U-15を相手に妄想を垂れ流すスレat GEINOJ
U-15を相手に妄想を垂れ流すスレ - 暇つぶし2ch66:名無しさん@お腹いっぱい
08/08/05 00:51:57 QXGJEohH
あやの姫様「熊!蝉の泣き声じゃ!これこそ夏じゃのう!しかし暑い!暑いのう!」
熊太郎「はっ!夏という感じが致しまする!確かに暑いですな!暑すぎまする!」
あやの姫様「この様な時はわらわ特製の梅干しに限る!夏の疲れに利くぞ!おいしいのう・・・。これ、そちもどうじゃ?」
熊太郎「はっ!頂戴致しまする!さすが姫様の特製!おいしゅうございまする!夏の疲れが取れる感じが致しまする!」
あやの姫様「そうじゃろう!おーほほほほほ!わらわもそう思うぞ!よし熊!池の鯉たちを見に行こうぞ!付いて参れ!」

67:名無しさん@お腹いっぱい
08/08/05 08:53:52 QXGJEohH
あやの姫様「熊!この池は我が屋敷の中で一番涼しいのう!鯉たちも元気に泳いでおるわ!」
熊太郎「はっ!夏の暑さが嘘の様です!鯉たちも真に元気そうで!」
あやの姫様「次は馬小屋を見に行くぞ!権左は元気にしておるかのう?おお権左!元気そうで何よりじゃ!」
熊太郎「良かったですな!権左は殿様の愛馬!本に賢い馬にございまする!」
あやの姫様「熊!隠れるのじゃ!老女の浪江じゃ!わらわを探しておるぞ!姫様はこのような所に来ては
なりませぬ!とまた小言を言われるぞ!」
熊太郎「浪江殿には殿様奥様でさえ一目置かれていますからな!若い頃大奥に御奉公して礼儀作法を習得されたとか・・・。我が中村家の奥向女中たちの頂点に立つ御方ですからな。」
あやの姫様「よし浪江が通り過ぎたぞ!熊!今の内にわらわの部屋に戻るぞ!」

68:名無しさん@お腹いっぱい
08/08/06 00:37:55 1wc830kJ
あやの姫様「熊!どこに隠れておるのじゃ?早う出て参れ!ほら!見付けたぞ!」
熊太郎「さすが姫様!良う分かりましたな!」
あやの姫様「そちは隠れ方が下手なのじゃ!丁髷が出ておったぞ!」
熊太郎「参りました!あっ姫様!そろそろ小太刀の稽古の時間にございまする!」
あやの姫様「そうであったな!わらわの実力を見せてやろうぞ!熊!付いて参れ!」

あやの姫様「

69:名無しさん@お腹いっぱい
08/08/07 00:43:40 QoYlHxa5
あやの姫様、花を愛でている。熊太郎はその可憐な姿に見とれている。
あやの姫様「熊!熊!またわらわに見とれておるのか?それとも花か?これ!返事をせぬか?」
熊太郎「はっ!申し訳ありませぬ・・・。つい姫様に見とれておりました・・・。何でございましょう?」
あやの姫様「花を見ながら思い付いたのじゃ!この花の絵を描くぞ!筆と紙を持って参れ!」
熊太郎「はっ!少々お待ち下さいませ!あいたたた!大丈夫にございまする・・・。」
あやの姫様「そちは粗忽者じゃのう!無理はするな!もう良い!わらわが取って来るから待っておれ!」


70:名無しさん@お腹いっぱい
08/08/09 02:14:12 /7TZmnkU
あやの姫様と熊太郎は上野不忍池の弁天島の茶屋の中にいた。
あやの姫様「熊!寛永寺参詣の帰りは、この店のあんみつに限るのう・・・。」
熊太郎「はっ!この水羊羹もまたおいしい・・・。」
あやの姫様「甘いものの後はさっぱりと煎茶じゃ・・・。これがまた良い・・・。」
熊太郎「左様にございまする・・・。あれ?姫様!空を御覧なされませ!」
あやの姫様「熊!どうしたのじゃ?ゆったりとした気分が台無しではないか!なっ!何じゃあれは?」
上野不忍池の上空に巨大な光の玉が浮かんでいる。あやの姫様と熊太郎、手を取り合って光の玉に見とれている。光の玉はあやの姫様と熊太郎にしか見えぬらしく、茶屋の主人夫婦や他の客は普通に接客したり談笑している。しばらくすると光の玉は妖しい光を放ち消滅した。
あやの姫様「熊!何であろう?あの光の玉は・・・?わらわとそちにしか見えなかったようじゃが・・・?面妖じゃのう・・・。」
熊太郎「はっ!接者も分かりませぬ・・・?とにかく姫様が御無事で良かったです!」
あやの姫様「そちもじゃ!熊!厄払いじゃ!この茶屋自慢の梅干し茶漬けを食してから屋敷へ帰るぞ!」


71:名無しさん@お腹いっぱい
08/08/09 23:29:22 /7TZmnkU
あやの姫様「熊!梅干し茶漬けおいしかったのう!」
熊太郎「はっ!おいしゅうございましたな!」
あやの姫様「そちは素直で良い!わらわは梅干しが大好きじゃ!」

72:名無しさん@お腹いっぱい
08/08/09 23:52:33 /7TZmnkU
あやの姫様「熊?どうしたのじゃ?何かあったのか?何じゃ!そのたまげた顔は・・・?」
熊太郎「あの光の玉・・・!お忘れですか・・・?」
あやの姫様「忘れるものか!それがどうしたのじゃ!」
熊太郎「あの光の玉が北町奉行所の上空に現れ、少女を残して消えたそうです!その少女がどうやら、京の都から姿を消した公家飛鳥井家の姫君らしいのです!しかも、姫様!貴方様に瓜二つなのです!」
あやの姫様「なっ!何じゃと!公家の姫君?わらわに瓜二つじゃと?誠か・・・?」
熊太郎「はっ!偽りではございませぬ!」
あやの姫様「熊!北町奉行所へ行くぞ!付いて参れ!」


73:名無しさん@お腹いっぱい
08/08/10 00:18:37 IjEbRB2L
あやの姫様と熊太郎、北町奉行所で公家飛鳥井の姫君と対面する!
あやの姫様「熊!わらわがもう一人おる・・・!本にそっくりじゃ!」
熊太郎「ひっ!姫様が二人・・・!たっ!たまげました!」
綾乃姫「こなた(私)に似ておるな!こなたは飛鳥井の娘綾乃じゃ!」
あやの姫様「旗本七千石中村家の長女あやのにございまする!名前まで同じとは・・・。」
熊太郎「中村家家来江波戸熊太郎にございまする!」
綾乃姫「こなたは屋敷で妹たちと蹴鞠で遊んでいたのじゃ。するとあの光の玉から金髪の少女が現れ、こなたを連れ去ったのじゃ。こなたを迎えに京から家来たちがもうすぐ来るのじゃ!早うおもう(父上)様たちに会いたい!」
熊太郎「それは良かったですが、誠に面妖な事件ですな・・・。」
あやの姫様「そちの言う通りじゃ!金髪の少女とは何者かのう?」

74:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/10 20:50:06 hMFIca0g
URLリンク(news23.jeez.jp)

75:名無しさん@お腹いっぱい
08/08/11 01:00:08 ED/ah1cT
あやの姫様「綾乃姫様を迎えに来た飛鳥井の家来の一人、そちに似ておったな!」
熊太郎「はっ!名も熊次郎とか・・・。とにかく無事に京の都へ帰れて良かったですな!」
あやの姫様「父上たちも御奉行様も飛鳥井の家来たちも皆驚いていたな!熊!また光の玉が・・・!」
熊太郎「姫様ー!」
あやの姫様と熊太郎は光の玉に吸い込まれてしまった!光の玉は二人を吸い込むと再び消滅した!仰天する二人の前に金髪の少女が現れた!
あやの姫様「あっ!綾乃姫様?京の都へ向かわれたのでは?いや別人か・・・?髪は金色で珍妙な白い服、しかも羽が生えておる?」
熊太郎「確かに姫様と綾乃姫様に似ていますが・・・?あれ?髪が黒くなった!」
アヤノン「おっはのーん!私はハヤオキ星人のアヤノンです!」
あやの姫様「おっはのーん?ハヤオキ星人?アヤノン?アヤノンと申されるのか?」
アヤノン「私は貴方たちの星地球とは別の惑星から来たの!この宇宙船、貴方たちが言う光の玉に乗って来たの!」
あやの姫様「ではアヤノン殿!何ゆえわらわたちや綾乃姫様をさらうのじゃ?!」
アヤノン「私は双子の妹アヤリンを探しているの?アヤリンの乗っていた宇宙船がこの日本の何処かに墜落したらしいの!アヤリンは記憶を無くして地球人として生活しているはずなのよ!」
熊太郎「姫様たちに似ていて変わった言葉や奇術を使う少女・・・?まさか!今評判の巫女鶴千代殿がアヤリン殿では・・・?」
あやの姫様「わらわもそう思うた所じゃ!アヤノン殿!妹御の居場所判明致したぞ!」


76:名無しさん@お腹いっぱい
08/08/11 10:38:20 ED/ah1cT
あやの姫様「神田明神に仕える巫女鶴千代殿・・・。参拝客におっはのーんと珍妙なあいさつをしたり、動物と話したり、不思議な力を持つ杖で人や動物の怪我や病気を治したり、占いも良く当たると評判なのじゃ!」
熊太郎「半年前、神田明神に光の玉が墜落、神主たちが見に行くと鶴千代殿が倒れていたとか・・・。やはり羽の生えた白い服を着ていたと・・・。」
アヤノン「間違い無いアヤリンだ!マーク!トントン!ピョンピョン!アヤリンを迎えに行くよ!」
マーク・トントン・ピョンピョン「ラジャー!」
あやの姫様「わっ!動物が話してる?熊!面白いのう!」
熊太郎「はっ!初めて見ました!」
アヤリン「マークたちは私とアヤリンの家来なの!私たちの世界では、動物も話すのよ!」
光の玉は神田明神の上空に到着した!鶴千代が境内を掃除している。鶴千代、光の玉に気づきたまげている。
鶴千代、いやアヤリンは光の玉に吸い込まれる。
アヤリン「妖怪悪鬼の類か!何おどかしてるのです!」
アヤノン「アヤリン!私よ!双子の姉のアヤノンよ!思い出して!」
アヤノン、アヤリンの手を握る。その瞬間アヤノンアヤリンは光に包まれる。そしてアヤリンの服装も、巫女の装束から白い服へと変わる。
アヤリン「あれ?やだ!アヤノンじゃない!マークたちも!このお姫様とお侍さんは誰?」
アヤノン「あなたは墜落のショックで記憶を無くしていたのよ!この人たちは旗本中村家のあやの姫様と家来の熊太郎さんよ!」
あやの姫様「良かったのう!姉妹が無事再会出来て!」
熊太郎「はっ!姫様が三人おられるようで、不思議な気持ちですが・・・。」
アヤノンアヤリン「再会出来た御礼に、お二人を世界一周に招待しましょう!」
熊太郎「世界一周・・・!姫様ー!どうなさいます?」
あやの姫様「わらわは見てみたい!熊!連れてって貰おうぞ!頼みますぞアヤノン殿!アヤリン殿!」


77:名無しさん@お腹いっぱい
08/08/11 23:43:55 ED/ah1cT
あやの姫様「熊!世界一周楽しかったのう!月があんなにでこぼこしている場所とは、驚いたぞ!」
熊太郎「トルコと言う国では、大砲を撃って来ましたな!あれには仰天致しました!」
あやの姫様「アメリカと言う国では白人と原住民の戦いがあったのう!清国の宮殿の儀式も壮大であったなあ!」
熊太郎「アフリカと申す所で見た砂漠や三角形の神殿も凄かったですな!」
あやの姫様「氷の大陸で見た白い熊や珍妙な飛ばぬ鳥も良かったぞ!シベリアと申す所で日本の兜や刀剣が売られていたのも面白かったな!」
熊太郎「京の都も雅でございましたな!大海原で見た海賊の合戦も忘れられませぬ!パンダ、コアラ、象、ライオン、珍獣たちも見物でしたな!」
あやの姫様「ヨーロッパの国々で見た西洋の姫君たち可憐であったな!わらわもあのドレスとやら着てみたいのう!熊!わらわが着たら似合うと思うか・・・?」
熊太郎「はっ!きっと似合いまする!ああ姫様!我が中村家の屋敷が・・・。ああ懐かしい・・・。」
アヤノン・アヤリン「私たちからの最後のプレゼントよ!それじゃあさようなら!おっはのーん!」
光の玉はアヤノン・アヤリンを乗せハヤオキ星へ帰って行った!最後のプレゼントとは、あやの姫様が着たがっていた西洋のドレスであった!
あやの姫様「どうやら時の流れが遅いらしい・・・。わらわたちが半日家を離れていただけになっているらしい・・・。アヤノンたちの妖術は大したものじゃのう・・・。どうした熊?またわらわに見とれておるのか・・・?」
熊太郎「西洋の姫君たちよりも御似合いにございまする!実に可憐でございまする!」
あやの姫様「そうであろう!おーほほほほほ!そちの西洋の騎士の服装も似合っておるぞ!」

アヤノン「

78:名無しさん@お腹いっぱい
08/08/12 20:26:51 9Sz6C13A
あやの姫様と熊太郎、日本橋にある幕府の活鯛屋敷にいた。将軍家に献上される高級魚が飼われている。
あやの姫様「おお熊!見よ!大きな生簀に鯛や平目の舞い踊りじゃぞ!見事じゃのう!」
熊太郎「はっ!高級魚ばかりで壮観にございますな!」
あやの姫様「わらわの家にも鯉や金魚はおるが、さすがに鯛や平目は無理じゃな。」
熊太郎「確かに無理でございますな。御金もかかりますし・・・。」
あやの姫様「目の保養になっただけでも良かろう!熊!父上の粋な計らいじゃ!この書状を台所役人に見せれば鯛と平目の刺身馳走になれるぞ!」
あやの姫様と熊太郎、台所役人より馳走を受ける。鯛と平目の刺身に舌鼓を打つ。
熊太郎「さすが将軍家献上の高級魚!おいしゅうございまする!」
あやの姫様「そちの申す通り、本においしいのう!おーほほほほほ!」

79:名無しさん@お腹いっぱい
08/08/12 21:35:27 9Sz6C13A
あやの姫様と熊太郎は今、千駄ヶ谷の幕府の御焔硝蔵(火薬庫)の中にいた。
あやの姫様「熊!そちが御焔硝蔵を見たいなどと申すからじゃ!富士塚からまっすぐ帰れば良かったのじゃ!」
熊太郎「姫様も大乗り気だったではありませぬか?一度見てみたいと!」
首領「静かにしろ!旗本の小娘と近習か・・・。右京介と侍女以外の他の人質は?」
手下「はっ!浪人と渡世人が二人、関取崩れの大男の計四人です!」
首領「良いか!お前たち八人は我ら豊臣残党である黒羽織党が徳川と交渉するための大事な人質だ!妙な真似はするなよ!この弓矢の餌食になりたくなければな!」
あやの姫様「黒羽織党・・・?豊臣残党・・・?」
熊太郎「恐ろしゅうございます!」
熊吉「どうやらそうらしゅうござんすね!あっしは武州無宿青梅の熊吉と申しやす!」
お龍「同じく武州無宿の妙見島のお龍さ!あたいの後で縛られてる二人が、関取崩れの滝野川と二刀流の達人今井左源太さね!」
沙耶「この御方は松平十万石の部屋住み右京介様!私は侍女の沙耶と申します!」
右京介「この沙耶は忍びの末裔でな.女だてらに武芸に長じておる。果たして奴等の狙いは俺か・・・?」
滝野川「どういう意味でごわすか?」
左源太「貴方様はもしや・・・?上様の御落胤では・・・?」
右京介「そうだ!俺は確かに将軍家斉の息子だ!兄の子の一人と表向きはなっているがな!」
熊太郎「姫様ー!私たちはどうなるのでしょう?」
あやの姫様「熊!うろたえるでない!何とかなるわ!」
熊吉「姫様偉い!幼いのに感心致しやしたぜ!」
首領「聞けーい物共!右京介の身柄と引き換えに金一万両を徳川に要求した!もし聞き入れねば、明日、この御焔硝蔵に火を放ち爆発させ江戸を火の海にするまでだ!」
手下たち「おーっ!」
あやの姫様「あっ!明日爆発?!熊!どうすれば良いのじゃ?!」
お龍「姫様。お静かに。今奴等は気持ちが高ぶって殺気だっている。」
熊太郎「お龍殿の言う通りです。今は様子を見ましょう。」


80:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/12 21:36:59 kr+BvQsj
可愛い娘がいっぱい
URLリンク(u15idolu15idol.seesaa.net)

81:名無しさん@お腹いっぱい
08/08/12 22:30:23 9Sz6C13A
目付「幕府目付大久保刑部である!御主たちの要求通り金一万両確かに持参致した!右京介様たちを解放されよ!」
首領「黒羽織党首領豊臣秀時じゃ!御苦労であったな!金は確かに頂戴致した!約束通り江戸を火の海としてやろう!」
目付「おのれー!騙したなー!御庭番衆出番じゃ!」
首領「我ら黒羽織党の積年の恨み晴らしてくれるわ!こちらには人質と軍資金、それに御焔硝蔵がある!貴様らは手出し出来まい!」
幕府の御庭番衆と黒羽織党の睨み合いが続く中、あやの姫様たちは脱出の機会を伺っていた。
沙耶「右京介様!人質全員縄がほどけました!後は脱出するだけです!」
右京介「よし!俺と沙耶、お龍たちで奴等の注意を引き付ける!あやのたちは逃げろ!」
あやの姫様「右京介様!申し訳ありませぬ!」
熊太郎「姫様!時間がありませぬ!」
熊吉「あっしが御二人の御供を致しやしょう!」
お龍「あたいらを人質に取った事、後悔させてやるよ!」
右京介、侍女の沙耶と共に首領の秀時に斬りかかる。それを合図に御庭番衆と黒羽織党は乱戦状態となる。
お龍、滝野川、左源太の三人はあやの姫様たちを逃がすために暴れ回っていた。
熊吉「いけねえ姫様!熊太郎さん!やはり追手が来やしたぜ!ここはあっしが!ごめんなすって!」
あやの姫様「熊吉殿!すまぬ!」
熊太郎「姫様ー!あれは我が中村家の旗!殿様たちが来られています!」
あやの姫様「おお!父上ー!」
采女正「あやの!熊!良かったな!案じておったぞ!」
首領秀時以下黒羽織党は右京介たちと御庭番衆に討ち取られ、大江戸の危機は去った!
目付「右京介様!上様の上意にございまする!お忍びは程々に・・・。」
右京介「俺は何者にも縛られぬ!父上にそう伝えておけ!あやのたちさらばじゃ!沙耶屋敷へ帰るぞ!」
沙耶「お待ち下さい!右京介様ー!失礼致しまする!」
熊吉「あっしも道中を急ぎやすんで!それではお達者で!」
お龍「姫様は、生き別れたあたいの妹に似ているんだよ!御無事で何よりさ!それじゃあ失礼しますよ!」
滝野川「お龍さん!待ってくれでごわす!さらばでごわす!」
左源太「お龍は今泣いている・・・。姫様に泣き顔を見られたくないのでしょう。では御免!」
熊太郎「頼もしい六人でしたなあ・・・。姫様ー!本当に御無事で何よりです!」
あやの姫様「そちもじゃ・・・。さすがのわらわも今回はどうなるかと思うたぞ!熊!屋敷へ帰ったら厄払いの梅干しじゃ!」

82:名無しさん@お腹いっぱい
08/08/14 02:12:13 a6/cEKB7
あやの姫様「熊!御焔硝蔵はもう懲り懲りじゃのう・・・。」
熊太郎「はっ!一時はどうなるかと思いました・・・。」
あやの姫様「父上が目付殿から聞いた話では、右京介様と沙耶殿が倒された首領の秀時はやはり偽者らしいぞ!」
熊太郎「捕らえられた手下が白状するには、黒羽織党にはまだ生き残りがおるようです!」
あやの姫様「怖いのう!熊!暫くは外出も控えよと父上の御命令じゃ!仕方無いがつまらんのう!」
熊太郎「確かに退屈ですが・・・。今は我慢して下さいませ・・・。」
あやの姫様「まあ良い!そちとにらめっこやかるたで遊ぶぞ!わらわの実力を見せてやろうぞ!」

83:名無しさん@お腹いっぱい
08/08/14 22:36:42 a6/cEKB7
あやの姫様「熊!喜べ!屋敷の外へ出れるぞ!父上から御許しが出た!」
熊太郎「姫様大層うれしそうですが、真でございますか?」
あやの姫様「うむ!父上が目付殿から聞いた話じゃから間違い無いわ!大阪、駿府、甲府、長崎に潜んでいた黒羽織党は幕府軍によってすべて制圧されたと言う事じゃ!残るは本拠地の京の都だけらしい!江戸はとりあえず安全じゃ!」
熊太郎「それはよろしゅうございましたな!豊臣の残党も思えば哀れと言えば哀れですが・・・。」
あやの姫様「確かにそうじゃな!黒羽織党にいたあの忍びの娘、他の者たちと違いわらわたちにも礼儀正しかったではないか・・・。悲愴な面持ちであったのう。」
熊太郎「麗葉と名乗っておりましたな・・・。逆賊ではありますが、何だか不憫ですな・・・。」
あやの姫様「そちの言う通りじゃのう・・・。わらわやそちと同い年位なのに・・・。」
右京介「あやのー!熊ー!俺だー!右京介だー!」
あやの姫様「右京介様と沙耶殿!どうなされたのです?あれ?お連れになっているその娘は?麗葉?生きていたの?」
熊太郎「江戸の黒羽織党は全滅したはずでは?なぜその娘をお連れになっているのです?」
沙耶「この娘は健気にも影武者を真の秀時と信じ守ろうと必死に私たちに挑んで来た。右京介様はその心に打たれてお助けになったのです。」
右京介「俺の峰打ちを喰らった時の衝撃で記憶を無くしたらしい。優しくしてやってくれ・・・。」
沙耶「私たちは京の都へ決着を付けに参ります。その間、麗葉を頼みます。采女正殿の御許しもいただいております。」
麗葉「私は麗葉と言う名前しか覚えておりませぬ。よろしくお願い致しまする。」
熊太郎「接者は江波戸熊太郎です!姫様!隅田川に夕涼みにでも行きますか?麗葉殿もご一緒に!」
あやの姫様「中村家の長女あやのじゃ!熊!麗葉!夕涼みを楽しもうぞ!付いて参れ!」


84:名無しさん@お腹いっぱい
08/08/15 08:38:45 NVSl47k0
あやの姫様「熊!麗葉!夕涼み楽しいのう!三日月もきれいじゃのう!」
熊太郎「はっ!満天の星空も見事ですなあ!姫様ごま団子です!麗葉殿も!」
麗葉「ありがとうございます・・・。おいしいですね・・・。何だかこんな風にのんびりと過ごした事無かった様な気が致します・・・。」
あやの姫様「良かったのう!初めて笑った顔を見たぞ!麗葉は笑っておる方がかわいいぞ!おお唐人飴売りと朝鮮飴売りが売りに来たぞ!熊!麗葉!飴でも食べようぞ!」


85:名無しさん@お腹いっぱい
08/08/15 22:26:08 NVSl47k0
あやの姫様「あの唐人飴売りは辮髪に中華服と中々凝っておるのう!」
熊太郎「朝鮮飴売りは男装の似合うきれいな女子でしたな!」
麗葉「江戸って面白い所ですね!熊やラクダの見世物も楽しかったです!」
あやの姫様「そうじゃろうそうじゃろう!おーほほほほほ!」
お龍「あれ?あやの姫様と熊太郎さんじゃないか!奇遇だねえ!」
滝野川「夕涼みでごわすか?風流でごわすな!良か良か!」
左源太「しっ!誰か来る!みんな!気を付けて!」
熊吉「どうやら、囲まれた様にござんすね!」
小平太「黒羽織党の大谷小平太だ!妹の麗葉をこちらに渡して貰おう!」
あやの姫様「何じゃと?江戸の黒羽織党は麗葉一人残して全滅したはずじゃ!偽者じゃ!」
小平太「我ら七人は事が失敗した時の伏兵としてこの大江戸に潜んでいたのよ!さあ妹を渡せ!さもなくば斬る!」
熊太郎「姫様ー!敵は本気です!御用心なされませ!麗葉殿も!」
麗葉「兄上!私はもう黒羽織党の麗葉ではありません!幕府によって多くの同志が討ち果たされ、豊臣の天下などもはやありませぬ!どうか、兄上も同士の方々も夢から醒めて下さりませ!」
あやの姫様「麗葉!記憶を取り戻していたのじゃな!妹の言う通りじゃ!犬死にするでない!」
同志たち「小平太殿?我らはどうすれば良いのですか・・・!」
小平太「麗葉は嘘を言う娘では無い・・・。我らの負けじゃ!我らの戦は終わったのじゃ!」
熊吉「姫様も麗葉さんとやらも幼いのに大したもんだ!あっしら大人の出番ありやせんでしたぜ!」
お龍「本当だねえ!あたいも感心したよ!」
滝野川「兄と妹の再会!泣けるでごわす!」
左源太「新手か?そこに潜んでいる御仁!出て来られよ!」
綾麻呂「ふふふふふ!見付かってしもうたか・・・。こなた(私)は土御門綾麻呂と申しまする・・・。」
熊太郎「土御門?公家で陰陽師の総元締の土御門家の方が何故江戸に?」
綾麻呂「こなた(私)は部屋住みの八男坊・・・。官職にも就けず養子にも行けず邪魔者扱い・・・。仕方無く用心棒で生計立ててますのや。」
あやの姫様「その土御門殿が、わらわたちに何の用があるのじゃ?」
綾麻呂「こなたが用があるのは、その麗葉と言う娘じゃ!ある御方からその娘を連れて来るように頼まれたのでな!」
小平太「何!妹は渡さんぞ!麗葉!逃げろ!」
綾麻呂、不敵な笑みを浮かべると札を十枚取り出し何やら呪文を唱え出す。綾麻呂が投げ捨てた札は、白装束の侍に変化してあやの姫様たちに襲いかかる!」
左源太「こいつは式神だ!惑わされるな!」
お龍「ちっ!自慢の短筒が通じないよ!」
滝野川「投げ飛ばしても殴っても起き上がって来るでごわす!不気味でごわす!」
熊吉「こいつは罠ですぜ!姫様たちが危ねえ!」
小平太「おのれーっ!同志たちを良くも!麗葉・・・!」
熊太郎「姫様-!かっ!体が動きませぬ!」
あやの姫様「わらわもじゃ!綾麻呂とやら!麗葉に何かしたら承知せぬぞ!」
綾麻呂「同志たちは峰打ちで心配いらぬわ!この娘を届ければ多額の褒美が貰えるのじゃ!さらばでおじゃる!ほほほほほ!」
熊太郎「式神使いで剣の腕も中々・・・。土御門綾麻呂!恐ろしい相手ですな!」
あやの姫様「そちの申す通りじゃ・・・。麗葉・・・。必ず助け出して見せるぞ!」



86:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/15 23:01:37 UiS7SRSN
その後、あやか姫は機械の体を手に入れるため、チョン・ドクトル博士を城に呼び寄せた。
チョン・ドクトル「ヘヘヘ、お呼びですかあやか姫」
あやか姫「うむ、貴様の腕を見込んで頼みがある」
チョン・べクトル「ヘヘヘ、あやか姫の頼みとあっちゃー断る訳にはいきませんな。いつぞやの借りもありやすし…ヘヘヘ」
あやか姫「ふん!今更何を言うか!貴様の汚い性器を挿入された事など忘れたわ!」


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