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「橋下氏に負けるな」平松大阪市長に異例のエール（産経新聞 2008.1.28 23:24）
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弁護士でタレントの橋下徹氏（３８）が大阪府知事選に初当選したことを受け、大阪市議会の常任委員会で２８日、
「野党」の自民会派から「橋下氏に負けぬよう大阪市の思いを発信して」と、平松邦夫市長に異例の“激励”が寄せられた。
市幹部からは「橋下氏の圧勝を受け、パワーゲームが本格化する」と予想。府知事選の余波を受け、大阪の政界模様は
市議会でも変化の兆しが表れ始めた。平松市長は２月１日に民放番組で早速、橋下氏と「共演」する予定になっている。
この日、質問したのは、自民府連幹事長の自民市議。平松市長が、自身を推薦した民主党の方針に従わず、
道路特定財源の揮発油（ガソリン）税の暫定税率の維持を求める姿勢を明らかにしたことについて「勇気ある発言」と
評価、「確かに自民党は今現在は野党だが、最近の平松市長の答弁を聞いていると、ひょっとすると全部与党になるのではないか」と述べ、
他会派の市議からどよめきが起きた。これに対し、市議会で唯一の与党である民主会派からの質問はなく、民主幹部は
「政党が力をあわせて早く大阪を何とかしてというのが市民の声。自民会派にも、いつまでも今のままではいられないという思いがあるのでは」と
静観の構えだ。
平松市長は知事選期間中は、支持を明らかにしなかったが、当選確定後、当選祝いのために橋下氏の選挙事務所を訪れたが、
万歳には参加しなかった。その後、敗れた熊谷貞俊氏（民主など推薦）の事務所にも、あいさつに出向くなど、政党に配慮した
慎重行動を取り続けている。
この市長で大丈夫か？