瀬戸内・有明海沿岸の地上デジタル化を考えるスレat BS
瀬戸内・有明海沿岸の地上デジタル化を考えるスレ - 暇つぶし2ch66:う ◆wYUuBm6d7Q
03/12/11 01:21
SFN :Single Frequency Networkの略。アナログ地上波では
事実上不可能な同一周波数による中継技術である。日本の地上デジタル放送
の「目玉」の技術でもある。瀬戸内、有明などアナログ波だけでもチャンネル数が
不足気味の地域で更にデジタル波のチャンネルを確保するためにはこの技術を
前提としたアナ変、中継局設置が不可欠になる。

では現状はどうか?未だチャンネルプランが固まっていない地域が多い。
特に瀬戸内、有明ではせいぜい親局の周波数が決まっている程度。中継局
の周波数まで固まっている地域はほんの一部に過ぎない。このことは
SFN中継が現実には適用困難であることを意味する。

中継の手段が全く無いわけでは無い。マイクロ波(ギガヘルツ帯)による中継、
光による中継などが挙げられる。しかしどちらもコストが高くつく。特に光が問題。
中継局は大抵の場合人里離れた山頂にある。親局からファイバーを引っ張るため
にはまず用地を買収しなければならない。更には敷設工事もしなければならない。
全てはその中継局のためだけに、である。当然実施は厳しくなる。マイクロ波中継
の方がまだ現実的ではある。だがこの場合は親局、中継局双方にマイクロ波用の設備
が必要になる。アンテナ、送受信装置、UHF帯への変換装置。。。やはり地方局に
とっては大きな負担となる。

SFN中継は単に周波数資源の節約だけでなく、コスト低減にも絶大の効果がある。
それが適用困難になってしまったことが「厳しい現実」を招いているのである。

SFN中継の問題点については専門的になるので詳細は省く。要するに、このままでは
国内での普及の遅れはもちろんのこと、国際的にも不評をかうことになってしまう。
「日本のデジタル放送の方式は無意味に複雑だ」と世界のどの国にも採用されず嘲笑の
対象となってしまうのである。

総務省、メーカー、放送局は三位一体となってこの問題に真剣に取り組まなければならない。
なんとしてでも日本の方式の「優位性」を示せる結果を残さなければならない。それができなければ
そのときこそ地上波デジタルは失敗したことになる。とりあえず放送を見ることはできる、だが
市場競争では敗北することになるのである。


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