07/11/26 21:53:54
―たけしさんとは初競演ですが
高橋 顔合わせの段階から、僕はすごく緊張していて(笑)
僕の方からは全然話しかけられなかったんです。でも、たけしさんが
すごく気を使ってくれたみたいで、たけしさんの方から僕に色々話しかけて
くださいました。タップダンスを教えてもらったんですよ。やってみると
すごく面白くて、ハマってしまいましたね。休憩の時に、いちいちたけしさんの
前で踊って上達ぶりをアピールしてました(笑)。たけしさんはそのたびに
誉めてくれて、凄く嬉しかったですね。
―三原刑事は鳥飼刑事と組む場面が凄く多いですが、役者としてのたけしさんの
印象はどうでしたか?
高橋 たけしさんは、僕がいままで競演した役者さんのどなたとも似ていないんです。
オーラが出ているというか、存在感が物凄いんです。たけしさんが佇んでいるだけで、
圧倒されるというか。あと、たけしさんは目が綺麗なんです。本当に(笑)
目を合わせていると引き込まれるんですよ。
僕が鳥飼刑事に首根っこを押さえられて睨まれるシーンがあるんですけど、
あの時は本当に怖かった(笑)。演技をしているということを完全に忘れてました。
逆に、とある場面では本当にやさしい目で語りかけてくる。引き込まれましたね。
たけしさんみたいな存在感、個性は、出そうと思って出せるものじゃないですよね。
―それだけの俳優を前にすると、緊張することも多かったのでは
高橋 とにかくNGを出さないように、セリフをとちらないようにと必死でした。たけしさんは
セリフを完璧に覚えてて絶対にとちらないですから。でも、僕もたけしさんに飲まれて、
とちるということはまるでなかったです。他のNGはけっこうありましたけど(笑)
役者としてたけしさんと競演出来たことは、僕にとって本当に大きな財産になると思います。