07/04/02 12:28:00
>>536
>>535の文章で状況詳細が判らずに、むやみにブースターを勧めるなよ。
勿論、ブースター導入により改善効果が見込める場合もあるが、そうなる
条件および、状況悪化のリスクについても言及すべきだ。
この場合、アナログ波による混変調妨害等を招き、状況悪化の恐れがある。
個々のブースターの特性にもよるが、フィルタが必要になる場合もあろう。
混変調妨害とは、希望波以外の大入力(アナログ波、その他)がブースターに
入力されると帯域全体に妨害が発生する事。似たもので相互変調妨害もあり。
また、使用しているTVと、導入するブースターのNF値(雑音指数)により
全く効果がない場合も有り得る。アナログならブースターによる受信電力Upは
ほぼそのまま復調特性の改善 につながるが、デジタルはそう簡単にいかない。
受信電力がUpしても、CN比が改善されなければ復調不可の場合がありうる。
ブースターによるCN比改善にはTVのNF値よりブースターのNF値が小さい事が
必須で、その条件でも、TVのNF値-ブースターのNF値(dB)しか改善されない。
また、NF値が優秀なブースターであっても、室内で使用するなど、ケーブル
減衰が起こったあとではCNも劣化しており、状況の改善度は著しく低下する。
さらに、最近のチューナーではNF3dB程度と優秀なものもあり、ごく普通の
NF3dB程度 のブースターを導入では殆ど改善が期待できない場合もある。
(但し、分配やケーブル減衰による受信電力の低下による復調不可の場合は
効果がある場合もある)
最初からブースターを勧めるのは余計な出費になる可能性がある訳だ。
先ずはアンテナ(とその調整)で状況改善を図るのが筋で、遠距離受信で
あと一息(数dB)で復調できる場合や分配による受信電力低下の保補償の為に
ブースター導入が一般的。
まともな業者であれば、この状況では、アンテナ直下、(あれば)分配点、
機器末端など数箇所で受信電力とCN比、BER、スペアナで帯域内分布を見て
から対策を立てるはずだ。