08/02/25 23:27:26 cpNAolbi0
歌うシーンがとにかく素晴らしかったです。
ピアフ(越路さん)の声と見事に合っていて、マリオンさん(天海さん)が
歌っているとしか思えませんでした。具体的にどのような努力をされたんですか?
マリオン(天海):ほんとうにすごく準備をしました。吹替のシーンにはテクニックが必要だったから、
今回の撮影の中では一番大変でした。精密時計のような正確さでピアフ(越路さん)の
息遣いや間の取り方、そういうものを何度も何度も歌を聴きながら、
自分の中で自然になるまで時間をかけて練習しました。
マリオンさん(天海さん)ご自身はこんなにきれいな方ですが、
ピアフ(越路さん)の晩年のシーンではまったく別人のようです。
どのようなメイクをされたんですか?
また、実際にはすらっと長身なのに、映画の中では小柄なピアフ(越路さん)に合わせて小さく見えますね。
マリオン(天海):メイクではまずラテックスを貼り付けて、そこにメイクアップ・アーティストが
数時間かけてシワを描き込んで行くという作業を毎朝していました。
頬のたるみなんかはさらに別のものをくっつけて、とても重いマスクをつけているような感じでした。
背の高さに関しては、映画のトリックです。
共演者の人たちは靴の中敷に厚底のようなものを入れて、
彼らの背を高く見せていました。
全身を映さない場合は、私が靴を脱いで裸足で演技をしたシーンもありました。