08/03/22 00:28:50 tG+rw6BN
阪本順治監督「暗闇の中のものにこそ光を」
ゴー・シネマが『闇の子供たち』で日本映画界に参戦
URLリンク(www.varietyjapan.com)
『血と骨』の原作でも知られる、梁石日の同名長編小説を映画化した『闇の子供たち』の完成披露試写会が21日(金)、スペースFS 汐留で行われた。
舞台挨拶で登壇した、阪本順治監督は、「ふだん光の当たっているものに、わざわざスポットライトを当てる必要はない。暗闇の中にあるものにこそ光を当てるべき」と決意を込めた表情で語った。
タイを舞台に幼児売買・売春や臓器密売という、直視しづらかった真実に切り込んでいくわけだが、
「世界で起きていることと全ての根源はつながっている。タイの実状を暴くことが目的ではないし、泣けたり癒されたりする内容でもない」と理不尽な闇に鋭い切り口で挑んだことを窺わせた。
本作は、大人の傲慢と欲望に翻弄される罪のない子供たちと日本人ジャーナリストの関わりを描く、話題作であり問題作。
出演者には、江口洋介、宮﨑あおい、妻夫木聡、佐藤浩市ら作品の趣旨に賛同した、そうそうたる顔ぶれの俳優陣が名を連ねた。エンドロールに流れる主題歌「現代東京奇譚」は、桑田佳祐が書き下ろしている。
また、東北新社や東急レクリエーション、ポニーキャニオンなどの映像関連会社が出資して設立されたゴー・シネマによる配給作品であることも注目を集めていた。
※参考
新配給会社ゴー・シネマ、問題作で日本映画界参入
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