07/02/19 18:36:32 TT53mUgc
自分は直接見てないのだけども、2月15日の産経新聞の夕刊で、
浜野保樹氏(「アニメーション監督原恵一」を出した人)が書いたコラムで、
映画は、原恵一監督らしさが爆発し、より渋くなっていて、クレヨンしんちゃんで見られたような見事なエンターテイメントに昇華している。
『オトナ帝国』で心ならずもレトロブームに火をつけ、製作関係者から「子どもの映画で大人を泣かせてどうするつもりだ」と叱られ、子どもを置き去りにしたと批評されたが、子どもであれ大人であれ『河童』に置き去りにされる人間などいない。
河童を題材にした映画はヒットしないというジンクスが日本の映画界にあるが、そのジンクスはこの映画で覆されることになるだろう。
見た者は誰もが5年待ったかいがあったと思うにちがいない。
原恵一監督と私との約束は果たされた。
3年前、原監督は私にこう告げた。
「もっと切ない思いをさせてやる」
『河童のクゥと夏休み』を思い出す度、切なさにいまでも胸が締め付けられる。
こんな感じらしい。