07/11/02 12:08:39
[私の提言] 「人種差別は単なる言い訳だ」
キム・ヘウォン弁護士
10日ほど前に、韓国のニュースで信じられない記事を見た。
「自称」韓国のワールドスター・ピが、自身のワールドツアーの失敗理由は「実力と無関係な
人種差別が見えないところで作用したため」と明らかにしたという報道だ。
ピは特に去る6月、ロサンゼルスを含むアメリカ公演が不発となったあと、「東洋人の限界を
感じた」と発言したのだ。筆者は、これが「東洋人の限界」ではなくピ個人の限界と見たい。
アメリカに来て困難を経験する韓国人達の中で、法を犯した自身の誤りや能力の不足より
人種差別を理由に挙げる人はたくさん見てきたが、韓国を代表する歌手のピがこういう発言
をするということは非常に残念だ。
ピとコンサート主管会社が十分に準備もせずに能力のない現地会社を雇い、アメリカの法律
を考慮しないで無理に公演をしようとしたのに、発生したコンサートの失敗を人種差別のせい
だと言い訳をするなんて、筋の通らない話である。
アメリカの一部地域に人種差別があることは事実だ。しかし、英語のネーティブスピーカーや
白人ではないマイノリティーが、自身の未熟な英語と実力不足を人種差別のためだと片付
けるのをたびたび見てきた。
同じ実力を持っていれば、英語が上手な候補を選択するのは別の見方をすれば当然のこと
である。英語の能力も実力の一部であるからだ。