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「ICHI」 2008年07月10日01:25
アイドル女優が剣豪の時代劇アクション、ということで
どうしても「あずみ」の影がチラついてしまう。
ただ、こっちは大沢たかお演じる十馬が、もう一人の主役として
単独で大活躍するので、そこそこ差別化は図れているのでは。
話としていいかどうかは置いといて。
登場人物の強さのランク付けがユニーク。
通常なら、最強の市とそれに匹敵する強敵が登場するもの。
しかし綾瀬はるかの市は敵のボスである中村獅童に手も足も出ない。
そればかりか、刀は抜けないが腕が立つ十馬にすら敵わないのだ。
予備知識が無くとも“市は強い”と知っている観客の固定観念を利用した
強弱の設定だけど、ある意味少年ジャンプのバトル漫画的な強さのインフレでもある。
おかげでクライマックスに市が活躍する場面はほとんど無い。
決戦の場に遅れて駆けつけても、真打登場というよりは、
おいしいところだけ取りにきたような。
パートナーがフィニッシュホールド決めた所に
覆いかぶさってピンフォール取っちゃったような。
刀が抜けないという十馬のヘタレっぷりにイライラ。
吹っ切れたように見せかけてまたヘタレに戻ったり。
刀は抜けなくても腕は立つんだから、
木刀や鞘とか何か別のもので闘うとかすればいいのに。
落ちた刀拾って峰打ちでもいいじゃないか。
話の意味合いが変わってきちゃうけど。