・ハハハッ、アハハハハッ!」
銃を手に取った石田は、自分の幸運に感謝し、狂喜する。
「安全装置か。わざわざご丁寧にこんなものがついてるとはな。いやー助かったぜ」
安全装置・・・なんでやねん。いらんわそんなん・・・
「よしよし・・・今度は俺がしっかり撃ってやるよ。覚悟はいいか?丸山」
安全装置をはずして。石田は丸山に狙いを定める。
あかんわ、本当は俺が勝っとったねんで・・・
なんでや・・・
石田は丸山の左胸を撃ち抜いた。
勝ち誇り、すっかり動かなくなった丸山を見下ろす石田は、八乙女に続き村上の姿も見えなくなっていることに気づく。
「しまった・・・やつまで逃がしてしまったか?」
だがさきほど包丁で切り裂いた脇腹は重傷のはず。
そしてその脇腹から流れ出る血が、点々と地面に・・・道標のようについていることに気づいた石田は、ほくそ笑んだ。
【27番丸山隆平死亡 残り30名】
90:82 ◆MKG/d.OGKg
04/07/16 06:25
相当の傷を負っていたはずだが。死に物狂いで逃げたのだろうか。
「確実に始末してやるぜ」
血の道標は、村上がどこまで逃げようと確実に行き先を知らせてくれる。
このペースで行けばあっという間に追いつく。
差はどんどん縮まってるはずだ。
黒い影はぐんぐん森の中を突き抜けた。
もう、もうすぐのはずだ。ほうら、そろそろ村上の背中が・・・
森が開ける、視界が一気に明るくなってきた。
「な、なに?」
急ブレーキがかかる。
馬鹿な!
血の跡が、途絶えてる?
点々と続いていた形跡が、途上でプッツリと途絶えていた。
そんなっ!どうしてだ?
「まさかっ、戻ったのか?」
野生動物が用いる逃走法。
足跡をつけておいてからその足跡をバックステップで引き返すように。
それしか考えられない・・・ 完全に途絶えているのだから。
四方は深い森。全くもって視界は悪かった。
どこかで脇に逸れやがったのか!
しかしあの怪我でそんなことを思いつく?そんな、冷静な判断が?
「くそっ、気分が悪い!」
石田は自信を持って行った追跡がまさかの失敗に終わったことで癇癪を起こす。
そして一通り暴れて気が済むと。どこか釈然としないまま寝床にしていたホテル跡へと戻っていった。
「静かに・・・今、通り過ぎた」
「・・・や、やまぴぃ?おまえが、助けてくれたんか・・・」
「いや、助けたっていうか、思わず・・・」
自然と目線は村上の脇腹へと向く。
「ひどい傷・・・」
91:83 ◆MKG/d.OGKg
04/07/16 06:45
誰に?
山下は村上を促し服を脱がせ、それを破りながら尋ねる。
「石田・・・古いホテルのとこから出てきよった・・・マルが・・・殺されよった、丸山が・・・」
村上は言葉に詰まり、血で染まった手で顔を覆う。
山下は表情を変えることなく淡々と、破った服の生地で村上の傷口をグルリと巻いた。
完璧な救急措置ではない。明らかに欠陥があった。出血もほとんど止まってはいない。
もちろん簡単な処置では効果が無いほど傷は深いのだが。
「助かった・・・礼を言っとく」 「・・・どういたしまして」
「気づかんかった、血の跡で尾けられるやなんて」
「俺もたまたま気づいただけ。追跡者のかわし方も、なんとなーく、知ってた。・・・その傷は?どんな武器で?」
村上は山下の質問には答えずに、虚ろな眼でふらふらと立ち上がる。
「俺・・・・ヨコとすばるのとこに、行かなあかん・・・」
「え?」 「あいつら、俺がおらんとあかんねん・・・」
「何言って・・・・」
「俺が行かないとあかん気がするねん・・・ずっと胸騒ぎがしとった、探すつもりやったんや・・」
「・・・・」
村上は脇腹を押さえながら苦しそうに荷物を手に取る。
「あ・・・ねえ、武器は置いていってよ。もう使わないでしょ、その体じゃ戦えないだろうし。」
俺にちょうだいよ、治療代として。山下は左手を伸ばして指をちょいちょい動かし請求する。
「・・・・それが目当てで?」
山下は、深く一度頷いた。
「・・・そういうことかいな」
ドサッ
振り返らずに放り投げると、村上は歩み出す。
「これ全部?」
「もうええわ。・・・重いだけや」 「・・・ねえ、村上君」
ナップザックを引き寄せながら。村上の背に向けて話しかける。
「それ以上動けば死ぬよ。ここで安静にして、少しでも延命したほうが。
・・・どこにいるかも分からないすばる君や横山君探し出してそれで・・・どうするの?」
村上の動きが止まる。残酷な現実。
「・・・分からん」
ただ、俺に出来ることは残り少ない。2人が、俺のことを呼んでる・・・
92:83 ◆MKG/d.OGKg
04/07/16 06:50
間違い
「石田・・・古いホテルのとこから出てきよった・・・マルが・・・殺されよった、丸山が・・・」
正解
「石田・・・古いホテルのとこから出てきよった・・・マルが・・・丸山が・・・」
ミスったー!
まだ議長知らないし(w
苦しく訂正
93:ユーは名無しネ
04/07/16 06:56
>92
職人様乙です!丼米!
ドキドキの展開だ(・∀・)
94:84 ◆MKG/d.OGKg
04/07/16 07:02
あれじゃダメだ。
村上君、完全にイっちゃってる、妄想。
「2人が俺を呼んでる」とか、訳わかんない。
第一丸山君のことはどうでもいいのかな?まあもう頭の中めちゃくちゃなんだろうけど。
山下は危険ならしい石田に見つからないよう、ホテル跡を遠回りに眺めつつ来た道を引き返し、南西へ進行する。
「・・・すばるや横山なんてどこがいいんだか」
あー分かんない。さっきの村上君のあれは、世間一般で言う、友情?
そんなものが、この地獄の島で通用するのかどうか・・・
「ま、せいぜい頑張ってください、っと」
深い茂みを抜けて南側の道へと飛び出ると、山下は村上のナップザックの中身をぶちまける。
水と食料を自分のナップザックに移しかえ、残った物を品定めする。地図、懐中電灯・・・
「・・・ブーメラン?」
なーんかいまいちだな、原始的。もっといい武器期待してたのに。
これって投げた後自分のとこに戻ってくるんだっけ。 「どれどれ・・・・」
ブンッと試しに投げてみる。それは真夏の大空に大きな楕円を描いて、
遠くの方まで行くと今度はグググッと進路を変えて、自分のいる方向に曲がってくる。
ガサッ!
「あっ!」
村上のブーメランは高い木の中に吸い込まれ、それっきりうんともすんとも言わなくなった。
「あれー、落ちてこない・・・」
なんだよ、ダメじゃん。やっぱ村上君全然ダメだわ。しかも相手に当たってもイマイチじゃん?今の感じじゃ・・・
相性が悪かった武器をあっさり諦めてまた歩き出す。
山下の前方から、歩いて近づいてくる者がいた。
俯きながら、いかにも重そうな足取りで。
今度の相手はどこも怪我してる様子はない。
ああ、あいつ、例の石田と同じユニットの。
この島に来てたのか、確か辞めたとか聞いてたけど?
「またこれの出番かな」
見かけ倒しのモデルガン、でもこれが案外上手く使える。
「はい、そこの人止まって。手を上げろ」
重そうな歩を止めると、萩原幸人はゆっくりと顔を上げた。
95:85 ◆MKG/d.OGKg
04/07/16 07:24
「ああ、山下君・・・」
「ああ、じゃなくてっ。手を上げろ。撃たれたくなかったら」
山下は左手を数回振り上げ、相手にも手を上げるよう指示する。萩原はナップザックを背負ったまま、ゆっくりと両手を挙げた。
「・・・背負ってる荷物、ゆっくり下ろして。ゆっくりね。ちゃんと指示に従わないと撃つよ」
実際には撃てないモデルガンをちらつかせ、安田の時と同じように萩原に言うことをきかせる。
萩原は何を考えているか分からないいつも通りの表情で相手の言うとおりに動く。だが、笑顔は無い。
「君の武器は?萩原君。武器だけ置いていってくれれば。残りの荷物は君にあげるから」
すでに自分の所有物であるかのように。山下は傲慢な態度で臨む。
「・・・」
「どうしたの?武器、何?」
「・・・武器と言えるかどうか、分かりません」
「だから、武器は何」
石田みたく凶暴なのかと思ったら。敬語かよ。
それにこの人、身長案外低いな。山下は普段の仕事であまり絡まない柔らかダンサーのことを、事細かに観察する。
「パン・・・10人分の食料って、書いてました・・・それでも、いいですか?」
「・・・・・・食料?」
10人分って・・・またハズレか。しかし何て武器だろう・・・そんなパンばっか持たされても、何の役にも立たないし。
・・・でもこの人の場合は違うのか、な。
萩原は自ら進んでナップザックの中身を山下に見せる。大量のパンが顔を覗かせている。
「・・・いいや、そんなに要らないや。もう行って。妙な行動は起こさずに。とっととどっか消えて」
萩原は嬉しそうに微笑しペコリと頭を下げ、山下の脇を駆け抜ける。
「・・・そうだ、萩原君」
山下はモデルガンをしまいながら、萩原を再度呼び止める。穏やかな顔で立ち止まる萩原。
「石田君に会いたくない?俺、彼の居場所知ってるんだけど」
「・・・え、どこに?石田、どこにいるんだ?」
明らかに不思議ちゃんの表情が変わる。あれ、石田ミニ情報にこんなに興味を示すなんて。山下は少し驚いた。
「石田君、萩原君に会いたがってたよー・・・かなり困ってるみたいだったけどな」
「ほんとにっ?今、あいつどこに?」
96:ユーは名無しネ
04/07/16 09:03
更新イパーイキテタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!
P性格悪っ(w
97:ユーは名無しネ
04/07/16 20:31
食欲旺盛な人間キタ━━━━(´∀`)━━━━!!!!
更新満載乙です。
ますます続きが気になる展開。
98:ユーは名無しネ
04/07/16 21:32
自担…(つД`)
99:ユーは名無しネ
04/07/17 00:48
イパーイキテタ━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━!!!!
ワクワク(・∀・)
100:86 ◆MKG/d.OGKg
04/07/18 06:31
・・・ホテル跡とかいう建物。行ってみたら?
彼は相当荒れてるみたいだ。誰かズニアのことも殺しちゃったらしい。
同じユニットの君が止めてあげて。
山下は最後にそう告げて、萩原を解放する。
萩原はすっかり青白い表情になり、早足でホテル跡へと向かった。
・・・どうだろうなー、話聞く限り石田は相当ヤバめだけど。
でも萩原ならあるいは、石田の心を・・・
石田が腑抜けになってくれれば強力なライバルが1人減る、願ったり叶ったりの展開。
仮に萩原が殺されるようなことになっても・・・
「・・・ま、それはそれで」
問題ない。俺には関係ないこと。
ただ2人で手を組んで暴れられるのだけは厄介だね。そうならないことを祈るよ。萩原のあの感じじゃ有り得ないと思うけどね。
「さて、ここからどうしよ」
いまいち強力な武器が手に入らない。あまりちんたらしてもいられない、期限は着実に迫っているのだから。
あいつを見つけないと。
あいつを見つけたら、俺はどうするんだろう?
「やっぱ殺らないとダメなのかな・・・」
左手が微かに震え出す。
かっこ悪い。柄じゃないよ、こんなの。
震えを押さえ込む。
これからは一瞬の迷いが命取り。行く手を阻む障害は全て、取り除いてやる。
石田、どうして。どうして?
おまえ、殺人に手を染めたのか?
信じられない、あいつは誰よりも強い心を持っているはずなのに。
パンがいくらか荷物からおぼれ落ちる。
それでも萩原は気にしない。
「俺が、何とかしてやらないと・・・」
石田を止めなきゃ!
それがここに紛れ込んでしまった俺の使命なんだ、きっと。
101:87 ◆MKG/d.OGKg
04/07/19 07:07
ズニアの皆、おはよう。早朝6時に引き続き朝9時半の放送だ。少しペースが上がってきたかな?
今朝草野、島田、丸山と新たに3人脱落だ。
君たち1人1人にはそれぞれ課題が課せられていることを忘れてはいないね。
この島に来たからにはしっかり殺し合いに参加してもらうためだ。
そのタイムリミットまで1日を切ったが、標的抹殺のメドはついたかな?
前にも言ったとおり、その課題をクリアした者たちだけがその後の最終段階へと進める。
だが簡単には相手が見つからないだろう。
捜し求めて精力的に動き回ってる者たちが何人かいるな、君たちの頑張りはレーダーで見てるぞ。
この機会に頑張ってる者たちには特別にご褒美をやろうじゃないか。
いいか、おまえらの標的の居場所を教えてやる
36番米花、おまえが一番動き回ってるようだな、模範生だ。平瀬村に行け。
9番大倉忠義、君の標的はそんなに遠くないぞ、F04だ。
19番田中聖は源五郎池、20番東新良和は西の海岸E01、それぞれ行けばお目当てに近づける。
さあ、他の諸君も頑張れ。もっと動き積極性を見せるんだ!
「佐野さんは何であんなに一生懸命なんだろう・・・本気でやってるんじゃないかと心配になるよ」
「そりゃ本気さ・・・あの人、一度やると決めた以上は貫き通してる」
半端じゃないよ、与えられた仕事に懸ける思いは。
佐野のいる放送室の隣、コンピューター室のこの時間の当番は宮城&良知である。
地図を見ながら次の禁止エリアの位置を、2人であれこれ思案する。
「佐野さんもだけど、良知君もなかなかだよね。
俺から見れば大堀君と良知君には、ズニアの皆への思い・・・すでに無いようにすら見えるけど」
佐野って人のことはよく知らない。でも大堀君や良知君はすっかり変わってしまった様に見える・・・
宮城はチクリと皮肉ってみせた。
「・・・そうかな?俺から見れば、おまえだってそう見えるけどね」
102:88 ◆MKG/d.OGKg
04/07/19 08:08
「違っ・・・俺は」
「お互い様だ。俺もおまえも、こうしてここに来ている以上は、何の言い訳も出来ない」
「違うよ!俺がこの計画の全容を聞いたのは・・・ここに来る直前だったんだからっ!」
「だから言っただろ、お互い様だって」
淡々とした中にも爽やかさが垣間見える良知の所作が宮城を苛立たせた。
何でも分かってるような顔して、やりにくい。
これ以上続けるとどんどん相手のペースに巻き込まれる。
宮城は話題を変えた。
「ところで、なんで・・・萩原君が?ずっと気になってたんだけど。
どちらかというと俺らの側の人間じゃないのかな。
いや、魔と菱は一応良知君の担当だから、何か知ってるのかと思って・・・」
良知の作業する手がピタリと止まる。
「?」
「それは・・・俺のせいだ、俺が余計なことしたばっかりに」
「・・・・話してよ」
言ってもしょうがないことだ、もう手遅れ。おまえに話してもどうにもならない。
ごねる良知に、そういうことじゃないだろと宮城は詰め寄る。
しばらく押し黙った後で。良知が渋々話し出す。
「国と事務所が組んでの夢の一大イベント・・・そういう触込みだったからね。
参加するズニアにはメインで活躍してるやつらもほとんど含まれてて・・・。
だから俺が進言したんだ。ぜひ萩原も参加者に加えてやってくれ、菱の他3人と一緒に、って。
その時はもちろん、こんな殺し合いが行われるなんて夢にも思わなかったよ。
当初の予定では菱からは3名のみだったのに、俺が無理やり捻じ込んだんだ」
次第に良知の頭が垂れていく。
「こんなことになるなら・・・俺、後悔してるよ。あいつに詫びたい・・・」
出来れば今すぐここを飛び出して、あいつを連れ戻しに向かいたい・・・
良知の落ち込み様に、宮城は萩原の話題を振ってしまったことを後悔する。
その後話を続けるよう強要したことも。
「・・・大丈夫、萩原君はまだ生きてるんだから」
何の慰めにもならない言葉をかける。
良知の頭は垂れたままだった。
103:89 ◆MKG/d.OGKg
04/07/19 14:29
「俺が模範生だと?」
どういうことだよ、俺が人殺しのために島中駆け回ってるとでも思ったのか?あの軍服は。
どこにいる?屋良っち、町田さん。
秋山が何者かに殺された。
何だかんだで頼れた存在の喪失、アッキーをやったやつは許せないという思いも膨らむ一方で、
ますます屋良や町田のことが心配になる。
米花は朝から島の南部を動き回り、危険も顧みず手当たり次第に人の隠れていそうな所を見て回った。
3時間以上かけて探し回ったが、出くわしたのは診療所にいた風間俊介とだけである。
出くわした、というよりは米花が相手の存在を一方的に確認したに過ぎない。
風間は室内で何やらしていたが、声をかけずに立ち去った。
今思えば、町田や屋良の情報を何か握っていただろうか・・・
いや、その可能性は限りなく低いだろう。
自分自身、こうして派手に動き回ってもほとんどズニアとの接触が無い。
それは風間も同じことだろう。あのように室内に篭っているのなら尚更だ。
ふと、急ぎ足になっていることに気づく。
無意識のうちに西へと向かっていた。
「ああ、何やってんだ俺は」
平瀬村とやらに行く気か?行ってどうする?
安田章大を発見するのが俺の目的ではないはずだ。やつらに踊らされてはダメだ。
そもそも標的うんぬんはただの脅しかもしれない、俺たちを醜く争わせるための。
ただの脅しかも・・・それは俺の願望なんだろうか。
そうあってほしいという、希望・・・?
「しっかりするんだ剛史」
自己をしっかり持て!見失ったら負けだ!
しかし・・・
「平瀬村・・・」
・・・行ってみるか?
確かに人が隠れるには持ってこいかもしれない。
民家や小屋など建物が点在しているのだろう。
その中に、あの2人が潜んでいても不思議じゃない、調べてみる必要はあるのかも。
「・・・よし」
104:ユーは名無しネ
04/07/19 15:13
イパーイキテタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!
職人様乙です(・∀・)
105:ユーは名無しネ
04/07/21 04:52
最終段階って何だろう(・∀・)ドキドキ
106:ユーは名無しネ
04/07/26 22:08
みんなどうなっちゃうんだろ
続きお待ちしております
107:ユーは名無しネ
04/07/28 00:49
108:ユーは名無しネ
04/07/28 01:27
?
109:90 ◆MKG/d.OGKg
04/07/28 14:06
E01地点は断崖絶壁が続く、険しい非常な難所である。
サスペンスドラマの最終盤で使われそうな画面・・・
座り込む人影。
昨晩、危険な足場を通り苦労してやっと辿り着いた。
漆黒の海が広々と展開する、足下を見ると吸い込まれるような。
どのズニアよりも早く出発した赤西仁には、先手を打つ権利があった。
後続を待ち伏せることも出来た。が、彼は逃げを選ぶ。
「殺し合い」、あの男が言ったとおりのことが本当に起こるとしたら・・・
北西の道を大きく迂回し、4つの道が交差する分かれ道に辿り着くと、そこで初めて地図を広げる。赤西は5つめの道を選択した。
道無き道を道を進み、現在の場所へ。
目と鼻の先には島が見える、あそこまで逃げれれば完璧だろうけど・・・海が邪魔をして渡れない。
でも、ここでも十分、この高さなら誰かの目に触れるようなことはない。
「西の海岸E01って・・・」
俺のことじゃないよな?
東新が狙ってるのは俺じゃないよな?
他に、他に誰かが近くにいるんだ、俺以外に。
・・・・俺以外に誰かいるんだろうか?・・・
先ほどの放送が気にかかってしょうがない、不安は打ち消せない。ここなら絶対に見つからない自信はある。
でも万一、この場所が発見されてしまったら?
「返り討ちに・・・」
首をブンブン振る。それだけは絶対にしない。
人を殺すなんて俺には・・・無理。
なら、どうする?
背後は海、逃げ場が無い・・・
崖下にはわずかに足場となるスペースがあったが、そこにあるのは小さな洞穴だけ。
当然それ以上先には進めない。
思い悩んだ挙句。
「・・・やっぱ逃げよう」
動かなければ確実に安全。だが、この時の赤西にはじっとしていることは出来なかった。
110:ユーは名無しネ
04/07/28 14:39
キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!
キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!
ずっと楽しみにしてたんだよ
嬉しい(´Д⊂ヽ
111:ユーは名無しネ
04/07/28 22:38
続きキター(AA略
職人さん乙!
112:ユーは名無しネ
04/08/01 23:29
∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧
ニャァ━(*゚∀゚)*゚∀゚)*゚∀゚)*゚∀゚)*゚∀゚)*゚∀゚)*゚∀゚)*゚∀゚)*゚∀゚)*゚∀゚)*゚∀゚)*゚∀゚)*゚∀゚)*゚∀゚)*゚∀゚)*゚∀゚)')━ン!!!
| ⊃ ⊃ ⊃ ⊃ ⊃ ⊃ ⊃ ⊃ ⊃ ⊃ ⊃ ⊃ ⊃ ⊃ ⊃O /
~(_,,.つ(_,,.つ(_,,.つ(_,,.つ(_,,.つ(_,,.つ(_,,.つ(_,,.つ(_,,.つ(_,,.つ(_,,.つ(_,,.つ(_,,.つ(_,,.つ(_,,.つ(_,,.つ
(/ (/ (/ (/ (/ (/ (/ (/ / (/ (/ (/ (/ (/ (/ (/
113:ユーは名無しネ
04/08/02 03:45
久しぶりに覗いたら更新イパーイキテター!
自担の再登場が待ち通しい
114:91 ◆MKG/d.OGKg
04/08/07 00:20
行きはよくても帰りは・・・
「怖ぇ・・・」
自分の眼を疑う。
俺こんなとこ登ってきたのか・・・?
赤西の眼からは実際よりも相当急斜面に見える。
うっかり足を踏み外そうものならまっさかさまに転げ落ちて痛い目に遭うだろう。
こういう斜面は登るよりも降りるのが難しいんだよな・・・
「・・・大丈夫、登れたんだからよ」
慎重に、慎重に。ゆっくり行けば。
ここは・・・大丈夫、力を入れても崩落しない。
崩れないようなしっかりした足場を探りながら、赤西は降り始めた。
2、3歩降りた時。
先ほどまでは誰もいなかったのに。
自分の右足越しに見る視界の中に、男がいた。
その男は息を切らしながらこちらを見上げている。
「・・・嘘だろ?」
最悪のケースとして、出会ってしまうことは考えられたけど・・・
マジで?こんなに早く?
「・・・見つけた」
ぼそっと呟き、男は懐から拳銃を取り出す。
通常タイプの拳銃はこの島に三丁出回った。
それらは八乙女光、薮宏太、そしてこの・・・東新良和の手に渡った。
東新のものは八乙女の持っていたそれより、やや射程が長く威力も出る。
「E01・・・間に合った。近くにいて良かった、逃げられずに済んだ」
冷静に安全装置をはずして。東新は赤西に狙いを定める。
「うおあああっ?な、何すんだよ、おまえ?」
「・・・もっと降りてこいよ、ここから狙い撃ちにしてやる」
「そ、それ、本物か?だったら撃つな、撃つなよ?」 「・・・試してみる?」
ターーン
放たれた弾丸は、赤西の足元の岩盤にヒットした。
115:92 ◆MKG/d.OGKg
04/08/07 01:52
凄げぇ音、弾が・・・本物だっ、東新本気だ!
俺のこと狙って・・・やっぱりあの放送は俺の居場所のことだったんだっ!
「うわあぁっ・・・」
情けない声を出して、赤西は駆け上がり逆走した。
「あ、待てっ!」
しまった、しくじった。せっかくのビッグチャンスを。
この拳銃には予備弾はついてなかったから、残る弾は5発。
でも・・・初体験にしては悪くない、問題なく発射できた。
次は必ず・・・仕留めるっ!
興奮で熱くなる胸の鼓動とは対照的に、頭は冷静に回る。
「・・・逃がさないぞ」
崖上に行く道は見当たらない。勿論階段も手すりもない。
ここをそのまま登るしかないのか?
「・・・よしっ」
短い手足を懸命に伸ばし踏ん張りながら。それでもなかなかのスピードで登り続ける。
「くっ、険しいな・・・」
頂上が近づくにつれ、赤西が戻ってきて襲いかかってくることも考え右手に銃を握りつつ。苦しい体勢で何とか険しい崖を登り切る。
一面に広がる海、高い海岸線に出た。
だが、赤西の姿は見えない。
「どこに消えた?」
ここまでは正真正銘の一本道、他に逃れる場所は無いはず。
足場が許す限り、崖先ギリギリまで歩み寄る。
「この下・・・」
空間がある。更に身を乗り出し、下を覗き込むようにすると岩肌がポッカリと口を開けている。
洞穴?
どうする?突入するか?崖の際だ、中がそんなに広いとは思えない。奥に抜け道もないだろうし、行き止まりだろう。赤西はこの中だ。
「・・・いや、待てよ」
武器が・・・武器が気になる。あいつは、どんな武器を?
116:93 ◆MKG/d.OGKg
04/08/07 03:22
「どうする、どうする?」
東新の読みどおり、赤西の逃げ込んだ洞穴の中は暗くて狭く、行き止まり。
追いつめられるのは時間の問題だ。
「何か、何かないか?」
東新に互角に対抗できる、武器!
ナップザックを粗雑にぶちまける。
昨夜確認してもう分かってるのに・・・ご立派な拳銃なんて、間違っても出てこない。
くれよん(36色)、じゆうちょう(おえかき用)。
「ちくしょー、バカにしやがってっ」
このクレヨン、ポキポキ折れやがるぞっ!
大体36色あるから何だってんだ、こんなとこで役に立つわけねーだろっ!
怒りにまかせて箱を振り回すと、36色クレヨンはバラバラそこいらに散らばった。
「ダメか・・・」
あんな運悪く出くわしちまうなんて・・・
最初からここに逃げ込んでおけば見つからずに済んだだろうなあ・・・
全て後の祭り、後悔するだけ虚しくなる。
「亀・・・」
あいつ、生きてっかな・・・
田口、おまえは相変わらず平和にニコニコ笑ってんのか?
聖、上田、中丸・・・今、俺、無性におまえらに会いてぇよ・・・
カツンの仲間たちの顔が、次々浮かんでは消えていく。
「ヘヘ、ただ黙って殺されるなんてのもバカだな・・・」
懐中電灯で照らすと、洞穴の奥に、古い木の枝が何本かあるのが分かる。
枯れた木の枝でも、なかなかぶっとくてしっかりしてる。
クレヨンやおえかき帳よりは使える武器になる。
拳銃には敵わないけど、精一杯抵抗してやる。
これで上手くやり過ごせば逃げられるかもしれない。
赤西の頭上では、東新の方も身動きできない。膠着状態が続く。
20分近く、お互い動けなかった。
117:94 ◆MKG/d.OGKg
04/08/07 03:41
「これって完全に持久戦だな、ハァ」
有利な立場の東新にも疲れが見える。
追いつめられた鼠は猫に噛み付くことだってある。
決して油断は出来ない、気は抜けない。
でも、これだけ長い間、やつが篭ったまま出てこないってことは・・・少なくとも、俺の拳銃以上の武器は持ってない?
それとも、そう思わせるのが作戦?
「まさか、あの赤西に限ってそこまで利口なことは」
ないだろう。そろそろ仕掛ける潮時かもしれない。
「・・・行くか」
これ以上待っても同じこと。どっちにしろ突入してこの弾丸を撃ち込まないと・・・あいつを殺すことは出来ないんだから。
シュウウン…
耳元で何かがしなる音がした。空を切るような。
「ん?」
振り向いた瞬間。
ピシィッ!
「あっ?」
眼が、開かない・・・痛い!何が、俺の体に何が起きた?
人の、近づく気配を感じる。こいつは・・・
誰だっ・・・!
血の滲む瞼を懸命に開ける。痛い・・・。ぼんやりとしか見えないが、確かに1人の人間が目の前にいる。
右手に・・・ナップザック、左手には細長い・・・それが武器か?それで攻撃を?
次第に、輪郭がはっきりしてきて。相手の顔が分かった。
「お、おまえっ・・・?」
おまえが俺を、やったのか?
なぜ、おまえがここにっ・・・
「うわあああああーーっ?」
痛みと動揺でふらついて、足元を踏み外す。
爆音はうねる波音にかき消され。
東新の体はあっという間に大海原に飲み込まれていった。
118:95 ◆MKG/d.OGKg
04/08/07 04:06
「あのヤロー・・・生殺しかよ」
とっとと止めを刺してくれ。そのほうが楽になれる・・・
時間、どれくらい経ったんだ? 暗くて狭い空間で感覚がおかしくなる、極度の緊張の中、憔悴する。
ピーンポーン
「わっ?」
チャイムとともに、洞穴の中にも最新の放送が流れ込んできた。
「ビビッた・・・脅かしやがって」
・・・正午前の放送・・・11時半・・・
11時半っ?もうそんな時間?
最初に動きだしたのは多分10時前だと思ったけどな。んで東新に会っちゃって・・・
そんなに長い間、俺ここで頑張ってんのか。
・・・禁止エリア・・・C01D01E01・・・
E01?今E01って言った?やっべーな、俺。ここじゃん。
まあもう関係ないか、俺はここで死んじまうんだ、東新に殺されて。そうさ、関係ない。
・・・でも、東新のやつも逃げないと。ここはE01だから。あいつもトロトロしてると間に合わないな。
・・・ってか、あいつ
「・・・何やってんだ?」
何で降りてこない?こんなに長い間・・・
もしかして、ここに俺がいることに気づかず行ってしまった?
「ヤタッ、それならバッカみてーじゃん、俺」
・・・1人死亡・・・20番東新良和・・・
「えっ?」 今の放送、なんて?
耳を疑う。何で?何で東新が?
「眩しい・・・」 誰も、いない。東新の姿は見えなかった。
東新の持っていた拳銃だけが、崖上にポツンと残っている。
「あいつ、ここから海に・・・落ちちゃったのか・・・・?」
東新が死んでから1時間以上して、東新の死を知った赤西。
東新の身に何が起きたのか、赤西は何ひとつ分からない。
それを知るのはもっとずっと後のことだった。
【20番東新良和死亡 残り29名】
119:ユーは名無しネ
04/08/07 06:48
おわー気になるのう。誰が助けてくれたんだろう?
(何故おまえがここに)ってもの凄い意外な人物なんだろうな。
何にせよ、職人様お疲れさまです。
120:ユーは名無しネ
04/08/07 19:49
キテタワァ*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(n´∀`)η*・゜゜・*:.。..。.:*・゜
121:ユーは名無しネ
04/08/09 01:45
短い手足にワロタ(w
職人様乙です つ旦
122:ユーは名無しネ
04/08/10 23:25
答申っていつもやる気マンマンな気がする。
123:ユーは名無しネ
04/08/10 23:27
щ(゚Д゚щ)続きお待ちしております
124:96 ◆MKG/d.OGKg
04/08/17 03:12
赤西が東新に追いつめられて、洞穴に引き篭もっていた頃。
ホテル跡で、萩原幸人は1人っきり。退屈な時間が続く。
萩原がここに到着したのは9時半、お目当ての石田友一はいなかった。
それから1時間半経った今も、状況は変わらない。
ガセネタ?
いや、誰かがいた形跡はある。
ここのすぐ脇で、丸山隆平の死体を見た。
山下の言うように・・・あれは石田が殺ったのか?
「うそだ、違うよね石田」
橋田が昨夜死んだ。そして島田も、今朝・・・
信じられない。あの直樹が・・・
菱で残ったのは俺と石田だけ。
「2人で協力してこの地獄を乗り切らなきゃいけないんだよ・・・」
そのために、何としてもあいつを止めないと。
絶対にだめだ。人を殺して生き残っても、一生苦しむことになるのに。
時刻にして10時56分。
戸が勢いよく開いて、とうとう石田が現れた。上半身は裸。
「石田・・・良かった、やっぱりここで合ってたのか」
「おまっ・・・ここで何してやがる?」
石田はひどく驚いた表情を見せ、慌てて銃を構える。
「俺だよ、俺、萩原。ねえ、そんな怖いものやめてよ・・・」
「うるさいっ、ここは俺の拠点だぞ、勝手に入り込みやがって。おまえ、どこから来たんだよっ?」
「・・・どこからなんて分からないよ、よく覚えてない。おまえに会いに来たんだ」
「・・・俺に?」
「菱、今生き残ってるの俺とおまえだけだよ・・・放送で、聞いただろ?」
「・・・ああ。2人は早々とドジったみてえだな・・」
「俺、何もしないよ。だから銃はしまって。ここでゆっくり話そう」
萩原は腰掛けていたソファの上を滑るように移動して石田用にスペースを空けると、ポンポン、と促す。
石田は、少しためらいを見せながらも指示通り座った。
125:ユーは名無しネ
04/08/17 12:19
キタ━━(゚∀゚)━━!!!!!
126:ユーは名無しネ
04/08/18 17:19
続き待ちhage
127:ユーは名無しネ
04/08/19 07:29
マジ気になる。ラストまであと何回ぐらい待てばいいんだろう?
早くラストが知りたい!
128:ユーは名無しネ
04/08/21 19:14
クレヨンとお絵かき帳にワロタ。
職人さん、続きお待ちしておりますщ(゚Д゚щ)
129:ユーは名無しネ
04/08/22 22:39
職人さん乙です
しかしデ様なんで半裸なんだろ‥
130:97 ◆MKG/d.OGKg
04/08/25 04:37
「山下?」
「うん。会った?」
「いや・・・」
全く予想外の人物に自分の情報を知られていたことで、石田は訝る。
「上、裸で、何してたんだ?」
「・・・奥の池で水浴びだ。ちくしょう・・・どこにいやがる?山下は」
「無駄だよ、多分もう近くにはいない。それより・・・」
萩原は改まって石田に向き直る。
「そこに死体が転がってたけど、あれは・・・」
「ああ、俺がやった。」
「・・・そんな、サラリと・・・もうやめるんだ、殺人なんて許されない」
「馬鹿、そんな甘いことは言ってられねえ」
体を背ける。
「ここでやめるわけにはいかねえ。俺はノルマの始末がまだついてない。死ぬのは嫌だからな」
「・・・ノルマのことなら俺もまだだ」
重い空気が流れる。
長い沈黙の後で、再び萩原が口を開く。
「・・・とにかく、夜まで待とう。そうすればもっと犠牲者が出るはず。上手く行けば、俺たちの標的も・・・」
「おまえ・・・」
「俺はただ、石田にはこれ以上・・・手を汚してほしくないんだ」
「・・・何をふざけたこと。もう遅いさ、俺はすでに2人を」
「だからそれで終わりだよ!それで、終わりだ・・・」
萩原の言葉で、胸のあたりが疼く。
もう決めたのに・・・戦い続けると決めたのに。
「・・・仕方ねえ、な・・・ただし夜までだ。夜までに標的が消えてなかったら消しに行くぜ」
「うん。その時はもう、止めない。」
萩原は満足そうに笑う。
「おまえってやつはほんとに・・・不思議ちゃんだなあ。何しに来たんだよ。俺のこと邪魔しに来たとしか思えねえ」
石田は頭を掻き毟った。
131:97 ◆MKG/d.OGKg
04/08/25 04:44
>127
ああ、ラストのほう早く書きたいなー
しかしここまで読み返したらあまりに下手糞な文でワロタ
いろいろ説明入れたら流れが分かりづら杉
もっとコンパクトに書かないとダメだな(w
132:98 ◆MKG/d.OGKg
04/08/25 05:18
「どういうことだ?これは」
責任者の佐野瑞樹のほか、4人が室内にいる。本部、昼の総点検。
伊藤達哉が緊張した面持ちで佐野の目の前に立つ。
「伊藤。コンピューターの頭脳部はどこにある?出しなさい」
「・・・もうここにはありません」
「どこにある?」
「・・・生田斗真に武器として渡りました」
「・・・何のためにそんなことをした?」
「別に・・・俺の気持ちの問題だから」
「厄介なことをしてくれたな。おまえはすでに覚悟が決まっているものだとばかり思っていたが。・・・残念だ」
佐野は腰の警棒を抜く。
「待ってください!」
宮城が叫んだ。
「イットは、斗真にコンピューターの複雑な使い方までは伝えてません。だから、禁止エリアを解除されたりすることはないんです。
佐野さん、頼みます。ITのこと、許してやってください!」
「・・・宮城、おまえも知ってたのか?」
「そ、それは・・・スイマセン」
「・・・やれやれ。大堀、良知。伊藤を閉じ込めておけ。処罰は国が下す」
警棒をしまい、あっけにとられとまどう2人に指示を出す。
「で、でも、どうするんですか?アレがこの建物に無いと、首輪の爆破装置を作動させることもできませんが・・・」
伊藤の右腕を掴みながら、良知が進言する。
「それは大丈夫、この周囲は禁止エリアだ。俺たちに反抗しようとしても、彼らはここには入って来れない。
・・・伊藤、本当に生田には使い方を教えてないんだな?」
「・・・教えてたら、もうとっくに禁止エリア解除されてますって」
「・・・信じよう。よし、連れて行け」
2人に両脇を抱えられて、伊藤は別の部屋へ移される。
残された宮城は、佐野に向かって頭を下げる。
「すいませんでした・・・イットのやつが、あんなこと。佐野さんだって苦しいのに・・・」
「・・・気にするな、それに伊藤のことは心配は無用だ。俺には、おまえたちを守る義務もある。
伊藤のことも、上に命乞いの口添えをするつもりだ」
133:ユーは名無しネ
04/08/25 22:38
>132
おおおなんか凄いことになっている~斗がキーパーソンかぁ
134:ユーは名無しネ
04/08/28 01:51
更新キテタ━━(゚∀゚)━━!!!!!
135:ユーは名無しネ
04/08/31 21:22
щ(゚Д゚щ)続きお待ちしております
ラストまでいっき読みしたいデス
136:ユーは名無しネ
04/09/01 14:17
何だかスゴイ展開になりそうだな
ずっとずっと応援してます
137:ユーは名無しネ
04/09/01 21:38
∧_∧ ∧_∧ age
(・∀・∩)(∩・∀・) age
(つ 丿 ( ⊂) age
( ヽノ ヽ/ ) age
し(_) (_)J
138:99 ◆MKG/d.OGKg
04/09/04 10:25
宮城は事務室に閉じ込められた伊藤にドア越しで話しかける。
「大丈夫か?イット。・・・だから言っただろ、やっぱりバレちゃったじゃないか」
「・・・だな。でも助かったぜ、おまえがフォローしてくれてよ。急に喋り出した時はどうなることかと思ったけど」
「・・・俺も夢中で気がついたら喋ってた」
「でも結局どうしようも出来なかったなあ、皆は今でも戦い続けてて。
頼みの綱のアレはただの探知機として使われてるんだろうしな。無力だぜ」
「・・・そのことだけどイット、俺さ・・・」
「宮城、何してる?」
良知の声に話が遮られる。
「コンピューター室で点検の続きだぞ。何か不備があるかもしれない」
「・・・分かった。今行くよ」
じゃあなイット、また・・・あとで。
宮城は小さく囁いて事務室前から離れた。
「俺にも事情話してくれれば良かったのにな」
「ごめん良知君。隠し事だなんて・・・・」
2人がコンピューター室に入ると、大堀治樹はレーダーの前に立っていた。
大堀は宮城たちのほうには反応せずにレーダーの一点を見つめたまま動かない。
灯台には、3つの点灯が集まっている。
加藤、すばる、そして・・・
「そこ、動きがないな。接触してから2時間は経つのに」
「ああ、この2人結局遭遇しちゃったんだ。灯台に向かってたもんね・・・やっぱり気になる?大堀君。」
大堀はクールで口数が少ない。今まで宮城が話しかけてもほとんどまともに返答してもらったことはなかったが、
今回は応えがあった。
「・・・こうなることは決まってたのかもしれん。俺には、何となくそう思えるんや」
「決まってた・・・って?」
「あの2人は、いずれ決着をつけなきゃならない・・・そういう宿命だったんよ」
139:ユーは名無しネ
04/09/04 19:23
更新キター(゚∀゚)職人様乙!
どんな決着がつくのか禿楽しみだ
140:ユーは名無しネ
04/09/04 23:26
更新乙!この板で一番楽しみにしてます。
141:ユーは名無しネ
04/09/05 22:26
キテタワァ*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(n´∀`)η*・゜゜・*:.。..。.:*・゜
142:ユーは名無しネ
04/09/10 00:22
いよいよ佳境ですな。
続き楽しみにしております。
143:ユーは名無しネ
04/09/17 22:49:54
職人様щ(゚Д゚щ)カモーン
144:ユーは名無しネ
04/09/20 23:30:37
/∧_/∧ /∧_/∧ オロオロ
((´´ДД``;;)) ((;;´´ДД``)) オロオロ
// \\ // \\ オロオロ
⊂⊂(( ヽノヽノつつ ⊂⊂ヽ// )) つつ オロオロ
しし((_)) ((_))JJ
145:ユーは名無しネ
04/09/30 02:51:10
職人さん光臨お待ち申すщ(゚Д゚щ)カモーン
146:ユーは名無しネ
04/10/02 04:22:04
辞めジュ版の悪夢再びは勘弁して下さい
ご降臨お待ちしておりますщ(゚Д゚щ)カモーン
147:Fusianasan
04/10/02 17:49:46
guest/guesut
148: ◆JrBRtvd36Y
04/10/07 04:18:59
トリップ変えます、紛失したので(w
もう◆MKG/d.OGKgは出現しません
149:100 ◆JrBRtvd36Y
04/10/07 04:20:05
横山君がこの灯台にやって来てから数時間、ずっと、ぎこちなかった2人。
すばる君はいつからか全く無口になり、視線を落としたまま。
横山君も多くを語らずに・・・少し顔が青ざめて見えた。
俺はこの2人のことを詳しく知らない。
だから、いつもこの2人はこんなものなんだと思ってた。
でも、違ったんだ。今回はそれだけじゃ、なかったんじゃん・・・
「すばる君、もうそろそろ、この紐はずしてくれませんか?」
「・・・ゆるめてやったやろ、そのままでええやん」
「いや、手の自由が利かないのって、あまり気持ちのいいものじゃないし・・・お願いします、暴れませんから」
「・・・しゃ-ないな」
すばる君はだるそうに起き上がり、俺の手の紐をほどいてくれた。
正直なところ10時間近くも強制的に繋がれっぱなしで、文句の1つも言いたくなったけど。
「・・・加藤は何でここにすばると一緒におったんや?」
奥で胡坐をかいていた横山君がこの時初めて俺に話しかけてきた。
「いや、成り行きで・・・なんとなく、です」
「なんや、はっきり言え、怪しいやつやな。・・・すばるも、ようこいつのこと信用したな」
「俺、あ、怪しくなんかないすよ」
「なんか挙動不審やで、おまえ」
「・・・そんなこと言われたって」
俺はすばる君に一度チェックされた荷物の中身を、横山君の目の前に並べた。
「ちゃんと見てくださいよ、俺の武器はたて笛だし、標的もお二人じゃない。横山君のほうこそどうなんですか?
まさか危険な武器とか隠し持ってたりして」
「・・・な、なんや急に、ちょっと強気になって・・・俺は大丈夫や、何もない」
「・・・横山君も見せてくださいよ、それでスッキリするじゃないですか」
怪しいやつ呼ばわりされて少しムッとしてたから、ついムキになってしつこく食い下がってしまって・・・
これが余計だったんだ。
「うっさい!先輩の俺を信用できんのかおまえ?」
「そんな、理不尽なっ!」
「・・・ええやん、ヨコ。見せてやれよ。そういえば俺も何も聞いてなかったわ」
すばる君が、口を挟んだ。
150:ユーは名無しネ
04/10/07 09:02:01
きたー!待ってました。 続きが楽しみです。早く完結させてください…
151:ユーは名無しネ
04/10/07 16:05:26
毎日お待ちしておりました
続きも楽しみにお待ちしてますので!
152:ユーは名無しネ
04/10/08 03:47:14
久々更新キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!
153:101 ◆JrBRtvd36Y
04/10/08 05:27:37
「な、何やねん、おまえまで・・・疑っとるんか?」
「・・・ヨコ。おまえこそ、何でここに来てん?俺の前に現れなければ、俺もこんな決心せえへんかったのに」
「・・・突然何や?」
この時すばる君はすでに鎖鎌を握り締めていた。
「・・・俺、決めたよ。やっぱ、死にたないもん」
俺には、すばる君の行動の全てが唐突に思えた。
けれど横山君がここに現れてからずっと、すばる君は悩み苦しんでたんだ。
「す、すばる君・・・?どうしたんですか?」
もうとっくに俺のことは眼中にないようで・・・呼びかけても見向きもしなかった。
「俺のノルマはヨコ、おまえを殺すことや。この鎌でバッサリやるだけや、一瞬で済むんや・・・」
「・・・何やて?・・・おまえが、俺を?」
「・・・ヒナもきっと、許してくれるはずや」
すばる君の鎌が横山君の喉元めがけてカーブを描いて、横山君は紙一重でそれを避けた。
「す、すばるっ!お、落ち着け!なんか、おかしい!」
「・・・おかしくない、俺はまともや。考えて、決めたんや・・・」
「いや、違うんや!おかしい言うとるねん!・・・お、俺の標的が、おまえやねんぞ?」
すばる君の動きが止まった。
「・・・今、何て言うた?」
「そや、俺の標的がおまえやねん、なのに、おかしいやろ?これはおかしいで、何かっ」
「・・・いや、おかしくない。何がおかしいねん?そういうことや」
すばる君の鎌は再びカーブを描く。今度は、横山君の左肩をえぐった。
「うぁっ!!」
「俺がおまえを、おまえが俺を・・・」
あ・・・や、やめてください、すばる君・・・
俺はそう言ってすばる君を止めたんだ。
でも、ちゃんと声になっていたんだろうか?
俺に注意が向くのが怖かった。
左肩を押さえて崩れ落ちる横山君。
横山君が殺されたら、次は・・・・
「わあああああああっ!」
絶叫しながら、俺は灯台の階段を駆け下りていた。
154:ユーは名無しネ
04/10/08 13:10:24
これが一番小さいわっかということか…すごい急展開やな。続きが楽しみです。
155:ユーは名無しネ
04/10/08 18:30:25
よ、横山ぁ…(ノД`)
続きが楽しみだが横山…
156:ユーは名無しネ
04/10/08 21:55:46
更新キタ━━(゚∀゚)━━!!!!!
楽しみにしてました!
157:ユーは名無しネ
04/10/09 01:59:49
更新首を長~くしてお待ちしてました
笛のへたれっぷりステキです
続きをお待ちしております~
158:ユーは名無しネ
04/10/16 22:13:48
すヘン…・゚・(ノД`)・゚・
159:ユーは名無しネ
04/10/23 19:55:47
∧_∧ ∧_∧ age
(・∀・∩)(∩・∀・) age
(つ 丿 ( ⊂) age
( ヽノ ヽ/ ) age
し(_) (_)J
160:ユーは名無しネ
04/10/30 04:38:19
職人さんщ(゚Д゚щ)カモーン
161: ◆JrBRtvd36Y
04/11/02 17:54:09
ではまた頑張ります
162:ユーは名無しネ
04/11/03 02:37:00
禿しくお待ちしておりました。゚・(ノД`)・゚・。
163:ユーは名無しネ
04/11/03 03:16:27
ヤター(*´∀`)
164:ユーは名無しネ
04/11/03 17:39:33
>161 期待してます!
165:102 ◆JrBRtvd36Y
04/11/08 17:52:23
第二撃が振り下ろされ、横山はそれを傷んでいない右腕で何とか食い止める。
本気なんか、おまえ・・・
「くそっ!」
横山は精一杯の力ですばるの体を突き飛ばす。
鎖鎌に対抗できる武器が無い横山は何とか下り階段までたどり着こうとするが、起き上がったすばるは素早くその道を塞いだ。
「・・・ヨコ、もう諦めろや。俺、がんばっておまえのこと楽に死なせたるから」
動かなければ一瞬で済む。
そう言うすばるの右手は激しく震えていた。
あかん、こんなんじゃ楽に死ねるとは思えへん!すばるのアホ!
横山は揉み合いで散乱した小物を投げつけ暴れたが、大した効果は無い。
体をくねらせてすばるの背後に回りこんだが、あっという間に逃げ道とは反対の壁際まで追い詰められてしまう。
背後から激しい海風が吹き込む。
灯台の最上階からはグルリと周囲を見渡せる。
こんな状況でなければさぞかし絶景だろう。
だが、今の横山には絶望の景色だった。
ここから飛び降りようにも高すぎる・・・
「許してや、ヨコ・・・」
すばるが最後の一撃を振り下ろす。
片膝をついた横山は、真上から振り下ろされた鎌を力を振り絞って食い止める。
一旦食い止めたが、それでも徐々に刃が横山の顔面に迫ってくる。
すばるの体の震えが伝わってきた。
何で、こんなことに・・・すばる・・・
相手の圧力に耐え切れず、横山は勢いよくガクンと後ろに倒れこんだ。
だが、それがちょうど柔道の巴投げのようになり、すばるの軽い体は宙にフワリと浮く。
そのまま勢いに任せて、すばるの体は灯台から飛び出した。
166:ユーは名無しネ
04/11/08 18:39:46
*・゜゜・*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
職人さん乙!お待ちしておりました
167:ユーは名無しネ
04/11/08 20:12:18
更新キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!!!!
職人さん乙です!
168:ユーは名無しネ
04/11/08 21:54:16
職人さん乙!
す…。゚・(ノД`)・゚・。
169:ユーは名無しネ
04/11/08 23:26:25
職人さん乙です!
ずっと更新待ってました!
続きも楽しみにお待ちしてます
170:ユーは名無しネ
04/11/09 16:29:21
(゚Д゚;)
すーーー!!
171:ユーは名無しネ
04/11/11 01:01:20
キタワァ*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(n´∀`)η*・゜゜・*:.。..。.:*・゜
す…どうなるんだ……
172:ユーは名無しネ
04/11/17 19:00:53
職人様、続きお待ちしております(・∀・)
173:ユーは名無しネ
04/11/18 00:36:15 Pr6kEaYn
マンコ
174:ユーは名無しネ
04/11/24 21:58:32
щ(´Д`щ)
175:ユーは名無しネ
04/11/25 18:12:10 7ZFw17rw
せっくす
176:ユーは名無しネ
04/11/29 06:43:57
早く(大団円で)終わって、次のバトロアが読みたいな。
なんせ。現在のズニア状況と違うから現状に即したものを読んで楽しみたいよ。
177:ユーは名無しネ
04/11/29 18:46:58
職人様、続きお待ちしております(´∀`)
178:ユーは名無しネ
04/12/06 20:45:14
職人様~
179:ユーは名無しネ
04/12/16 12:02:23 mdHLC87f
マンコ職人ですが呼びましたか?
180:ユーは名無しネ
04/12/16 13:16:57
あれれ、地図が消えちゃった?
181:ユーは名無しネ
04/12/16 13:39:43 jMOC0lJQ
手越優勝でいいじゃん
182:ユーは名無しネ
04/12/18 12:11:50
>181
マジレスするが参加してないだろ…
183:103 ◆JrBRtvd36Y
04/12/20 22:15:52
「うわああああっ?」
「しまった、すばるっ!!」
宙に投げ出されたすばるは、かろうじて片腕を伸ばし、建物の外側から灯台上部の手すりに捕まった。
強風に体が煽られる。
「そのまま捕まってろすばるっ!今引き上げたる!」
横山は激痛に耐えながら這っていき、右腕を差し出しすばるの右手を掴んだ。
「ヨコ?・・・助けてくれるんか?」
「・・アホ言うな、当たり前や、見殺しになんて出来へん。今引きあげてやるから、くぅっ・・・諦めんな!」
切りつけられた左肩がズキズキ痛む。
体中の感覚も薄れていく。
くそっ、これまでか・・・横山の体もすばるの体重によってどんどん引きずられていく。
「ヨコ、もう無理や。このままじゃおまえも一緒に・・・落ちてまうで」
「・・・諦めるなって、言うた・・やろ・・」
横山の白い顔が更に白くなる、血の気が引いて蒼白になった。
「もうええ、ヨコ。手を、離してくれ・・」
「・・・まだや、諦めへん・・」
「俺、おまえを本気で殺そうとした。それなのに、おまえは俺のこと助けようとしてくれてる・・・ほんま、馬鹿やったわ、俺」
「・・・すばる?」
「死ぬのは・・・俺1人でええんや。どうせ2人一緒には生き残れへん運命。ヨコ、おまえまで死ぬことない」
「あかん、変なこと考えるなっ!」
「・・・さよならや、ヨコ」
「やめろ!すばるっっ!」
すばるは自ら横山の右手を振りほどく。
横山の右腕にかかる重さがなくなった。
横山の絶叫は、無情な海風にかき消された。
【15番渋谷すばる死亡 残り28名】
184:ユーは名無しネ
04/12/20 22:28:08
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
・゚・(ノД`)・゚・
185:ユーは名無しネ
04/12/20 23:05:47
職人さんキタ━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━!!
す・゚・(ノД`)・゚・
186:ユーは名無しネ
04/12/21 22:29:11
職人様お待ちしてました!!
すが正気に戻って死ねてヨカッタ(ノД`)
187:ユーは名無しネ
04/12/22 00:33:02 hgPg4Han
久しぶりですね!
続きを待ってました!
188:ユーは名無しネ
04/12/23 18:14:22
まだ28名もおる…先は長いな…
189:ユーは名無しネ
04/12/24 02:45:45
職人さんキテタワァ*・゜゜・*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
す。゚・(ノД`)・゚・。
すの願いが報われるといいな
190:ユーは名無しネ
04/12/30 19:13:18 0QlVaOTq
>>179
呼んだからマンコして
191:ユーは名無しネ
04/12/30 22:39:32
今回はじめてよんだけどおもしろかった!!
続き熱くキボーンщ(゚Д゚щ)
192:ユーは名無しネ
04/12/31 03:46:08
先ほど、映画流してたので見てたら無性に
ミドル版読みたくて、過去ログひっぱりだして読み返してみました。
当時の記憶が蘇ってきて、泣けました。
…いい時代だったなぁ……
今回のはまだ読んでないですが、時間あったら読んでみます。職人さん頑張ってくださいね
193:ユーは名無しネ
05/01/05 16:59:07
職人さんあけましておめでとうございます(・∀・)★
今年もUP待ってますね~
194:ユーは名無しネ
05/01/14 07:14:23
ハジメテお邪魔いたします
過去ログ引っ張り出して読み漁ってきました!!
続きのんびり待ってマス~
195:ユーは名無しネ
05/01/17 19:26:25
続き楽しみにしております(・∀・)
もしよければ↓もご覧ください。
生き残れ 友の屍 乗り越えて
2ちゃんねる的サバイバー8
スレリンク(event板)
生き残りゲームです。参加者募集中。
196:ユーは名無しネ
05/01/26 23:39:22
職人さま(゚д゚)
197:ユーは名無しネ
05/02/04 00:54:18
職人さんщ(゚Д゚щ)カモーン
198:ユーは名無しネ
05/02/08 05:07:00
ほすあげ
199:ユーは名無しネ
05/02/15 00:10:06
職人様ぁ…(ノД`)
200:ユーは名無しネ
05/02/16 05:04:15
地震ビビッタ
ってことでほしゅあげ
201:ユーは名無しネ
05/02/16 16:58:58
職人さま、ガンガレ!
202:ユーは名無しネ
05/02/17 15:44:28
自分愛喪で過去ログとか嫁ないんだけど
℃って出てきましたか?
203:ユーは名無しネ
05/02/20 02:44:39
待ち
204:ユーは名無しネ
05/02/21 15:50:30
ギャハハ!!すばる氏んでやんの!!
しかも転落死かよwww
205:ユーは名無しネ
05/02/21 21:34:44
そして舞台は北朝鮮へ
206:ユーは名無しネ
05/02/21 21:54:35
>204
wwwってどこから来たんだ
207:ユーは名無しネ
05/02/21 21:58:28
ワールドワイドウェブ
208:ユーは名無しネ
05/02/22 00:39:09
殺し合いの話を読んで楽しいですか?
殺し合いの話を書いて楽しいですか?
209:ユーは名無しネ
05/02/22 16:48:40
ユニスレでつい先日話題になり読みにきました
職人さん続き、お待ちしておりますん
210:ユーは名無しネ
05/02/22 23:49:59
過去ログ禿読みたいのですが…
携帯からじゃ無理?
作者さんサイトとか持ってないでしょうか
続きから読んだら始めの方が気になって気になって…orz
誰か教えてノシ
211:ユーは名無しネ
05/02/23 00:48:33
>210
ネットカフェ行けば?
212:ユーは名無しネ
05/02/23 16:06:43
>211
どうやって逝けばいいのですか?
教えてチャソでスマソorz
213:ユーは名無しネ
05/02/23 16:26:38
>212
場所にもよるんじゃね?
近くだったら歩いてけばいいだろうし…
214:ユーは名無しネ
05/02/23 17:34:18
壺とは思えない親切な姐さんが居るスレはここですか?(w
215:ユーは名無しネ
05/02/23 18:39:23
けいたいでよんでいるおともだちへ
かころぐをよみたかったらぱそこんをかってね
おかあさんやおとうさんがぱそこんをかってくれないばあいは、
ねっとかふぇ、まんがきっさなどにいけばいいよ
たまにはそとにでてみるのもぼうけんみたいでわくわくするぞ
わかったかな?
にどと「けいたいだから」なんてあまえたこというんじゃねえ
くそが
216:ユーは名無しネ
05/02/23 20:48:41
実在の人物が殺したり殺されたりする小説を楽しみにしてる人って、精神異常ですよね。
217:ユーは名無しネ
05/02/23 21:30:52
>211
㌧!
ネットカフェってマン喫の事か
てっきりそうゆう名のサイトかなんかかと…
とにかく㌧ですた
>215
わかりましたもう二度と言いません失礼しました
218:ユーは名無しネ
05/02/23 21:35:14
211,213の半分は優しさで出来ていると思う
いや、75%ぐらいかも
219:ユーは名無しネ
05/02/23 21:40:37
>218
80%ぐらいだとオモー(w
220:ユーは名無しネ
05/02/25 00:03:10
すばる転落死最高☆
221:ユーは名無しネ
05/02/25 08:28:37
殺戮ナンテ闇ノ病みスレ立てたヤシ脳中身アンのか脳
222:ユーは名無しネ
05/02/26 01:13:20
そんなに楽しい?
そんなに感動する?
人殺しの話だよ、これ。
しかも実在の人物だし、自分達が好意を持って応援してる対象だよ?
その人達が殺し合う話を書いて、読んで、楽しい?感動する?
223:ユーは名無しネ
05/02/26 01:15:02
つーか字書きが糞すぎ
224:ユーは名無しネ
05/02/26 01:39:10
「こいつがこうやって殺されて・・」とか必死に考えてるわけだろ?
完全に病気だな、早く精神科へ逝こう
225:ユーは名無しネ
05/02/26 17:44:17
早く続き書けよ
226:ユーは名無しネ
05/02/27 01:07:17
大ボスは島田紳助
227:ユーは名無しネ
05/02/27 22:52:00
女マネージャーはメガンテを唱えた!
紳助には効かなかった
女マネージャーは砕け散った
228:ユーは名無しネ
05/02/28 21:43:15
早くキチガイ小説の続きを書け
229:ユーは名無しネ
05/03/02 00:08:29
緊急告知
【マイケルジャクソン】が参加しました
奇声を上げながら接近してきて不適切な行為をするので注意しましょう
230:ユーは名無しネ
05/03/02 01:53:33 XOjB9BRi
は。書けとか何様?ワラ
うざいんだけど。逝けよ
231:ユーは名無しネ
05/03/02 12:17:34
マイケルかよ
絶対勝てねえ
232:ユーは名無しネ
05/03/02 14:10:06 TzAYOBrR
職人さまぁぁぁ!!
早く続きが読みたいなり。
233:ユーは名無しネ
05/03/02 17:30:07
↑大嘘つきですね
234:ユーは名無しネ
05/03/03 02:00:42
殺人をテーマにした小説だとか、殺害場面が書かれてる小説とか、結構よくあるよね。
もちろん駄作もあれば、考えさせられるような名作もある。
作者が込めたメッセージを読者がどのように受け取るか。月並みな言い方だけど、人それぞれ。
だから、一律に暴力や殺人の描写を小説から削除するべきではない。
でも、この小説は異常。作者も、喜んでる読者も。
こんな小説を書いて自己満足に浸ってる「職人」は救いがたい鬼畜だよ。
そして「感動した」「泣いた」とか言ってる奴は更に始末の悪いクズだよ。
235:ユーは名無しネ
05/03/03 03:19:05
正直しんどい
236:ユーは名無しネ
05/03/04 00:12:50
残酷な殺害方法きぼんぬ
237:ユーは名無しネ
05/03/04 00:48:16
娘。版の方が面白かった。いちごまのやつ。
238:ユーは名無しネ
05/03/04 01:14:15
おや、地図が消えてる
239:ユーは名無しネ
05/03/04 23:52:41
それより全板人気トーナメントの対策でも練ろうぜ
240:ユーは名無しネ
05/03/06 05:16:50
地図キボン
241:ユーは名無しネ
05/03/06 09:56:08
職人さん、どこ逝ったの?
嫉妬に狂ってる香具師はほうっておいて続き書いて完成させてください。
オチが早く知りたい。
242:ユーは名無しネ
05/03/06 12:56:09
↑キチガイ
243:ユーは名無しネ
05/03/06 13:32:27
>241
偉そうに命令すんなヴォケ
自分で書いてみろよ
どれだけ大変か分かるから
244:ユーは名無しネ
05/03/06 16:49:27
>243
命令なんかしてないじゃん
頼んでいるだけだよ
日本語読めませんか?
245:ユーは名無しネ
05/03/06 17:10:20
↑消えろよ、キチガイ
246:ユーは名無しネ
05/03/06 17:50:52
バカばっか
247:ユーは名無しネ
05/03/06 17:53:27
>嫉妬に狂ってる
誰の何に対する嫉妬?
248:ユーは名無しネ
05/03/06 22:48:44
>241
その腐った脳味噌で妄想してみれば?
そうすれば続きを待つ必要もなくなるわけだし
249:ユーは名無しネ
05/03/07 02:36:16
投票に逝こう
250:ユーは名無しネ
05/03/08 00:18:46
↓続編かも!?と期待して見に来た香具師の捨て台詞↓
251:ユーは名無しネ
05/03/08 11:21:13
てけれっつのぱーはっぱふみふみ
252:ユーは名無しネ
05/03/09 01:15:39
ちょっとageますね
253:ユーは名無しネ
05/03/09 12:43:51
マ、マイケルだってーーーー!?!?
254:ユーは名無しネ
05/03/10 01:04:43
最強の児童性愛者
255:ユーは名無しネ
05/03/10 03:45:00
職人カモーナщ(゚Д゚щ)
256:ユーは名無しネ
05/03/10 04:04:01
自分の異常さに気が付いて断筆したんだろ
257:ユーは名無しネ
05/03/10 04:07:57
ハーイ!(^o^)丿近いうちに続き落としまーす
258:ユーは名無しネ
05/03/10 04:42:00
↑人間の屑
259:ユーは名無しネ
05/03/10 13:57:01
人殺しの話を書いて楽しいですか?
人殺しの話を読んで楽しいですか?
260:ユーは名無しネ
05/03/10 14:25:36
楽しいです
261:ユーは名無しネ
05/03/10 15:19:00
>260
精神科へGO!!
262:ユーは名無しネ
05/03/10 16:16:41
措置入院GO!!
263:ユーは名無しネ
05/03/11 00:26:51
マイケルの攻撃!
「フォウ!」
横山は感じてしまった!
横山は感じている
マイケルの攻撃!
「ダ!」
横山は不適切な関係を持ってしまった!
横山は死んでしまった…
264:ユーは名無しネ
05/03/11 11:19:21
続きまだ?
265:ユーは名無しネ
05/03/11 13:30:39
横山死亡・・嬉しすぎる
266:ユーは名無しネ
05/03/12 00:54:29
この調子でどんどん死んでほしいな
267:ユーは名無しネ
05/03/12 22:25:24
早く誰か殺してほしい
268:ユーは名無しネ
05/03/12 23:24:26
何のためにオーディションを受けたんだろう
何をしたかったんだろう
何で何で何で…
俺たちが何かしたのかな
皆のこと忘れたくないよ
だから君に伝える、俺たちの物語を
269:ユーは名無しネ
05/03/13 21:08:37
>268
ハァ?
こっちは殺人を期待してるんだよ
つまんねえ独り言なんか書いてんじゃねえよ
270:ユーは名無しネ
05/03/13 22:31:05
激しい殺害方法きぼんぬ
271:ユーは名無しネ
05/03/14 20:36:14
作家さ~ん
272:ユーは名無しネ
05/03/15 04:09:22
早く誰か殺してほしいな
273:ユーは名無しネ
05/03/15 10:23:01
職人さ~ん
274:ユーは名無しネ
05/03/16 02:32:09
キチガイ職人さん、早く誰でもいいから殺害シーン書いてくださいよ
275:ユーは名無しネ
05/03/16 02:35:30
じゃおまえから
276:ユーは名無しネ
05/03/16 03:57:55
>275
自殺しろヴォケ
277:ユーは名無しネ
05/03/16 04:01:22
じゃおまえから
278:ユーは名無しネ
05/03/16 04:04:03
早くキチガイ小説が読みたい
人が殺されるのとかマジ好きだよ
すばるの死に方は期待外れだったけど
279:ユーは名無しネ
05/03/16 04:06:56
>277
m9(^Д^)プギャーッ
280:ユーは名無しネ
05/03/16 04:11:43
残り7名まで進んでるよ
281:ユーは名無しネ
05/03/16 04:18:46
撲殺とか絞殺とかがいいなぁ
リアルな描写の方が興奮する
282:ユーは名無しネ
05/03/16 17:14:46
銃殺か毒殺キボン
283:ユーは名無しネ
05/03/16 23:48:50
指を眼球に突っ込んで、更に押し込んで殺すとか
284:ユーは名無しネ
05/03/16 23:55:45
最近湧いてるこのひきこもりは何
285:ユーは名無しネ
05/03/16 23:59:20
>284
職人乙
入院は一時の恥、治療拒否は一生の恥
286:ユーは名無しネ
05/03/16 23:59:44
更新待っててあんたのつまんないレスだとガッカリするよ
287:ユーは名無しネ
05/03/17 00:05:06
>284
この小説のfanです
殺人最高ですよね
貴方は誰にどんな死に方をしてほしいですか?
288:ユーは名無しネ
05/03/17 00:06:31
287タソの頭に酢流し込んで
289:ユーは名無しネ
05/03/17 00:07:20
宗教スレから来たんだろこの青
290:ユーは名無しネ
05/03/17 00:08:36
全然おもしろくないよなwwwwwwwwwwwwwっうぇうぇwwwwwwwwwww
291:ユーは名無しネ
05/03/17 00:09:47
>>183
ここまで
292:ユーは名無しネ
05/03/17 00:12:01
誰か職人に催促して来い
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
293:ユーは名無しネ
05/03/17 00:12:18
早く更新されないかな
次は誰が死ぬんだろう?
294:ユーは名無しネ
05/03/17 00:24:50
ほんと最近の若い子はどうかしてるよ
殺人楽しいなんて
ほんと最近の若い子はどうかしてるよ
日本やばいよ
295:ユーは名無しネ
05/03/17 00:32:39
>292
雑談で就活中って見たよ
296:ユーは名無しネ
05/03/17 00:36:38
就活なんかせずに作家デビューすればいいのに
こんな感動的な小説が書けるんだから
297:ユーは名無しネ
05/03/17 00:38:48
>292
そいつら基地あったんだ(w
カワエエ
298:ユーは名無しネ
05/03/17 05:11:11
文句言う人ウザイ。続き読みたい人だけでイイんじゃないんですか?メチャ楽しみにしてるんで作家さんキボン
299:ユーは名無しネ
05/03/17 05:57:58
>298
新聞配達おつかれさん
300:ユーは名無しネ
05/03/17 22:50:11
>>299
オマエも乙
301:ユーは名無しネ
05/03/17 23:40:35
華麗に301get
ハイパーage厨に乾杯
302:ユーは名無しネ
05/03/18 01:38:27
>298
どんなところを楽しみにしてるんですか?
303:ユーは名無しネ
05/03/18 01:53:00
>>302
続き
304:ユーは名無しネ
05/03/18 01:55:33
>302
人が殺されるところ
殺人大好き
305:ユーは名無しネ
05/03/18 01:59:11
>303
小学生は早く寝なさい
>304
気が合いますね
306:ユーは名無しネ
05/03/18 02:01:07
ジエンやめろおっさんよ
307:ユーは名無しネ
05/03/18 02:06:31
>306
小学生は早く寝ましょうね
ママに怒られますよ
308:ユーは名無しネ
05/03/18 02:06:46
(゜,_ゝ゜)
309:ユーは名無しネ
05/03/18 02:09:37
クソスレあげんな目厨
310:ユーは名無しネ
05/03/18 02:10:22
(゜,_ゝ゜)ageたりsageたりププ
311:ユーは名無しネ
05/03/18 02:13:19
さっきから無差別にageてるのは西厨だな
312:ユーは名無しネ
05/03/18 02:15:53
目スレ荒らしてるドサ厨=西厨
313:ユーは名無しネ
05/03/18 02:17:50
>312
m9(^Д^)プギャーッ
314:ユーは名無しネ
05/03/18 02:18:21
通報
315:ユーは名無しネ
05/03/18 02:19:25
場をグダグダにすればいいと思ってるね?アフォなジエン厨は
316:ユーは名無しネ
05/03/18 02:21:08
目スレ一気に上がったね(w
西厨は氏ねよ
317:ユーは名無しネ
05/03/18 02:22:00
西目スレ荒らしネタに紛れたいジエン厨
318:ユーは名無しネ
05/03/18 02:23:46
>316
m9(^Д^)プギャーッハヒヒヒヒヒヒヒーッ
目スレなんか知りませんよ
テラワロス
319:ユーは名無しネ
05/03/18 02:25:03
204 :ユーは名無しネ:05/02/21 15:50:30 ID:???
ギャハハ!!すばる氏んでやんの!!
しかも転落死かよwww
205 :ユーは名無しネ:05/02/21 21:34:44 ID:???
そして舞台は北朝鮮へ
すでに1ヶ月以上ほぼ毎晩通い続けてる友達もいない寂しい人間です
放置してください
320:ユーは名無しネ
05/03/18 02:26:23
目スレ総上がり状態
仁スレは動き無し
321:ユーは名無しネ
05/03/18 02:27:05
何か取り残されてるヤシがいるな…
早く避難所に来いよ
322:ユーは名無しネ
05/03/18 02:28:29
>320
仁スレなんか知りませんよ
爆笑じゃー
323:ユーは名無しネ
05/03/18 02:29:34
何で急に芸風変えたんだ?ウケルw
324:ユーは名無しネ
05/03/18 02:30:41
>309から西目厨ナリを始めました
どのように進展するか観察しましょう
325:ユーは名無しネ
05/03/18 02:31:43
マジレスすると、ここ荒らしても小説の進行には何の影響も無いわけで
だからどんなに頑張って荒らしても無駄だよ
326:ユーは名無しネ
05/03/18 02:32:07
西厨ナリと目厨ナリ、1人二役
327:ユーは名無しネ
05/03/18 02:34:34
あと、構ってる人も餌をあげるのはそれぐらいにしてください
そのうち飽きると思いますので
328:ユーは名無しネ
05/03/18 02:38:50
一ヶ月・・・ある意味コアなファンだな
329:ユーは名無しネ
05/03/18 11:49:55
どうなったの?
330:ユーは名無しネ
05/03/20 04:18:25
花粉症で全滅
331:ユーは名無しネ
05/03/21 22:27:49
早く書け
332:ユーは名無しネ
05/03/23 00:49:30
職人さん
ま だ で す か ?
333:ユーは名無しネ
05/03/23 01:43:02
人殺し
334:ユーは名無しネ
05/03/24 02:07:05
まだかなまだかな
335:ユーは名無しネ
05/03/24 12:01:39 k21sgbtC
マンコなめたい
336:ユーは名無しネ
ジャニー喜多川氏生誕暦78年,2005/04/03(日) 16:57:51
職人さん早く来て~飢え死にしそう~
337:ユーは名無しネ
ジャニー喜多川氏生誕暦78年,2005/04/03(日) 17:08:09 a7EpjZs9
チンポなら入れてやる
338:ユーは名無しネ
ジャニー喜多川氏生誕暦78年,2005/04/03(日) 22:01:32
>337
おながいします
339:ユーは名無しネ
ジャニー喜多川氏生誕暦78年,2005/04/05(火) 01:09:25
ここの一番はじめってドコ!?探してもなくて…。゚(/д`)゚。
340:ユーは名無しネ
05/04/18 21:20:33
最後に書いたのは12月か
6月入ったら終わりだな
341:ユーは名無しネ
05/04/22 02:32:42
∵
342:ユーは名無しネ
05/04/28 22:48:57 EketA23R
まんこ
343:作者です
05/04/30 02:09:30
すみません
実生活が忙しくて長期にわたって放置してしまいました
正直、もう一度モチベーションを上げて書いていくのは非常に難しいです
中途半端な形で投げ出すことになって大変申し訳ないのですが、
終了ということにさせてもらいたいです
楽しみにしてくれていた方々にはお詫びの言葉もありません
御愛読ありがとうございました
そして、ごめんなさい
344:ユーは名無しネ
05/04/30 02:43:50
トリップは?
三姉妹のほうは続けてくれるの?
345:ユーは名無しネ
05/04/30 03:22:50
途中で終わってしまうなんてショックです
再開されるのをずっと楽しみにしていました
でも作者さんが決めたことなら仕方ないですね
おつかれさまでした
346:ユーは名無しネ
05/04/30 04:01:02
何だジエンかよ
347:ユーは名無しネ
05/04/30 04:23:05
290 名前: ユーも名無しネ 投稿日: 2005/04/24(日) 03:20:00
( ゚ Д゚)ミ´∀`彡(´д`・)そゆえばラジオ全然やってないな
BRも放置 ダメ子ね
348:ユーは名無しネ
05/04/30 10:09:10
一応本当なら鳥だしてホスィ
じゃないと諦めきれん
349:ユーは名無しネ
05/04/30 11:42:38
自担一回も出なかったorz
トリップキボン
350:ユーは名無しネ
05/04/30 22:14:35
じゃぁまゆが続き書くね☆
351:ユーは名無しネ
05/05/01 00:22:28
>343
トリップ付けがお約束です
本物の作者様ならトリップをつけて下さい
352:ユーは名無しネ
05/05/22 13:07:22 RWYjxHSB
sage
353: ◆JrBRtvd36Y
05/05/24 12:52:24 zJPYEvg5
いよぅ
後で作りに来ますわ
354:ユーは名無しネ
05/05/25 16:22:50 MIIpd9j+
+ ∧_∧
(0゚・∀・) + ドキドキ
oノ∧つ⊂) ワクワク
( (0゚・∀・) +
∪(0゚∪ ∪
+ と__)__)
355:ユーは名無しネ
05/05/25 18:28:19 4kMgEBFO
作者さんキテタ━━━(゜∀゜)━━━!!!
待ってますん
356:ユーは名無しネ
05/06/03 13:00:29 nYbFmJPk
職人さん待ってますん!
357:ユーは名無しネ
05/06/06 18:07:50 X24AIU/Y
待ってまちゅ
358:ユーは名無しネ
05/06/07 20:07:25 mvQEih6m
マッテマス
359:ユーは名無しネ
05/06/09 15:54:38 u5IFEQ4V
age
作家さんがんばってください
360:ユーは名無しネ
05/06/16 17:55:30 jQTyYyPm
なんとなく上げ
361:104 ◆JrBRtvd36Y
05/07/07 09:52:18 YxcjyryY
「よすんだ、無駄死にする気なのかっ?」
「離せよ!俺はゴメンだ、こんなつまんねえ島で死ぬなんて!」
2つの人影が揉み合っている、聖と風間。
周囲の状況が分からず、一地点に留まっていられなくなった風間は、太陽が昇ってから動き出した。何のあてもなく。
スタンガンはそれほど強い武器とは言えない、不安な気持ちは消えないままの行動だった。
その途中、海辺で不審な動きを見せる聖を見かけた風間は、それまでの不安な思いが嘘のように、
何かに突き動かされるようにして聖に自ら接触した。
「舟が無いなら100万キロメートル泳いででも脱出してやるよ・・・」
「馬鹿なこと言うな・・・海に入った時点で即死だぞっ、あいつらの話聞いただろ」
「・・・ただの脅しかもしんねえ・・・やってみなくちゃわからねえよ!」
「冷静になれ、おまえは気が動転してるんだ!」
海に入ろうとする聖に風間はしがみつき、必死に食い止める。
聖は風間を引きづりながら、徐々に海のほうへと向かう。
お互いが戦うべき敵同士ということも忘れて揉み合う。
「風間君には関係ねえだろぉ、俺の好きなようにさせてくれっ!」
聖のほうが力が強く、風間の思いどおりにはいかない。
「・・・聖、おまえを見つけてしまった以上は見殺しにはできない。・・・投げ出すつもりなのか?」
「・・・投げ出す?」
「おまえ、今の状況に耐え切れなくなって自棄になってるんじゃないのか?・・死んでしまえば楽になれるなんて思ってないよな?」
挑発的な言葉は、聖を思いとどまらせる風間の作戦。
「お、俺はっ・・・そんな弱い男じゃねえっ!」
聖は体を激しく捻り、風間を振りほどいた。
風間の思惑は見事にはまり。
聖はおとなしくなった。
362:ユーは名無しネ
05/07/08 03:03:37 NsmQpO7Y
作者さんキテタワァ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*!!
363:ユーは名無しネ
05/07/08 16:06:17 SC+MDzt7
続き楽しみにしてます(*´∀`)
364:ユーは名無しネ
05/07/13 00:00:13 b08AIuAQ
職人さんキタ━━━(゜∀゜)━━━!!!
365:ユーは名無しネ
05/08/13 14:26:21 SEoUSyph
早く続きが読みたいデス
366:ユーは名無しネ
05/08/27 05:26:53 oDhYPzsp
続きまだー(・∀・ )っ/凵 ⌒☆チンチン
367:ユーは名無しネ
05/08/29 13:55:29 BtAltjPm
職人さぁーん
368:ユーは名無しネ
05/09/14 22:57:29 i7G7BOGM
φ(`д´)カキカキ
369:ユーは名無しネ
05/09/23 20:02:56 BaztRb3P
Ф(´д`・)カキカキ
370:ユーは名無しネ
05/09/26 17:16:59 h7b7U237
φ(゚∀゚)カキカキ
371:ユーは名無しネ
05/09/28 00:08:49 Ulso2kx+
φ(゚レ゚ )カキカキ
372:ユーは名無しネ
05/09/29 01:46:01 hzQ1ClFO
φ(´Д`)カキカキ
373:ユーは名無しネ
05/09/30 01:28:13 XuBHDoeD
φ(⌒ー⌒)カキカキ
374:ユーは名無しネ
05/10/01 00:05:22 IbW4D1C2
φ(・゚ρ゚)カキカキ
375:ユーは名無しネ
05/10/02 02:38:54 s+LGbIXd
φ(´∀‘)カキカキ
376:ユーは名無しネ
05/10/03 00:52:44 f0mIU1ak
φ(´∀`)カキカキ
377:ユーは名無しネ
05/10/04 17:04:22 HAtu1bFY
φ(#・A・)カキカキ
378:ユーは名無しネ
05/10/05 01:14:39 EgmFZDo/
φ(冫、 )カキカキ
379:ユーは名無しネ
05/10/06 00:31:14 A7x8tjRO
φ(´・ω・`)カキカキ
380:ユーは名無しネ
05/10/07 00:43:49 klBg4/Ez
φ(`ヽ´)カキカキ
381:ユーは名無しネ
05/10/08 11:56:17 y+qN54+z
φ(‘Д‘. )カキカキ
382:ユーは名無しネ
05/10/09 00:31:33 HkZYYbVr
φ( ゚Д゚)カキカキ
383:ユーは名無しネ
05/10/10 00:25:48 Tzq/4pht
φ(*`レ´*)カキカキ
384:ユーは名無しネ
05/10/11 22:19:19 7O4GEszj
φ(‘∀‘*)カキカキ
385:ユーは名無しネ
05/10/12 01:11:23 7/ZK68vA
φ(・ш・`)カキカキ
386:ユーは名無しネ
05/10/13 22:23:31 5WPxL4uA
φリ `▽´ノリカキカキ
387:ユーは名無しネ
05/10/15 00:16:27 3onkGKos
φミ゚∇゚¨ミカキカキ
388:ユーは名無しネ
05/10/22 14:21:49 +tF4NoUk
φ( ゚ Д゚)カキカキ
389:ユーは名無しネ
05/11/12 02:11:04 hsm020F5
φ(⌒ー⌒)カキカキ
390:ユーは名無しネ
05/11/18 11:24:05 nYg1VIob
age
391:ユーは名無しネ
05/11/29 14:31:20 oUiuBwxM
φ(冫、 )カキカキ
392:ユーは名無しネ
05/12/24 19:19:28 fDrJadlC
【名簿】
1赤西仁 2鮎川太陽
3飯田恭平 4上田竜也
5内博貴 6大倉忠義
7加藤成亮 8亀梨和也
9河合郁人 10北山宏光
11草野博紀 12五関晃一
13小山慶一郎 14渋谷すばる
15千賀健永 16田口淳之介
17田中聖 18玉森裕太
19塚田遼一 20戸塚祥太
21中丸雄一 22二階堂高嗣
23錦戸亮 24藤ヶ谷太輔
25丸山隆平 26宮田俊哉
27村上信五 28八乙女光
29安田章大 30藪宏太
31山下翔央 32山下智久
33横尾渉 34横山裕
カツン・石鹸・環八・海老氏・足2・鑢
393:ユーは名無しネ
05/12/24 21:37:17 unOzuTTW
もしや新たなバトロワクル━━(*゚∀゚*)━━??
今までの続きも気長に待ってますん
394:深山 ◆yQpn4DpgVg
05/12/26 16:42:21 4UduBsVX
【名簿】
1赤西仁 2鮎川太陽
3飯田恭平 4上田竜也
5内博貴 6大倉忠義
7加藤成亮 8亀梨和也
9河合郁人 10北山宏光
11草野博紀 12五関晃一
13小山慶一郎 14渋谷すばる
15千賀健永 16田口淳之介
17田中聖 18玉森裕太
19塚田遼一 20戸塚祥太
21中丸雄一 22二階堂高嗣
23錦戸亮 24藤ヶ谷太輔
25丸山隆平 26宮田俊哉
27村上信五 28八乙女光
29安田章大 30藪宏太
31山下翔央 32山下智久
33横尾渉 34横山裕
35手越裕也
カツン・石鹸・環八・海老氏・足2・鑢
多分これで全員。
395:1 ◆yQpn4DpgVg
05/12/26 17:08:42 4UduBsVX
今日は来年から始まる舞台の稽古も終わって、帰り支度をしていた。
ギャーギャーとうるさい楽屋だなと思いつつも藤ヶ谷に「帰ろう」と声をかけようとした時だった。
ガチャリと楽屋のドアが開いた。
開いたドアの向こう側には滝沢君がいた。
「おい!お前ら。今からロケだから外に出て、外に止まってる黒いバスに乗り込め。社長命令だよ。」
と笑って言った。いや、表面だけ笑っているように見えた。
「えっ?なんで?なにするんですか?」と千賀が言い終わる前に滝沢君は出て行ってしまった。
「なにするんだろう?」「俺らロケすることなんかあるっけ?」「雑誌の企画かなんかかな?」
さっきまでうるさかった奴らが、嬉しそうなけどちょっと不安そうな顔をしていた。
あーめんどくさいなぁ・・せっかく稽古も終わったっていうのに。帰ってゲームしたかったな。
なんてことを考えてたら、いつのまにか支度が終わり俺の横に立っている藤ヶ谷に、肩をぽんと叩かれた。
「北山?ちょっと急にボーっとしないでよ。みんなと一緒に外行かないの?」
気付いたらみんな支度が終わっており、楽屋を出るところだった。
「あぁ・・ごめん。」と謝ったが、
「これからロケなんだから!のんびりする時間じゃないんだからねっ」
「北山は時間にルーズなんだよっ」
「だから遅刻するんだよ・・」
とメンバーにぶちぶち言われつつも楽屋を出た。
こうやってメンバーと話したり文句を言われている方が幸せだなんて、今の俺にはわかるはずもなかった。
もう二十歳なのに、こんなのんびりしてる駄目人間の俺なんかに人殺しなんかできるわけないじゃん。
396:2 ◆yQpn4DpgVg
05/12/26 17:10:01 4UduBsVX
ドラマの収録で忙しかった翔央が来て番組収録も終わり、
手越君・増田君・小山君・草野君・加藤君と太陽と光と他愛の無い話をしていた。
すると翔央が息をあげてこちらに向かって走ってきた。そういやトイレ行くとか言ってたっけ・・・?
「おう。どうした翔央。」と増田君が声をかけた。
「あの・・・さっき翼君が来て、外にバスがあるからそこに・・乗り込めって・・」と途切れ途切れに言った。
「へ?なんで?」と間抜けな声を出してしまった。
「わかんないよ・・けど、なんか急いでバスに乗れって言ってた。」
なんか他に仕事なんかあったっけ?しかもこのメンバー?わけわかんない。
そんなことを考えつつも、行く準備をしていた。
すると「なにしに行くんだろうね?俺ちょっとワクワクしてきたぁ。」なーんて脳天気なことを太陽が言った。
「急にさyou達アメリカで仕事しちゃいなよ!とか言われるかもよ。」「それは流石にないんじゃ・・・」「うははっ。なんでアメリカなんだよっ」
そんな話を光と翔央と太陽がしていた。
「ほらっ。もう行くよー!!」と叫んでいる小山君にみんなで喋りながらついていった。
ずーっとみんなでくだらない話ばっかりしたかったなぁと後悔するのにそんなに時間はかからなかった。
397:ユーは名無しネ
05/12/27 01:56:48 EwtWI3de
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
待って良かった
398:ユーは名無しネ
05/12/27 12:51:32 S3hbCJr/
キャー∩(´∀`∩) (∩´∀`)∩キャーワクテカ
399:3 ◆yQpn4DpgVg
05/12/27 15:46:21 KtG8hYsT
前を行く藤ヶ谷について行く。
藤ヶ谷の前にはキスマイ2のメンバーその前にはABCのメンバーもいる。
なんでこのメンバーでバスに乗るんだか。
外に出てまずABCメンバーがバスに乗り込む。
いままで騒がしかった河合ととっつーの声が急に聞こえなくなった。
するとうちのおチビ達も黙り込む。
「急にどうしたんだ・・・」と思いつつバスに乗り込む。
バスの中にはもちろんABC・キスマイのメンバー。
その後ろには何故か、関ジャニ∞・KAT-TUNが居る。
そりゃうちのメンバーも黙るわけだなどと考えるが、何故か背中から汗が出てる感じがする。
朝っぱらから呼び出されたんだからみんな機嫌が悪いだけなんだと、思い込ませた。
隣に座ってる藤ヶ谷と今の状況と全然関係ない話を、こそこそとして気を紛らわそうとした。
寝てしまったのだろうか、そこから自分が何をしてたかわからない。
とにかく今は、なんか寂れた辛気臭い教室っぽいところに居る。
「おい横尾っ。俺の膝の上で寝るな。起きろっ」
「あぁーっ?俺ぁ眠いんだぁ。寝かしてくれよ親父・・・」
「誰が親父だ。殴るぞ。」
「んぁー・・・もう犬の散歩ぐらいやってくれよぉ・・」
「散歩ぐらい行ってやれよ・・・。じゃなくてっ!!起きろってばぁ!!」
「あ?なんだ藤ヶ谷か。どうしたの?」
「はあ・・もういいよ。
隣の飯田とかそこにいる二階堂とかおこしてあげて。俺は北山とかこっちにいる玉森とかを起こすから。」
なんか一気に疲れた。しかもなんかここ暗いし。電気は?ちゃんとここも文明開化してよね。
やってらんない。
400:4 ◆yQpn4DpgVg
05/12/27 15:47:30 KtG8hYsT
あれ?Newsがいる。なんでだろ?
お疲れ気味の関ジャニ∞・KAT-TUNは誰も起きる気配ないし。
なんかABCとかみんなで固まって寝てるし。
太陽とか藪と光の上で寝てる。
今はとにかく飯田と二階堂を起こそう。
「飯田ー。おーきーてーっ。」
「んん?横尾?」
「そう。横尾君ですよー」
飯田は機嫌を悪くするわけでもなく普通に起きた。
なんか後ろで驚いてるような状況がわからないという顔をしてるけど、次は二階堂起こさないと。
二階堂って寝起きとか悪そうだな・・・。
「二階堂さーん?起きてー」
「んがぁ?お母さんうるさいよ・・俺は朝ごはん食べないってばぁ」
「ああ・・・。コーヒーだけでも飲みなさい高嗣。」
「牛乳いれてあるの?・・って横尾君?」
「コーヒーはやっぱり牛乳いれるんだね二階堂。」
「え?ああ・・ごめんなさい・・」
そんなに俺ってお母さんっぽい顔してんのかなぁ・・・。
401:深山 ◆yQpn4DpgVg
05/12/27 17:40:06 NCg7AyjF
自担ユニばっかりでスマソorz
次は石鹸・カツン・環八メインでいってみる
402:ユーは名無しネ
05/12/27 21:05:51 NCg7AyjF
「きたやーまーひーろーみーつぅぅっ!起きろぉぉ!!」
「んあぁぁっ?!」
「あ。起きた?」
「そりゃ耳元で叫ばれたら誰だって起きるって・・・」
後ろの方でなんやうるさい会話が続いてる中俺は起きた。
なんか重いなとか思ってたら、俺の上にヨコが乗っとる。
しかもなんかよどれとかたらしとる。
「ゴラァ。お前なに人の上にのっとんねんっ。起き上がられへんやろ!」
「ん~?なんやねん・・・寝てるねん俺は・・。」
「あーっ!!もう起きろっていっとるやろ!!ヒナも起きてくれっ。」
渋谷の横にいる村上はすぐに目覚めた。
「んーっ?あれ?すばる?なんで俺らこんなところにいるねん?」
「しらんがな。俺が聞きたいぐらいやわ。」
そんな会話をしていると、周りの奴らがチラホラと起きだした。
皆理解不能だという顔をして、隣の人に話しかけたり、まだ寝ている人を起こしたりしていた。
「ちょっと!小山起きてよっ。また一重人間って呼ぶぞ?!」
「おーい。ボイパの上手い中丸くん。起きないと喉潰すよ?」
「とっつー?いまここ三国志になってるよ?起きなきゃだよとっつー。」
「動物園一緒に行ってあげるから起きてやー。ペンギン大量やで?」
「もお~っ!重いってば太陽!!お前無駄にでかいんだよっ」
最初はキスマイだけが騒がしかったのに部屋全体が騒がしくなった。
急に部屋が明るくなった。古い蛍光灯に電気が通った。
そして今まで騒がしかったのが嘘のように皆黙った。
皆が座っている教室の教壇に滝沢と今井が立っていた。
「お前ら。殺し合いするぞ。」
なにかダンスの練習をするかの様に滝沢が言ってのけた。
403:駄作 ◆v.TAYcWkbs
05/12/29 11:31:21 QzDsAQrh
自分も投下してみてオゲですか?
殆ど終盤まで書き上げているのと、
人数を少なくしたので多分かなり短期間で終了するとオモ
ルールが若干今までのバトロワと異なっているんだが
404:ユーは名無しネ
05/12/29 13:04:06 /lwO1f8R
>403
ヨミタス!
投下待ってるノシ
405:ユーは名無しネ
05/12/29 13:33:26 qAY2Jk1d
何か賑わってキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
406:名簿@駄作 ◆v.TAYcWkbs
05/12/29 13:59:24 QzDsAQrh
1赤西仁 2上田竜也
3内博貴 4大倉忠義
5加藤成亮 6亀梨和也
7草野博紀 8小山慶一郎
9渋谷すばる 10田口淳之介
11田中聖 12手越祐也
13中丸雄一 14錦戸亮
15増田貴久 16丸山隆平
17村上信五 18安田章大
19山下智久 20横山裕
407:1@駄作 ◆v.TAYcWkbs
05/12/29 14:00:17 QzDsAQrh
「ん・・・??」
草野博紀が目を覚まして最初に感じたのは、ふとした違和感だった。
確か今日はコンサートのリハーサル。
事実、身体にはうっすらと疲労感が残っている。
そう、自分は確かにいつもと変わらずにリハに参加していたはずだった。
今日覚えた振りだとか初めて合わせたとんでもなく派手な衣装・・・
断片的にぼんやりと蘇ってきたリハの記憶。
そこまで考えて、草野ははじめて違和感の意味に気付く。
周りを見渡せば、もっと深刻で重大な事態だという事は一目瞭然なのだが、
深い眠りから覚めたばかりで頭にはまだ色濃く霧がかかっていた彼には、
とりあえず目の前に起こった異変しか目に入らなかった。
「小山・・・?」
自分の目の前で眠りこけているのは、確かに同じグループの小山慶一郎だった。
床に座り首をうなだれるようにして眠っている為その顔は見えないが、
背格好や髪型、その私服からその人物が小山であることは安易に推測できる。
第一、ジュニア時代からずっと一緒だった仲間を見間違える訳がなかった。
「お前、なんでいるの・・・?」
小山確かドラマの収録だったよな。今日のリハーサルにも居なかったじゃん。
なのに、なんで此処にいるんだよ?
なんでだよ?
普段から寝不足気味なのが祟ったのか、どうしても眠気が抜けない頭に、ぼんやりとそんな疑問が浮かぶ。
それは、草野が持った初めての疑問だった。
この先、数えきれぬ程「なんでだよ」と叫ぶ事になる彼の、最初の違和感だった。
まだ、誰も、何も知らない。