07/06/23 05:39:46 iMhQ5SMz
作者(映画の場合は松本)がどこを狙って何を書きたいのか、また女子高生達(信者達)がどう受け取ってどう共感しているのかは見ればすぐ分かる。
しかし、いくらなんでも・・・と思った人の方が、これで感動した人より遥かに多いのに、ベストセラーっていうのがどうしても解せなかった。
不思議なシステムだ。本当に売れたのだろうか・・・
みんなそう思っているはずだ。
ただ、携帯小説の場合、作者にも読者にもその自覚がある。
自分達がレベルの高いもので共感し合っているなんて思ってはいない。
「すごくクオリティーが低いかもだけど、ツボっちゃったんだもん」とちょっと恥ずかしそうにしている。
作者でさえその手のコメントをしている。
しかし、松本さんとその信者達は上記の様な自覚がないどころか、この映画を共有している感覚はレベルが高いと完璧に勘違いしている。
逆に、あきれてみている人達に対して「レベルが低い」等と言い掛かりをつける始末。
すべて理解されて酷評されていることを頑なに認めようとしない。
先ず、作品(笑い?)のクオリティーに愕然とし、その勘違いっぷりに唖然としてしまう。
心配しなくても誰も松本人志に芸術性や社会性といったテーマなんか元々期待などしていない。
映画として成立しているなんて夢にも思っていない。
あの人の才能のレベルくらいこれまでテレビで嫌ってほど見てきている。
デビューして一体何年たっていると思っているのだ。
望んだわけではないのに、ほとんどの人が恋人より付き合いが長いのではないだろうか。
もう手の内はスケスケのミエミエである。
だから、別にこの映画に過剰なものを期待して幻滅したのではない。
松本の笑いを普通に見に行って、びっくりするほどおもしろくなかっただけだ。
期待もしていないのに「裏切られた」と思ったのは生まれてはじめてである。笑
そういう意味では「今までにない映画に仕上がっている」のかな。