08/04/15 00:39:52 OulUpGt3
>>971
自分がずっと気になっていたのは、なんで『ジョゼと虎と魚たち』だったのか?って事なんです。
本来タイトルには不必要な『虎』と『魚たち』の意味するモノは?って事です。
ジョゼにとって『虎』は「愛する人と見る一番怖い物」であり、『魚たち』のいる場所は
「かつて自分がいた、一人ぼっちだった場所」だったはずです。
自分が「覚悟」って書いたのは、「愛する人と(危険を恐れず)どこまでも歩く」覚悟も、
「再び一人になって海の底に帰る」覚悟が最初からジョゼにはあったんじゃないかな?
と思ったわけです。タイトルにその思いはあったんじゃないかと。
優しい恒夫はジョゼを愛してはいたと思います。でも愛を貫く覚悟はなかったと。
愛する人と二人で親に会いに行く危険を冒せず、別れても、たった一人で海を転がる事もできずに
昔の彼女のそばで泣きじゃくるしかなかったわけで・・
「覚悟」って表現が正しいのか分りませんが、自分はそう解釈しました。
分りづらくてスミマセン。