07/09/11 00:45:23
韓流ブームのけん引役として東アジア地域を風靡(ふうび)した韓国ドラマ産業が
ピンチに立たされている。各ドラマ制作会社は「うなぎ上りの人気脚本家の報酬や
俳優の出演料に持ちこたえられず死に体」であるのに対し、ドラマの海外輸出は
減り、韓国国内の視聴率も下がるという危機的な状況を迎えているためだ。
金鐘学(キム・ジョンハク)プロダクション、オリーブナイン、チョロクペム・
メディアといった韓国の主なドラマ制作会社40社が所属している韓国ドラマ制作
会社協会は7日、ソウル市陽川区にある放送会館で記者会見を開き、「現在の制作
環境では韓国のドラマ産業は衰退する一方だ」と対策に足並みを揃える方針を
明らかにした。
同協会のキム・スンス事務総長は「全国ネット局は制作会社に実質的な制作費の
40?%程度を支払っているが、俳優や脚本家への報酬が天井知らずの勢いで上昇
している。その上、制作単価が上がり、輸出も振るわない状況が続いており、
実験的な作品も少なくなっている」と語った。
制作会社代表らによると、最近は特Aクラスの俳優の出演料や脚本家の報酬は1話
当たり3000万ウォン(約362万円)を上回ることもあるという。このため、4?年
前は9000万ウォン(約110万円)程度だったドラマ1話当たりの平均制作費は1億
5000万ウォン(約1800万円)台まで上昇した。
あるドラマ制作会社の代表は「最近はドラマ制作会社がドラマを作ると、損をする
だけだ。全国ネット局が優位な立場を利用し、ほとんどのドラマの版権を握って
いるのも問題」と話している。
また、別の制作会社代表は「視聴率30%を超えたドラマでも赤字になった。3年前に
比べ脚本家の報酬や俳優の出演料は2倍以上になっているのに対し、全国ネット局
が制作会社に支払う金額はほとんど変わっていない」と語った。
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ニュースソース:livedoorー朝鮮日報
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