07/08/05 14:22:58 gZkW0fkG
>>470
国立感染症研究所のサイトで調べてみました
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臨床症状
2~35日(平均16日)の潜伏期の後発症し、患者は微熱から中等度の発熱、激しい頭痛、
Brudzinski徴候、項部硬直、悪心、嘔吐、Kernig徴候、脳神経麻痺などを示し、
さらに筋力の著しい低下、知覚異常、四肢の疼痛などを示すこともある。
その他、複視、運動失調などを示す 場合があり、感染虫体数が多い重篤例では昏睡に陥ったり、
死亡する場合もある。本症の典 型例では症状が2~4週間続くが、自然に緩解・治癒し、通常予後はよい。
まれに失明、知能遅延、てんかんなどの後遺症を遺すことがある。
また、極めてまれではあるが、ヒトの肺動脈から 虫体が検出されることもある。
眼型の広東住血線虫症では虫体が前眼房や網膜などに発見され、髄膜炎症状を示さず、
髄液の好酸球増多を認めない場合もある
病原体と感染経路
広東住血線虫Angiostrongylus(syn. Parastrongylus)cantonensis(Chen, 1935)は擬円形線虫上科(Metastrongyloidea)に属する線虫
で、雄が長さ20~25mm、雌が22~34mmである。雌は吸血により、褐色を呈した消化管を取り巻いて白色の生殖器が捻転しながら走行するため、
一見“床屋の看板状”に見える。
この幼虫は陸棲貝、ナメクジなどの中間宿主に経口または経皮的に侵入し、2回脱皮して、およそ2~3 週間でL3となる。
疫学的に重要な中間宿主はアフリカマイマイ(Achatina fulica )やナメクジ