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めんこい 地デジ配信/1日から八戸テレビ(2008/03/28)
八戸市のケーブルテレビ(CATV)事業者・八戸テレビ放送が4月1日から、岩手県の民放4局のうち、
岩手めんこいテレビ(盛岡市、MIT)の地上デジタル放送を配信することになった。
27日までに、MITが区域外再送信に同意する意向を八戸テレビ放送に伝えた。
残る3局については、キー局が同じ青森県の民放3局が難色を示していることもあり、現段階で配信開始のめどは立っていない。
岩手民放の地デジ放送は昨年八月二十日に始まったが、八戸テレビ放送は青森、岩手双方の
民放の了承を得られず、再送信できない状況が続いていた。島守正典社長は「当面は一局だけだが、
ようやく受信者の権利が守られることになった。八戸市民は青森、岩手両県の情報を求めている。
今後も民放とは共存共栄を図りたい」と話している。
区域外再送信に同意する理由について、MITの前田秀男技術局長は「民放は一県四波が一つの基準。
情報格差解消のため、以前から同意の方向で検討していた」と述べた上で、「最近、青森の民放側
から『MITの再送信はやむを得ない』との見解が示され、地元局の同意も得られたと判断した」としている。
一方、青森放送(青森市)の大嶋修一郎常務は「昨年十二月の民放連と日本ケーブルテレビ連盟の
共同見解に基づき、地元局としてもチャンネル格差の是正に配慮せざるを得なくなった」と説明。
ただ、「民放は県域放送が原則。区域外再送信には基本的に反対だ」として、残る岩手三局の区域外再送信には否定的な見解を示す。
IBC岩手放送(盛岡市)の渡辺信之技術局長は「青森側の意向は承知している。区域外再送信をめぐる
総務省のガイドラインも参考に、(同意するかどうか)検討を進めたい」としている。
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