07/11/21 23:36:31
1986年12月22日 体調不良を訴え番組収録を取りやめた、たけしは事件後初めて正式に会見を開く。
この会見は、たけし自身が、この事件を語った初めてのものであるが、
その後語った事件に関するどのインタビューに比べても驚くほど率直で、
鋭い視線に立ったものである。
主なコメントは以下の通り。
「片方で言論の自由とか報道の自由ということで、写真雑誌がおれのまわりを撮り続けていたんですけど、
ボクとしても、同じ自由ならプライベートを守る自由と言うものがあるわけで、
それに対して具体的に行動に出たんですけど、行動した過程について暴力を使ったり、
たけし軍団というのを一緒に連れて行ったことに関しては、非常に反省しております。しかし、
自分の大切なものを守るというのには、だれにでも権利があるということで、
過剰防衛になるといわれたらそれまでですが、
もっと暴力以外に具体的に対抗する手段が無いのかと言われたら、お聞かせ願いたい」
「ボクはしばらくの間、謹慎だろうと思っていましたが、局の要請もあったし、
事務所サイドでもいろいろあわてふためいていたので
、どっちがどういう結果になるかわからないけども、ビデオ撮りくらいはやろうかなと思いましたがね」
「茶の間のアイドルはおれ以外にもいっぱいいる。
おれ一人でテレビを切り盛りしているわけではない。
さんまでもタモリでもいっぱいいて、そのうちの一人だから、おれ一人で切り盛りしてるとは思っていない。
茶の間への影響ということなら、親と子の関係で親は子供や家族を守り、
おれの場合でも愛人もいたからね、それを守っただけで、
その行為については絶対悪いとはおもっていない。ただ、
暴力行為とか集団でもみあったということが、悪いとしたら、それはそれで親が子供に言うべきであって、
あれは、たけしが悪いんだといえばいい。
おれの今度の行動が子供に悪影響を及ぼしてどうのこうのという以前の問題で、
子供のことなんていうのは、おれの事件では、はじめっから次元が違う」