08/02/14 14:49:18 kf/FLhL80
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
NHKの大河ドラマ「篤姫」で、主人公篤姫のこし入れに用いる複製の姫かごのモデルとなったかごが、
中津川市苗木の苗木遠山史料館に常設展示されており、注目を集めている。
姫かごが現存するのは全国に4つだけとされ、貴重な品。同史料館には、
1843年に苗木遠山家の十二代友禄(ともよし)に、佐土原藩島津家から嘉子姫(当時17歳)
がこし入れした際に使われたものが所蔵されている。
かごは、進行方向から見て幅約90センチ、高さ約95センチ、奥行き約1・3メートル。
担ぎ棒は約4・7メートルで、重さは計約150キロあり、当時は女性が担いだという。
外観は、総黒漆塗りの本体に、金蒔絵(まきえ)による唐草模様を散らした。
引き戸などの縁に使われた金具の金色と漆の黒との対比が美しい。
内部は、格子天井に四季の草花、前面には「梅に鴬(うぐいす)」などが描かれている。
背もたれやひじ掛けもある。
嘉子は、島津斉彬の父斉興の妹随姫の子で、斉彬、嘉子、篤姫はいずれもいとこ同士。
姫かご、担ぎ棒共に「丸に十の字」の島津家家紋が描かれている。
NHKの制作スタッフが昨年5月に訪れ調査。その後、大工、金具師なども訪れて採寸し、9月にレプリカが完成した。
同市には、大河ドラマで堀北真希さん演ずる「もう一人のヒロイン」の和宮が江戸降嫁時に中津川宿に宿泊した。
道中で食べたという菓子を復元したセットを和宮誕生日の5月10日、中津川宿泊の10月29日に
JR中津川駅前で販売しており、今回の姫かごも市内観光への波及効果に期待がかかっている。