07/08/19 14:13:17 L/HKo2Hr
>>549他
巨大ロボットアニメとの比較で考えると根本的な違いは
「『巨人の視点』に移行しない(常に人間視点)」という部分だろうな。
言われている通り、変形後のトランスフォーマー達が行っているアクションそれ自体は
巨大ロボットモノとして目新しくないどころか、ほぼ人間にも可能な動きのみで構成されている。
違うのは、(俺の知っている限りで)既存の巨大ロボットアニメが
・巨大さを実感させる人間視点のカット(ロボットはこのとき、停止もしくはゆるやかにあるいは部分的に動く) と
・巨大ロボットないし怪獣を『人』の如く同サイズの視点で捉え、その動きを描くカット とを
往復させることで
巨大な存在に 自 分 が な っ た (逆に言えば、その他のモノが小さくなった)かのような感覚を生むのに対して
この映画の描写では
・巨大なものとして描かれたものが、そのまま動いている 状態、
今まで慣れ親しんできたロボットアニメの世界のある一点(バトルの至近距離)に
「自分が立っていたら」どう見えるかを描いている、という部分だろう。
(画面の「手ブレ」などはその典型だと俺は思うし、あれを「リアル」というよりノイズと感じるのも
むしろロボットアニメに慣れ親しんだ人の方に顕著なのではないかと思う。
「巨人の視点」にはあれは存在しない。
巨人の起こした振動を振動と認識するのは、ハタで見ている小さな人間達の側だけだからだ。)