08/02/12 23:18:51 yimwJuGc0
実は、この映画、視点を変えて繰り返し観させられるシーンがかなりある。
それは、(確か)みなととシュウの視点の違いなんだけど、果たしてこれが成功していたのかどうか?
どちらかというと観客が期待していたのは、みなととナイトの間の永遠の葛藤の方じゃなかったのかな?
正直、みなととシュウの関係に過剰にフォーカスを当てる必要は全く無かったと思う。
蛇足だ。
この演出を通じて、その分中身が薄められた感は否めない。
あと、掘北に較べると、石田の演技は確実にワンランク(以上)ダウンだから……
(「リア鬼」よりはマシだったよ。っていうか、「リア鬼」は酷過ぎ)
その面でも二人の絡みを繰り返し見させられるのは、作品の質を確実に落とす材料になったと思う。
あと、これは実体験から書けるのだけど、ああいう「ほぼメンタルヘルス」な彼女と付き合うのは、現実には地獄なんだよね。
相手を理解する上で拠り所となる「価値観」が一日単位(ひどい時には、時間単位で)ぶれるのは、もの凄い脅威であり負担だよ。
そしてこの場合の「価値観」って、大抵の場合、世間一般には到底通用しないものであったりするし……。
さらには、この状態で、究極の自己防衛として城壁を作り、他人の進入は、彼女自身が許した時だけにしたりするから、
もうどこをとっかかりにすれば良いのか分からない。
彼女から「別れる」とメールが来たときには、正直、どれだけホッとしたことか……
まあ、こんな私的なことはいいか(;><)